230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら
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| [ 桜花の処置は直青が決めた。 僕はもう彼らに対しての権限を手放したいと今度こそ申請をする予定で、彼に割り当てられたこの部屋に留まってる。 『 終わり』以外を放棄したい。元々それでも問題のない立ち位置だった。主には『新人類』を生み出す為の存在だったのだから、雷恩も桜花も継続するのならばチーム内でお役御免の存在としても構わないでしょう。 同胞のメンテナンスすら態と不全にしていたんだ。 辛うじて廃棄物とならない塊を寝台に放り出して白い天井を無意味に映し続ける。 ────『生きる』 何も無くともそれに意味があるのかな。 だとしたら今の僕の『生』はただ 直青に縛られているんだけれど。彼にその自覚はあるんだろうか。 頭の中で、青い気配を探してしまう。 嫌だ。 私物化をしたいなんて無意味で害のある思考に行き着く。こんなものを抱えて言葉など発したい訳がない。 おまえの残滓で僕は錆びていく。 ]* (5) 2023/11/27(Mon) 15:46:06 |
| >>6>>7[ 『人間』が近づく気配は知覚として判る。その存在がこちらへ向かっているのは当然、しかし至近距離を得るまでは無視をして、10メートル地点でさも今気づいたかの様に目を丸くさせて──それからそっと微笑んだ。 ──雷恩の、番となる『人間』 蝶の様だったその娘は植物としての自覚を得ているらしく、気配が少しだけ変わっている。それでも僕はこの娘を『新人類』とは認識しないだろうな。それは『構成』だけでなく『在り方』なのだから。 ああ──そういった意味ならば、 それはどこにも居ないのかもしれなかった。 それが僕の不徳の致すところでは無いとは到底言えない。 ] こんにちは。 どうかされましたか? * (18) 2023/11/28(Tue) 13:48:49 |
| >>20 そう。…………どこまで? どこまで理解して、どこまでついてこれるか、 聞いても良いですか。 (21) 2023/11/28(Tue) 14:09:21 |
| >>19[ 正しくは理解できないノイズが、それでも本質だけをキャッチした。 少女には笑みを向けつつ『言霊』を乗せる。 ] 応える義務が無いですね。 貴女方の命など 我々には造作も無いことをご承知おき下さい。 * (23) 2023/11/28(Tue) 14:14:30 |
| >>22>>24 …………雷恩が、誰かを愛せるというならば それは喜ばしいことですね。 彼は彼の道を往くんでしょう……それを俺は否定しないですよ。 おめでとう、と伝えて下さい。 愛を得られるのは、人として何よりも貴い事です。 [ 娘が求めている回答とは違うんだろうと判る。けれどそれ以上を言い様がない。僕は彼を拒否などしていないのだから。それを、そう思わせた事を弁明する意義が分からなかった。 必ずしも親子関係に愛が在るわけでは無いのは、人間だって同じだろう。直青は──『そういう事象』を雷恩と桜花に与えたかったのでしょう。 俺を使って。 そしてそれは、成功したんだ。 これ以上何を言わせたいんだ、僕に、どいつもこいつも。 ] (25) 2023/11/28(Tue) 14:27:29 |
|
貴女“方”に相応の覚悟があるのなら、 何も問題は無いですよ。
何か言葉が欲しいのなら、簡潔にお願いできますか?
*
(26) 2023/11/28(Tue) 14:30:40 |
| [ 言葉を告げ踵を返し去る少女 >>29を眺める。 ──楽しそうだな、人間は。 なぜそうも純粋に『自分には価値がある』と思えるのだろか。 自分の言葉に別の存在を救える力があると本気で? エゴの塊の様な振る舞いを、さもマトモであると言わんばかりの行為には ] …………『反吐が出』ますね…… [ 『生』きられないんですよ僕たちは。 『死』すべき道が用意されているのに生きろと言われ。幸せ自慢は大いに結構。不幸な顔だと憐れむのもご結構。身の程を弁えない矮小など ──未来のためには不要 けれどあの子には僕のジャッジこそが不要 僕らに『愛情』など期待しないでくれ。 僕に愛情など期待しないでくれ。 息 が 詰まる ]** (30) 2023/11/28(Tue) 15:28:36 |
ー 後日談・雷恩 ー
[僕らが彼と果実を食べて、数日後くらいの事だっただろうか。あれから、植物として幾度か交わりはしたけれど……「人間」の方は、未だ触れてはいなかった。
まず「人間」部分への興味があるかどうかなんて分からなかったのだが、あの出来事が起こる前から僕らの「人間」部分はそちらへの欲求が強まってしまっていた。
はしたないと思いつつも。
]
…………えっとさ、雷恩。今日は、その…………「人間」の方に、触れて、ほしい、かな……
……興味があれば、だけど。
[そっと彼の手を自分の胸元に触れさせて、言ってみる。……これだけでは反応しないだろうか、と思い指を一本食んでみる。樹木に近い香りがするそれにそっと舌を這わせた。
(あら大胆。どこで覚えたの?)
