人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


んっ、 はぁ……はぁ…… んんっ…

[ぼうっと肩で息をしている間に
ゆっくりとスカートが捲り上げられていき
太腿と下着が露になる。]

あっ…… ふうっ……♡

[肉の薄い下腹に手が触れて
ぞわぞわと背筋が熱く痺れる。

飾り気のない白の下着は
じんわりと湿り気を帯びて染みを作り
肌に張り付いてピンク色の花弁が薄っすらと見えるだろう。

下着の中に手が潜り、
既に愛蜜で潤っている秘所に
直接指が触れた。]


ひゃうっ!!!


[ゆるゆると入り口を撫でる
どこか緩慢にも思える刺激に
いちいち感じ入ってしまって腰が震えた。

やがて入り口を掻き分け指が一本、二本と
中へと潜り込んできて。
熱くトロトロに熟れた襞をぐちゅりとかき混ぜる。]

あっ、んんっ♡ぁぁぁん♡
んぁぁぁっ…♡ああぁ〜〜〜ん…!!
やっ、ぁぁっ、 ふぅぅぅっ……!
 


(…ひとだすけ、なのにっ…!
 …わ、わたしっ……なんで、こんな…感じて……っっ♡
 ぁあっ、そこ、だめぇぇ……!!ひぅっ♡♡)


[保健室のベッドは仕切りで隔たれ
扉を開けただけでは中の様子は窺えないとは言え
それでもいつ誰が来るとも分からない場所。

なのに、全然声を押さえることが出来なくて。
はしたない、恥ずかしいと思いながらも
ひっきりなしに甘い声で啼き続ける。]

[ヨシツネの愛撫は気遣いが垣間見える酷く丁寧なもの。
けれどアカツキの肉体は次第に焦れはじめ
もぞもぞと無意識のうちに腰が揺れる。

そんな中でかけられた声に彼の方――下肢を見れば
興奮で熱を持ったものは視認できただろうか。]

……ぁ………

[ドキリ、としたのは緊張か、それとも期待だろうか。
小さく生唾を飲んで。]

……う、うん、わかった ……ヨシツネ、くん、…
だいじょぶ…だから …すきにして……いい、よぉ………

[真っ赤な顔で、気丈にそう伝えようと。**]

 
  ……そうだね、ちゃんと教えるよ。


[上手くリード出来るかは分かりません。
そもそも野外なので普通の状況ではないので。

けど、せめて服が乾くまで、なんて言い訳をして。
彼女がこちらに腕を回して、絡みついてくる。
泉での状況と似ているけれど
リリスはその黒い肌を晒しており
全然印象が違って見えてくる。

何も敷くものもなく、下は地面だから
彼女をそのまま押し倒して寝かせるわけにもいきません。
立ち上がると、少し身長差があるかもですが
こちらが屈んであげれば良いだろう。]


  ……リリス、って。
  こういうのは、……気持ちいい?

[そう言って、右手で触れたのは彼女の胸。
小さいけれど触ると柔らかい感触が手に伝わる。
外見は人間の体だけど、その実態までは分からない。

だから手探りで、質問を繰り返して行くしかなかったり。

指の腹で弱めに、集めるように揉みながら
時折親指を使って胸の突起を擦ってみる]*

彼女の目線が、こちらの下腹に向く。
途端、顔に熱が込み上げてくるのを感じた。
だって僕の下腹にあるものが、分厚い修験装束の袴をうっすらと押し上げている事に気付いていたから。

「そ、そうだよ、ね。
君だけ脱がされてたら、失礼だよね。」

僕を助けてくれている彼女に、せめて真っ当でいたかった。
袴の紐を解いて、ストンと脱ぎ落す。
下着は西洋風の装いで、それもゆっくりと降ろしていく。
そうして、既に十分に滾っている雄が露になった。

「自分で脱いでいくっていうのも、な、中々――なんというか、込み上げるものがあるね。」

別に露出の性癖は無いけれど、このシチュエーションには羞恥や興奮が入り混じった、なんとも言えない感情が湧く。
彼女も、僕に脱がされている時はこんな気持ちだったのだろうか。

彼女の脚の間に割り入って、互いの下腹を密着させる。
彼女の秘裂に、僕のものが触れる。
自分でも驚くほど熱い体温が、彼女に伝わってしまうだろうか。
何度か擦り付けて、彼女の蜜に濡らす。
そうすれば相手の痛みが少ないと教えられていたから。

「は、入るよ。
ゆっくり、息してて。」

彼女の負担にならないよう、慎重に様子を伺う。
彼女の呼吸に合わせ、息を吐いているタイミングで、ゆっくりと腰を半歩進ませた。
ものの先端が、半分ほど彼女の中に潜る。

「わっ!」

再びの感嘆の声、初めて直接感じる女性の胎内に戸惑ってしまうが、それでも腰を引く事なく、半歩、また半歩と腰を進めていく。

「痛くない?大丈夫?」

印のおかげで負担は減っていると知っていても、やはり彼女の様子が気にかかる。
小柄な僕より、なお小さな彼女を傷つけたくなかったから。
そうして、たっぷりと時間をかけて、僕のものが彼女の最奥にたどり着いた。

「…そっか、やっぱり相手は僕だけじゃないよね。」

彼女に聴こえないよう、一人呟く。
彼女が初めてなら、覚悟していたものが無かった。

別にそれは何とも思わない。
彼女が許した人なら、悪い人ではないだろうから。
けれど、それなら…。

「僕も、もう少し君に甘えさせて欲しい。」

懸命に抑えていた、種族としての本能。
目の前の雌から精気を取り込む為の、捕食者にも似た感情。
それを、彼女にだけ露わにさせて欲しい。

「いいかな?」

最後に一言だけ、彼女に確認をとった。**


え… あ、うん…

[特にそういうつもりではなかったが
じ、と彼を見つめる眼差しを
不満のように受け取ったのだろうか。

あまり見慣れない装束の紐が緩み
下にストンと落とされれば
先程よりもはっきりと張りつめている雄が目視できた。

身体が密着し、互いの性器同士が擦れ合って
小さく卑猥な水音が響く。]

う…ん……

[挿入を告げられ、こくりと首を縦に振った。]

んっ……!はぁぁぁっ……♡

[ぐぐっと中に異物が入り込んでくる感覚に息を詰める。
記憶がなくとも、アカツキの身体は
雄を受け入れ方を知っている。

紋で普段より感度が上がっている状態なのだから余計
そこまでの痛みも抵抗感もなく
媚肉はあっさりと異物を受け入れることだろう。]

はぁぁぁ……んぁぁあっ……
あ、あぁ、はい、って……♡

[膣内の感触に、むしろヨシツネの方が驚いたようだった。
上から驚いたような声が振ってきて、
けれど退くことなくゆっくりと腰が推し進められていく。]


はぁっ……はぁっ…… んんっ……
だ……だいじょうぶ、だよ………

………むしろ、その、きもちいい……かも…、あぅっ…んんっ…♡


[言葉が嘘ではない証に
きゅうう、と誘うように
柔肉が雄を絞り上げる。

こういうのってもっと痛いものだと思っていたけれど、
胎にずくずくと響く快感は、
不思議と覚えのあるもののようにも感じた。

彼が小さく呟いた言葉は聞こえなかった、けれども。
]


ん…? ……甘え、……って?

[ヨシツネの意図する所が分からず、首を傾げた。]

い、……いい、けど………

[よく分からないけれど、ここまで来たら乗り掛かった舟だ。
必要だと言うのなら力になろう。**]

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「う、ぅん、…たぶん?」


胸は触られると瑞々しい弾力をスノウの手に返します。
子供の頃ならまだしも、胸が膨らんできた前後には誰かに肌を晒すとはありませんでしたし、ましてや触れられる事はありませんでした。
あったとしても、診察の上で必要な範囲と方法だけです。
両側から寄せたならやっと谷間が作れるくらいの細やかな胸は、胸だから気持ち良いと言うよりもスノウが触っているから気持ち良い気がします。
肌が触れ合った部分からじんわりと、くすぐったい様な、胸に蜜が貯まるような、淡い何かを感じていたからです。


「んぅっ…。」


胸の先に触れられると、ぴくんと体が跳ねました。胸の先がじんわりと甘く痺れて、おなかの奥の方までそれが伝わってくるような気がします。
胸の先を擦られるとなだらかだったそこが段々と硬くなり、ツンと尖ってきます。
元の肌の色が濃い色なのでそこの色もあまり変わりません。
ただ、明るい中でははっきりとその形を変え、光を受けるとそれが顕になりました。

「ん…、スノウ、座って…?」


はふ、とこぼす吐息に熱が宿っています。
そんな中でスノウにそうお願いしたのは、彼が屈んでいるのがどこか申し訳なかったからです。
もし地面に腰を下ろしてくれたら、彼の太腿を跨ぐようにして此方が膝立ちするか立つかしたなら彼も教えやすいでしょう。
もし理由を尋ねられたらそう伝えて、どうするか選択を委ねます。


「スノウ…、その、胸の先、お腹熱くなる…っ。
 他も、触られると…なんか声、出ちゃう…んっ。」


そして、か細い声ながら自身の変化を口にします。
握りしめた拳を口元に押し当て、こんな声を出して良いものか迷いました。
だって、自分でも聞いたことのない声なのです。*

──1日目・泉のそばの木陰で──

  いろいろ、確かめてみようか。

[彼女の小ぶりな胸を触りながら
リリスの反応を伺う。
やはり人とそんなに感触は変わりない気がする。
……そんなに女性の胸を触った経験がある訳ではないが。

小柄な身体は、けれど未成熟な印象は受けず
しっかりとした女性のもののように思う。]


  ……ここも、固くなるね。

[胸の飾りを触っていると
初めの感覚から、ぷくりと、その身を固くしていた。
陽光の下だから彼女の身体もよく見える。
恥ずかしい思いをさせてしまってるかも、とは思うけど
光の下でまじまじと見れるのは、なんだか、良かった。]


  うん。分かった。
  
[リリスが座って、というなら
その言葉に特に反論なく従って座る。
下は地面だけど、舗装された地面や石畳じゃないから
少し柔らかいし、熱すぎもしない。
土や、落ち葉が付くのは許容範囲だろう。

彼女にはこちらの腿を膝立ちで跨いでもらって
……彼女の足に自分の下着の大きくなったものが触れるだろうが
そこは、まぁ、置いといて。
これなら、頭の位置はそう変わらない場所にあると思う。]


  声が出るのは、気持ちいいから、かな。
  外だから、気をつけなきゃダメだけど
  可愛い声、だと思うよ?

[声を我慢するかは、彼女に任せて。
ハンカチを口に挟むなどして、声を抑える事も
出来るだろうけど。
先程からちょっとずつ漏れる彼女の艶やかな声は
聞いていたくなるものだった。

指で触っていた胸の突起が
固くなったのなら、そこに頭を近づけて
果実を含むように唇で挟んで、少し舐める。]

 
  お腹が熱くなるのは
  子供を作るための、身体の準備、みたいなものかな。

[多分、と付け加えたのは
宝石人の特有の変化の可能性もあったから。

魔力に染まった時の話だけど
ふわっ、と出てくる珠の謎も、いまいち分かってはいないし]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「うん、スノウが触ったから…?」


大体、胸の先が尖るのは寒い時と相場が決まっています。その理屈は知りません。
でも今は体が熱いのに尖っています。理由は、さっきからスノウがそこを触っていたからでしょう。
ぴり、ぴり、と、強烈ではありませんが確かな甘い感覚がそこから全身に広がっていくのがわかるからです。
それにしても可愛い声と言われるのは嬉しいのですが、今回ばかりは恥ずかしくもあります。
外だから注意もしないといけないのも分かっています。
でも気を付けていても勝手に口をついて出てきてしまうのです。
これには少し困りました。
スノウにしがみついていたくても、片手が塞がってしまうからです。
だからと言って口を塞がないとどんどん声を抑えられなくなりそうでした。

「んひゃうっ!?」
 
 
ほら、こんな風に。
胸の先を舐められるとなんだか形容し難い衝撃が走りました。ビクッと腰が震えて、片手で口元を押さえ、片手でスノウの頭を抱えます。
まるで胸を押しつけるように軽くのけぞってしまったのがまた恥ずかしさに拍車をかけました。
そこに頭があるせいで、スノウの髪が肌に触れてくすぐったいような、ゾクゾクするような、脚の間がひんやりするような、いろんな感覚が一度に訪れます。
リリスの足にはスノウの熱も当たっていますがそれとは別で、脚の付け根がひんやりとし始めたのは身体の奥から少しずつ蜜が蕩け始めたからです。

「うん、多分そう…。
 でもスノウ、そんな大っきいの、どうやって…?
 口じゃなきゃ無理そう…んっ、ふ…!」


手で触っただけでも分かります。
それ以外のどこに入るというのでしょう。
そして、こうして体の、特にお腹を熱くしてから口に入れるとニンシンするのでしょうか。
魔力に染められる準備ができたということでしょうか。
魔力の珠についても、リリスは詳細を知りません。いったい何を指し示しているのでしょう?
ぴく、ぴく、と身体を震わせながら鼻にかかる甘い声が漏れました。*

──1日目・泉のそばの木陰で──

  ……そう、かな?
  気持ちいいと、なるみたいだよ。

[僕自身も原理はよく知らない。
僕以外が触っても気持ちよければそうなるかもだけど
僕以外が触ってもなると思う、とは言いたくないので言わなかった。
だってそういうのは想像すると
妬いてしまうからです。]


  ん、む。

[リリスの声が聞こえて、頭に彼女の手が触れた。
抱えられるようにして、少し唇が身体に押し付けられる。

……痛かった、と言うわけでは無いようだから
そのまま口で彼女の小さな突起を再び舐める。
敏感、なんだろうか。
あるいは慣れてない感覚で耐性がまだないか。
唇で喰んで、舌で舐めたから少し唾液の糸が引かれる。
彼女の身体を触っているだけで、
僕は別に気持ちいいわけじゃないのに
股座にある雄の象徴が痛いほどに張ってるのを感じる。]


