T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a55) 2022/12/12(Mon) 18:32:34 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 祈祷室・ユグと ── いいよ、気にしないで。 これ、職員さんの所に補充に行った時 新しい紅茶の葉があると聞いて貰ってきたんだ。 味見して、今度感想聞かせてね。 [ 南東地域の黄色い果実の追加を出し、 柑橘系味の紅茶の茶葉が入った小袋を横に置く。 柑橘と言えば、彼が洋館に来て間もない頃 皮ごと齧ったのを見て、慌てて引き離した記憶がある>>167。 皮を剥いて見せ、中の薄い皮はそのまま食べると教え 彼の様子をじっと見守っていた。 その後、「一度僕の部屋においでよ」と誘った>>168。 食べ難い柑橘とは違う、そのまま食べられる クッキーや焼菓子を渡した。 焼けた小麦の香り、甘いバターや砂糖の味らを 彼はどう感じただろうか。 「世の中には美味しいものが溢れているんだよ」と 新作や珍しいものがあれば、彼に頼むことが増えていった。] (324) 2022/12/12(Mon) 19:23:05 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ本の返却は急がなくてもいいからね。 時間がある時にでもゆっくり読んで。 [ 彼が初めて洋館に来た頃は、 生きていくだけで精一杯だっただろう。 だからこそ、様々なことを知って貰いたく どうせこの生活から抜け出すことは出来ないから 楽しさを感じる時間を、少しでも多く持って欲しかった。] (325) 2022/12/12(Mon) 19:23:33 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 彼の様子を笑顔で眺めていた時 唐突に上がる名>>169に数秒、動きが止まる。] ……そうだね。きっと、喜んでくれると思うよ。 [ 反応したのは『先生』という単語。 彼が先生と呼ぶのは──死神。 タナトスがユグ迎えに行き、様々なことを教え、 名実共に先生であることは当然知っている。 読み書きさえろくに出来ずにいたユグが>>170 今や喜んで本を読むようになったのも、彼の力が大きい。] じゃあ、これをどうぞ。 残り一つしかないから、どちらかに渡すか それとも、半分こにして二人に渡す? 二人に渡すなら、今の間に切っておくよ。 [ 紙袋の中の残り一つの果物を、彼の正面に置く。 男とタナトスの関係はこの場では関係ない。 ユグの優しい心を尊重したいのが事実だ。] (326) 2022/12/12(Mon) 19:25:57 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 過去『死神』と『教皇』が対立しがちだったことは 経典に記されている事実であり ユグ──『吊された男』も 二人の関係を知らない訳では無いだろう。] ( 今世──今を生きる僕たちには 何の関係もない。 経典の『教皇』と僕は別人だ。 だのに 心を振り回される現実が 、、 ) * (327) 2022/12/12(Mon) 19:28:27 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 持たせた果実は、皮が残ったままの一つか。 皮が剥かれた二つに切り分けられた状態か。 ユグからアリスの誕生パーティーの話題が出ると>>239] チェレスタ達が歌を歌うらしいから、 僕はオルガンを弾く予定だよ。 [ >>42チェレスタからの提案には 「伴奏が必要ならば」と、名乗り出ていた。 幼い頃から教会のオルガンと共に過ごしていたので 歌より役に立てる気だろう、と。 洋館に来てからは、気が向いたら音楽室に立ち寄り 鍵盤楽器に触れる程度だが、未だ指は動くようなので 複雑な曲でなければ大丈夫、と。 今回歌以外の募集がなければ 別途、独奏で演奏するつもりでもいる。] (328) 2022/12/12(Mon) 19:34:54 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ邪魔……? [ もう一つの疑問、正しくは不安が漏れれば 再び笑顔は消え、ユグの目を見る。] まさかそんな……大丈夫だよ。 ……もしかして、何か心当たりでも? [ 一応、確認を問い掛ける。 パーティー前の楽しい空気の中、 人の良い彼が、不安を煽るためだけに態々言うと思えない。 何か良くない出来事があったのだろうか。**] (329) 2022/12/12(Mon) 19:36:11 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 3年前 ── [抱きしめた子供は、 『会いたかった』とまた泣いた。>>205] うん。……うん。 僕も、僕も君に逢いたかった。 [腕の中に収まった身体は、暖かい。 傷を負っていても、暖かかった。 返されぬ抱擁が、君のこれまでを物語る。 縋り付くことさえできぬその指先は、 きっと誰の袖を掴むことすら、 許されなかったのだろう。 『人間』の子供なら、 幼い時分に必ず親から学ぶようなことなのに。] (330) 2022/12/12(Mon) 19:51:02 |
