人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:


 
― to:天ヶ瀬くん ―

[そうやって迎えた三日目。
願い事が見つからないのかと聞かれれば、
私はこう返した。]


 この前も少し話したけど。
 私の考えてることは、幽霊がいなくても
 自分でどうにかしなきゃって、
 元々そう思っていたことだから。

 それにね。何にせよ、
 ずるいお願いの仕方はやめようって思ったの。

 だから私は、もし何か願っても
 少し手を貸してもらうくらいで。
 お願いできなくてもそれはそれで、
 どうにかできるから大丈夫。


[本当言うと、長い間うじうじ悩んでた
過去の自分もいるわけだけど。
そこは多少強がったって許されるでしょ?]

 

 

 じゃあ、これからは
 あおちゃんって呼ぶね。

 だめかな?


 今日はここでお話してる間。

 明日からのことは、また明日話そっか。

 

 

 嫌いにならないよ。
 なる要素あったかな、わからないけど

 うん、ひとまずお願い事預かったから。
 もしもの時は言ってね?

 でも、もしもがなくても、
 あおちゃんが何お願いしてもしなくても

 よかったら昨日教えてくれたお店、
 今度一緒に行ってくれないかな。
 ほら、初めてのお店に入るのって緊張しちゃうし。


[シェアして一緒に食べようって
そこまではまだ書かなかったけど。

女の子になりたい天ヶ瀬くんでも、
女の子になった青葉ちゃんでも、
私はどちらでも、そうできたらいいなって思った。]

 

 
[急いで送ったメッセージは、
やっぱり言葉足らずだったかもしれない。
ちゃんと伝わった自信がなくて、
少しの間、手元から目が離せなかった顔を上げられなかったけど。]



 (猫じゃらしのスタンプ)

 猫ちゃんにちゅ〜るあげてみたいなあ
 うち、ペットいないの。


[途中で送れなかった猫への返信。
なんでもない会話をひとつ、付け足して。]
 

 

── 3rd day 昼過ぎ ──


 大木と話したあと、そして学校を抜け出す前。
 あたしのもとに一通のメッセージ。
 なんて返すか悩むよりも先に、
 未早には『あーそうだよなー』って気持ちが沸いた
 

 『 ごめんね、心配かけてるよね
   生きてるよー。 』


 そんなひとことだけをぽん、と送る。

 

 

 4th dayが来たら、全部伝えよう。
 だから今は

     
    
おつかれ鯖
 って書かれたスタンプ *


 

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目午後・中庭 ―

[ ああ、そういえば秋月が声を掛けていたな、と、
 先輩の風貌や雰囲気から思い出していると、
 名字ではなく、名前の方を呼ばれて驚いた ]


  ええ……???


[ 白瀬の妹、よりは余程マシな気もするが、
 その印象はその印象で心外すぎる……
 己は禁断のバターサンドのことをよく知らないのだ
 だが、あのグループメッセージにおいて名前と繋がるとすればそれであるのは仕方ない、仕方ないが……
 目線は不満を隠せていなかったと思う
 ……と思っていたのだが、まさか千葉が犠牲者になった(?)とは知らず、
 更に心外な印象を抱かれているとは……知らない方が幸せなのかもしれない
 ]
 
(72) 2022/10/21(Fri) 17:12:17

【人】 白瀬 秋緒

 

  そーですか……
  良かった、すね


[ さっきということは、地雷を踏んだ上で更に仲良くなった、ということだろうか>>3:562
 雨降って地固まる、というか
 まー、本人も、どこか満足げに見えたから
 青春だな、と思っていた

 ……が、青春というよりは願い絡みの方であったらしい ]


  え  ……あ


[ 復唱された名に出たのは驚きと、>>3:562
 それから苦々しさ>>3:557 ]


  そ……………っか そう……


[ 少し間を置いて、独り言のように呟いた
 地雷を踏み抜いた上で、良い方に進んだ、とそのようなことを千葉は言った
 この人が言うのだから、恐らく絵音は良い方に進んだのだろうと思う
 それこそ、“願いを変えられる”ような ]
 
(73) 2022/10/21(Fri) 17:13:07

【人】 白瀬 秋緒

 

  そう、ですか……


[ 絵音の詳しい事情は、実は己には殆ど分かっていない
 それこそ地雷の内容が何か、も
 だから、だから、彼を変えるのが、自分でなくて良かったと思った
 己は、少し、泣きそうな顔をしていたかもしれない

 今後とも仲良く、と、
 その言葉が、絵音の未来と、未来の明るさを示しているように思えて ]


