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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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[ しかし、私は愛を『与える』ことに慣れていても
 『与えられる』ことには慣れていなかったのです。


  私は勿論、あなたのことを愛していました。
  故に、あなたには最後まで
  真実と願いを伝えられずにいたのです。


  
  そのか細く美しい手が、血に塗れて欲しく無かった。
  優しいあなたに、一生心に残る傷を与えたく無かった。
  愛するあなたに、幸せでいて欲しかった。
  悲しい思いをして欲しく無かった。

 


 私には、覚悟が足りなかったのです。
 今は争っていても、いつかは皆が理解し合い
 争いも収束すると思っていました。


 
 この心に這い寄る暗澹たる存在を自覚しながら
 目を反らし続けていたのです。
]
 


 
   …………。


[ 一度思わせぶりをしておきながら
 言い淀むのは、確かに私の責任です。

 そして悟ったのです。
 あなたは私の悩みに、変化に。
 既に気付いていたのでしょう。 

 それでも私を思い、私の為に尽くしてくれる
 あなたの命を散らしたくない。]
 

 
 
   ……もし、私に何かがあった時は
   必ず私の分まで生きて下さい。
  
   私の分まで、幸せになって下さい。
 

 
[ あなたに託そうとした
私を殺すための短剣も

 結局渡せずじまいのまま。

 向けた笑顔も、明らかに無理な作り笑いだと
 恐らく即座に気付けたことでしょう。]
 
 






[ この時が、最後の語らいとなったのです。


  ────


  突然ではありましたが
  いつか、この時が来る覚悟は存在していました。]

 

 
[ 友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のこと。


 物静かで優しく、時に厳しい態度を示しながらも
 私を支え、道を示すあなたは、紛れも無く私の半身でした。

 魂の半分を喪ったこの時
 私自身も同時に死んでいたのでしょう。
 残ったのは、ただの壊れた人形でしか無かったのです。


 ……でも。


 もしあの時、あなたに短剣を託し
 想いを伝えることが出来ていたとしても
 あなたを死なせる考えも
 共に逝く考えもありませんでした。

 あなたには私の分まで生きて欲しかった。
 私の想いを抱いて、私の中で共に。
 生きていれば、必ず良いことがあるから、と。

 しかし、あなたは私よりも先に散ってしまった。
 今となっては、全てがifの妄想。

 あの時共に逝けたならば、私が完全に壊れる前に
 あなたに救われていたのかもしれませんね。]

 

 
 
[ ……この段階で、既に

   私は選択を誤っていたようです。]

 
 

【人】 X『教皇』 カルクドラ

  
[ だから君を迎えに行った時。君と会えた時。

 「君を守らなければいけない」と

   自然と強く願えたのだろう。>>0:611* ]
 
(222) 2022/12/21(Wed) 20:39:37
 
[ 余談。

 経典に記されている『教皇』は
 “デセスパール”という名でも知られています。

 この名がどの時代から使われ始めたかは不明ですが
 語源としては、遠き国の言葉で
  
“絶望”
  が変化したものとされています。

 他に名を持たない者が多い中
 彼は何を思い、この名を使い始めたのでしょう?*]

 

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a47) 2022/12/21(Wed) 20:54:02

XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/21(Wed) 21:04:30

XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/21(Wed) 21:08:36

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――回答の前――

[明朗なありがとう>>209、の返答。
 言われて悪い気はせず、シンの人柄を感じる。
 
本人の自己評価がどうかは、わからないが。


 変わったか>>210と聞かれれば、僅か考えたあと。。]

変わった……と、思います。
少なくとも、今朝とは意見を変えようと思っています。

[シンは聞いていたろうか、迷いない宣言を。
 それを覆すのは、今なお怖いけれど。]

僕自身の本心は、実のところあまり変わらない、のですが。
僕の望みを叶える――皆と幸せに過ごしたい、のなら、僕の意見を通すだけではだめなのだと思っている、ところです。
そもそも、僕の考えはきっと、幸福から少し遠かった。

