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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 自分に言い聞かせるようにも聴こえたかもしれない。
 そうしないと、せっかく堪えていた涙が
 また溢れ出てきてしまいそうで。]
  

  きっと……みんな
  こうしている間にも、
  それぞれの道を 選んでいて

  少なくとも、
  今まで通りではいられないんだろうな、って
  思うと………………

  ……そう、ですよね。
  叶わないとわかっていて
  願い続けるのは、…………苦しい。


[ 胸元、痣のある辺りをぎゅっと抑えた。
 魂をじりじりと焦がすような傷みが薄れても
 確かに残っている痛みが、ここにある。

 みんなのことが大切で、大好きで
 離れがたいと思うからこそ感じる痛みだ。]
 
(238) 2022/12/24(Sat) 13:30:01

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ユグさんが、みんなを大切に想ってくれるように
  わたしも、ユグさんを大切に……想う、ので

  少し苦しいって、感じてしまうのであれば
  その気持ちは一旦 ここに、置いて
  願い続けることを休憩してほしい……とも、思います

  ユグさんが苦しく感じてしまうのを
  悲しいって思う、わたしも……いて

  ……そう思うのは
  わたしだけじゃない、とも 思う……ので。


[ もしかしたら、今この瞬間にも箱庭へ向かって
 もう二度と逢えないひとも居るのかもしれない。
 そのひとたちの気持ちも理解できてしまうから
 止めることはわたしにもできないし、したくない。

 ユグさんもきっと、そこまで考えた上で
 叶わない願いをもどかしく思っているんだろう。
 少し休んで、また願いたいと思えてからでは
 遅いとも思ってしまうのかもしれない。それでも ]
 
(239) 2022/12/24(Sat) 13:30:08

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたしは まだ、全然……
  これから先の、ことまで
  決められてるわけじゃ ……ないですよ。

  ただ、……すこしずつでも
  わたしから、変わらなきゃ……って
  そう思って……
  ホットチョコレートを、作ったんです。

  ユグさんは……これからどうしたい、……って
  もう、考えてるん……ですか……?


[ これをちょっと入れてみても美味しいんですよ、と
 オレンジピールを勧めてみせた。]*
 
(240) 2022/12/24(Sat) 13:30:15
[それは『箱庭』が平穏だった頃の記憶─]

 新しい花…?

 良いでしょう。
 付き合いましょう。

 …こう膝枕をしていたら、
 あなたは花を愛でられないのではないですか?

 ………別に嫌と言ってはおりません。

 紫苑…、良い名ですね。

 
………『力』!! 大丈夫ですか?

 無茶は、しないでください。

………横になるのも悪くはないですね。

 空が遠く、花が近くみえます。
そうして、あなたが近くに感じられます。


 夢…なら、誰の夢かしら?…神様?

 …あなたはいつも楽しそうね。
ふふ…もちろん私も……。



[ ずっとこんな日々が続くと信じていました。]


[ 神さまは私たちを愛してくださいました。
 私たちも神さまを愛していました。
 いえ、他の人のことはよくわかりませんが、
 少なくとも私は。

 与えられた幸せに満足していました。

 微かな不協和音に気づかない振りをして、
 小さな綻びがやがて崩壊へと広がっていくのを、
 為す術もなく見守るばかりで。

 諌めはしました。
 でも、私の声は届かなかったのです。]

不吉なことを言わないで。

 でも、ありがとう。……約束、ね。

[ どうして、どうして、どうして。
 あなたが死ななければならなかったの。

 誰かが『正義』を止めなくてはならなかったとしても、なぜあなたでなくてはならなかったの?]

 …約束、したのに。

[ 止められなかった、護れなかった、
 もう一緒にいられないなんて……!]






 ………『星』、あなた、なの?

[『力』が『正義』と相打ちをして果ててからは、
 打ちひしがれる日々を過ごした。
 
 眼の前で起こる出来事は何も目に入らず、
 俯いて、悲しみにくれるばかりで。

 そんなある日、後頭部に衝撃が走った
 不自然に跳ね、地に倒れ伏した。
 霞む視界に、見慣れた姿を認識した。]


( あなたが私を嫌っているのはわかっていました。
  ここまでするほど憎まれていたのですね…)

 ああ、でも、もう彼のいない世界で、
 泣いて暮らさなくていいのね。よかっ……**

【人】 XIV『節制』 シトラ

── クリスタベルさんと


[ ちょっとまとめる、とのお言葉に>>199
 おねがいします、と姿勢を正した。
 少しの間を置いて、端正に整った唇が
 穏やかな柔らかい口調で先の詳細を語り出す。

 クリスタベルさんがそうしてくれたのと同じように
 その声が途切れるまで、じっと聴き入って

 聴き入ろうと、して。 ]
 

  …………ぇ、


  あ……………………


[ 思い出す。
 あの日、わたしシトラが本当は何を想っていたかを。]
 
(267) 2022/12/24(Sat) 18:34:15

【人】 XIV『節制』 シトラ



  いや、だった…………?


