人狼物語 三日月国


48 【恋愛RP】映画のおともにポップコーンはいかが?【R18】

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視点:


【人】 サイファー

全てのサメは俺が倒す!!


[叫んだ男が、チェーンソーを振り回して空飛ぶサメと対峙している。]
(0) 2020/11/11(Wed) 0:00:00
── 愛すべきB級映画 ──

[ある日の映画研究会。
周りの迷惑顧みず、私は今日も一押し映画を持参したのです。]


『ギャラクシークエスト』

とてもとても面白いB級映画なんです。
B級のふりしたA級映画なんです。

スタートレックのオマージュ作品のような、ギャラクシークエストと言うテレビドラマシリーズが昔あって。
主人公達は、その成功だけで20年食いつないでる役者さん達なんですけど。

ある宇宙人が、そのドラマを歴史ドキュメンタリーと勘違いしてしまうんです。
『嘘』の概念が無いから、史実だと思っちゃうの。

そうしてドラマを参考にして作られた宇宙船で、本物の宇宙人と戦いに挑むことになる…………

登場人物に愛すべきオタクが多くてね。
本当に面白いの!是非見てください!!


[以前話した邦訳もこの映画の台詞です。*]

─ ギャラクシークエスト ─

 前々から思っていたのですが。
 高藤のチョイスは変です。


[当たりも有ればハズレもあるのは仕方ないとして、一体どこから選んでくるのかという作品なのだ。
かと思えばメジャーな作品も出してくるから趣味の幅が広い。]


 よくそのチョイスで面白いのを拾ってこれますね。


[一応念の為に言っておくと、褒めてるつもりではあった。]*

― 愛すべきB級映画の世界 ―

 これ、たしかティム・アレンが主演してるんだよな。
 B級もC級もZ級も、妙なスマッシュヒットが埋まってるから侮れないんだよ。

[よくもまあ、こんな作品を選んできたよね、高藤さんも。
しげしげとパッケージを見ながら、どういうセンスで選んでるのか少し考える。]


 これが楽しめるなら『デス・レース2000』とかも楽しめるかもね。
 たぶん才能がないと無理だけど。

[B級映画の一種の極北と呼ばれる作品だ。なお内容は不謹慎の頂点。*]

映画はレンタル屋さんで、手書きのポップでお勧めされてたから借りて見ました!!

ワクワクするのが好きなだけです。
古いのも、新しいのも、B級も、A級も。
見てる時、ワクワクするのが好き。


[台詞はでした。]

── 愛すべきB級映画 ──

[知らないのがでてきたなというのが率直な意見である。]

 相変わらず解説とか色々いえてしまう先輩がたの知識の幅広さよ。

[浅瀬で楽しめる性質だが、別に映画を見るのは直感でいいので聞き専には楽な環境だ。]

 でも話聞く限り面白そうだな。

[すれ違い、勘違いから生じてしまうコミカルでシリアスなのだろうか。そんなことを思いながら上映されるのを呑気に定位置でみている勢であった*]

─ ポルノ映画 ─

[日活ポルノやピンク映画の話題が出た少し後、一つの作品を見つけ、それを“面白い”と思い購入した。もちろん部費で。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

恋愛映画とされるが、実質的にポルノに分類していいと思われる。実際、映倫のレーティングでは「R18+」だ。性的倒錯、愛情と契約、支配と従属、他人への要求と受容、その限界。そして葛藤。

青年実業家のグレイ、そして女子大生のアナ。
二人は惹かれ合うが、徐々に性的倒錯を抑えられなくなるグレイ、アナもまたその倒錯に染まりつつもその全てを受け入れることができないと、互いを受容することの葛藤に苦しんで行く。
グレイは言う「自分には50の歪み(fifty shades)」がある、と。


比較的人の少ない夜。
犬鳴は、ジっと真剣な眼差しでそれを観ていた。]*

── 回想・男子部員に聞いてみた ─江藤犬鳴

物語って感じじゃないのか…。
情緒もない。
うーん、やることだけやってる感じ?
それにしてはものすごい作品数だよね。


[レンタルショップの一角がそのコーナーなのだから。
それを思うと、それだけ人の好みがあるということだろうか。]


ふうむ?それを、映画館で上映できる仕様にしたのがロマンポルノでありぴんくえいがなのかなあ。


[謎は案外深まっていく。]

って、冗談なんですかー!
ちぇー、一緒に来てくれると思ったのにー。


[ちょっとドキッとした分損した気分だ。
だがしかしまあ本当に行ったとして、気まずい気持ちになるかもしれない。それを思うとどうなんだとも思うし、痴漢の言葉には口をへの字に曲げた。]


いや、1人では流石に。
痴漢…やだなあ、わたし映画のキスシーンでカップルがいちゃつくのとかもイラッとするんですよね、割と。


[過去の自分の事はさておき、やるなら映画を見終わってからしていただきたいものだと。
しかし、そうだ。まだ井田がいた。]


井田先輩……?


[両手を胸の前で組み合わせて上目遣い。
期待してますビームを送ろう。]**

── 回想・男子部員に聞いてみた ─胡桃塚

[まちがいない。
自分はパニック映画で真っ先に死んでいくタイプだし、誘拐犯にだまれ!と言われても「でもー!だって!!」と叫んで頭撃たれて死ぬタイプだ。
鉄筋の橋を全力で踏み抜きながら歩くタイプ。]


ちなみに胡桃塚くんは、箱でやってたらそれ観る?


[そしてこれも素朴な疑問なり。]**

── 愛すべきB級映画 ──

B級のフリしたA級…?

[後輩が持ってきた映画について、首を傾げていると丁寧に映画の解説が入った。

でも確かに、映画で演じているという設定で本当に起きる、というのは面白いかもしれない。
映画で俳優、という設定も。少し古い映画みたいだが]

── 回想・男子部員に聞いてみた ─菊波

菊波くんはどんなのに需要見出してんの?



[頭で考えるより先に口から質問が出た。
こんな感じで、ワイワイと雑談は続いたのかもしれない。]**

── 回想・男子部員に聞いてみた ─

ええっ、見ぃひんですよ。改めて襟整えて見に行くのも…
てことなんで行くなら井田ちゃん先輩と行きはってくださいね

[改めて異性の、先輩からそういう話を振られるのは照れくさくて慌てて否定する。
実際は、好奇心で見に行く可能性もなくもない気はするが。

素朴な疑問、好奇心とは露知らず。
連れてかれてはたまらないと井田ちゃん先輩にボールをお渡ししておいた。*]

── 愛すべきB級映画 ──

愛すべきオタクって、映画だとめっちゃカッコよくならない?


[映画を見て、その後の感想戦の中。
一つのことに秀でたオタクはその中で力を発揮するシーンが多い。
高藤の言葉にうんうん、と頷いた。]


そういえばわたし、あんまりB級の範囲が分かってないかも。
気になったから見る。面白かったらまた見る。
そう言えばみんなの中で残念だった作品とかある?

わたしは結構期待して見たラブリーボーンが期待外れぇ…と思ったことあるなあ。
監督もピーター・ジャクソンだったし、全体的に綺麗ではあったんだけど。


[14歳の少女が何者かに殺される。
それをきっかけに少女の家族が崩壊していくのを少女は天国から見守り、声をかけ続けている。

のだが。冒頭で犯人は丸わかりである。
よって推理要素がなく、家族の悲痛な姿を観客はひたすら見守る。
そして、オチで「ええええええ」と声が漏れた。これは、納得がいかないオチであった。]


B級ってあれかな。こってこてってこと?


[B級グルメを思い出しながら首を傾げた。]**

― 回想・どうしてこうなった

 そんな上目遣いしなくても。
 行きたいっていうなら女性のお願いを断るほど野暮じゃないよ。

[お願いの内容がそもそも野暮というのはこの際流しておこう。]


 ただしはぐれたりするなよ。どう考えても女性客の少ないところだから。
 小鳥遊は見た目もいいんだからなおさら。

[たいていろくなことにならない気もするが、まあ行きたいなら別にいいか。*]

── 回想・そこに疑問があったから ─

わーいやったー!
わたしの見た目は兎も角、アレですね。男装していきますかね。
本気の男装を検索しておきますね!


