人狼物語 三日月国


245 【R18】×××な部屋に閉じ込められた王子様と騎士の選択

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[鍛えられてはいても細い身体が、
蛍石に照らされて白く、俺の眼下に晒される。

さっき服の上からまさぐっていた腰は一際細く、
やっぱり、くびれがある様に見える。

王子が見るなと言ったそこも、
豊かではないにしても乳房の様な膨らみがあり、
頂は甘い色で俺の視線を掴んで離さない]


  ぅわ…… エロい身体してますね……


[女の子みたいだ。思わず呟いて、
王子の腕の自由を奪ったまま、
つんと勃った胸の蕾に口を付けた。
軽く濡らす様なキスをしてから口に含んだら、
ちゅ、ちゅぷっと音を立てながら吸い上げる。

王子が気持ちよさそうにしてくれたら、
俺も下半身がどんどん重くなっていって、あぁ、と呻く様に時々熱く吐息を零す]

[王子も勃ってきたかな、と気になって。
俺の膝を王子の足の間に捻じ込んで、
股をぐっ、と押してみるけれど]


  ――――、


[思った様な硬さが、無い。
というか、膨らみすらない様に思えて]


  ……失礼。


[しばし固まった後、おもむろに王子の腹に手を当て、
そのままずぼっとズボンに手を突っ込んだ。つもりが、
気が動転していたのか、勢い余って下着の中にすら手が入り込んだ。

抵抗されたかもしれないけれど、
ソコにあるべきものがない事は、わかってしまった。
それにもしかしたら、
男には無い割れ目に指が少し入ってしまったかもしれない]



  !!?…………ッ、


[王子の両手を捕まえていた手も、
王子の秘密に触れた手もバッと引っ込めて、
起き上がって身体も王子から離して、

勢い余って、台座から転げ落ちた。

ドサッと音を立ててうつ伏せに落ちて、
俺はそのまま動かなくなる。
痛いんじゃない。
理解が、追い付かない。

今までの旅路で俺が王子にした事、
王子が俺にした事言った事、
それに今日感じた数多の違和感が、
頭の中でぐるぐると思い出される]


  ………なんで、
  言ってくれないんですか……


[やがて聞こえる声で呟いたのは、そんな言葉。
だって言ってくれてたら、もっと…………*]

[男の手付きが確かめるものから、情欲に駆られたものに変わる。
わたしは目を閉じていたけれど、顔や目元に当たる視線に込められた気配で、何となくそれを察する事ができた。
明日成人を迎える今日まで、恋愛事情にまったく関わって来なかった己にとって、いきなりのこうした行為は難関なわけだが。
果たして、わたしの反応は男を満足させているだろうか。
別にこちらも演技をしているわけではないが


どうかこのまま、最後までしてもらわねば、困る。
時折男の剥き出しの欲情に触れるというか、何度か怖くなったり気後れしそうになったけど、傍らの花を見遣って励まされては、何とかここまで受け入れ続けていて、]

[なのにお前ときたら、見るなと言ったのに、
都合よく逆の意味で捕えて
問答無用でわたしの両手を封じると、下着タンクトップごと上衣を捲り上げて胸元を暴いてしまう]


 見るなと言ったのに……痴れ者がッ!


[わたしの裸の上半身を、いやらしくて遠慮のない視線が舐るように当てられる。
エロいという言い方は下品で気に入らなかったが、
少なくともわたしが心配したような、やる気が萎えるという事態にはならなかったようで、不本意ながらも内心密かに安堵した]

[続く呟きにも、わたしの心は揺さぶられてしまう]


(こんな体でも、女の子みたいだって言うんだ)



[何故かそれがひどく嬉しくて、胸が痛くて、泣きそうになった]

[けれど、泣く暇なんて与えられない。
すぐに胸の頂きを口に含まれれば、泣き声は鼻にかかったような甘やかなものに変わり、反らした喉を上って口から溢れ出る]


 ……んっ、あっ、いや……っ、
 お、と……音、…立てないでぇ…ッ


[耳に届く水音がいやらしくて、恥ずかしくて煽られてしまう。
乳首を強く吸われると、乳房の柔らかい部分も一緒に引っ張られて変形するのが見えて、わたしのでもそのくらいの役目は果たせるのだ、と何故か感じ入ってしまった。

