68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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| ラサルハグは、名を呼ばれた気がした。その声は以前ほど明瞭に届かない。 (a98) 2021/04/27(Tue) 22:39:48 |
「
I'm "Broken time signal".
」
“当方が嘘をついている”?
はい、当方はいくらでも
当方にとって都合の良い事を述べます。
当方はきっと、貴方が信用を置いている
彼もしくは彼女をも欺きましたよ。
つまり、当方が“的”になる事は、
当方の望むところだったのです。
「うるさいよ」と呟いた。耳を塞ぐ。声はまだ聞こえる。
「
I'm "Broken time signal".
」
しかし……
それでも貴方が
“当方に罰を与えたい”と、
それでも貴方が
“『壊れた時報』に手を掛けられない”と、
そう考えるのなら、
キューの持つ箱を開けると良いでしょう。
キューが『スクリプト』から貰った、
“人を殺したい気分”が入っていますよ。
『スクリプト』は、我々にこの気分を送りつけました。
当方には無意味なモノでしたから、
こうして取り置いていた次第です。
貴方のせいじゃなくなりますよ。
よかったですね。
/*
キューは、気分屋の“気分”の未開封の箱を所有しています。
「
I'm "Broken time signal".
」
当方は人々をハッピーに導く事を
モットーとしております。
それが当方のハッピーです。
それはそれとして、当方の為したい事は為します。
か弱い当方でも、我々のおかげで、
当方は沢山の“死”に触れました。
サンキュー!
そして当方は、これからも我々が人々に
“死”を与える事を幇助するでしょう。
……放っておかない方が多数ですね?
/*
・か弱い当方
キューの筋力はPCの中で最弱です。そう設定されています。
「
Can you listen to me?
」
さて、当方の長話をお聞きいただき、
誠にありがとうございます。
ここまでを踏まえた上で、当方は貴方に問います。
「
I say "Help me, help Cu".
」
「貴方が為すべき事は何でしょう?」
「
I hoped it reaches you.
」
/*耳にだけ音が届きました。脳に届く声はありませんでした。
| ラサルハグは、『人を殺したい気分』の箱を未だ所有している。現場にいなかったから。 (a102) 2021/04/27(Tue) 22:47:52 |
| ラサルハグは彼の声をどこかで聞いている。 独り、語る。 誰に聞かせるでもない、悔恨を。 壊れた時報 「『キュー』は人を殺したくなかった。 彼は事件を止めることを望んでいた。 だから、俺は協力しようとして、」 思考に霞みがかる。 『彼ら』に都合の良いように振る舞うべき /*Role*/ は 思考に違和感を持たないように書き換えられる。 「『彼ら』を前にすると逆らえない。 助けを求めることさえ、 考えられなかった。 悲鳴 はずっと続いていたのに。今だって」 ラサルハグはキューを探さない。 彼を助ける資格も、権限も、有しない。 (72) 2021/04/27(Tue) 22:55:54 |
「
……うるさいよ。うるさい
」
少年は低く呟く。
少年は、『生きたい』と望んだ後、
ただ1人にだけは未来を約束しなかった。
「
俺が悪いんだろ。分かってるよ。
俺には聞き出すだけの時間があった。
俺には判断するだけの余裕があった
」
頭に響くどの声も、
自分を責めるように聞こえてくる。
「
」
少年は、自分の努力を認めない。
結果として何も残らず、──それどころか、
全てを置き去りにしてしまったのだから。
全てを拒絶する少年の、ただの、ひとりごとだ。
ブラキウムは、みんなを助ける為に来たのです。
ですから、特定のワードに対して敏感に反応します。
たとえ壊れてしまっても、動きが重くなっても、反応だけはします。
ブラキウムは、何も守れません。
ブラキウムは、何も助けられません。
生まれてから、ただの一度も成功したことがありません。
「
Please someone help Cu.
