188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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| シトラが言ったんだ 悲しみの少ない方に、って
どちらのほうが、悲しみが少ないのだろう
[ 崩壊を止めた先に、
己が悲しまない未来はあるのだろうか。 言葉を放ったと同時に、珈琲マシンが動きを止めた。 望まざろうとも、もしも二人だとしたら あなたの分も、慣れた手付きで珈琲を注いだ。 ] (352) 2022/12/17(Sat) 21:44:04 |
| [ 抜け出した先で身につけた小手先の技術を 披露しても良かったのだけど。
いくつかの行く先に、カフェもあった。 とは言え、ゆっくりと珈琲を楽しむ時間までは
ありはしない。わかっている。
せめて考えるための共として、 からからに乾いた口を、喉を潤す手段として
張り詰めた空気を和らげることができたなら 良いのだけれど。* ] (353) 2022/12/17(Sat) 21:44:30 |
[ ――――
箱庭の『魔術師』は、その名の通り、
"魔法"を使うものだった。
杖から火を生まれさせ
杯から水を溢れさせ
剣で風を起こし
硬貨は土へと姿を行き来させた
箱庭の『魔術師』は生み出すものだった
自らの考えを元に、その魔法で、
新たなものを創り出す子だった ]
[ だからこそ『魔術師』は――『恋人』が気に入らなかった。
二人でひとりの完璧な存在、完成された世界
。
それが世界の全てなのだと言わんばかり。
――そんなものは、有り得ない。
世界は未完成であることが正しく現実だ。
だからこそ、より良くする価値がある。
新しいものによって変えることが出来る。
『魔術師』はそう思っていた。
だから『恋人』の存在そのものが、嫌いで、
有り得ない
のだと、思っていた。]
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。
『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
こんな変化は望んでいなかったからだ。]
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
向かっていった。
壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。
けれど神は、何もしてはくれなかった。
身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり、
それから箱庭もぼろぼろで、
もう修復も出来なくなってしまった。
そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
生み出すものである『魔術師』は、
この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
[ それと同じくらいの時だろう。
『恋人』がこちらに敵意を向けたのも。
どちらが先であったか、
それは些細な問題かもしれない。
どちらかが手を出さずとも、
もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
[ 『魔術師』にとって、この殺意を向けるのに、
『恋人』は非常に適した相手だった。
その完璧な世界を壊して終わらせてやる、と思っていた。
そうして『魔術師』と『恋人』は、
殺し合いを始めるのだった――* ]
| (a91) 2022/12/17(Sat) 23:20:58 |
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