人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:


 
― to:天ヶ瀬くん ―

[そうやって迎えた三日目。
願い事が見つからないのかと聞かれれば、
私はこう返した。]


 この前も少し話したけど。
 私の考えてることは、幽霊がいなくても
 自分でどうにかしなきゃって、
 元々そう思っていたことだから。

 それにね。何にせよ、
 ずるいお願いの仕方はやめようって思ったの。

 だから私は、もし何か願っても
 少し手を貸してもらうくらいで。
 お願いできなくてもそれはそれで、
 どうにかできるから大丈夫。


[本当言うと、長い間うじうじ悩んでた
過去の自分もいるわけだけど。
そこは多少強がったって許されるでしょ?]

 

 

 じゃあ、これからは
 あおちゃんって呼ぶね。

 だめかな?


 今日はここでお話してる間。

 明日からのことは、また明日話そっか。

 

 

 嫌いにならないよ。
 なる要素あったかな、わからないけど

 うん、ひとまずお願い事預かったから。
 もしもの時は言ってね?

 でも、もしもがなくても、
 あおちゃんが何お願いしてもしなくても

 よかったら昨日教えてくれたお店、
 今度一緒に行ってくれないかな。
 ほら、初めてのお店に入るのって緊張しちゃうし。


[シェアして一緒に食べようって
そこまではまだ書かなかったけど。

女の子になりたい天ヶ瀬くんでも、
女の子になった青葉ちゃんでも、
私はどちらでも、そうできたらいいなって思った。]

 

 
[急いで送ったメッセージは、
やっぱり言葉足らずだったかもしれない。
ちゃんと伝わった自信がなくて、
少しの間、手元から目が離せなかった顔を上げられなかったけど。]



 (猫じゃらしのスタンプ)

 猫ちゃんにちゅ〜るあげてみたいなあ
 うち、ペットいないの。


[途中で送れなかった猫への返信。
なんでもない会話をひとつ、付け足して。]
 

 

── 3rd day 昼過ぎ ──


 大木と話したあと、そして学校を抜け出す前。
 あたしのもとに一通のメッセージ。
 なんて返すか悩むよりも先に、
 未早には『あーそうだよなー』って気持ちが沸いた
 

 『 ごめんね、心配かけてるよね
   生きてるよー。 』


 そんなひとことだけをぽん、と送る。

 

 

 4th dayが来たら、全部伝えよう。
 だから今は

     
    
おつかれ鯖
 って書かれたスタンプ *


 

 

  うん、聞かせてほしい
  時間は、今からじゃダメ?
  今、中庭にいるけど
  あたしが絵音くんのところまで行った方が良いかな

  でも、今はまだ、
  あたしははっきりした答えは出せてない
  それでも、良かったら

  決めてからの方が良いなら、また後で


[ 文面でのやりとりは得意ではない
 だから、敢えて思いは書かない
 授業をサボっていることは暗に伝えるが
 ]
 

── TO:秋氏@──

じゃあ俺が中庭に行く
今外だからちょっと待ってて

なんでもいい。今の秋獅フ気持ちが知りたい
話を聞くくらいは出来ると思う。

[ 文章は極力短く、今伝えるべき部分に留めたつもり。

  話を聞く以外に何もするつもりが無いのではなく、
  全ては会ってみなければ分からない為に。 ]

──グループメッセージ──

 ミッションコンプリートしました。
 >* ))))><

[魚は入れないといけない風潮なのかなと思って
予測変換で出てきた魚の顔文字(?)を添えた。]

─ Last day 夜・千葉 個人宛 ─


  ミッションコンプリートおつかれ!
  今度会ったとき、
  何があったか聞いてもいいか?


[送られたメッセージは文章のみ。

 話すだけならメッセージでもできる。
 また会って話したいという意図が伝わることを祈って]**

──To:大木さん──

おつありです。
昼はメッセージありがとうございました。
グループメッセージのやつ、励みになったんで。

あれから大木さんとも会ってないんで、
俺も話せたら嬉しいです。

明日でも明後日でも、近いうちに。
俺は割といつでも暇です。

[“旧校舎を見たい“以外は願いはなさそうだった大木さんは、
どういう決断をしたのだろう。

願うことは結局なかった自分としては
気になるところでもあったから、
彼の話も聞きたいと思った。]