  ……そうだね。
  リリスは、お腹が熱いんだっけ。

[そう言って、先ほどまで胸を触っていた右手を
彼女の細い腰に下ろして、前に回すと
臍の下あたりを指で触る。

つ、…と。そのまま更に降りて
リリスの太腿の内側の辺りを触ると
足の付け根のあたりが少し濡れている。
勿論さっき落水した名残だったかも知れないけど。

彼女の身体は人によく似てる。
それなら、と、思って僕の膝上にある
彼女の足の付け根、その奥にあるだろう秘部に指を持っていく。

股下に割れ目があっただろうか。
そこに、小さな孔が見つけられるだろうか。
もしあったとしたら、そこに少し指を入れてみただろう。]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「うん…スノウが触って、気持ち良くなったから…。」


言霊とでもいうべきでしょうか。
そう口にすると、本当にそれが真実のような気がしました。
スノウに触られて、触られて気持ち良くなって、声が出てしまいます。胸の先が固くなってしまいます。お腹の奥底が熱く震えてしまうのです。
胸の先を口に含まれたことに関しては、まさかそんな事、と想像の範疇外の事をされたせいもありました。
だからまた舌先で舐められるとぴくんと体が震えて、キュッと唇を閉じて打ち震えるに留まります。
胸の先がスノウの唾液に濡れて光り、風を感じてひんやりとしました。

「うん、お腹…そう、その辺…。」


お臍の下あたりを撫でられるとその辺りが熱くなる頷きます。
でも、スノウの手はそこを通り過ぎて下へと向かっていきました。
どこを触るのでしょう。まさかお尻ではありませんよね。
リリスは不思議そうにスノウの指先の行方を視線で追います。
指先の辿った先には、ピタリと閉じた割れ目がありました。
お尻もそうですが、トイレに行く時使う部位の筈です。
その割れ目を辿って行くと、閉じていながらもとろりとした蜜が滲む箇所があったでしょう。
秘肉を拓けば確かにそこに孔はありましたが、開かれるより前にぬるり、とスノウの指先が蜜に誘われてか這入ってきたようです。

「んにゃっ!?えっ、えっ、そこ、ナニ…???」


自分でも知らなかった部分に、リリスは混乱して声を上げます。
熱く湿った内側は初めての侵入者をキツく締め付けましたが、身体の奥側からその侵入を助けるかのように新たな蜜が湧いてきます。
痛くはありません。ただ、そんな所に指が入ると思っていなかったのでリリスはひたすら戸惑いました。


「ん、んんん、スノウ…ッ。」


リリスはスノウの名前を呼び、甘えるように彼の顔の届くところへとキスしました。
自分の知らない場所を知らされて少し怖くなったのです。
でも、嫌ではありません。
指一本なら、締め付けられながらも痛みもなく奥まで飲み込むことができるでしょう。
けれど、体の内側を探られる感覚は未知のものです。
スノウにしがみついて、頭を押し付けながら擦り付けました。
その間にも、小さな甘い声が時折漏れていました。*

 タリィから齎された唇の触れ合いはきっと触れるだけだったろう。
フォボスは背伸びしている背筋を撫でおろしてお尻をさわりと撫でた。
そちらに意識がいけばタリィの顎に人差し指を添えて今度は自分から唇を重ねる。


「タリィ、唇を開いて、舌、入れるから」


 一度、二度を少しずつキスの時間を長くして楽しむとそう囁きかけた。
タリィが唇を開くとフォボスは舌先を口内へと潜り込ませていく。
フォボスの大きく厚みのある舌は口内を蹂躙しながら、それでいて細やかに動き舌が擦れて心地よさそうなところを探っていく。
それは舌自体であったり、その裏であったりと。
最初はくすぐったくとも唾液を流しこみそれを嚥下してしまえば身体の火照りは強くなっていくだろう。

 そうしてたっぷりとキスを楽しみながら撫でるだけであったお尻を掴みやんわり撫でまわそう**

心の奥に閉じ込めた、獲物を狙う蛇に似た仄暗い肉欲。
それをこれから彼女に見せる。
彼女が僕の言葉の意味を理解して了承したのかは分からないけれど、もしそうでなくとも、これ以上僕は僕を止められる気はしなかった。
初めてではないなら、少し無茶をしてもいい。
…少しで踏みとどまれるかは、彼女次第だけれど。

ゆっくりと唇を重ねる。
先ほどまでの啄むようなものより少し深く、舌の先端を彼女の咥内に挿し入れて、彼女の舌の先端に触れる。

「もう一つ、工夫をしようか。」

僕の一言に、彼女の様子はどうだろう。
怪しむだろうか、抵抗しようとするだろうか、どちらであったとしても、関係はないのだけれど。
彼女の下腹に触れて、指を走らせる。
胸元に印を刻んだ時と、同じ動作。
もっとも、印の効力はまるで違うものだけれど。

「これは、僕の魔力にだけ反応する。
僕の魔力を取り込まないと、どこまでも快感を増幅する
なんだ。
それこそ、空気に晒されているだけでも反応してしまう程に。
この印は僕の望んだ時に現れて、僕の魔力を感知すれば止まる。
簡単に言うと、
僕が側に居れば何の効果もない印
なんだ。」

淡々と説明する。
胸元に刻んだものは、あくまで彼女の負担を和らげるための印だった。
けれど、この印は真逆。
僕が彼女を弄ぶための印。

「例えば僕が魔力を断ってしまうと、すぐに効果が現れる。
どうなっちゃうのか、試してみようか。」

無意識に身体から発せられている魔力を、全て身体の内に留める。
印は、僕がいなくなったと判断して、すぐに彼女を快感へと押し上げるだろう。
それこそ、胸元の印とは比べ物にならない程の強い快感へと。

そんな事に構わず、ゆっくりと腰を揺すりだす。
快感に押し流されているだろう彼女の様子など、気に留める事なく。
すぐに動きは大きく、早くなって、互いの下腹から粘着質な音が響く。
最奥を意識的に突き込んで、彼女へより快感を与えようとする。
程なく、下腹から込みあがってくる熱を感じて、より動きは激しくなり…。

「出るよ。」

彼女の状態など、構う事はしなかった。
ただ、僕自身の欲求を吐き出す為に。
一際強く腰を打ち込んで、印の効果に晒されている彼女の最奥へと白濁を注ぎ込んだ。**

──1日目・泉のそばの木陰で──

  うん。やっぱりこの辺りなんだ。

[彼女の感覚と場所を探りながら
……宝石人の子供の作り方は
男性の魔力に染められると珠が(ふわっと)出て来て
それを抱えて女性の魔力を与えて育てると子供になる。

イメージとしては、卵が出来たのを
外部から温めて孵化させるような、そんな感じ。
珠が出てくる、と言うからには身体の外で子供を育てるものと思っていたけど。

そうすると、ヒトみたいな子宮は無いのかもと思ったけど。
……比喩、みたいな話だったのだろうか。
答えはリリスのご両親に聞くしかないかも。]


[予想通り、彼女には秘部があって
そのまま指先が中にまで入ると、温かい肉の感触を指で感じた。
中に入る前に、ぬるりとした体液が触れたし
子供……を作ろうとすると潤滑のための愛液がリリスからも
零れ落ちてくるみたい。]

 
  ……驚かせちゃったかな、リリス。
  ここの孔みたいなのが、女性の性器だよ。
  トイレの場所とは、ちょっとズレてて……。

  リリスにもヒトと似てるものがあるみたい。
  ここに男の性器を収めるんだけど……。

  怖い、よね?
  痛くしないから、ゆっくり解すから。
  リリスは僕のことを信じて、身を任せて。

[リリスの身体は小柄で
おそらくは初めてだろうから、直ぐに中に挿れるのは
きっと難しいか、痛くなるだろう。

きゅっ、と締め付ける圧を感じながらも
指の腹で擦るように、少し広げるように動かして
指一本をリリスの奥まで挿れていく。]

 
  大丈夫だよ、リリス。大丈夫。

[名前を呼ばれて、キスもされる。
頭を押し付けて、擦り付けるのはやっぱり彼女の癖なのか。
頭を手袋をした左手で一度撫でてやって
甘い声が漏れ出す艶やかな唇に、こちらの唇を重ねて吐息を交わす。

それから、彼女の首や、肩の辺りにキスを落としながら
右手の指で彼女の中を解していく。
今は中指だけ入り込んでいて、人差し指は
リリスの割れ目をなぞり、少し開いたりして
キツい締め付けが緩むのを待っている。

力を抜け、というのも難しいと思うから
リリスの背中を左手でぽん、ぽんとあやすように撫でる]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「うん、驚いたけど…っ。」


リリスはつい言葉に詰まりました。
ここが女性の性器の場所だというのです。
確かに、スノウの性器も脚の間にありましたから、同じような位置になるのは理解できました。
でも、スノウのはあんなに大きいです。
それを、指先一本入っただけでも違和感の強いこんな狭いところへと入れるのでしょうか?
そもそも入るのでしょうか。
怖いと尋ねられれば、怖くないとは言えません。
あんなに大きいのを入れても、ここは元の通りに閉じるのでしょうか?
でも、そんなふうに驚いていても、スノウを疑う気にはなれません。
信じて、という彼にこくこくと頷いてしがみ付きました。

「んんん…っ、は、そんな、とこまで…っ。
 あっ、ああっ、お腹痺れ…んうっ…ん、う!」


内側はぷりぷりとした硬めの弾力に満ちた感覚を返します。
キスを繰り返すとその瞬間、締め付けが緩んで蜜がさらにこぼれました。肌に落ちる傷でも同じです。きゅく、と甘く締め付ける割に、受け入れるように次の瞬間には弛むのです。
けれど、お腹の側のざらりとした内壁に触れられたり、人差し指が割れ目をなぞって敏感な宝珠に触れたりすると、強く締め付けて全身が震えます。
はあっ、はあっ、と荒い呼吸が混じりました。

「スノウ…、スノウ、熱い…熱いの…っ、
 お腹の奥…もっと、奥…あっ、ああっ!」


指では届かないもっと奥が疼いて堪りません。
そこに触れられたら解消されるものでもないのかもしれませんが、トロトロと溢れる蜜はスノウの手を濡らしてしまっています。
びくく、と時折下腹に力がこもって、リリスは腰を揺らすような、跳ねさせるような動きを無意識にしてしまっていました。
目がとろりと潤んでしまいます。
何かが欲しい、と思っても、自分でも何が欲しいのか分かりませんでした。
でも、一際高い声を出してしまうと、いけないと思い片手で自分の口を塞いだのです。*

──1日目・泉のそばの木陰で──

  痛く、は無さそうだね。
  痺れるのは、気持ちいいのかも。

[女性の感覚というのは分からないけど
リリスの反応は悪くないと思うから、指の動きを止めなかった。
寄せては返す波のように、締め付けたり、緩んだり。

場所によっては、強く締め付けられるところがあって
彼女の身体が震えるのも分かる。
ここがリリスの特に敏感なところなんだろうかと、記憶する。]

 
  ……もっと奥、だね。
  疼くのかな。……もう少し、待っててね?

[湿り気や少しの蜜だったものは
今は手を濡らしてしまうくらいにはなっていた。
リリスは無意識なんだろうけど、腰を揺らしたりする姿や
瞳を蕩けさせてしまっている姿はとても官能的な姿だった。

外だから気を付けなきゃいけないのもそうだけど
この姿のリリスを誰にも見せたくないという
独占欲のようなものも生まれてくる。

蜜で濡らされて滑らかになった秘部に
内部が緩んだ時を見計らって2本目の指を差し込んでいく。
一度中に入りさえすれば、外に出されることはない。
奥にまで挿れて、2本の指で中を広げていく。
時折指を横に開いてみたり、指を互い違いに前後に動かしてみたり。

ほぐした後に、先ほど締め付けが特に強くなった
お腹の側のざらりとした内壁を触る。
同時に親指では、秘芽のような突起を指の腹で擦るように触る。
片手で自分の口を塞いで、耐えている彼女は
いじらしかったけど、耐えられただろうか。]

 
  ……リリス。
  君のこと、大好きだよ。

[彼女の身体の解しがどこまで出来たか。
丁寧にしてみたけど、受け入れられるかは分からない。
子供が本当に出来るのかも、分からないことは多いけど
目の前の黒い肌の彼女を愛おしく思うのは本当。

下着をずらして、今まで待っていたのもあって
固く、赤黒く聳り立つ肉棒が外に曝け出された。
座ったままなら、その上に彼女に座ってもらう形で。

彼女に後ろを向いてもらって、バックで、というのもあるけど
見えない状態だと怖いかもしれない。]


  リリスとの子供が欲しい。

[と、彼女にせがむように
彼女の肩の辺りに顔を近づけて、少し頬を擦り付けた。]*


…… ん……っ?

[再び唇が重なる。
けれどそれは先程よりも深く舌を絡め合うもので、
ぞくり、と腹奥が疼きを増した。

工夫、と言う言葉に首を傾げているうち
下腹にもうひとつ紋が追加される。
彼の口から効能を知らされて、
一瞬ぽかんとした後に。]

えっ……ええっ……!?
…な、なんで、そんな印、を…??

[ヨシツネの意図をいまいち理解できず、
ただ何となく不穏なものだけは感じて
眉を寄せて尋ねたけれど。]

ひぐっっ!?!?!


[ヨシツネが何かをした―――
というか、魔力を制御した瞬間、
どっと体の奥から快感の奔流が流れ出す。
それこそ一瞬呼吸が苦しくなるほどに。]

あ゛っ!ん゛んっ♡んぁぁあぁっ!?
はぁぁっ、うぐ、よし、つね、くっ……!?
あぁぁぁあぁぁんっっ!?!?

