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【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[その代わりに。 勉強会の後にこっそりと。 いつも証持ちで賑わうお店に立ち寄って。 その時、既に成人を迎えていたフォルスの、 袖を引っ張る少女の姿があったかもしれない。] 『せんせいは、いたいのがまんしてる』 [どこの怪我とも知れない。 見間違いかもしれない、小さな子供の言葉を。 『力』はどう受け取っただろうか。*] (166) 2022/12/18(Sun) 22:19:59 |
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。 (a38) 2022/12/18(Sun) 22:27:14 |
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。 (a39) 2022/12/18(Sun) 22:29:07 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ いくらかの会話がひと段落した頃 不意にクロさんが、何か見つけたような声を上げた。>>85 その視線の先を釣られて追えば、 探していたひとが、そこに立っていた。>>52] アリアちゃん……っ おかえり、なさい……! うん、わたしも お話できた……と、思う 今、お話できて、……良かった。 [ どこかほっとした様子のクロさんの返事を聴いて、 一拍遅れてわたしも胸を撫で下ろす。 元々、アリアちゃんの考えが聴きたくて探していた。 クロさんのリクエストにこくこくと頷き その回答に、固唾を飲んで耳を傾けた。 ] (167) 2022/12/18(Sun) 22:29:19 |
【人】 XIV『節制』 シトラわたしと、同じ…… [ わたしが何を選ぼうとしたか、 わたしはまだ、 明確には彼女に伝えていないはずだ。 伝える前から答えの予想がある程度ついているのか、 どんな答えでも、合わせようとしてくれているのか ] …………、 [ 凛と涼やかな声で紡がれるアリアちゃんの意見は>>53、 意志を固めようとしてなお、覚束ない わたしの心を支えてくれる。 二人の会話を時折頷きつつ脇で聴きながら、 ひとつ、ふと思うことがあった。] (168) 2022/12/18(Sun) 22:29:32 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ わたしがクロさんを避けてしまっていたのも 後ろめたさに打ちひしがれそうになっていたのも この魂に刻み込まれた誰かの心が引き起こしていたのなら、 アリアちゃんは? アリアちゃんがわたしの傍に いつも居ようとしてくれるのは、 いつも居ようとしてくれたのも、 『隠者』の心が引き起こしているのだとしたら? その声が自分のものじゃないって気付いたとき それでも、わたしの傍に居てくれる──? ] (169) 2022/12/18(Sun) 22:29:53 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……わたしも、 そういうものだと……、思う 世界が滅んでも、滅ばなくても 誰かは、ぜったいに、悲しむことになる。 [ 聡明な彼女の言葉には一言一句過不足がない。 須らく追従になってしまう意見を口にして ] だから、 少しでも悲しむひとの少ない方を、選びたいの。 ……そう、思ったんだけれど 世界は滅ぶ方が望ましい、って 思ってるひとも、きっと、少なからず居て…… ……わたしが、 世界は……滅んでほしくない、って 思うから そちらの方が、悲しむひとは 少ないように思える、だけ……かも、しれなくて…… [ 出来得る限り中立な立場で在りたいと そう願う心がわたしの中の天秤を惑わせる。] (170) 2022/12/18(Sun) 22:30:03 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ ただ、] 新しい宗教? ──ふふ それも……良いかも、しれないね。 アリアちゃんが教祖様なら わたし、喜んで伝道師になるよ。 [ 神様に真っ向から勝負を仕掛けるような 威勢のいい発言をするアリアちゃんは 誰に囚われるでもない、彼女本人の声のように思えて わたしは少しだけ、安心できたんだ ]* (171) 2022/12/18(Sun) 22:30:43 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ―薬草園― [アリアの話は、簡潔で、例えも混じって分かりやすい。確かに、自分たちでさえ自分のものではない感情に振り回されている。>>107 全員が納得できる結論はないというのも、一部の人とはいえ色んな話を聞いてきたからわかる。>>108 気に入らない、と淡々と神に対して文句を言っている様子は、何だか可笑しくて少しだけ笑った。] ……うん、おかげで、結論出たと思う。 (172) 2022/12/18(Sun) 22:39:34 |