  ……ありがとう、ございました


[ これを言う資格は、恐らく己にはないことは分かっている
 長く距離を置いていて、それでも身勝手に詰め寄った妹には
 だけど、絵音の未来を掴んでくれたことに、感謝してもしきれないから
 これで“最後”だから、と、身勝手に感謝を告げた ]
 
(74) 2022/10/21(Fri) 17:13:51

【人】 白瀬 秋緒

 

  いえ、あたしは、別に、
  絵音く、……絵音さんと、親しい訳でも、ないので……


[ だからこそ、夢は覚めるものだと思っている>>3:557
 家族な訳でもないし、たぶんよろしくされる機会はないのではないかと思う>>3:563
 絵音くんのことよろしくお願いします、と、託す資格すらないだろう ]
 
(75) 2022/10/21(Fri) 17:14:22

【人】 白瀬 秋緒

 
[ あたしが絵音くんを殺させなくても、死なないなら、
 もう大丈夫、だから

 己がどんな願いを選ぶにしろ、
 絵音のこれからに、己がいる必要はないのだから、と* ]
 
(76) 2022/10/21(Fri) 17:15:40

【人】 白瀬 秋緒

 
[ そのメッセージを受け取ったのは、千葉と別れた後だっただろうか
 それとも、手の平の中のスマホが震えるのを感じて、
 話し中であっても反射的にそちらを見てしまったかもしれない ]


  ……、あ


[ そこにあったのは絵音からのメッセージ
 神様に会って、そして帰ってきた、という>>3:=65
 忘れられることもなく、消えることもなく、今こうして、言葉を交わせる状態で ]


   か、 いと、くん……

   …………よかった……


[ 詰めていた息を吐く
 呟きの声は震えて、視界が滲んでいく
 スマホを強く握り締めてしまう

 千葉から聞いていたから、絵音の考えが、最初とは変わったであろうことを知っていたけれど
 思い出の中だけでしか生かし続けられないと思っていた彼と、また言葉を交わせている事、
 それを絵音本人に証明されたことで、強く安堵した ]
 
(81) 2022/10/21(Fri) 21:10:00

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 絵音が願いをどう変えたのか、詳しくはまだ分からない
 けれど破滅を選ばなければそれで良し、なんてことはなく、>>3:528
 絵音が抱えなければいけない苦しみは、まだたくさんあるのではないだろうか
 現実的な解決策を望まなかった彼だ
 現実で何かが変わったところで、全てが丸く収まるということはないはず
 絵音が苦しみから解放されるなら、絵音が消えることが最善だとさえ、己は思っていたのだから

 だけど、

 だけど己はやはり、絵音がそれでも生を選んでくれたことを、嬉しいと思ってしまう ]
 
(82) 2022/10/21(Fri) 21:10:38

【人】 白瀬 秋緒

 
[ その未来も、明るさを示している
 だから絵音はきっともう、大丈夫、で

 つまり――あとは己の問題だ

 己の生を、絵音の選択に委ねなくて良いのならば、
 決定権が己に戻ってきたということ

 だから、自分自身で、決めなくてはいけない ]
 
(83) 2022/10/21(Fri) 21:11:16

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――ああ、ずるいな、と思う

 そう、兄のようだった少年を殺させてやるかと言った手前、
 彼から妹のようだった少女を奪わせるのは有り得ない

 ずるいな、今の絵音くんは
 知ってたけど 最近まで知ろうともしなかったけど
 でもそれが、あたしみたいに脅してる訳じゃないのは、分かってる ]
 
(84) 2022/10/21(Fri) 21:12:34

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 最初の願いは既に選べない

 じゃあ、今のあたしの気持ちは、
 ……あたしは、 ]
 
(85) 2022/10/21(Fri) 21:13:20

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ―――――――― ]


 
(86) 2022/10/21(Fri) 21:13:52
 

  うん、聞かせてほしい
  時間は、今からじゃダメ?
  今、中庭にいるけど
  あたしが絵音くんのところまで行った方が良いかな

  でも、今はまだ、
  あたしははっきりした答えは出せてない
  それでも、良かったら

  決めてからの方が良いなら、また後で


[ 文面でのやりとりは得意ではない
 だから、敢えて思いは書かない
 授業をサボっていることは暗に伝えるが
 ]
 

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――考えていることがある

 だけどまだ、気持ちは、願いの形にはならない
* ]
 
