人狼物語 三日月国


85 王都グルームズの夏の祭典

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。

【人】 ホテル支配人 レグルス

よし、とうとうオープンだ。
記念すべき最初のお客様は……
ふむふむ、アッシャー村からの新婚さんだね。
良い新婚旅行になると良いなぁ。
(0) 2021/07/19(Mon) 17:03:49
ホテルスタッフ ゲイザーが参加しました。

【人】 ホテルスタッフ ゲイザー

 支配人、お客様はもうすぐご到着かしら。
 客室の準備は万端です。
 ああ、待ち遠しい!
(1) 2021/07/19(Mon) 17:06:03

天のお告げ(村建て人)

[王都グルームズ。
海の近くにある世界最大規模の都市で、いつでも人で賑わっています。

その海辺にこの度高級ホテル「ブライズ」がオープンしました。

ホテルの本稼働前のプレオープンに招待されたのは、小さな村に住む警察官と教師の新婚夫婦。
警察官である新郎の亡父が、このホテルの支配人であるレグルスの父親と旧友だったという縁がきっかけです。

新婚旅行にどうかとレグルスの父親から結婚祝いの手紙で招待され、夫婦は王都に来ることになったのでした。]
(#0) 2021/07/19(Mon) 17:14:59

村の設定が変更されました。

新妻 イクリールが参加しました。

【人】 新妻 イクリール

[とある辺境の小さな村。

アッシャーと呼ばれるその村では、
春の祝祭に、思い合う者同士
首飾りを交わす伝統がある。

毎年何組もの恋人たちが恋を囁き、愛を誓い、
それをきっかけに夫婦になる者達も勿論いた。

彼と彼女もまた、
そんな結ばれてまもない二人。

―――春から月日は流れ、夏のある日。
夫婦が向かったのは海の近くにある王都だった。*]
(2) 2021/07/19(Mon) 20:34:12
警官 テンガンが参加しました。

【人】 警官 テンガン

[とある辺境の小さな村。

そこで生まれた男女がお互いに恋をして――紆余曲折を経て結ばれた物語から少し時は流れ、「恋人」だった二人は先日晴れて夫婦となった。

薔薇の名前しか知らなかった男は今ではその本数が持つ意味も覚えている。
贈り続けた薔薇は枯れても、彼女への愛はますます盛るばかりだ。
――なんてことは、恥ずかしいから言わないけれど。]
(3) 2021/07/19(Mon) 20:50:23
村の設定が変更されました。

【人】 警官 テンガン


 疲れたか?
 駅からは歩いてそうかからないらしいけど。
 キツかったら駅でひと涼みしてからにしような。

 ……"奥さん"?
 
(4) 2021/07/19(Mon) 20:59:53

【人】 警官 テンガン


[新郎は傍らに座る新妻の顔を伺った。
アッシャー村から馬車で駅のある街まで半日、そこから汽車に乗っている。
自身が扱う水魔法の力が高まっていることを踏まえれば、そろそろ海が近いだろう。

窓の外を見れば、亡父の旧友の息子が経営を担うことになったホテル「ブライズ」の真っ白な壁が見えてくる頃かもしれない。*]
(5) 2021/07/19(Mon) 21:00:04
村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

【人】 新妻 イクリール

[事の始まりは一通の手紙だった。>>#0

彼の亡き父の友人、その息子が、
この度王都で新たにホテルを
オープンする運びとなったらしく
そこで記念のコンテストが開かれるのだとか何とか。

是非にと二人一組の招待券が送られて来た為
新婚旅行も兼ねて向かうことにしたわけだ。

馬車で揺られ半日、
海沿いを走る汽車に揺られれば
王都まではもうすぐだ。]
(6) 2021/07/19(Mon) 22:51:57

【人】 新妻 イクリール


ううん、平気。
これくらいでバテてられないでしょ。

なんてったって警察官の妻だもの。ね。


[傍らに座る彼に尋ねられ、
微笑みながらゆるゆると首を横に振った。

窓から外を見れば汽車の煙の合間に
開けるような青い空と海が広がっている。

アッシャーは森に囲まれた村だから
海なんて普段早々見る機会はない。
加えてそびえ立つホテルの白い壁は、
否が応でも気分を高揚させた。

最初こそ目をきらきらさせながら
子供のように窓の外を眺めていたけれど、
あんまりはしゃいでいると
いかにもおのぼりさんって感じで恥ずかしいな。
って思ったのもあって少し落ち着いた。

とは言っても、まだ見ぬ王都にわくわくする気持ちは
どうしたって抑えきれないのだけれど。]
(7) 2021/07/19(Mon) 22:53:46

【人】 新妻 イクリール

あ、すごい。もう海が見えてきた。
それにみて、あんなに建物が並んでる。

私が魔法を学びに出た街も
アッシャーに比べれば随分都会だったけど
やっぱり王都ともなると全然違うのね。

そこの高級ホテルって……
本当に私が招待されちゃって良かったのかしら。


[ホテルの支配人はテンガンのお父さんの友達の息子さん。らしい。
面識はないからそれなりに緊張はするし――

それに―――帽子に花柄のワンピース。
自分的にはめいっぱいお洒落してきたつもりだけど
都会の街では野暮ったくないか心配と言えば心配で。

出かける前、彼にこれ変じゃない?
なんて何度も聞いて確認したくせ
こうして目的地が近づいてくると
またちょっとそわそわしてしまう。]
(8) 2021/07/19(Mon) 23:00:25

【人】 新妻 イクリール



綺麗な奥さん
……って思って貰えるといいなあ。


[だって、彼の妻として行くんだもの。
恥ずかしい姿は見せられない…なんて、
密かにちょっと気合いが入っているのですよ。**]
(9) 2021/07/19(Mon) 23:13:13

【人】 警官 テンガン


 おー頼もしい。


[目を細める。>>7
彼女の口から告げられる「妻」という響きにまだ毎度ドキッとする。
姓が「シャムス」と変わった彼女の方は、様々な書類で実感する機会は自分よりも多いだろうが、口に出す時に意識したりはしないのだろうか。
とても自然に言うものだから、内心までは見抜けない。

窓の外を見る横顔がはしゃぎ過ぎない様にか少し緊張して見えるのを眺めて。
隣にいる自分が興奮して彼女の抑制を台無しにしないようにと自分も頬に力を入れた。]
(10) 2021/07/19(Mon) 23:23:47

【人】 警官 テンガン


 海の近くって言うからもっと田舎を想像してたけど、すげぇ都会じゃん。
 仕事で行くとこも背が高い建物はいっぱいあるけど、こっちの方まで栄えてるなんて、王都ってすげぇよな。


[律したつもりであっても「すげぇ」を繰り返すあたり田舎者は隠せていないかもしれない。
彼女の言葉を聞きながら、自分が修行していた街と脳内で比べて、やはり王都は違うなと同意した。>>8]


 あんまり「高級」に馴染みがねぇから俺もビビってる。
 手紙をくれたおじさんの方はさ、俺が修行時代にも村から出られない親父の代わりにちょいちょい様子を見に来てくれたりして面識はあるけど、息子の方は初めて会うからな。
 まあでもおじさんは金持ちだけど選ぶってないし、息子もそんな偉そうじゃないと思うよ。
 ありがたく楽しもうぜ。


[イクリールは気にしているが、彼女は欲目抜きで本当に綺麗な女性だし、服装も彼女によく似合っているから何の問題もない。
彼女に甘い自分が言う「変じゃない。可愛い」をどれだけ信用してくれたかは不明だが。]
(11) 2021/07/19(Mon) 23:24:09