─ 千葉 個人宛 ─

[色好い返信がすぐにあると、微笑みが浮かんだ。
 自分が送ったメッセージが
 千葉の励みになってくれたのも、とても嬉しくて]


  それはよかった、送った甲斐がある。
  なら近いうちに、放課後にでも
  教室まで行っていいか? 何組だっけ。


[今すぐ日付まで決めるのは難しく、
 とりあえず訪ねやすそうな場所をとクラスを尋ねた]

──To:大木さん──

[3年の教室はちょっと行きづらいんだよなと
思っていたので大木さんが来てくれるらしいのがありがたい。]

ありがとうございます。
俺は2-Cなんで、都合良い時に連絡ください。

[3年生が忙しくなる時期より前ならいつでも良いだろう、
と返事を返す。

場所はどこでも良かったので、お言葉に甘えておこう。]*

─ 千葉 個人宛 ─


  了解。じゃあまたな、おやすみ。


[クラスを教えてもらって、
 簡素な返信をして画面を閉じる。

 都合がついた日には一報を入れるだろう、
 「今日行くから少し残ってて」などと。

 大木は近々行くつもりではあるが、
 いくらこれから3年が忙しくなる時期といっても、
 放課後に人と会って話す時間が
 少しも取れなくなるなんてことはないだろう]**

 

  ありがとう


[ それだけのメッセージを、送って
 話を聞くと言ってくれている時点で、己の出した考えと、
 向き合おうとしているのだとは、知らぬまま
 ]
 

 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  ありがとう
 
  うん、お店も案内するし 彩葉ちゃんちの猫になる
 
 
  すっごく強くなれた気がする
 
  彩葉ちゃん、ありがとう
 
 
[ 思うままに書いてたら、2回も同じこと言ってたけど
  それに気づいたのは送信したあと。

  昨日、彼女にリクエストした曲のタイトル
  それになぞらえて ────
  悩んで、打ち明けて、ひとつ強くなったよ、と ]**
 
 

【人】 鈴掛 未早


 
―― Last day:昼休み


[ 少しだけ時を前後して、昼。
 裏庭のすみっこで購買のこしあんぱん]]をかじる。
 聖奈に送るメッセージのこと考えてずっと>>3:=72
 画面を睨んでいたから、いつにもまして周りは見えない。

 何を食べるかもどこで食べるかも適当、
 決まった相手なんているわけないし。
 けど、静かなところにいたい時はいつもここ。

 お昼の放送がよく聞こえる。
 委員の子が花壇の世話をするのをたまに見かける。>>1:605
 
日によっては違う子の時もあるかもしれないけど、

 そういえばあの子、あの時聖奈と一緒にいた? とか
 ふっと気付きを得たりもする。 ]
 
(285) 2022/10/23(Sun) 1:36:43

【人】 鈴掛 未早


[ 陽気な声の放送は昨日一昨日とは違う声。>>42
 工藤さんの放送も聞き慣れてるけれど
 昨日の特別ゲストはだいぶ新鮮で面白かった>>13>>3:534
 こう、放送部外から呼んだことによって生まれた
 いつもとはだいぶ違う新味というかね。

 そう、今更なんだけど
 私だって名前くらいちゃんと覚えてるよ?>>0:506


 そういえば、お昼の放送は何故かユメリンの曲が多い。
 大槻みたいな熱心なファンが放送部にもいるんだろうか?
 
その熱心なファンのリクエストとは知る由もなく。


 …… 今日の曲は、どこか気分が落ち着く。いい曲だ。 ]
 
(286) 2022/10/23(Sun) 1:37:20

【人】 鈴掛 未早


[ 通知を見る。溜息を吐く。

 ふっと、耳に声が届いたのは
 前からだったか後ろからだったか>>44>>112
 けれど意識が向いたのはきっと、前のほう。

 落ちる声までが聞こえる距離ではない。>>45
 その内心なんてわかるわけもない。

 けど、

 …… 音楽には、技術だけじゃない何かがある。
 歌となればなおのことそうだと個人的には思う。
 合唱なら調和が取れるって大事だけど、ソロだとね。

 つまり何が言いたいのかって?
 拙くても人を惹き付ける歌ってあるよね、ってこと ]
 
(287) 2022/10/23(Sun) 1:37:49

【人】 鈴掛 未早



  [ 送信ボタンを押した。
   あの子が聖奈を思い出させたのかもしれない。 ]

