人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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転んだな、という音が二回ほど
出迎えない、そんな選択肢はない。

「……」

「わ、どうしたの、ルヘナ?」

二人分の生活物資、あたかもそこに居たような部屋。
丸められた幾つかの紙。

そして少年の瞳は散々泳いだ末に合ってしまった目線からは
『あの狂気』
が薄れていた。


「今、中荒れてるけど、入る?」

そう言う
カストルと
ポルクスは少し困ったように笑った。

少し自分を嫌悪した。

盾の内に入っている。少なくとも、今だけは。

ルヘナの頭を撫でた。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:17 朝の食堂 ブラキウム
「無茶なんて……ううん。無茶、したのかな。何も……しないのは、はばかられて。
 なんか、今日のブラキウムかっこいいね。……ブラキウムこそ、なにかあった?」

 成果が得られず、ただ日々を過ごすことにも気を咎め。けれど、それにしたってぼうっとしている。
 隠して、ごまかそうとしているよりは、もはや何も具体的に考えることすらできないようで。
 そのくせ人の変化には漠然としたものながら気づきがあったようだった。
 立ち振舞いになにか、覚悟ともいえるようなものを感じ取っている。

「そうだね、なんでもいいから、食べなきゃ……。
 きのう、青りんご、おいてきぼりにしちゃったね」

 緩慢な動きながら食事に手を付け始める。
 つやつやと魅力的にみつの気配を知らせる青りんごだけが、かがやかしい食べ物に見える。
 何事もなく、二人揃って席につけたけれど。ここに呼びたかった者達はどこだろう。
 "明日、また明日、また明日と"。
 歩み続けるでしかないのに、その足取りがこうも重いのはどうしてだろうか。
 前を、顔を上げて前を見つめる彼と、一転して何かが頭を擡げて離れない少年は。
 歩みゆく行き先が少しずつ違えてしまっていても、同じものを見つめていると言えるだろうか。
(19) 2021/05/31(Mon) 7:44:37

【人】 小さな心臓の サルガス

「ああ、……ああ。シェルタン、戻って、来たんだ……」

 耳に聴こえるバイオリンの旋律が、誰しもが耳を傾けるそれに戻っている。
 気づいて、顔を上げて。そのまぶしい姿に、人知れず目を細めた。
 今なら声をかけられるだろうか、
或いは自分にその資格があるだろうか。

 あまりにも貴いその姿を、食堂の片隅でただぼんやりと見つめている。
(20) 2021/05/31(Mon) 7:46:58
サルガスは、朝食の後、自室で祈りを捧げていた。
(a23) 2021/05/31(Mon) 7:49:48

サルガスは、自分がどうして咎も受けずにここにいるのか、わからない。
(a24) 2021/05/31(Mon) 7:50:10

 ポルクス
 部屋の内部から聞こえる転倒音に少し心配そうにしたけれど、
 彼はとびっきり強いから大丈夫だろうと思い至る。
 
強度の高さは少しくらいなら知っているつもりだ。


 出てきた彼の様子を見て異変を認識するも、
 人の往来の可能性があるこの場所でそれを尋ねる気もなくて。
 周囲を見渡す意識もないから
 誰かに見られていても気付かないままだろう。

「お邪魔してもいいなら。
 俺は荒れてる程度では気にしないよ、お前はどうだ?」

鞭で打った子供を、中庭で見かけた。

 定刻から遅れてここには何人残っているだろうか。
 目標になった生徒と大人からの指示を見る。
 
 自分の名前は見えていない。どこにも自分の名前など無かった

「赤ずきん、裏切者」

 あのとき語らった僅かな時間で見えてしまった、諦観。
 今なら理解してしまった、見えていなかった真実と
 皆の苦しんでいる姿と、何故か自分までもが
 いい子でいられなくなってきた気分に戸惑っている。