[あっというまに生き絶え絶えに悶える声は、
ゆるゆると腰を動かされたことで
悲鳴じみた嬌声へと変わった。

まるで壊れた蛇口のように
とろとろと下肢から愛液が垂れ流れ
彼が腰を動かすたびに
ぱぢゅ、ぐちゅ、と湿った音が響く。]

お゛っ♡ん゛っっ♡ひぎっ♡
んぁ゛♡んんんっ♡ぁぁぁぁっ!
そ、れっ♡ら、めぇぇっ♡ んきゅうううううっ!!

[ずちゅ、ずちゅ、と奥を突かれるたびに
どうしようもない快感が全身に駆け抜ける。]

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!♡♡♡

[彼が一番奥に精を吐き出した瞬間
声も出せずにびくびくと激しく腰を跳ねさせて
腹奥から盛大に絶頂を迎えるのだった。**]

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「あ、
んぅぅぅぅぅぅ…っ!



指先がもう一本増やされます。
内側を拡げられる感覚に高い声を上げそうになりましたが、手で口を抑えてなんとかくぐもった声にすることができました。
お腹の内側からの快感が全身に広がって、身体が勝手に跳ねてしまいます。
鼻にかかるような甘えた声も勝手に甲高く上がってしまいますから、リリスは必死に口元を押さえて声が響かないようにしていました。
自分の内側で、スノウの意志で動く指先が蠢いているのは不思議でなりません。けれど、リリスは明確に感じ取ることができました。
自分が内側から作り替えられているんだと。
宝石人同士のやり方を明確に知るわけではありません。
けれど、感じたのです。
私は、リリスは、スノウと子供を作るために身体を変化させているんだ、と。

「んんんっ!んっ、アッ、ふ、んむぅ…!」


体の中でスノウの指がどう動いているのか分かりました。
互い違いに動いて蜜を掻き出し、横に開いて内側を広げて、硬かった内側の肉を柔らかくほぐしていきます。
ぎゅっとスノウにしがみついてその作り替えを耐えていたリリスでしたが、ざらりとした内側と外の宝珠を同時に擦られると、自分でも理解できないほど強い快楽が生まれて腰が跳ねてしまいます。
何かが高まって破裂しそうな、何かに流されて塗り替えられてしまうような、そんな予感と不安。

「ひっ、スノウ!スノウ!
 ん、んんんん…あっ、あああああ!!!」


強烈な快感に怖くなって、必死でスノウにしがみついてしまいました。
そのために口元から手がはずれ、泣きそうになりながらその感覚に耐えようとします。
でも、無理でした。
最後に甲高い嬌声をあげると、スノウにしがみつきながら全身を痙攣させてしまいます。
プシュッ、と指を咥え込んだ辺りから蜜がしぶいて、スノウの手をぐっしょりと濡らしてしまいました。
大きな快楽の波が去っても、内側はヒクヒクと痙攣しながら指先を締め付けていますし、リリス自身もはあはあと肩で息をしながらくったりとスノウによりかかってしまいます。

でも、まだこれで終わりではないのは知っています。
スノウが教えてくれました。
スノウの性器をまだリリスの中に入れていないのです。
スノウの精気を、リリスはまだ受け取っていないのです。

「私も。スノウのこと、大好き。」


肌がしっとりと汗ばんでいるのを感じます。
スノウが下着をずらして、性器を取り出したのが分かりました。
形をマジマジとは見ることはしませんでしたが、やはりとても大きいのです。
本当に入るのでしょうか。
でも、できれば繋がりたい。
肩に頭を寄せ頬を擦り寄せるスノウの頭をそっと撫でて、リリスからも頬を寄せました。


「私も、スノウとの子供欲しい。
 だから、私をスノウの魔力で…染めて欲しい。」


学生としてはいけないのかもしれません。
けれど、今のリリスにはそんなこと関係ありませんでした。
腰を何とか上げて、片手でスノウの性器に手を添えます。
先ほどまでスノウがほぐしてくれたあたりに添えると、蜜で潤うそことスノウの先端とが触れただけで腰が砕けそうになりました。
くちゅ…、と湿っぽい音が耳に届きます。

「ん、んん…。」


けれど、腰を落とそうとしても中々上手くいきません。
予想通り、指先よりもこちらの方がだいぶ太いようです。
もぞ、もぞ、と何とか腰を落とそうとして、リリスは丸みを帯びたスノウの先端に手を添えながら、同じ指先で自身の入り口をくぱぁ…と開いてみました。
ぐぐ、と先端の丸みがリリスの入り口を更にこじ開けていきます。
ふー…、と細く長く息を吐きながら、リリスは少し強めに腰を落としてみました。
その途端、くぷっ、と一番太いだろう丸みを帯びた部分が入り口を拡げながら通過しました。
ですが、強めに腰を下ろしたのがいけなかったのでしょう。
リリス自身の重みもあり、一番太いところを通過したために予想以上にずぷん!と奥まで入ってしまったのです。

「いぁっ!?ーーーーーーーーっ!!!」


途中、スノウの指先が届かなかったあたりに、薄く膜が張られていました。
本来なら魔力で染めていくはずの膜が、物理的に体の奥で引きちぎられたのだと、リリスは気づくこともできません。
ただ、身体の奥底で何かあった。それが流石に痛くて声にならない声になってしまったのでした。
ごちゅん、と最後、スノウの熱を根元まで飲み込んだからでしょう。
内臓を押し上げるような、スノウのものが最奥にあたった感覚があって、やっと腰が止まりました。
ぎゅ、とスノウにしがみつきながら、流石に内側の痛みにポロポロと涙がこぼれてしまいます。
辺りにそれが転がって行っても、今は拾うことも出来ませんでした。


「ん、んぅ、スノウ…平気?
 ごめん、もっと入らないと…思っ…。」


それでも、今は自分だけのことではありません。
勢いで入れてしまって、スノウが大丈夫なのかリリスはしがみつきながら耳元で尋ねました。
リリスの咥え込んだそれが無事なら、熱い内壁に包まれて、締め付けられ、吸いつかれているはずです。*

──1日目・泉のそばの木陰で──

  うん。
  リリス、イッて大丈夫だよ。

[こちらにしがみついて来るリリスを見て
多分、絶頂してしまいそうなのかな、と思う。
初めからリリスは敏感だったし
可愛い反応を返してくれていたから。

一際高い声と共にリリスが身体を震わせる。
今まで漏れていた蜜以上に、勢いよく体液が溢れた。
手のひらも濡れたし、足の方も少しかかる。

限界を迎えてもリリスの中は絡みつくのをやめてない。
肩で息をしている彼女は少し疲れていそうだったけど
今が下準備で、これからが本番。
ちょっとだけ心配だったけど、最後まですると決めたから。]

 ……分かった。君を僕の色にするね。
  リリス、ね、好き。好きだよ。

[彼女からも頬を寄せてきて
それが愛おしいと思うと、好き、という言葉が溢れて来る。
魔力で染めるのが、どういう事かは分からないけど
リリスのことを自分で染めたいという気持ちはある。

彼女が腰を上げてくれて、秘所に僕の熱を当てがう。
先端の傘がくっつくと水音が僅かに聞こえてきた。
しとどに濡れているけれど、ただそれでも
小柄な彼女で、初めての彼女には、狭いのだろう。]


  リリス、落ち着いて。ゆっくり、ね。
  
[実際のところ、性器の太さは
指が3本、4本ぐらいはあるかもしれない。
それに、先端の傘の部分が一番広いから
一番初めに入れるのがきっと大変なのだ。

彼女が自分から挿れようとしているから
リリスの腰のあたりに手を当てて、簡単なサポートをする。
指で広げて、なんとか入れようとする姿は
勿論官能的な所もあるけど、どちらかと言えば緊張する。

あ。
と思った時には、一番狭いところを抜ける感覚があって
ただ思ったよりも勢いが良くて、ずぷん!とリリスの奥まで
一気に入り込んでしまった。]


  わ、ぁあっ……!?

[リリスの声に僕は驚いて声を漏らした。
それぐらい勢いよく入ってしまったのだ。

少し遡って感じると、リリスの中に入っていく途中で
何かを引き裂いた感覚があった。
それが多分とても痛かったのだろう。
痛みが強くて彼女が泣いてしまって
涙の魔石が落ちてしまってる。]

印の効果は想像以上で、半ば絶叫にも近い声が彼女から響く。
彼女から得られる精気も、これ以上なく充溢していて恍惚感すら覚えるほど。
もっと欲しい、もっと彼女が乱れる姿を見たい。
普段であれば不浄として意識の外へと追い出すような、歪んだ思考。
僕も、彼女に乱されているのだろうか。

彼女が絶頂から降りて来た頃を見計らって、声を掛ける。
精液は、古来から魔力の塊として重用されている。
暫くは印は静まっているはずだから、会話もできるだろうと。

「ねぇ、もっとすごい事しない?
それに、君も僕もグランドを楽しめてないでしょう?

もし嫌だって言ったら、印を無理やり起動させるけど。」

立派な脅し、普段の僕からは想像もつかないような言葉。
やっぱり、彼女以上に僕が彼女に酔っているのだと思う。
セレモニーが始まって、すぐに二人そろって保健室へと訪れた。
せっかくの初めての初めてのグランドなのに、これではもったいない。
彼女の手を引いて、保健室を後にしよう。
抵抗するなら、宣言通り印を活性化させて前後不覚の内に連れ出してしまおう。*


  う、うん。僕は大丈夫だから。

  ……リリス、ちょっと口を開けて。

[自分のものは幸いにも痛みを覚えることはなかった。
勿論、ぎゅうと締め付けられていてキツいのはあるけど
意外と、というか。
初めてのリリスの身体は気持ちよくて
ちょっと気を抜くと危なくなりそうな。

それもあるのと、リリスが痛みで泣いていたから
僕は彼女と少し上体を離すと、彼女に口を開けてと言う。
言うとおりにしてくれたら、左手の指を伸ばして
リリスの舌の上に置く。]


  
…… カンタレ ラ


[短い呪文を唱えると、指先から僅かな毒が滲み出る。
本来の魔法では身体の感覚を奪う毒。
それを最小限に弱めたものは、彼女が抵抗しなければ
身体に染み渡り、今感じてる痛みを多少和らげるだろう。

治癒の魔法ではないので、夕方には効果が切れて
痛みが戻ってきてしまうだろうけど
今泣いている彼女に何かしてあげたかった。]

 
  ……少し落ち着いた?

[彼女の溢れた涙の後を指で拭いてあげる。
毒が効きすぎてないかを確認しながらリリスの体調を気にして。
僕の方も少し落ち着いて、暴発するのは防げたみたい。

まだ痛いかもしれないから
彼女へ唇を何度か落として、静まるのを待とう。]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

スノウは落ち着いて、ゆっくり、と言ってくれていたのに中々入らない事に焦れてしまったのが勢い付いた原因といえば原因でしょう。
入ったという意味では結果オーライですが、今でも何かが千切れたあたりがずくずくと痛みます。
それでも、お臍の下辺りまでスノウがいる気がして、それはそれで嬉しかったりもしたのですが。
アレが何だったのか、やっぱりリリスには分かりません。厳密に言えば人間の処女膜とも違うそれは宝石人特有のものでしたが、それを教えてくれる人も居ないのですから。
あんまり勢いよかったですし、スノウも叫んでいましたから心配しましたが大丈夫なようです。
口を開けて、と言われたので大人しく口を開きます。

これは何の魔法だったでしょうか。
多分属性が違うか、習ってない魔法です。
抵抗する気はありませんから、その魔法は体に染み渡り、ずくずくとした痛みを少し和らげてくれました。
まだ重苦しい感覚は残りますが、痛みがだいぶ楽に感じます。

驚いて、ひっくとリリスはしゃっくりをしました。
涙を拭いてもらい、キスしてもらいながら落ち着いたとこくんと頷きます。
治癒の魔法とは違うものでした。
光の魔法とも違うようです。


「うん、スノウの魔法で落ち着いた…ありがとう。
 スノウの魔法、お薬みたい。」


ふにゃりと笑みを浮かべて、リリスからもスノウに唇を寄せました。
言葉通り、スノウの魔法のおかげで体の痛みがだいぶ楽になっています。
でも、これでスノウのセイキを入れました。
あとはスノウの精気を取り出す…ではなくて、中で出してもらうのが正解なのでしょうか。
正直、どうしたら良いか分かりません。
だから、ギュッとスノウに抱きついて頬を擦り寄せました。
リリスの脚の合間ではずっぷりと、完全にスノウを捉えています。入口が目一杯広がって、内側ではヒクヒクと肉襞が震えてスノウを誘います。

「大丈夫だから…このまま、シテ?
 ちゃんと、スノウの形、覚えた。んう…っ。」


少しだけ腰を浮かして下ろしてみます。リリスがやるには重労働でしたが、くちゅ、と少しだけ湿った音がしました。
少し動いただけでもお腹の中でスノウが擦れて悩ましい吐息がこぼれます。


「続き…して欲しい。」*

 ……ん、ふ、ぁ?