 
(288) 2022/10/23(Sun) 1:38:18

【人】 鈴掛 未早


[ ―― しばらくして届くひとこと>>=4
    気の抜けそうな「おつかれ鯖」>>=5

 様子おかしくても、真剣に悩んでても、
 聖奈は聖奈なんだなぁって失礼な感想を抱いて
 でも、そのことになんだかすごく安心した。

 「結局どうしたわけ」って
 次に会えたら聞いてみようか

       でもそんな未来、訪れると思う?
         …… さあ。わからないな。
*]
 
(289) 2022/10/23(Sun) 1:39:00
 
[願い事がいくつあったって、
全て思い通りになりはしないだろうけど、それでも。

夜の旧校舎。ここに来て送る、最後の確認。]



― to:あおちゃん ―


 私も旧校舎に来ました。

 あおちゃんのお願い事、決まった?

 

 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  僕も今、1階にいるよ。
  そっちに行くね。
 
  うん、もう迷わない。  …… たぶん。
 
 
[ 代わりに命を寄こせって言われたら
  流石に断るからね。だから、" たぶん "。 ]
 
 

─ 未國 個人宛 ─

[未國が意識不明の3日間のいつかの日中、
 個人宛メッセージ]


  入院したって聞いた。
  見舞いに行ってもいいか?


[メッセージはそれだけ。スタンプも何も無い]

 

── 三日後・病室にて ──


 あたしが意識を失っていたらしい三日間。
 多分いろんなひとからのメッセージが
 あたしのところに飛んできていて
 大木のメッセージも、そのひとつ。

 気づいたのは当然三日後のことで、
 片っ端からメッセージを返していく中に
 当然大木からのそれも、含まれていた。


 『 ごめん、意識失ってた
   いいよーもう大丈夫みたい 』


 あたしの返事はとても軽い。
 ごめん寝坊した、みたいなノリで、
 大変に深刻なことを、大木に告げる。
 病院の場所や面会時間も一緒に添えた。

 

 


 送ってから暫くして。
 あたしはもう一通だけ、大木にメッセージを送る


 『 見て、空めっちゃキレイ 』


 病室からの写真を添付する 
 その指は、一瞬だけ止まって、

 
         
…………。



           送信。


 

【人】 鈴掛 未早


 
―― interlude.


[ 私の家は――裕福な方ではあったと思う。
 というか実は今でも厳しいほどではないのだけど。

 稼ぎ頭の父と自由だけど育ちの良さは窺える母。
 一軒家だし、知り合い価格の学生バイトとはいえ
 専属で習い事をさせられるくらいなのだから、まあ。

 そんな両親に拾われた「先生」は
 面倒見が良い人好きのする好青年で、
 私にとっては兄のような、近所のお兄さんのような
 家族並みに近しい、けれど憧れの存在だった。

 今なら彼も、プロの演奏者にはなれなかった
 「夢を見られなかった人」だったのだとわかるけど、
 たぶん教える方の才覚は相当にあったと思う。

 音楽教師になればすごい慕われたんじゃないだろうか、
 って、そうはならなかったことも私は知っているけど。
]
 
(455) 2022/10/23(Sun) 20:19:04

【人】 鈴掛 未早


[ 小さい頃から、
 だいたい何だって「それなり」には出来る子供だった。
 テストの点数が低くて怒られたことはないし、
 かけっこでビリになるとか、跳び箱飛べないとか
 そんなレベルの醜態を晒したこともない。

 人前に出ることは苦手だったけど、
 そういう機会ってある程度避けられるものだし
 小学校に上がる前からコンクールには出させられてたから
 苦手なりに慣れはあったのかもしれない。

 手のかからない子だったと自分でも思う。
 そんな調子だとどうなるかって、きっとよくある話で。
 たぶん、「ある程度できるのが当たり前」で
 「この子は多少放っておいても大丈夫だ」と思われた。

 父は元々仕事で各地を飛び回っていたし、
 母は多趣味で、家事も趣味も両立できる強い人。
 ちょっと夏実に似てるかも。なんて。

 だから私にとって、先生は親より近いひと で
          
誰よりも大好きなひと だった
]
 
(456) 2022/10/23(Sun) 20:20:05

【人】 鈴掛 未早



       [ …… 初恋を叶えてほしかった。>>3:570
           五年前の私ならきっと、
           その願いに魂だって賭けられた。 ]


