人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>7 ロメオ

朝ぼらけの頃よりはもう少しあと、世間が動き始めて足音のする頃。
陽気な街であっても勤め人ならば会社へと向かってデスクの前に着き、
多くの店もシャッターを上げて朝の空気を取り入れるくらいの時間だ。
急ぎ足の客の波に逆らって、長駆は悠揚に店先へと足を踏み入れる。

「ご苦労さま。今日のおすすめは何かな」

店番らしき青年へ声と笑顔を投げかけて、男は店の中を見て回る。
影のように大きな黒犬めいて、動きはゆっくりと並べられたパンの前を順繰りに、
ひとつひとつに挨拶するみたいに小麦の香りを覗き込んでいた。
その足元を、母親の背を追う子供が公園の遊具みたいにするりと抜けて店から出ていった。

#パン屋
(31) 2023/09/12(Tue) 7:18:21

──文面上でのやりとりをしてから数日後。

普段は昼間に顔を合わせることの方が多いが、本日の時刻は陽も暮れた夜に近い頃。
確か貴方が教えてくれたバーは此処だった気がすると、待ち合わせ時間の十分ほど前に店の前でそわついていた。
あまなんちゃら…と頭の中でバーの名前を朧気に思い出そうとしながら、時折周囲に視線を配らせる。
来てくれるかな。

【人】 門を潜り ダヴィード

>>26 イレネオ

「少し迷いましたけれど。
 自分の中での一番を避けるのも違うなと思いまして……」

もし仮に貴方の口に合わなければ、他の店が一番のお気に入りに変わり、次回はそこに行きましょうと言ったことだろう。その程度に取り繕うことは出来たが、そうはならなかったので問題にもならなかった。

「しっかりチェックしていらっしゃる。
 甘いものも美味しいですよ、保証します」

味覚が合うというのはなんだか形容し難い嬉しさがある。
少なくともこの食事を提供したのは自分ではないのに、なんだか誇らしくもなるから不思議なものだ。

「ええ。少しだけ待っていてもらえますか?
 すぐ戻ってきますから」

#商店街
(32) 2023/09/12(Tue) 7:43:01

【人】 陽光の元で ニーノ

>>24 リヴィオ

突然の大声に気を害していないだろうかと過ったのは一瞬のこと。
いつものように笑みを浮かべてくれた貴方の姿にほぅと息をこっそり吐いた。
そうして肩を軽く叩かれると瞬いたが、距離の近くなった黒猫には瞳の輝きが増して。
許されるかな、多分許されると思う。
ので、指先を伸ばしてつんと黒猫をつついた。

「新入りにゃんこだったんだ」

「かわいいけれどオレがつけたら笑われそう。
 リヴィオせんぱいだとこれでもかっこいいから流石ですね」

少しばかり署では奇人扱いされている貴方を、それでもこの男は素直に慕っている。
常に自信に溢れている姿を見ればこれもまた"かっこいいな"と感じているわけで。

「どこかで買ったんですか?」

#街中
(33) 2023/09/12(Tue) 7:43:44

【人】 Chiavica テオドロ

>>12 エルヴィーノ

「そちらの話題の振り方がおかしいんでしょう」

揶揄されるのが面白くないのか、全力で相手の所為にする。
頬杖をついて一層気分を害したというポーズを取っていた。

「倒れたりするものですか……現場に出向いて仕事をする際にはある程度余裕を持つようにはしていますしね。
 自分ひとりだけの身ではないことは百も承知です。……気を遣われているのか、向こうから休息がやってくることもありますが」

任せる仕事が無いというのなら甘んじてのんびりしてやるが、この程度で手一杯になると思われていたら癪である。必要以上に評価をされても、あまり甘くみられても困るのだから、流石に難儀な性分である自覚は持っているけども。
だから明確な、胸を張れる出世欲そのものはないが、向上心自体はあるというわけだ。

「……俺としちゃ、昼1食の最低限でピンピンしてるあんたのが不思議だけど。こちとら朝飯抜くだけでも身体が不調を訴え始めるというのに」

体力の全回復を怠っているのではないか?と思ったり。
若しくは常日頃からその不調気味に慣れているのか。失礼なことを考えている。
それなりに付き合いが長いために、ある程度は個人差があることくらい理解しているが。

「そんなわけで……自分の休憩はこの程度にしておきます。
 コーヒーに免じて今日の所は自他を大目に見てやりますよ。
 たかが知れてますけどね、一缶程度の感謝なんて」