[たどたどしいキスは、触れるだけのもの。
物語の挿絵で見たことがあるそれである。
舌を絡める深いものは知らないままの初心なそれが
驚いた際の吐息とともに、中断される。

お尻いま、撫でた?
と。問おうとしていたのに。
私が感じたのは顎に添えられた太い指の感触と。君の唇の。
1度目、にどめ。段々と長くなるそれは少しだけくすぐったい。

どうやって息したら良いのだろうか。
考えがまとまる前に囁き1つ。
教えられるがまま、先程の冷気で赤く染まった唇を開けば
呼気とともに侵入した肉厚な舌が、甘く。こまやかに私のなかを愛撫する。

その動きは滑らかでいながらも丁寧で。段々中が君の熱に染まっていくようだ。
エナメルの歯をかすめるだけではなく、
頬肉や私の舌にも触れていき。
口蓋の裏や、舌の付け根の部分を擦られると、
口の端から零れた鼻にかかったような甘い声が
君の鼓膜に届くだろうか。]

 ん、 ぁ。――  ふ、ぅっ。

[こくり。と嚥下したのは流し込まされたもの。
舌の熱に比べればぬるま湯のようで。なのに
どうしてかそれを飲み干してから。何かが飢えているように思える。
体が熱を帯び、欲しているような。

その疼きを強まらせたのは、唇だけではなく尻への刺激もで。
ぴくり、と肩を震わせ。女は初めての感覚に戸惑いながらも
腕を伸ばして逞しい背に縋りついた。

撫でまわされるたびに、下の腹の中が疼く。
舌で嬲られるたびに、もっとほしくなる。


 どうしよう、フォボス。私、へんなの。
 おなかや、触れられてるとこがじんじんする。



キスの合間。息を整える時があったなら。
潤んだ瞳に君を映しながら
少し舌足らずになってしまいつつそう、囁くことでしょう。*]

──1日目・泉のそばの木陰で──

[リリスがしゃっくりをしたのを見て
少し微笑んでしまう。
毒の魔法が強すぎることは無く、狙い通りに行ったようだ。]

  ……良かった。
  毒も、薬みたいなものだからね。

[治癒の魔法と比べると
自分の中では見劣りすることが多い使い方だったけど。
リリスにありがとう、と言われると
そんな自分の今の魔法が良いものだと思えた。

リリスが頬を寄せて来るのが可愛い。
喋ってないのに、甘えてきてるのが分かる様。
だから僕も応えるように少し頬を寄せた。

実際、深くまで入る前は
彼女の身体も小柄だから、入らないかも?と僕も少し思った。
けれど今は根元まで咥え込まれている。
指で触って分かってはいたけど、リリスの体内は熱い。
キツいのはあるけど、動かなくても気持ちが良くて
動いてしまうとどうなるのか心配がある。]


  ……分かった。
  もっと僕の形、覚えていってね。

  リリスはまだ動かなくて大丈夫だよ。

[僕よりもリリスの負担が大きい筈だから
落ち着くまでは、動かなくて大丈夫だよ、と。
……落ち着く、ことがあるかはわからないけど。

自分の両手を彼女のお尻近くに持っていく。
そのまま掴むと、初めは揺らすようにして
リリスの中に収まってるも雄芯を動かしていく。
上下に揺らしていることがないから
まだキスは落ち着いて出来ると思って
彼女の腰を揺らしながらも、唇を何度も交わす。]



   ……気持ち、いい。リリス。

[激しく動いている訳ではないのに
下腹に迫り上がるものを感じる。

前後に揺らしていただけの腰の動きを
彼女のお尻を手で軽く持ち上げて
自分の腰を少し浮かすように足に力を入れれば
上下の動きも徐々に加わっていくだろう。

外気の暖かさもあるけど、繋がった場所はもっと熱く
吐息が燃えているように錯覚するほど
身体全体が凄く熱い。]*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

嗚呼。と、リリスはやっとわかった気がしました。

スノウが、性質が反転して杖が使えなくなってしまった後、得た属性。
確かに、光や治癒に沿ったあの杖と、今スノウが言った"毒"とでは、相反するものだったかもしれません。
でも、そんな毒が今のリリスの状態を緩和してくれました。
薬も過ぎれば毒となるように、毒も使い方を調整すれば薬となるのです。
それでも、あの杖を持っていたように、その魔法を極めるためにこの学院に来たのだとしたら、相反する属性になってしまったのは悲しかったでしょう。
どうしてそうなったのかは、まだリリスには分かりません。
それでも、どうあっても、スノウのことが大好きな事には変わりません。


「うん、スノウの魔法があって良かった。」


頬を擦り合わせます。
スノウの左手をとって、そっと手のひらにキスをしました。
さっき魔法をかけてくれたのはこちらの手でしたからね。

動かなくても良いと言われますが、キスはリリスからも積極的にしていました。
リップ音の合間に吐息が混じり、お尻を掴まれるとちょっと恥ずかしいですがプリンとした張りの良い質感をスノウの手のひらに返します。
お尻を揺らされているのか、中の熱を揺らされているのか分かりませんが、角度が変わると内側をかき混ぜられているようで心地よいのです。


「んっ、は…ぁっ、ん…。」


吐息が熱い。頬が熱い。そしてつながった箇所もその奥も、全身が燃えるようでした。
痛みよりも心地よさが優っていきます。上下の動きが加わるとその動きに合わせてリリスも腰を上げようとしました。力を込める分中のスノウを締め付けて、腰をゆらめかせれば前面の宝珠が左脳の体に擦れて新たな刺激が生まれます。

「あっ、ンッ、私も、気持ちいい…っ。」


素直に言葉が生まれました。未知と思っていた感覚を知り、素直に受け止めればそういう事だったのです。
スノウに抱きしめられキスされて、気持ちが満たされているからもあるでしょう。
リリスの腰が上がるたびに埋められた熱がぬらりと見えて、リリスの蜜を纏って濡れ光っていました。*

 タリィが零す声が可愛い。
くぐもった声がフォボスの欲を刺激し膝の上に座っているタリィを下から持ち上げる膨らみができていく。

 キスの合間の息の仕方を教えるように合間、合間で唇を離して熱い吐息を緩やかに零す。
口内を丹念に熱で染め上げた舌を引き抜いて触れている場所のよさを囁きまた唇を重ねて深く交わった。
タリィの口内では互いの唾液が絡み合い内側からその音が耳に届いているだろう。
フォボスの耳にはタリィ甘い声色が聞こえて鼓膜を震わせ脳を幸せにしてくれる。


「いいよ、だんだん、へんになるから。それで、いいよ。
 じんじんをね、ゆっくり感じて。
 少しずつ、きもちよーくなるからね」


 体液を交わらせ、呼吸を重ね、瞳を見つめあい微笑む。
身体を重ねればその身は次第にフォボスの女として芽吹いていく。
心を通わせればそれは加速していくだろう。

 口づけを交わし続けながらじんじんすると言うお腹やお尻に触れ続けていく。
撫でるだけの指先は次第に肌を捉えて柔肉に刺激が入っていく。

 フォボスが触れる部位はまた少しずつ増えていく。
顎に添えていた指先が首筋を伝い下りると制服の上からたわわな実りの指先で触れて柔らかさを確かめるように触れていく。
そこが感じやすいことを知っているから制服の上からでも軽く突起の付近に触れれば声があがるだろうか。


「やーらかいよ……スライムみたいだ。
 上、脱いで、オレに、見せて」


 フォボスが触れていけば制服に皺が増えていく。
下はスカートをたくしあげればいいが上はそうもいかない。
耳元でそっと囁きかけて熱い吐息を耳朶に吹きかけた*

──1日目・泉のそばの木陰で──

[僕の魔法が使えなくなってから
道具袋の中で眠っていた白い樫の杖。
重たくない筈なのに、どんより重たい気がしていたものを
リリスが使ってくれたこと。
彼女が杖を振る姿に僕が救われたことは
……いつかきっと伝えようと思う。]


  ……やだなぁ。
  そんな嬉しいこと、しちゃだめだよ。

[リリスが魔法を肯定してくれたことや
左手に口付けをしてくれた姿を見て
不覚にも涙が一筋溢れてしまった。
悲しい涙じゃないと、嬉しい涙だよ、と伝え。]


[初めてキスをしたのはつい先程の泉だったけど
今は何度も口付けを交わしている。
可愛いな、ってそんなリリスのことを思いながら]

 
  ……んっ。

[腰を上下に揺らす時にリリスが力を入れてくれたのか
動きやすくて、気持ちよさを僕も感じる。
それにキツさも少し和らいできた筈なのに
度々気持ちよく締め付けてくるのもあって
困ったように声が漏れてしまう。]


  それは、良かった。
  リリスの中、凄く熱い。

[上下の動きも小さいものから
もっと大きく動くようにする。
座ったままだからそこまで激しいものではないけど
最初と比べればリリスの身体を浮かしているような感覚。

繋がってる部分がよく濡れて
肌と肌がぶつかる音が聞こえて来る]

 
  は、ぁ……ふっ……ふぅ……


[僕の方もあまり余裕はない。
リリスを出来るだけリードしたいけど
彼女の絡みつく肉襞が、本当に気持ちがいいから。
ぐつぐつと、下腹に沸るものがあって
もう少しで爆発するのを伝えるように、少し肉棒が大きくなる。]*

はぁっ……はぁっ……はぁっ……

[ようやく少し快感の波が収まって、
思考が少し冷静になる。

気怠く顔だけをヨシツネへと向け、
彼が続けた言葉に耳を傾けて。]

す、ごい、事、って……? 
なっ……!?!?

[グランドを楽しむこと自体は構わないけれど、
しれっと脅しめいた文言を付け加えられて絶句した。

先程まであんなに自分を気遣ってくれていた
初々しい姿からは想像できないような言い様に
じとっと彼を睨む。]


……精気なら、もう十分溜まったんじゃないの?
何でこんなことするの。

[何だか善意を利用された気持ちだ。
不服そうに言い募りながらも
自分に拒否権などないわけで。

渋々乱れた服を整え、
手を引かれて彼に着いていくことだろう。**]

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

スノウの涙は初めて見ましたからびっくりしてしまいました。
何かいけないことをしてしまったかと思いましたが、嬉し涙だと言うではありませんか。
目をまん丸に見開いた後、ふんわりと微笑んで目元にキスをします。
人間の涙は海の味がすると聞きました。
リリスの涙は口にはできないものですが、涙はキスで吸い取ってしまいましょう。


「嬉しいことなら、して良いよね?」


しちゃダメなんて言わないで欲しい。
ヨシヨシと頭を撫でて、またキスを。
自分がこんなにキスが好きだなんてリリスは知りませんでした。
それだけたくさん、スノウと触れ合っていたいからなのでしょう。

それにしても、こうして抱きしめあって繋がれるなんて思っていませんでした。
いつの間にか外だと言うことを忘れてしまいそうなほどスノウに溺れてしまいます。


「はっ、あっ、んんっ、ん、んっ!」


奥を突き上げられるたびに声が我慢できません。
スノウから溢れる声も耳から脳を甘く震わせて、より深く溺れて行く気がします。
リリスの中で、スノウがその大きさを増しました。
その頃合いでしょうか。

「アッ、あっ、スノウッ、私っ、
 なんかまたっ、んんうっ、あ、イ…っ!!!」


それは、先ほどと似た感覚でした。
スノウがイッて良いと言ってくれたあの時のような。
下腹に力が篭り、媚肉がスノウに吸い付いて絡みつきます。
腰が勝手に震えて揺れて、びくんと大きく背が跳ねました。
そのまま小刻みに震えながらスノウを締め付けて、身体はスノウの子種を強請るのです。*

[下から己を持ち上げるモノは、硬くあれどどこか熱っぽく。
腕とも、腿とも違う感触に。
またがったままもぞりと内腿を擦り合わせるのは無意識だ。

合間の息継ぎを覚えられたのは何度目の口づけのときだろう。
覚えるまでは多分魔狼みたいに、唇が離れたときには
赤い舌と白い歯をのぞかせ、潤んだ眼で呼気を吐き出す
初々しい様子が見られたことであろう。

君の口づけに、着替える際に手櫛である程度整えた、
夕焼けの色の髪が、乱れていく。
色を帯びる囁きが沈む太陽よりもなお。
滾らせ、昂らせ、熱くしていくのを我が身で知った。
くぐもった己の音だけではなく、2人の唾液が混じる水音が
刺激する鼓膜は相手だけではなく自分の、ものも。
お腹の疼きは鈍くも強くなり、なんだか下腹部がずんと重くなるような。
所謂子供のお部屋がじんじんすると、いうか。

だんだんへんに、なると君が言うのなら。
それが正常なことなのかも、しれない。

私は甘く、熱く染められた吐息を零しながら
微笑みに口角をちいさく、あげて。身を委ねる。
力を抜いて、より顕著に感じる刺激と、その疼きが快楽にかわっていくのを君の腕の中で感じるように。]

[触れ続けられたところは、君の手に張りのある肌と弾力を感じさせることだろう
それも、火照る体の所為で段々と柔らかくその掌に吸い付くようになるのかもしれないが。
刺激は撫でるだけのものが、服越しに柔肉の形を変え
その分、強くなる刺激に見悶えた。]

 はぅ、 ぁん、 ……っ

[顎を添えていた指がだんだんと降りてきて
胸に触れられると、もうだめだった。
肌を撫でられるだけでも、じんわりとした刺激が巡るのに
直接、確かめるように敏感な部分を擦ったら、
甘く、媚びるような艶のある声が勝手に口から零れ落ちる。

まるで噛めば溢れる果実の蜜のように、滴るのは声だけではなく
柔らかった先端が、指に芯を持ち始めたことを伝え
声を上げた際にふるん、と揺れる胸が無意識に
触れる指の持ち主である君に押し付けられることだろう]


 パラライズスライムよりかは、硬いかもだけ、どね。
 ……ん、ぅ。

[お願いにこくり、と頷くが。
吐息とともに耳を犯す熱さに、私は背筋を震わせて。
普段着替えるときよりもゆっくりと、制服の上も、ブラウスをも
ボタンを1つ1つ外していき、それを肌から滑り落そうか。]

[露になるは、普段は全く日に焼けていない場所。
白い肌のはずなのに、君の齎したもので薄っすら淡い紅に染まり。
胸を覆う下着のフロントホックを外せば、
重力に逆らった2つのふくらみが、押さえつけていたものから解放され
元気に揺れるであろう。

口づけにより濡れた唇のまま、君を見遣る目は
与えられた刺激に潤んではいるものの、確かに芽生えた情欲を湛えていたか。
上の服を脱いだ腕は、胸元を隠すではなく
背に回されるでもなく、男の頬に伸ばされて。


―― がっかりしてない?と問いかけながらも
   続きを強請るように滑らせた指の腹で、
   唇をむにむにとおしてしまおうか*]

──泉のそばの木陰で──

[流した涙をリリスが唇で拭いてくれた。
今までは僕が彼女の涙を拭くことが殆どだったけど
今回は彼女がやってくれた。それが少し嬉しい。
拭かれたというよりは、吸い取られたのは驚いたけど
されて嫌なことではまるでない。]

  ……うん。
  確かにリリスの言うとおりだね。

[彼女の言葉に僕は素直に頷いた。
頭を撫でられてキスをされるとあやされている感じがある。
少し恥ずかしい感じがあるけど。うん。素直に受け入れた。]


[外で恥ずかしいとか、気を付けないととか。
ちゃんと気にしていたのに
今では彼女に溺れ夢中になっている。
目の前で抱き合っている彼女の姿しか見えない。
姿だけでなく、声も、身体の熱も味わって。]



  んっ、……出、る……っ、!