[きっと男女と丸わかりの状態で行くより良いだろう。
世の中にはNTRというジャンルもあるのを知っている。
男女だからこそちょっかいを出してくるようなのがいたら堪らなく嫌だ。
しかし虎穴に入らなければ虎児は得られぬのだ!]


じゃあ、先輩が面白そうだなと思った作品、連れてってくださいね!
わたしはよくわからないのでそこはお任せします!


[その約束がどうなったか。
ウキウキして男装について調査していたのだけは事実だ。]**

― 回想・男子部員に聞いてみた  ―

 え、そりゃ―――で、―――とか

[以下映画ではない談義であった都合上音声はカットされました。
そんなある日の質問された日のことでした**]

── これはポルノ映画なのか ──

[犬鳴が部費で買ってきた作品。
人が少なめの部室で、それを真面目な顔で見ていたのだ。
少し眉を顰めているのは、なんというかヒロインであるアナに軽くイライラしていたからである。

人はこんなにも恋に溺れるものだろうか。
溺れたとして、アナは少し愚かすぎないか。
これが、原作が億を超えて全世界に売れてる官能小説らしいから、きっと世の中にはこういうのを求めてる人が多いのだろう。]


むぅ…。


[根底にあるのは純粋なラブストーリーだとは思う。
そしてこのエンディングは個人的にどうにもすっきりしない。
続編もあるというが、と唸っている。

結局、途中「わぁお」と思うシーンもありはしたが、真面目に見入ってしまっていたのだった。]**



 ……菊さん、スゲェっスね……!

[きらきらと尊敬の眼差し。この場でサラッと言うのもそうだけど、見出す需要の業が深いですよね。
哲学科的には超興味あります。]


[そしてで、交わされる実地調査の約束にも舌を巻く。『実践の哲学』の重要さはよく授業でも説かれるけれど、なるほど、知識とは行動なのだと翔さんを見るとつくづく思うのであった。]*


─B級=こってこて?─


 俺、子供の頃から指鳴らすヤツ出来るんですけど。

[と、おもむろに所謂「指ぱっちん」的を披露した。]

 コレ、確かなんかの邦画の影響なんスよ。
 ストーリーとか思い出そうとしても全然出てこないん
 ですけど〜、きらびやかなヤクザとかヤンキーとか
 キレイなオネーサンとか出てきたな〜って。
 ん〜、確かオープニングがアニメだったはず!
 スッゲー戸惑った幼い俺を覚えてっすね……

[相変わらずタイトルは思い出せない。
俳優の名前はかなり個性的だった気がする。]


 誰だっけ〜変な名前のオッサン俳優がいました〜……
 チューインガム、をロボットっぽくした音の。
 ガシャーンとかキャシャーンみたいな……

 あの映画はB級って言っていい気がする!

[ウンウン唸りつつ。邦画詳しい先輩いるかな?]*

── 愛すべきB級映画 ──

[良作に触れていたい、と常々思ってはいるけど、果たしてその線引きはどこなのだろう?と考える。

わかりやすいのは予算だろうか?
けれど低予算でも驚くほど楽しめる作品は多い。
最近だと『カメラを止めるな!』は良かった。すき。

では脚本?
それも結局は見手の好みのような気もする。
話の展開、結末が自分の求めていたものであれば概ね満足してしまうし。

じゃあなんだろう。期待外れ?かな。
予告だととても面白そうなのに、中身を見てみたら予告が一番良かったわ、みたいな。
でもあえてB級を選んで観ているひともいるくらいだから、ひとつの確立されたジャンルなんだよなぁ…なんて。

B級映画談義の盛り上がるなか、ひとり悶々と考えていた。]**

─ ポルノ映画

[いつの間にか小鳥遊がいた。
たまに思うのだが、部員の女の子、というよりこの小鳥遊という女の子は少し無防備ではないだろうか。ピンク映画を一緒に見に行くとか行かないとかの話のときもそうだが。]


 元は、投稿サイトの小説らしいです。
 日本だとケータイ小説みたいなものでしょうか。
 『恋空』とか。


[日本でも確かにこの手の原作が投稿サイトというのはそこそこ耳にする。ストーリーは単純で、構成は稚拙に感じるが、場面や心情はぐっと心にくるものがある、らしい。]


 アナは少し愚かに見えますが、
 きっと等身大の女性ということでしょうか。
 逆にグレイは想像上の人物って感じがします。


[恐らくその辺りにヒットに繋がった要因がありそうな気がした。そもそも恋愛映画をあまり見ないので、何がいいとか駄目とかはピンとこないけれど。]


 非日常的なグレイの嗜好と、リアルなアナの悩みや葛藤。
 そこに感情移入してしまうのかも知れませんね。

 続編。
 特に見たいとは思いませんが。


[ズズっとコーヒーを啜った。]*

― ピンク映画について(コソコソ話) ―

[ さっちゃんの知識欲、好奇心には脱帽である。
 男子たちにロマンポルノを質問をしてたなんて、
 私は知る由もなく。

 ただ、ピンク映画を観たいと言ってたのを小耳に挟めば
 先輩たちが言ってたように、一人では行ってはいけない。
 と注意しただろう。――その心配は杞憂で終わりそうだけど
 
 ちなみに知っていますか、
 女性のためのピンク映画鑑賞ツアーがあることを。

 ――なんで、知ってるかって? 

 苦手を克服するには、
 荒療治も必要かと思ったことがあったからだ。
 ――強い女性を目指す一環で

 結局は勇気がでなくて行かなかったのだけどね*]

― B級映画 ―

  私が思っている奴がB級なのか、分からないけど
  低予算でも、良い作品はたくさんあるよね

  『カメ止め』とか、
  『CUBE』や『パラノーマル・アクティビティ』とか

[ ゴーストバスターズは、B級と言ったらいけない気がしてる。
 ちなみに、邦画の『アイアムアヒーロー』を好き。
 ゾンビもの王道的な展開もありつつ、面白怖かった。

 カメ止めの話が、舞ちゃんから聞ければ、趣味が合うねと
 また盛り上がった事でしょう。**]

  

── これはポルノ映画なのか ──

それって、等身大女性が愚かみたいな感じで嫌ですね。
確かにこれのグレイは完全な作り物っぽいですけど。
なんていうんでしたっけ、スパダリ?


[多分そういうのが求められているんだろう。
そういうのが、好きな人が多いのかなとか。
自分がアナのような女性にこの件で相談されたなら指差して笑って「あwほwかwやwめwとwけw」と、いちいち草を生やした話し方をしてしまいそうな気がする。

それでもだ。]


こんな風に、それでも苦悩してしまうのが本当の恋なんでしょうかね。
相手のマイナスなところも受け入れたくて悩んでしまうくらい好きになるのが。
でも、よく言いますけど「そこがなければ良い」は「そこがあるから悪い」じゃないかなとか思うんですけど、あー!わからん!


[非日常的なグレイの嗜好と、リアルなアナの悩みや葛藤。
それはわかる気がする。だがしかし、と抱えていたクッションをぽすぽす叩いた。]

えーでもこれ三部作ですよ?
まだ物語の3分の一らしいですよ?
でも最後まで見たら「結局こうなるんかい」って想像つくストーリーな気がしてはいますけど!

自分で買う気はしないですけど部費でならワンチャン!


[つまり自分で買う気は無かった。
懐が痛まないなら見ても良いかな、程度である。]**

─ ポルノ映画>>※23 ─

 む……誤解を招きましたか。

 グレイが想像上の、
 何かしらのシンボルや理想に対し、
 アナが等身大というだけで、
 男女の立場が逆になっていれば、
 今度はグレイが愚かになってたでしょう。
 作者が女性というのが関係者しているかもです。


[男女のどちらが愚かなのかという話ではなく、どちらかが現実的で、どちらかが想像というだけの話。]


 どうでしょうか。
 ヒットした理由が共感ならば、
 もしかしたらそうなのかも知れません。


[グレイの性的嗜好についていけなくなったアナ。確かにそれは、まるで自分の経験と重なっているようだった。]


 現金なひとですね。


[誰の金であっても、続きに興味がなくなってしまっていて、きっと見ないだろうと思っていた。]*

─ ピンク映画などなどについて ─天音

え、じゃあ、天音さん一緒に来てくれるの?