そんな素直じゃない感謝の言葉を吐いて、いつの間にか空になっていたコーヒーの缶を揺らしているのだった。

#警察署
(34) 2023/09/12(Tue) 7:58:58

【人】 口に金貨を ルチアーノ

街中で噂されている三日月島の温泉の話題に足を止める。
レジャーとしても観光としても人気のそこは老若男女問わず行きかう場所になっているが、自分が向かうとなれば人より少しだけ足が重かった。

「温泉には興味があるんだがなあ」

ため息を吐いていると突如聞こえてきた
ねこ!
という声に反射で跳ねて思わず足元を見る、流石に居たりはしない。
代わりに聞いたことのある声が続けて聞こえてきたので顔をあげれば、視線の先に随分明るめの二人組が目に入った。
あいつ眼鏡……かけるんだな。


「……驚いた」

ふと時計を見れば次の約束の時間が着実に迫っている。
彼らの話は気になったが立ち聞きも悪いだろうと、一度伸びをすれば欠伸をかみ殺し街中を再び歩きだした。

#街中
(35) 2023/09/12(Tue) 8:02:17

【人】 Chiavica テオドロ

>>21 ヴィンセンツィオ

「はは……無償の労働ならまだしも、
 金を惜しまず貢献できるほど清貧の思想は持っておらず。
 余計な気苦労を負わせるようなことがなくて良かった」

ボランティア側にも要らぬ管理を強いることになるだろうし、と思いつつ、結局はまだ損得勘定が残っているまで。長く続けていたら余った分を活用している可能性は否定できなかったので、やや乾いた笑いとなってしまった。

善い人になりたいわけじゃない。今はただずっと、価値のある人間でいたいだけ。花を育てるのだって人の視線を追いかけるのだって、同じ理由だ。

「仕事中ならいざ知らず、
 プライベートでは結構行き当たりばったりで直情的ですよ、俺は。食事一つ取っても事前に食べるものを決めている方が珍しいです」

案外若いと言うべきか、広い意味でのリビドーの制御を強く行っていないような、そんな一面。人を寄せ付けないような態度を取るが、変に心の壁を持たない相手にはその裏を覗かせているかのように。

「……いや、曲がりなりにも警察がこれではいけませんかね。
 仕事には持ち込みません、聞かなかったことにしていただければ」

#街中
(36) 2023/09/12(Tue) 8:27:22

【人】 黒眼鏡

営業中の看板が出ているが、店主は店にいない。
……いや、たまにガレージの方から顔を出しては、表の掃き掃除をしている。
掃除をすることはできても、カウンターに座り続けることはできないようだ。
機械いじりの方が楽しいのだろうか。

#Mazzetto
(37) 2023/09/12(Tue) 8:30:12

【人】 Chiavica テオドロ

>>35 ルチアーノ

「行ってみたらいいじゃないですか、温泉」

些細な呟きを聞き逃さず、一人でまごついていた姿に対して思わず声を掛ける。
着崩したスーツの上にワインレッドの園芸用エプロン、という出で立ちで、どうやら付近の花の世話をしていたらしい。

「興味があるなら後悔はしないと思いますよ。
 適当に疲れを癒しに行く程度でも価値があるから、
 ……まあ、気が向いたら一考でもしてみたら」

どうやら行ったことがあるらしく、それなりに実感の籠った語り口。
とはいえ急いでるようだし、呼び止める気は更々ないという体裁で、また近くの植木鉢に向き合い始めた。

#街中
(38) 2023/09/12(Tue) 8:45:52

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>34 テオドロ

「僕は燃費がいいんだ」

あなたのように忙しく動かないというのもありはするが。
比べるとあなたや平均より細い体は、確かに最低限の食事しかしていない影響ではあろう。

より一層拗ねた様子にはやっぱり目を細めたまま、こうしてみると子供っぽくて可愛いのに。なんて、
およそ成人男性に抱かないような感想を抱いた。
抱いただけで口には出さないけれども。

「おや、大目に見てもらえるならありがたいな。
 僕としては食事よりも、夜に寝ることを思い出せる体になりたいんだけどねぇ」

ひらひらと手を軽く上げて、休憩和終わりだというあなたを見送る。
こちらはもう少しコーヒーブレイクを続ける所存だ。
休憩が終われば何か調べ物があるのか、資料室へと向かっていくだろう。