」
それが【Brachium】の限界ということでしょう。
……そうして、誰かに向けられたメッセージは途切れました。
「 when they heard the bell toll 」
──みんなが聞いた。鳴り出す鐘を。
メレフは、聞こえた言葉を口にする。
自分に言い聞かせるように。
聞こえないかもしれない『ラス』の為に。
その鐘の音に、耳を澄ませた。
▼
「Who'll kill Cock Robin?」
誰が駒鳥を殺したか?
「貴方が為すべき事は何でしょう?」
「I say "Help me, help Cu".」
私は言う、『私を助けて。キューを助けて。』
▼
「I, said "Cock Robin".」
それは私、と“駒鳥”は言った。
「 」
「I hoped it reaches you.」
あなたに届きますように。
| 人々の疑心の目は昨日から増すばかりだ。
もしも。
もしも、キューの声が、自分だけではなく、 人々すべてに届けたとしたら、 彼はこれから追いかけ回され、 人々の満足するまで殴り、蹴られ、 ルヴァの遺体と比べられないほどに 凄惨な最期を迎えるのではなかろうか。
もしもブラキウムが傍にいれば尋ねただろう。
「あなたはどうしたい?」
(75) 2021/04/27(Tue) 23:17:13 |
| (a114) 2021/04/27(Tue) 23:19:48 |
| (a115) 2021/04/27(Tue) 23:22:13 |
| (a117) 2021/04/27(Tue) 23:31:37 |
「
I don't know what to do.
」
「
I know, you have broken.
」
「
I can't help you, too.
」
| >>73 ルヘナ 「I can't help you.」 「What should we do, Cu?」 近く、あるいは遠くで声がする。 一方的に耳に届く音だ。 ふらり。ルヘナへ近寄る。 「ルヘナ。 あなたは、キューの声を聞いたか。 そうであれば、彼を。 助けてほしい」 憔悴した様子で頭を下げた。 自分では行動すら叶わない願いを。 本来なら託すこともできない望みを。 「Please someone help Cu.」 声がそう言ったから。 上位存在 に従う人形は、 彼女 が望むなら助けを求めることができる。 (78) 2021/04/27(Tue) 23:33:23 |
その音と、いくらかの声を聞いた。ふたつの声は少女に届いた。
! 『キュー』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『シータの痕』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『ラム』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『ガルデニア』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『モス』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『フール』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! 『“死”に触れたい』
該当キーワードと一致しました。
データ読み込み中…
! データの読み込みが完了しました。
File:Gardenia
ラサルハグには届いている。
キューの声も、メレフの声も。
あなたが『ラス』と定義するものも、
『ラサルハグ』と定義するものも、
別個の存在ではない。
影は以前キューが言っていたことを思い出した。
『もうひとり』は ボクより
アト
に
キュー
じゃなかった
と。やっとその意味がわかった。
「お祭りですか?お祭りでも始まるんでしょうか!
嗚呼、死の先にいて参加できないのがもったいないです!」
影はわくわくしている。そこに悪意はない。
むしろ、もうひとりのキューの思想に"共感"している。
「けれどぼくは自ら師を選び、師に着いてきた者
そして舞台を終わらせてきた者です。
……今の選択に後悔はありませんけど!
あとはぼくはみなさんがどんな"苦しみ"を
見せてくれるのか楽しみにさせてもらいます!」
「今だ舞台にあがっている方たちは
……それを、乗り越えられますかね?」
「
……頑張ってなんかない。頑張れなかったよ、俺は
」
竪琴の音。少年は首を振る。
「
助けてくれって、聞こえたんだ。
俺はキューに、あの時助けを求められたのに
」
少年は、己の私情を優先した。
支配する者は嫌いだ。
そうして『もうひとり』に噛み付いた。
それはブラキウムに次ぐ、もう1つの後悔。
「
……助けてよ
」
それは少年が、約束できなかったこと。
「
俺たちの知る『キュー』を解放してやってくれよ……!