 
(457) 2022/10/23(Sun) 20:20:35

【人】 鈴掛 未早


[ ピアノを見てもらう時、コンクールの後、
 手を止めて関係ない雑談をしている時でさえ
 向けられた優しい声を、言葉たちを、
 今でも昨日のことのように思い出せる。

 
未早ちゃん
、と呼ぶ声を … まなざしを。


 私よりずっと先を生きている人。
 あまり現実的な年の差じゃないって、
 私だって年々理解はしていったけど。

 それでも、私が続ける限り
 先生は先生でいてくれると思っていた。
 才能がなくても、打ちひしがれても、
 それでも辞めたくはなかった理由。
 もちろん音楽は好き。それもあるし、
 ピアノはあのひとと繋がっていられる唯一の手段だった。 ]
 
(458) 2022/10/23(Sun) 20:21:18

【人】 鈴掛 未早


[ 特別な才能が欲しかった。

 私に特別な才能があれば、
 音楽を一生続けていく未来を描けたかもしれない。
 先生の役目から離れられなくなったかもしれない。

 ピアノを辞めることもなくて、
 今でもずっと先生がそばにいて、>>2:481

    …… 結婚だってしなかったかもしれない ]

 
(459) 2022/10/23(Sun) 20:21:50

【人】 鈴掛 未早


[ 報告を聞いたのは中学生の時で
 けれど優しい人だったから、
 辞める気はないって言ってくれて
 (その頃には先生も就職して普通の会社員になって、
  休みの日の隔週一度だったからというのはあると思う)

 だから私も、辞めなかった。
 褒められた行いじゃない?
 でもそこは、私の勝手でしょ

 音楽も、あのひとも、
 好きでいることをやめたくなかった。
 許される限りは続けるつもりだった。

 それ以上何もする気なんてないから、許してよ

               
…… 許してよ。
]
 
(460) 2022/10/23(Sun) 20:22:21

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 三年前。

 中学三年の夏、父が倒れた。
 幸いにして一命は取り留めたし今でもぴんぴんしてる、
 けど、長期的な治療が必要で、
 当面は今までのように働けなくなって、
 鈴掛家は生活を見直さなければいけなくなった。

 本当は。
 今までより切り詰めた暮らしをすれば
 知り合い価格の月謝なんて払えたはずなのだ。
 最悪私がバイトを始めて、自力で払えばよかった。
 
両親ともに実家はわりと太い方、だと思う。


 けれど、母に言われた時>>0:365
 ああ、親ですらその程度だと思ってたんだって
 もしかしたら裏で、
 辞めさせるよう頼まれてるのかもしれないって

 ―― もう、心が、折れてしまって ]
 
(461) 2022/10/23(Sun) 20:24:03

【人】 鈴掛 未早



     [ しゃぼん玉とんで 弾けて消えて
      そしたらもう、なんにも残らないね ]


 
(462) 2022/10/23(Sun) 20:25:56

【人】 鈴掛 未早



[ 私がいなくても幸せに生きてる人の
 幸せを叩き壊してまで叶えるものではない。
 人の心を曲げるのは、いけないこと。>>3:571

 わかってる。わかってるから。
 過去になってしまったことも、何もかも。

 だから私には何もない。もう誰もいない。


     努力したって、好きでいたって、―――― *]


 
(463) 2022/10/23(Sun) 20:26:43
 
― to:あおちゃん ―


 わかった。じゃあ、上で待ってるから。

 


 ―― To:秋緒ちゃん


  生きてる?


[ それだけのメッセージが届いたのは、放課後。
 授業が終わって少ししたくらいの時間。 ]
 



  秋緒ちゃんなら、きっと、この三日間
  真剣に悩んだんじゃないかな…と思う

  願い事、あってもなくても、
  まだ迷ってるかもしれないけど
  その中で見つけられたものが、
  秋緒ちゃんが生きる上での
  お守りみたいなものになればいいなって

  お姉さんは勝手にそう思います

 



  誰かさんは後悔するなって言うけど
  願っても、願わないことにしても、
  後悔しないようなことって何もないと思う

  (絶対後悔しないって言い切れる
   そんな願いがあるんなら、
   それはそれでいいと思うけど)

  でも、考えたことは、その時間は
  秋緒ちゃんだけが持ってるものだから


  きっと意味があるよ


[ この部分だけはきっと、
 文章量以上に少し間を置いて届いたと思う ]