それにしても、この光景のなんと煽情的な事よ。
口の動きだけじゃない。
時々そこに固い歯が当てられたり、浮いた口の隙間から熱い吐息が零れて肌に掛かったり。
胸に覆いかぶさる男の頭が動くのに合わせて、前髪が胸元を擽るのを感じると、何だか胸を突くような、愛しい気持ちが湧いてきたりもする]

 

 ……はぁっ……


[気持ちよくて頭がぼうっとして、熱い溜息が零れた。
あと、さっきから何かお腹の辺りがざわざわとして、
内股がウズウズするのが居心地悪い。
その感覚から逃れたくて、無意識に腰を揺らしたり、
膝を擦り合わせたりしていたけど、]


 あっ


[急にそこへ膝が強く押し付けられて、
声を上げると同時に腰がビクンと跳ねた。
今のは一体なんだと見上げたら、目の前の男は急に
動きを止めてしまって]


 し、つれい、…って、え、……アッ


[乱暴ともいえる動作でいきなり下穿きの中に手を突っ込まれて、
思わず悲鳴を上げた。
男の指が湿りを帯びたそこに入り込むと、体がブルっと震えて、台座に両手を縫い止められたまま上体を捻る]

[けれど、それは僅かな間の出来事で、
どうやら
真相
に辿り着いたらしい男の様子が急変する

わたしの体から手を離し体を起こすと、
勢い余ってそのまま台座から落ちてしまった]


 エース?!


[さすがに驚いてわたしも飛び起きた。
上着の裾を下ろして脱がされかけた下穿きの方まで覆うと、
台座の上からそうっと様子を伺う]


 ……だ、大丈夫、……か?


[男は床にうつ伏せになっていた。打ち所が悪くなきゃいいけど。
内股の辺りにまだ若干の熱を残しつつも、
今はそれどころでなくなってしまったから、まずは彼がショックから回復するのを待とうか]

[ようやく搾り出されたような呟きが聞こえると、
わたしはふぅ、と溜息を一つ吐いて]


 この国でわたしが女だと知っているのは、
 両親と兄のみだ。
 つまり王家内の極秘情報なのだよ。


[これまで言えなかった事情については、
先にサラッと触れて、]


 服を脱がなければ、ひょっとしたらバレずに
 最後まで出来るかと思ったけど……そうも行かないか


[台座の上にぺたんと座り込んで肩を落とす。
従者が起き上がってきたら、聞かれた事に答えようか。*]

[王子が人と肌を触れ合わせるのが初めてと言った事は忘れてはいないが、初めての相手にぶつけるものでない熱を向けてしまった。
王子が花に励まされているなんて露知らず、
その花の目の前で、肌を無理矢理暴いた。

怒られたけど……
さっきみたいに怯む事はなかった。
だってこんなにいやらしい身体を前に湧き上がる興奮は、
主に叱られたくらいじゃ萎まない。

王子の表情の変化にも気付けないくらい
きれいな色の胸先に気を取られて、
そこを俺の唾液で濡らしてしまう]

[反らされた喉から出るのは涙声から、明確な嬌声に。
甘いその声がぞくりと耳を犯し、
俺は、いやだって言われると余計にしたくなった]


  ムリ。


[息継ぎの様に口を離した隙に、そう呟く。
ちゅぷ、ちゅくと何度もわざと音を立てて、
胸ごと引っ張る様に吸えば、王子の視線に気付く。
胸を弄られている自分の姿を見て、
恥ずかしそうだけど、嫌ではなさそうで。

王子を気持ちよくさせられていると思えて、
俺の興奮も積もっていく]



 (嗚呼、エロい顔……)


[そんな顔は見た事がないと、
優越感に浸れるその堪らない表情。
王子の尊厳までは傷付けない様に優しく、でもあと腐れない様にできるだけ手早く終わらせようとしていたのに。
もっと見ていたいと、願ってしまう。
もどかしそうに揺れる腰や閉じられる内股に、
王子も興奮しているかと、つい確かめたくなって、

俺は、知る事になってしまう。

数瞬前にはお互いに欲望に溺れようとしていたのに、
指先に僅かな湿りを覚えたまま、
王子から離れたところで俺は倒れ込んだ]

[うつ伏せのまま動けないでいたら、
俺を心配した王子から声がかかる。

そのままの距離感でなんで、って俺が呟いたら
王子はため息の後、教えてくれる。

ちらっと上げた視線の先には、衣服を整えた王子の姿。
でももうその下にあのエロい身体がある事を知ってしまったから、今までの様に、普通に見られない。

けど「ひょっとしたらバレずに」なんて聞けば、
がばっと起き上がって、台座の傍に跪いて口を開く]


  いやいや、ヤる前に言うでしょ!?
  どうやってバレずに最後までできるんですか?!
  ケツに突っ込んでもらう気だったんですか?
  それすら下は脱いでもらうんだから
  チンコないってわかりますよ!

