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タンジーは、四度目の花瓶が落ちて行くのを、ただ見ていた。 (a15) 2022/07/21(Thu) 2:40:08 |
モノオキは、モノオキは……結晶の掃除を始めた。掃除ならモノオキがやることだからだ。 (a16) 2022/07/21(Thu) 2:45:49 |
ユングフラウは、茫然と、抜け殻のように、座り込んでいる。 ノイズすら、無く。 (a17) 2022/07/21(Thu) 2:47:20 |
リーディエは、「モノ、待って………」 (a18) 2022/07/21(Thu) 2:48:57 |
【人】 ガラクタ モノオキ〔▙ ▜▓▗_怖い顔のまま腐ってしまう。壊れてるけど……腐らないものは戻してあげないと〕 何もしなかった。止めるタイミングがなかった、という言い訳が自分の中にあるし、子供の中では疑問なく成立している。 せめて腐らない結晶を集めておきたいと箒で掃いていく。他の人が取るのは気にしないが、放って置くと全てを集めきった子供はどこかへと歩いていく。 (20) 2022/07/21(Thu) 2:50:05 |
リーディエは、また這いずるように床を移動して。 (a19) 2022/07/21(Thu) 2:50:10 |
リーディエは、「待って、ください…………………」 (a20) 2022/07/21(Thu) 2:50:25 |
リーディエは、結晶に両手を伸ばした。 (a21) 2022/07/21(Thu) 2:50:50 |
【人】 手探り ノルぽい。 何にも聞こえないみたいに花瓶を投げ捨てた。 リディの声もクローディオの声も1つも余さず聞こえていたけど、確かにそうなっちゃったし。 そうだねって返すのもめんどうで。 なんだかブルーベリー食べたくなっちゃった。 「あっ」 (お父さんのところ行こう) 踵を返し部屋を出て、主人の部屋へと走った。くれぐれも転ばないように。 逃げたようにも見えただろう。 (22) 2022/07/21(Thu) 2:58:25 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>21 モノ 渡された赤を両手に乗せ、強く握りしめる。 泣く権利がないのは、きっとリディ自身。 それなのに、涙が止まらなくて。 力のせいで不自由な体が腹立たしくて。 「 ありがとう、ございます……………… 」震える声で告げたお礼は、酷く弱々しいものだった。 逃げるように去っていくノル(>>22)の姿は、見えなかった。 言葉はきっともう、 届かない。 (23) 2022/07/21(Thu) 3:05:48 |
【人】 包帯 タンジー『ひとごろしは、許されない。』 許されたくない。 許さないで。 事切れたクローディオのすぐそばに、力無くしゃがみ込むと今になって目から涙が溢れてきた。 足元にも結晶は散らばっていただろうから、誰にも見つからぬように一つ、手の中に握り込む。 そんな資格、あるわけないのに。 ノルは何処かに行ってしまったから、いま、ひとごろしはここに自分ひとりだけ。 モノオキが結晶を掃除し終わってからも、暫くはそこで動かずにいるだろう。 (24) 2022/07/21(Thu) 3:09:55 |
モノオキは、残りの結晶は全て持って、少しこぼしながらここをあとにした。 (a22) 2022/07/21(Thu) 3:22:31 |
【人】 包帯 タンジー「……僕、部屋にかえる。から」 ゆっくりと立ち上がり、誰に言うでもなく呟く。 間違えたことなんてしていない。はずだ。 そうじゃなかったら? 手を握り締めたまま扉を出て、一階の自室のある方へ。 これでクローディオへ直に、危害を加えた者は大広間から居なくなった。 (25) 2022/07/21(Thu) 7:19:06 |
リーディエは、重い体をようやく起こし、僅かにふらつきながらも立ち上がる。 (a23) 2022/07/21(Thu) 10:49:14 |
リーディエは、枯れた涙のあとを拭い、クローディオを見下ろしている。 (a24) 2022/07/21(Thu) 10:50:48 |
【人】 無線通信 ユングフラウ〔⿻▫__ ぁ…………〕 大広間が静まり返って、随分な時間が経って。 ふら、と亡霊のように立ち上がる。 〔 ▙ ▜▓▗ _ クロ……兄…………〕ふら、ふら、と近寄って、ぺしゃ、と貴方のすぐ側、血溜まりの中にまた座り込んで。 〔 ▙ ▜▓▗ _ クロ兄……こんな、顔、だったんだね…………。〕袖口で、顕になった顔に付着した血液を何度もなんども拭う。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 運……ばなきゃ……〕このまま、ここに、寝かせたままでいる訳にはいかないと。 いつだって現実的に、目の前のやることを見据えていた貴方のように、抱き上げて移動させようとする。 だって、今ここにいる子たちの中で、貴方の次に力があるのは僕だから。 〔⿻▫__ どこ、へ……?〕 (26) 2022/07/21(Thu) 11:55:48 |
ユングフラウは、多分、座り込んだのは、結晶の散らかっていた場所。今は綺麗に片付いている。 (a25) 2022/07/21(Thu) 12:31:33 |
ユングフラウは、拭ったのは、塵のように細かい破片だったかもしれない。 (a26) 2022/07/21(Thu) 12:32:12 |
【人】 命灯癒光 リーディエクローディオを見つめる視線はいまだに逸らされず。 ユングフラウ(>>26)を映しているようで、そうでないような。 「都合が、いい。…こんな時は動けるんですね」 どうせ思考は届く。だからこそ呟くように声にして。 「ユンが誰かのためになんて言って、クロに狂気を向けて。 そのくせ、逃げるようにユンをおいてどこかへ行く」 言葉を止めない。止まらない。例え何を言われようとも。 感情が溢れて 止められない 。結晶を握りこんだまま徐々に握る力は増し。 絶望と嘆きと、 「………… 秋は来ないわ 」吐き捨てるように告げた後、何処かへ向けて歩き出した。 体を引き摺るようにあるから、歩く速度は決して速くないが。 庭へと向かおうとしていると、気づけるものもいるかもしれない。 (27) 2022/07/21(Thu) 12:50:53 |
リーディエは、壁伝いに廊下を歩く。…考えていることが必要となるかは、分からない。 (a27) 2022/07/21(Thu) 12:53:36 |
【人】 無線通信 ユングフラウ>>27 リーディエ 何も言い返せなくて、ただ俯く。だって、全てその通りだから。 制止することもなく、自分の手を汚すことも無く、何も しなかった 自分が一番浅ましい。〔⿻▫__ ごめんなさい……〕 謝罪すら、赦されることではないと思うのに、また声が零れ落ちる。 クロをそっと横抱きにしたまま、貴方を見送ろうとして。 その方角が庭であることに気がつく。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 待って…………っ!〕〔⿻▫__ ちがう、伝えなきゃ〕 貴方が足を止めなかったとしても、来るなと言われたとしても、勝手についていく。 その歩調に合わせながら、抱きかかえたクロと一緒に。 (28) 2022/07/21(Thu) 15:20:06 |
ノルは、あのあとアベルの部屋に行った。 (a28) 2022/07/21(Thu) 23:31:46 |
ノルは、そこにあった死体を見て、触って、死んでしまっているのを確かめて。 (a29) 2022/07/21(Thu) 23:33:30 |
ノルは、暫く過ごして、出ていった。 (a30) 2022/07/21(Thu) 23:33:47 |
モノオキは、今日も大広間も掃除している。 (a31) 2022/07/21(Thu) 23:52:46 |
リーディエは、皆が寝静まるであろう時間に部屋を抜け出し、庭へ。 (a32) 2022/07/22(Fri) 1:11:57 |
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