[幸せであれと願いながら、押し付けているだけだった。]
(223) 2022/12/21(Wed) 21:39:57

【人】 XII『吊された男』 ユグ

僕にとっては、かみさまの仰る『いつか22人で幸せに過ごす』ことが、いちばんの喜びのつもりでした。
だから、そうしようと言われてそのまま頷いてしまった。

無関心だったのだと、思います。世界に対して。
でも、そうでない人もいる。
それを蔑ろにした幸せなんてないのだと、皆の話を聞いて考えています。

[神に対して、あまりに盲目だったのだ。
 ひとりが不要と言ったものを簡単に切り捨ててしまえるような天秤を、公正とは呼べない。]
(224) 2022/12/21(Wed) 21:40:28

【人】 XII『吊された男』 ユグ

よかった。
僕も、幸せです。今が。
だから、これが壊れるような選択はしないつもりです。

[>>211過去形にした理由は語らない。
 シンが今も幸福だと思っているなら、それで充分だから。
 もしも直接聞かれたならば、気が変わっていたら申し訳ないからと、簡単に答えたろう。

 聞き返されれば>>212、自然に笑って幸福と答えた。]
(225) 2022/12/21(Wed) 21:40:45

【人】 XII『吊された男』 ユグ

そう、ですか。
……アリア……シトラ……他にも、聞いてみますね。
ありがとうございます。

[>>213誰だろう、と言われれば、素直に受け止めて悩みだす。
 もう、シンの可能性は横に置いてしまった。
 上がった名前は7つ>>214。アリアには先生が倒れてしまったのを報告したから、もしも心配して見に来たとあれば――有り得る。
 その場合、眠り込んでまるきり応対できなかったのが申し訳なさをまた募らせるが……いや、それについては誰であっても同じだ。申し訳ない。

 
隣の先生は、謎掛け>>215に気づくのだろうか?
*]
(226) 2022/12/21(Wed) 21:41:51

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・世界が終わるその前に ――


[ 神様が決定を下す、その前の日。
 行ったのは薬草園だったかな。
 そこに――アリアちゃんがいると思ったからだ。]


  こんにちは! アリアちゃん


[ それこそ、きみを迎えに行った日のように、
 それから、なんとなく距離を置いていたことも、
 何でもなかったかのように。

 アリアちゃんへと声を掛けた。]
 
(227) 2022/12/21(Wed) 21:53:56

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――5年前、迎えに行ったアリアちゃんは、
 今と同じようにあんまり表情は変わらなくて、
 その心の内を知らないぼくは、
なんというか、
 わりとあっさり、聞き分けの良いように見えた>>1:188
 一緒に暮らしていた人が亡くなったと聞いたのは、
 こっち側も既に把握してたのか、
 それとも到着してから
 近くの人の反応から知ったことだったんだっけ。

 ……一緒に暮らす人が居なくなったからこその
 淡白さだったのか、
 それとも別の何かなのか。

 ぼくには何とも言えなかった。]
 
(228) 2022/12/21(Wed) 21:54:22

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくは、カルクくんの祈祷室にも、
 フォル兄さんの売店にも
 入り浸ることはあんまりないんだけど>>1:437
 アリアちゃんのところに通ってたのは、
 ……うん、お客さん少なそうだなーっていうのも、
 なくはなかった。
 だけどそれ以上のものもあったよ。
 アリアちゃんのことは、その時は、
 一番気に掛けてただろうね>>1:189

 アリアちゃんの表情の微妙な変化が、
 なんとなく分かるようになった気がしたし
 (気のせいかもしれない)

 ここでの居心地もそう悪くはないのだろうと、
 それが分かれば、嬉しかったよ。]
 
(229) 2022/12/21(Wed) 21:54:54

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だからこそ、彼女を見て憎らしくなるのが苦しかった。
 この関係が、過去の何かに塗り潰されるのが嫌だった。
 『隠者』は知ることがないことだろう。
 だから……アリアちゃんが過去に振り回されないのは、
 救い、だったのかもしれないけど。
 だけど何も知らない子へと、
 訳の分からない感情を向けて、避けてしまうこと、
 それがますます、苦しくて、]
 
(230) 2022/12/21(Wed) 21:55:38

【人】 T『魔術師』 シン

 

  え…………?