【人】 警官 テンガン



 
綺麗だよ。



[食い気味に主張した。>>9

王都のブランド物に比べても、ネームバリューがない分値段は抑えられているが布はアッシャー製の上質なもので、変に派手ではないデザインのワンピースは彼女の雰囲気によくマッチしている。
清楚な印象で動きやすくもあって最高だと力説した。

後ろの席に座る老婦人のクスクスと笑う声は気にしない。]
(12) 2021/07/19(Mon) 23:24:46

【人】 警官 テンガン



 ――さあ着いた。
 行こうか。


[荷物を持ち上げて、片手を差し出す。
降りる前から手を繋いでいたいくらい、彼女を愛している。*]
(13) 2021/07/19(Mon) 23:25:06

【人】 新妻 イクリール

[もちろん、姓が変わったことを意識しないわけはない。

書類にサインする時や、フルネームで名乗る時。
小さい村では結婚したことも周知の事実だから、
若奥さん、なんてからかわれたりもするわけだし。

妻、と口にするのも、たとえばこんな風に
彼との軽口じみたやり取りなら平気だけど、
ちゃんとした場だとやっぱりまだ照れ臭くて
ちょっとまごついたりしてしまう。

閑話休題。]
(14) 2021/07/20(Tue) 9:46:35

【人】 新妻 イクリール

そうよね。
もう町並み自体がアッシャーとはぜんぜん違うって言うか...... 
 
あ、ほら港。
あれなんか異国へ行く船なんじゃない?
珍しいお土産とかもいろいろありそうよねー。

[しみじみと相づちを打ちつつ。
抑えているつもりでもどうしても田舎者......もとい、観光客って感じになってしまうのは致し方ない。]

そうそう、普段縁がなさすぎるんだもの。
どうしても気後れしちゃうっていうか。

でも、うん......そうよね。
手紙の内容も人の良さそうな雰囲気だったし。
せっかくなんだから楽しまないと損よね。


[そんな中、テンガンが緊張を察したのか気遣ってくれる。
彼が昔世話になっていた相手なら、確かに悪い人ではないのだろう。
楽しもうと言う彼に頷き]
(15) 2021/07/20(Tue) 9:52:16

【人】 新妻 イクリール


あっ…ありがと。

[独り言のように発した台詞に
食い気味に被せられて思わず目を瞬かせたのち
じんわりと頬を赤らめた。>>12

半袖のワンピースは膝下のスカートで
淡いピンクと水色の涼し気な色合い。
派手さはないが、下手に背伸びするよりは
素のままの方がいいかとこんな感じに落ち着いた。

別に彼の目を信用してないとか、
そういうわけじゃないんだけど、
どうしたって彼は自分に甘いから。
惚れた欲目とかじゃないかなあってのは
やっぱり思ってしまうわけで。

微笑ましそうにくすくす笑っている老婦人に
ますます顔の熱が上がり、くるくると髪先を指で弄る。]
(16) 2021/07/20(Tue) 10:08:52

【人】 新妻 イクリール


―――ん。


[そんなやり取りをしているうちに
汽車は駅へと到着したようだ。
大きな荷物は彼に持ってもらい、
手を取ってホームへと降りる。

駅はそれなりに広く、王都の人間や観光客で賑わっていた。
付近にはちょっとした露店なども出ている。
きょろきょろと辺りを見回し、
はぐれないように手を繋いで歩いて行く]

あ、ちょっと喉乾いちゃった。
飲み物買っていっていい?

[この付近で取れるらしい果物のジュース。
硬い皮をくりぬいたカップに入れて
売られているようだったので露店でそれを購入し。
暫しホテルへの道を歩こうか*]
(17) 2021/07/20(Tue) 10:20:29

【人】 警官 テンガン

[彼女の示す方角には、大きな船があった。>>15
様々な色が動いて見えるのは、人の頭か。
きっと近くまで行けば、異国の言葉が飛び交っているに違いない。]


 船に乗らなくても港近くの土産物屋には立ち寄れるだろうし、行ってみるか。
 異国との玄関口になってる街だから、珍しい魔導書もあるだろうし。


[結婚前に聞いた彼女の「夢」に繋がるものも見つかるかもしれない。
もし新しい知識を得られる書物が見つからなくても、普段は中々訪れることのない土地を二人で回るだけできっと楽しい。

馴染みのない高級ホテルでの宿泊も、折角だから目一杯二人で楽しみたいし、自分たちが楽しく過ごせることがホテルの評判にも繋がると思っている。]
(18) 2021/07/20(Tue) 15:26:05

【人】 警官 テンガン

[後ろで笑いを噛み殺せていなかった老婦人に会釈をし、彼女の手を引いて駅に降りる。>>17
吹く風に乗って少し潮の香りがして、期待に胸が高鳴った。

先程照れていた彼女の頬の赤みも引いた頃か。>>16
ふわりと膝上で軽やかに揺れるワンピースの動きまで絵になると告げるのは、周りに人がいなくなってからにしよう。

照れた彼女が指で髪を弄る癖も堪らなく好きだけれど、今は「聴く耳」だけではなく「目」もあるから。
その可愛さが他の男の目に入る可能性を減らしておきたい。]
(19) 2021/07/20(Tue) 15:26:28

【人】 警官 テンガン



 なんだそれ。
 変わった形のカップだな。……フルーツなのか?


[手で剥くのが難しそうな硬い皮の中の果肉の存在に最初に気づいた人は何がきっかけだったのだろう。
彼女が購入したジュースは自分は見たことがない果物だったから、味の想像がつかない。

彼女がある程度飲んだタイミングで「美味い?」と声をかけ、少し首を傾けた。
ほら、手は荷物と彼女の手を繋ぐのとで塞がっているので。
立ち止まっているのだから、荷物はベンチに置けば良いのだが、それを指摘する野暮な声は此処にはない。]
(20) 2021/07/20(Tue) 15:26:52

【人】 警官 テンガン


 ジュースだけじゃなくて、色々見たことない食べ物もあんな。
 ホテルじゃ魔物狩りコンテストやるって話だったけど、ここらじゃポピュラーなんかな、魔物食い。


[彼女が飲み終わるのを待って、器を水で洗った。
水道要らずの魔法使いはこういう時に便利だ。
しっかり乾かせば、持ち帰っても腐らないんじゃないかと思うがどうだろう。
村にはないものなのでわからない。**]
(21) 2021/07/20(Tue) 15:27:04

【人】 新妻 イクリール

うん、そうね。
王都でしか手に入らないものもあるかも!
それがなくてもお母さんたちに
お土産も買って帰りたいし。

[早くも土産物の話に胸躍らせつつ。
手を引かれるまま駅へと降り立った。>>19

彼の内心までは知らぬまま、
見つけた露店の店主に声をかけ、代金を支払う。]

みたいよ。グルームズフルーツだって。
このあたりではポピュラーな果物みたい。
物は試しってね。

[あまり見慣れない果実のカップに入った液体は、
自分もどんな味が想像つかなかったけれど。]
(22) 2021/07/20(Tue) 18:24:01

【人】 新妻 イクリール


うん。ほんのり甘くて美味しい。
確かに村で採れる果物とはちょっと違う味かもね。

[カップに差された
麦藁のストローを一口啜り、
そう感想を漏らした。

見た目の印象よりもさっぱりとした
まろやかな甘味が乾いた喉を潤してくれる。

尋ねながら強請る様に首を傾ける彼に
一瞬きょとんとしたのち、くすりと笑って]