……うるさいな。
ちらりと、雷恩の顔を見てみる。]*
| >>48[ 二度目の接吻で、あなたの腕を掴んで、起き上がる。 口を開こうとして。たくさんあった筈の言葉はどこかに呑まれてしまう 言い表せない。言語不能に陥っている 言い現せない。だってどれもこれも望まれない 言い顕せない。僕に『資格』が失くなれば、 隣にいることを──僕が許せない。 ] 雷恩の…………番、になる娘に会いました。 彼と『愛を与え合うこと』を獲得する、と そう、良かったですね 直青くんの育成は成功しましたよ ………………それでもまだ俺が必要ですか? (58) 2023/11/28(Tue) 23:17:41 |
| 雷恩への僕の在り方を、あなたは咎めず無視しましたね それがどのような結果になるかはあなたは未知だった筈です。 ただ『有益な結果を信じた』という事でしょう。 それが害となるか糧となるかの結果は個体に依る。 そしてあの二人は君視点、 僕という障壁を見事にクリアできた。 そういう評価なのだから今回、桜花に処置は施さない判断となった
──僕は仕事を全うしましたよ。
だから最後の役目を申し出た。 それを君は『生の放棄』と棄却するの、
……納得、いか、ない、
[ 何かが勢いよく引き剥がされる音がした。咄嗟、揺らぐ視界を片手で覆う。納得したら何かが終わる、確信だけが漠然と巣食う。
]
(61) 2023/11/28(Tue) 23:28:29 |
| 『お前が、お前を、否定しているんだ』 ──そんなこと、して、ない、 (62) 2023/11/28(Tue) 23:31:24 |
| あ…………、『君たちは生きようとしている』と、いう評価の、内訳を。俺が記憶を消すこと、嫌ですか。どうして。いつ? いつなら咲くことを許されますか。そもそもそれを問うことが『生きる』とは違いますか。甘やかされたい。怖がる?──何をだろう。本質?──は何だったんだろう。劣ってると言いたいならじゃあ答えを下さい。罰当たり。『君が自身を否定する度僕は僕を損なわれてきました。』と言うのは? 知らないよ。罪を贖いたいこの姿は今あなたを損ないますか? 知ったこっちゃ無いです。『俺からお前を奪うのか』なんて言ってあなたはずっと僕を僕から奪ってきたじゃないですか。良いですよ、合ってたんだ、結果論としては君が。じゃぁ俺の我が儘って何? ねぇ、君の言葉も誰の言葉も、もう分からないみたいだから、それは世界に望まれてないという状態ではないのでしょうか。それでも生かしたいんです、よね、僕のこと、あなたがあなたのために。だったらあなたが俺に意味をくれるべきだとは思いませんか、行方不明なんです、存在意義が、直青君が僕を必要なのは…………どう、して、ねぇもうおれは、あなたがいないと容が、わからない、わからないお願いさわっ、…………て……!!!
*
(64) 2023/11/28(Tue) 23:44:58 |
[くちづける、首筋に花を散らした。
暴く無遠慮さで、命綱を断ち切る。書き換える。
──お前の、最後の砦なんか、粉砕してやりたい。
溺れさせたい。──背徳だ。
着衣のままに、最低限だけを剥ぎ取った。
最早その為にしか存在し得ない器官を指で圧し拡げ、本来ならば必要のない、潤滑液の分泌を促す。性急に、宛てがう。
貫く。]
────っ、は……
[ゆるさなくていい。
何もかも、ゆるさなくていいから。]
*
[
非道じゃないですか、それ。
近くなる距離には安堵する。縋りつくと赤く染まる視界がある。まだ理性が残ってるみたい。首に散らされていく花弁を欲しがりながら、どれも片隅でぼんやり眺めてる僕がいた。
乱暴なひとだな。それが『本質』ですか?
あなたとの二人の子供にする様に、慈しみ見守ってはくれないの? 遠くで咲くのがそんな駄目?
僕の間違いを、あなたが正解にした。けどそれは俺の正解になり得るのかな? 正しくある事が僕の最重要事項だったのに、あなたは見捨てたんだ。愛し子を育て上げるための糧として、利用されて、雷恩と桜花は認められたというならそれで良いじゃない、すべては『父』の仰せの通りに。
──でもどうしてか穴が空く。かなしい
あなたが、俺を見捨てるから
]
ッ、い゙、──……あ……っ…………!