#警察署
(39) 2023/09/12(Tue) 9:26:47

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>37 黒眼鏡

「やぁ、ご無沙汰だね」

これはどこかの時間。
あなたと会う時はいつも、”買い物”をする必要がある場合が殆どだ。

「いつも頼んでるものが欲しいんだけど、用意はあるかい」

質のいい睡眠薬。
国では禁止されている薬物。
それからずっと探している質のいい職人の情報。

その中から”いつも頼んでるもの”というのであれば、それは質のいい睡眠薬のことだろう。

#Mazzetto
(40) 2023/09/12(Tue) 9:38:09

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>27 ダニエラ

ハーモニカを吹き終えて
拍手が聞こえれば照れくさそうにはにかむだろう。

「ご清聴いただきどうも。
我流だけどガキの頃から吹いてるからな。
人に聞かせられる程度には、ってところだ。」

「吹いてる間は気が楽なんだよな。
んー、もう1曲吹こうかね。リクエストはあるかい?」

褒められて気を良くしたのか
もう1曲吹くらしい

#公園
(41) 2023/09/12(Tue) 9:50:20

【人】 法の下に イレネオ

>>29 黒眼鏡

「口の減らない奴だ。」

どこまでも、いつまでも。
躱されて、煙に巻かれる。
そういうところが物凄く苦手だった。
けれど、虎穴に入らずんば虎子を得ずと言う。嫌なことも率先してする必要があるのが警察という職の常。ふん、と鼻を鳴らす。

「お前のじゃない。」
「市民の、だ。」

貴方の祈りの安寧を守っているのではない。
貴方の周囲に遍在する市民を守っていると。
言うからには、男は、貴方がここにいる間場を離れることをしないつもりらしい。
勿論、貴方にとって都合が悪いなら、如何様にもなるだろう。突然電話で呼び出されるなんてことは、よくあることだから。

#教会
(42) 2023/09/12(Tue) 10:08:07

【人】 法の下に イレネオ

>>32 ダヴィード

多分、それは自然体の親愛だ。
そういうことを具体的に理解している男ではない。人の感情の機微にも疎い。けれど人であるからには当然本人も備えていて、だから実感として真っ直ぐに受け取れる。

「食べたことは?」

あるのだろうな、言いざまからすると。
貴方の方が、楽しいことや美味しいものはたくさん知っていそうだ。
単に、何よりだ、と思う。楽しいのであれば、嬉しいのであれば、何より。