はい、どうぞ。

[麦藁を咥えやすいよう、
口元までカップを持っていく。]
(23) 2021/07/20(Tue) 18:26:45

【人】 新妻 イクリール



[彼を眺めながら。
家だったら口で移してるなって、
ちょっとだけ脳裏には過ったけど、流石にここではね。]

 
(24) 2021/07/20(Tue) 18:31:50

【人】 新妻 イクリール


どうかしら。
…でも、あんまり美味しくないんでしょ?魔物。
好きな人は好きって言うけど
何だかんだ食べたことはないのよねー。

[魔物狩りコンテスト、
確かホテルの催しはそんな名目だった。

魔物食い。
癖が強く良く言えば珍味、
悪く言えばゲテモノのイメージがついて回るが
都会の人間の感覚はまた違うのだろうか。

一体どんな料理が出されるのだろうと
一抹の不安を覚えないでもないのだが、
そこは支配人を信じよう。信じていい筈。多分。]

魔物狩りってどんなことするのかなあ。
私も役に立てればいいんだけど。

[そこまで構えなくて大丈夫ですよ、
と手紙には書いてあったものの。
狩りと言う言葉のイメージ的に、
体力が入りそうな想像をしてしまう。

ジュースを飲み干し、魔法を使う彼にそんなことを話しつつ。
洗ったカップはハンカチに包んでバッグの中に入れた。
これも記念の一種ってことで。**]
(25) 2021/07/20(Tue) 18:43:15

【人】 警官 テンガン



 家族以外に誰かに土産頼まれたりしたか?
 俺は母さんだけじゃなくて、デボラの家族とか師匠……カウスのじーさんにも頼まれたから、帰りはすごい荷物になりそうだ。


[それに、自分が不在の間警官の任を一人で任せてしまう村の若者や、調整を任せたムルイジにも、と思えば、幾ら力にはそれなりの自信がある自分でも持ちきれないかもしれないという不安は残る。
こういう時に重力無視系の魔法を会得していれば心配はいらなかったのだろうが、ないものねだりだ。

そもそも持ち合わせは足りるだろうか。
一応土産の予算と自分の緊急用だけは自分で持っているが、それ以外の旅行用の代金は使い過ぎないように彼女に財布を預けている。
普段は無駄遣いする性質ではないと思っているが、自覚がないだけで、彼女にとつい色んな物を買ってしまいがちらしいので。

多分自分が財布を持っていれば、グルームズフルーツのジュースだって「つい」買ってしまっていただろう。>>22]
(26) 2021/07/20(Tue) 20:59:21

【人】 警官 テンガン

[覗き込んだカップの中身は乳白色で、ミルクよりは少し薄い色をしていた。
柑橘程特徴的な香りがある訳でもなく、外の熱気も相まって、離れた位置からは香りも確認出来ない。

ん、と差し出された麦藁を口にする。>>23
癖で噛んでしまいそうになるのを堪え、ちゅうと啜った。]


 おーほんとだ。
 ほんのり甘くて……甘いけど、思ったより喉が潤うっつか。


[彼女の言う通りさっぱりしている。
これなら暑い夏でも水分補給しやすいだろう。

一口飲んで、そっと口を離す間際。]
(27) 2021/07/20(Tue) 20:59:42

【人】 警官 テンガン

[麦藁を愛撫するように舌が動く。
傾けて彼女に向けた表情は、他の誰にも見せない表情。

二人きりなら――同じことを考えていた。>>24]
(28) 2021/07/20(Tue) 21:00:16

【人】 警官 テンガン


 実は俺もない。
 わざわざ魔物食わなくても、牛や豚が美味いって知ってるからそっち選んじまって。


[修行時代に友人が魔物専門店に突撃したことはある。
誘われたがどうにも気乗りしなくて行かなかった。
彼等の口には合っていたようだが、自分の口に合うかはまた別の話なので。]


 「狩り」って言葉は物騒に聞こえるかもだけど、
 対象になってる魔物の中には植物型もいるみたいだし、あれだ。

 「りんご狩り」とか「いちご狩り」とかみたいな感じにも出来るんじゃねえかな。


[勿論、かつては王都の騎士団に誘われた身、武器の扱いに長けている自分が傍にいれば彼女に万一にでも危険が迫ることはないが、彼女の前で剣を振るうのは何となく避けたい気持ちがあるのは事実。
自分がしている「仕事」に危険が伴うものだと彼女が改めて認識してしまえば、その表情を陰らせてしまうかもしれないから。

「魔物の森」がどの程度のものかは知らないが、ノルマがないものなら、そんなに一生懸命魔物を追いかけることはないだろう。

安心しろ、と言うように、繋いだ手に力を込めた。]
(29) 2021/07/20(Tue) 21:01:04

【人】 警官 テンガン

[手紙にあったように、駅からホテルまでは歩いてすぐだった。
聳え立つ大きな建物に、思わず唾を飲む。
真新しい白が目に眩しい。]


 おお……近くで見ると改めてすげぇな……。
 客室だけじゃなくてバーやレストランもあるんだっけ。
 夜はBBQらしいから、昼はレストランに行くか?


[海辺にあるのに、淡水のプールもあるらしい。
ホテルの中を散策するだけで軽く数刻過ぎてしまいそうだ。]
(30) 2021/07/20(Tue) 21:01:20

【人】 ホテルスタッフ ゲイザー


 いらっしゃいませようこそ!
 シャムス様ご夫妻ですね、お待ちしておりました!
 長旅お疲れ様です!


[明るい声でスタッフが迎える。]
(31) 2021/07/20(Tue) 21:01:50

【人】 警官 テンガン


 えーと、部屋は……えっ、それぞれ内装が違うんだ?!
 なあイクリール、どんなんが良いとかあるか?


[魔法具で映し出されたホログラムが客室の内装を映し出す。
壁紙がピンク色で統一された部屋や、風呂場に花びらが浮かんだゴージャスな雰囲気の部屋など、色々ありそうだ。

「奥さん」が気に入る部屋はあるだろうか?*]
(32) 2021/07/20(Tue) 21:03:16

【人】 新妻 イクリール

えー、両親の他は学校の同僚でしょー、
それに村の友達にも配りたいし…

[尋ねられ、指を負ってカウントする。>>26
何だかんだと土産を買っていると
結構な量になってしまいそうだ。
彼は職業柄付き合いも多いから余計だろう。
今更のように、持って帰れるかどうか少し不安。]

王都だし、それこそ魔法で
荷物を転送してくれるサービスとか
あるんじゃないかなあ。

[アッシャーでは人力に頼るしかないが、
技術の発展した王都ならそういうものもあると思いたい。
まあ、ただでってわけにはいかないだろうから
ある程度の出費は覚悟しなければいけないだろうけど。

出費、と言えば旅行用の財布は自分が預かっていた。
自分に甘い彼があれこれ買いすぎないように、と思ってのことだが
むしろ自分の方が浮かれて散財しないように注意しなければ。
内心気を引き締めつつジュースを啜る。]
(33) 2021/07/20(Tue) 21:55:15

【人】 新妻 イクリール


でしょ。
甘すぎなくて、私結構好きかも。

[麦藁を一口すすった彼に笑い。>>27
流石にこれは持って帰れないだろうから
ちょっとだけ残念に思いつつ。

手を引っ込めようとした所で
ふいに口を離す彼と目が合った。]

