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【人】 ][『月』 エーリク[ もしかしたらもっと早く、 どうにかして彼女との時間を克服できて いたならば、もっと違う関係を築くことも 出来たのかもしれない。 胸中に芽生えたものは、観念したように オーダーを口にする彼女の言葉で 鳴りを潜めた。 彼女の望むように、砂糖を一つ溶かし入れた 珈琲を、渡すと、彼女のほうが口を開いた>>156 ] ……そうだね [ わかるわけがない、それはその通り。 そもそも回答を求める問いかけではなかったが 人から語られれば、尚、真理を見た気がした。 ] (195) 2022/12/18(Sun) 23:15:04 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ そして、彼女の問いには>>79] ……理不尽だけど仕方が無い。 その理屈も分かる……と思ったよ。 [ 戸惑いに揺れるオレンジの瞳は>>79 今まで、一度も見たことがないような色をしていた。 未だ眠り続けるプロセラを再度一瞥し、 もう一度、彼女に向き合う。] ……最初は、ね。 でも、あの現場を見て 僕達の生まれ育った世界が壊れていく有様を見て。 少し前にシンくんとも話してて。 そして今……君と話して。 (196) 2022/12/18(Sun) 23:15:05 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ…………。 僕達がもし、神様の云う通りに受け入れたとしても このままでは、きっと幸せになれないと思うんだ。 あの現場を見てしまったら……ね。 僕にも、ヒナギクにも、故郷も、大事な人も居るのに それらを全て奪われて、幸せに暮らせる気は……しない。 だから…………。 ……今の世界の有様を見て、 僕達だけ安全な地に行くことは出来ないよ。 [ 戸惑いに揺れる少女の肩を、そっと叩いた。 今の僕は“聖職者ごっこ”をするだけのただの人。 相手を傷つけず、悲しませないことが信条だから。>>2:329] (197) 2022/12/18(Sun) 23:15:25 |
【人】 ][『月』 エーリク ああ……それは考えてた 前から、ずっと。 [ 痛い思いをしたいとかそういうわけでは ないけれど、ふっと誰の目にも止まらぬうちに 霞んで消えてしまえたらいいのにとは、常々。 しかし続けられた言葉には目を見張った。 ] ………、 [ 貴方がいなくなれば悲しむ人は"ここにいる" それは洋館と解釈すべきか、それとも貴方と解釈すべきか 更に続く言葉を耳に入れれば、 ああ、後者かとすとんと胸に落ちてくる。 よくよくわかりやすい言葉を選んでくれるものだ。 穏やかに、そして静かに、 ] そうだね、死ぬだの殺すだのは 僕も御免被りたい。 [ 同調するような言葉で返した。 しばしの沈黙、湯気を立てるカップを 傾ける。いつも通り、いい味の珈琲だった。 ] (198) 2022/12/18(Sun) 23:15:37 |
【人】 ][『月』 エーリク ……わかりやすいね [ 彼女にとっての悲しみ>>158 取り上げられたら悲しいもの。 語られる言葉に対して短く返したのは 胸の奥の奥、わずかに灯った炎を 延焼させぬため。気を抜けばすぐにでも わかるよ、僕も――と続けてしまいそうだったから。 ] そう、もう崩壊が始まってるのか [ やがて、つまり、ええと>>159、と 言葉を詰まらせた後に、続けられた言葉には わかりやすく表情を歪ませながら、 それでも最後まで、黙って聞いた。 俯いてしまった彼女に向けて、 また己にも向けて、深く大きいため息をついた。 ] (199) 2022/12/18(Sun) 23:15:55 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ…………プロセラ? [ 先程、ベッドに横たわったままの男が ぴくりと動いた気がした。 気のせいかもしれないが、彼の名を呼んでみる。 もしかしたら、ヒナギクと会話をしている間に 既に目が醒めていたのかもしれない。>>87 とはいえ、体を揺らし起こそうとはせず そのまま見守っていた。 ともあれ、畏怖にも近い美しさのインペリアルレッドを 間近で見る時は、きっと遠くは無かっただろう。] (200) 2022/12/18(Sun) 23:16:04 |
【人】 ][『月』 エーリク[ こじれにこじれて、 互い避け合い、嫌い嫌われるように 仕向けた結果。 そして己ではどうにもならない 厄介な彼らの記憶故に。 もしかしたら、互いにこうにちがいないと 思い込んだまま、今日の日まで 来てしまった。 一つ一つ、丁寧に誤解を解いていくだけの 時間は残されているだろうか――。 ] (201) 2022/12/18(Sun) 23:16:10 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 永遠に続くのではと思われるほどの 長いながいため息のあと。 冷め始めた珈琲を一口、口の中で転がしたあと ] 端的に、言うと。 別に僕は、貴方に消えて欲しいとは思っていない。 それと、貴方が居るから悲しいわけじゃない。 