188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ 友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のこと。
物静かで優しく、時に厳しい態度を示しながらも
私を支え、道を示すあなたは、紛れも無く私の半身でした。
魂の半分を喪ったこの時
私自身も同時に死んでいたのでしょう。
残ったのは、ただの壊れた人形でしか無かったのです。
……でも。
もしあの時、あなたに短剣を託し
想いを伝えることが出来ていたとしても
あなたを死なせる考えも
共に逝く考えもありませんでした。
あなたには私の分まで生きて欲しかった。
私の想いを抱いて、私の中で共に。
生きていれば、必ず良いことがあるから、と。
しかし、あなたは私よりも先に散ってしまった。
今となっては、全てがifの妄想。
あの時共に逝けたならば、私が完全に壊れる前に
あなたに救われていたのかもしれませんね。]
[ ……この段階で、既に
私は選択を誤っていたようです。]
[ 余談。
経典に記されている『教皇』は
“デセスパール”という名でも知られています。
この名がどの時代から使われ始めたかは不明ですが
語源としては、遠き国の言葉で
“絶望”
が変化したものとされています。
他に名を持たない者が多い中
彼は何を思い、この名を使い始めたのでしょう?*]
| (a47) 2022/12/21(Wed) 20:54:02 |
| ―― 回想・世界が終わるその前に ――
[ 神様が決定を下す、その前の日。 行ったのは薬草園だったかな。 そこに――アリアちゃんがいると思ったからだ。] こんにちは! アリアちゃん [ それこそ、きみを迎えに行った日のように、 それから、なんとなく距離を置いていたことも、 何でもなかったかのように。 アリアちゃんへと声を掛けた。] (227) 2022/12/21(Wed) 21:53:56 |
| [ ――5年前、迎えに行ったアリアちゃんは、 今と同じようにあんまり表情は変わらなくて、 その心の内を知らないぼくは、 なんというか、 わりとあっさり、聞き分けの良いように見えた >>1:188。 一緒に暮らしていた人が亡くなったと聞いたのは、 こっち側も既に把握してたのか、 それとも到着してから 近くの人の反応から知ったことだったんだっけ。 ……一緒に暮らす人が居なくなったからこその 淡白さだったのか、 それとも別の何かなのか。 ぼくには何とも言えなかった。] (228) 2022/12/21(Wed) 21:54:22 |
| [ ぼくは、カルクくんの祈祷室にも、 フォル兄さんの売店にも 入り浸ることはあんまりないんだけど >>1:437、 アリアちゃんのところに通ってたのは、 ……うん、お客さん少なそうだなーっていうのも、 なくはなかった。 だけどそれ以上のものもあったよ。 アリアちゃんのことは、その時は、 一番気に掛けてただろうね >>1:189。 アリアちゃんの表情の微妙な変化が、 なんとなく分かるようになった気がしたし (気のせいかもしれない) ここでの居心地もそう悪くはないのだろうと、 それが分かれば、嬉しかったよ。] (229) 2022/12/21(Wed) 21:54:54 |
| [ だからこそ、彼女を見て憎らしくなるのが苦しかった。 この関係が、過去の何かに塗り潰されるのが嫌だった。 『隠者』は知ることがないことだろう。 だから……アリアちゃんが過去に振り回されないのは、 救い、だったのかもしれないけど。 だけど何も知らない子へと、 訳の分からない感情を向けて、避けてしまうこと、 それがますます、苦しくて、] (230) 2022/12/21(Wed) 21:55:38 |
| え…………? [ ――その時、上手く笑えていたかは分からない。 流石にばったり会った時まで避けることはしないけど、 その時は、アリアちゃんに対しては、 まだ誤魔化すことが上手くなかった。 強引に持たされたのは、ドロップ缶 >>1:191。] え、あ…… [ 渡したら、アリアちゃんの手は離れていく。 からからと手の中で鳴らす。] (231) 2022/12/21(Wed) 21:56:24 |