パーティーの主催者(村建て人)は、メモを貼った。 2022/12/18(Sun) 22:41:59 |
【人】 ]『運命の輪』 クロどちらの選択がより皆の幸せになるかはわからない、けど。 でも、世界が崩壊すると確実に不幸になる、なりそうって人は話した感じ、何人かいたよ。それは、僕としては、見過ごせないのさー。 それなら、今のままの方がいいかな。今が苦しい人もいるかもだけど……それが、箱庭で解消されるかもわかんないしさ。 [それは、シトラに先程言いかけたことの続きでもあった。>>146*] 他にも色々あるけど、決めた! お話ありがとう、シトラさん、アリアさん。 (173) 2022/12/18(Sun) 22:44:13 |
【人】 XIV『節制』 シトラ── 少し前・クロさんと [ 質問に対する彼の答えを聴いて 心の底から安堵するのは、確かにわたしの心。 わたしたちの心は、もしかして 『節制』と『運命の輪』ほどは 離れてはいないんじゃないだろうか。 そう思ったのは、束の間のことだった。 皆がいるならどちらでもいい、と彼は言う。>>146 願う幸せは同じはずなのに、違う。 もっと、根本的な部分が。] ……わたしも、今が、幸せです この洋館でのあたたかい暮らしは それまでのわたしには……なかったもの、だから お話しあったこと、教わったこと、学んだこと 囲んだ食卓、お祝い、お茶会、合唱団…… 一緒に過ごさせてもらった時間、すべてが かけがえのない、大切な……想い出です できるならわたしも、 みんなと……これからも、みんなと、一緒にいたい その気持ちは、きっと同じ……です、よね。 (174) 2022/12/18(Sun) 23:06:14 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……でも、 みんなそれぞれにきっと 譲れないものが、あって みんなそれぞれにきっと 大切なものも、ある 崩壊を悲しむひとも、面白がるひとも 望むひとも、諦めてしまうひとも、きっといて もし、世界が滅ぼされず済んだとして 神様の希望に背いたひとが 箱庭に歓迎されるとは……わたしは、思えなくて もし、世界が滅ぶと、すれば ……この世界に大切なもののある、ひとたちは 箱庭で幸せには、なれない……そう、思います。 [ どちらを選ぼうと、『みんなで』は難しい。 歩み寄って譲歩し合わない限りは。 わたしの思考はどうしてもそこに行きついてしまう。] じゃあ……クロさんは、 [ そのお話は、探し人が戻ってきたことで一時中断になった。] (175) 2022/12/18(Sun) 23:06:32 |
【人】 XI『正義』 マドカ―― 売店 ―― [君のありがたい一言を聞いて僕は、 すぅ、と目を細めた。] ありがたく、ないね、 [そう呟けば、君は末吉末吉、なんて、 へらへら笑う。>>48 僕の表情はますます胡乱気に。 何だ結局、君が言いたいことを言うだけじゃないか。 まぁ、末吉という結果を見てから 内容を言った自分も自分だ。 そもそも占いというのは、 そういうものなのかもしれない。 そう思ったら、なんだか少し、笑えて来た。] 僕の望むもの……か。 なんだと思う? [問い返してはみるものの、 僕自身、何を望んでいるのか分からなかった。] (176) 2022/12/18(Sun) 23:06:46 |
【人】 XI『正義』 マドカ[僕の問いへ、君が答える。>>50 うっすらと、予想していた答えだった。] ……そう。 [君はきっと、 『この世界と心中したい』わけじゃないんだろう。 きっと君は、 『箱庭になんか行きたくない』んだろう。 そう思いはするものの、確信は持てない。 確認しようとも、思えなかった。 つらつらと、そんなことを考える内、 君が投げてきた問いに、ひとつ、瞬いた。>>51] (177) 2022/12/18(Sun) 23:07:00 |