[ ――その時、上手く笑えていたかは分からない。
 流石にばったり会った時まで避けることはしないけど、
 その時は、アリアちゃんに対しては、
 まだ誤魔化すことが上手くなかった。
 強引に持たされたのは、ドロップ缶>>1:191。]


  え、あ……


[ 渡したら、アリアちゃんの手は離れていく。
 からからと手の中で鳴らす。]
 
(231) 2022/12/21(Wed) 21:56:24

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ……あは
  ぼく、そんなに疲れてるように見えたー?

  でもありがとう!


[ これどうしたのー?なんて、
 ようやくいつもみたいに聞けたら、
 どうやらアリアちゃんのお手製らしい。
 アリアちゃんのお手製ならきっと効くよね!と
 思うと同時に、それを渡された訳は……
 はっきりとは分からなかった。]


  ……ごめんね、アリアちゃん



[ 去っていくその背に、音にならない言葉を呟く>>1:192
 なんとなく、アリアちゃんに謝ってしまったら、
 ぼくと『魔術師誰か』の境界が、混ざってしまう気がしたから。]
 
(232) 2022/12/21(Wed) 21:56:52

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ そのドロップのお世話になる頻度は、
 実のところはあまり多くなかった。
 自分は苦しくないのだと、
 自分の気持ちを見ないフリするのは得意だ。


 だけど、どうしても自分を見失いそうになったときは、
 ころりと口に放り込んだ。
 なんとなくほっとしたのは、その効能かもしれないけど、
 ……アリアちゃんの優しい言葉が過るから>>1:191
 そっちに、安心していたんじゃないかと思う。
 これをくれたのはアリアちゃんで、
 アリアちゃんが心配したのは、この
苦しむ
ぼくなんだと。
 『隠者』が『魔術師』を心配してる?
 ……きっと、違うよね?
 ]
 
(233) 2022/12/21(Wed) 21:57:44

【人】 T『魔術師』 シン

 

  あのね、アリアちゃん!

  これ、またくれないかな!


[ で、現在、ぼくの手の中にあるのは空のドロップ缶。
 空になった缶を、捨てずにそのまま取っておいたものだ。

 世界がどうなるか分からない状況で、
 そんなことを言うぼくに、
 アリアちゃんが何を感じたかは分からないけど。
 少なくともぼくが、死ぬ気はないことぐらいは、
 伝わったかな。
 ドロップって、そう一瞬でなくなるものではないから。]
 
(234) 2022/12/21(Wed) 21:58:49

【人】 T『魔術師』 シン

 

  アリアちゃん

  アリアちゃんも、
  息を吐きたかったらぼくに言っていいからね

  ……ぼくが言うのも、今更かもしれないけど
  アリアちゃんの力になりたいからね!


[ それは今も変わらないな、と思った。
 玄関ホールで、神様にはっきり告げたきみを見ていた。
 きみは、こんな状況でもしっかりしてると思ってたけど、
 ……でももしかしたら、
 きみにも“兄”が必要だったんじゃないかと。
 ぼくの幸せを、みんなのことを考えてみて、
 今更、思った。

 言うだけ言って、その場を去るのは、
 アリアちゃんの真似みたいだったかもしれない。
 ほら、ドロップ、すぐに用意出来ないかもしれないし?
 って、言い訳。**]
 
(235) 2022/12/21(Wed) 21:59:25
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/21(Wed) 22:02:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 自室 ──


[ それから。

  ── あれから、自室に戻って。
 手始めに荷物をまとめることに取り掛かってみる。
 諸般の事情によりすぐの出立は難しくても、
 初めての荷造りに難儀することは想像に難くないので、
 まずそれをと勧められた。

 自分よりも自分を知っている彼の言う通り、
 早速机の上の宝物たち彼からの贈り物の処遇に難儀することになった。

 流石に、旅に不相応なものであるとは理解している。
 けれどどれも捨て置くことの出来ないたいせつなもの。

 物でさえ、大事なものを大事なままにするのは難しい。
 今までそんなことにさえ気付かなかった。 ]
 