| ……あは ぼく、そんなに疲れてるように見えたー? でもありがとう! [ これどうしたのー?なんて、 ようやくいつもみたいに聞けたら、 どうやらアリアちゃんのお手製らしい。 アリアちゃんのお手製ならきっと効くよね!と 思うと同時に、それを渡された訳は…… はっきりとは分からなかった。] ……ごめんね、アリアちゃん [ 去っていくその背に、音にならない言葉を呟く >>1:192。 なんとなく、アリアちゃんに謝ってしまったら、 ぼくと『 魔術師』の境界が、混ざってしまう気がしたから。] (232) 2022/12/21(Wed) 21:56:52 |
| [ そのドロップのお世話になる頻度は、 実のところはあまり多くなかった。 自分は苦しくないのだと、 自分の気持ちを見ないフリするのは得意だ。 だけど、どうしても自分を見失いそうになったときは、 ころりと口に放り込んだ。 なんとなくほっとしたのは、その効能かもしれないけど、 ……アリアちゃんの優しい言葉が過るから >>1:191。 そっちに、安心していたんじゃないかと思う。 これをくれたのはアリアちゃんで、 アリアちゃんが心配したのは、この 苦しむ ぼくなんだと。 『隠者』が『魔術師』を心配してる? ……きっと、違うよね? ] (233) 2022/12/21(Wed) 21:57:44 |
|
あのね、アリアちゃん!
これ、またくれないかな!
[ で、現在、ぼくの手の中にあるのは空のドロップ缶。 空になった缶を、捨てずにそのまま取っておいたものだ。
世界がどうなるか分からない状況で、 そんなことを言うぼくに、 アリアちゃんが何を感じたかは分からないけど。 少なくともぼくが、死ぬ気はないことぐらいは、 伝わったかな。 ドロップって、そう一瞬でなくなるものではないから。] (234) 2022/12/21(Wed) 21:58:49 |
|
アリアちゃん
アリアちゃんも、 息を吐きたかったらぼくに言っていいからね
……ぼくが言うのも、今更かもしれないけど アリアちゃんの力になりたいからね!
[ それは今も変わらないな、と思った。 玄関ホールで、神様にはっきり告げたきみを見ていた。 きみは、こんな状況でもしっかりしてると思ってたけど、 ……でももしかしたら、 きみにも“兄”が必要だったんじゃないかと。 ぼくの幸せを、みんなのことを考えてみて、 今更、思った。
言うだけ言って、その場を去るのは、 アリアちゃんの真似みたいだったかもしれない。 ほら、ドロップ、すぐに用意出来ないかもしれないし? って、言い訳。**] (235) 2022/12/21(Wed) 21:59:25 |
[ わたしの瞳が最期に映したのは
ずっと大切に想っていたあのひとだった。
何もかもが遠ざかる景色の中で
あのひとの青と緑だけが鮮明だった。]
( 泣かないで
どうか かなしまないで
わたしは あなたといられて よかった
あなたのそばに いられて よかった )
[『悪魔』が『恋人』を愛していた理由は、
完璧な彼/彼女が健気で美しかったから。
不完全ゆえの完璧さを孕む様は魅力的で、
蠱惑的で、いっそ無理やり自分のものにすることも
考えなかった訳ではない。
けれど、
考えてもそれは絶対にしなかっただろう。
『恋人』は今のままが一番"自分好み"であったからだ。
彼/彼女がその地獄をおくっていたのもその一因だろう。
その ぎりぎりで、壊れそうで、儚く、
それでも完璧であろうとする姿が
『悪魔』は何よりも好きだった。
愛していた。
勿論その心内の全てを知っていたわけではないが
『悪魔』は『恋人』が自分に靡かないだろう所も、
好ましいと思う箇所だ。
壊れたら取り返しのないものを
つついて遊ぶ。
それは『愚者』を殺した時の感情に似ていた。]
[似ていたけれど、
決定的に違うものはあっただろう。]