  どんだけ童貞なんですか!!?


[呆れてしまって随分下品で無礼な言葉をぶつけてしまうが、
マジで王子が言わなかった事が理解ができなかった。
性別が極秘情報である理由より、
王子がどういうつもりだったかが気になって仕方ない]

[言いたい事を言ったら、気まずそうに目線を逸らして、
それから深々と頭を下げた]


  ………知らなかったとはいえ、
  申し訳ありませんでした。

  数々の無礼、お許しください……


[無礼=さっきまで散々身体を弄った事、だ。
今チンコとか童貞とか詰った事は詫びる気はない]



  ……女の子だっていうなら、
  話は別です……

  ……ここ、避妊具なんてないですから……


[手持ちにもないし、散々調べたここには絶対ないし。
俺の中で"王子"ではなく"女の子"になってしまった存在から目を逸らして……立ち上がる。

それから歩いて行ったのは、さっき見付けた出口。
ガンッと再び足で乱暴に蹴って]


  ……ここを、壊します。
  ちょっと待ってて下さい。


[背を向けたままそう告げて、
剣を抜いて隙間に差し込む。刃こぼれするのも構わずギリギリとそこを広げようと、柄を揺らす。
馬鹿な事をしているとの自覚はあるが、
今は自分で止められる気がしない。

俺は、彼女を命を懸けて守ると誓ったのだから。*]

[衝撃を受けたらしい従者を台座の上から見守る。
ようやく起き上がると、猛烈な勢いで捲し立てられた。]


 ……そうか、やはりバレてしまうものなのか。
 いや、服を着たままなら誤魔化せると、
 本当にそう思ったんだ……

 それよりもお前、
その言葉遣いは聞き捨てならないぞ

 
ついに童貞と言ったな?!



[一応言葉遣いに対しては苦言を呈したが、心配を掛けた事は変わりないようで、従者が先に頭を下げたのであればこちらも合わせて詫びる]


 いや、知らなかったのだから咎はないぞ
 わたしの方こそ、大事な事を伝えなくてすまなかった


[わたしが先に許した以上、体を弄んだことに関しては
詫びは不要なので、
わたしが望んだ事でもあるわけだし

今の言い方に関する詫びだと受け止めてしまった]

[その後で、わたしが女であるのに、何故男として育てられたのかの理由や、王家事情について問われるかと思いきや、従者は態度を改めると、真っ先に台座から離れていってしまった。
向かった先は、先程彼が蹴りつけていた壁の付近で、]


 ……あっ


[制止する間もなく、固く閉ざされた壁を無理矢理こじ開けようと奮闘するのであった]

──しばらくして──



[いくら騎士が隙間に剣を差し込んでみようが、
壁を蹴りつけようが、やはりそこはビクともしないようだった。
力尽きて壁の前でへたり込んだ頃を見計らって、
ゆっくりとそちらへ近づいていく。
なお、わたしの服装はちゃんと整えた後だ]


 大丈夫か?……ほら、水だ。
 飲んで、まずは落ち着け。


[部屋の中で見つけた飲み水らしいものを従者の方へ差し出す。
散々暴れまわった後なら、少しは頭が冷えて話が出来るようになっただろうか]


 さっき、ここから出る方法については確認しただろう?
 それについて伝えたい事があったのに、
 お前ときたら早合点して、こんな風に……


[騎士の側にしゃがみこんで、膝を両手で抱えて横から覗き込む。
話を聞いてくれそうだったら、このまま続けよう]

 

 まず、わたしを女の子と呼ぶのは止めろ
 わたしはこの国では、誰が何と言おうと
王子
という立場だ。
 お前の主である事には変わりないぞ。

 ……まあ、王子と呼びにくかったら、
 名前呼びでも殿下でもいい。
 だが、女の子は許さん。

 さっき、誓ったな?
 この部屋から出たらすべて忘れろ、と。
 ……そういう、事だ。

 

 