 



[ うさぎが「ファイト!」って立て札持ってる
 スタンプぺたり。メッセージはそこまで。 *]

 



  ボクはいつも受け取るばかりで
  せなちゃんにも
  学校の友達にも
  貰った勇気も、元気も、優しさも
  何も返せていません。

  今のままのボクは、
  やっぱりボクが好きになれないから
  ボクが誇れるボクになるために
  

 [ 消えてしまったメッセージのなか
   もっと好きになるかもしれないねが 
   ボクに今更許されるとも、思わないけれど ]

 



  ユメリンがいってた
  夢の向こう側へ ボクもいってきます。


[ 学年も違うからそんなに、
  色んな実感はないかもしれませんが。

  ボクはせなちゃんを傷つけました。
  許せなくても、許さなくても
  ……やっぱりそれも、せなちゃんへの
  甘えになるかも知れませんが 

  ちゃんとせなちゃんには伝えたかった。]
 

  

【人】 鈴掛 未早


 
―― Last day:放課後


[ 送信ボタンを押す。
 グループと個人を行ったり来たりしていた
 SNSを閉じて、目も閉じた。

 まだ仲が良かった頃の姉妹の姿を思い出す。
 あれだけ敵わない存在が生まれた時から傍にいれば
 あれだけ出来る子と比べられて当たり前だったなら
 苦しいと欠片でも思わない方が嘘でしょ。
 知らないけど。私は一人っ子だから推測でしかない。

 推測でしかないけど、何か。
 何か、思うところがあって旧校舎に来た方の人だと
 そうは思う。怖いもの見たさとかじゃなくて。 ]
 
(646) 2022/10/24(Mon) 14:14:32

【人】 鈴掛 未早


[ もしも話。

 私がこの三日の間に
 「破滅的な願い」を抱いている人と話していたなら
 きっとこう言っていただろう。 ]


  『いいんじゃないの

   考えて、本気でそうしたいと思って、
   そう願うって、決意したことなら
   私にはそれは止められない

   だってそうして、その後に何があったって
   後悔する自分はもういない・・・・・・・・・・・・んだから
   そういう意味では理に適ってるじゃん』


 
(647) 2022/10/24(Mon) 14:15:15

【人】 鈴掛 未早



  『 …… でもこうやって相談してる時点で
       まだ迷いがあるんじゃない

       それならもっとやりようはあると思うけど』


 
(648) 2022/10/24(Mon) 14:17:03

【人】 鈴掛 未早


[ 通知を見た。溜息を吐いた。>>287

 最高にあいつらしい激励だった。
 脳内再生余裕、ってやつ。

 誰の目にも入らない私は、あの時、
 たぶん仕方ないなって顔をしていた ]

 
(649) 2022/10/24(Mon) 14:18:28

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 後悔するなって言うけど>>3:=20

 「絶対に後悔しない」と言い切れる
 そんな願い、ひとつしかないでしょ

 選択肢を与えられたこと自体を忘れる しか。

 願い事はしないと決めれば
 「あの時ああしていれば」が一生ついて回るし、
 願ったことを後悔しないと言い切れるような
 深刻で切実でどうしようもない願いなんて、
 あいにく私には持ち合わせがないのだ。

 願って叶うような渇望ならよかったのにね ]
 
(650) 2022/10/24(Mon) 14:18:53

【人】 鈴掛 未早



 [ 見て、認めて、愛して。>>3:573

  ただそれだけ。

  だからあの子に、秋緒ちゃんには親近感があって
  放っておくことをしたくなかったのかもしれない ]


 
(651) 2022/10/24(Mon) 14:21:28

【人】 鈴掛 未早



  …… おやすみ


[ 授業は乗り切ったけど、解放感でまた眠い。
 どうせ何もないし、また朝みたいに
 もう少しだけ寝ていようか。
 通知が来たり声掛けられたりすればたぶん起きる

       
でもそんな人、私にはいないでしょ
]
 
(652) 2022/10/24(Mon) 14:22:00

【人】 鈴掛 未早




       [ 言葉を守って忘れることは、
        その全てを無に帰すことは、
        本当に尊重しているといえるのか?

