71 【R18】歪んだ愛の形【身内】
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美味しい、ね。
おうじくん、甘いの好きなんだ。
……私が何してても
おうじくんには、関係ないと思うけど。
[
ガトーショコラを美味しそうに食べている姿を
見ていると、この人はバレンタインにはチョコを
沢山もらえていそうだな、と想像してしまいます。
心配してくれているような言葉なのに、
その優しさの意図がわかっていない私は
冷たい響きを持つ言葉を言ってしまうのです。
……ただのやさしさであそこまでするとは
思えないけれど、だとしたらその意図は
何なのか、なんてわからないのです。
少し微妙な顔をする私とは対照的に
彼は機嫌が戻ってきたようです。
]*
まりんはずる休み、好き?
それなら止められなくてもいいけど
[ まあ、一日くらいならいいってなるのかな。
ずる休みとは違うかもだけど
こんなことしなきゃ休むことも無いし
似たようなものだろう。
まりんは休むことに躊躇しそうかなとも思うから
そんなことを聞いてみたりする。
胸が上下しているのをじっと見つつ。 ]
そう?……痛かったら言って?
[ 脱がせても特に恥ずかしかったりはしない、のか?
脚を開かれたらそこに体を割り込ませていく。
下着越しに這わせていた指を
いったん離して、下着をずらして今度は直接
ゆっくりと傷つけないように触れる。
そこが潤っていくまで何度も指を
往復させて、もし痛がっていたらわかるように
まりんの方を見ていた。 ]*
む、無理がないなら行きたいです!
清玄さんと遊べるように
お勉強頑張ります!
[ 大学はまた高校までとは勝手が違うでしょうから
気を抜かずに頑張らなければいけないのです。
清玄さんに携帯を渡されて確認してみると
沢山写真を撮ってもらっていたみたいです。
私はてっきりショーの写真もあるのかと
思っていたので目を丸くしていたでしょうね。
ポップコーンのボックスを受け取って
残りは頂くことにするのです。
甘くてとっても美味しいので
残っている分もすぐなくなってしまい
次の味を楽しむことになるのです!
ブラックペッパーだったりカレーだったり
甘くないのもあるので今度はそういう
ものになりそうな気がします! ]
アトラクションから見る景色は
ここだけのものです!
飛行機の景色も好きですよ?
[ 飛行機に乗り慣れていなかった頃は
少し怖いなと思ったこともありましたが
今は全然怖くないのです。
そうやって慣れていたことが関係あったのか
アトラクションも思ったほど怖くなかったのです! ]
―――――
ずっと、待っていました……
[ 3年間ずっと体に色々な事を教えられて
気持ち良くなれるようにしてきました。
やっと、この日が来たのです。
最初の頃は声を押し殺していました。
はしたないかな?と思ってしまったのです。
でも清玄さんが声を我慢しないようにと
言うのでそれからは声を我慢していません。 ]
んぅ…気持ちいい、からです…
[ 私の体を触る手つきは
どこか急いているようにも感じられて
求められているようでうれしいのです。
清玄さんに触られてまだ下の方には触れられて
いないのに、ショーツは割れ目に食い込むほど
濡れてしまって、清玄さんにも
それを指摘されてしまいます。 ]
清玄さんだから、です……
そ、それに今日はもらえるからっ…!
[ 別に咎められているわけではないのですが
言い訳のように聞こえる言葉を言ってしまうのです。
清玄さんがネクタイを解く姿に見入っていると
それで視界が遮られてしまいます。
ベルトを外す音が聞こえたかと思うと
それは手首に巻き付けられてしまって
両手が頭上に追いやられます。
閉ざされた視界は、感覚を過敏にしてしまうのです。
ぐっしょりと濡らしている場所に吸い付かれて
たまらず声をあげ続けることしか
できませんでした。 ]*
んーーーーっ!っふぁ……はあっ
き、よはるさんっ……
ずる、やすみ…?
海斗くんと一緒なら、…いい……かな?
[ 本当は嫌だけれど、
海斗くんも一緒におやすみなら
あんまり考えません。
息はまだ落ち着かないけれど、
へにゃっと彼に笑顔を向けてみるのです。 ]
わ、わかった…!