[元々1人で行く気はない。
それに井田がついてきてくれるのだが。
じゃあ一緒に行く?などと、問いかけたことがあった。

なお、映画ではないが異種属レビュアーズのアニメを見てオープニングとエンディングを見て腹筋を痛めていたようだが、それはまた別のお話。]**

── これはポルノ映画なのか ──

ああー……、まあ、そうですよね。
現実と対比が必要。
あれですかね、夢小説?とかと似た感じでしょうか。


[自分自身を投影して入り込めるように。
なるほど、あまり入り込まない自分には楽しめない分野だったのかもしれない。
だからと言って、入り込んで楽しむ高藤辺りにこの作品を勧めたいかどうかと言われたらわからないし、一緒に見ていたかもしれないけれど。]


そりゃ現金ですよ。
時とお金は大切ですから、その片方でも自力じゃないならチラッと見て良いかなという気分です。

でも、何ていうか。
これがポルノ映画と言うなら、思っていたよりも絡みのシーンは綺麗でしたね。

性的嗜好が特殊ではありますけど。


[これは結局、見るための労力は割かずに誰か持ってきてくれたなら見るくらいのノリだろう。
それでもしみじみ、感想を落としたのだった。]**

── 回想・元彼の愚痴 ──

[あの時はまだ、櫻井とは先輩と後輩だった。
元彼の愚痴を言うに至ったのはその日たまたま櫻井と2人になり、まだ映画が開始されていなかったからだ。]


もぉー。先輩聞いてくださいよー!
映画の最中に邪魔してくるのって何なんですかね!
キスシーンは見ても同時にキスするってわけわかんない!


[なんて、そんなとっかかりと共に選んだ映画はドラえもんのワンニャン時空伝だ。
そんなふうに軽く愚痴って、それでスッキリして映画を見て終わる。
そんなふうに気楽な仲だった先輩が。

同輩になってしまうなんてその頃は知りませんでした、櫻井くん。]**

― 回想・どうしてこうなった

[行くとは言った。言ったけれどこんなに気合入れられたら流せないだろ。
ふわっとしておこうかとおもってたのに。

俺だってそんなに詳しいわけじゃない。その手の単館上映とかイベントを漁ってみて、後日メールを送った。

TO:小鳥遊
――――――
例の件、本当に行くの?
行くならついていくけどさ。

一応、近場の箱でかかってるのだとこんなのがあったよ。
『団地妻 昼下りの情事』
『夜汽車の女』
『天使のはらわた 赤い教室』

観たいのある?
――――――

我ながら、後輩の女性に送るタイトル群じゃないよね。
小鳥遊の知識欲はどこから来てるんだろう。

俺としちゃ知識欲より前に警戒感をつけてほしいけどな。
変な男にひっかかるんじゃないだろうか*]

── 回想・そこに疑問があったから! ─

[井田先輩
─────────
なんで行かないと思うんですか。
行きたくないなら無理にとは言いません。
男装して1人で行きますよ。
その中なら天使のはらわたですかね。
なんでそのタイトルでピンクになるのか想像できません。
真っ赤の間違いでは。]


[そこまで不評なら、やめても良い。
けどそうしたら1人で行くか、天音を巻き込むか。
でも天音を巻き込む方がきっと悪いことになるから腹を括って一人にしよう。
そんな決意を固めつつも、流石になんかあからさまな団地妻は選べない、そんな乙女心だった。

乙女心だった!]**

─ ポルノ映画

 恋愛映画はそういう方が楽しめるかもしれません。


[共感、感情移入、登場人物の心に寄り添い、あるいは入り込み、擬似的な恋愛を楽しむ。
だからこそ、自分には向かないのだろう。]


 芸術作品、でもあるのかもしれません。


[原作がどうあれ、原作者の意図がどうあれ、映像化するときの匙加減一つでかなり違う作品になる。もっと官能的にもできただろうし、もっとプラトニックにもできたはずだ。]


 そうですね。
 あれば観る、ぐらいですね。


[あっても自分からは手を伸ばさない気はしていた。]*

── これはポルノ映画なのか ──

ですねー。


[積極的には見ないだろう。
お金も時間も限りがあるから。
そんな作品を見てしみじみ語る。
他にひとはいなかったのか。

しかしこうした作品もしっかり観て語れたのは、少し嬉しかった思いが残った。]**

― 回想・ピンク映画って何

[メールを見て転ぶところだった。
これはもう、俺が腹をくくるしかないのか。

いや、普通は女性にこういう話をしたらドン引きされると思うんだよな。俺の感覚が変なのか?

TO:小鳥遊
――――――
まてまてまてまて。
ひとりで行かせるのはなし。行きたいなら連れて行く。

なんでって言われてもな。
石井隆監督だからって答えにしかならないんだよな。
あ、真っ赤なほうも割とあるからそこは言っておくぞ。
――――――


送ってからため息をつく。
俺が心配することじゃないのかもしれんが、危なっかしいよな。

なお、タイトルについては本当に「監督しかわからない」。
石井隆がそもそも劇画家をしていた時の原作タイトルなのだから。*]

― おすすめ映画鑑賞会なう ―

[ 1限目を終えて、部室に来て。
 井田先輩がいれば、DVDを観るか聞いた。

 承諾が返ってくれば、鍋の準備をしながら]

  Fateの大まかな世界観の話しておきますね

  まず、その世界には魔術師って呼ばれる人たちが
  一般人の住む世界の裏にいます。

  で、時折、聖杯戦争と呼ばれる戦いを
  日常の裏でしていることがあるんです。

  聖杯は、万能の願望機と思われていて、
  それを奪い合う戦いですね

  この戦いにはルールがあって、
  7人の魔術師と
  各人召喚したサーヴァントだけが参加できます。

  物語の中では、英霊とも言われてて、
  彼らは歴史上の偉人であることが多いですね
  神話の人とか。

[ スマホでメッセージを送ったり、
 鍋とコンロの準備をしたり、手を動かしながら、
 つらつらと説明していく]


  そうそう、サーヴァントたちには、
  必ずクラスが与えられるんです

  セイバー・アーチャー・ランサー
  ライダー・キャスター・アサシン
  最後にバーサーカー

  この映画の主人公の衛宮くんは、
  魔術師の素養はあるけど、一般人に近い人なんですけど
  ひょんなことから、聖杯戦争に巻き込まれ
  サーヴァントの一人、セイバーのマスターになるんです

  そんなところから、物語が色々と動き出していくんですよね

[ 普段、割と煩い方だが、
 こんなに一気に話したのは、珍しい気もする。

 多少の準備が終われば、テレビが観れる場所に移動して
 一緒に眺め始めたか、その距離はいつも通り、
 遠すぎず、近すぎずの場所に座っていた**]

── 愛すべきB級映画小鳥遊先輩 ──

[愛すべきオタクが映画だとかっこよくなるって意見に、きゃっきゃと同意して。]


分かります。分かります!
レディ・プレイヤー1とか、徹頭徹尾オタクの映画ですしね!

主人公が第三の試練をクリアする時。
敵対勢力の研究所の人達も一緒になって興奮してて。
ああ、愛すべきオタク達って思いました。
敵も味方も無くて、本当に好きでやってるんだなって。

ギャラクシークエストに出てくるオタクは。
皆礼儀正しくて、嫌がられたらすぐ大人しくなるの。
可愛いです。
「やっぱりね!!」って叫ぶシーンでふふってする。

B級の定義は……なんでしょ?
私的には『レディ・プレイヤー1』も『ギャラクシークエスト』も同じ地平に居るんですけど、ポップにB級って書いてあったからB級って呼んでます!


[全く理屈を理解していなかった。*]

― 天音教授のおすすめ映画鑑賞会

 魔術師に英霊、ね。
 聖杯っていわれると『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を思い出すな。
 アーサー王伝説的なイメージでいいのか?マーリンが7人いる、みたいな。
 
[くるくると動き回る天音を眺めながら、いつになく饒舌な説明をふんふんと頭に流し込んでいく。
どうしてもイメージが伝説のコメディ映画に引っ張られるのは仕方がない。
そういえばあの映画も「予備知識がないと笑いのポイントが難しい」なんて評論があったっけ。]


 巻き込まれ主人公ものね。だいたいなんとなく、うん。
 
 ところで天音。今日なんだかいいことでもあったか?
 