それだけはどうか、勘違いしないで欲しい。 [ わざと音を立てるように、乱暴にカップを チェストの上に置く。……白い羊の足がまだら茶色に なってしまったが、今この時は些事だ。 ] (202) 2022/12/18(Sun) 23:16:33 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……あれから時間も経ってしまったようだ。 とりあえず良かった。僕はもう一度戻って 他の皆や世界の様子を確認してくるよ。 プロセラ、無理しないようにね。 ヒナギク、ありがとう。 [ 彼の意識が戻り、無事であることを確認できれば 医務室内に来てから時間も経過していること、 外の様子が気になることを伝えて プロセラのことはヒナギクに託し、医務室を後にした。**] (203) 2022/12/18(Sun) 23:17:00 |
【人】 ][『月』 エーリク 貴方のことは、恐ろしく思う これは言葉で説明できるものではないのだけど でもだからといって、 貴方が居なければいいと思ったことは ないよ、一度だって。 だから僕の選ぶ選択肢の根に 貴方の存在は、関係ない。 ……正直なところ、どうしたら 自分が悲しい思いをするのか、 僕はわからない。 それこそ、世界が崩壊してから、 気づくこともあるかもしれない。 [ 激昂しそうになるのを、 ぐ、と抑えるように、言葉を続けた。 ] (204) 2022/12/18(Sun) 23:17:03 |
【人】 ][『月』 エーリク チェレスタさん、 見て [ ほんの、皿一つ分。 指先を貴方に近づける。視認できるほど この指は震えている。 ] (205) 2022/12/18(Sun) 23:17:24 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ───花畑で一人 [ 花畑を眺めながらベンチに座り込んで思い返す。] …幸せな「世界」を作る。 今ある「世界」を壊して、私達だけで。 残したいなら残してもいい。 それは私達が決めてもいいこと…。 [ 神様が言ったのはそういうことで。] (206) 2022/12/18(Sun) 23:18:55 |
【人】 ][『月』 エーリク 僕はあなたに何をされたわけでもないけれど やはりどうしても、恐ろしく思う だけど、貴方が言うように 世界を滅ぼすことを望んだ、 その結果、手を汚さずに貴方を消すことを、 僕は、……僕は、そんなことを望まない 望んでいない……… わかって、ほしい [ 震え続ける指先はすっかり冷えてしまった。 引き寄せカップに押し付ける。 言い終えたなら、ふ、と視線を逸らすように 自分の指先を見た。まだわずかに、震えを残したままだが 恐怖だけではなく、興奮や、理解して欲しいという 強い気持ちも、たしかにそこにはあったんだ。* ] (207) 2022/12/18(Sun) 23:19:04 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ………どっちでもいいです、神様。 「…選びなさい、愛しい子よ …………選べよ。」 [ 思わず呟いた本音に、圧のある声が返ってきた、気がした。慌てて辺りを見回しても、誰も姿は見えず。] (208) 2022/12/18(Sun) 23:21:01 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ だって…。 [ 正直「世界」はどうでもいい。 でも、私を「聖女」として大事にしてくれた人たちは、幸せであってほしい。 もう片付けの時間だからって、終わっていいはずがない。 でも、彼らが私を「聖女」として大事にしてくれたのは、背中の「証」があったからで。 他の地域では、というか一般的には、「証」持ちが迫害される存在であることは、洋館に招かれて、村以外の歴史を勉強するようになってから 知ったことだった。 だから、きっとマドカからの、いつぞやの糾弾には、ずれた反応を返してしまって、傍から見れば、随分と噛み合わない会話をしただろう。そもそも会話になっていなかったかもしれない。] (209) 2022/12/18(Sun) 23:22:08 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ 幸せって、本人がそう思うか思わないかが肝要なのだから。 他人が決めることではないでしょ。 [ だから、私は祈ることしかできなくて。 聖女と担ぎ上げられていても、できることなんて何もない。] (210) 2022/12/18(Sun) 23:22:27 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a42) 2022/12/18(Sun) 23:22:37 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ[ それでもやっぱり。 既に世界の終わりが始まった、と、 ヒナギクあるいは職員から聞けば、 故郷を思い出して、血の気が引いた。] ………いやっ! [ …いつかは、 帰らない日が来ることを願っていた。 これからはずっとここにいるよって。 そう貴方に笑顔で告げる日が来ることを待っていた。 …でも、それはこんな形ではなく───] (211) 2022/12/18(Sun) 23:23:11 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ───それから フォルー。フォルー、いますか? [ 約束どおり、もしかしたらお昼ではなかったかもしれないけれど、 どこでどう時間をつぶしていたとしてもお昼ごろには売店へと。 顔色はよくなかったが、笑みを浮かべ。] 私、私ね──。 [ 話はお昼を用意してから、だったかな。 でも、もしかしたら食事の用意どころではなかったかもしれない。 こんな時でも私達の世話をしてくれる優しい人はいるかもしれない? いずれにせよ、きっといつもの場所で、私たちは二人。] (212) 2022/12/18(Sun) 23:24:28 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[カルクドラの話を聞いている傍らで。 ベッドへ視線を戻せば、瞬くプロセラの瞳が見えた。] ……あ、プロセラ。起きた? 起き上がれる? 起きるならゆっくりとね。 [彼が身体を起こそうとするなら、手伝いもした。 ベッドサイドの差水を彼に手渡して。 唇を湿らせたなら、ゆっくりと事情を話しただろう。] (213) 2022/12/18(Sun) 23:25:38 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a43) 2022/12/18(Sun) 23:26:06 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[そうして、急かすでもなく。 ゆっくりとした口調で、彼に問いかける。] ……プロセラは、会いに行きたい人は居る? [期限は、刻一刻と、迫っている。*] (214) 2022/12/18(Sun) 23:26:53 |
][『月』 エーリクは、メモを貼った。 (a44) 2022/12/18(Sun) 23:28:55 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ どうやらユグはずっとついていてくれたようで 俺は君が風邪をひかないかの方が心配だ ] 呼ばなくても大丈夫だよ。 アリアの所には後でちゃんと叱られにいこう。 わざわざ呼びつけて あなたは軟弱者ですね、って言わせるのも 申し訳がたたないしね。 [ アリアが言うかは別として。 昨日の件は俺が軟弱であった、 それだけのこと。 ] (216) 2022/12/18(Sun) 23:34:06 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ そう思ってたんだけど。 …だめね、やっぱり故郷が気になって、 今のこの世界を終わらせたあとで、幸せでいる自信ないなって。 (217) 2022/12/18(Sun) 23:34:15 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ[ 一瞬だけ眉を下げたけれど、いつもの穏やかな笑みに戻って。] だから、壊さないでほしいって神様にはいうつもり。 もし、壊すことになっても、私は残ろうかなって。 その方がフォルも“約束”を守りやすいでしょう? …フォルは? [ どうしたいの?**] (218) 2022/12/18(Sun) 23:34:54 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 眠りに落ちてしまった後 君から落ちた独白を俺がもし掬えていたら ……すくえてもやっぱり俺は 君の頑張りを労う手が伸びるだけの、 役立たずだったかもしれない。 俺は君のように行動することもなかった。 世界が崩壊することを、嘆くだけで それでも君が願うなら 俺の話もひとつ、君の心の中に混ぜてもらうかな。] (219) 2022/12/18(Sun) 23:35:53 |
【人】 XIII『死神』 タナトス俺の今の気持ち? そうだね、 今にも消え行きそうな灯火だった君が、 それでもなお生きようと強く光る魂が こうして立派に輝いてる事を嬉しく思うよ。 神が言う、『愛しい子たち 』 これだけは気が合いそうなきがしているね。 [ 戯言をひとつ、のこして ] (220) 2022/12/18(Sun) 23:36:55 |
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。 (a45) 2022/12/18(Sun) 23:38:33 |
【人】 XIII『死神』 タナトス生命には限りがある。 限りある生を何事もなく終わらせられる者は そう多くはないかもしれないね でもそれがどんな生命であっても 理不尽に奪われて良いものでは無いよ。 ましてやそれを神が与えるというのなら ……やっぱり俺は神様とやらが好きにはなれない。 これが俺の気持ちではあるのだけれど (221) 2022/12/18(Sun) 23:38:48 |
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