んんっ…か、いとくっ……
ほわ、っと、するよ…ぉ……
[ 脱がされたこと自体は恥ずかしいのですが
海斗くんになら、いいのかなって。
ただただ力が入りにくくなって
脚を開いたのですが、彼のと距離は
少し近くなりまして、
海斗くんの体温が伝わり始めた気がします。
指が直接まりんの分からない場所を
触り始めるとさっきよりももっと
びくっと反応しながら、
じっとまりんを見つめる海斗くんのほうを
まりんも見つめ返して、
痛いなんて気持ちはないことを示すのです。 ]*
無理なんかじゃないよ。
理子のためなら、大丈夫。
そうだね、理子は頑張り屋さんだから
大丈夫だと信じているよ。
[ 大学での友人選びも大切。
出来るだけ彼女を毎日送り迎えをしたいけれど
できない可能性もあるから、
そういうときにどうしようかと
考えなければいけないことに気づいた。
目を丸くして自分が写っている写真を
見ている彼女は、とても可愛らしい。
他の人間の目に晒すのが惜しくて堪らない。
1日だけで、ポップコーンを何種類も食べるなんて
初めての経験だったから、
彼の友人にも報告してしまった。
彼女は誰かに遊びに来ていることを
伝えたりしたのか、少し気になった。 ]
確かに。……また見に行こうね。
[ 彼女を引き取ってからほぼ毎週、
飛行機に乗せてどこかに遊びに行った。
旅行に行くことで彼女のことを知り
彼のこと教えていたつもり。
だから、飛行機からの景色も好き、と
言ってもらえるのなら、
彼にとっても幸いだった。 ]
────────
これからは、うちでも、旅行でも
たくさん深く愛していくから。
[ 衝動を抑えていた3年間。
それはとても長くて、大変なもの。
彼女の表情を見ればその抑えていたものは
徐々に枷が外れていく気がした。
可愛い声が彼の枷を外していく。
ひとつひとつを聞き入れると
彼の熱が一点に集中していくのが
彼自身よくわかっているのだった。 ]
っ、…は……理子、いい子だ……
[ 可愛い言い訳のような返事を聞きながら
彼は秘裂に隠れる秘芽に吸い付き、
準備を整えるために指を挿れ
濡れ具合を改めて確認する。
本当は彼女の口で濡らそうかと思った彼だが
しっかり濡れているので指を抜いてから
ズボンのチャックから生身を取り出し
秘裂にその熱を擦り合わせたことだろう。 ]*
そんなにしんどそうなサクラちゃん
ぼく見てられない。
[
頑なに嫌だと言う彼女に
ずっと、いこうと言い続けていると
彼女は条件を提示した。
彼女が満足するまでのキス。
そんなもので行ってくれるのなら、
彼は喜んで口づけをするのだった。
]
っ、ふ…は………
[
彼女のよしの声は暫く出ず、
跨ったまま唇を重ねた後は
舌を絡め、指を絡めながら、
くちゅ、っと水音が立ち小さな部屋には
口づけをかわす2人の声だけが響くのだった。
漸くOKが出ると、彼女は着替えて。
その間に近くの産婦人科を見つけた彼は
彼女と一緒にそこまで行くのだった。
幸い、低容量ピルの使用を勧められて
彼女の両親に内緒にするために
彼が薬代まで全部現在に至るまで
毎月払ってあげているような状態。
]
*
近くで見られるほどの人間なら
喜んで、近くで見るよ。
[
なんて彼は言って、
彼女の頬を軽く指で撫でた。
隣で見ること以外は近くない。
だから、それは叶わないことと
彼の中では完結してしまっている。
彼女に新しい人が見つからないように
彼女のことを汚しているのは
見付かればと願っているはずの彼なのだが。
]
…ワンコちゃん?
あーんとごっくん。
[
────関係ないこと。
そう言われると戻っていた機嫌が
徐々に悪くなって、彼は何かを取り出して
彼女の口を開かせ、
半ば無理矢理に彼女に飲み込ませる。
彼女に何、と聞かれたら彼の口は
にやりと開いてこういうのだ。
]
んー……オクスリ。
もうちょっとしたらワンコちゃんは
ぼくに犯されたくなるの。
ぐしょぐしょに濡れてさぁ、
いっつも我慢できる声も我慢できなくなって
自分から腰振ってねぇ。
早くクスリがキマったさくらちゃんが
見てみたいなぁ。
[
勿論、嘘。プラシーボ効果を期待しただけ。
彼女はそういうものを信じやすいから
キメてしまうかもしれないと思うと
彼はソワソワして彼女を寝室へと連れていく。
抵抗されるならベッドの上に押し倒し
彼女に跨ってその時を待つだけ。
服を脱がすかどうか悩みつつ、
ひとまず彼女に更に追い討ちをかけようか。
]
ワンコちゃんがさぁ、
ぼくのこと蚊帳の外にするの
すっげー不愉快なんだよね。
何、ワンコちゃんぼくに隠れて…
誰かと寝てんの?