(87) 2022/10/21(Fri) 21:15:16
── TO:秋氏@──

じゃあ俺が中庭に行く
今外だからちょっと待ってて

なんでもいい。今の秋獅フ気持ちが知りたい
話を聞くくらいは出来ると思う。

[ 文章は極力短く、今伝えるべき部分に留めたつもり。

  話を聞く以外に何もするつもりが無いのではなく、
  全ては会ってみなければ分からない為に。 ]

──グループメッセージ──

 ミッションコンプリートしました。
 >* ))))><

[魚は入れないといけない風潮なのかなと思って
予測変換で出てきた魚の顔文字(?)を添えた。]

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目午後・中庭 ―

[ 千葉は、己の思考を待ってくれていた
 感謝を告げると、返ってきたのは予想外の言葉>>79 ]


  え?
  ……あたしは、お礼を言われるようなことは、

  ……でも、そう、なのかな……


[ 確かに、ここまであからさまならば、
 己も絵音と何かあったことを察するのは容易だろうが
 絵音がどの時点で願いを変えていたのか知らなかったから
 メッセージを見て、己に譲歩はしてくれるとは信じていたけれど、
 彼の願いを、その時点で別のものに出来ていたとは思ってもいなかった
 だから、お礼を言われる方の資格もない、と思うから
 素直に受け取れない ]
 
(141) 2022/10/22(Sat) 12:44:01

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………


[ その「津崎絵音」を己は何も知らないのだな、と思う>>80
 千葉と絵音の関係性を知らないから。クラスメイトの方が近いと、こちらは思っていた

 でも確かに、千葉は地雷を踏んだ結果仲良くなったと言っていた
 千葉と絵音の今後が生まれたのもさっきなのだろう

 「仲良くなりたい」ことを否定は出来ないが、肯定も出来なくて黙る ]
 
(142) 2022/10/22(Sat) 12:44:27

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 今の「津崎絵音」を己は何も知らない ……知らなかった

 今は、それでも昔の面影があることを知っているし、
 その姿の理由も察してしまった

 置いて行かれたとか、
 勝手な疎外感とかは、もうなくて
 あの少年だけではなく、今の絵音も全て含めて、
 津崎絵音の未来を喜べる程度には近付くことが出来た

 絵音の未来に己が居らずとも良い、とは思う
 関わる資格も、今更ないと思っている
 けれどそれは、許されるかどうか、怖いだけなのかもしれない ]
 
(143) 2022/10/22(Sat) 12:44:56

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ……これから、かあ* ]


 
(144) 2022/10/22(Sat) 12:45:18
─ Last day 夜・千葉 個人宛 ─


  ミッションコンプリートおつかれ!
  今度会ったとき、
  何があったか聞いてもいいか?


[送られたメッセージは文章のみ。

 話すだけならメッセージでもできる。
 また会って話したいという意図が伝わることを祈って]**

──To:大木さん──

おつありです。
昼はメッセージありがとうございました。
グループメッセージのやつ、励みになったんで。

あれから大木さんとも会ってないんで、
俺も話せたら嬉しいです。

明日でも明後日でも、近いうちに。
俺は割といつでも暇です。

[“旧校舎を見たい“以外は願いはなさそうだった大木さんは、
どういう決断をしたのだろう。

願うことは結局なかった自分としては
気になるところでもあったから、
彼の話も聞きたいと思った。]

─ 千葉 個人宛 ─

[色好い返信がすぐにあると、微笑みが浮かんだ。
 自分が送ったメッセージが
 千葉の励みになってくれたのも、とても嬉しくて]


  それはよかった、送った甲斐がある。
  なら近いうちに、放課後にでも
  教室まで行っていいか? 何組だっけ。


[今すぐ日付まで決めるのは難しく、
 とりあえず訪ねやすそうな場所をとクラスを尋ねた]

──To:大木さん──

[3年の教室はちょっと行きづらいんだよなと
思っていたので大木さんが来てくれるらしいのがありがたい。]

ありがとうございます。
俺は2-Cなんで、都合良い時に連絡ください。

[3年生が忙しくなる時期より前ならいつでも良いだろう、
と返事を返す。

場所はどこでも良かったので、お言葉に甘えておこう。]*

─ 千葉 個人宛 ─


  了解。じゃあまたな、おやすみ。


[クラスを教えてもらって、
 簡素な返信をして画面を閉じる。

 都合がついた日には一報を入れるだろう、
 「今日行くから少し残ってて」などと。

 大木は近々行くつもりではあるが、
 いくらこれから3年が忙しくなる時期といっても、
 放課後に人と会って話す時間が
 少しも取れなくなるなんてことはないだろう]**