[DVDをセットして、いつものようにだらけながら画面を眺め始める。
ふとした違和感を口にしながら*]

─ 愛すべきオタク? ─

 それならゾンビランドです。


[ゾンビだらけになってしまった世界で元引きこもりのゲームオタクがゾンビ世界で生き残るための32のルールを実践しながら、両親の住むコロンバスへと向かう。]


 ジェシー・アイゼンバーグの演技が光ります。


[後にソーシャルネットワークでFacebookの創業者、マーク・ザッカーバーグを演じたり、グランドイリュージョンなどに出演。]


 あと、エマ・ストーンがとても可愛らしいです。


[彼女は、アメイジングスパイダーマンのヒロインや、ラ・ラ・ランドのヒロインも務めている。]


 内容はゾンビもののコメディ映画で、
 全編にわたってメタが多用されてますね。
 面白いので未視聴なら是非。
 ホラー要素はほぼ皆無です。


[つい最近、10年ぶりに続編が公開された。]

 
 ざっくり低予算ならB級でいいですよ。

 元々は長編と短編の二本立てにしていたときに、
 短編側のことを指していました。
 それ専用の撮影所が“B地域“だったようです。
 長編用は“A地域“ですね。


[それが大凡低予算であったこともあり、ハリウッドが長編大編にシフトして行く中で、低予算で制作される作品を“B Picture“と称したのが由来らしい。]


 転じて、小規模や低予算、二流や、
 あとはニッチな作品なんかを、
 『B級』と、呼ぶようになったようですね。


[つまるところ、総じて低予算で作られた作品。
蔑称としては二流の作品への呼称だ。]*

[犬鳴先輩の解説にただただ感心している。
ガッテンとかヘェとか手元にボタンがあったなら連打してたろう。]

   (すごい!ものしり!)

[ほんと、どこから仕入れるんですかその知識。]**

ほへー。相変わらず犬鳴先輩は物知りですねー。

知識があると、やっぱり映画の見え方が変わったりします?
私はただワクワク見ちゃうからなー。

先輩方のお勧め映画を全部見る時間が欲しー!!


[学生の今は、まだ時間があるはずなんだけどね。]

― ピンク映画について ―

  
はぅ!?
 さっちゃんから、そんなお誘いが

[ ピンク映画を一緒に観にいくですって?
 なんだか距離がぐぐっと近づけている気がするので
 とても一緒に行きたいが。

     アニメには、慣れてきたが、
     まだ、生身の人間の絡みは苦手だった


 笑える感じとか、ホラーな感じなら、いいんだけど。]

 
  観る作品にもよるかもだけど、
  さっちゃんが、一人で突入するくらいなら
  一緒にいくよ!!

[ 男装とすると聞いたら、見たいと思ったりもした。
 異種族レビュアーズは、漫画ちらっと読んだことがある。
 序盤の方しか見ていないが、
 笑える内容だったのは覚えている。

 あれ、アニメ化してたんだ、衝撃です。

 返事は、Yesだったけど。
 井田先輩と行くと聞けば、
なぬっ!?
と驚きつつも
 女性2人を伴って、ピンク映画を観にいく井田先輩

 物凄い目で見られそうな気がしなくもない。
 
 ――空気を読んで、遠慮しておくか


 となるかもしれない。
 人数多い方が良いと言われてば、ご一緒しただろうけど。*]

 
 いえ、基本的に映画は頭を空っぽにして見ます。
 
 そうですね。
 ユーモア、劇中に出されるユーモアには役立ちます。
 知識や文化への理解がないと、
 異国異文化のユーモアを理解するのが難しいです。


[むしろ、映画そのものの知識は却って邪魔になる。
先入観が目を曇らせ、楽しみを減らしてしまうこともある。好きだから得た知識が却って邪魔になるのだから皮肉なものだ。]


 映画はただ楽しめればいいんですよ。
 知識なんておまけに過ぎません。


[思う、誰かこの記憶を全て消してくれないかと。そうしたらあの感動作も、あの話題作も、みんなもう一度最初から楽しめるのに、と。]*

[ B級の解説を聞いて]
 
  犬鳴先輩、さすがッスね
  そこにシビれる、憧れるぅ!!

[ 茶化しつつも、凄いと思っていることと、
 尊敬しているのは、本当です*]

ユーモアかぁ……。

そうですね。
何が面白いのか分かるのには、ある程度の知識が居るのかも。
私も大学の勉強頑張ります。

まだまだ一般教養ばかりですけど。
高校の時より授業が面白く感じるの。

― オススメ映画鑑賞会 ―

  アーサー王伝説も関わってきますね
  そう、マーリンが7人……

  いや、ハリポタの死喰い人と
  不死鳥騎士団と言った方が近いかも

[ 先輩が口にしたタイトルは、知らないタイトルなので、
 どうかな?と不思議そうに首を傾げて。

 それは、コメディなのですか。
 なら、観たい1本に追加しておきましょう。]

 
  サーヴァント同士の戦闘がすごい迫力あって、
  カッコいいんですよ

  衛宮君も、正義の味方になりたいって、
  ずっと思っている子なんで、
  理解しがたい動きをするときもありますが
  応援したくなりますね

[ ふふと、嬉しそうに笑みを零していれば、
 いいことでもあったか、と聞かれて、
 一瞬、目をぱちくりする。]

 
  良いこと、か……
  
       ――――…楽しみにしてたからですかね

[ へへっ、と照れ隠しに、頬を掻く。
 急な誘いに吃驚しつつ、一緒に観ようと約束して
 好きな映画を観れるのは、とても幸せなことだから。]

 
  結構、思い入れも強い作品なんで、余計かな……

[ 正義の味方が、ヒロインを助けたいと奮闘する。
 その道行は、とても残酷で、苦しくて、悲しみの連続だけど。

 その姿を見てると、嬉しくなるから]

  
そこに
  
  TVの中になら、ヒーローがいるって、
  思った初めての作品だからかな

[ TVシリーズ観たのは、いつだったか。
 大分記憶が薄れているので、古い記憶であることは確か。

 感慨深そうに、どこか羨望が混ざった笑みを零してた*]

── ピンク映画with天音さん ──

よーし、それじゃ今度行こう?
あーでも、先輩が教えてくれたタイトルは後二つはなんかモロなんだよねえ…。


[ふむ、と首を傾げつつスマホで検索してみた。
自分は大丈夫だが、いざと言う時に自分だけでは天音を守れないかもしれない。
井田をこちらにも誘うべきか。
そんなことを考えながら検索していると、ああ、と見つけたページを彼女に見せる。]


ピンク映画、ダウンロードしても観れるみたい。
R18からR15+に作り直した作品もあるとか。
それでも良いし。
近くのところだと
『団地妻 昼下りの情事』
『夜汽車の女』
『天使のはらわた 赤い教室』
この三本やってるって。

どうする?


[どれをどの方法で見てみる?と、完全に乗り気なのだった。
なお。井田がそれに巻き込まれるかはまだ分からない。]**

― オススメ映画鑑賞会

 なるほどな。ガンダルフのほうの魔法使いか。

[首を傾げる様子を見ながらひとりで納得。
なお、コメディはコメディだけど聖杯が聖なる手榴弾になるような映画だというのは内緒にしておこう。

楽し気に語る天音をぼんやり見ていたら、目をぱちくりさせるものだから、逆に目をひそめてしまった。]

 
 ふーん……

   ―――まあ俺も楽しみにはしてたけどな。

[その人が好きな映画を一緒に観ようと言って、一緒に観られるのは、幸せなことだ。
多分思っていたよりも、ずっと。]


 正義の味方、ね。

 
……天音は待ってるんだな、ヒーロー。


[零れた羨望の笑みに、つい漏らして。
すっと視線を、画面に集中させた*]

― ピンク映画withさっちゃん ―

  ほう、先輩が教えてくれたタイトル……

[ 二つがモロ。という言葉に、
 小さく苦笑いを漏らしつつ。

 さっちゃんが、検索したページを見せてくれた]

  ダウンロードもできるんだ
  団地妻とは、またベタな

[ ケラケラ笑いつつ、自分の手でも
 どんな作品か調べてみる。
 
 団地妻は、ダメそうな気がする。
 夜汽車の女は、前衛的でシュール?
 笑えると言っている人もいるようだから、
 もしかしたら、ありかもしれない。]

 
  あらすじを観る限りだと、天使のはらわたかなぁ
  夜汽車の女も、ぶっ飛んでそうだから
  ありかも!