 この部屋を一緒に出ようって決めただろう?
 だから、……いいのだ。
 
 それとも、わたしの事なんてもう抱けなくなってしまったか?
 少しの間だけだったが、お前に触れられている間、
 
……わたしは幸せだったぞ。



[口にするのは少々恥ずかしいが、
伝えねばなるまいと言葉を駆使する]

 

 わたしは生まれつき、男として生き抜く事が定められている。
 女として誰かと肌を重ねる事など、一生ないと思っていた。

 ……おあつらえ向きに、
 わたしは女としてはあまりに魅力に欠ける、
 貧相な体をしているしな。


[自嘲を込めて付け足すと、小さく溜息を吐く]

 
 やはりお前から見ても、わたしは女としての魅力は無いか。
 ならば、どうすればお前をその気にさせる事が
 出来るか、教えてくれ。
 まずはここから出なければならないのだから、
 ……それだけを、考えよう。


[膝を抱えていた腕を解き、騎士の方へ手を伸ばすと
頭をそっと撫でる。
まるで幼い子に対してするように、慈愛を込めて。*]

王子 シールは、メモを貼った。
(a3) 2024/01/21(Sun) 0:13:34



 (くそ……お坊ちゃんめ……)


[止められない文句を浴びせたら、
眩しいくらいの
無知
無垢さを見せられ
内心悪態をついてしまう。
それよりも、と言葉遣いを指摘されたら、はあ何を今更、と従者らしからぬ態度でそっぽを向いたりして。

けど互いに謝罪したら、
いつもの態度と関係性に戻れたか。
―――否、もう戻れる事は、ないんだ
]

[与えられた試練をこなすのは、
あくまで王子が男の場合だ。
王女だったならあんな事してない。
だから今、王女だったら取っていた行動を部屋をこじ開けようとするまで。

後ろに王子の視線を感じながらも
俺は今、自分にできる事をしようと必死だった]



  はぁ、はぁ……クソ、


[一向に開かない扉の前に座り込む。
自分の荒い息遣いで、近付く気配に気付けなかった。
ちょっとびっくりしながら、
こちらを気遣う姿に、頷いた]


  ……すみません。


[ぶっきらぼうに謝って水を受け取って、
言われるままに、少しだけ水を飲む。
まだ、長く閉じ込められたままになるかもしれないから、
大切に飲もう、と思って。
でもたった一口でも、喉が潤えば
すうっと頭が冷めて、思考がクリアになる。

隣に座った王子が、俺の顔を覗き込んで来る。
伝えたい事?と、顔と耳を傾ければ、王子が続きを紡いでくれた]



  は……、わかりました。


[女性だったとして、主である事には変わりない。
それは俺も同じ、なのだけど。
流石に扱いは変わるだろと、思ったけど言わないでおく。

忘れる事もできる、だろう。
そういう事、という事も理解できる。
でも今この場で女の子の王子を抱く事は、
俺は受け入れられないんだ]

[避妊について問題ないと教えてくれて、
身体を許すと伝えてくれて、
それに、「幸せ」だったって。

どうしても外に出なければいけないから、
俺を煽ててくれてるんだろう……な。

王子の純真さを忘れて、そう考える。
そうしないと、本心だって勘違いしてしまう。
そんな事になれば、俺は彼女を――――……]

[王子の話を、黙って聴いていた。
貧相な身体と聞けば口を挟みたくなったが、
ため息に制止される様に噤み]


  はあ……
  でも、初めてなんでしょう?

  女の子の初めては、大事なモンだと思います。


[女の子と呼ぶのは止めろと言われたけど、生物学的にそうだし、
こんな部屋で行為を強いられて、なんてあんまりだという思考が抜けない。相手は好きな奴でもないし。でも……]


  ……王子だから、
  部屋から出る方が大事、ですか?

  それなら、……………うん、
  お手伝い、しますよ。
  王子が、望むなら。


[もう意思が固いのなら。
頭を優しく撫でてくれる王子に向き直ったら、
笑おうとして、苦笑いになってしまう]



  十分魅力的だと思いますよ。
  俺って、節穴ですね。
  いや、シール様が変装がお上手なのか……

  ああ、でも、………


[男に興味が無いから、男だと信じて疑わなかった王子に性的な魅力を感じた事は無かったけれど、今は違う。
その気にだってすぐになれるけど、
折角だから何かさせてみようか、と頭をぐるぐると働かせて]

 




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