[リリスの身体を上下に浮かして
ぞりぞり、と肉壁を擦り上げる。
彼女が限界を迎えて、絡みつくところで
僕の方も我慢の限界だった。

下腹に溜まった滾りを、そのままリリスの中に解き放つ。
びゅるるっ、と勢いよく子種が奥に出されて
リリスの中を白く染めていく。
自分でもびっくりするぐらい、沢山出てる気がする。

彼女の身体を抱きしめるようにしながら
奥に押し付けるように。
びゅっ、と最後の一雫に至るまでリリスの中に出すと
漸く、はぁぁ、と一息大きな息をついた。]*

「何でって、それは精気を得る為で…。
だから、こうして印を使って…。」

印を刻んで、彼女を拒否できない様にして――…。
でも、それは僕が一番嫌いな事で。
僕はなんで彼女に対して、こんな事をしているんだろう。

「あれ?」

精気に酔っていた思考が、だんだんと明確になってくる。
彼女を傷つけたいわけではなく、無理やりに従わせたいわけでもない。
ただ、精気が欲しいだけなのに。

「僕、変だ。
君の事、大切にしたいのに。
傷つけてばっかり。
僕じゃない、誰かみたいになってる。」

周囲から精気を吸いこむ。
逆に言えば、その場の影響を人一倍受けやすいという事。
一晩地下で戦い続けるなんて無茶をしたせいで、闇の魔術が発する魔力を取り込みすぎた結果だろうか。
それとも…。

「君が初めてじゃないってわかって、それも仕方ないって思ってたのに。
君の事、独り占めしたい。
もっと、君の事知りたい。」

僕自身、認知していなかった心の奥底から言葉が漏れる。
理性で縛り付けていた本心が、少しずつ顔を出している。

「ねぇ、行こう。
僕達二人で。」

彼女の手を引いて、保健室を後にする。
けれど意識はどこか朧気で、向かう先も明確にならないまま。
ただ、彼女の手を痛いほど握りしめて。*

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

「あっ、は…!!!」


リリスの中でスノウの熱が爆ぜた感覚がしました。
たくさんたくさんスノウの子種がリリスの中に注がれていきます。
直接最奥の奥側へと注がれる勢いで、リリスの中がスノウの色に染まっていきました。
快感の余波がまだ強すぎて打ち震えていた、そんな時です。
あ、とリリスが小さく声を漏らしました。
身体の奥底、今まさに子種を注がれ染められている近くで、魔力が動く気配がしたのです。
ふんわりと、スノウの色に誘われるように。
それは身体の外に出てくることはありませんでしたが、ゆっくり、ゆっくり、スノウを求めて降りて行く、そんな感じがしました。
息を切らしながら、くたりとスノウに身を委ねる中でリリスはそっと下腹の辺りを手で押さえます。
今のが…魔力の珠、でしょうか。
でも、今はそれよりも、スノウにしがみついて頭をすり寄せます。

「大好き、スノウ。…大好き。」


しばし、このまま休憩したほうが良いかもしれません。
いやそれよりも服を着たほうが良いのかもしれません。世間的には見つかるよりも前にしたほうが良いに決まっています。
でも、ついこの時間が愛しくて、リリスは自分からは中々動けないでいたのでした。*

[精気が欲しい。そう、その筈で。
自分もあくまで善意で彼に手を貸している。そうだった筈だ。
でもそれなら別に、嫌がるようなことをする必要も
わざわざ脅して従わせる必要もない。

どこか邪な雰囲気を纏っていた彼が
ふと我に返ったような声をあげる。]

……大切にしたい……

[独り言のように漏れた台詞を復唱する。

優しく自分を気遣いながら抱くのは、
精気を分けてくれる相手への敬意か、
あるいは不慣れ
(でも実際はないのだが)

な女子に対する彼の優しさだと思ってて。

別に"自分だから"どうこうってわけじゃないと
今の今まで思っていた。

けれど、「独り占めしたい」だなんて、
そんなのまるで……]

──1日目・泉のそばの木陰で──

  …………リリス、?

[彼女の中に胤を溢したあとに
彼女が少し声を漏らした気がした。
気のせいだったかもしれないけどリリスの方を見る。

けど、彼女が頭をすり寄せてきて
それを愛おしく受け入れて、少しこちらからも頬を擦り寄せた。]


  ……僕もだよ。大好き、リリスが一番ね。

[彼女を十分に愛することができて
心がずっとポカポカとしている。
体力的にも疲れたのはあるけど
リリスの方が疲れてはいただろう。

落ち着いて来るのに従って
服を着た方がいいと言う理性も働くけれど
僕の方も今直ぐには動きたくはなかった。

彼女の小柄な身体を抱きしめて
啄むようにキスをしたり、頬を寄せたりした。]


――…………、

[じわり、と頬が熱くなったのはどうしてだろう。
何となくきまり悪く俯いてしまう。]

は、初めてじゃない……云々は………
実を言うと、その、私もよく覚えてないの………
な、なんていうか、説明し辛いんだけど……


[ごにょごにょ、少し歯切れ悪く言い淀んでしまいながら。
自分の手を握りしめて保健室を出る彼に
逆らう気は何故だか起きなかった。]


………私の事、知りたいの?
それは……別に、構わない…けど。

ヨシツネくんと
グランドを周ること自体は別に
嫌じゃない……し、さ。


その分私にもヨシツネくんのこと、教えて欲しいんだけど。

[廊下を歩きながら口にする。
そういえば自分も彼のこと
そんなには深くは知らないんだった、って今更過って。

どうしてあちこちでバイトしてるのかも。
どうして今朝、あんな風に倒れていたのかも。
そもそも精気が必要な彼の種族についても、何も。**]

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

そうそう、中に注がれた子種は、スノウの熱を引き抜く時に少しこぼれてしまいました。
抜く時も名残惜しくて媚肉が吸い付きましたが、腰を浮かせて体を震わせて何とか引き抜いたのです。
その時、スノウの形に開かれたそこが直ぐには閉じきらず、黒い肌の上に白の胤がこぷりと溢れ落ちました。
恥ずかしくなって、バッ!勢いよく両膝を閉じて隠しましたけれどね。

この時、初めてリリスは下着の重要性を理解したのだとか。
大きめのローブを着ているので見た目は分かりませんが、内股で膝を閉じて歩くしかありませんでした。

流石にスノウにもらった黒いハンカチを犠牲にする気にはなれなかったのです。

 息継ぎを覚えるまでの君はとても初々しくすぐにでも食べてしまいたくなるような可愛さだった。
赤い舌も白い歯も浮かべる唇は唾液に濡れて艶やかだ。
潤んだ瞳は蕩けるようで雄を誘うそれだった。

 髪が乱れていけば包み込まれていた香りが漂っていく。
変わらず甘いバニラとミルクの香り、それに薄ら浮き上がる汗の香りが混ざり合い君だけの香りになっていく。

 身に起こる変化は男には分からぬもので、かくいう猛りは君が内股を擦り合わせる度に刺激されて硬さと盛り上がりが増しているのだけは伝わるだろう。
雄の変化は単純なものだ。
吐息が荒くなり、そして燃え上がるように発汗し始めその肉体で捉えて逃さないようにしてしまう。

 君の身体が火照りはじめれば触れていても触り心地や感度が変わっていく。
変化に合わせて触り方を変えていき肌の弾力と張りを指先で覚えていく。
触れていけば感じやすい場所も分かってくる。
嬌声が零れはじめたのは胸に触れた時からだ。
お尻よりも感度のよい反応に指先は果汁を搾るように胸を可愛がっていく。
先端を探り当てると芯が確かに感じ取れるようになるまで育てていき揺れるたわわな胸にまた指を這わせて柔らかさを心行くまで堪能していく。
身体の火照りは胸の柔らかさにも通じるもので次第に柔らかさが増すそこはスライムより柔らかだ。

「オレはタリィのおっぱいのが、好きだぞ」


 パラライズスライムに触ったことはないが君の胸の方が好みである。
触れると甘い声色が聞けるし悩まし気な表情を見ていられる。
悶える君の唇を口づけで塞いでまた両胸の果肉を硬くすると服を脱いでもらう。

 君はどこでそんな脱ぎ方を覚えるのだろうか。
ゆっくりと脱いでいけばそれだけ視線を注いでしまう。
君の瞳に、唇に、喉に、そして露わになっていく胸へと視線を注ぎ動きを見逃さないよう目を凝らしてしまう。

 露わになった膨らみは、たゆん、と揺れた。
大きな膨らみは大口をあければ食べられそうな程に大きくて、きっとミルクもたくさんでるだろうと想像すれば胸も熱くなる。
白い肌が朱に染まっているのも美しい。
何よりもその先端が触れてほしそうに視線を誘う。

 それを咎めるような君の手の動きに視線をアイスブルーな瞳に注ぐ。
頬をぐにぐにされて唇をむにむにされる。
その問いかけに目を見開いて驚いた表情をしてしまうが、すぐに頬を緩めて笑みを浮かべた。

 頬に触れるキミの手を自分の手で包み込み視線の距離を近づけると唇を重ねあう。
唇が離れると内に篭る熱い吐息を吐き出して、君の手を首へと誘う。


「すごく、魅力的なおっぱいだぞ。
 なんで、がっかりしてると、思ったんだ?」


 そんなわけがないと囁いて、今度の口づけは長く舌を絡めながら――声を漏らせぬようにして白い肌に浮かぶ二つの芯を指で捉えて挟み込み、親指で幾度も弾いて刺激していく*

[拙い口吸いは、君に教わりながら深い物を覚え。
それでもたどたどしさは何度か経験しないと抜けないのだろう。
慣れてしまえば、互いに舌を交わらせながら
君の味を感じる日は来るのだろうか。

いまは、兎角、熱くて。
触れられた部分からアイスクリームみたいにとけてしまいそうで。

乱れた髪も、浮かぶ汗も君が齎した、もの。
この香もきっと。

身に起こる変化に見悶える女にも
猛ったそれが興奮する様子は肌が触れ続けていれば理解できる。
それに赤らんだ頬は熱を発散する余裕もない。
溜まって、広がって。巡って。
逃さないようにする腕にすら。鼓動を早くさせるのだ。
荒い吐息に、雄性を感じて。ああ腹が疼く。]

[まるで蕾が花開くようにか
或いは、氷が溶かされていくようにだろうか
それとも。果実が貪られるのを待ち望むかのようにか
感度がかわっていくのに合わせ、君の触れ方も変わる。
指の動きも、触れる箇所も。
只管、弱い所を責められて、あられもない声を耐えることも難しくなるように。

柔らかさを堪能しているかのような動きに、
君の手の中で揺れる胸は、じんわり汗ばみ
先端の尖りはかたく、赤く色づいていくのだろう。

スライムだったら、それで見悶えることくらいしかしないのに。
いや、体液は飛ばすかもしれないが。

何故か下腹部に熱が溜まって。
何処かが濡れていくような心地を覚えて、戸惑う。
自分の体の変化に惑いながらも。

ほら、君の言葉1つで私の心が、跳ねてしまうのよ。]

 ほんと?
  ……ぅ、れしい、わ。

[スライムよりも好きだと言われるのは嬉しい。
そんな普通の乙女と違った乙女心。

願いを叶えたい心はあるが恥じらいは未だ持っているからこそ。
ゆっくりとした脱ぎ方なのだ。それが男を煽るものだとは思いもしていない。
だから覚えるというよりか無意識にやっているのだ。

――見逃さぬようにか。一挙一動をみつめる視線に、
また体の奥が疼く。

揺れる胸なのか。それとも私の体が我儘なのか。
触れて欲しいと君を誘うように。]

 ん、 ンぅ、  っ。 ふ……!