 

  ありがとう


[ それだけのメッセージを、送って
 話を聞くと言ってくれている時点で、己の出した考えと、
 向き合おうとしているのだとは、知らぬまま
 ]
 

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――来ると言ってくれたから
 己はそこで、彼が帰るのを待っていた ]


  ……おかえり


[ ベンチから見上げて、絵音と同じように苦笑する>>94
 遠目で見ていた普段の絵音とは違う格好だということは少し驚いたけれど>>3:78
 それでもやはり成長した姿は己の知る「絵音くん」とは違うものだから
 それが離れていた時間を思わせる ]


  ……良かった


[ 先程画面の向こうで呟いたこと
 メッセージには何も載せなかったから、己の口で本人へと
 けれどもう一度、直接会話している事を思うと、
 やっぱり泣きそうになって、ダメだな
 可笑しそうな苦笑から、やっぱり表情が、しおらしいものになってしまう ]
 
(187) 2022/10/22(Sat) 18:17:58

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 隣に座る絵音にそのまま目線を移す>>95
 空を見上げる絵音の言葉を、静かに待つ

 「色んなことがありすぎて」とは、
 きっとこの三日間の事でもあるし、
 ……己と絵音が離れていた間の事も含まれているのだろうと思う
 沢山話すことがある、沢山話されないと分からないくらい、己は今の絵音の事を何も知らない ]


  …………え?


[ でも、最初に聞こえたのは言葉は予想外だった
 まさか、まさか絵音から感謝されるとは思っていなかった
 彼の願いを不完全にするような、それでいて脅しみたいなお願いだったのに
 感謝されるとは思っていなかったし……彼の願いを変えられているとも、思っていなかったから
 先程の千葉との会話を思い出す
 千葉の言っていたことが正に事実であったのか、と>>79 ]


  …………


[ それ以上は、何も応えられずに、黙って、続きを聞いていた ]
 
(188) 2022/10/22(Sat) 18:18:38

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 語られるのは、ピアノを辞めた理由と、願いの理由
 まず思ったのは、そんなことになってたのか、という感想
 ピアノ教室が閉じられたことは知っていたけれど、それも絵音に絡んでいたのだな、と思う
 息子がそうなったらピアノ教室を続けるのは難しい、と納得はすれど、
 絵音の家庭環境までは推測出来なかった

 とはいえ、自分を苦しめているのは、自分なのだと言った彼だ
 例え周りが優しかったとしても、そう考えてしまっていたのなら、辛いだろうな、と彼の願いの理由を聞いて思う

 それはやはり、己と似ているところがあるのかもしれない
 姉に優しくされて、惨めなように
 己は何も持たないから、何の価値もないと思ってしまうことも
 ……同じ願いであっても、理由は多少違うことには、今気付いたけれど


 でも、簡単に分かるとは言えない。と、いうか、分からない
 己はピアノを辞めた人間であるし、そもそもピアノに愛されてもいない
 似ていたとしても、絵音が今まで感じていた事を、正確に理解出来る訳もない ]
 
(189) 2022/10/22(Sat) 18:19:48

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……そっか


[ ……薄々思っていたことだが、どうも己は、
 真面目な話を聞いた時の反応の表出が淡白だ
 内面で考えていることはなくもないのだけど、それが分かる形で表れるかと言われると難しい

 たぶん、己の表情は複雑だ>>96
 憂うようでもあったから、哀れんでいると思われてもおかしくないのではないだろうか
 しかし単純な同情や哀れみよりも、色々、考えていた

 絵音の辛さが己の持つものと重なって、苦しいという気持ち
 絵音がその願いに至ってしまったことが哀しいという気持ち
 しかしそれでも、今ここに居てくれることが嬉しいという気持ちと

 話だけを聞くならば、手が治って、またピアノを弾けるようになれば全てが上手くいくように見えるが
 話はそう単純ではないのだろう
 分かる範囲であっても、ブランクによって前のように弾けるまでは苦しいだろうということは分かる

 絵音のこれからを思うと、……こちらが泣きそうな気持ちになるだとか 
これを同情と呼ぶならそうだろう

 でも、その苦しみを背負ってでも生きる事を選んだのが、やはり、どうしようもなく嬉しい ]
 
(190) 2022/10/22(Sat) 18:20:19

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ううん


[ 同情されたくないなら、哀れまれたくないのなら、
 故に消えたいと願う程なら、知られたくないのはそうだろうし>>97
 ……ああ、それで千葉先輩クラスメイトともそうだったのかな、と妙に納得をした
 己に踏み込まれなくないというよりも、絵音側の問題だったらしい
 