[ クリスタベルさんの元へとアリアちゃんが向かう度
 行ってらっしゃい、って 物分かりの良い顔で
 笑みを浮かべて見送りながら、わたしは

    
   本当は、泣きじゃくって止めたかった
]


  さみし……かっ、た…………??


[ 見慣れた扉の向こうから返らない声を、
 部屋を留守にしている主の居場所を
 想像する度に 涙を堪えていた、わたしは

     
  あなたが遠くへ行ってしまうことを怖れた
]
 
(268) 2022/12/24(Sat) 18:34:25

【人】 XIV『節制』 シトラ



  やきもち………………


[ 息が苦しくて、どうしようもなく寒くて
 胸が痛くて、まっすぐに歩くのもやっとなのに

 アリアちゃんを苦しませておいて
 大切なひとの隣で幸せそうに微笑んで見えた、あなたが
 
      羨ましくて妬ましくて悔しくて
許せなくて
]


   …………っ
   ちが、 ちがう


   そんな、   ……は


[ そんなはずない、と。言いきれない自分が、

  何よりも不甲斐なくて情けなくて虚しくて
  世界中でいちばん醜い生き物のように思えて ]
 
(269) 2022/12/24(Sat) 18:34:38

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ それはわたしではない誰かの感情なんだって
 そう思い込もうとした。 ]


  わたしは、アリアちゃんが 大好き
  だけ、ど…………
  アリアちゃんが、そう……かは…………
  
  アリアちゃんは、優しいから
  わたしの傍に 居ようと してくれた……けど
  いまも そう か、は

  本当は……他に傍に いきたいひとが いるん じゃ
  ない、か ………… って、


[ 息を吸うたび自分で胸を斬りつけているみたいだ。
 言葉が、うまくまとまらない。]
 

  アリアちゃんが クリスタベルさんのために
  悩んで、焦って、辛そうにしてるのを
  見るのは確かに つらく、て
  
  ……けれど わたしは あの日
  クリスタベルさんを助けたがっていた
  アリアちゃんの荷物にも、なりたくは なくて

 
(270) 2022/12/24(Sat) 18:35:13

【人】 XIV『節制』 シトラ



  クリスタベルさんのことも
  わたしは大切で、心配で…………


[ そう思っていたわたしも
 確かにわたしではあったはずなのに。]


  いやだとか、さみしいとか
  うらやましいとか そんな

  ……そんな、こと
  思っちゃ、……いけないの

  ずるい なんて、どうしてあなたが なんて
  くやしいなんて 思っちゃ、……いけないんです

  そんなの わたしの勝手で
  ふたりの、関係を 裂きたいわけでも、なくて
  アリアちゃんも クリスタベルさんが好きだと 思うし
  クリスタベルさんが気にすることじゃ、

  …………
あ、あれ………………


 
(271) 2022/12/24(Sat) 18:35:20

【人】 XIV『節制』 シトラ



  
あ、れ…………、


  そう……思う、のは もしか……して
  おかしいことじゃ……ない、……の…………?


[ どうして、わたし
 
いけないって思ってたんだっけ


 心の内だけでひそかに羨むことさえ
 許されはしないって、必要以上に自分を責めて ]
 
(272) 2022/12/24(Sat) 18:35:28

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 己に課してきたつもりでいた感情の枷の方が
 もしも自分のものではなかった
誰かの想いだったのだとした
なら
 本当のわたしは、

 ──なんて怖ろしい姿をしているんだろう。 ]


  …………、

  いえ…………

  クリスタベルさんでも、
  やきもちを焼いちゃうときが あるん……、ですね。
  そんな不安……抱く必要、ないくらい
  魅力的なひとだ、って ……わたしは、思っていました。

  見当違いでは、…………ありま、せん でも、


[ 猶も謝罪の言葉を重ねる彼女。>>202
 嫌だった、と吐き出してしまうのは簡単で
 けれどとても難しいようにも思えた。]


  …………わたしに遠慮は
  しないで……ほしい、です。

 
(273) 2022/12/24(Sat) 18:35:41

【人】 XIV『節制』 シトラ



  わたし、アリアちゃんに
  こんなわたし、知られたくない…………


  ……誰より近くに 居たはずだった、のに
  誰より近くに 居たいって、いまも思ってるのに

  さっきも 今も
  ……どうすれば良かったのかも わからなくて……

 
(274) 2022/12/24(Sat) 18:35:47

【人】 XIV『節制』 シトラ



  あっ…………
  ご、ごめんなさい
  ホットチョコレート、お注ぎしますね……っ


[ 会話の進むうちに、気付いたことがあった。

 クリスタベルさんって、こんな声だったかな。
 以前からこんな話し方をしていたかな。
 そんなことさえ忘れてしまうほどに
 わたしたちは話す機会を逃してしまっていた?