 何も、疑問に思ったことなどなかったのに
 心は何もかも分けられていたし、今でも大人たちが大好きだ

「ボク、殺したいって言われちゃったかも。
 怒ってるわけじゃないと思うんだけどねぇ〜?
 復讐相手がいないんだってさ、助けてあげられるかな」

 友達のために手を差し伸べる事に躊躇などない

「時間をかけて救えないかもしれないのなら、
 いっときの幸せをあげたほうがいいんじゃないかって」

 自分の可能性と価値を考えたら、よっぽどいい事に思えてきたようだ

アルレシャにお辞儀をした。

 シトゥラは、大人になりたい
 裏切者のように矛盾を抱えた存在を認めて治療できる人を探したい。
 赤ずきんのように何も期待をしていない子供に手を差し伸べたい。

 彼らのように、見えない子供を見守りたい
 彼らのように、見えない存在を認めたくない

 そんな大人になりたい

「だから」
「……何があっても僕はいい子だったって大人に伝えておいてくれ」

 ポツリと、聞かれていないかもしれない言葉を残して
 彼はまた部屋を出ていった

 ルヘナ
「気になるけど、それどころじゃ
ない、みたいな


ポルクスは、周囲をちょろっと見てから



袖を引っ張って、抱きしめるように引き込んだ。

 執着心と愛情と喜びはそのままに、けれどいつもの大型犬が飛びつくようなものでもなく。

それは何時にでも、砕け散ってしまいそうな、ものだった。

 ポルクス
「そうか、なら上がらせてもら、」

 言葉の途中でも引かれるままに、抵抗もせず
 あなたの腕の中に収まった。

 彼らから向けられていた執着も愛も知っていた。
 もちろん狂気だって理解はしていたけれど、
 そこから離れることはあまり想像できなくて。

 ……長くともにいたからこそ、
 彼の様子が違うことも分かってしまうから、
 そっと抱き締め返して背をとんとんと優しく叩いた。

「……いなくなったのか、カストルは」

メモを貼った。

これでいいと自分に言い聞かせた。

キノコを食べている。

おいしく食べた。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:22 朝の食堂 シェルタン
「シェルタン……お、おは、おはよう!」

 食器も下げ、手持ち無沙汰になってしまった頃だろうか。声に振り向き、柔らかい足音が向かう。
 見えても、触れても、それでも取り払われなかった見えない暗幕が取り払われているかのよう。
 子犬のように駆け出しかけて、足が一度止まって、勇気を出すようにもう一度歩き出した。

「……なんだろう、なにか……どう、お話ししていいか、わからないね。
 ぼくは、だめだなあ……なんともないようにしなきゃって、おもってたのに。
 ああでも、おかえり。おかえり、シェルタン、きみが……ここにいてくれて……」

 『治療』されたもの、されていないもの。分け隔てなくあるようにしたいと思っていながらに。
 それでも確かに受け入れられたものとして立ち振る舞う貴方の姿を見て、少年の鼻はつんと童謡のトナカイのように真っ赤になった。

「ぼく、どうしたらいいだろう? どうやって、立ち向かっていけばいいだろう?」
(24) 2021/05/31(Mon) 12:15:10
"復讐"を始めた。

『宿題』を守れなかったことになるのだろうか?

中庭にやってきた。

シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、
依然としていない者はいる。
まあ、私もそうなのだが。

個々人の事情なんて、わからない。
でも、動かなければ人を救えない。

だから、とりあえず中庭に来た。
昨日はここに人が集まったから。
表の担当がシェルタンならば、
私の担当はこちらだろう。

笛を吹くような風流な真似はできないので、
とりあえず食べられそうな草を物色していた。

みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。

サルガスは、自分の手がいつも水浸しであるように感じている
(a25) 2021/05/31(Mon) 12:29:47

水底に手を伸ばす。

サルガスは、知らない生徒に声をかけられ、逃げました。
(a26) 2021/05/31(Mon) 12:33:23

「………」

無意識のうちに、シェルタンの部屋の前に足を運んでいた。
今の自分が会っていいものなのかも、分からないけれど。

メレフは、扉をノックした。

鮮血を浴びた。深夜の話だ。

 中庭 スピカ

「……ごきげんよう、スピカ。
 今日も会えてうれしいわ。」

イクリールは、今日も変わらず中庭に居る。
まだ部屋から出てはいけないと言われてはいるけれど、
大人達だって四六時中イクリールに掛かり切りとはいかない。

『イクリールは、大人達のお気に入りだ』

そんな噂が流れるのは、何も今に始まった事ではない。
そして、単なる噂と断言する事もできはしない。
だって、イクリールは現に大人達ととても仲が良くて、
そして何より、その噂はそもそもの話
イクリールから、子ども達を遠ざける為のものだ。