  どっちも一応、アマプラで観れそう

[ なんだかんだ乗り気だった。
 ただ、映画館に行くのは、ちょっぴり及び腰であった*]

― オススメ映画鑑賞会 ―

  それは、僥倖
  まぁ、アクション好きなら、楽しいと思います

[ 楽しみにしてたと聞けば、素直に喜んだ。
 そして、衛宮さんちの朝ご飯は、和食で美味しそうだ。

 先輩が、意味深に繰り返した『正義の味方』
 さらに小さく零れた言葉は、映像に集中してて
 ちゃんと聞き取れなかったかもしれない。

 ――待ってるのか、もう諦めてるのか、

 
 聞き取れていたなら、違うと答えていただろう。
 ヒーローのいらない人間になろうと思ってるんだと]

[
          笑顔も、世話好きなのも、
          ヒーローへの憧れ
          綺麗なもので、隠してる


          ――本当は、凶暴で汚い自分を


 映画を観ながら、あまり映像の中では説明されないから

 この紫の髪の子が、桜ちゃんで、
 赤いコートの子が、凛ちゃん
 金髪の青い人は、セイバー

 それぞれが、ヒロインで、セイバーと凛が主軸の話が
 TVシリーズで大分昔にやっていたこととか。
 映画は、桜がヒロインですよ、とか

 そんな話をしながら、じっと画面に視線をやっていた。

 アクションとご飯のシーンは、キラキラした目で見つめてた。
 時折、ちょっと苦い顔して、泣きそうだけど、
 泣きはしない、微妙な表情をして。*]

― 回想  ―

 頼安くんの言葉、素直に受け取っておこうか。
 人に押し付けさえしなければどんな趣味趣向をもっていたって問題はないしな。

[それを恋人だのに求めるかどうかも別問題だしな*]

[B級映画について、これだけ詳しく説明されて何か付け足せるようなものがあろうか。
いや、ない]

 歩く教科書みたいなもんだなぁ

[あくなき探求心とでもいうのかもだけどな。なんて乾いた音をたてて拍手しただろう*]

― オススメ映画鑑賞会*57 ―

 天音の好きな映画だからな。そりゃ楽しみにしてるよ。
 アクションも嫌いじゃないし。

 ……この飯、腹減るな。

[衛宮さんちのご飯はインスタント食品に慣れた目には毒だ。
同時に料理が得意じゃなくてよかったなんて思ってしまう。
これ以上執着するものが増えたらつらい。

喜んだ顔を横目に見て。
零した言葉は聞こえなかったようで、内心胸をなでおろした。
いつもならこんなこと言いやしない。


      
―――こんな醜い嫉妬なんか。
         それも天音にだけは。
]

[いつしか、そんな意識も画面に吸い込まれていた。

なるほど、これは面白い。
アクションに迫力があるのは、アニメだから余計にかもな。

アーサー王が女の子、ってのは一瞬理解に苦しんだけど、隣から挟まれる説明をききながらなんとかついていく。
随分と長いシリーズなんだな、とか。
ヒロインが何人もいるのか、とか。

そんな相槌をいれながら、主人公から目が離せないでいた。
いびつで、もうどこかタガが飛んでいるようで、それでも間違いなくセイギノミカタで。

ちらりと横を向いた時の、崩れそうな顔をみて。]


 ―――……つらい?

[エンドロールを見ながら、問いかけていた。*]

─ Fate

 井田君。


 セクハラはだめですよ。


[井田のそんな顔はあまり見た記憶がない。心配そうなその顔は、だけどいつもの“優しい井田君”ではありません。
そして今にも天音に触れようしそうなそれを制する。
それが杞憂であれば別に良い。だけど、震える指先を、怯えたあの姿を思い出すから。]


 ……正義の味方ってすごいですね。
 信念の強さでしょうか。
 僕には真似できません。


[自分の正義、それすらも定めることはできないだろう。]*

[アベンジャーズという映画を見た時のこと。

何となく有名だったからか、誰かが勧めたからかは忘れたけれど何となく映画館に見に行った。
いわゆるアメコミのヒーローが勢揃いするものである。

結果、シリーズ物だということを忘れてしまって散りばめられていたフラグやストーリーを理解することが出来ず、長い時間であることが追い打ちになってしまって。

映画館から出てきた時は、ようやくとして全話見ようとおもったものである。]

― オススメ映画鑑賞会 ―
 
  そっか……それは、嬉しいです

[ 割とオタク文化バリバリの映画だったので。
 ちょっぴり心配もあったのだけど。

 私が"好き"と言ったから、"楽しみ"と言ってくれるのは、
 信頼されているようで、
 むず痒くて、ちょっと照れくさい。]

[ やっぱり驚きますよね。
 アーサー王が女の子って、私も驚きました。

 プロトタイプは、ちゃんと男性なんですよ。
 なんて、小話を話しつつ、だんだんと口数は減っていく。

 この物語で一番狂ってるって言わてる主人公。
 桜の死んだ瞳が、彼の前ではキラキラして。

 気づけば、クッションを抱きしめて、
 変な顔をしていたら、]

  えっ……?

[ つらいと、問いかけられて。
 一瞬、何を見て、言ってるのか分からずに、
 ゆるりと先輩に視線をやった。]

 
  あぁ、……そう、ですね
  つらい、は、つらいかもしれません

  主人公たちに、容赦ないですよね、この話

[ はは、と乾いた声をあげて。
 作品の登場人物たちが、辛いんだと、伝わっただろうか。
 ――重ねて、しまうのは烏滸がましい程に、
   桜の方が辛いのだし


 そう返した時だろうか、犬鳴先輩の声が聞こえて
 びくッッ!と肩が震えた、吃驚して、]

   
   び、吃驚した、犬鳴先輩いつのまに……
   てか、セクハラって、なんすか?

[ 心拍数が、急上昇して。
 ちょっと胸が痛いぞ。

 胸のあたりをさすりつつ、なぜ、その発言に?と首を傾げた*]

── ピンク映画with天音さん ──

それじゃ、天使のはらわたを観よっか。アマプラで。
ちょっと天音さん連れて箱に行くのはちょっとわたしの中のガードマンがダメって警告しています。


[それにこれなら、モロじゃ無かったし。
そんな事を思い出しつつだった。
画面は小さくなるが仕方がない。
大切な仲間を自分の好奇心の巻き添えにしてはならないのだ。

だからひっそり、2人の時にアマプラでそれを見ようとしていただろう。
勿論、部室なので、途中で誰かが来たとしてもそれは仕方がない。

相変わらず真剣な顔で見ているだけだ。]*

 おわ、犬の字。いつ来たよ。

[扉の音に気が付かないほど集中してたらしい。
犬鳴が部室に来てたのにも気が付いていなかった。

ぺしぺしと自分の首元を叩く。
山だったら遭難しててもおかしくないな。集中しすぎも執着しすぎもよくない。]


 信念だけで、あそこまでできるものかね。
 人間ってもっと汚いよ。
 ……醜いだろ。

[正義なんて、定める気にもならない*]

─ Fate ─

 割と前からいましたよ。
 1回目のエクスカリバーの辺りでしょうか。


[気配を絶ったつもりはなかったが。]


 そうですね。
 汚くて醜いから、あの信念は美しい。
 そう思えるのでしょう。


[盲目的で愚かしいほどに、だけど気高く、何人も折ることのできない正義。それはやはり美しい。]*

 
  ふふふ、そうですね

            人間って――――醜いですよね、


[ ええ本当に。
 二人が話している後ろで、小さく呟く。
 それは、自分もそうだなって思いながら。]

[ 結構前からいたらしい。
 気づかないとは、なんという不覚!!]
 