「いいのか。」
「一人で大丈夫か?」

これはからかい半分。
楽しいものも、美味しいものも、貴方の方が知っている。任せて問題ないだろうと思っている。
その上で、信頼からの冗談をひとつ。

#商店街
(43) 2023/09/12(Tue) 10:24:59

【人】 黒眼鏡

>>40 エルヴィーノ

「これはこれは、毎度どうも」

黒眼鏡越しに笑顔を浮かべ、あなたを歓迎するように片手をあげる。

「勿論、それが仕事だからね。
 出してくるから、珈琲でも飲んで待っててくれ」

注文されれば、余計なことを問うことも無い。
珈琲をカップに注いであなたの前にだす。
そうしてから、店の奥へと荷物を取りに引っ込んでいった。

待っていれば、ほどなくして紙袋を一つ持ってくるだろう。

#Mazzetto
(44) 2023/09/12(Tue) 10:32:45

【人】 黒眼鏡

>>42 イレネオ

「昔は手の方が早かったんだがね。
 最近こっちばかり使っているから、減ったら困る」

あなたの様子を相変わらず楽し気に見つめながら、
また軽口をぽいと一つ。

「仕事熱心だね」

そう言うと、また神父の方へと座り直して目を閉じる。
それはやはり、祈っているかのようだった。

―――
――



黒眼鏡はその後、時間一杯礼拝に参加してから立ち上がる。

「俺は帰るけど、キミはどうする?」


#教会
(45) 2023/09/12(Tue) 10:46:06
「Si. 仰せのままに。
ふぅん…なるほどね。」

寄越された書類に目を通して
中身を確認すれば

「確かに、牽制にはなるだろうな。
しょっ引くのは任せてくれ。
仕事に関しては俺はこれ以上は無い、な。」

書類は後でシュレッダーに掛けるなりして
抹消するつもりで…取りあえずは頷いているだろうか。

「任せる。やり方もな。

 ああ、部下も逃がすな。
 名簿にあるやつは全員引っ張っていい。
 なるべく殺すなよ。死者はリスクで、俺はリスクが嫌いだ」

殺さなければいいということだろう。

「それと――……別に摘発チームが編成されているらしい。
 そっちについて何か分かったら教えろ。
 警察内部の情報は、さすがにわからん」

「殺さねえよ。
やたらめったら銃を抜くのは此方も不本意だからな。
今でもいい印象があまりないってのに逆効果だろ。」

上手く進めるためには立ち回りもまた重要。
その事を、狼は狂いながらもよく分かっている。

「別の摘発チーム、か。
分かった。何かしらの情報が掴めたら渡すよ。
もしこっちの邪魔になるようだったら潰すかい?」

好戦的な表情で笑う。

【人】 法の下に イレネオ

>>45 黒眼鏡

「そうか。」
「そのまま、自分の仕事についても吐いてくれれば助かるんだがな。」

生憎とそんな都合の良いことにはならないと知っている。
だからこそ貴方の周りを飽きもせず探っている。

祈る貴方の、視界をわざわざ遮るようなことはしなかった。……祈っているのだろうか。本当に。
こうして見ると、マフィアも自分と同じ人間・・・・・・・に見えてくるから不思議だ。
だからといって、それで情を移すようなことは、ありはしないのだが。



時計を確認。予想外に時間を使わされた・・・・・と目を細めた。

「どうするって。」
「仲良しこよしで連れ立っていく仲でもないだろう。」

#教会
(46) 2023/09/12(Tue) 11:22:24
「…自分も、それについても構いませんよ」

基本の方針、
"アリソン女史"の方針がそれだと言うならばそれに従おう。
崩れた言葉を元に戻して、投げられた資料を手に取る。

何故ファミリーに?と問うことはない。
それは目の前の人間の素性を知らぬ故ではなく、
どちらであったとしても、わざわざ問おうと言う気はないだけ。

黙って資料を読み込んだ後、そのまま静かに頷く。
あとはこの資料を破棄し、実行するだけ。
とは言っても、隣にいるもうひとりのやる気を見るに。
本命は任せてもいいのかもしれないと机を軽く叩いた。

「……別の摘発チームについても了解です。
 自分も、何か情報が入り次第共有します」

邪魔になるようだったら……さて、どうするのか。
従うつもりでいるもう一匹は、好戦的な笑みを横目に眺めた。

「分っているならいい。
 大分強引な仕組みだ、無理をしすぎず実績だけ積み上げて、動きやすくしてやろう」

続く言葉にも、ああ、と頷く。

「これは"アリソン"のプランだ。
 俺の目が届かないチームは要らん。
 潰せ」

淡々と告げる。いらないものをゴミ箱にすてるのは当然のことだと、そういっているだけのよう。


「分っているならいい。
 大分強引な仕組みだ、無理をしすぎず実績だけ積み上げて、動きやすくしてやろう」

続く言葉にも、ああ、と頷く。

「これは"アリソン"のプランだ。
 俺の目が届かないチームは要らん。
 潰せ」


「話がスムーズでなによりだ。
 できるチームを持ててうれしい」

N.N.の言葉にも頷く。
…どういう姿勢か、なぜ参画したのか、そういうことは一切問わない。
ただ話がまとまったという事実だけで十分と、手を鳴らす。

「では、解散。
 ここはもう使わん。
 次の場所は、また連絡する」

【人】 黒眼鏡

>>46 イレネオ

「自働車修理をしていると、行政にも提出しているのになあ」

そんな軽口は、静謐な祈りと聖句の中に消えていって。



「そうか。それじゃあ、ここで。
 車に気をつけてな」

子供にいうような言葉をかけて、教会を出る。
……途中で、ふと。どこかへと視線を向けて、それでも立ち止まることなく歩いていった。

#教会
(47) 2023/09/12(Tue) 11:50:58

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>44 黒眼鏡

「ありがとう、珈琲いただくよ」

お世辞にもカフェには見えぬ店内で、いつものように気怠げに椅子に腰掛けていただくそれは無糖のブラックだ。
今日はこういう気分だったのか、それとも客の好みを熟知しているのかはわからない。
ただ、カフェインは幾分かは眠気をマシにしてくれるのでありがたいと思っているから遠慮なくそれを口にした。
ここで何かを盛らないと信用出来る程度には顔見知りであるし常連だった。

「いつも助かる。
 ドラッグストアのものは効き目が弱くていけないね」

聞かれはしないものの、差し出されるだろう紙袋を見るとそう言葉を漏らして。
勝手知ったる様子で薬の代金を取り出す。
こういう所で足のつくカードなど使えないのは百も承知。ちゃんと現金を持ってきていた。