[先程の刺激のせいか。外気に触れてか。尖った先端は露にされ
指での愛撫にますます硬くなって、男にそれを伝えるだろう。
挟みこむ際の擦れもそうだが
弾かれることで、肩を震わせる様を見せたから
私が感じているのがわかるだろう。

コンプレックスだったものを魅力的だといわれて。
喜ばない女では、ない。
心が喜べば、体もまた溶かされ、喜んで。

君の首を抱いたまま、己の腿を君の腿に押し付け、
擦らせるようにして刺激を散らす。
その際にスカートが捲れても。気にすることも、せずに*]

[理性は、どろどろに溶かされたよう。
外の喧騒など、もうどうでもいいくらい。

二人でベッドの上。塞がれる、今度は塞ぐと啄むように繰り返す。
腕は男の背中にまわして、背を撫で、膝を立て、男の躰の横を擽るように撫でる。

感じたくて、感じさせたくて、重ねるだけで足りなくなった気がして、舌を出して、男の唇をつつく事に。
数度つつけば、撫でる手も、擽るように動かす足も止まってしまう。

それはどろどろに溶かされた理性のささやかな抵抗のように我に返るように、羞恥が襲い来るから。**]

「僕の事?」

彼女に問いかけられても、まだ少し意識は覚束ない。
言われてみれば僕自身の事を誰かに話した事もなかったし、話すべきでないとも思っていた。
けれど、彼女が望むなら、目的地の無い散歩には丁度良いかと思って。

「僕には二つ上の、血のつながりのない兄様がいて――…」

それから、色々と話した。
珍しい種族だからと攫われて、「鑑賞品」として生きていた事。
同じく囚われていた兄様に助けられた事。
兄様が闇に囚われて、自分の手で兄様を討った事。
今まで誰にも秘密にしてきたことを全て、彼女へと打ち明けながら。

―→魔道具クラブの部室内―


グランドには初めての参加だったが、どこもかしこも人と物で溢れている。
彼女と学内のあちこちを見て回っていたが、一息つこうと立ち寄った場所がここだった。
ここなら魔道具クラブの人間以外は立ち寄らないし、グランドとなれば出店に掛かりきりだろうから。
こっそり休憩するには丁度いいだろう。
それに、個人的な目的もある。

「覚えてないのに、初めてって言えるの?
もう少し、用心深くした方がいいんじゃない?
あんな事をした僕と一緒に周りたい、なんて言っちゃう事も含めてさ。」

彼女が先ほど口にしていた事、事情をくみ取る事は出来ないから、何が起きたのかを知る術はないけれど。
質問のついでに、大図書館に寄った時に買っておいたミルクセーキを差し出しながら。

「僕がまた我慢できなくなって君を手籠めにしようとしたら、どうするの?」

彼女を問い詰める。
逃げ出すだろうか、攻撃するのだろうか。
彼女の事を知りたくて、疑問を投げかけた。**

 今は只、君を翻弄し続けていく。
身体の至る所に触れていき、触れる場所全てを溶かしていく。
蕾を花咲かせ、果実は熟れさせて食べごろに仕上げていく。

 君が胎に抱える熱に気づくことはできないが滲む汗と溢れ出した愛蜜の匂いをフォボスは敏感に嗅ぎつけている。
声が我慢できなくなるほどに色艶はくっきりと現れて紅潮していく肌はやはり美しいものだ。

 下着を外したその時から、君が僅かでも身体を動かせば乳房はたわわに揺れる。
嬉しいと口にする君はとても乙女ちっくだ。
にんまりと笑みを浮かべてしまうのも無理はないだろう。
それが脱いでいるときに重なるともう満面の笑みでしかない。

「声も、かわいいな」


 口づけの合間に囁く言葉は褒め言葉。
唇の隙間から零れ出る吐息の歌がどんどんと男を興奮させていく。
触れるごとに確かに存在を誇張していく尖りは君が感じていることを教えてくれる。
肩が揺れればそれを追認し、腕をあげているものだから乳房はより無防備にフォボスの手の中にある。

 尖りを挟み込む指に少しずつ力を入れて痛くなる手前まで挟み込み、先端だけは優しく触れる程度に撫でていく。
ふと感じるのは筋肉が張った腿だ。
君の脚が触れて擦り付けてきているのは無意識だろうか。

「…………感じてくれてるな。
 うれしーぞ」


 脚の合間が濡れてきていることは匂いで分かっている。
フォボスは両方の尖りから指を離すとタリィを膝の上から太ましい腿の上に座らせた。
腿の上を跨がせるように座ってもらえば濡れている場所が無防備に鍛えた腿に触れるだろう。


「タリィ、わかる?
 もっと、そうなるようにするね」


 押し当てられれば濡れているのに気づくだろうか。
気づかなくても気づくようにするために、両手を君の肩に乗せる。
肩に乗せた手はさわさわと肌に触れながら二の腕に降りて腕を内側へと寄せさせた。
たわわな実りが挟み込まれてぷるんと差し出され、フォボスは唇にキスをすると首筋に、胸元にと肌を啄み豊かな胸を唇で吸っていく。
最初は乳房の周辺部から始まり唇は次第に芯へと近づいていき、フォボスはにんまり笑みを浮かべた。
腿を揺らして股を擦ると同時に先端にしゃぶりつき、ちう、と吸い付いて尖りを味わっていく*

[君の眼差しに、指の動きに翻弄される。
熟れた躰がますますの刺激を望むまで。

どうやってか己の体の変化を察しているのかもしれない。
絶妙な指使いや、浮かべられた笑みにそんな風に思う。
――実際は多分、違うことを見て、考えているのだろうけど。
まさか胸が揺れる様を楽しんでいる等々とは。閑話休題。

口づけの合間に漏らされた君の言葉に、
ぼっ、と音が出るような錯覚を齎すほどに頬が赤らむ。
嬉しいのと、恥ずかしいのがないまぜになって。
漏れる音が甘さを増してしまう。

君に伝わる私の興奮は、はしたなくもしっかりと
その体で君の目や指を楽しませているのだろう。

無防備名ふくらみは彼の手の中で形をかえる。
指に強く揉みこまれたものはじん、と痺れる心地を己に与え
同時に優しく触れられた先とのギャップに、
背筋が快感に襲われて。躰が悩まし気に震えるほど
それに感じているのだと君に伝えるだろう。

――君の腿が触れる、私の沁みだした蜜も、また。]

 ふ、ぁ……。
 
[指摘しちゃやだ。恥ずかしい。と言いかけて。
甘い口づけで呂律がまわらなくなった口が開き
離れる肉厚のそれが名残惜しいとばかりに口元から見える、赤色の舌。
 
膝から、腿へ移された私の体はそれを跨ぐことで布越しではあるが、
濡れた感触を座らせた男に、座った私に伝えたのだ。
ぐちゅ、と音がする。
擦れる布の音か。それともぬれぼそった蜜が摩擦で鳴らした音なのか。
或いは、両方なのか。]

 ぁ、もっ、と……?
 ――ふぉぼす、っ。

[濡れてる。君に名前を呼ばれたらじゅん。とまた内から蜜が零れている。
君の指使いや触れている肌だけではなく、声も刺激となり。
頸に回した腕が震えるほどに、それは顕著に私を苛む。]

 ぁぁ、すわ、れ……じんじん、する。
 ぃ、ぁ。 っぅ。

[子ができたら、こんな風に吸い付かれるのかもしれない。
その時に今の状態を思い出したらどうしよう。

――きもちよくて、快感に震えて。
君の胸を吸う口元に、たわわな2つを押し付けるようにしてしまう。堰き止める唇がなければはしたなく嬌声を漏らす、自分を。

君の肩口に顔を埋めてしまえば、こんな風に啼かずにいられるのか。
実際動こうとしても嬌声が零れるだけになってしまいそうだが。

潤んだ瞳で、君を見る。
もっとと強請るのか。或いは続きを求めているのか
或いは――両方、か。
君を希求していることは、確かなのだ。*]                                                                                                                                                                                                                             

 君という花が少しずつ咲いていく。
蕾であった肉体は愛蜜を湛えるようになっている。
白き花は全体的に紅潮しているが一瞬で湧き上がる赤は見ていると庇護欲をそそるものだ。

 視線がどこへ向いているか。
揺れる胸はもちろん楽しいが一番は浮かべる表情だ。
肉体から感じてくる悦に身体を震わせるときの浮かべる表情がいい。
君の感じる興奮が、自分の熱を滾らせ続けていく。


「そう、もっと――」


 赤色の舌に別れを告げて尖りを吸う。
震える身体は掌から逃れることなく膨らみを押し付けてくるとそちらもしてほしいのかともう一方にも吸い付いた。
本来丸ごと食まれることはないだろうほどの乳房を大きな唇で捕らえたままに尖りは艶やかに濡れていく。

 感度のよいところは少しずつ広げていこう。
すっかりと両の色づきがよくなると乳房の外側に舌を這わせていく。
腋に口づけ、舌を這わせて味わい尽くしてから鎖骨を辿り頭をあげると君の潤んだ瞳が見つめてくれる。
熱に浮かされた瞳は自分を求めてくれている。


「じんじん、いっぱいした?
 お股も、たくさん濡れてきたかな」


 赤い舌を巻き込んで唇を重ね合わせると背中へと手を回した。
背筋を撫でながらもう一方の手で腿に跨る内股を指先でなぞりあがる。
捲れたスカートに触れるとたくしあげて下着を露わにしてしまえば、指の腹でそっと君の秘裂に指を這わせる。
ここも気持ち良いよねと瞳で語り掛けながら指先は奥ではなく手前の淫核に触れ優しく優しく、下着ごしに円を描くように撫でて君の欲情をかきたて愛蜜が太腿を濡らすほどに快楽を伝える。*

[他人のことなんてもうどうでもいい。
稀有な眼差しに包まれる外の世界から切り離された場所なら、なんでも出来そうな気がしてしまう。

背に回された手に身体が微かに反応すると、ただ重ねるだけの口付けでは収まらなくなってきた。

今ですらもう熱で頭がくらくらするのに止まらなくて、舌が唇をつつくと口を開いて受け入れるように口付けを深くしていく。
それでさえ足りなくなると、指でステラの身体をなぞり、服の中へと忍ばせて直に肌へと触れ。唇を離せば、唾液の糸を引く。]

フード、とってもいいか?

[外ではずせないものは、全部取り払ってしまいたい。
許しがもらえるならそのままフードをとり、嫌だといえば触れず。

首筋に口付けを捧げながら服の中に忍ばせた手で下着を外そうと留め具を探す。]*

[明後日のなんて話も、今はもうどうでもよくなる。

舌を受け入れてもらうと、絡ませて、深い口づけをかわす事に。
絡ませて、撫でて…思い出したように止まりそうになっても、逃げたわけではないから、絡め合う為、すぐに思い出す。]

……んっ…っ、……ふっ…

[服の上からでもなぞられると、ピクリと反応するのに、それが中へと忍び込めば唇の隙間より、吐息を漏らしてしまう。
触れられることが、熱い。でも触れられただけで、気持ちいい。
もっとと、躰を擦りつけるよう。

唇が離れ二人をを繋ぐ、糸にほぅっと見つめていたが、フードの事を言われると、一遍してしまう。
淫魔の血より、その一瞬、エルフの血の方が勝つため。

フードを外すと言うのはやはり恥ずかしい事だけではない。
こんな事をしているからか、服を脱がしていいかと聞かれているも同然に聞こえる為。]

……いいですよ。


[声が小さくなってしまったのは、フードを取ってさらすという以上に、裸にすると言うのを同意したようだから。
随分見えていたとはいえ、ちゃんと外した曝す顔は真っ赤である。
見せないようにしてきたから、逸らしたい気持ちもあるが、ちゃんと見せたい気持ちもあって、見上げて、でもすぐに視線を逸らす。

首筋への口づけがくすぐったく、背を逸らすと、何かを探す動きがくすぐったくも感じるが、その間に]

……今度は、フード
だけ
を付けたままっていうのも、いいかもね。

[そんな囁きを落とす。
だけ……と言うところを強調したのは、想像させるため。
フードがついたマントじょうのようなものだけを身に着け、他は何もと言う。
そんな事をすれば、きっと表情は見えないだろうが、それでも覗く唇だけの動きに、どう感じるか。

そんなのをすべて想像と甘い、誘惑を――。
そんな誘惑が終わるころには、下着の戒めも外れていたかもしれない。]

[はだけて肌を晒していく。
それがたまらなく、熱くて、恥ずかしくて……。]

……先輩、お願い……これも、外して?

[男の背から左手を滑り落して、身に着けているブレスレットを見せる。
それは淫魔の血を抑えるためのもの。
それを外してほしいと願う。外せばもう止めるものが無いのは解っているが、無理やり止めるより、解放したいと言う気持ちが大きくなったため。

自分で外せばいいのだが、フードを服をはずして、少しずつ相手の手で曝け出していくのだから、総てを相手の手で、取り払ってもらいたくて。*]

[君の視線が私に注がれる。
君によって変わっていく私をみて、
感じる熱気がより肌を焼くような、錯覚を。

疼く身体を知られたくない。はしたないから。
同時に、この火照りを君の手でぐちゃぐちゃに掻き乱してほしくもあった。
未知への恐怖と期待とを孕みながら漏れる音は、
甘さを湛えた声だけではなく。
本能が心以上に正直に、君を求めて身体を濡らしていた。]

っ、ァ、 ぃい、っ。

[吸れるのが気持ち良いの。
舌で、唇で触れられるのが。どうして。
譫言みたいに、考えが脳裏に弾けて刺激に散って。
胸だけでなく、腋や鎖骨と肌の薄い部分に触れられたなら
鈍い電流のような感覚を覚えて、身悶えた。]

[ほしい、と。漠然と思う。泡沫のように浮かぶ欲を
私は持て余したまま君の前で乱れ。
額に汗で張り付いた前髪が、身を震わせた際には歪に揺れる。]

してる。いっぱいじんじん、って。
……どうしよう。ズボン、汚しちゃう。

[薄布では吸いきれなくなりそうな愛液が、
腿に擦れて厭らしく音を奏で
汗がしっとりとさせゆく身体は、火照りを抑えきれない。

指が下肢の方へ向かうのにあわせて、小さく唇から喘ぎがこぼれてしまう。
眉根をよせて快感の波に耐えていたが、下着越しに敏感になっていたところに触れられれば
もう、駄目だった。]

っ、ぃあ?!あ、ぅっ!

[甘えたように喉を震わせ哭く。
刺激に応える声はたかく。秘裂の形に滲む液が、
下着越しに君の指をも濡らしていくだろう。
身を捩り、君にたくしあげられたスカートが擦れるだけで
秘豆が硬さを得ていく。

息を整えるのも難しい。
獣みたいに喘ぎながら、君に抱きついて快楽を散らそうとするが。次々に感じてしまって、難しいのだと躰が語る。*]

[グランドを周りながら
ヨシツネは自分が望むままに
色々と彼自身の事を話してくれた。

兄のこと。生い立ちのこと。今までのこと。
闇に囚われた「兄」と戦い、それで消耗したこと。
初めて聞く彼の話。

それは今まで家族に囲まれて
安穏と生きてきたアカツキからは
想像できないような境遇で
なんだかずいぶん過酷な印象を受けたけれど、
実際のところどうだったのかはわからない。

ただ時折相槌を打ちながらそれを聞いた。]

[初めてのグランド。適当に店を冷やかし、
何か興味を惹いたものがあれば買って。
あてもなく歩き、やがてたどり着いたのは魔道具クラブだった。

あまり人気はない教室に立ち寄り、
ふと言われた言葉にむ…と顔を顰めた。]

…う、それは…そうかもしれないけど…
そんなこと言われても覚えてないものはないんだもん。

ていうかヨシツネくんにそれ言われるの、
なんとなく釈然としないんだけど…

[拗ねたように唇を尖らせる。
まあ、正論だと思う。
記憶のないままに貞操を奪われているって、
改めて口にすると結構な事態だ。
用心した方がいいのは確かにそうなのかもしれないけども。

でもそっちだって自分の精気をあげたから元気になったんだし、
一緒に来ないなら紋を解放するって脅したのは
ほかならぬ彼の方なわけで。

少々理不尽な言い様に思えてジト目になりつつ
渡されたミルクセーキに口をつける。]

それに、一緒にグランド回ってもいいかなって言ったのは…
ヨシツネくんのことは嫌いじゃないからだよ。

そりゃ、いきなりいつもと違う感じになったのはびっくりしたけど
…それはそれって言うか…
一応、仲良しだと思ってるし…

それに本気で危なくなったら結界が発動するはずでしょ?