 絵音の辛いこと――ピアノ、を、忘れた絵音が帰ってきたら、己はどうしただろうな、と思う
 己は……もう一度絵音にピアノを弾いてほしいと、思っていた訳ではないけれど、
 ……一生、一番愛した物を思い出せない絵音の姿を見るのは、やはり辛かったかもしれない
 「絵音くん」と「津崎絵音」は完全に切り離されて、「絵音くん」を己の中で生かすことを選んだかもしれない

 それを選ばなくて良かったのは、恐らく、千葉先輩の功績で、 ]


  …………うん


[ 諦めなかった己のおかげ、なのだろうな、とも思う ]
 
(191) 2022/10/22(Sat) 18:21:18

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 二人きりの教室で久しぶりに話して、踏み込まれるのを拒まれていると感じたけれど
 それでも言葉を重ねて良かったなと思うし、
 それに、最後の質問を、絵音に答えてもらえて良かったなと思う
 そうでなかったら、きっと呼び掛けることもしなかった
 否、出来なかった
 諦めたかどうかまでは分からない
 けれど、己は最初から絵音の願いを変えようとしていた訳でないから
 絵音の事を気にしたまま、何も出来なかった事を勝手に悲しんでいたかもしれない

 だから、結果的にであっても、
 彼の何かを自分が変えられて、良かったと思う
 それは、望んでいたことだったから>>2:472
 ]
 
(192) 2022/10/22(Sat) 18:21:47

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……良かった

  絵音くんが帰ってきてくれて、
  やっぱり、良かったって思う

  それに……
  絵音くんが、苦しくても未来に生きようとしてるのが、
  嬉しい


  ……良かった。あたし、あの時、ちゃんと、選べて

  だから、……ありがとう


[ こう言っても許されると、今は思う
 絵音のための言葉というよりは、己が嬉しいという、自分のための言葉だったけれど ]
 
(193) 2022/10/22(Sat) 18:22:43

【人】 白瀬 秋緒

 
[ それから、
 同じ願いに至った人が、同じく生に苦しみを抱いていた人が、生きることを決めたのを見て、己に置き換えて、感じるものもある、訳で ]


  ……あたしは、
  あたし、は、……

  ……絵音くんに「生きていてほしい」って言われて、
  ……絵音くんのこと、覚えておきたいと思って、
  生きるってことを、考えてた


[ 幸せに生きる道があるのなら、と揺らいだとき>>2:127
 そこで初めて、己はここで消えない選択の方を見た
 そしてそれから、己を賭けて絵音にお願いしたときに、
 優しい祈りと、殺させてやるかという意地となら、生きていけるのではないかと考えていた>>3:173 ]


  そしたら……他にも覚えておきたいこと、沢山あるなって、気付いた

  絵音くんとの思い出、
  料理部が楽しかったこととか、
  委員会は居心地が良かったこととか、
  先輩たちとの思い出とか


[ それは己が消えてしまったら、もう己の中には残らないもの
 二度と思い出せず、感じることもないもの ]
 
(194) 2022/10/22(Sat) 18:23:51

【人】 白瀬 秋緒

 
  ……捨てたくないもの、沢山あるなって だから、

  捨てるのが、惜しくなった
 
(195) 2022/10/22(Sat) 18:24:22

【人】 白瀬 秋緒

 

  だからあたし、生きようと思う

  思い出と生きていきたいなって、思う

 
(196) 2022/10/22(Sat) 18:25:23

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 例え、殺させないという意地の方が無くなっても、
 沢山の忘れたくない思いとなら、生きていける気がした

 そう思えたのは、絵音が己の幸せな生を祈ってくれたのが、切欠だから
 今なら、素直に受け取れる気がした ]


  ……でも、幸せに生きるって、
  やっぱり、どうすれば良いのか分からなくて

  だから、幽霊神様への願い事は、まだ、決められてない


[ 人生への賭けには乗れるかもしれないが、辛く苦しいことに変わりはなく、
 願いでそれを良いものに出来るなら、それで良いのだけれど、
 そんな上手い願いは未だ、思い付いていない

 ひとつだけ思い付いた願いはあった
 だけどそれも今は、違う気がしている
 ]
 
(197) 2022/10/22(Sat) 18:26:14

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………………でも、さ

  絵音くんへの新しい願い事は、あるんだよね


[ 先程よりも言い淀む
 己の選択を告げるよりも勇気がいるってどういうことなんだよ、と思うけれど
 やはり絵音に対して、昔、兄のようであった人に対して、臆病なのだと思う