(236) 2022/12/21(Wed) 22:13:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 次に、机の上のドロップ缶と茶葉を見やる。
 ──アリアの処方。
 あの日、大事な時間を分けてくれた彼女を想う。

  諦めることだけが得意な私に、
   諦めるのは早いと言ってくれた。
  私のことは諦めないでと、
   諦めない為の方法を手を引き教えてくれた。

 私はどこまでも自分のことばかりで、
 彼女の為の言葉を何一つ言ってあげられなかった。 

 けれどアリアにとっても、あの時間の何か一つでも、
 あの時の彼女に必要なものだったのだと信じたい。 ]
 
(237) 2022/12/21(Wed) 22:14:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[  
本当の「私」が持っているものなんて、ひどく少ない。


 それはベルだって同じだ。同じだった。
 そして、
 「そんなことはない」なんて、
 私がどれだけ言葉を重ねても届かないのはわかってる。

 ……彼女は、崩れ残った瓦礫の中にあるもの希望
  自分のものであると、今も信じられているだろうか。

 そうであることを、私は諦めない。
 諦めない、を他でもない彼女が教えてくれたから。
 
 私はもう何も諦めたくない。
 一番じゃなくても、離れていても、彼女に想うこと全て ]
 
(238) 2022/12/21(Wed) 22:14:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ アリアを想う。

 お礼を…それ以外にも、もっと話したいことがある。
 けれど、今は ]


  ……駄目患者の出る幕じゃないなあ……


[ 少し容量の減った缶の中身をひとつ。
 口に広がる甘やかさがほんの少し沁みる。
 ちょっとだけ、ちょっとだけ寂しい。…仕方ないけどね。

 
 私の大切なものを大切なままに受け取ってくれた貴女が、
 貴女の大切を、心のままに大切に出来ますように。 *]
 
(239) 2022/12/21(Wed) 22:15:46
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a51) 2022/12/21(Wed) 22:19:46

]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a52) 2022/12/21(Wed) 22:22:56

][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a53) 2022/12/21(Wed) 22:37:50

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わたしはあなたの優しさに救われていた。
   あなたはわたしにその荷を背負わせてはくれない。


 わたしはあなたにいつも守られていた。
   あなたはわたしにあなたを守らせてはくれない。


 わたしはあなたに弱音を吐いてきた。
   あなたはわたしを支えにしようとはしなかった。


 わたしはあなたにすべてを肯定されてきた。
   あなたはわたしを嗜めようとはしなかった。


 わたしはあなたの好意に甘えきっていた。
   あなたはわたしに歩幅を合わせてくれていた。



     あなたは、わたしに
     
努めて
合わせようとしてくれていた。]
 
(240) 2022/12/21(Wed) 22:42:11

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 『どうして?』

  もしも彼女のこれまでの行動の水源が
  彼女ではなく『隠者』の魂であったとしたら。


  狂おしいほどの歓喜と後悔に震えるわたし『節制』と、
  失う恐怖に怯えつづけるわたしシトラがいた ]

 
(241) 2022/12/21(Wed) 22:42:32

[ わたしの瞳が最期に映したのは
 ずっと大切に想っていたあのひとだった。

 何もかもが遠ざかる景色の中で
 あのひとの青と緑だけが鮮明だった。]



  ( 泣かないで

      どうか かなしまないで


        わたしは あなたといられて よかった



        あなたのそばに いられて よかった  )


  




      あいしてるありがとう 

  

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 指先に込めた力を緩め、手を開いて、解放した。>>185 ]


   ……うん、

 
[ 神様にだって譲りたくないと
 心から願った手が離れてゆく。

 だんだんと温もりが遠ざかる。
 だんだんと距離が遠ざかる。
 だんだんと声が遠ざかる。

 くるしいも、かなしいも
 くやしいも、ごめんねも

 ゆらいで、またたいて
 まいあがって、とけて、やがて

 しゃぼん玉のように はじけて、きえた。]
 
(242) 2022/12/21(Wed) 22:43:01
 




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