  衛宮くんは、人として、どっかネジが外れてるんで
  そこがまた、彼の魅力ではありますね

  愚直で、格好良くて、可愛いじゃないですか

[ 好きな作品の主人公が、褒められている気配?に
 我がごとのごとく、得意げな笑みを浮かべていた。]

[他にやりようもあるだろう。
だけど、彼はそれしかやり方を知らない。
そしてそれが、それを押し通すことが、自分のエゴだと理解している。
ただ一つ、憧れた背中、それだけを追って。

間違えても良い。
結果は振るわないかもしれない。
だけど、信念を貫くその心が美しいのだと。

だから、彼は人を苛立たせる。]*

― ピンク映画withさっちゃん ―

  やったー、アマプラで観よう!
  
なぜに!
 私、結構強いよ!!

[ さっちゃんの中のガードマンにダメと言われてしまった。
 ほっとしたのもあるけど、ちょっと悲しみ。

 強いんだぞ。と言うように、拳を握って
 シャドーボクシングをしてみたが、
 猫パンチのようにしかならなかったので、素直に部室で
 パソコンを開いて、2人の時に観始めた。

 最初は、おっかな吃驚、身構えていたけど
 だんだんと、真剣な表情で見つめていた。

 部室のなので、そんな二人を見られても、
 仕方がないのだけどね!*]

 本当かよ。
 やばいな、山降りて気が抜けてる。

 ……早めに冬山籠り、したほうがいいかな。

[いつもならこんなに気が抜けてることはない。
距離感も意識も、もうちょっとはっきりしてるものだが。]


 そうだな。醜くて汚くて、だから美しくて。
 愚直というか無鉄砲というか。

 ――真似は、できないな。

[嘆息。結論はそこだ。
たぶん誰も彼の真似はできない。]

 
 そうですか?

 やってみたら意外とできるかもしれませんよ。
 井田君なら。


[僕は無理ですが。]*

── ピンク映画with天音さん ──

強いと思ってても純粋な筋力ではなかなか男性に勝てないよ、女性は。
だからアマプラで安全圏で見ましょう。
ここならいざとなれば法学部呼べます。
裁判で訴えて勝つぞ。


[そんな冗談を言って、しばし。
明るい部室で見るそれは少し妙な気もした。
昔の作品なので全体的に暗いからだ。
レイプシーンもあるし。
さて、観ている最中やその後、彼女はどうだったか。]


ふむ。大丈夫?


[どうかな、と彼女の肩をポンと叩こうとした。]*

 
 無理。
 俺は犬の字ほど人間信じてないし。

[うっかり。そううっかり。
二人で話してるときの口調で返してしまった。*]

[ ぴくり。
 なにやら、ピリっとする?

 衛宮くん、君は、罪な男だな。]

  ……『Search』観ます?

[ 1作品目は、見終わったので、
 そっと、鞄からケースを取り出して、すーっと
 自分の顔の前に掲げてみた*]

 
 ……そうですか……

 はい、僕は井田君を信じてますよ。


[頑固な男だ。
そんなところもきっと似ている。
こんなにも全然違うのに、だから友人でいられるのかもしれない。]*

[天音の声にすっと立ち上がる。
触れたりはしない、決して。]


 いえ僕はもう帰ります。
 それはまた今度の機会に。


[そうして部室を出ていく、天音と井田の二人を残して。
そう、それは珍しいことだった。
部員と作品を観るタイミングが合わなければ、後で勝手に観るというのに。]**

[そっと差し出されたパッケージを見て。
どうしようかな。それも気になるけれど。]


 二本目続けて観たほうがいいとかある?
 天音のオススメのほうにしよう。

[扉の音に気が付かなかったくらいだ。たぶん落ち着けてない。
ずるいけれど、任せるよ、と口にした*]

― ピンク映画withさっちゃん ―

[ 安全圏でという言葉に、こくこくと頷いた。
 法学部呼べます。と言われれば、確かに!と笑って

 明るい部屋で、仄暗い雰囲気の映画を観る。
 最初の方は、目を開けて見つめていた。

 だけど、だんだん、と苦しくなる。

 名美が、どんどん破滅的な方向へ向かっていく。
 墜ちていく――…

 少しずつ、呼吸が浅くなって、]

   
――ッ、


[ 大丈夫?と言う声が耳に入ってなくて、
 肩に近づく、気配にびくりと身体が震えた。

 隣にいるのが、さっちゃんであることは
 頭の片隅にあったんだけど。

 ぎゅうと縮こまって、身を固くして。
 すぐには声が出せなかった。*]

 ……

 いや、信じるなって。
 俺だぞ。

[らしくもなく、部室を出て行った友人に、ひとこと零す。
似た者同士なんだからそのくらいわかってるだろうに、よ。*]

 
  あれ……

[ 犬鳴先輩は、帰ってしまった。
 先輩同士のやり取りは、自分には要領を得なくて、
 ケースを掲げながら、頭の上に、はてなを浮かべていた。]

[ 犬鳴先輩の去っていた方を、視線で追いつつ。
 井田先輩にオススメを聞かれれば]

  えっと……2作品目は、その、
  私が、一人で観た方がいいですよって言った方でして

  ここで観るには、ちょっぴり刺激が強いかもしれないです

[ ピンク映画を観てたこともあるのに、何を言うのか。
 と思いますが、あのシーンを観ている時に、
 可愛い後輩たちがきてしまったら!!!

 私は、恥ずかしくて死んでしまうかもしれない。
 美しいシーンでもあるので、嫌いじゃないんだけど。]

 
  ……見るなら、おうちで

[ 気恥ずかしくて、頬が少し熱いけど
部室で観るなら、Searchかな。という結論です*]

── ピンク映画with天音さん ──

[彼女の様子が可笑しかったから、触ることはなかった。
そして画面を消した。
そのほうが良い気がしたからだ。]


わたしみたいに、下ネタドーンOKバッチこいなら良いけど。
苦手な人が、無理してみなくても良いと思うよー?
確かにそこにあるの、気になるけどね。
気になるからわたしもみちゃう。
好奇心は猫も殺すって言うけど。


[止めて、部屋の隅にあるポットにお湯がたまってるのを確認して、インスタントココアを作る。
マグカップの一つを彼女に差し出した。
自分のは、ほとんど牛乳だ。]


こう言うの苦手みたいなのに、どうしたの?


[ココアの甘い香りが部室の中に満たされていた。]*

 ひとりで、って言ってもな。
 たぶん説明されないとわかんないしなあ。

[天音を見ながら、悩む。

悩むふり。
俺はずるいよなあ、いつもふりばっかりして。]


 じゃあ、場所かえるか。
 せっかくならまとめて観たほうがすっきりしそうだし。

[理由ばっかりつけている。
素直じゃないのは、間違いないよな*]

── ピンク映画withさっちゃん ──

  ごめんね、さっちゃん

[ 折角、楽しかったのに。
 その雰囲気を壊してしまって、それが辛かった。

 ゆっくり、瞳を開くと、
 すこし白くぼやけた部室が見えて
 だんだん、それははっきりしていく。

 ココアを目の前に差し出された頃には、
 普通に呼吸ができるようになっていた。]

  …………克服したくて、

[ 嫌な記憶から。
 カップを握ると、掌が温かくなって、ほっとする。]

 
  それに、洋画とかって、
  結構、そういうシーンあるでしょ

  そういうのも楽しめるようになりたいなって
  ――荒療治的な、

[ へらっと笑ってみたけど。
 やっぱりちょっと、すぐに、いつも通りとはいかなかった*]

 
  たしかに、一理ある

[ 一人で見ても、意味わからないこと請け合い。
 そう言われると、むむっとちょっと悩んでから。]

  仕方がないな〜優しい後輩が、一緒に観てあげますよ

[ 別の場所で。
 にへらと、笑う顔は、ちょっとやっぱり気恥ずかしくて。
 相変わらず、頬が少し赤くなってたけど。
 悩んだけど、いいですよと返事をしたのです*]

 じゃあ優しい後輩に甘える薄情な先輩になるか。
 うちでもいくか?

[いつもの俺らしくもないと犬の字なら言うんだろう。

悩むふりもなく。
頬が赤い天音に、素直に甘えて素直に我儘を言って。

といっても他にどこかいい場所があるのかも知らないのだけど*]

── ピンク映画with天音さん ──

克服。
うーん、無理にしなくても良いと思うけどねえ。
本気で克服したいなら専門家に任せた方が。

別にこう言うのみなくても死なないんだし。
極論、こう言うのを極力目にしないようにしても生きていけるんだし。
だから謝らなくてよいよ。

洋画とかのそう言うシーンと比較できない量でしょ、これは。


[彼女の主張に苦笑いする。
生きるのに必要なら耐えるけど、そうじゃないなら耐えずにいなくてもよいのに。]


荒療治っていうなら。
チューでもしてみる?