…………、


[舌先が麦藁を撫でるように動く。
含むような表情も相まって、
どことなく不埒なことを連想させた。
爽やかな青空には似つかわしくない眼差しは
過った下心を見透かされたような気もして。]
(34) 2021/07/20(Tue) 21:56:54

【人】 新妻 イクリール



…エッチな顔してる。



[誤魔化すように。
カップを持った人差し指で
むに、と彼の頬をつついて、離した]
(35) 2021/07/20(Tue) 21:58:08

【人】 新妻 イクリール

そうよねー。

私もそういうの売ってるの見たことはあるけど、
わざわざ食べようって気にはあんまりならなくて。

まあ、でも食わず嫌いしてるだけかもしれないし。
食べて見たら意外といける!ってなるかもよね。

[不安な反面、興味深くもある。
まあ口に合わなかったら
それはそれで話の種にはなるだろうし。
そんなことを考えつつ話はコンテストの内容へ。]

あ、なるほどね。
確かにそういう考え方もあるわね。
そう思うとちょっと気が楽かも。

[まあ、もし言葉通りの「狩り」をするのだとしても
警官として訓練を積んだ彼であれば
恐らくこなせるんじゃないかなとは思うけど。

その場合自分は完全に足手まといになってしまうので
出来ればあまりハードな内容でない方が好ましい。
せっかくなら二人で一緒に頑張りたいしね。

手を握る彼にうん、と頷いて、表情を和らげた。]
(36) 2021/07/20(Tue) 21:58:37

【人】 新妻 イクリール

[さて、そんな話をしながらホテルへ。
話に聞いていた通り駅からはすぐ近くだった。
白を基調とした大きな建物は
高級ホテルらしく上品で豪華な作りだった。

圧倒され、思わずロビーで立ち尽くしてしまう。]


あ、はい。ええと、…しゃ、シャムスです。
この度はお招きいただき有難うございます…!


[明るい声で出迎えるホテルのスタッフに、
慌ててぺこりと頭を下げた。
支配人が居れば挨拶したかったが忙しいのだろうから
この場ではスタッフに礼を言うに留め。

部屋を聞かれて、映し出されたホログラムの一覧を見る]
(37) 2021/07/20(Tue) 22:00:02

【人】 新妻 イクリール


えっ…ええーー……何だか、
随分いっぱいあるのね。

[急に言われても、どれもこれも煌びやかで目移りしてしまう。
あわあわしながら眺めていたが、
ぱっと目についた部屋を指さして。]

じゃ、じゃあ、これがいいかな。

[選んだのは、花びらが浮かぶ大きな風呂がついている一室。**]
(38) 2021/07/20(Tue) 22:03:57

【人】 警官 テンガン

[スタッフの声も、自分たちの声も、反響して聞こえる。
広々とした天井の高いロビーだからだろうか。
汽車から見えた港町や、駅から此処までは人があんなに沢山いたのに、このホテルに入ると時間の流れが違うかのように、人気は疎らだった。
招待の好意に甘えてしまったが、実はとんでもなく高くて普通の旅行客は泊まれないランクなのではないだろうか。
今更ながら冷や汗をかきつつ。]


 はい、シャムスです。
 よろしくお願いします。


[彼女の口からぎこちなく出る自分の苗字に照れ笑いして、彼女の隣で軽く一礼する。>>37
支配人に直接礼を言いたかったが、どうやら今はタイミングが悪いようだ。
後程支配人の方から挨拶させます、とスタッフの言。]
(39) 2021/07/20(Tue) 23:05:50

【人】 警官 テンガン


 ゆっくり選んで良いよ。
 結構長く泊まらせて貰う訳だし。


[指でツイ、と触れるとホログラムは次の部屋を映す。
異国情緒溢れる変わったタイプの寝具が置いてある部屋や、天井が鏡になっている少しいやらしい印象の部屋まで、見ているだけで飽きない。

そんな中で彼女が選んだのは、最初の方にあった赤い花びらが湯船に浮かぶ部屋だった。>>38
グルームズローズという名前はつまり。]
(40) 2021/07/20(Tue) 23:06:13

【人】 警官 テンガン


 
薔薇だな。



[自信満々に答えた。
あれから薔薇には詳しくなった。
薔薇以外は正直まだわからない。]
(41) 2021/07/20(Tue) 23:08:49

【人】 警官 テンガン


 ……ああそうだ、ちょっと聞いてみるんですが。


[選んだ部屋に案内して貰う途中で、ふと気になったことを聞いてみる。
ホテルに着く前にイクリールと話していたことだ。>>33]


 此処って、っつかこのホテルじゃなくても良いんですが、
 荷物を魔法で転送してくれるサービスって……えっあるんですか?
 アッシャー村って小さな村から行きやすいとこだったら……え?

 役所に?ゲートがある?

 
……あんにゃろ、初耳だぞ。



[これで土産が嵩んでも安心ではある。
輸送費の分、こんな便利な魔法の存在を言わなかった上司宛の土産のランクは下げてやる、と心に誓った。]
(42) 2021/07/20(Tue) 23:09:49

【人】 警官 テンガン

[他にも二人で話していた魔物狩りについては>>39、そんなに不安にならなくても大丈夫、との回答だった。
コンテストの順位は一応つくが、結果的に食べられない魔物しか捕まえられなくてもペナルティがある訳ではなく、「ちょっとしたイベント」だと言う。
これで彼女の不安も拭えただろうか。

まあ参加自体、無理する必要もない。
エントリーだけ済ませておいて、始まってからまた考えよう。**]
(43) 2021/07/20(Tue) 23:10:22

【人】 新妻 イクリール

[広々としたホテルのロビーは
外の喧騒が嘘のように落ち着いていた。
人気がないのはプレオープンの段階だからなのだろうか。
ひとまず受け付けを済ませ、促されるまま部屋を選ぶ。

一覧を見る限り内装のバリエーションも豊かで
延々と迷ってしまいそうだったので、
分かりやすく豪華そうな部屋を指定した。

花の浮かぶお風呂が物珍しくて
興味を惹かれたと言う
単純な理由だったのだけれど。
テンガンの希望はないのだろうか。>>40

ちらりと様子を窺えば、
得意げな顔が見えて>>41
ちょっと噴き出しそうになってしまった。]
(44) 2021/07/21(Wed) 14:48:25

【人】 新妻 イクリール

[大きな荷物をスタッフに預け、
キーを貰って部屋に向かう途中、
テンガンが先程話したことを聞いてくれていた。

転送魔法については
どうも役所にゲートがあるらしい>>42
それに、コンテストの内容についても。>>43

あくまでホテルのオープン記念イベントの為、
一般人でも気楽に参加してほしいこと。
それこそ果物狩りだとか、魚釣りだとか、
そう言う感覚で捉えて大丈夫なようだ。

魔物の森についても
そこまで深くまで入らない限り
凶暴な魔物はそうそう出てこないようなのでまずは一安心。

ついでなのでその場でエントリーを済ませてしまうことにして。]
(45) 2021/07/21(Wed) 14:49:42

【人】 新妻 イクリール


わ、すごーい、広い!
ねえテンガン、綺麗ね!海が見える!