それでも、イクリールにはそんな事は関係無い。
恐れるものなど、やはり無い。
野草を物色するスピカを見て、少し困ったように笑うだけ。

シェルタン
「…よお」

お節介野郎、とは続かなかった。
顔色の悪い少年がドアの外に立っている。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:26 朝の食堂 シェルタン
「……ああ、ああ。"ごめんなさい"、"ごめんなさい"。
 ぼくらにできることは、それだったのかもしれない。何があっても負けないことだったのかもしれない。
 きみが、つよくて、まぶしくて。いつもその音色があったことに、もっときづけばよかったな」

 ヘイズがいなくなった時。自らがいなくなった時。自らがもとってきた時。
 いずれの時でも美しい音色でそこにいることを訴えていたあなたを、ひょっとしたらよく見ていなかったかもしれない。
 もっとそばに居たならば、もっと良い気づきを早くに得られただろうか。
 抱き着くというには弱々しく、伸べられた腕に両手を引っ掛けた。
 きゅうと、小さい指が袖を握りしめる。

「そうだね、シェルタン。いつでも、どうあっても、おたがいの傷を癒やしあえれば、それが救いになったんだね。
 きみのやってきたことが、どれほどだれかの助けになったか。
 ……メレフとカストルを、見かけないんだ。

 おねがい、シェルタン。かれらを、みつけてあげてください」
(28) 2021/05/31(Mon) 12:53:44
サルガスは、逃げている。それがいじめっ子たちの心証を悪くした。「逃げたネズミを捕まえろ!」
(a29) 2021/05/31(Mon) 12:55:53

サルガスは、追いかけられている。足をかけられ
(a30) 2021/05/31(Mon) 12:56:24

サルガスは、転ばせられた。子供たちの好奇の目と、無邪気な猜疑心を刺激した。
(a31) 2021/05/31(Mon) 12:57:13

いない。

サルガスは、助けを求めない。求められない。諦めたように俯いて、唇を噛んで。けれども何が言えるだろう。
(a32) 2021/05/31(Mon) 12:59:22

サルガスは、だって。己のしたことを知っている、彼らは知らない、でも自分は、知っている。
(a33) 2021/05/31(Mon) 12:59:48

多くの感情、と多くの罪悪感。
目の前を塗りつぶされそうな感覚に襲われた。

スピカの行いに報いたい。

君しかいないんだよ。

部屋には散乱した文章、いくつかの本、お菓子、お茶。
大きな兎のぬいぐるみ。
纏めかけられている、荷物。


「に、にいさんがいなく、なるわけ……
  か!鏡、鏡の中
にとじこ
……そ、それ
で……


……待って、
ルヘナ
どうして



「どうして、僕を呼んで、
今の
カストル
を、僕だって思ったの?


「どうして
カストル
じゃないって


治ってしまった双子は、優しく聡明で、無論ポルクスだってそうである。
気弱な分、細やかに所に勘付き、勉学では兄より少し優れていて。集中力もあり、やさしく。多くを重んじるっことができた。

張り巡らされた狂気が目減りしている以上、盾としては使えないが……

ルヘナとカストルと、ルヴァは(?)別だ。


「ごめん、ごめんなさい」

めそめそしながらもルヘナを片手にお茶を入れようとする。間違いなく手遅れだった。

取り合えずベッドの上に座らせて、お茶を飲む。

何から、どれが。何の話を。
僕から何が、聞きたい?