【人】 XI『正義』 マドカ[寒い夜、温もりを求めて手を伸ばせば、 掬い上げるように抱き上げられたことも。 暗い夜道で心細さに指を伸ばしたら、 その小さな手を包むように握られたことも。 きっと、暖かい布団に包まって、 優しい子守唄で微睡に誘われたことも。 ひとつとして、経験がないのだ。 求めれば与えられる、無償の愛など、 思いつきもしないのだ。 嗚呼本当に。 君はどこまでも可哀想で、 可愛い子だった。] (331) 2022/12/12(Mon) 19:51:18 |
【人】 XI『正義』 マドカ 一緒に帰ろう。 君と僕の、いるべきところに。 [僕は、小柄な君を抱き上げた。 君くらいの歳の子なら、 子供扱いを嫌がられるのが普通だ。 けれど僕は、どうしても君に、 そうしてあげたかった。 僕がかつて家族から受け取っていたものを、 君にもあげたかった。 だって、僕だけが享受するなんてそんなの、 平等じゃないでしょう?] (332) 2022/12/12(Mon) 19:51:42 |
【人】 XI『正義』 マドカ 暖かいお家があるよ。 お布団もあるよ。 おいしいご飯もあるよ。 誰も君を殴ったりしないよ。 怪我の治療をしよう。 一人じゃないよ。 僕たちは…… 証を持つ僕たちは。 みんなでひと所に集うべきなんだ。 [僕の言葉に君は、どんな顔をしたろうか。 君の表情が一つでも変わったならば、 僕はそれを嬉しく思ったことだろう。 そして洋館へとたどり着いた後、 止まることなくくるくると変化する君を、 僕はきっと愛してやまない。*] (333) 2022/12/12(Mon) 19:51:59 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 現在 ── [廊下から、楽しげな声がする。 あの子の誕生日まで、あと1週間。 あの子も、可哀想な過去を持つ子だった。] ならば、お誕生日くらい、 楽しんでもいいでしょう? [何事にも、バランスが重要だ。 不幸を積み重ねてきたならば、 同じだけの幸せを。 幸せだけではいけない。 でも、不幸だけでもいけない。] (334) 2022/12/12(Mon) 19:52:29 |
【人】 XI『正義』 マドカあの子は、喜んでくれるだろうか? [机の上に置かれた、彩色前の張子を眺める。 故郷では、子供のおもちゃといえば、 こういった張子のものが多く、 年下の子供達のために、 しばしばこの手で作ってやったものだった。 作業自体は、慣れて仕舞えばそう難しくない。 けれど手製の張子には、 お守りのような意味があるらしい。 そうでなくても、子供というのは 小さくて鮮やかなものが好きだ…たぶん。] (335) 2022/12/12(Mon) 19:52:57 |
【人】 XI『正義』 マドカはぁ……行かなきゃなぁ…… [まだ真っ白な張子の人形を眺めて、 深い深いため息ひとつ。 どういった流通経路を持っているのか。 あの人は、頼めば大体のものを入手してくれる。 例えば、島郡の伝統的な塗料とかも。 しゃぼん玉があるんだ、きっとそう 頼んでおいた癖、僕は彼の売店へ 受け取りに行くのに、どうにも気が進まない。] (336) 2022/12/12(Mon) 19:53:26 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 7年前 ── [結論から言うと、僕は彼の姿を見て最初に、 盛大に嘔吐した。 失礼極まりない。 今思うと本当に申し訳なさしかないのだけれど、 とにかく顔を合わせる度に、 具合が悪くなった。 吐いたのは、初対面の時だけだ。 ]念のため。 (337) 2022/12/12(Mon) 19:53:51 |