[まあ既に一度不意を突かれて好きにされているわけなので
あまり説得力はないかもしれないが。
ミルクセーキを受け取り、ごにょごにょと話しながら俯く。
手篭めにしたい、なんて物騒な響きだなあ、と肩を竦めた。]

手篭めに…かあ。状況にもよるよね。

あまりに手に負えなさそうなら
突き飛ばして逃げるかもしれないけど、
まあその時に考えるかな…。
今のところは冷静みたいだし。

[喩え不用心だと言われてしまっても
ヨシツネに対して畏れめいた感情は不思議と湧かない。
剣が強くて、守銭奴な、ちゃっかりしてる同期。
そんな普段の印象が強いからかもしれないけど。]

っていうか。
そっちが付いて来させたくせにさ。
じゃあ怖いから帰りますって言ったらどうするの。

[飲む?とミルクセーキを差し出して尋ねる。**]

「ここ、すごく気持ちいい、みたい。
 ズボンもっと、濡らしていーよ」


 君が少しずつ乱れていく。
それはとても淫らで、雄を誘う雌のそれだ。
哭いた君の声は雄の欲情を求めるものでフォボスは背を撫でていた掌で抱きついてきた肢体の腰を抱き抱えると硬くなっていく淫核の成長を促していく。

 フォボスの肉体は熱くなっているものだから濡れた下着や肌に張り付くズボンは冷えを感じることはないだろう。
だが、布地は濡れると滑りが悪くなるもので腰を動かすと秘裂に布地が食い込み擦っていくだろう。

 快楽に耐えられなくなった表情を見つめて頬に口づけをして、淫核を愛でながら唇を重ねていく。
抱きついたことでたわわな実りはフォボスの肉体に押し付けられて形を歪め、その先端は押し込められてしまうだろう。
身体を捩れば尖りもまた擦れどう動いてもどこかしこに快楽を感じてしまう。

「タリィ、ぬごっか」


 半端に開けた制服はそのままだ。
互いの汗に濡れた衣服は熱気にやられていくだろう。
フォボスは抱きつくタリィの身体を少し持ち上げると股を覆っている布地を脱がしていく。
丸みを帯びた尻から布地を降ろし、片脚ずつ白の下着を脱がすと脱がした下着を掌で広げて眺めた。

 たっぷりと愛蜜に濡れた下着に鼻先を近づけ、くんかと匂いを嗅いで満足顔をすると隅に置いてそこをぐしょりと湿らせる。
タリィを抱えたままに上向きに寝ころぶとこっちにおいでと腰を掴んで持ち上げてフォボスの顔を跨がせる。
巨躯のフォボスを跨ぐにはそれなりに脚を開かねばならない。


「いー眺めだぞ、タリィのがよく見える」


 それなりに股を開いて跨がせたのだ。
フォボスの眼前には濡れた君の秘裂があり強い女の香に喜びを禁じ得ない。
見えるのは女花だけではく、たわわな実りも、君の表情も全て見える。
お尻もいいねとお尻を撫でて、軽く叩いて尻肉を揺らしてまた撫でながら分厚く熱い舌を秘裂に這わせていく。


「おもらししても、いーよ」


 女の身体は至ると愛蜜を噴くのでそう伝え、にっこり笑みを浮かべると君の秘裂に舌を這わせ始めた。
舌先は丹念に襞を舐めていき大きく硬くなった淫核はざらりとした舌の腹で舐めていく。
溢れでる愛蜜を啜り、舐め取り、出所に舌を差し入れて蜜孔までも染めていく。**

だまし討ち同然の僕に対して、それでも彼女は仲良しだと言ってくれる。
わざと「手籠め」なんて強い言葉を使ってみたけれど、それでもまだ僕を恐れるような様子はない。
それは確かに僕にはありがたい事だけど、彼女の考えはあまりにも…。

[与えられ、また身の内から生まれる快楽に抗えず。
躰は戸惑う心を揶揄うように、正直に反応を見せた。
そもそも、君の言葉や掌の熱1つで頬を赤らめたりするのだから
素直なのは最初からだったのかもしれない。

秘豆の成長を促すように、腰を抱く腕と反対側の手で
触れられ、愛でられて。
もう熱い体は、どちらのものかわからなくなってしまったよう。
自分もまた、スカートと濡れた下履きを乱し、濡らし。
上気した肌を晒して君に縋っている。

焦れるように、快感に腰を動かせば
割れ目に食い込む下着の布が、鈍い刺激を与えて。
君の熱い刺激とのギャップに、くぐもった声を出すだろう。]

 ぃ ぃぅ。ふぁ、ぁんっ!

[ぐちゅ。と湿った音がする。
下履きだけで受け止められぬ雫が、女の嬌声とともに
下肢を愛でる指を透明な愛液で穢してゆく。
口づけにまた、流れる量を増やして、
一筋程太腿を伝ったそれは君のズボンのシミを増やすのだろう。

抱き着けば、胸も、その先端も。
鋭敏になった感覚をより感じさせるように君が私を愛でて。
声が抑えられないなら、君の中に出してしまおう。
自分からも、また口づけを望み、唇を交わし。]

 ―― っぁ、は、ぁ……

[快楽の波に翻弄され漸く熱い息を吐けた時に
君の声に己の今の状態を蕩けた目で、確認する。

汗と、それ以外の体液で濡れ細る体と、貼りつく布。
下だけ隠しているのだけど、スカートはたくしあげられ
あられもない姿を、さらしている。
恥ずかしがる前に、もう擦れて限界になった秘所が
開放されるのを望むように、愛液をこぷりと零す。]

 ん。ぬ、がな、きゃ。

[でも、今君の首に回した腕を離せば、どうなってしまうのか。
逡巡は一瞬。脱がせてとばかりに
君が持ち上げる動きに合わせて尻をあげ、その挙動を手伝おう。

とはいえ――]

 きゃっ!ちょ。何で拡げて……!


[流石に濡れぼそって色の変わったレースの下着は
まじまじ見られるのは恥ずかしい。
しかも何で匂い嗅いでるの。と頭をぐりぐりと
君の太い首に押し付けて抗議の姿勢。

でも多分、その抗議は届いてなさそうな気がしている。

恥ずかしさとないまぜになった快楽にもう
涙腺が決壊しようとしていた時
君が体勢を変えて。私を誘う。

一角獣や天馬の世話をしているので当然その背に乗ったことがある。
白銀の馬体と同じくらいの巨躯を誇る君の顔に両の腿が添えられ
この格好に惑う私に、君はなんて羞恥を煽ることをいうのだ!]


 も。それは言っちゃダメよ。
 だって、だって。


[恥ずかしいわ。と伝えると同時に蜜がその量を増す。
違う、言われて興奮したんじゃない。筈だ。
腿をぎゅっぎゅと押し付けながら、
真っ赤になった顔を手で隠してしまおうとするけれど
尻を撫で、全てを下から見上げる君の手の動きに悩ましく腰は動き。
かんばせを覆うとした手は、尻を叩く衝撃でずれて。
ひゃんっ!とちょっぴり情けない声が漏れた。]

 トイレには決闘前に、いったもん!
 〜〜〜っ、ま、っ、ひぁ、っ
 ゃぁ。それきもちぃ。
 変なの出る。でちゃうぅ、ぅ。

[飲み物だってミルクセーキだけでセーブしてるもの。
と言い訳するけれど。そういう意味じゃない。

布越しだった指の刺激よりも、ざらつく舌の感覚がダイレクトに其処を愛でる。
襞だけじゃなく、その裏側や秘豆まで。
自分がはしたなく零す蜜も、啜られれば入り口近くの場所が
それに応えるように溢れる量を増やし、侵入者を甘く濡らした。]

 ――ぃ、ぁ、ぁあ
 なか、ぁつぃ。ふぉぼす、ぅ、ぅ。

[自身の指ですら愛でたことのない場所を
進む舌に瑞々しい艶肉は絡んで、孕み燻る熱を伝える。
それが入口近い内側の、感じる場所を撫でられてしまえば
体を大きく震わせ、愛液よりも粘りのない
透明な液体が君の顔を濡らしてしまうかもしれない。

……その場合、何が起こったのかわからず目を真ん丸くして
口をパクパクさせる私が、見られるはずだ。*]

[俺が欲しいのはエルフとしてのステラ、淫魔としてのステラの両方だ。
逃げずに俺の下で倒れている姿はどこか健気にも見えて、それを崩してしまいとも考えてしまうのは俺の悪癖だ。

健気に理性を保って受け入れてくれるステラの一時間後の姿を想像するだけでくらっと頭に熱が上る。

してもいいと通じ合ったのだから、服は勝手に脱がしてやるかと思っていた。
だがステラの事情を知る側としてフードだけは聞いておこうと思ったのに。

ステラの小さな返事は、全て剥ぎ取ってしまうことを許されたようにも感じて、期待が膨らんでしまう。

誘われるままに下着や衣服を剥ぎ取ろうとすると、今度はステラから甘い悪魔の囁きが送られて。]

 君の手がどこへ伸び、何を掴んでいても身体はしっかりと支えている。
すぐに赤くなる頬だから喜んでくれているのがわかりやすくて言葉も幾らでも湧いて投げかけていく。
望まれるだけ口づけを交わし指に伝う愛蜜を舐めレースの下着を味わっていると首に頭をぐりぐりされてマーキングされた。
とてもかわゆな行為に抗議は一切伝わっておらず頭を撫でた。
きっと伝わってないことは伝わっただろう。

 恥ずかしさもまた快楽の一因で背筋を伸ばして騎乗する君は凛々しく見えるのだ。
ダメと言われるともっとやりたくなってしまう。
恥ずかしいと告げる君が零す愛蜜はその量を増して興奮していることを伝えてくれる。

 腿に挟まれるのは幸せなことで柔らかさを味わい、時折横を向いて内股にキスをしてしまおう。
真っ赤な顔を隠そうとすれば揺れる乳房が自由に動き、尻を叩いても腰が揺れても肢体は悩まし気に揺れて見える。

[ステラの甘い誘いはかなり効いた。
想像するだけでだいぶ身体に堪えるくらいのシチュエーションに胸が躍る。

それにステラの方から今度と言われるのが嬉しいし、同時にステラから提案されたフードだけ身につけるというシチュエーションは絶対にやりたいとも思うから。

ステラに乗せられているような気がして。
それでも躊躇わずに乗っかるつもりである。]

それいいな。
興奮する。


[耳元で囁きながら下着ごと服をずりあげて、ステラの胸を晒して直に揉みしだくと、今度は舌で乳首を嬲っていく。]

「ん…………、あー、そっちでもいいぞ。
 変なのでても、だいじょーぶ」


 君が意図していない方を言うので少し考えて、そちらでも大丈夫と伝えてじゅるりと愛蜜を啜っていく。
ミルクセーキ以外でも君の身体にはフォボスの唾液が注ぎ込まれているけれど、それよりも君が出す愛蜜と汗の方が多いだろう。

 溢れ出す愛蜜をフォボスは余さずに啜り尽くし、舌の腹は入り口に近しい腹側を存分に可愛がっていく。
同時に淫核にも指を伸ばして押しつぶしながら捏ねていくと君は身体を震わせ絶頂したのだろう。
身体は震え肌の紅潮は増して美しさをも見てとれる。
噴き出した透明な液体は君の股にしゃぶりつき大半をやはり飲み干してしまう。

 放心状態の君に柔らかく笑みを向ける。


「イけたかな、きもちよかった?
 タリィのお汁、おいしーよ」


 尋ねながら手を伸ばして頭を撫でた。


「気持ちよくなれて、えらい、えらいよ。
 タリィがきもちよくなるとね、あとでオレがきもちいい。
 気持ちよくなって、嬉しいよ」

 もっと気持ちよくなってねと目を細めてまた秘裂に舌を這わせて花弁に唾液を擦り付けていく。
混乱する君が落ち着くまで心地好さの中に閉じ込めたまま頭を撫で、言葉を零せるようになればお願いをしよう。


「ズボンを降ろすから、オレのに、触ってみよっか」


 提案して反応を待つ間にズボンを脱いで、自身の腹を叩くほどに反り返った肉槍を君の背後に出現させよう**

[裸を晒したステラからこれ以上取るものは無いと思っていたけど、もうひとつ外して欲しいものがあるみたいだ。]

ん。これは……

[オシャレなアクセサリーだと思っていたブレスレットは手で触れてみると不思議な力を感じる。
なにか事情があるのか、だがステラの言った通りに外してあげようとするだろう。

それがステラにとって必要なことなら、いくらでも聞いてやるつもりなのだから。]*

[囁き一つにも、唇を震わせて息を飲む。

少しずつ乱され、曝していくのは、恥ずかしいがどこか勝っている。
そう思うのに、服を身に着けているのがもどかしいようで、総てを見て欲しいと思う欲も同時にある。
身体をゆらし、そらし、やりやすいように、早く曝してしまいたい。]

……っっ…。

[提案したのは、自分なのに、乗っかられるとその囁き声を注ぎ込まれるから、躰が震えてしまう。
恥ずかしいのか、それとも期待なのか、解らないような痺れたもの。

興奮させようとして、素直に返されるから、自分も煽られてしまう。
想像させようと、誘惑をしたときは、自分が攻めていたようなもの。
だけど逆に今は、想像させられると、羞恥に身悶える。

二つの血が、行ったり来たりと細かく揺れ動いているよう。]

…………ぁっ…っ、…っぁ…

[そんな想像を浮かべた時に、胸に振られるから恥ずかしさなのか、甘い声を漏らす。]

…んっ…ぁっ…そ、それ…ぃいの…。

[舌で嬲られると、誘うような甘い声音を漏らし、躰を逸らす。
もっとと…自分からも押し付けるために。]

[相手が不思議に思うのも仕方がないだろう。
それが何か、誰かに言った事はないから。]

…私の、総てを押えている、もの……かな?