 ずるいな、と思う
 これからの絵音の未来に己は必要ないとか思っておきながら
 昔の妹分であることは散々盾にとって、兄の優しさに漬け込んでいる ]
 
(198) 2022/10/22(Sat) 18:26:45

【人】 白瀬 秋緒

 

  あたし、絵音くんのこと、好きだよ

 
(199) 2022/10/22(Sat) 18:27:29

【人】 白瀬 秋緒

 
[ かつての兄であろうと、好きでなかったらここまでしていない
 「好き」であることは当然の事実で

 …………と言ったところで、これでは正しく伝わらないことに気付いた ]


  あ、いや……
  恋人になりたいとか、付き合いたいとかじゃ、なくて……


[ あーもう面倒くせーな、社会通念ってのは
 男女でそれだけ伝えても、そのままでは正しく伝わらない
 好きをその意味のみで縛らないでほしい ]
 
(200) 2022/10/22(Sat) 18:28:04

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 自分に向けられる兄のような視線が
好き
だった>>2:126

 例え絵音の視線が姉に向いていても、
 例え姉の方が絵音に向いていても、
 何も気にならないくらいには、
 その兄としての優しさが好きだったし、
 妹分であることに特別感を感じていた ]

 
(201) 2022/10/22(Sat) 18:28:56

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ……そうか、あたし、
 ずっとそんな風に

 大切な“誰”人に、愛されたかった“何”を求めてたのかもしれないな ]

 
(202) 2022/10/22(Sat) 18:30:24

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ もしも、赦されるなら>>143 ]

 
(203) 2022/10/22(Sat) 18:30:52

【人】 白瀬 秋緒

 

  だから、
  これからも、また、仲良くしてください、絵音
先輩


 
(204) 2022/10/22(Sat) 18:31:50

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 後輩から呼び掛けるには便利な言葉
 それで己が、「絵音くん」との思い出だけではなく、
 今の「津崎絵音」の未来に生きたいと伝わるだろうか

 ……きっとまだ怖くて、不安そうな顔をしている* ]
 
(205) 2022/10/22(Sat) 18:31:59
 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  ありがとう
 
  うん、お店も案内するし 彩葉ちゃんちの猫になる
 
 
  すっごく強くなれた気がする
 
  彩葉ちゃん、ありがとう
 
 
[ 思うままに書いてたら、2回も同じこと言ってたけど
  それに気づいたのは送信したあと。

  昨日、彼女にリクエストした曲のタイトル
  それになぞらえて ────
  悩んで、打ち明けて、ひとつ強くなったよ、と ]**
 
 

 
[願い事がいくつあったって、
全て思い通りになりはしないだろうけど、それでも。

夜の旧校舎。ここに来て送る、最後の確認。]



― to:あおちゃん ―


 私も旧校舎に来ました。

 あおちゃんのお願い事、決まった?

 

 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  僕も今、1階にいるよ。
  そっちに行くね。
 
  うん、もう迷わない。  …… たぶん。
 
 
[ 代わりに命を寄こせって言われたら
  流石に断るからね。だから、" たぶん "。 ]
 
 

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 語り手としての絵音は落ち着いていて、>>241
 どこか清々しいような、余裕のあるような様子
 だから、こちらも話を受け入れる余裕のあるままに、聞き手となれたのだと思う

 笑い掛ける絵音に対し、>>241
 昔と今の絵音が混ざり合うような心地を覚えながら
 放課後の教室の時とは、違う穏やかな表情に、少々驚いたのも事実
 それでもそこで反応を返すことは出来ずに、ただ瞬きだけが増えた ]
 
(371) 2022/10/23(Sun) 15:21:01

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……うん うん

  ……良かった、本当に


[ 己が嬉しかったということを、絵音に伝えただけの言葉
 けれどそれは、素直に受け取られた>>243
 絵音が自身で選べたことが、本当に良かったと思う
 だからこそ、自分も選ばなければいけないし、
 それでも同じように選べる気がした

 それから、絵音の周りに、己のように働きかける人間が居て良かった、ということも、勝手に
 ……ああ、これが千葉の言っていたのと同じことなのかなと、思った>>155 ]
 
(372) 2022/10/23(Sun) 15:21:32

【人】 白瀬 秋緒

 
[ そして自らが語り手となる間は……あまり、相手の反応を気にしていられなかった
 絵音とは逆に己の考えを言葉にするだけで精一杯といったところ
 だから聞き手から大きな反応がないならば、そのまま話を続けた

 今の絵音が、己が生きるという選択を喜ばしいものと捉えると、思っていなかったのかもしれない
 己がメッセージで生きると言ったから、生きる理由は気にしないものだと
 それにこれからの未来の絵音が、己を気にしてくれるとも、思っていなかったから


 つまり絵音にとって、関係のある話といえば、むしろこちらかと思っていた
 だからこそ、言い淀んだのはこの先、で
 昔の面影を感じるその反応に、少し安堵して、言葉を続けた>>246 ]


  え……?


