205 【身内】いちごの国の三月うさぎ
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[とさりと真白が背中から倒れた布団の上。
はだけた浴衣はこれからの行為の水分を受け止めてもらう役割を与えよう。
自分の浴衣も脱いで真白の臀部の下に敷き。
白い胸に思い切り吸い付いた。
明日の服は見えないものを選んだと聞いているから、遠慮なく。
何か所かに花を咲かせる間、3回目で少し角度が足りていないものを自分で少し扱いて準備した。]
[1、2回目よりも時間をかけてピストンを繰り返し、今度こそオーダー通り最奥で精を放つ。
繋がったまま手を伸ばして、サービスで枕元に置かれた急須から湯呑にお茶を入れて漱いで吐き出して。
今度はキスをしながら段々中のものが大きくなるのを感じさせて、もう一度。
もう出ないかなと言いながらも揺さぶって――それからどうしたんだっけ。
気づいたら寝ていた。*]
[エプロンを身に纏うのにそう時間は掛からない。
たった布一枚、紐で結んで留めるだけ。
それがキッチンのあらゆる助けになることを知っている。
後ろ手に紐を結んでいるとき、
ふと視界の端でそわそわしている姿に苦笑を零して、
そこまで期待されていると、完成度の低さに、
笑われてしまうかなと思ったものだったけど。
いざ、お披露目するように半身を翻せば、
想像以上に色欲の色の付いた目を向けられて、
少し、ドキリと心臓が跳ねた。
時折見せる堪えきれないような雄の顔に、
これまでも何度、狼狽えさせられたことか。
下から這い上がるように向けられる視線が、
身体の隅々まで、見られているようで。]
……いつも通り、ですけ、どっ……
[普段通りを装うとして、手を伸ばされ、
後ろから抱き竦められたら勢いに、語尾が跳ねた。]
[ぎゅう、と隙間なく抱き込まれて。
意識せずとも腰元に硬いものが当たる。
抱きしめられている分、身動きが取れなくて。
興奮して掠れた声が、耳朶にちょうど当たって。]
……ンッ、 ……、
[それだけでぞく、と期待に身が甘く震えた。
とくとくと、早まっていく心臓が収まらない。
前に回った腕に、そっと手を添えて。
もう一度、改めて後ろを振り向いたら、
首を向けた先に、溜息を漏らす彼の顔があって。]
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