[扉を開けた瞬間、歓声をあげ
思わず部屋の中央で
くるりと回転して見せた。

案内された部屋は広々としており
白を基調としたシックな空間だった。
キングサイズのダブルベッドの他、
開放的なバルコニーがあり、
海やホテルのビーチが見える。

先程ホログラムで見た通り
部屋内にはゆったりとした浴室がついており、
全身が映る程の大きな鏡が設置されていた。

流石にまだ湯は張られていない為
備え付けの花弁セットが洗面台付近に置かれている。
入る時に浮かべて下さいということらしい。]
(46) 2021/07/21(Wed) 14:52:30

【人】 新妻 イクリール

[子供のように一頻りはしゃいで見せた後、
大きなベッドにぼふっと腰を下ろした。

時刻は昼前。
本格的にコンテストに参加する前に
腹ごしらえをしておきたい頃合いだ。

ベッドサイドのボードには
宿泊施設の案内が書かれた冊子が置いてあったので
ぱらぱら捲りつつ。

BBQは夜から。1階にはバーやレストランがある。>>30
頼めば部屋で食事を摂ることも可能なようだ。
ご丁寧に魔法仕掛けのベルが置いてあり
これを鳴らせばスタッフが来てくれるらしい。]

へ――… ほんとに至れり尽くせりなのねえ。
取りあえず、レストラン行く?ご飯食べようよ。

[傍らの彼にそう声をかけてみたが。**]
(47) 2021/07/21(Wed) 15:04:05

【人】 警官 テンガン

[自分の方は特に内装に希望は無い。>>44
どんな内装だろうがイクリールがいる部屋が「自分が選びたい部屋」だ。

もし希望を聞かれても、彼女が選んだ部屋を言うだろう。
自分にわかる種類の花が置いてあるからだと得意げに。
今度こそ笑われそうだが。]


 ああ、魚型の魔物もいるのか。
 見た目が魚で味も魚なら、釣りで獲るのに抵抗は薄そう。


[途中で聞いた魔物の話>>45に、イクリールの顔を伺う。
村にも川はある。
生活用水に使っている付近では流石に取れないが、上流では新鮮な川魚が取れるから、釣りは村人にとって身近な行為だ。
スタッフの話と自分の提案とで不安が取れたように見える彼女と一緒にエントリーを済ませて部屋へと上がった。]
(48) 2021/07/21(Wed) 16:23:11

【人】 警官 テンガン

[客室は2階以上ということはつまり、外から見て「聳え立つ」という表現がぴったりな高さまで客室があるということで。
夫婦とスタッフ3人を乗せた昇降機はかなり長い間稼働音を響かせていた。
どうやら人生で今まで到達したことのない高さにある部屋らしい。]


 うぉ……こりゃすげぇや。


[駐在所が一体いくつ入るのか。
そんな広さを誇る部屋は、何日も過ごせそうな落ち着いた内装に、ゆったりと寝られる大きなベッド、バルコニーまでついている。>>46
清掃が行き届いた室内の敷物を踏むのを少し躊躇ってしまったが、室内に入ると靴越しでもわかる程の柔らかな感触だった。

戸口に荷物を置いて貰い、はしゃぐ彼女の傍へと歩み寄る。
一緒に景色や浴室を楽しんで、座る場所はたくさんあるのに彼女の横に腰かける。>>47]
(49) 2021/07/21(Wed) 16:23:38

【人】 警官 テンガン


 この部屋にして良かったな。
 眺めは抜群だし、この高さじゃ下から覗かれる心配もないし。


[魔法仕掛けの呼び鈴を触って見れば、高い魔力が感じられた。
支配人は自分とそこまで歳も変わらないと聞いているが、高位の魔術師なのだろうか。
それとも、外注でここまでのものを設置したのか。]


 そうだな、魔物BBQが口に合わなかった時の為に腹ごなしは必要だ。


[笑って、スタッフに渡されたファイルの中から昼食用の食事券を2枚取り出す。
宿代だけではなく食事代もホテル内なら招待の内だなんて、結婚祝いにしても貰いすぎではないかとますます不安になる。
後で請求されたりしない……よな?]
(50) 2021/07/21(Wed) 16:24:21

【人】 警官 テンガン



 そのまま行くか?
 着替えたかったら待っとくけど。


[旅行の楽しみのひとつは妻の格好だ。
何着持ってきたのかも敢えて見ないようにしていた。

因みに自分の方は、ホテルにあるランドリーコーナーなり自分の魔法で洗濯乾燥すれば良いかと上下2セットしか用意していない。
普段制服で過ごしているから私服がない……というのは言い訳。

食事の話題を出せば思い出したように腹が音を立てて、外の喧騒とは無縁の室内に派手に響いたものだから、気まずさに目を泳がせて笑った。

腹は鳴っているが、妻が着替えるならそれを待つ余裕はある。**]
(51) 2021/07/21(Wed) 16:25:16

【人】 新妻 イクリール

[ガコガコと音を立てて動いていた昇降機も
恐らくは魔法を動力としているのだろう。
どういう仕組みなのか気になる所だが
それよりも部屋の広さに意識は持っていかれた。

バルコニーから見える砂浜に今は人はいないが
確かに人がいてもこの高さからは見えないだろう。
防犯的な意味でも安心と言える。]


途中でお腹が減って動けなくなっても困るしね。
それにホテルの食事、どんなのか興味あるじゃない?


[食い意地が張っているみたいでちょっと恥ずかしいけれど
王都の料理は純粋に楽しみ。
どうもホテル内での食事まで招待の内に入るようで
こんなに良くして貰っていいのか、
全く頭が下がる思いである。]
(52) 2021/07/21(Wed) 17:19:23

【人】 新妻 イクリール


あ、じゃあ、そうね。
ちょっとだけ待ってて。

[そう言いながらも彼の腹が大きな音を立てて
思わず顔が笑ってしまった。

食後に外を散策するのなら
このままでは動きづらいだろうから
ラフな格好に着替える。

白いノースリーブニットと
ベージュの膝上ショートパンツ。
薄手のカーディガンを肩から羽織った。

あまり待たせるのも申し訳ないので手短に。
最低限の荷物を入れたバッグを持って、
彼の手を取り部屋を出ることにする。]
(53) 2021/07/21(Wed) 17:31:38

【人】 新妻 イクリール

[再び来た道を戻り1階へ。

レストランに入り案内されるまま席に着く。
厨房からは良い匂いが漂って来て、
こちらもお腹が鳴りそうだ。

メニューボードを眺めれば定番の肉や魚をはじめ
中にはヨンミーfoodハム野菜サンドfoodなんてのもあるが。]

……これ、どういう料理なんだろ。
あんまり味の想像ができないわね。

[馴染みの肉や魚以外に幾つか見慣れない響きのものもある。
不思議そうに首を傾けつつ、どれにしようか暫し思案。**]
(54) 2021/07/21(Wed) 17:56:48

【人】 警官 テンガン

[イクリールを食い意地が張っていると感じたことはないが、食べる事が好きなのだろうなとは昔から思っていた。>>52
美味しいものを食べた時、イクリールはとても良い顔をするから。

幼い頃に一緒に出掛けた祭で露店の串を食べるイクリールの表情があまりに美味しそうだからと客が増えて、「儲かった」と後でお負けして貰ったこともある。
あの時の自分は腹が減っていた筈なのにイクリールが食べているのを見ていたらなんだか「いっぱい」になったんだっけ。
今ならばあの時の自分は彼女の笑顔に見惚れていたのだとわかる。恋を自覚する前から彼女に惹かれていた。]


 おぅ、村の料理屋のも旨いけど、何たって「ホテル」だもんな。
 この機会逃したら食えないようなもんとか。


[自分の方は紛うことなき「食い意地が張っている」性質だ。
二人とも食べることが好きなので、行き先で揉めることがあまりないのはありがたい。]
(55) 2021/07/21(Wed) 20:48:12