[貫かれた質量分の水が眼球から溢れ零れる。充ちてく。君の開けた空白の代わりが埋められていく。
いやだな、抗議を、してやりたいのに、全部溶けちゃう。沸き上がってくる強い衝動。
その青い硝子の石を、引き千切ってやりたかった、そしたら後を追ってあげるのに
ねぇ『愛してる』を刻んでよ
]*
[泣き虫。などという言葉の存在を想起する。
直青にも涙腺に酷似した回路は備わっていたが、専ら眼球の洗浄にしか使用されていない。そのみどりに舌を這わせた。
羅生の抱く思想を、信念を、直青が共有することはない。そのように創られている。脆弱性になり得るものは予め排除されており、その代わりと外部装置としてそれらを持つ。故に直青はAIたちへ真の意味では寄り添わないし、寄り添えない。
羅生はそのひとつだ。
ひとつに過ぎない、筈だった。]
ッ、く。ぁ────……
[煽られる
、その感覚が何処から来るものなのかわからない。否、識っていた。error──但し、必然の。
"内臓"を抉る。非効率の痛みを、空白の代用とする。直青は廃熱作業が苦手だった。
どうしたって浮かぶお前の顔に、
終わりを重ねるのが苦痛だからだ。
それでも手を伸ばしてしまうからだ。
何故、離れたがる。
──そう、問うてしまうからだった。]
*
…………ッ、おまえが、先に俺を捨てた、……っ
[皮膚を重ねると伝わってくる。否応なしに暴かれるのは、いつも自分ばかりだった。なのに今更。今更なんなんだよおまえは。傷つく度に種を埋められて、
直青君が俺を咎めないからでしょう
なのに俺の一番大事なものを否定した
神さま。嫌だ、見捨てられたくなんてなかった
存在はしてる──でも知りはしない。
理解は出来る──だけど実感がない。
桜花──大丈夫。散花すらめぐる季節のひとつだ
雷恩──いつか。それは君のために咲かせる『蓮』
『君』はきっと世界中を愛せる。
どうかこの世界を幸せにしてあげて下さい。
っ隙間、うめたい、ぜんぶ
直、青、くん……ッ、
[内側が勝手に震えて、神経回路が灼きつきそう。
気持ちが、いい。
失われてく水分をその唇から奪い取りたい。
渦巻いてる、苦い甘さを吐き出したいのに
これはなんていえばいい?
罰ゲームの様な身体機能。『快楽』さえ知らなければ人類は堕落をしなかったんじゃないかな。欲望を載せられ見合う誘惑を撒き散らすなんてなんて惨たらしい世界なんだろう。
全部、おしえてよ、口にして、
僕はおまえのために生きるんだから
君も俺のために、生きるよね?]*
埋めてやる、から──、っ
……ああ、気持ちがいい……、──……!
[打ち合わせる腰の不規則なリズム。
制御を手放して身を任せるのは、快楽というパルス。
縋る"内臓"に廃熱を促される。
逆らわずに放ち、けれど止まりはしなかった。]
────これが何か?
(罪のかたちだ)
或いは、救済だ、と、
(俺は信じている)
(信じたいんだ、羅生)
[あげるよ。抱き竦めた耳許に吐息で応える。
だから、羅生。]
― 後日談 ―
[己は、新人類としては植物の割合のほうが多い。
人の部分は感情方面に関しては未熟であり
肉体の成熟度は青年といって差し支えはなかったが
殊更、欲求というものに関しては覚えたことがなかった。
――所謂生殖行動の教育に関しても
桜花は手取り足取りだったらしいが自分は放置だ。
いや、教科書1つだったといっていい。
知識は知っている。だがそれが必要になるかどうかは理解していなかった。
なので。彼女の行動に関して最初に思ったことは。
胸より二の腕のほうが柔らかいのだな。という
単に機能評価のこと。
あと、植物をあまり感じられないのは脂肪分がおおいからだろうか。
次に、思ったのは。
――あ。]
[己の指を、食む姿。
たどたどしく、要求を告げて誘う娘に対して。
愛でたいという思いと
もっと求められる姿が見たいという相反する感情を抱いた。]
ただ、俺はどのように触れればよいのかわからないから。
君が、教えてくれないか。今度は。
どうすれば、「メディウム」はもっと
人としての部分も、花開く?
[食まれた指で、頬肉を内側から緩くなぞる。
くちゅり、 と。
分泌しかき混ぜられた唾液の音が彼女の鼓膜を震わせるだろう。
そのまま歯列を指腹で撫でつつ、名を再び呼んで促しを。
教科書通りにしたら良いのだと、理解している。
だが、それでは彼女から求める姿はあまり見られないだろう。
それは、あまりよろしくない。
君が恥じらいながらももっと俺を求めるのを。
――もっと依存させるにはどうすればよいのか。
小さく笑みを浮かべながら、彼女の羞恥を煽りながらも
内心は。常に思索を巡らせる。*]
[
見上げた顔は、いつも通りの無表情で。ただ内側に「何か」を生じさせられはしないだろうかと、舌で指をゆっくりと、舐る。]
…………ん、う…………!?
[突如動かされた指に口内をなぞられた、それだけなのに甘く痺れてしまう。もう少し、触ってほしかったけど、応えるために指を口から抜く。]
お、教えて、ほしい、って言われても……僕だって、詳しく、無いよ……?
(私?こう見えても種子を得られなかった胚よ?つまり……処女なのよ?)
と、とりあえず……僕らの部屋、来て……
[植物同士で交わる場合、大抵は人気のない屋外で行う事が多かった。土があり、陽の当たる場所を好む彼に合わせてそうしていた。傍目から見ても何をしているか、なんて分からないし。……けれど、「人間」同士はそうもいかない。袖を引いて自室まで案内する。]
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