友達が少ない。

赤ずきんは、セキレイが来る頃にはあの部屋にいませんでした。

 知ってるよ。

「何年の付き合いがあると思ってるんだ、それくらいわかる。
 お前だって俺のこと、少しくらいは分かっているんだろ?」

 ずっと彼ら『二人分』の狂気を受け取っていたのだ、
 明らかに目減りしたそれに気付かない訳もない。
 
……それはきっと、自分だけではないだろうけど。


 謝られる間も片手に確保されているため
 お茶を入れる手伝いができない。
 とはいえこれもある種いつものことではあった。
 三人でお茶会をする時はいつも、二人が用意してくれていて、
 自分が用意したのはテーブル上を片付けるくらいだったから。

 ベッドの上、彼を見上げながらお茶を一口飲む。

「……正直、つい最近までお前達がどうして
 『そうだった』のかを俺自身忘れていたからな。
 お前の口から聞きたいよ、お前の……
事件も、悪性も。

 それ以外でもいい、お前が話したいことならなんでも」

自分の本音から逃げ出した。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:30 朝の食堂 シェルタン
「ありがとう。ほんとうに、ありがとう。
 いつだって、弱音をはいていいからね。ぼくでなくても、寄りかかれるだれかに、そうしてね。
……たとえば、メレフとか。ぼくは、なにも聞いていないけれど……」

 二人の間に、あの日の深夜に何かがあったのだと言うことは聞いている。それが何かは、敢えて問いたださなかった。
 けれど、二人がそれを同じく抱えているのなら、二人なら何とかできると、信じている。
 言葉少ない彼と、優しさで口を隠した貴方が。互いを大切にしようとしていること。
 互いの言葉の中に言外に抱えた見えないものを、なんとなく、信じているのだ。

「いつか、また、あのひの音色を聴きたいな。
 
愛の喜び
、こんどはあたまからちゃんと、さんにんで……」

 くしゃくしゃになった涙声は、俯いた頭の下側からのぼるやうに聞こえる。それを、鼻を啜って押し返して。
 あまり小綺麗ではなくなってしまった顔をぱっと上げると、両手をやさしい腕から離した。
 人のほとんど捌けかけそうな食堂の出口へ、くるりと足を向けて、振り返らないように駆けていく。

「じゃあね! みんなのこと、よろしくね!」
(31) 2021/05/31(Mon) 14:42:20

「こんにちは、イクリールさん」

まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。

「ねえ、私ずっと疑問だったの。
 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
 私だって、多少は変わってると思う。
 だけど、あなたは変わらない」

「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」

「みんな救いたい、なんていうけど、
 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」

これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。

「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」

 スピカ

「なんだと思う?」

その疑問の向けられた先が自分だった事に、
ほんの一瞬だけ、イクリールは瞠目した。
てっきり、スピカは手を差し伸べるべき『誰か』を
探しに来たものだと、そう思っていたから。
けれどそれも一瞬の事で、
その後にはいつものように穏やかな笑みを浮かべていた。

「ここに居る子は……ギムナジウムに居るわたしたちは。
 かならずしも『何か』を抱えていなければならないのかしら?
 それは、全てが全て、解決しなければならないもの?
 わたしたちの中に、けっしてあってはいけないものかしら」

ねえ、スピカ。
イクリールは、問いに問いを返す事を恐れない。
だって、自分が答えた分、相手だって答えても良いはずだ。

「わたしは……なにも、ではないけれど。
 それでも、みんなと比べたらずっと。
 悩みごとは、少ないはずよ。不便なことだって、一つも。
 だから、みんなのことを気にかけてあげたいの
 『せんせい』も、きっとそれを望んでいるわ。」

それでもまだわからないことがあるのなら、
これからもっと知っていけばいいわ。
そう言って、イクリールはもう一度、スピカに笑い掛けた。
少なくとも、それがイクリールにとっての『真実』だ。

イクリール

「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
 手を施さなくてもいい病気だってある。
 それが病気かどうかすらわからない子も。
 ただ、大人から見たら異常というだけで、
 ここにいる子もいますものね」

自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。

「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
 いない子と向き合うのに、
 偏見を持っていたらどうしようもないわ」

「……あなたに余裕があるのなら。
 イクリールさんも手伝ってくれる?
 私に何ができるかなんてわからないけど、
 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
 人を受け入れられると示すだけで。
 助かる子たちがいるはずなのよ」