【人】 XI『正義』 マドカ[初めに起こったのは、激情。 ほとんど殺意に近いものだった。 次に起こったのは悔恨。 まるで心臓が凍りつくかのようなそれ。 ほとんど同時に怨嗟。 心臓の半分が、灼熱の炎に包まれた。 それから…それから。 それら全てが最終的に、自己嫌悪に終着する。 その間わずか0.2秒。] う……ぇ、 [瞬間的に湧き上がった感情が、 まるで滝壺に叩き落とされたような衝撃を伴って 一挙に襲いかかったのだ。 いくら証持つ僕らが『人間』より 多少丈夫とはいえ、ひとたまりもない。] (338) 2022/12/12(Mon) 19:54:11 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 現在 ── [それから7年、 どのような付き合いをしてきたか。 避け続けるわけにも行かない。 ここには僕らだけではない。 あらゆる感情をひとつひとつ殺して、 そうして理性で縛って己の足を叱咤して、 3年前にクロを連れてきてから特にそう、 クロが彼に懐いていることもあり、 少しずつ、少しずつ、 己の身体を劇物に慣らすような心持ちで、 近づく己の姿は一体、 彼の目にどんなふうに映ってるんだろうか?] (339) 2022/12/12(Mon) 19:54:26 |
【人】 XI『正義』 マドカ[彼に用があるのなら、とりあえずは売店へ。 ここで暮らしていれば常識みたいなものだった。 だから、僕が向かったのは売店。 果たしてそこに彼はいただろうか? あるいは別のところで出会うかもしれない。 不意打ちだけはやめてほしい。 心の準備をさせてくれ。**] (340) 2022/12/12(Mon) 19:54:39 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:クリスタベル ── [ 彼女、彼──クリスタベルが館に来たのは五年前。 男が館に来て二年が経過した頃だった。 予想だにしなかった自己紹介には>>27困惑を隠せずにいた。 その時は失礼ながら全身をくまなく見させて貰い 線の細さ、体つきは女性のものと思われたが。] 二人で一つ……? う、うん、とりあえずよろしくね。 [ 一つの体に二つの魂が入っているのだろうか。 それとも、一つの魂が分裂しているのか、不安定なのか。 瞬時に判断するにはあまりにも難しく この時は定型文の挨拶しか返せずにいたが 後日、「お茶での飲みながらお話しない?」と まるでナンパのような流れで 改めて詳細を聞くことにした>>230] (341) 2022/12/12(Mon) 19:56:03 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ もし、神が何故完璧につくってくれなかったのかと 彼彼女の問いを聞くことができたならば。] 「完璧になるための道を与えられたのかもしれないね。 人生は長いから、簡単にゴールまでたどり着けない。 平坦な道が続いた結果いずれ飽き、 興味本位で横に反れ、戻れなくなってしまうかもだから 目標を定められたのでは。」 [ と答えていただろう。 もし厳しい、と感じているならば 「神は乗り越えられる試練しか用意しない」と付け加えて。] (342) 2022/12/12(Mon) 19:56:18 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 神は全てを許すのだろうか、との問いがあらば] 「もちろん。許すも許さないも無いよ。 君が許されると思えたなら、その段階で許されている。 許されないと思っているなら、いつか許されると信じて。」 [ 回答があまりにも的外れで綺麗事で 所詮“聖職者ごっこ”でしかない、と 一蹴されるかもしれない。 聖職者ごっこなのは紛れも無い事実である。 それでも、君のことを理解をしたかった。 悩める君に寄り添いたかったのが一番、という 思いが伝われば良いのだが。**] (343) 2022/12/12(Mon) 19:56:29 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a56) 2022/12/12(Mon) 19:56:48 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a57) 2022/12/12(Mon) 20:01:30 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:コールリッジ邸/完璧な君>>272〜 ── [あれは少年期から青年期に差し掛かる頃。 その頃には、人の騙し方や外面の作り方、 仕事の貰い方、他人の喜ばせ方、 どうしたら自分と関わる事で相手に利があると思ってもらえるか、等。他者とのコミュニケーションをメインに学び、ある程度の自活が出来るようになっていた。 けれど金がない事に変わりはない。 だから定期的に盗みを働いていた。 その日、目標を定めたのはたまたま噂を聞いたから>>102。 ほんとかどうかも解らない大昔のその噂をたまたま自分が耳にしたのは、それこそ運命というやつだったのかもしれない>>228。] (344) 2022/12/12(Mon) 20:43:11 |
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