【人】 警官 テンガン

[彼女が着替える間、着替えのない此方は汗だけ濡れタオル(自前)で汗を拭いておく。
床を濡らさないように極少量のミストで顔面温度も下げておいて、荷物の整理をしながら着替えを待つ。]


 お〜脚出してんの新鮮だな。
 ちょっとドキドキする。


[着替え終えた彼女の格好を上から下まで見て、うんうんと頷く。
短い丈のパンツから伸びる白い肌が眩しくて、食欲ではない別の中枢が刺激されてしまいそうで、目線を上に上げた。

腕の方はカーディガンで隠されている。
薄手だし下は恐らくノースリーブなので、熱が籠るということはないだろう。

彼女が小ぶりのバッグを持ちあげたなら、最後の装備「旦那」を反対の手に装着して出発した。]
(56) 2021/07/21(Wed) 20:49:18

【人】 警官 テンガン

[一面に窓が広がっているレストランには自然光が入って明るい雰囲気となっていた。
朝食はここに様々な大皿料理が並んでピックアップするバイキング形式となるようだが、昼食はメニューから選ぶようだ。>>54

ハム野菜サンドはわかる。
「野菜」の定義は広いから、村では見たこともない野菜である可能性はあるが、味の方は大体想像からは外れないだろう。
だが。]


 ……ヨンミー?


[どうやら菓子の類らしい。
4種類の味が詰まったビスケット、と聞けば、その注文は後回し。

他にもボードに挙げられていた馬の睾丸foodシャンピニオンfoodの文字を見て、味を想像した。
ドリンクの種類も豊富なようで、ルイボスティーdrinkマックスコーヒーdrinkおしるこdrink……と上から読んでいく。]
(57) 2021/07/21(Wed) 20:49:40

【人】 警官 テンガン


 取り皿貰って二人でシェアするか。


[そうすればより多くの味を楽しめる気がする。
一皿の量が想像つかないから、食べきれず残してしまうなんてことがないように、様子見でまずはダッチブレッドfoodを注文しようか。]
(58) 2021/07/21(Wed) 20:51:06

【人】 警官 テンガン


 …………。

[睾丸??????????]


 …………俺の以外口にさせる気ねぇよ。


[客が少なくて良かった。
少なくともこれはイクリールの耳にしか届いていない。]


 いや、食ってほしいって意味じゃなくてな?


[慌てて付け加えた言葉も。]
(59) 2021/07/21(Wed) 20:53:14

【人】 ホテルスタッフ ゲイザー


 当ホテルのパンはわたしが焼きました!


[スタッフが自信満々に顔を出す。]
(60) 2021/07/21(Wed) 21:00:41

【人】 警官 テンガン

[こんなに広いホテルで仕事を兼任するなんて、彼女は余程優秀と見える。

……まさか人手が足りないということはないよな?*]
(61) 2021/07/21(Wed) 21:01:48

【人】 新妻 イクリール


あはは。
ちょっと大胆だったかしら。

[確かに、普段はロングスカートを着ていることが多いので
あまりこういう格好はしない気がする。
改めて指摘されるとちょっと恥ずかしいけれど
ドキドキして貰えるのなら偶には悪くないかな、って。

再び手を繋ぎ、明るい陽光が差し込むレストランへ。

ヨンミーとは一体なんだ。
首を傾げているとレストランのスタッフが説明してくれる。
どうやらデザートらしいと聞けば成程と感心した。
世の中まだまだ知らない食べ物はある。]

あ、そうね。
せっかくなら色んな味を食べてみたいし、
そっちの方が嬉しいかも。

[シェアの提案>>58には快く頷いて
メニューを読み上げるテンガンの声に耳を傾ける。
何を頼もうか考えながら運ばれてきたお冷に口をつけ。]
(62) 2021/07/21(Wed) 22:40:34

【人】 新妻 イクリール


…………っ、


[思わず水を噴きかけた。>>59]

ちょ、こんな所で何言ってるのよ!
言われなくてもそんなの食べないわよっ。
あ、いや、そんなのってのはテンガンのことじゃなくて 
……って、何言わせるのよ!もう!

[付け加えられた台詞は
フォローのつもりなのだろうけれど
余計に墓穴と言うか。
むしろこっちが墓穴を掘っていると言うか。

思わず顔を赤らめていると
いい笑顔のスタッフが声をかけてくるものだから>>60
無駄にわたわたと慌ててしまう]
(63) 2021/07/21(Wed) 22:43:32

【人】 新妻 イクリール


あっあの!
このソーセージ詰め合わせってやつと、
ハム野菜サンドで!
それから飲み物はルイボスティーでお願いします。


[焦っていたのでメニューの中で
目についたものをそのまま注文したが、
自信ありげなスタッフを見ていると
然程悪いチョイスではないのではなかろうか。

彼もブレッドを頼むようだしね。
焼きたてのパンはきっとおいしい。*]
(64) 2021/07/21(Wed) 22:46:59

【人】 警官 テンガン


 いいや?
 村でなら目立つかもだけど、駅から此処に来るまでの間にも派手な格好の人はいたし、涼しさと動きやすさ兼ねて手良いんじゃねえの。

 ……村ではじろじろ見てくる奴が絶対いるかんな、俺の前だけにしろよ。


[嫉妬深い旦那の目があるから、無遠慮に色目を使う男は村にこそいないかもしれないが、「自分が知っている男」がイクリールを意識するのはやっぱり見ず知らず、通りすがりの男の目よりも気になるのだ。
普段は布地で守られているその場所は傷もなくつるりとしていて、教師という職業柄立ち仕事が多いからか、引き締まっている。

……その感触を楽しむのは後だ。
後でたっぷり。
自分に言い聞かせてレストランに降りた。]
(65) 2021/07/21(Wed) 23:08:19

【人】 警官 テンガン

[まさかメニューに「睾丸」なんて出てくるとは思わないではないか。
馬肉は村でも時折見かけるし口にしたことはあるが、睾丸はない。
王都ではふつうなのか?
それとも新婚夫婦用に精がつくように……?なんて勘ぐってしまう。

うっかり声に出したものだから驚いてフォローの言葉を出したつもりが、イクリールにはその言葉の方が刺激的だったらしい。>>63

揺れたコップから飛び出そうになった冷水を咄嗟に魔法で留めたが、わたわたと顔色を変えるイクリールを見ていたらコップに戻すタイミングを逸してしまった。
頃合を見て、自分のコップに誘導しようか。

パンの注文に寄って来たスタッフに、直前の会話は聞かれていなかったと思うけれど、元気いっぱいのスタッフの笑顔からは何も読み取れない。]
(66) 2021/07/21(Wed) 23:08:43

【人】 警官 テンガン



 ソーセージ詰め合わせがあんなら、俺が頼んだダッチブレッドでサンドウィッチにも出来るかな。
 シャンピニオンってのは確かキノコだった筈……それと、グリーンサラダを追加で。

 ドリンクは……食事中は水で良いや。
 デザートの時に頼みます。


[その時には「ヨンミー」はもうないかもしれないが、他にもまだ知らないデザートはたくさんある。
というか、シェアしようと言った割に二人ともサンドウィッチになってしまった。]
(67) 2021/07/21(Wed) 23:09:40

【人】 警官 テンガン


 ……えーっと、これも追加で、取り皿をお願いします!