そう、ルヘナに教えてもらったから。

 スピカ

「うん…わたしのこと、わかってくれてうれしいわ、スピカ。
 でも……レヴァティのいうように、
 きっと、それを受けいれられないことだって
 誰かには、受けいれられてもいいはずなのよね。」

でも、と続く言葉はぽつり、独り言のように。
人には誰だって許せない事と許したい事があって、
間違ってしまう事だって、何度でもあって
知らなかったのなら、知った上でそうしたいと思うなら。
自身の誤ちを、正したいと思えるなら。
誰かの事を、好きになりたいと思えたなら。
つまりまったく、それでいいのだ。

「いいわ。わたしにできることなら、なんだって。
 なにができるかは、わたしにもまだわからない。
 だから、これから一緒に考えましょう?」

大丈夫。
あなたはもう、
弱くて小さな、独りぼっちのスピカではない。

一緒に手を取って、戦ってくれる人が
こうして確かに居るのだから。


……7年弱?

人生の半分か全部くらい?四十割。

これは素だ。


「だよね、カ
スト……


いつか虚空に話しかけていたブラキウムを、思い出した。
どんな気持ちだったかなんて想像するのも難しいけど。

「少しは知っているつもり、だけど。
  
ルヘナのストーカー
めいた部分は、あるし、僕ら


ブラキウムは、凄い人だ、今なら尊敬できる。
今なら少しルヴァが怖がった理由も、ちょっとだけ。
それにイクリールだって、そうだ。
 シトゥラ。良くしてもらってたのに、たまに名前を間違える。
メレフは僕ら普通に叱ってくれた。
他の子の、名前や良いところも今なら分かる。
ヘイズの名前くらいは。デポラが言っていたこと。

「それは僕が悪いと思う。確証は持てないけど」
「認識の伝搬……みたいな。」

「例えば、
 
風紀委員のスピカはご飯いっぱい食べて
 森に行ってキノコを食べる

 のは、まあそういうものとして認識するだろ?」

ルヘナに抱かれている。

スピカを抱きしめた。また傷付けてしまった、のだろう。


「これ、
普通におかしい
んだよ。何もかも。
 
ここの風紀ってそもそもなんだ?

兄とルヘナだけにしか興味はなかった。
いる子、いない子の意味も分からないくらいに。

「……改めて考えて、この後も考えると、本当に
 
『僕らお前?!』
とも思う。
  思うよ。いやだ、やだ。いえないよ。いやなんだ。」

皆、
いろんな虐待されてた
みたいだし


「……たまにそこから雑に手を引いたり、ごまかしたり。
 視野から隠して、
他の子に罪を作ったり。塗ったり。


うわぁ……こわすぎる


るへなぁ
……


まだまだ余罪もある。
 狂気と愛情の災害めいた奴に手を出そうとする奴は子供大人関係なく。
そして一部には有益な部分をチラつかせて。
 ヤバそうなやつがいるときは、ほどほどに
それらしく
しておいて。


ああ、手を出すも、出さないもないなぁ。

僕ら、
狂ってるけど、大分頭が良すぎた


発言はただのアホなのが、さらに問題だったのかもしれない。

 ポルクス

「それは盛り過ぎ。四十割は人生四周してるだろ」
 前前前世から?


「まあでも、長い付き合いなことには変わりないよな。
 ここに入ってからほぼずっと一緒だったはずだ」

 自分も自分で知識欲の権化だったし彼らも頭が良いから
 懐に入った時に居心地が良かったのは確かだ。
 だからこそ周囲が寄り付かない三人きりでも過ごせていた。
 こっそり夜更かしをして読書会もした。楽しかったな。

 ……彼らの狂気と悪性は、多くのものに向けられた。
 自分や彼らを害そうとした者が至った結末を、
 自分はいくつも知っている。
 彼らという台風の中心に収まった自分は
 その様子をただ遠くで認識するだけだった。
 
出ようとすれば彼らはきっと自分を害するだろうと思っていたから。


「人には一長一短がある……
 では済ませられない気質があることは知ってるよ。
 お前は自然や草花……あとは家族か。
 それら以外には
残忍
だった。
 ……その残忍さが俺に向けられたことはなかった、がな」