[だから笑い飛ばしてしまえとばかり、自分の唇を指差してにっこりと笑った。
目を閉じて、相手を待つフリまで。]*

―― 回想・その時僕は先輩だった ――

 あー、それな、
 映画をそゆのの口実に使うやつは、万死万死

[映画を観る。その時に隣に誰かがいる。
我ら映画愛好家からしてみれば、ごくごく当たり前の順序なのだが、世の中には映画をいちゃつきの手段やら口実やらきっかけやらにしやがる輩がいるらしい。
それは男に限ったことではないと思うけれど、映画をダシに使うなと思ってしまうのは、映画を愛する身としては当たり前のことだった。]

 んなことしてたら画面見えねぇじゃんなぁ…
 わかんねぇやつは、はじめっからAVでも観とけってんだよ。

[あくまで“映画鑑賞を邪魔される”点において同意を示した櫻井、その頃はまだ小鳥遊の先輩だったのであります。*]

─ ロケットマン ─

[ある、午後のこと。
いつもはあまり見ないジャンルの映画を観ていた。
というのも、同じ監督の前作が世界的大ヒットを受けていたからだ。]


 『Your Song』ぐらいしか知りませんが。


[シンガーソングライターであり、ピアニスト、ライブでは恰好ではっちゃけるおっさん。
そんな印象の彼、エルトン・ジョンの半生を描いた作品だ。]


 主演のタロン・エガートンが歌ってるのですね。
 
 キングスマンの主演もしてて、
 ゴールデンサークルではエルトン本人と共演してます。


[タイトルの『ロケットマン』は、エルトン・ジョンの同名シングルから。
これも『ボヘンミアンラプソディ』と同じパターンだ。]*

── 回想・元彼の愚痴 ──

え。先輩、彼女と並んでAV観るんですか。
え、いやまさか。ちなみにどんなの観るんですか?
AVってどんなもんですかね???


[話が逸れるのはよくある事である。
そんなふうにあの頃は過ごしていた。
一緒に映画を見て、話して、そしてまた映画を見て。
そんな風に穏やかに過ごせる部室がありがたかったのをよく覚えているし、それはきっと今でも。

昔と変わってしまったのは、自分の学年が上がったこと、彼と同じ学年になってしまったことくらい。]**

―― 愚痴を聞いてただけなのに ――

 何その面白空間。

[思わず噴き出した僕悪くないと思う。]

 いやなんで観てんだよ。
 観ないならそゆなのにしとけっつってんのに。

[これだから、映像好きは。つい、観る方に集中してしまうのは、サガとしか言いようがない。
どんなAV観るのかと言う問いは、意図的にスルーした。
だって選ぶほどAV観ないし。興味本位で幅広く観てみたことはあるけれど。
]

 ラブホとか行くと、あるじゃん、そういうの。
 盛り上がるために流す用、みたいな?

[だがそれは、映画ではない。
そもそもの、目的が違う映像だ。
AVなら、キスの前座に使っても良い、と、そういう話だったのだが。

とは言っても、櫻井自身、あまり詳しいわけではない。
恋愛はしたことがあっても、プラトニックに終わることが多かったから…というのも同期だったら知っているかもしれない程度のおはなし。*]

── 回想・なんということでしょう ──

成る程先輩はラブホでAV見たことがおありになる!!!


うわあ、リア充してるんですね、先輩…。
いやラブホ行ったことないですけど。
え、彼女いたんですねそう言えば。過去形ですか現在進行形ですか告白はどちらから。


[思わず手がマイクを差し出す形になる。
まさか先輩がそこでも映像を求めていたなんて。
流石にラブホは致すところでは無いのでしょうか。
そこまで流石に聞けないが。]


流石にラブホは致すところでは無いのでしょうか!



[いや、口に出ていた。]


[そしてこんな会話を大声で部室でしていたのである。
誰に聞かれたものかわかったものでは無い。]*

── 回想・なんということでしょう ──

     
[ガタガタガタッ]


[サアーッと血の気が引く。
よりによって、こんなタイミングで!

こっそり入って、こっそりDVDを借りて帰ろうと思っていたのに。聞こえちゃだめそうなプライベートな話題ぽかったから心をSHINOBIにしていたのに。

小鳥遊先輩の声にびっくりして、DVDラックのひとつに腰を強打した。結果、]


     ご、ごめんなさい…


[のろのろと立ち上がり、盗み聞きを白状した。]*

── 回想・なんというこ…?? ──

わっ!?



[大きな音に驚いて声を上げると、山田がそこにいた。
ということは、これは去年の話だ。
山田一年、小鳥遊二年、櫻井三年。
そうして櫻井は二度目の三年を迎えることになるらしい。]


いや謝らなくてもよいけど。
ラブホは致すところだよねえ?


[何を?なんて。
まさか説明させないよね?と視線で念押し。]**

―― 回想・どうしてry ――

 
待って。

 ちょっっと待って。いやマジで。

[小鳥遊の勢いに、ちょっと返答が間に合わない。]

 いや見たことなくても知ってるよね。
 一般知識だよね????あれ違う????

[それ以外の質問についてはノーコメント貫こうと思ったが、]

 ?!!?

[闖入者に思わず飛び上がった。]

 あ、いや、大丈夫?
 てかいつからいたの山田…

[驚いたのは確かだが、地獄で天使にあったよう。
このまま、うまいこと、話がそれてくれればなぁ、と思ったのもつかの間。]

 
いや、そーだけど!!

 後輩になんて質問ぶん投げてんだ小鳥遊!!!

[巻き込まれそうになっている山田を、つい庇うような愚策に出てしまった。
いやだって。昼日中の部室で、いきなりそんな話振られたら、かわいそうだろ。
場合によっては、この場で唯一の男となってしまった自分が一番分が悪い可能性は、まだ思い至らない**]

── 回想・なん… ──

    ラブ…  いたす…

[急に大きな音を立ててしまったこと、話を盗み聞きする形になってしまったことを謝罪したら、またどろんするつもりでいたのだけど、小鳥遊先輩が「あそこのラーメン屋行ったら味噌だよね?」みたいなノリで質問を投げ掛けるものだから。
言われた単語を反芻して反芻して]


     ヘァ…


[ボン、と音がしそうなほど一気に顔が熱くなった。
けれど女・山田、先輩から投げ掛けられた問いには答えねば!と、さもなんてことないっす顔を取り繕って]

     そうですね

[と返しておいた。
本当はラブホなんて行ったこともないし、漫画や映画のなかでしか知らない場所だけど。なにするかってことくらいはわかるぞ。その、なに、もよくわかってないけど。]

[飛び上がった櫻井先輩をちらりと盗み見る。
ああ先輩ごめんなさい。実は結構前から居たのです。

わたしが答えるのと、櫻井先輩が全力ツッコミしてくださるのと、どっちが早かっただろう。
巻き込まないようにって、庇ってくれたんだなとわかると、表情の読めない先輩ではあるけど、このひとは距離の取り方がうまいなぁっていつも思う。

でも、つい。見てしまう。
先ほどの小鳥遊先輩との会話から、この先輩がこんな人畜無害な雰囲気でありながら、
やることはちゃんとやってんだな
って目でみてしまう。
ラブホにも行ってるし、ラブホで流れるAVだって利用しながらいたしてるんだなって。

すごいや…櫻井先輩…男だぜ…]**

── 回想・いやだってさあ。 ──

ラブホが致す所であるとは存じておりますがAVまで観られるとは某無知で候!