[他にカスタードコロネfoodを頼めば食卓がサンドウィッチだけ、というのは避けられるだろうかと、メニューの文字をろくに確かめもせずに指示した。。*]
(68) 2021/07/21(Wed) 23:10:16

【人】 警官 テンガン


 ……パンは自慢っつってたもんな。

[メインが欲しかったなんて内緒だよ。*]
(69) 2021/07/21(Wed) 23:11:34

【人】 新妻 イクリール

ほんと?だったらよかった。
村ではしないわよー。目立っちゃうじゃない。
生徒たちにも色々言われそうだし。

[職業柄そこまで派手な服装はしないし
小さな村の中ではそもそも浮いてしまう。
なので足を出すだけでも自分的にはちょっと冒険。

はしたないって言われないかなと
少しだけ懸念もあったけれど、
彼にも好評なようで良かった。>>65
内心の独占欲やら下心やらは無論知る所ではなく。

うきうきと上機嫌に
レストランの入り口を潜る。]
(70) 2021/07/21(Wed) 23:57:44

【人】 新妻 イクリール

[彼の発言の方に意識が持っていかれたが>>66
確かに自分だってしれっとそんなメニューが出てくるとは思わなかった。
まあ夫婦用に、と言うのは割とありそうな話ではある。
一種の縁起物と言うか。

慌てる此方を余所に、
減った冷水を継ぎ足して
爽やかに去っていくスタッフは
流石、プロと言うべきか。

………気を取り直して注文を。

気が付けば若干パンが多くなってしまったが
自慢らしいし、肉魚は夜に食べる(つもり)だし、
まあいいか、な気持ち。]
(71) 2021/07/21(Wed) 23:59:09

【人】 新妻 イクリール

[程なくして運ばれてきたサンドウイッチは
ハムに卵、トマトやレタスなんかの
野菜がたっぷり入ったオーソドックスなもの。

色鮮やかな断面は食欲をそそるが
見た所そこまで見慣れない食材はないように見える。
全体の半分を彼の方にあげて、自分の分を一口。]

あ、なんだろ。このソース。
クリーミーでおいしい。

[甘くてまろやかなソースの中に、時々ピリリと刺激が走る。
パンは流石に自慢と言うだけあってふっくらしていて美味しい。
付け合わせでついてきたオニオンスープともよく合う。]
(72) 2021/07/22(Thu) 0:02:26

【人】 新妻 イクリール

[ソーセージの詰め合わせの方は
何種類かの盛り合わせになっているようだった。

その中のひとつを小皿に取り、
フォークに指して頬張れば
パリッとした食感と共に肉汁が広がる。]

ん。んんん。
結構辛いかも、これ。
おいしいんだけど。

[中に練り込まれている香辛料が強い。
食べた瞬間はそこまででもないが
後からじわじわ辛さがやってきて
思わず涙目になってしまった。

ごくりと嚥下した後に水を飲んで中和し、
別の種類のをつつくことにしよう。**]
(73) 2021/07/22(Thu) 0:08:44

【人】 警官 テンガン

[それでも釘を刺しておきたくなるのが男心というものだ。>>70
彼女は普段から教師である自身がどう見られているかというのを念頭に置いた服装をしていることは知っている。
そんな彼女が自分の前でだけ少し冒険したいという気持ちを出せていることは男としての優越感が擽られるが、
彼女の魅力を自慢したい気持ちと隠したい気持ちだったら、隠したい気持ちが強くなってしまうのだった。

独占欲のすべてを口にする訳ではないが、その強さはもう彼女は察している気もする。]
(74) 2021/07/22(Thu) 16:54:13

【人】 警官 テンガン

[どんな味なのか試す勇気が出ないまま、まずは分かりやすいものから。
慌てて注文したコロネはもう少し後に持ってきてもらうことにして。

上がひび割れた丸いパンにナイフで切り込みを入れ、ベビーリーフときのこのマリネ(メニューの「シャンピニオン」はやはりきのこのことだった)を挟み、イクリールが注文した盛り合わせからソーセージを1本。

……睾丸の話題を出した後だと少し身構えてしまったのは内緒だ。
]
(75) 2021/07/22(Thu) 16:54:40

【人】 警官 テンガン


 ん、どれ?
 ちょっと分けて貰っていいか?
 サラダんとこに……


[サンドウィッチは解体しないとシェアは難しいから、中に入っている野菜に絡んだソースを少し自分の皿に落としてもらった。>>72
とろっとしているので、野菜にしっかり留まっていて、パンに挟んで食べても浸み過ぎてパンがしんなりなることはなさそうだ。

自分の皿からは、きのこマリネを少しお裾分け。
彼女のオーソドックスなBLTに加えればちょっとした味変になるだろう。]


 おー、なんだろ、これ。
 ガーリック……は効いてる気がすんな。後はわかんね。玉葱?
 でも美味い。


[彼女の方はソーセージのひとつに挑戦したようで、見た目は赤い訳でもないのに1本とでも辛いのがあったようだ。
この地特有の香辛料だろうか。
黒いつぶつぶがあるのはもう一本置いてあったので、其方は自分が後で食べることにして。
(76) 2021/07/22(Thu) 16:55:06

【人】 警官 テンガン

[気を取り直して追加注文と行こう。
今度こそシェアできるものを、メニューと併記されている説明文をちゃんと見て。]


 えーっとこのパスタ……グルームズスクイードってのは……?
 成程、海で獲れる……コリコリした食感の……足が10本?


[魔物では??]


 イクリール、どう思う?
 パスタなんだけど、この魔物っぽい生き物のブラックパスタに挑戦するか、ほうれん草のクリームパスタにするか……。


[後者は味の想像がつくけれど。
冒険メニューも二人でなら挑戦できるかも、という気持ちもあったり。

出来上がったダッチブレッドのサンドウィッチをもぐもぐしながら思案中。*]
(77) 2021/07/22(Thu) 16:55:59

【人】 新妻 イクリール

[彼の独占欲が強いことに関しては、
普段から割と赤裸々なのもあり
それこそ恋人になった当初から
薄々何となくは知っているのだけれど。

それでも彼自身、
全ては見せないようにしているからか、
わかっていない部分もままあるのだった。
たとえば知らない男に見られるのはOKでも
村の男は嫌だとか、そういう細かい機敏。

ちなみに独占欲や嫉妬心の類は、
自分も決して薄い方ではないのだけれど。
彼が丹念に愛を注いでくれるので、
そこまで問題になることは少ない。気がする。
余談ではあるが。]
(78) 2021/07/22(Thu) 20:30:20

【人】 新妻 イクリール

あー、ガーリック。
隠し味的なものものなのかしら。
素人にはよくわからないけど、美味しいわね。

[テンガンがキノコとソーセージで
器用に自前のサンドウィッチを作っていく。
おいしそうで感心しつつ、
ソースの代わりに少しだけマリネを貰った。
ハムサンドに挟んでみるとまた違った味わいになる。

ソーセージの辛さを水で宥めつつ
違う種類のものを食べてみれば
先程のものとは違って太めで柔らかい食感で
中にチーズが入っているようだった。
とろりと垂れそうになったのを舌で掬い、
見方によっては若干センシティブな絵面かもしれないが、
ごくごく普通のソーセージです。


さまざまな味を楽しんでいると、
テンガンが追加注文をするようで]
(79) 2021/07/22(Thu) 20:45:13

【人】 新妻 イクリール

......海の魔物???


[どうやらよくわからない海産物のパスタと迷っているようだ。

形状を想像するとなんだかグロテスクだが、
スタッフに話を聞く限り
こうあたりでは割とポピュラーに食べられている魚介らしく。
別に魔物というわけではないらしい。

とはいえあまり味の想像がつかないのは確か。
色もなんだか不安を煽る感じだし。
もぐもぐとソーセージを租借しながら少し思案し、
決意したように頷いて。]
(80) 2021/07/22(Thu) 20:48:22

【人】 新妻 イクリール


......よし、その.....なに?
グルームズスクイーズ??
食べてみましょう!