 彼らから向けられているものは一貫している。
 ――――
執着
と、
狂気
と、
愛。

 
彼らの持つそれが愛なのか、自分は知らないけれど。

 イクリール
「そうね……
 受け入れられなかった子を、
 受け入れられればいいんだけど」

スピカは裏切られても許したいと思っていて、
誰にだって隠し事はあるから、それも許したくて、
話したくないことを話さなくても
受け入れたいと思っていた。
止まり木になるべきだと言い聞かせてきたスピカには、
当然の道理だった。

「うん……やっぱり、イクリールさん、年上じゃない?」

精神的に勝てる気がしなかった。勝負するものでもないが。

「ま、毎日増える『いない』人を探すところからですかねえ」

解決すべき問題があろうとなかろうと。
孤独に完全に耐えられる子供は、きっといないだろうから。

スピカを鼓舞した。

スピカを鼓舞した。

 スピカ

「受けいれられればいいのになって
 そう思えるなら、きっとスピカは大丈夫よ。」

『みんな』がそうかはわからないけれど。
そう言って、少しだけ寂しそうに、
けれどやはり曇り無く笑って見せた。

「…あら、どうかしら。
 でもね、スピカ。考えることって、ひとを思いやることって
 そこに年上とか、年上とかって、そんなに重要なこと?」

3年前より以前にも。
このギムナジウムで、イクリールの姿を見た者が居る。
この学校の関係者の大人に連れられて。
高等部のスピカなら、それを目にした事もあるかもしれない。
イクリールは、その頃から何も変わっていない。
外見の話ではない。その在り方の事だ。
イクリールは、その頃からずっと、『誰か』に手を差し伸べ続けて来た。


「うん……まずは、そこからね。
 まだ誰が『いない』のかもわからないのだもの。
 これは…手わけをして探したほうがよさそうね。」

まだ幼く、監視の目もあるイクリールの行動範囲は
きっと、スピカほど広くはない。
教師や生徒達に聞くという手段も、今や通用しない。
けれど、『わたしたち』には立って歩く足があるのだ。
今はそれだけで十分だ。

スピカに笑い掛けた。あなたが許す限りは、イクリールはあなたの味方だ。


はい

狂気で構成される世界と、大昔の温厚な感性で見直した視界。それは本当にまるで違うものだから三十割だった


「自然とかは趣味の方向性が
  過激になってそこそこ酷いことしました。」

ルヘナぁ……
どうしようカストル……)


簡単な言い方をすれば、元から
解剖も観察も好き
なのである。

ルヘナが大好き

これはいつもの、言いたい、し言っているしことだ。
いやというほど、しってるだろうけれど。
あ〜……ルヘナに見えないってことは、カストルはホントにいないんだね


少し落ち着いたのかもれない、お茶をのんでひと息つく。

「それじゃあ、うん。はなすよ。
『ボク』
がやったこと……」

意地悪なだれかと、カストルを壊した話


最後の話は、さいごにさせて

 




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生存者 (4)

レヴァティ
1回 残 たくさん

ポルクスはいます

シェルタン
0回 残 たくさん


ルヴァ
3回 残 たくさん


シトゥラ
4回 残 たくさん

置きメイントゥラ

犠牲者 (5)

ヘイズ(2d)
0回 残 たくさん

 

ルヘナ(3d)
5回 残 たくさん

のんびり返信

イクリール(3d)
1回 残 たくさん

のんびりやります

カストル(4d)
0回 残 たくさん

置き去りカストル

ブラキウム(5d)
1回 残 たくさん

新規〇夜から

処刑者 (3)

スピカ(3d)
14回 残 たくさん

部屋なう 新規○

メレフ(4d)
5回 残 たくさん

新規◎

サルガス(5d)
1回 残 たくさん

白鳥の歌を謡おう

突然死者 (0)

舞台 (4)

デボラ
0回 残 たくさん

 

ラサルハグ
23回 残 たくさん

先生は今日いる

アルレシャ
0回 残 たくさん

先生いますよぉ〜

ポルクス
23回 残 たくさん

おやすみ。

発言種別

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