![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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『私はとても良い子です
まだ椅子に座って音を聞いています
ここはたくさんの音があって
楽しいところと思います
でも、穂村がいないのは
ちょっと寂しいくて怖いですので
なるべく早く帰ってきてください』
はじめまして名無しさん
僕も同じ学年です
僕でよければ。
お話聞かせてください
むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
世界一うつくしい妻と、
世界一うつくしい娘を持っていました。
彼はとても幸せでした。
世界一うつくしい日々を送っていたのです。
────……
ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
彼の妻を助けることはできませんでした。
彼は悲嘆に暮れました。
毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。
流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
ちぃさな池には蝶々が集まって、
彼の悲しみを聞いておりました。
「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」
そう話しかけたのは、
ぼろぼろの羽をした、
今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。
────……
『いいこなのは何より
ユージンが楽しそうでよかった
連れて来た甲斐があったよ
そろそろ、そっちに戻るな』
『一番手前の部屋でチェロ弾いてるのが
さっき話してたウチのクラスのヤンさん
フルネームは「楊文里」っていって
「提督」と「ミラクル」が仇名だけど
絶対にフルネームをいっちゃやばい
絶対にフルネームをいったらやばい
それだけは、忘れないように』
「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」
「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」
蝶々は ひとと語れたものですから、
きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
今となっては、知るすべもありませんが。
彼は、妻がいっとう大切でしたから、
蝶々の言うとおりにしました。
祈るように、縋るように、
妻の亡骸の前で待っていました。
[ "どっち"に対してかも無い、
雑な こどもじみた落書き。 ]
**
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今日の自己紹介では 色々とありがとうございました。
すごく緊張して テンパってしまっていたので
とても助かりました。
去年、キーホルダーを落として
困っていた時のことも思い出して
渡辺先生はいつも頼りになるなぁと思っています。
そんな先生のクラスになれて嬉しいです。
1年間、どうかよろしくお願いする、ます…!
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![](./img/madparty/67h.png) | ─兄様、兄様も人のこと言えませんわよ!?─ ふんふんふ〜ん ふふふんふ〜んっ [一方その頃、私は鼻歌まじりに 傷と火傷の薬を作っていたところだった。 直近の「扉を開けたら死神ドン!」の新作ドッキリが 母様相手に成功して上機嫌だったともいう。] 『お嬢様!大変です、坊ちゃまが!!』 (323) 2020/05/20(Wed) 22:23:59 |
![](./img/madparty/67.png) | え、何?何事? [ジョバンニの焦りようと扉を叩く音が尋常じゃなくて 待って待ってと慌てながら扉を開ければ、 堰を切ったように何があったかを大慌てで説明し始めた。] 『大変です、お嬢様!坊ちゃまが、坊ちゃまが…… 満月の夜に馬車を見かけて、セレン嬢が攫われて 坊ちゃまがバーンッ!ドーンッ!っと突っ走って 馬車に乗り込んで、この本をお嬢様にって!!』 (324) 2020/05/20(Wed) 22:24:12 |
![](./img/madparty/67b.png) | 待ってジョバンニ、落ち着いて。 兄様に何かあったってのは分かったから 落ち着いてゆっくり一から説明して?ね? [私、人の話いっぺんに聞いて理解出来る 某聖徳太子こと厩戸皇子じゃないから。 ヒアリング出来る耳と内容に限度あるから。] 『す、すみません。 坊ちゃまが緊急の念話を送ることなど 滅多に無くて、つい……。』 [落ち着いたジョバンニから改めて話を聞くと 紫の共同研究本に書いた私の言葉を検証に行った兄様が >>192その途中、何やら怪しい馬車を見かけたこと。 >>193それがセレン嬢を攫った馬車だと知り >>193>>194魔術で身体強化の元、馬車の上に乗り込み >>194>>195>>196アルフォンスさん達とセレン嬢救出に向かっていること。 それを念話でジョバンニに伝え、家族の応援を頼んだことも。] (325) 2020/05/20(Wed) 22:24:28 |
![](./img/madparty/67.png) | 『それと、坊ちゃまがこれをお嬢様にと。 何やら頼みたいことがあると言ってました。』 [こくりと頷いて本を受け取り >>199中身に目を通せば念写で書かれたことは一目で分かった。 版画のように写された字、所々掠れた筆跡。 感情の乱れが文字にも反映されているのは 長く共に生きたからこそ理解出来る兄様の微かな癖。] ……分かったわ、ここに書いてある通りのことを 私が用意しておけば良いのね? [滅多なことで人に助けを求めない兄様が 私含めた、家族を頼るなんてそれほどのことなのかと 一瞬背筋に緊張が走る。 ページに記された術式・書き込まれた文字────] (326) 2020/05/20(Wed) 22:24:45 |