            …… さあ。わからないな。 *]

 
(653) 2022/10/24(Mon) 14:23:20
― to 未早さん ―


  ありがとうございます

  未早さん、部活の後、会えませんか


[ メッセージでのやりとりは苦手で、単純な感謝の言葉のみになってしまうけど
 スタンプすらない、そっけない画面

 未早はもう生徒会もないし合唱部もない
 この申し出は未早を待ちぼうけさせることになるのだけど…… ]
 

 To.健人
 
 おはよー!
 助っ人の大地君です(・ω・´)
 
 ご注文ありがとう
 まぁ、『今だけ』ってのは無理だけど

 でも、心配しないで?
 俺の運って、減るタイプの運じゃないからさ
 君に分けたって、俺の運は変わらないよ

 それから俺の運は、使いこなすのにコツが要ります
 『25%』の時が最強です
 うまく使いこなしてね★

[……『それ』を受け取った時、
 俺はまだ、学校にいた。]

 To.慎ちゃん

 今、逢いに行きます(。・ω´・。)

[メッセージに脈絡があったかどうかは……?]


 ―― To:秋緒ちゃん


  いいよ、終わったらまた連絡して


[ 私も大概そっけない文面を
 スタンプでごまかすことが多いのでね、
 そこはまあお互い様だと思うよ? ]
 

【人】 鈴掛 未早


[ 通知が来れば起きて返して、
 適当に図書室に行って時間を潰そうと
 教室より良い椅子と活字という睡眠導入剤に
 やっぱり寝て過ごして

 連絡が来ればまた起きて、
 「教室」って返してから向かう始末
 
家庭科室からならたぶんこっちの方が早いって
]


  うん…?

  うん どういたしまして
  秋緒ちゃんは……こういうの、
  真面目に考える子かなって思って


[ 三年の教室は一番上。部活動の音が聞こえる。
 同じような暇人がいなくてたいへん安心した。

 瞬く間に舟を漕ぎそうになった私の
 机の上に雑に投げ出した手の指が、
 少しひんやりした手に取られていく>>657

 告白を聞く。>>658 ]
 
(719) 2022/10/24(Mon) 20:52:37

【人】 鈴掛 未早



  …… 朝、

  天ヶ瀬がさ、すごい誤爆してたでしょ

  誰に送ろうとしたかは知らないけど。
  あれ見て思ったんだよね

  死にたい消えたいって思ってる人は、
  たぶん世の中、けして少なくはないじゃん
  この限られたグループの中にわらわらいる、
  ってほどでも絶対ないと思うけど

  秋ちゃんは… 苦しんでたでしょ、たぶん

 
(720) 2022/10/24(Mon) 20:53:06

【人】 鈴掛 未早


[ 人の気持ちなんてわかるわけがない。
 わかると言う方が安易で、軽率だ。

 でも… 夏実のことが嫌いだと、
 突っ撥ねた態度でいる秋緒ちゃんは
 苦しみの中でもがいているように、見えていた。

 だから、死にたかったと言われても驚きはしない。
 そっか、やっぱりな と思うくらいだし

 それに、「死にたかった」は過去形でしょ ]
 
(721) 2022/10/24(Mon) 20:53:21

【人】 鈴掛 未早



  色々あった、その中で

  そこまで思い詰めてた秋ちゃんが
  生きていく、って思えるような
  出会いか気付きかなにかがあったんなら
  私も嬉しいなって思う


[ 未早さんも、と言われるなら>>660
 もちろん、って返して頷いた。

 その「色々」を知る機会があるかはわからない
 もしかしたらずっと遠い未来に、
 そんなこともあったねって昔話にできるのかもしれない

 できたらいいよね、と思う。
 そうやって懐かしむことが出来る仲でいられたら。

 友達の妹、姉の友達、言葉にすると微妙だけれど、
 そう、私は一人っ子だからさ
 勝手に妹のようにも思ってる、昔馴染みの大切な子 ]
 
(722) 2022/10/24(Mon) 20:54:31

【人】 鈴掛 未早


[ ……だからこっちもバレちゃうのかなー
 見通されるような言葉に思わず苦笑してしまう>>661 ]


  いや全然だめ。
  願い事がないわけじゃないはずなんだけど、
  いざ叶えるよって言われると
  ちょうどいいのは思いつかないもんだなって

  やっぱり億万長者でもいいのかもしれない


[ その話をしたのは秋緒ちゃんじゃないけど。 ]