【人】 XIV『節制』 シトラ …………ただ 最終的に決めるのは 神様、ですし クロさんの幸せを……願う、気持ちは 今も、変わっていません。 [ アリアちゃんを出迎えつつ小さく呟いた一言が 彼に届いたかどうかは、わからない。]* (178) 2022/12/18(Sun) 23:07:19 |
【人】 XI『正義』 マドカ[僕は、へらりとした笑みを見せた。] 例えばさ。 誰かがひとつ傷を負うなら、 他の皆も同じだけの傷を負うべきだ。 誰かがひとつ幸せになるならば、 同じだけの不幸を負うべきだ。 どうあっても平等でないなら、 そもそも同じ土俵にないんだ。 『人間』は、『証持ち』と同等にはなり得ない。 だって、『人間』は『証持ち』を自ら弾き出した! (179) 2022/12/18(Sun) 23:07:52 |
【人】 XI『正義』 マドカ[無意識に、袖をまくり上げるようにして 指先が自身の手首から肘へと素肌をなぞり、 腕を引っかく。 爪の先が、皮膚の表面を削り取る。 露になった腕の皮膚には、 かさぶたになった無数の傷跡、 痕、 ]あと (180) 2022/12/18(Sun) 23:08:50 |
【人】 XI『正義』 マドカ 『証持ち』を迫害しなかった『人間』が死んで、 迫害した『人間』はのうのうと生きていて? あの子を虐めた奴らはその後、 何の咎も受けていない。 『証持ち』になら石を投げても良い? ならば彼らも『証持ち』から石を投げられるべきだ。 それが『平等』ってもんだろう、 違うそれなら目指すべきは誰もが平等に傷つかない世界だ 誰も傷つかなければ、皆が平等に幸福に そんなものが存在するはずがないだろう そもそも神でもないのに人を裁けるはずがない 平等?平等なんて、そんなもの、 人が生きている限り、決して成し得るはずg…… (181) 2022/12/18(Sun) 23:09:24 |
【人】 XI『正義』 マドカ[ぱちり。 ひとつ、瞬く。 指先が、す、と袖を戻す。 傷が布の下に隠れてしまう。 ……見えなければ、無いものと同じ。 いつの間にか落としていた視線が上がり、 君の眼差しと出会う。 僕は、ゆると首をかしげる。] えぇと、何だっけ。 平等についてだっけ。 文字通りだよ。 [ごくごく自然な面持ちで、淡々と述べる。 貼り付けた笑みは、いつもの通り。] 平等って言うのは、偏りがないことだ。 どちらか一方に傾かないこと。 そんなに難しいことかなぁ? [これはもしかしたら、 僕が君に向けた初めての笑顔だったのかもしれない。*] (182) 2022/12/18(Sun) 23:09:46 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 黙想 ── [ 言葉の一つ一つを、そっと息を詰めて受け取る。 クロに叱られたらしいことに目を丸くしつつ、 傷付いていたとしても許してる、>>135 と言われれば今すぐにでも夜色の髪を撫でて何度でも 謝りたいのに少しも動けなかった。 ] (183) 2022/12/18(Sun) 23:11:37 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 甘えている、というのも違うと思った。 >>136 自分の選択を委ねることは、 存在をかけて相手の選択を受け入れることで。 ……少なくとも重責だなんて感じていない。 預けてくれることは、嬉しかった。……とても。 独占欲みたいで、少し後ろめたくもあったけれど。 だからどちらにも謝る必要なんてなくて。 ] (184) 2022/12/18(Sun) 23:11:45 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ クリスタベルのものだったその全てを、 ベルにと許し望んでくれる。 >>137 私との運命だったのだと肯定してくれる。 あの日の思い出が確かに私のものでもあったのだと。 たとえ他人や神様とやらが認めてくれなくても、 彼が認めてくれるならそれだけで充分だった。 ] (185) 2022/12/18(Sun) 23:11:53 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 彼はいつだって、 私にとって心地よい距離を探してくれていた。 答えを待ってくれる優しさも彼らしいもので。 そんな彼のノック一回の音に、 私はノック二回だけで答える。 ……聡い彼なら全て察しているのかもしれないけれど、 これだけを返すのが精一杯だった。 ] (187) 2022/12/18(Sun) 23:12:04 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ そしておやすみと言い置いた足音が聞こえなくなれば、 くぐもった嗚咽がひとつ。 ] ………っく うっ… ーーーっ [ 彼の全てを愛してる。 たとえ明日死んだって構わないほどに。 でも彼は共に在ることを望んでくれたから、 私は健やかなる時も病める時もそれに応えたい。 いつか、私が貰ったほんの一欠片でも、 彼が好きになれる世界をあげたい。 この世界で明日を生きることを、未来を望みたい。 * ] (188) 2022/12/18(Sun) 23:12:12 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a40) 2022/12/18(Sun) 23:12:25 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 現在:医務室 ── [ 外の騒ぎが嘘のような静寂の医務室で ヒナギクの声が響き渡る。 政府の広告塔である彼女は、常に明るい笑顔で ファンのみならず、大衆を明るく照らしていたのだろう。 文字通り『太陽』のように。 しかし、その明るさも今では翳りが見えている。>>76 今の彼女はアイドルでは無い、ただの一人の少女だから。 ──皆が、生きる為、先の未来の為、必死だった。] そうだね。南地域の教会で生まれ育ったんだ。 割と大きい方だから、名前くらいは知っているかもね。 [ 故郷の話が出れば、微かに笑みを浮かべ 同時に、残したままの両親の姿を思い出す。 先程中継機越しに見えた画像。 故郷も、実家の教会も壊滅してしまったのだろうか。 既に捨てたはずの家、家族の姿が脳を過る。] (189) 2022/12/18(Sun) 23:13:35 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a41) 2022/12/18(Sun) 23:14:03 |
【人】 ][『月』 エーリク―― 自室にて ―― どうぞ、…… [ 扉を叩く音、誰であるかなど火を見るより明らか なのだから、緊張した様子のままぎこちなく 部屋へと彼女を招いた。 開口一番、告げられた謝罪>>151には ゆるやかに首を振った。 上手にできないのはお互い様なのだ。 ただ、話があるよ、時間を取って そんな他愛のない会話を、敢えてしようと しないのもまた、お互い様だ。 誰かを招くことを考慮していない この部屋にはカップは二対あったとしても 椅子は一脚しか、揃えていない。 無言で指さしたが、お構いなくと言われてしまえば それ以上強く座ることをすすめはしない。 自分はベッドの端の方へと座り込んだが。 ] (191) 2022/12/18(Sun) 23:14:09 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 中継機の映像で、地元の南地域は確認出来ていないが 何処かの地が嵐に見舞われていて また別の地域では、津波が発生していたのは見えた。 人々の悲痛な叫びも聞こえていた。 これで尚、この地の崩壊を 見過ごす選択肢を取れるのだろうか。] ……そうだね。 何の罪もない人の命が、奪われる訳にはいかない。 僕達の、皆の生まれ育った故郷が踏みにじられる様を 黙って見ていられない。 [ 少女の悲痛な訴えは続く>>77。] (192) 2022/12/18(Sun) 23:14:13 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 実家の両親だけでは無い。 館に来てから常に手伝いをしてくれる 少し前には南国土産をくれた担当の職員も。 ゼロと共に賭け事の店に入った時、 洗礼とばかりに酷く負けた僕に 温情をかけてくれた胴元も>>2:337 エーリクと共に洋館を抜け出した時 「珍しいお友達の為に」と、硝子細工のオルゴールを 半額以下で用意してくれた職人も。>>2:256 このままでは、皆崩壊に巻き込まれてしまう。] (193) 2022/12/18(Sun) 23:14:40 |
【人】 ][『月』 エーリク[ こちらの話が一心地ついた頃。 ちょうどコーヒーマシンが仕事を終えたところ だったので、彼女にも珈琲をすすめた。 ――自分の分を僕が用意するとは 思わなかったのであろうことは、表情から 読み取れた。 ] 様になっている?それくらいは 通っていたから、外へね [ 冗談でもいうような軽やかさをもって 放たれた言葉に少し自分で驚いた。 ] (194) 2022/12/18(Sun) 23:14:42 |
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