」
少年は、舞台の外。
後悔と、掠れた声が響いている。
「
」
| >>79 メレフ 俯くしかできなかった顔をあげる。 「メレフ」 まるで闇の中に差した光のように見えた。 続く言葉に声を失ったけれど。 纏う匂いの変化に気づかないわけなかった。 ずっと気にしないように認識を書き換えられていた。 『面白くするための贄』を止めることは許されない。 「俺の想いは常にあなたの傍にある」 薬指にせがんだ『約束』は変わらない。 あなたが過去に未来にどのようなことをしようとも。 「帰ってこい。待っているから」 あなたを見つめる瞳は不安に揺れていた。 強がりな言葉の裏で歯痒く思うことすら、 あなたには見抜かれているいるのだろう。 (82) 2021/04/28(Wed) 0:05:53 |
ゲイザー
キファは、あなたがつらつらと語る
その全てを噛み砕き、頷く。
「ではその時語れるような話の種を、
沢山作っておかねばな。
ハマルに、サダルとの初デートの話もしてやりたい」
誠実。
その言葉は、確かにキファの胸を打った。
以前殺し合った? だから何だというのだ。
この会話の前に、その程度のこと関係ない。
「先の台詞から──ううん、恋の話をしたときから
薄々感じていたが、おまえはやっぱり世話焼きだな。
敵に回すと恐ろしいが」
ややあって、口を開く。
「おまえと仲直りをしてやる気はないが、
……誠実な奴だと、告げておこう。恋にも、人にも」
「ありがとう」
| >>83 ルヘナ あなたの返答が悪くないものであったから。 知る限りの情報すべてをあなたに伝えた。 徒党を組み、殺人を犯す集団がいること。 そのうちのひとり、『キュー』は二重人格で、 嘘つきの『壊れた時報』と『もうひとり』がいること。 『壊れた時報』は『もうひとり』に支配されていること。 皆の耳に届いた声は『もうひとり』のものであること。 『もうひとり』は死を望むが、 『壊れた時報』は彼を止めたいと願っていること。 『壊れた時報』は呪術ギルド『等価交換』と取引し、 対価と引き換えに『もうひとり』への一定の干渉を 可能にしたこと。 それから『壊れた時報』と接触してほしい、という願いを。 あなたに、託した。 (86) 2021/04/28(Wed) 0:20:20 |
ニア
「そう言う事じゃないんですか?
約束通り綺麗にアンタを殺した僕にお礼くらいあっても
罰は当たらないと思うんですけどォ」
青年は溜息を吐いた。
少女の視線を受け止める。
「本当に可愛くねえなァ」
「ヌンキさん、ぼくたち
"共犯者"
でしたよね?
ねえ、キューさんは犯人なんですよ、どんな理由があろうと!
……殺してしまいましょう! アンタレスさんの時みたいに!
ぼくはあの時師匠の為にやりました。
犯人を殺せば、これ以上被害が増えないんですよ?」
届かないとわかっていながらも、死の先にいる影がやれることといえば戯言を吐き続けるしかない。
その声は、”天啓”に似ていた。
ヌンキの痛ましい姿に、目を逸らしたくなる。
ハマルの代わりを、担ってやりたくなる。
”決して目を逸らすことなく
全てを見守ってあげる事じゃないですか?”
「吾は」
”あちらに伝わらずとも、
貴方は一人ではないよって事を証明し続けてください”
0番目。愚者の正位置。
キーワードは自由、型にはまらない、無邪気、純粋、
天真爛漫、可能性、発想力、天才。
トランプのジョーカーのように、
こと特別なカード。
ピエロのような恰好をした男が、
草の生い茂る荒野を歩いている姿が描かれている。
「ココに
じゃない
でし。
ココは
イキドマリ
じゃない でし。
ボクは
アルけない
でし」
ハマルへ。激励するように、頭を撫でた。「もう少しだ」
音にならない声で唇を振るわせる。「あのアンチクショウ……!」
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