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【人】 朝日元親*** [ 疑念が確信に変わった。 けれどボクに何ができるかと言われれば 何も変わらない。 画面に残る無数の着信履歴を眺めながら 空白の時間に思いを馳せるだけ。 片方は『元母親』で、もう片方は知らない番号。 調べてみると高校の事務室の番号だった。 何十回にも及ぶ着信を無視し続けたけど 要件なんてどうせ分かりきっている。] (95) 2022/10/28(Fri) 22:45:47 |
【人】 朝日元親[ 学校はどういう場所か、ボクは知らない。 けどあの連絡帳を見てしまうと どうしても学校に行きたいなんて そんな感情は湧いて来そうにない。 ボクのことが学校に広まっているとは 知りもしなかったけれど。 本能的に、行ってはいけない気がしたんだ。] (96) 2022/10/28(Fri) 22:46:33 |
【人】 朝日元親[ そんなボクが学校のことに触れるのは 彼女がボクに逢いに来てくれた時だけだ。 けれど板書が綺麗なノートも、プリントも もらう度にボクは苦い顔をして言う。] いつもありがとう でももう、ノートもプリントも無くて大丈夫。 貴女のことも思い出せないのに そんな事に、労力は割きたくないんだ。 [ ボクのためと思ってくれているのは嬉しいし それが迷惑だなんて思っていないけど。 ボクには、強い負い目があったから。] (97) 2022/10/28(Fri) 22:47:19 |
【人】 朝日元親[ 話題をボクが本当に必要な方へ逸らす。 きっとボクを誰よりも知っているのは 他でもない彼女のはずだから。 彼女から聞けばなにか思い出せるだろうかと そんな期待を胸に、ボクは尋ねてみたんだ。]* (99) 2022/10/28(Fri) 22:47:56 |
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