  メッセージでも言ったけど
  何を願っても、後悔しないことはきっとないよ

  願って叶えてもらうことなんてないと思えるのも
  逆に、絶対に後悔しないといえる願いがあるのも
  どっちもそうそうないものだと思うんだよね

 
(723) 2022/10/24(Mon) 20:55:08

【人】 鈴掛 未早



  ………… だから、

  後悔するなっていうのはさ
  後悔しない強さを持ってるから言えることですよ
  願い事なんて思いつかないけど、
  それで何もしなかったとして
  「あの時願ってれば」って、私なら絶対後悔する
  無茶振りになりうるということをわかってほしい

  …… じゃなくて


[ 少し、恨めしげに。
 脱線した言葉が何に対してかは察せられるかもしれない。
 もしかしたらそういうところも似ていたのかもしれない。

 いや、私はべつにあいつのことは嫌いではないんだけど
 むしろどっちかって言えば大事な方よ?
 どうでもいいやつの言葉だったら、私は適当に流せてる ]

 
(724) 2022/10/24(Mon) 20:55:53

【人】 鈴掛 未早




  「それでも生きていく」って意志が大事なんだよ


[ ――そうそう、本当に言いたかったのはこういうこと。 ]
 
(725) 2022/10/24(Mon) 20:56:37

【人】 鈴掛 未早



  … あ。ありがとう
  そっか、秋ちゃん料理部掛け持ちだもんね


[ 椅子を動かして向かい合って、
 持ってきてくれたマシュマロをひとつつまみ
 おいしいって表情をゆるめる

 確かにちょっとぺしゃんこだけど
 つまりそれって伸びしろありってことでしょ、無問題
]


  …… なんか、今日は、

  朝から珍しいことばかり言われるな


[ でも、続けられた言葉をじっと聞いて>>662
 何とも言えない顔をしてしまったな

 ほんとに雪でも降るんじゃない? とか
 さすがに言わないって、それは失礼だから ]
 
(726) 2022/10/24(Mon) 20:58:07

【人】 鈴掛 未早


[ 本当は、「後悔する自分がいなくなる」
 思いつきがもうひとつだけあった
 「好き」であることを忘れられれば
 痛みは消えて生きやすくなるんだろうと

 …… でもきっと、ピアノは弾けなくなる
 私にとって両者は切り離せないもの、
 あの日々の記憶を失うってことだと思うから。

 それは―― 嫌だと思ってしまった

 私はやっぱり、それでも触れることをやめたくなかった ]

 
(727) 2022/10/24(Mon) 21:00:53

【人】 鈴掛 未早



  …… ありがとう

  そう言ってもらえてうれしい


[ マシュマロをもうひとつつまむ
 んー… と、考えるではなくただ言葉を選ぶ ]


  続ける、っていうと微妙っていうか
  べつにその道に進むわけではないし

  でも、辞めるかって言われたら辞めない? かな
  大学入ったらまた合唱サークルとか探すかも


[ 続けるかと言われたら、そう、>>663
 こういう感じの答えにどうしてもなっちゃうから
 でも、そうだね、それでも好きと言ってくれるなら―― ]
 
(728) 2022/10/24(Mon) 21:02:30

【人】 鈴掛 未早




  秋ちゃん、その時は聞きに来てよ
  オープンキャンパスのついでにさ


[ サークルの公開練習なんてよくある話でしょ?
 肯いてくれるなら、私はきっとふふって笑って

 ああ、こんな風に笑うの久々かもなぁって
 誰かに言われたのと似たようなことを、思ったんだ *]
 
(729) 2022/10/24(Mon) 21:03:02


 ─ 支えとなったメッセージ(慎之介)─


  ─ >>慎之介() ─


  連絡ありがとう
  君からのこのメッセージがあったから

  俺は自由に動くことが出来たよ


  終わったよ、俺の三日間
  慎之介はどう?
  今までにないくらい
  頭使っただろ?

  願いがあっても願わずとも
  きっと明日から俺たちの世界は
  同じで、違う。

  また明日、ね。

           この言葉が言えることが
           今は嬉しく思うよ


 

─ 秋月 個人宛 ─


  悔いなく動けたみたいでよかった。
  お前が明日を迎えられることも。

  こんなにいろいろ悩んだり考えたりしたの
  初めてだったな。

  結局オレは本当に何も願わなかったけど、
  この3日間があってよかったと思ってる。

  また明日、昼休みにでも。


  お前今から昨日の昼の記憶失くさないか?