#Mazzetto
(48) 2023/09/12(Tue) 12:16:30

【人】 黒眼鏡

>>48 エルヴィーノ

「珈琲をきちんと飲んでくれるやつは、皆上客だ」

自動車修理業のほうと喫茶店、店の内装はそれを半々につなぎ合わせたようで妙なものだ。
なんともハードルが低いことを口にしながら、代金を受け取る。
ついでに、と包みに入ったものをいくつか、一緒に渡す。

「ついでにこれとこれ。
 あー、正真正銘ただの菓子だ。
 そっちは飴で、そっちが焼き菓子だったかな」

ここで買い物をすると、たまにこうして何かを押し付けられることがある。
別に断っても、「そう?」と引き下がるだけだ。

「ちゃんと寝るのは大事だからな。
 体には気を付けろよ」

ついでに、お節介もひとつ。

#Mazzetto
(49) 2023/09/12(Tue) 12:45:15

【人】 無敵の リヴィオ

>>33 ニーノ

勿論許す……というよりも、
こちらから差し出すように身を屈めたのだから当然のこと。
つつかれた黒猫は、男の前髪で小さく揺れた。

「はは、ありがとう」

「けどね、君が付けたいと思うなら付けたっていいんだ。
 なんならお揃いにするかい?……なんてね」

似合うことが当たり前だと言うように自信満々な様子で礼を言い、
屈めていた身を戻して片目を閉じ笑う。
冗談ではあるがそれも悪くないと考えているのは事実だ。

「…いや、これは贈り物なんだ。
 これに限らず最近使っているピン留めは全て贈り物でね」

#街中
(50) 2023/09/12(Tue) 13:04:58
「…了解」

潰せと命を下されるなら話は早い。
要らないものは狂犬らしく喰い荒らそう。

解散の合図と同時に立ち上がり、
次の場所についても理解したと肯定を示すように頷いた。
ここでいつものように振る舞うのもひとつだが、最初の会合だ。
まともさを少しくらい見せておく方が
使える
だろう。

そのまま2人へと軽く頭を下げ、扉に手をかけた後。
男はひとり先に、この場から立ち去っていく。

まるで何事もなかったように、いつも通りの笑顔を貼り付けて。

【人】 門を潜り ダヴィード

>>43 イレネオ

男もまた、それを言葉にできるほどの語彙を持たなかった。当たり前にそこにあるものをどうにか大切にするのが精一杯で、それらはいつも失われてから名前を与えられた。

「まあ……それなりに」

それなりに。
一人で済ませる時ならば、食事用とデザート用にそれぞれ買って帰る程度には。
美味しいものを食べるのは、好きだ。隣に誰かがいるならなお良くて、いなくとも誰かの笑い声が聞こえる場所がいい。

「おつかいくらい任せてください。
 泣いて名前を呼んだりしませんよ」

フレーバーの選定も任せてもらおう。
さっぱりとしたもの、甘いものの2種を買ってきて選んでもらうのがいいか。
そんなことを考えながら小走りで商店街に走っていった男は、5分と経たないうちにレモンのジェラートとチョコレートのジェラートのカップを貴方の目の前に差し出すだろう。

#商店街
(51) 2023/09/12(Tue) 13:38:57

【人】 陽光の元で ニーノ

>>50 リヴィオ

「オレが?……そっか」

「へへ、お揃いは嬉しいけどちょっとはずかし〜かも……
 でも最近のリヴィオせんぱい見てたら気になってきちゃったから、その内何か着けてみようかな」

思い浮かべているピンはシンプルなもの。
それでも手を出したことのないお洒落アイテムは、手に入れるだけでもまず背伸びしないといけなさそうだ。
向けられたウインクからは普段と変わらず貴方からの自信がひしひしと伝わってくる。
そんな上司の姿はやっぱり好ましく、近づいてみたいものだなと。

「へえ〜〜〜贈り物!すてきですね!
 誰から頂いたんですか?友達とか〜……」

そういえば最近のせんぱいは毎日つけてるな〜と思い返す。
それぐらいお気に入りということで、品自体もそうだが渡してくれた相手への好意もあるんだろう。
そう……毎日身に着けたくなるぐらい…………ハッ……

「…………こ、恋人……?」


スクープ…!?みたいな態度を見せては思春期のような反応をする19歳。

#街中
(52) 2023/09/12(Tue) 13:46:31
 


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