[
彼女には言ってない。
彼はもうセフレが誰もいなくて
彼女だけが今関係を持っていること。
でも、彼女が他の男と寝ているなんて言ったら
自分だけにしときなって、彼は言うだろう。
]*
……なるほどな。
それが毎日続いてもいいんだ?
[ へにゃっとした笑みを浮かべる彼女は
当たり前に休まなければならなくなる意味には
気づけていないんだろう。
こんなことした以上、
男女が一緒に寝ることの意味くらいは
知ってもらって同じところで寝たいと
言わないようにしたいから……
一緒なら、と言われるのであれば
敢えて自分だけ出席するのもありかもな。
大学で男がまりんのこと見てるの、
実はだいぶ嫌だし。
笑顔には笑顔で…と思ったけど
考えてることのせいで
上手く笑えてなかったかもな。 ]
……気持ちいい?
[ 流石にずっと想い続けていた相手だから
体温は高くなっていて、まりんにも
その熱が伝わっていたかも。
びくっと反応はしているものの見つめ返すまりんは
痛いというわけではなさそう。大丈夫だと判断して
蜜を絡めながら、中に指を一本沈めていく。
緩やかに中を擦るような動きをして
誰も受け入れたことがないそこをほぐしていく。
彼女が気持ち良さそうにし始めるなら
中に入れる指を増やそうかと思いつつ。 ]*
嬉しいです!
清玄さんのためなら何でも頑張りますから!
[ 大学ではお友達は出来るでしょうか。
送り迎えは出来ないと言われるなら
一人でも平気なのですよ!
でも大御門家に住んでいるわけですから
もしかしたら一人は危ないのでしょうか…
ちょっと困ってしまいますね。
清玄さんは私と違ってずっとお屋敷で
質の高い生活をしていますから、
少しだけポップコーンだったり
パークのフードが口に合わなかったらどうしようと
内心思っていたのですが
私と一緒に楽しんでいる風に見えたので一安心です!
ちなみに用事があるといっただけで
遊びに来ていることは誰にも言っていないのです。
お泊りまでセットですもの、他の人には
少し言いにくいのです……。 ]
はいっ!また見たいですー!
[ 旅行といえば修学旅行くらいだった私に
色々なものを見せてくれたのも清玄さんでした。
神社やお寺を見るのも好きで色々回りましたが
年の割にはちょっと渋い好みだったかもしれません。 ]
―――――
ほんと、ですか…?
たくさんしたいです……!
[ 3年間はとても長かったのです。
気持ちいいところを刺激されて
ずっとお預けをされていたような形でしたから。
もう我慢しなくてよいのなら、
毎夜のように求めてしまう気がします… ]
ひぁっ…きよはるさ…
そこ……んんっ!
[ 特に敏感な秘芽を吸われるとひとたまりもなくて
自由な脚をばたつかせてしまいます。
指が中に入るとびくり、としてしまいますが
気持ちいいですし、もちろん痛くもないのです。
清玄さんの熱を擦り合わせられて
ついつい、秘芽に当たるように動いてしまって
怒られないか心配になってきました…。 ]*
ん、ま、まいに、ち?
それはっ、おかあさんに…おこられちゃう、よ?
[ なぜ彼は毎日と言うのでしょう。
最悪、1日くらいはお休みしてしまっても
いいかなと思うけれど、
毎日ズル休みをする理由が
今この時間にはあるのでしょうか?
海斗くんの笑みを見つめて、
まりんは小さく首を傾げるのです。
彼があえて1人だけ行こうかなんて
考えていると知ったなら、
頬を膨らませたでしょうが
全くわからないので
びくっとただただ感じているのでした。 ]
き、もちぃ……
かい、とくっん……
まりん、だいじょ、ぶなの…?
[ 気持ちよくなっています。
今まで感じたことのないことなので
まりんは、少しだけ不安になりますが、
海斗くんが大丈夫って言ってくれるなら
指が入ったとしても気持ちよさだけが
まりんには感じられるのです。
勿論、指が中で増えるなら
きゅぅっと締め付けるでしょうが
痛いと言うわけではないので
大丈夫、と彼に伝えるのです。 ]*
ん……でも…お金払ってもらうのは…
[
しんどそうなのは確かに一目瞭然でしょう。
汚れたシーツだったり生理用品を
目に付くところに置きっぱなしだったりして
余裕がないのがわかるでしょうし。
キスしてほしいというお願いは答えてくれるようです。
]
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