[どうせなら自分の手でその完璧を壊したかったけれど。
今までやこの混乱の中で『恋人』の精神が壊れてしまっていたのなら。
それは自分が壊したのも同じこと。
それに…… どうやら彼/彼女は
死ぬまで"それ"を貫いてくれたようだった。
だから直接殺した相手について大きく恨む事はない。
それでも少し羨ましいという気持ちがあったのは本当だけど。
それ故に、
『恋人』が最初に殺してほしいともし言ったとしても、
『悪魔』はそれをすぐに行う事はなかっただろう。
けれど、
ほどよく 適度に 丁寧に 壊して 壊れたら
その時には ── …… ]
[『悪魔』は『恋人』を愛していた。
ぎりぎり壊れないように慈しみ愛しみ愛して愛して、
それで囲って、ずっと眺めていたい程度には。*]
| ―― 『誰か』の終わるその時に ―― [ ヴェル兄さんに駆け寄って、 そこにはカルクくんとエーリクくんがいて >>97>>116、 他の人もいたかもしれないけれど、 ぼくもヴェル兄さんを運ぶのを手伝ったかもしれない。 ……周りでおろおろしてただけかもしれないけど。 玄関ホールに落ちる様々な声は聞こえていたけれど、 今は誰にも手を差し伸べられなくて、 罪悪感のようなものを感じながら、 ぼくはヴェル兄さんのそばにいた。] (258) 2022/12/21(Wed) 23:39:05 |
| [ カルクくんとエーリクくんは 部屋から離れていったから >>245、 部屋にはぼくひとりだっただろうか。] ヴェル兄さん…… [ まだ眠っているけれど、 眠っているだけのようだから、いずれ目を覚ますだろう。 とは思っていたけれど、 だから、それよりも、ヴェル兄さんが帰ってきたことに、 嬉しさのような、安堵のような、そんなものが湧いていた。 ヴェル兄さんに、色々言いたいことも、 ……聞きたいこともある。 だけど眠っているならば、 その相手に声を掛けることはしない。] (260) 2022/12/21(Wed) 23:39:49 |
| ………… [ ヴェル兄さんのベッドへと、 その布団に顔を埋める。 もうひとつ、自分の中にあるものに、 ぼくはどうしていいか分からなかった。 ……いや、あるのではなくて、 なくなった んだ。 生まれてから、ずっと隣り合わせで生きてきたもの。 魂に刻まれているらしい感情。 ぼくの心の中にいた、『魔術師』が。 神様が持っていったのだろうか、とは思ったけど、 理由については、今は重要ではなくて。 ずっとそこにあったもの、 ずっと苦しかったもの、 抗いたいたいと思っていたもの。 ……まさか、こんな形で、 逃げられるみたいに、なくなるとは、思ってなくて。 ずっと煩わしいと思っていたけれど、 いざ「さよなら」すると―― 案外、寂しいものだな、と思った。] (261) 2022/12/21(Wed) 23:40:38 |
|
う〜〜〜〜〜〜
[ 布団に顔を埋めたまま唸る。
ぼくは『証持ち』ではなくなった、ということで、 そして、それはみんなもそうなんじゃないかと思っていた。
――今更、今更、なくなってしまったって、 『証持ち』でないぼくなんて、 "外の世界"のどこにも存在していない。 この小さな世界が崩れるなら、 ぼくはそのまま消えてしまいそうだ。
今日がぼくの新しいはじまりの日なんて 言われたって、 なんにもないぼくは、今更生きていくことが不安で、 どうしようもなくて、今更何も出来ない気がして、] (262) 2022/12/21(Wed) 23:41:35 |
|
……っ、う、 う、う
[ 溢れた涙は布に吸い込まれていった。 そうだね――ぼくが泣くのは、 いつもヴェル兄さんの前だった。
誰も来なかったら良いのに、と思いながら、 喪失感と、不安と、どうしようもない感情に、 泣くことを、止められなかった。**] (263) 2022/12/21(Wed) 23:42:01 |
| (a58) 2022/12/21(Wed) 23:44:07 |
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