なんたってこれから
魔物食食べるんだもの、
チャレンジ精神は大事よね。

[せっかくの旅なんだから
ちょっと冒険してみたい感もあるし。
あとは単純に好奇心が上回った。
少々アレなものが出てきても
二人ならなんとかなる。よね??**]
(81) 2021/07/22(Thu) 20:49:41

【人】 警官 テンガン

[村に帰って再現しようにも、ガーリック以外の材料が分からないので難しそうだ。
瓶詰で売っているらしいので、転送して貰うことにしよう。
転送魔法って割れ物いけるのかは確かめる必要があるが。

イクリールが太目のソーセージを口にする瞬間は、つい目を逸らしてしまった。>>79
どうしても、初夜の彼女の様子を思い出してしまって。]
(82) 2021/07/22(Thu) 21:41:03

【人】 警官 テンガン

[パスタが黒いのは、どうやらその生物が水中で敵から身を守る為に吐く「墨」と呼ばれるものを使用しているかららしい。
旨味が強く、食材としてパスタの他にパエリアなどにも使用されるのだとか。
村には海がないから、水中の生き物を食す機会は川魚や一部の貝くらいだが、海辺の町では特に珍しくもない食材らしい。

イクリールにとっても馴染みは薄い食材だろうから、彼女が嫌がるようならばやめておくつもりだったが……]


 はは、やーっぱ俺の奥さんはかっこいいわ。


[この思い切りの良さよ。>>81
この決断力に、いつも力を貰っている。

笑いが暫く止まらないまま注文して、届くのを待つ間は空中でグルームズスクイーズの想像図を描いてみたりした。
因みに絵と実物の一致度は72%くらい。]
(83) 2021/07/22(Thu) 21:41:16

【人】 警官 テンガン


[歌は駄目だが絵の才能はどうやらそこそこあるようだ。]
 
(84) 2021/07/22(Thu) 21:41:54

【人】 警官 テンガン

[出て来たパスタはメニュー名通り「ブラック」だった。
上に乗っているオニオンリングみたいなリング状のものが、グルームズクスイーズの胴体を輪切りにしたものらしい。
唯一上にかかっている緑が墨に染まっていなかった。
シソというハーブらしい。

彼女の取り皿に自分より少し少な目に取り分けて、同時に口にする。]


 ……!うまい。


[思わず目を見開いた。
黒から想像する焦げ臭さはまるでなく、むしろハーブの味も相まって爽やかだ。
パスタに絡んだ墨のソースは旨味が強く、スクイーズの胴体の歯ごたえも面白い。]
(85) 2021/07/22(Thu) 21:42:12

【人】 警官 テンガン


 イクリールどう?食えそう?


[自分はとても気に入ったけれど。
問題は、このソースを食べると口元が黒く染まるということか。
ナフキンでこまめに拭かないと、彼女を笑わせてしまいそうだ。*]
(86) 2021/07/22(Thu) 21:42:24

【人】 新妻 イクリール

[ホテルのスタッフが語ってくれる蘊蓄は
素直に勉強になるのでふむふむと聞き入った。
やっぱりこの際だから未知のものには挑戦してみたい。]

あはは、ありがと。
もし駄目だったら一蓮托生ってことで宜しくね。

[なんて軽口を叩きつつ、2人で笑い合った。
こんなチャレンジ精神も
快く受け止めてくれる彼には
いつも安心感を貰っている。

パスタを注文して運ばれてくるまでの間暫し
グルムーズスクイードとやらの想像を巡らせていた。
もしかしたらこの後海で採れたりするのかしら、なんて。]
(87) 2021/07/22(Thu) 23:01:58

【人】 新妻 イクリール

[そんなこんなで運ばれてきたブラックパスタ。
名前の通り全体的に黒々としており、
輪切りにした切り身の上に緑の野菜が乗っている。
取り皿に分けられた自分の分をちゅるっと啜って。]


……へー!うん、美味しいわね。
色からは想像できない感じの味だわ。


[黒は焦げを連想させるがそれとは全然違い、
甘味と苦みが混じったような不思議な味だった。
濃厚なコクがまろやかに口の中に広がり、
ハーブの風味が魚介特有の生臭さを消してくれている。

もぐもぐと咀嚼した後にふと彼を見ると
口の周りが黒に染まっていて、
思わず笑いがこぼれてしまう。

が、つまりは自分もそうなっているということで。]
(88) 2021/07/22(Thu) 23:02:51

【人】 新妻 イクリール


ああ、これ、歯が汚れちゃうのね。
あんまりデートには向かないのかも。


[自分達は今更その程度で
どうこうなるような間柄ではないからいいけど。
外出前にしっかり歯磨きをする必要はありそうだ。
流石に黒い歯のまま人前に出るのは恥ずかしい。

気に行って食べた為か、少しお腹が膨れてきた。
そろそろデザートでも頼もうかな、と再びメニュー表を眺める。

外は暑いし、アイスクリーム系から何か選ぼうかと。
先程頼んだドリンクもデザートと一緒に運んで貰おう。*]
(89) 2021/07/22(Thu) 23:07:12

【人】 警官 テンガン

[新しい挑戦は、味としては大成功だし、また食べてみたいという気持ちにはなったけれど。
やはり彼女が食事中の此方の口元を見て思わず笑ってしまったので、彼女の言う通り、デートには向かないメニューなのだろう。
ひとつ勉強になった、と、ナフキンでごしごしと口元を拭った。

彼女の方は普段から口紅を気遣った食べ方をしているのか、此方が笑ってしまう程の変化はない。
ただ、大口を開けて喋らないから見えていないだけで、歯は確実に染まっているだろう。
この後は二人して手洗い場の鏡で確認しないと、気軽にキスも出来やしない。]
(90) 2021/07/22(Thu) 23:40:35

【人】 警官 テンガン


 ああ、アイスも良いな。
 俺はこの後カスタードコルネが来るけど、アイスか……シャーベットくらいならぺろっといけそう。

 氷菓子もあるけど、いま歯ぁ黒くした後に、赤とか緑とかになんのもな……。


[王都の氷菓子のシロップはそんなことはないかもしれないが。
村の祭屋台で出てくる氷菓子は、子ども心をくすぐるビビッドな色合いのシロップがかかっていて、もれなく子どもの歯を染める。
思い出がまたひとつ蘇ってきて、少し苦い表情になる。]
(91) 2021/07/22(Thu) 23:40:46

【人】 警官 テンガン



 初デートのアッシャー祭で氷菓子食ってた時だったんだよな。
 デボラんとこで客が騒ぎ起こして、俺はそっちに行って。

 仕事だから、今でも同じことがあったらそっちの収束に向かうのは変わらないけど、イクリールの気持ちを置いてけぼりにした反省はずっとしてるよ。

 後でフォロー入れるのは当たり前として、飛び出す「前」な。
 俺がしゃしゃんなくても誰かが追いかけたかもしれないし、緊急で誰かの命が危ないとかでない限りは様子見るべきだったなって。


 ……つきあいたてであんなことになったのに、愛想尽かさないでくれてありがとう。


[頭を下げ、少しシリアスにしてしまった空気を和らげるかのように]


 やっぱりリベンジで苺の氷菓子いっとくかな……


[と呟いた。**]
(92) 2021/07/22(Thu) 23:41:07