174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】
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[私は喉がひきつれるのを感じた。
小泉さんは死ぬ、死ぬけれども。
津崎さんは、生きている。]
ああ、あ、う、ぅ…
[ほっとした、悲しかった、でも今凄く安堵している。]
[天使の顔が見える。声が聞こえる。]
[今、私はどこにいるのかな、それすら、よくわからないけれど。]
…………津崎。
………………そっか。
[深く深く深く溜息を吐いた]
………っ、
[天使の声を聞いて
、意識が戻っていく感覚がした。]
……徹っちん、よかった…。
[苦しさはどうしてもあるけれど、夢の中、残された2人の前では聞こえないにしても発せられなかった自分の声で目を覚ます。
両手で顔を覆った状態のまま聞こえた自分の声はひどく掠れていて、頬に熱いものが伝わるのがわかった。]*
―― 病院 ――
[緩慢に右手を上げたら、いつもの服じゃない──手術着?みたいな?──服を着ていて。
起き上がったら「黒崎さんの意識が云々」って看護師さんたちの声がした。
でもどこも痛いところはないし、頭が痛いなどということもなく。]
……武藤、もここにいるのかな……?
[ぽつりと呟いた。
武藤に、会いたい。*]
[乱雑に目元を擦って起き上がると、くっきーの病室に走る。
場所は確認していたから迷うことはなかった。
病室に着けばノックもせずに勢い良く戸を開けてしまったけど、中に誰かとかいたらどうしようとかは考えてない。
誰かしらいたとして咎められたとしても聞くつもりもなかった。
姿が見えれば真っ直ぐ駆け寄って]
……、おかえり。
[此処にいることを確かめるように抱きしめた。]*
[とりあえず、詳しい検査は後とかで、看護師さんたちが部屋から出て行って。
そうか、ここ、やっぱり病院なんだ……?って、少しぼーっとしていた。
突然、ノックも無しに扉が開いたから、肩が跳ねるくらいには驚いたのだけど、向けた視線の先には、もっと驚く人の姿があって。]
…………武、藤……?
[武藤だ。
あれ、病院って、皆、一緒なのかな。
いや、まだ夢の世界だったりするの?
いろいろ、混乱したのだけど、]
武藤……、ほん、もの……?
[抱き締めてきてくれた熱も、腕の力とかも、記憶に残る人のもの。]
ほん、もの、だ…………?
ただいま。
ただいま、武藤。
[やっと会えた。会いたかったよ。*]
[あの夢の世界ではそこまでではなかった睡魔が襲ってきて、ああこれは現実なんだなと思い知らされる。
色々、話したいのに。
津崎、戻ってくるよ、良かったね、とか。
遺言とか聞かされたのに案の定無駄だったよ、とか。]
……武藤。
起きたら、たくさん話せる……?
[話したいなあ、と呟いた声はもう寝息に溶けていた。**]
─病院─
[ゆっくりと瞼が開き、日中の日差しの明るさではない電光が目に入る。
と同時に、突き刺さるような切り裂かれるような喉の痛み]
、 。
[案の定、声が出なかった。
段々出なくなっていた原因はこれか、と喉に手を当てる。
さすがに眠っていた時間のせいか、点滴の管が刺さってた。
俺、筆談とか出来ねぇんだけどどうすんだろ。
看護師や医師がわあわあとやって来てあれこれし始めるのをよそめにそんなことを考えていた。]
[どれくらいぶりかに思える自分を呼ぶ声に安堵の息を吐く。
不思議そうなのはまだ寝ぼけているからだろうか。
還って来た後はオレもそんな感じだったなと随分前のことみたいに思う。]
ああ、本物だ。
ちゃんと此処にいる。
[生きて此処にいる。オレも、彼女も。
夢の中ではずっと側にはいたのだけど、こうして声が届くことが、触れられることが、まるで夢みたいだけど現実だ。]
ありがとう、還ってきてくれて。
[還る希望をオレに持ってくれて。]
……頑張ったな。
[泣かないと気を張らせてしまったこととか、いろいろ。
夢の中でのままならないこと沢山。
なんのこと言ってるかわからないかもしれないけど、きつかっただろう諸々を思い返して頭を撫でた。]*
[工藤は夢の中で天使の声を聞いた。
そして夢の主を知った。
涙は流さなかった。]*
[すっかり着替えさせられていた、元の服はズタボロになっていて。
それで滅多刺しにしたTシャツも元に戻れなかったんだなと理解する。
色々リンクしていたらしい不思議な夢、なんと目を閉じて眠れば行けるそうで。
粋な計らいね、と心の中で悪態でも吐くとしようか。
置いてきた津崎くんが最後に目覚めるのだと天使は言った。