[ 間抜けな声に、こちらが驚く>>247
 あたし変なこと言ったかな
 結局それは、恋愛感情と思われたのでは?という解釈に言ったのだけど ]
 
(373) 2022/10/23(Sun) 15:22:10

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 「好き」に決まってるじゃん、馬鹿

 心の中で、呟いて ]
 
(374) 2022/10/23(Sun) 15:22:35

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 避けていたのは、距離を置いていたのは、
 勝手に惨めさを感じていたのは、勝手に疎外感を感じていたのは
 こちらも同じくそうだった

 その気持ちも、姉への劣等感で塗り潰されて
 本当の願いも忘れていたのだな、と思う ]
 
(375) 2022/10/23(Sun) 15:23:11

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 願っても叶うとは限らないけれど

 願わなければ叶うことはない口に出さなければ伝わらないから ]
 
(376) 2022/10/23(Sun) 15:23:32

【人】 白瀬 秋緒

 

  絵音、くん……

  ……ありがとう


[ 昔とは違う呼び方、昔と今の重なる笑み、それから未来への迷いなき返事>>251

 また昔に戻って呼んでしまう名前に、もう苦笑は滲まない
 「絵音くん」と「秋緒ちゃん」も、確かに存在した自分たちの一部だから

 不安そうな顔に喜色が滲む
 けど、ごめん、やっぱり泣きそうになって、
 表情が歪むのは抑えられなかったかもしれない ]

 
  っ、


[ 嬉しくて
 嬉しくて、涙が溢れるのを抑えきれなくて
 でも、絵音が何か話すなら、慌てて拭った ]
 
(377) 2022/10/23(Sun) 15:24:02

【人】 白瀬 秋緒


  …………


[ 絵音からの言葉を、ただ静かに聞いていた>>252>>253
 それは、今ならば、ちゃんと受け取れる気がした ]


  ………………うん


[ 淡白な反応しか出来ない己が、今は憎い

 幸せになるということの本当の意味>>252
 現実的な解決策を先に提案されてことを考えれば分かった事だろうが、
 改めてきちんと言葉にされると、身に沁みるし、
 素直に嬉しく思える ]


  …………そっか ……そっかあ……


[ 幸せに進むための、ささやかな願い
 そうか、それで良かったんだな、とひとつの答えを見た気がした ]
 
(378) 2022/10/23(Sun) 15:25:06

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………うん
  ……そう、だね そう 

  ……そう、だったんだ、ね


[ 「大切なのは、願った先でどう生きていくか」

 願いは全てを叶えてくれるものじゃない
 例え何かが叶っても、どこかでまた辛いことに当たるかもしれない
 全てを終わらせるならそれで良かったけど、
 これからも生きることを選ぶなら

 大きく何かを変えるより、小さな幸福を願って、
 それによって己自身で変わっていき、
 己自身で未来を変えていく方がいい ]
 
(379) 2022/10/23(Sun) 15:25:42

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ありがとう、絵音くん


[ 今度は涙を拭わずに、相手の方をしっかりと見て

 生きようとする切欠をくれてありがとう
 それから、たくさんの祝福をくれて、ありがとう と ]


  ……頼りにしてますよ、先輩


[ 差し出された手を取る>>254
 握られたら柔らかく握り返そう
 ああ、やっぱり、温かさは、変わらないな ]
 
(380) 2022/10/23(Sun) 15:26:10

【人】 白瀬 秋緒

 

  あたしが生きられるように、助けてほしいし、
  あたしの幸せをこれからも、願っていてほしい

  だから、あたしの幸せに、絵音くんも、居てほしいな


[ 心が楽になる場所のひとつであってほしいと思う
 己を苦しめない人間のひとりであってほしいと思う

 己が幸せだと思う世界に、絵音が居てくれたらと思う ]
 