[とても大雑把な説明。
外されると、押さえていたものがすべて一気にあふれるよう。

例えばこういうのと言いたげに、男の肩に手を添えて唇を重ねる。
重ねて、唇を舐めて、すぐに離せば、顎先にちゅっと、口づけ、そのまま首筋を舐める。

感じたくて、感じさせたくて、味わいたくて…。
だけど自分は何も身に着けていないが、相手はまだ…。

服の下に手を忍び込ませ、躰の線を撫でるように脱がそうとする。

脱がす事が叶うなら、また首筋から鎖骨の辺りを舐めよう。
もっと、もっと相手を味わいたくて、そして味わえば味わうほど、自分もまた感じ疼いて、脚を改めて擦りつけている。*]

[肩を跳ねさせ、時には身悶える己を支える腕は逞しく。
どれだけ乱れてもそれを捕らえて離さぬ力強さと安心感があった。
君が言葉を投げかけるたび嬉しかったり。恥ずかしかったり、
喜んだり、困惑したり。様々なことが起きる。
――それがどこか、嬉しいのだから。
私は君におぼれているのだろう。今。

とはいえ、君の行動の一部に抗議を行ったのに
何故か撫でられ甘やかされた。解せぬ。

乱されっぱなしは悔しい負けず嫌いの初心者のじゃじゃ馬娘。
手綱をとる男は余裕を纏わせている。

私の内腿に触れた唇の感触は、
唇同士のときや、胸を吸った時よりも
何処か秘密を刻まれるような背徳感、不思議な興奮を齎すのは何でだろう。
どっ、どっと心臓が鼓動を打つ音が強く聞こえて。
君の上で乱れるのは体だけではなく、君の齎す淫蕩に
染まってゆく心もなのだ。きっと。

揺れる体も、解ける三つ編みも。君の目を楽しませているのだろうか。]

 ……ふぇ。よくない!よくない、よ!?
 というかそれ以外に何が出るの。ねぇ!?

[ターコイズ・レムノはレムノ家の長子である。
魔法の研鑽に全力を注ぎ。新たな興味の矛先は魔法生物
つまりは年頃の乙女にありがちのイロコイやら恋話
それからちょっとえっちっちなお話なんかにはとんと疎かった。

それ以外に何が出るの。ねぇ。フォボス。
愛液を啜られ、それに見悶えながら尋ねる私は大混乱。
その様子も君には面白く見えるのであろうか。

注ぎ、塗り込められる唾液にますます体を犯す熱が昂り
背を撓らせながら嬌声が着替え小屋に響く。
可愛がられた場所は紅色に色づいていくだろう。
まるで、君に教わり染められているのを色彩で表現するように。]

 ぁ、ア……。

[絶頂の証は飲み干され。
開放の余韻とけだるさと。それでもまだ燻る熱に
ぼうっとしていれば、柔らかい笑みとともに君の言葉が耳に届く。]

 ふ、ぁ。
 ……これが、イったってこと?

[ね。おしっこじゃないよねこれ。
私漏らして、ないわよね。
ちょっぴり小心者の私は何度か尋ねてしまう。けど。
君が嬉しそうにするのに、胸がきゅんとする私は
とっても単純な思考回路をしていたのであった。

混乱が収まれば、羞恥が再びこんにちは。
私、なんてみっともないところを見せてしまったのだろう。
と慌てる思いと。
私が気持ち良くなる様を見て嬉しいと言っていた君。
交互に思い出しては見悶える。その際に悩まし気に揺れる胸。

私が落ち着いた頃に、君が取り出したもの。
背にあたるものは熱く。振り返った私は――]

 一角獣よりおっきぃ。

[人のモノなんて小さい弟をとっ捕まえて
風呂で洗った時にしか見たことがない。

おおきくて。なんだか脈動しているようだ。
反り返って硬さを主張している様はとても]

 凄いわね。立派だし逞しいし。
 大人の男の人ってみんなこう?それとも
 フォボスが特別なの?

[しげしげ眺め、触ってみてもいいというのなら
体を反転させ手を伸ばし。
おそるおそる触って、感触を確かめるように
掌でにぎにぎとしてみる。
その際に身を寄せてじっくり観察してるものだから
お尻が揺れてる光景がみられることだろう。

わ。わ。あついわ。と紡ぐ声はわくわくとした様子で。
少なくともそれに対して興味を持っていることは確かなのだ。 *]

 揺れる肢体も解ける三つ編みも、髪が前髪に張り付いているのだって全て見つめている。
伝う汗は美しい。
君の肌に舌を這わせながらそうしたものも味わっていると知られたらまた恥ずかしがられてしまいそうだ。

 何が出るのかという問いかけには意味深に首を傾げたがフォボスに深い思案はなかった。
アレが何なのかは知らない。
女の子が絶頂すると出るアレもお汁と呼ぶフォボスである。
大混乱してる君は大層可愛くて、美味しいお汁、と少しして答えたがきっと納得はされてはいまい。
それがナニかわかるのは達した後だろうが達した君にもわからないらしいのでぺろりと唇を舌で舐めた後で口を開く。


「おしっこの味じゃないよー。
 なんだろーね?」


 イったってことだよと頷いて、やっぱりお汁の正体はわからない。
でも気持ち良いと出るのだから悪いものではないだろう。
何やら悩まし気にしてる君はとてもかわゆで、頭をまた撫でてあげながらズボンからこんにちはしたそれを見られた感想は一角獣小さいのかーだった。

「オレの、おっきーらしいね。
 身体おっきーから、ふつーくらい、かな」


 ヒトと比べれば大きいだろうがオークと比べたことはない。
普通くらいのサイズではないかなと思っているがわからないのが実情だった。

 肉槍は腹を打つほどの反り返りと、存在自体も太く、大きく、硬く。
浮かび上がる筋もゴツゴツとしておりフォボスの拍動に合わせて脈動しているのは確かだ。
先端は大きく膨らみハリがある。

 君が反転するならと腰を両手で掴んで反転させてから胸板の上にのせた。
後ろ姿も美しい。
背中から腰のライン、そこからお尻に膨らむ当たりの盛り上がりは誘われているようで後ろからお尻を掴んで触れていく。

 君の手が触れると肉槍はびくりと大きく動く。
先端は以外と柔らかいが膨らみを過ぎて持ち手となる柄へと行くと硬さと熱量が伝わるだろう。

「先っぽ触られると、すごくきもちー。
 ぬるぬるいっぱいでるよ。
 味は……おいしくない!」


 その言葉通り、触ったりにぎにぎされると先端の鈴口からは透明な汁が出はじめる。
それはオークの雄が雌を誘うにおいであり君の手に纏わりついてひどく匂うだろう。
触れれば触れる程に汁は増えていく。
その度にびくりと震えて楽しそうな君の声に合わせて自分の腹を叩いていた。

 そんなはしゃぐ君を見ながらフォボスは揺れるお尻を堪能して、後ろから指を伸ばして秘裂に触れ物足りなさを感じる程度に撫でていく*

[お互いに身体を押し付け合うだけでもまずいのに、ステラの甘い声に頭が沸騰して。
優しくしようなんて考えることすらしなくなってしまった。

逃げないでいてくれると分かっているのに、ステラを抑え込むように覆いかぶさると、嬲っていた舌を離して、味わうように身体の隅々まで口付けを捧げて。]

どうせなら外でもしてみたいよな。
フードだけで外を歩かせたら、ステラがどんな顔してくれるか、気になる。

[声や気配を消す魔法だってあるし、今は何もかもが興奮のスパイスになる。
ステラになら伝わるかもしれない、声に出したということは、遠くないうちにするつもりだ、と。]

[ステラの全てを抑えているもの、凄く抽象的な表現だ。
だが外した結果ステラに起こったことは、俺にとってはサプライズのご褒美に等しいものだった。]

ん、!?

[いままで以上に積極的な口付けは唇だけではなく、顎先、首筋へと広がっていく。
これまで俺の事を受け入れてくれていたステラが、今はそれだけじゃなく俺を求めているようで。

さっきとは逆に今度はこちらの服がはだけていくと、ステラに応じて衣服を脱いでいく。
鎖骨にまて口付けが伸びると身体が疼いて小さく跳ねた。

これだけ積極的にしてくれるステラが足りないと言わんばかりに脚を擦り付けているというだけで目が離せなくなり。
これ以上耐えられなくなった俺はステラを抱きあげた。]*

[まさか相手が、自分の汗を味わっているとは思いも至らない。
気づいた場合は恥ずかしさで見悶えてしまいそうだが、
現状、君に翻弄されている私にはそれに気づく余裕はない。

快楽に染まった私の体からは何がでるのだろう。
何か重大なものが出そうな感じで首をかしげる様子に、
私は別の意味で深読みとかして戦慄しそうである。

少し時間がたって美味しい何か、汁が出るのだというけれど。
私の体は一体どんな美味な分泌物を出すのか。
女性全員がそうなのだろうか。
ステラなら知っているだろうか。とか
色々考えていたのだけれど。]

 フォボスがわかんな、ければ。
 わたしにはわからない、わね……。

[どちらもわからないのなら、今度調べてみよう。文献には書いてあるだろう。
熱でぼんやりする頭で考えることである。この後の激しい運動で忘れてしまいそうだが、
何にせよ尿でなくてよかったと私は思った。切実に思った。]

[一応一角獣は馬型の生物なので
割合大きなものだと思うのだが、これで普通らしい。
人間というかオークの方が馬よりでかい。
私はそう認識するのであった。

大きいだけではなく、太い。
その上反り返った形はすっと一本芯が通っており
魔法の杖のように芸術的なフォルムなのだな。
私は形をまじまじ見たり。触ったりしながら
そんなことを考えていた。

――そんな私の後姿を見た君が
どんな感想を抱いたのかは、熱心に怒張を見ている私からはわからないが、
観察する私の尻を触り、揉んでいる君に。

もぅ。

と困ったような甘い声で、呟いてしまう。
折角まじまじみてるのに、集中できなくなっちゃいそう。
触れたそれが動いて。形を確かめるようにして動かせば
柔らかな部分から、張りのある部分へ。
それから、擦るように滑らせれば硬くしっかりした、部分へ。]

 柔らかい所の方が
 熱い所より気持ち、いいの?

 女の子は美味しいのに、男の子のものは
 美味しくないのかぁ。

[ほんとかな。と少しばかりの好奇心。
柔らかな部分の。先端が気持ちいいらしいので
一度全体を擦った掌を再び上へと持っていき。
指は亀頭全体を撫でるようにして動かせば
雄の香がする粘液めいたものが君のものからしたたってうく。

少しくらいなら舐めて確かめても……
と思っていたことへの仕置きなのだろうか
それとも単に手持無沙汰であったのか。

顔を近づけ、舌で触れてみようとしたときに
指で先程迄弄られていた、熟れた襞を撫でる指の動きに。
思わずちゅっと吸い付いてしまった。
こっそりしようとしたことが台無しである。]

 ……

 たしかに、苦かった。

[後ろは何だか物足りないし。
舐めたことでなんだかより一層もどかしいような気がして。
どうすればいいのかしら、この状態。
何ともいえないもどかしさを抱えながら。
ちらりと後ろを振り返る、私の瞳は淫蕩に潤んだまま。*]

 それがナニなのかはフォボスにはわからないが、それが自分をとても興奮させるものだということは理解している。
君の姿態の動きに興奮する。
君の肉体から分泌する体液にまた興奮する。
美味しいと表現したのは実際には味ではなく、味わうことで興奮するものだということだった。
仮にこれが尿でもフォボスは構わなかった。
快楽に身悶えながらもらしたらきっと君はこれ以上になく恥ずかしくてかわゆな反応をしてくれる。
咎めるような、許すような呟きもまたにんまり笑みを浮かべる甘い音色だった。

 一角獣よりも大きいらしいソレ。
もはや意志とは関係なく痛い程に張り詰めて反り返っているのだ。
べんべんと腹筋を叩くそれは確かめるように触れてくれる君の手指に確かに悦んでいる。

「うん、先っぽのがびんかん!
 女の子のは美味しくて、こーふんするよ。
 でも自分のはまっずいの!

 タリィはとても美味しいよ。
 オレ、ずっと興奮してる」


 先端を擦られるとぞくぞくしてしまう。
そこはスライムでぬるぬるしてやると自分でも腰が砕けそうなくらい気持ち良い。
優しく、柔らかく触れてくれる。
嬉しくなって触れる君のお尻は柔らかく、弾力があってハリもある。
思わず口づけしたくなったので音を立ててキスをした。
我慢はできなかった。

 秘裂への刺激も相まってびっくりしたのだろうか。
君が唐突に肉槍にキスしてくれたから興奮が留まることができなくなった。

「でしょー、って、やばいよ、やばい。
 でるよ!」


 涙目で苦いと訴えてくる君が振り返り訴えてくれるが興奮で震える肉槍をフォボスには止められなかった。
もどかしそうにお尻を振られていたのも一因だろう。
肉槍の先端からは唐突に白濁液が噴出された。
それは君の開けた胸や腹、腿だけではなく顔や髪。そして制服をも雄臭さに染めていく。
幾度も震える肉槍は幾度も白濁を吐き出していきすっかりと君を染めたところで満足したように射精を止めた。