つまり小泉くんが亡くなったのだと。
二人がどんなことを話すのか。
気にならないといえば嘘になる。
それでも俺は、なるべく覗くまいと思う。
もし呼ばれたことに気付けたなら、行こうかな、くらいで。
死者を、そこにまだ等しくいる者を覗くのは
生者である俺には気が引けた。]
うん、起きたら話そう。いくらでも話せる。
…おやすみ。
[時間はいくらでもあるのだからと、眠りに落ちるのを見届けた。
ベッドの横に椅子をつけて、手を握れば上半身を眠るくっきーの傍らに預けて目を閉じる。
人の病室で寝てたら看護師などが来た時に引き摺り出されるかもだけど、それまでは。]**
──いつか・病院?──
[もしも松本先輩に会えたならこう言っただろう。]
松本先輩のことは、私が殺します。
[夢の中、死のうにも死に切れぬ松本先輩の喉を何度も切り裂いた。
どうせ殺せないと分かっている夢の中で、介錯を繰り返すのには訳があった。
今もまだ、工藤の腕が殺害の感触を覚えている。どの角度が一番いいか、どれほど力を籠めればいいのか、どれほど勢いをつければいいのか。一瞬で致命傷を与える方法を、何度も研究して身に着けた。
研究のためだった。やがて松本先輩が夢から目覚めた時、苦しまずに送るための。]
今も死にたいですか。
[そう問いかけたものの、松本先輩はなぜか声が出ないらしい。これは工藤も予想外だった。
だから、行動は先送られることになっただろうか。]*
[還った今でも、代わりに死ねたらよかったと思う。
それが津崎くんであれ、それが小泉くんであれ。
なんでなんだろうなって、俺が死ぬまで思い続けて行くし
いつか俺が死んで神様に会う時が来れば、積年の恨みでぶっ飛ばしてやるよ。
生きていてほしいと願った津崎くんは、生きている。
生きていてほしいと願った小泉くんは、死んでいる。
どうにもならない。
それでも、悔しい。悲しい。辛い。
小泉くんはいいやつなのに。]
[物思いに耽っていた時か、工藤ちゃんが部屋に来た のは。
告げられる言葉に目を丸くしてしまう。
驚きこそすれど、少しの間をもって、ああやっぱり優しい子だなと思う。
俺が死にたいことを理解してくれていたから
殺すという手段を考えていてくれたのだろう。
死にたいかどうか。
暫く考えて、ゆっくりと一度だけ首を横に振る。
大切な人が帰って来るのを待たなくてはならないから。
それを伝える手段はなく。
ただじっと工藤ちゃんを見つめるだけになってしまう。
それでも何かは伝わったのだろうから、
研究を重ねたその行為は先送りとなったのだろう]*
は 、
[工藤ちゃんが帰ってからの一人の病室で短く息を吐いた。
目を閉じる、両手で自分の耳も塞ぐ。
最後に聞いた願いを頭の中で繰り返す。
──生きていてくれてよかった。
息を吐く。細く、長く。
思い出せる限り、津崎くんの声を、歌を
暫くずっと、ずっと思い出し続けている]**
―― 病室 ――
………………。
[ああ、今は夜なのかな。それとも早朝?
すう、と意識が浮上した。
ずっと正午近くの太陽が輝いていた
あの場所とは違って、ここには薄闇があって、そして近く遠く、人の気配もたくさんして。
でも、一番近くに一番好きな人の気配があった。
ああ、ずっと手があったかかったのはこれだったのか、と、握られた右手
に気付いて小さく笑った。]
…………武藤。
[空いた左手を伸ばそうとしたら、その腕には点滴のチューブが繋がっていて、そして左手親指がツキリと痛んだ。あの時切った まさに、あの場所。
松本さんの傷は目の前で治っていったのに、自分のこの小さな傷はずっと痛んでいて、どういうことかと不思議に思っていたのだけれど。
白い包帯にごくうっすら血が透けて見え、ああ、こういうことだったのかと合点した。
でも身体のどこも、他にこれと言って痛い場所はなく、安堵の溜息を吐く。]
こんなとこで寝てたら、腰痛くなるよ?
[小さく声をかける。
でも、武藤はこんな感じでずっと私を待っててくれたんだなあと解って、すごく嬉しかった。
武藤をこんな感じで近くで見下ろすのって、初めてだな、なんて。
少しパサついてる派手な金髪に左手を落として触れたら、ようやっと、"私は生きてる"という実感が沸いてきた。]
……小泉、さん……。
津崎。
[口に出ないほどの小声で、微かに呟く。
眠っている間、私は美術館の中に居た。
顔色悪く立ち上がる小泉さんの姿 が見えた。
声をかけたけど、小泉さんには届かなかったみたい。
ああ、還っても、こうしてあの夢の世界は覗けるのか……と、理解した、んだけど。]
武藤。
もしかして、すごく見てた……?