[だってヤルことをヤル場所である。
そのためのアレそれホレソレは知らない。
回転ベッドは絶滅危惧種だと言うことは母の持っていた漫画で知った。
なんて漫画を持っていてしかも見れる場所に置いておくんだ
なんてツッコミは遥か彼方。]


ええー…。私も後輩で女子なんですけどね。



[後輩で、女子なのに。
ラブホでAVの話を持ち出したのは彼だろう。
そんな非難めいた言葉がほんの小さく漏れる。
まあ、自分は平気だし、平気なんだけど。
だから平気なキャラを作るしかない。
確かに山田のように顔を赤らめてしまうだなんて事はないのだから。]

ああ、山田さんごめんね。
女子にこう言う話はきついよねえ…。


[きっとこんなことがあったから、ロマンポルノの話題は男子にしか振らなかった。
女子よりは耐性があるだろうし、一緒にワイワイ話せればよいと思ったからだ。
ごめんね、と素直に謝って、じゃあ今日の映画はなんにしようだなんて話を流してしまう。

でも。その日の映画は、全く頭に入ってこなかった。]**

─ ラブホ談義? ─
 
 ラブホテルではありませんが、
 『ホステル』という作品があります。


[気配薄く黙って聴いたが徐に口を開いた。]


 セックスを目的に欧州をを旅していた青年が、
 罠に嵌められ殺されかける映画ですが───


[東欧スロバキアにセックスし放題の街があると聴いて向かうが、そこは恐ろしい街だった。
旅行者を商品としてオークションにかけ、落札者は思い思いの方法で商品を殺害する。]


 エロではなくグロ、
 ストーリー軽視のスプラッターです。


[拐われて、殺されかけて、脱出する。
捕まった仲間や他の客は残虐な方法で殺されてしまうが。]


 2作目はややストーリーを絡めてますね。 
 ですが、3作目は評判が悪いです。


[需要と供給、1作目でファンになった人たちからはそっぽを向かれてしまう。こういう映画は、シンプルさと衝撃だけがあればいいのかもしれない。]*


    きっ


    きつくない!きつくないです!


[多分、今ならいえる。

知ってた。小鳥遊先輩がロマンポルノを男性陣と語った話も。多分、こういう気遣いなんだということも。

でも先輩だって、女子じゃないか。
見た目が、とか、反応が、とか、
そんなの、関係ない。と思う。

だからわたしは結構長い間
「男性としゃべりたいひと」なんだと思ってた節がある。
そんなこたぁないって、流石にもう知ってるけど。

女特有の、嫌な感覚。やっかみ…やっかみなのかな。別にそれを羨ましいとわたしは思ったことはないけど、でも。口に出したら凄く嫌な奴だし、良い印象は持たれない言葉だと思うから。
こういうこと感じてしまう自分も、また嫌いな部分。


結局その時は話が流れて、みんなで映画観たんだっけ。
犬鳴先輩(と書いて映画レビューサイトと読む)がまた面白い知識と感想を差し込んできた時は、心臓が口から飛び出しかけたけど。(いたのですね先輩)]**

[─── イェルサレムの価値とは?

12世紀、十字軍が聖地を奪取してより100年。
キリスト教国エルサレムは王ボードゥアン4世の元でキリスト教徒とムスリムが共存していたが、サラセンの王サラディンとの束の間の和平の上に成り立っていた。
しかし圧倒的な軍事力を持つサラディンに対し、執拗にムスリムの商隊へと攻撃をしかける聖騎士団。
そんなエルサレムに主人公であるバリアンはやってくる。
王の死、聖騎士の暴挙、そして迫るサラディンの大軍。
バリアンは聖地を守ることができるのか、そして聖地を守る意味とは。]


 オーランド・ブルームは相変わらず恰好いいですね。
 ですが、このお話にロマンスは必要でしたでしょうか?
 無いと固すぎるのでしょうか。


[実際の歴史を、実在の人物をモデルにしてはいるものの脚色は大分多い。その中でもバリアンと王女シビーユのロマンスはその最たるものだが、この作品において妙にチープな印象を与えている気がする。
妻の死に哀しみ、妻への冒涜で罪を犯したはずなのに、またその気高い志が台無しになってはいないだろうか。

天の王国『Kingdom of Heaven』、今でもその王国は存在しない。]*

── ピンク映画withさっちゃん ──

  そうかな……なんか、負けた気がして

[ 誰にというと、よく分からないけど。
 過去の記憶に囚われているようで、
 屈してしまったようで。
 そんな自分が嫌で。

 人を巻き込んですることではないけど。

 さっちゃんの苦笑いに、
 やっぱりちょっと申し訳なかった。]

  え? っ、ふふ
  なになに? 私の初チュー奪っちゃう?

[ 笑い話にしてくれようとする。
 さっちゃんは、やっぱりとても優しい人だ。
 目を閉じて、待つような動作をするから
 
 くすくす笑って、片手で狐のようなポーズをつくれば、
 その頬に指先でキスをするように、近づけた。]

 
   ありがとう

[ へらっと、笑った顔は、いつもに近い笑顔だった。
 それから、せっかくアマプラ開いているから、
 『ファンタスティック ビースト』でも観る?

 なんて、声をかけたりして、
 別の映画を観ようと誘っただろう。

 さっちゃんのおすすめは、今回はなんだったかな?*]

── ピンク映画with天音さん ──

[目を閉じているとまさかの感覚。
ぱち、と目を開けると彼女の指先があった。

正直ちょっと焦った。
初チュー奪ったかと思った。
それは、流石にノリで奪って良いものじゃないと思う。
だから目の前にあるのが彼女の顔じゃなくて、ホッと胸を撫で下ろした。]


お、いいねえ見ようか!
観てるうちに他のメンツも来るでしょー。


[ありがとうも何も聞かなかったことにして笑う。
そして今度は彼女のおすすめ映画に意識を向けた。
思い切り笑ってしまうような作品でも良いかもしれない。

だからどうかいつも通り笑って。
苦手なことがあっても生きていけるよ、なんて、彼女の抱えるものの重さも知らずにいつも通り。]*

― 回想:3D映画について ―

  そういえばさ、3D映画ってあるじゃないですか
  あの、3D眼鏡つけて、観るやつ

[ ある日の部室で、ふと思い出して。
 ぼそっと呟き始めた。]

  初めて観たのが『アリスインワンダーランド』で
  すごく酔っちゃって、あれ以来観てないんですよね

  『アバター』で有名だった気がするんですけど
  最近は、あんまり聞かないような?

[ そういえば……と、思い出した疑問でした*]

── ピンク映画withさっちゃん ──

[ 笑うさっちゃんは、素敵な女の子で
 私は、そんなさっちゃんが大好きです。

 いつも一緒に映画を観てくれた
 従姉弟のお姉さんを思い出したりして。]

  やったー!! 
  私、トランクの中の動物園が好きなんだ

[ いいね!と同意が返ってくれば、
 アマプラで、作品を探して、再生ボタンを押す。

 ゲラゲラ笑えるコメディもいいかもしれない。

 楽しい映画を観て、いつも通りに笑っていれば
 他の人たちもきて、ワイワイできたかな!*]

── 3D映画について ──

あー、あれねー。
私、全く3Dに見えないんだよね。
別件で詳細な視力検査したことあるけど、遺伝的なもので立体が見えにくい目らしいんだー。


[なのでDSも3D機能が無駄になってしまっている始末。なのはともかく。]


最近は匂いとか揺れたりとかするアレ?
アレもどうなの、個人的にあまり好きじゃないなあ。
物によってはそれが楽しいって作品あるのかな?


[疑問にまた疑問が出てきました。]**

─ 立体映像 ─

 
 僕も余り得意ではありません。
 ファイナルデスティネーションの4と5がそうなんですが。
 迫力が増したかというといまいち実感できません。


[おそらくこの辺は人によるのだろう。
天音のように3D酔いしてしまう人もいれば、自分のようにその恩恵を感じられない人も。]


 知ってました?
 昔は3Dメガネって赤と青だったのですよ。


[いろいろな方式があるが、左右に別の映像、色相を見せて立体視を実現している。]*

── 3D映画について ──

昔は、って言うか、場末の博物館のおまけ立体映像にありませんか赤青眼鏡。
那須の方に旅行した時に見たことありますよ。

全然立体に見えなくてもうね……。


[映画じゃないけど。
ノリで見て失敗した気分になったし、そもそもノリで場末の博物館に乗り込んだのがダメでしたの思い出。]*

 
 そうなんですか。
 僕は実物は見たことないのですけど。


[映画スクリーンの前で観客全員んが赤青のグラスを掛けているかと思うとちょっとシュールな光景に思えた。]*

 




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