【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:売店クソ野郎 ── [その日も街でのんびり"遊ぼう"と 出かけていく。 これは遊びだ。 盗ったものは基本的に全部返却しているため、 自分に必要だろうが必要なかろうが すべてがターゲットになる。 閉店時間までにこっそりと返す技術、 そろそろ板についてきたんじゃないかな? 騒ぎになると大変だろうから。 別に俺は幾ら騒ぎになっても気にしない。 『証持ち』の評判は、 悪くなるってレベルじゃなくなるだろうけど。] (133) 2022/12/14(Wed) 17:23:06 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[『悪魔』は街に行く時に証を隠していない。 だいたい注視するか視線を逸らして舌打ちをするか。 どこで遊ぶかの基準は主に店の状況だ。 "やりやすそうな店"というよりは…… "物盗りをナメている店"である。 俺がやらなくてもやられてそうな。 だから何度か同じ店になったりもした。 今日選んだ店も前に来た事があった。 別に必要に感じない小さな雑貨だ。 洋館の誰かは好きかもしれないが。 自分のあとに誰かが入ってきたのは気付いていたが 気にしすぎては本末転倒だ。 しばらく眺めていた手に取った雑貨。 元に戻すふりをしてフッと袖の奥へと滑り込ませようとし、 ……止められる。 そちらを向くとへらりと笑う男の顔>>0:575。] (134) 2022/12/14(Wed) 17:23:20 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ……… [思わずその顔を凝視して、 その言葉を聞いて思わずいやそ〜な顔をして>>0:576、 クソデカため息を吐き、 袖へと入れられず握りしめたままだったその雑貨を元の場所へと置いた後、掴まれたままだった手をぺっと払った。] これも気に入ってたんだけどな? それに他の店の方がよさそうなんて 店の中で言うなよ。 店主に聞こえてたらどうするんだ。 [嫌そうな顔の理由を適当につけて、 店主の方をチラ見、軽く頭を下げ、少し考えて。 先ほど置いた雑貨を手に取ると会計をした。 そうして外に出て、『力』の方を見る。 歩き出して、肩を組まれた。 『力』のポケットに今買った全然要らない雑貨を押し込む。(確定) ぶっっっさいくな犬の木製クリップだ。] (135) 2022/12/14(Wed) 17:23:46 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロで、どこに向かってんだ。 [状況が状況なので、 いつもよりちょっと愛想が悪い。 外面職人は職人なので相手を選ぶのだ。 選ぶのだが。] はは。黒猫じゃないから却下だ。 それなら蝶の栞の方が好きだよ。 良いんじゃないか? 近くにある春色の花のブローチもよさそうだけど。 その辺はお前次第だろ。 [まあまあとかなんとか言われて結局はなし崩し。 乗せられてしまった感はある。 射的の銃を押し付けられてなんでこんな事を?と思いもしたが、正直射的が嫌いな男なんていないだろう。自信の有無は置いといて、あれば心が疼くものである。 奢りのようだし付き合う事にする。 因みに蝶の栞は五発中四発目で成功している。フン。] (136) 2022/12/14(Wed) 17:24:12 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[そこで終わりと思っていたのにデートはまだ続くらしい。 そろそろ帰ってクリスタベルの顔が見たい。 でもインクを盾に取られると仕方がない。 軽く視線をやって、は〜、しかたない。と声に出した。 じゃあデートらしくカフェにでも行くか? 長居する気のない珈琲一杯だけの注文で。 そうして訊ねられた問いが 今回のデートの本題であるのだろう。 ふ、と口元に笑みが浮かぶ。] デートの予行練習を俺でするなよ。 全然楽しくないな。 [そう笑った顔は、 とてもとても"楽し気"だった。] (137) 2022/12/14(Wed) 17:24:38 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロお前こそ。 …… たのしい? [そうして聞き返す。 彼にもまた、主語のない問いを。 正直この問いに何の話題が返っても問題はない。 ないけれど。 そのへらりとした笑みに、 ずっと訊ねたかった事でもあった。*] (138) 2022/12/14(Wed) 17:24:56 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:売店にて ── [売り上げ等どう考えても赤字だろうから この売店は道楽だと気付いている>>0:580。 けれど潰れてもらっては困るし、 単純に商品が魅力的だ。 デートを思い出す問い>>0:581に笑って、] 楽しくないような玩具を 『力』が売ってるわけないだろ? [そう返しておいた。 恐らく何に使っているかの想定はつけられてそうだ。 以前に窃盗技術も見られているし。 ……あれは昔齧った大道芸、手品の応用だ。 盗みにもイカサマにも相性が良く、それに気づいた時から鍛え続けた自分がもつ唯一の"専門技術"だ。 クリスタベルにすらそれがあると明言はしていない武器である。 そこを踏まえたら使用方法はまあまあ限られてくるだろう。 それでも商品を売ってくれる辺り『力』のスタンスは測りかねているけれど、売ってもらえる事に文句はなかった。 『力』は侮れないと思っているし。] (139) 2022/12/14(Wed) 17:55:12 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a21) 2022/12/14(Wed) 18:02:25 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 『愚者』の誕生日 ── [誕生日パーティは、 まあまあ成功したんじゃないか。 最後までは居なかったけど。 『証持ち』が21人揃うパーティは、 それだけで壮観なのだろう。 本当に揃っていたかは、さて。 自分はというと一週間前に告げた焼き菓子を、 前日に適当な店で買ってきておいた。 プレゼント用、今日食べなくても問題ない。 誕生日当日なんて、どうせ誰かが作るだろうと。 『運命の輪』はまた羊を渡しているんだろうか。 『愚者』が好む羊とはどんなものか>>146。 それはちょっと気になったので確認はした。 歌を聞き終えるまでその場にいるかは迷った。 聞くのは嫌いじゃないし。 でもアレ本人が歌うのならば こちらに構う暇もないだろうと暫くは聞いていた。] (167) 2022/12/14(Wed) 20:16:56 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[ああ、でも、…… あいつが『吊された男』でなかったとしても、 仲良くはなれなかったかもしれない。 言葉に直接されたかどうか>>0:241、 だがあの表情が大嫌いなのは 『悪魔』じゃなくてもきっとそうだ。 『夜』はもう救われている。 『クリスタベル』に。 俺は"憐れまれる対象"ではない。 誰からもだ。 だから『証持ち』は不幸をな過去を持つべきだという考えをこちらに見せてくるのなら>>0:200、 傷持つものと持たぬものを分け>>155、 俺を傷を持つものにわけるのならば。 『正義』の事も内心では嫌いだし、 すぐ泣きそうになる『節制』の事も好きじゃない。 わざわざ表立って言うことはないけれど。 真っ当な商売も、健気に生きる人間も、 明るい声も能天気な子供も名前を呼び合う空間も、 楽しそうな他人と暮らす洋館だって、 本当は、全部全部大嫌いだ。] (172) 2022/12/14(Wed) 20:20:16 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[自分の生まれた日が解らなくてよかった。 恐らくそれは世界を呪うだけの日だから。 君たちと会えた日を誕生日にしてよかった。 俺が祝う事が出来る、唯一の日だから。 『愚者』の誕生日を終えた夜でも、 思いを馳せる終着点は、やはりクリスタベルになる。*] (176) 2022/12/14(Wed) 20:21:10 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a25) 2022/12/14(Wed) 20:30:36 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a26) 2022/12/14(Wed) 20:37:36 |
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