[武藤が起きたら、聞かずには居られない。
だって、まさか、津崎といたプラネタリウムに、そんな格好 で居座っていたなんて、思いもしない。**]
─病室─
[怪我は大したことは無い。
身体は呆れるほど丈夫な方だ、生憎と華奢や病弱とはかけ離れた位置にいる。
だけどどうした事か声が出ない。
原因が分からないと医師に告げられる。
何か言いたいことは、と差し出される五十音の並んだ表。
平仮名だけでもチカチカするのをなんとか伝える為に指を動かした。]
「しきじきようかんかく、もじみるのきつい」
[医師が難しそうな顔をするのがよく分かった。
流石に理解はしているようで、表を下げてくれたのは良かったが
意思疎通が難しいねと困った声で告げられた。
YesかNoで答えられるように問診が続き、また一人の時間があたえられた。
同じく地震の被害で病院にいる者たちがいる。
友人達の元には顔を出していいよ、とも告げられたが。
俺から足を向けることは今は無い。]
──夢と現実の狭間──
[天使の声を聞いた後、自分の声と先輩の声が重なったのを醒めていく頭の片隅で聞いた記憶がある。
それは同じ人の生還を喜ぶという意味では同じくしていても、意味は全く違うもので。
先輩の安堵の理由。
その事実を同時に認識して、涙が溢れた。]
──夢──
[再び夢の中に落ちると、天使に微笑む先輩が見えて。
あんなに憎いと思っていた天使に何か言ってやりたくても。
「ありがとう」と告げる先輩を見てしまうと何も言えないまま、何処かへと歩き出す後ろ姿を見ているしか出来なかった。]*
──病院──
ん…、
[ずっと聞きたかった自分を呼ぶ声がして、小さく身じろぎする。
こんなとこでって何処だっけ。
腰が痛くなる…、ああ、そういえば座ったまま寝ていたみたいだ。
ぼんやりした思考を巡らせている頭に柔らかく触れる感触がして薄く目を開けた。]
……?
[視線の先には握った手があって。
微かに何か小さく呟く声が上の方でするのを聞きながら何度か軽く握るのを繰り返す。
徐々に意識の霞が晴れてきて漸く、くっきーの傍らで寝ていたのだと思い出した。]
…んん、おはよ…。
[緩慢に突っ伏していた上体を起こせば、その顔を見て何度目かの安堵を覚えた。]
寝顔?ならそんな見てないがー、
[問いかけの意味が一瞬理解できずに首を傾げる。
答えながらさっきまで寝ていたなら夢の中であの世界に行けることはわかってるんだなと気づいてちょっと固まった。]
すごく、というほどでは…?
[いや他の皆のセンシティブそうな会話や様子は配慮して見ないようにはしてたのだが、等もごもご言ったけど特に弁解にもならないなこれ、と気づく。]
くっきーに関しては特に配慮してなかったかもしれないな?
まあ…、ほぼ見ていたと言っても過言ではない、気はする。
[さすがに手洗いとかついて行ってないし常識の範囲だと思うから安心してほしい。
プラネタリウムの座り方は常識というかマナー的に問題あるが、バスのことを思い出したりしてどうしても真ん中に座りたかったので仕方ない。]*
………………"ほぼ"。
[少し眠そうな武藤の顔 に、ああそういう顔も初めて見るものだなと、嬉しく思う。
武藤が還ってしまってからは、記憶の中の顔や言葉を思い出すことしか出来ずにいたから、こうして知っていることの"更新"が出来たのが嬉しくて。
……でも、"すごく、というほどでは…?"などと口籠もる彼を若干のジト目で見つめていたら、自分から白状してきた。"ほぼ"って。]
………………。
……幻滅、したんじゃない?
[だって、私、大概酷かった。
"過酷な状況下での情緒不安定ゆえ"とか、言い訳はいくらでも出来るだろうけど。
津崎を傷つけるような事を言ってしまった気がするし、皆の前で泣き叫んだりもしたし、偉そうな事言っておいて、小泉さんに残せたものなんて、きっと、全然無い。]
[口ではそう言いつつも、ずるい私は、「……ん」と、ねだるように武藤へと両手を差し出そうとする。抱き締めてよ、って言う風に。
きっと武藤はそうしてくれるだろうから。]
……津崎、生きてた。
……………………良かった。
[武藤の頭と肩に手を回しながら、囁くように口にした。
口にしないと、まだあの夢から抜け出せないままでいるような感覚が残っていて。]
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