[メッセージはその日の夜遅く、いつもなら
 大木からは返信が無い時間帯に送信されていた]

【人】 鈴掛 未早


 
―― Nightschool at xx:xx


[ 今日も家には誰もいない。

 三年前の一件があって、
 結婚する時に辞めた看護師の仕事に復帰した母は、
 今ではおよそ私とは反対の時間を生きている。
 つまり夜勤が多いってこと。

 洒落っ気のないウインドブレーカーと
 ゆるっとしたシルエットのボトムス。
 マフラーをぐるぐる巻いて、そうすれば
 きっと近い距離でエンカウントしない限り
 知り合いだって鈴掛未早だとは気付けない。

 さすがに制服姿で深夜に出歩いたら色々問題でしょ? ]
 
(821) 2022/10/24(Mon) 23:10:29

【人】 鈴掛 未早


[ 願い事がないわけではなかった。
 それを形にすることができなくて、
 どうにも行き詰まっていた。それだけ。

 願って得るようなもので
 渇望を埋めることはできないとわかっていたから。
 なら何を願えばいいのか、
 思っても何も見えなくて、考えあぐねていただけ。

 考えて、考えて、

 ――― 振り返ってみれば、

 答えは案外その中に転がっているものだよ ]
 
(822) 2022/10/24(Mon) 23:11:16

【人】 鈴掛 未早



 [ 「やっぱり億万長者にしとけばよかった」とか
  しょうもない後悔をする瞬間は絶対ある。
  この先の人生絶対に何度だってある。

             でもそのくらい、許してよ・・・・ ]


 
(823) 2022/10/24(Mon) 23:12:04

【人】 鈴掛 未早


[ あの日行った道を辿る私は
 絶対どう考えても不審者だった。

 誰かに見られたら驚かせたかもね
 でも、たぶんそういうことはない…といいな
 おまえそれ間に合う? ぐらいの
 深夜に出てくる高校生、いない方が良いに決まってる ]


  ―― こんばんは

     ねがいごと、決めたよ


[ 旧校舎の奥、あの日と同じ場所、
 変わらない姿をした、白い幽霊。

 その姿を見据えて、私はすっと笑みを浮かべた ]
 
(824) 2022/10/24(Mon) 23:12:28

【人】 鈴掛 未早



      ――――        。 *

 
(825) 2022/10/24(Mon) 23:12:52

【人】 鈴掛 未早


 
―― それから


[ 長いような短いような三日が過ぎて、
 四日目が来ても聖奈はいなくて、
 えっ本当に生きてる…? って思ってたら
 突然「何も覚えてない!」とかメッセージが来て>>679
 いやどういうことなのか私も聞きたいが!?
 とか思いながら、お見舞いに行ったりして。

 期末やばいなって思ってる?>>752
 なら助ける気はあるよ、できる限り。
 だから戻ってきた聖奈を囲んで
 期末対策集中コースとか開かれたかもしれない。

 囲んでって? って思った?
 そこはほら、夏実とか大木とか巻き込んじゃえ。
 だって私一人じゃ手に負えないかもしれない ]
 
(871) 2022/10/24(Mon) 23:47:06

【人】 鈴掛 未早



[ 聖奈のように記憶が飛んでいるわけではないし
 突然ピアノの音が変わったということも――
 人前で弾く機会がないだけじゃなくないし

 きっと誰が見ても、
 何も変わっていないように見える。
 だって実際、何も変わってないし。

 それでよかった。
 私が欲しいものは、願って得るものじゃないから ]

 
(872) 2022/10/24(Mon) 23:47:29

【人】 鈴掛 未早


[ もしあの日の仲間に、
 何を願ったのかと問われることがあったなら
 きっと私はこう言うだろう。 ]


  秘密。

  まあ、ただのお守りだよ


[ いつ叶うのか、どんな形で叶うのか
 それは私でさえわからない。
 叶ったとしても私は自覚できないに違いない。
 でも、ちょっとした心の支えにはなる。

 だから、お守り。あるいは最低保障。>>=23 ]
 
(873) 2022/10/24(Mon) 23:47:51

【人】 鈴掛 未早



  [ 報われない、満たされない、
   渇望を抱えたままでいたって、
   私はそれでも生きていく>>725

   非凡な天才にはなれない、鈴掛未早のままで **]
 

 
(875) 2022/10/24(Mon) 23:48:15
 




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