 或いは、
 わたしの中の何かが薄れていったように
 彼女の中でも、何らか変化があったんだろうか。

 冷めてしまわないうちに、
 甘い香り漂う液体をカップへ注ぐ。
 今話しているのが本来の彼女だとするなら、
 神様が去っても変わらず仲睦まじく見えた彼女たちが
 やっぱり、わたしは うらやましい ]*
 
(275) 2022/12/24(Sat) 18:35:51

【人】 XIV『節制』 シトラ

── チェレスタさんと


[ 開口一番零されたひと言に
 どきりと心臓が止まりそうになった。>>241
 最悪の事態を想像してしまいながら思わず聞き返して、]


  よ、良かった……ご無事で…………
  連絡、取れているんですね。


[ 続いた言葉に安堵しつつ
 一瞬でも悪い意味にとってしまった自身を反省した。

 けれど、
 それならどうしてそんなことを呟いたんだろう。
 気になって、尋ねても良いかどうかわたしが悩むより先に
 彼女の方から言葉の真意が語り出される。>>242]


  あ…………


[ 言葉の端々に、一座の方々への
 チェレスタさんの強い想いが感じられた。]
 
(292) 2022/12/24(Sat) 21:03:11

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 同時に、
 わたしがチェレスタさんに対して抱いてきた印象とは違う、
 行動を起こす前から諦めてしまっているような
 どこか慎重な姿勢を感じ取ったのは
 きっと気のせいではなかったんだと、思う。

 世界が壊れかけた今だから、なのか
 わたしが知らなかっただけ、なのか
 今が本来のチェレスタさん、なのか

 わたしには判別が付かなかった。けれど、]


  ……証持ちが22人全員、揃っても
  世界の崩壊は、起こらなかった……ですが

  未曽有の自然災害が、少なからず各地を襲った
  事実も、変わらない……から…………

  今まで、以上に 
  証持ちへの風当たりはつめたくなる……って、
  チェレスタさんは……そう、思いますか……?


[ その目で、その足で世界を見てきた彼女が
 今の状況をそう判断しているのなら。
 見てきた世界の狭いわたしとは比べ物にならないくらい
 判断の精度は高いのでしょう。]
 
(293) 2022/12/24(Sat) 21:03:20

【人】 XIV『節制』 シトラ



  大切なひとたちの身が
  危なくなって、しまうのは……
  嫌……です、よね


[ たとえ世界がこうならなくても、わたしのせいで
 身が危なくなっていたひとたちは故郷にいた。
 定期的に仕送りの品が届けられているから
 無事ではあるのだろうと、信じてきたけれど
 村を出て以来、里帰りは叶っていない。
 実際のところは想像しかできない。

 文明の利器のない南西の山奥から
 ここまで報せが届くには数日を要する。
 心配していないかと訊かれれば、答えは否で
 もしものことが起きていたら────
 ──そう考えてしまったら、とても怖かった。
  
 けれど、
 簡単に諦められてしまうものなのかな。

 チェレスタさんに
 『本当はなにがなんでも』とまで言いしめる
 家族のような存在のひとたちなら、
 彼らも同じようにチェレスタさんの身を
 案じているんじゃないだろうか。]
 
(294) 2022/12/24(Sat) 21:03:36

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ そう思うのは、思いたいのは
 やっぱりわたしが甘いから、なのかな。]
 

  チェレスタさん……、 …………?


[ それは、おそらくはわたしが洋館に来てから
 初めて聴いた、チェレスタさんの弱音だった。>>243
 眉を下げて名前を呼びかけたところで
 突然、彼女が驚いたような表情を見せる。

 まるで自分で、自分の口にした言葉が
 信じられないとでもいうような表情。

 続いた言葉は、強がっているように聴こえて ]


  弱音を吐いたって、良いと……思います
  少なくともわたしは、
  聴かせてもらえて……嬉しい、って 思います。

 
(295) 2022/12/24(Sat) 21:04:02

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……チェレスタさんは いつも
  大丈夫、って わたしたちを安心させてくれましたが

  頼りないのは……わかって、ますけど
  わたしも、何か役に 立てたら……って
  そう思って……ここに居る、ので。


[ だから、聞き役がわたしで良ければ、
 吐きたいだけ吐き出してくださいね。と添えて ]


  いろんなことが変わってしまって
  悪いことも、たくさん起こるかも……しれない、けど

  良いことも、きっと……あるって
  わたしも、信じたいです

  今すぐに、は 難しくても
  少しずつ、でも
  何か、世界を変えてゆければ……

  チェレスタさんが大切に想ってきた一座の方々なら
  チェレスタさんとまた会いたい、って
  そう思っているんじゃ……ない、でしょうか。

 
(296) 2022/12/24(Sat) 21:04:26

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 滅びの瀬戸際で起こった良いことって、何ですか?
 そう問い掛ければ、聴かせてもらえただろうか。
 進んで会話する姿はあまり見かけなかったふたりが
 玄関ホールで親しげに話していたのを思い出す>>131

 わたしも、世界か箱庭か選択を迫られなければ
 クロさんと面と向かっては話せないままだったかもしれない。

 話せて良かった、と心から思う。
 その彼が箱庭を選んだこと、
 この時はまだ── 知る由もなく ]*
 
(297) 2022/12/24(Sat) 21:04:51
 




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