![](./img/madparty/67b.png) | 待って、無理よこれ。 [書かれていた内容に思わず大声で叫んだ。 >>199夜中だってのを一瞬忘れてた、それは本当にごめんなさい。] ねえ、待って兄様。これ私だけじゃ無理よ!? それこそ父様と母様じゃなきゃ出来ない案件よ!? 何で私に頼むの!!? [それこそ今の私が1回出来たら奇跡レベルの最上級魔術。 苦手な属性と術式てんこもりのオンパレードに 強力な媒体が必要なものを短時間で用意しろって、 幾ら私でもさすがにこんな無茶振りしないわ!? しかも父様と母様の手を借りないでって、 難易度レベルMAXじゃない!!] (327) 2020/05/20(Wed) 22:25:02 |
![](./img/madparty/67b.png) | ……あー、でもこれ。やるしかないわよね。 どんなに無茶だろうと無理だろうと 人の命が掛かってるんだもの。 [普段だったらすぐに返事を返してくれるセレン嬢が 交換日記をすぐに返さないことに「あれ?」と思ったけど。 忙しいのかと思って気にはしなかった。 >>0:355>>0:356もしこれが何かの兆候だったなら…………。 気付けたかもしれない可能性に、 ギリ────と歯噛みしたって始まらない。] でも問題は媒体よ。 それこそ宝石品質の原石でも無けりゃ……。 (328) 2020/05/20(Wed) 22:25:20 |
![](./img/madparty/67r.png) | 『お嬢様。さっきから片手で握ってる ・・ それの存在をお忘れで?』 [ジョバンニの言葉にハッとなって手元を見やれば、 あの時兄様を揶揄う意味で出したこぶし大のエメラルドが 左手にしっかりと握り込まれていたのを思い出す。 >>0:31] 純度・品質・大きさ・重さ・種類………… ──────これなら。 [イケる、かも。ジョバンニは肩をすくめて苦笑したけど 私だってそりゃあ、視界が狭まることの一つや二つあるわよ。] (329) 2020/05/20(Wed) 22:25:38 |
![](./img/madparty/67r.png) | ジョバンニ、父様と母様はこのこと知ってる? 『バッチリですよ勿論! 坊ちゃまが旦那様と奥様にも きっちりお伝えしろとのことだったので。
2時間経ってもダメだったらお二人が駆けつけるそうです。』 つまり私達のタイムリミットは2時間ってわけね! 了解。それじゃいっちょ、張り切ってやりますか! [ だって父様と母様が介入したら、現場が地獄絵図だもの。 それに大事な友人でもあり、兄様の大事な人でもある セレン嬢の危機とあれば黙って見過ごせないわ!] (330) 2020/05/20(Wed) 22:25:54 |
![](./img/madparty/67b.png) | でもやっぱ無茶よ兄様!? 妹使い荒すぎない?ねえ。 『お嬢様、それ盛大なブーメランですからね?
普段から坊ちゃまはおろか 周囲振り回しまくりのお嬢様が何を仰っているのやら。 お前が言うな発言ベストオブイヤーはともかくとして、 自分の胸に手を当ててよくお考えくださいな。』 理不尽!! (331) 2020/05/20(Wed) 22:26:09 |
![](./img/madparty/67r.png) | [私は兄様に指示された通りの準備を行うと、 小型のドラゴンを召喚しみんなに気配遮断を施して その背に乗ってひとっ飛びしたのだけれど────] 『待って待ってお嬢様、普通に空飛びましょうよ!? 何でわざわざドラゴン呼んじゃうんですか!? しかも当のドラゴン めっちゃ張り切ってますしイィィィィィィ!!? わ、待って待って急降下はやめて 突然のフリーフォールはぁぁ あ あぁぁぁ あぁ ぁあ ぁ…………!!!! 』 [ジョバンニが何か喚いてたけど知らない。 声も敵側には聞こえないよう隠蔽遮断してるし、 さっきの言葉をちょーーーーっと根に持って >>331わざとフリーフォールしたとかそんなんじゃないわ、ええ!] (332) 2020/05/20(Wed) 22:27:11 |
![](./img/madparty/67r.png) | 『兄様ー!もうちょいでそっちに到着しますわー! こちらから馬車が見つけられるよう、 誘導はお願いしますわね!』 [危ない危ない、念話を忘れるところだった。 兄様、後で全てが終わったら何か奢ってくださいませ!]** (333) 2020/05/20(Wed) 22:27:36 |
[ おんならしく整えた茶髪に、
歩きづらいヒールを纏って、
腰を締め上げるよなドレスで身を守る、
危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
そういう わたし であるならば、 ]
[ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。
それに、そこまで考えて、思うのは、
" だったら此処には居ないのだろう "だけ。
今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
ひとつのパンをずぅっと
食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]
( ……何で此処にいるんだっけ、 )
[ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
そんなこと どうせ、察せよう。 ]
[またノートには、五ページ目が追加されていた。
律儀に、日付から始まるあたりで。
今回も、タブレットの所有者の日記から
記述は始まるのだと予想できただろう。
兎は、自分がこの日記を書いているとばれないよう
細心の注意を払っていたつもりではあった。
でも、確定的ではないにせよ―――少しずつ。
書き手に迫る手掛かりが、零れている。
]
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