(381) 2022/10/23(Sun) 15:27:03

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 一度きりの祈り遺言よりも

 永久の祈り手助けの方が、

 きっと良いに決まってるのだから ]
 
(382) 2022/10/23(Sun) 15:27:31

【人】 白瀬 秋緒

 

[ あどけない少女のように、笑って、願った* ]


 
(383) 2022/10/23(Sun) 15:28:07

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目・放課後 ―


  青葉先輩


[ 普段と変わらぬようなその姿に、どこか安堵を覚えた>>3:565
 ……否、己にも色々ありすぎたのだから、天ヶ瀬にも何もないとは思わないけれど
 それでも、どこか穏やかな日常が戻ってきたようで
 何しろ今日の授業はほとんどサボってしまったし

 一緒に行くことを了承されれば、こちらも頷いて、並んで調理室までの道を行く>>3:566 ]


  えっと……


[ これを聞かれたのが今でなかったら、もう少し重たい気分になっていたかもしれないが
 今の己には、何気ない質問だと思える程度には、心が軽くなっていた ]


  まだ行ってはなくて
  ……内容も、まだはっきりとは決まってない、ですけど

  ……でも、もう悩んでて、辛くはないかな、って……


[ そう言う己の顔は、普段とあまり変わらなく見えたかもしれないし、
 ――もしかしたら、少し明るいものが、見えたかもしれない
 悩んでいたことは天ヶ瀬には言っていないから、反応に困るかもしれないけれど ]
 
(384) 2022/10/23(Sun) 16:31:03

【人】 白瀬 秋緒

 

  青葉先輩


[ 立ち止まって、呼び止める
 天ヶ瀬は振り返ってくれただろうか ]


  えっと……料理部に入るとき、
  ……誘ってくれて、ありがとうございました

  あたし、料理部に入って、良かったって思ってます

 
(385) 2022/10/23(Sun) 16:31:44

【人】 白瀬 秋緒

 

  皆でお菓子を作るのも、皆でお菓子を食べるのも、
  あたし、好きでした

 
(386) 2022/10/23(Sun) 16:32:13

【人】 白瀬 秋緒

 
[ いつか、分からないとしか言えなかったもの>>0:469
 いつも、嫌いでないとしか思えなかったもの>>1:436
 それを“好き”だと、今なら言えた ]


  だから、ありがとうございます

  ……前にマカロンくれたときも、その、
  ありがとう、ございました


[ いつか、己が調理室でキレた時のこと
 謝ってはいなかったけど、……感謝も伝えていなかったから

 天ヶ瀬の反応はどうであっただろうか
 己の方はというと……ここで気付いた
 これってお別れを言っているように聞こえるのでは?
 天ヶ瀬の言っていた精算に聞こえるのでは……と>>3:=1
 そんな未来があったかもしれないことも、また事実だけれど
 ]
 
(387) 2022/10/23(Sun) 16:33:04

【人】 白瀬 秋緒

 

  あ、いや、あの、だから……
  な、何が言いてーかというとですね……


[ 気付いてしまった可能性に、慌てて言葉を足す ]


  ……これからも、よろしくお願いします、青葉先輩


[ 料理部の先輩として、と
 深く頭を下げる

 料理部という居場所も、捨てるのが惜しくなったもののひとつで
 せめて引退するまでは、失くしたくないと思う場所
 だから“これからも”、青葉先輩が卒業するまでは ]
 
(388) 2022/10/23(Sun) 16:34:11

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 覚えておきたいと思ったものの数々>>194
 捨てるのが惜しいと思った気持ち>>195

 生を見たのは絵音の言葉と絵音への行動が切欠だったが、
 それ以外の、己の意思で生きていく意味を見つけ出したのは――
 天ヶ瀬からのメッセージが、切欠だった>>3:=1

 もしも己が何かしらの“破滅”を選ぶとして>>3:334
 天ヶ瀬のメッセージの言うことを聞くとして>>3:335

 精算しようとする時のことを考えた
 己に寄り添っていてくれていた人の事を考えた

 ……そうしたら、
 忘れたくないもの、失くしたくないもの、
 手放したくないもの、捨てたくないもの
 沢山、沢山、あたしの中にあるって気付いた

 捨てるのが惜しくなる程に
 破滅を選ぶには、釣り合わない程に
 
(389) 2022/10/23(Sun) 16:35:17

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ だから、ありがとうございます、青葉先輩
   あたし、これからも、生きようと思います* ]


 
(390) 2022/10/23(Sun) 16:36:00
─ 未國 個人宛 ─

[未國が意識不明の3日間のいつかの日中、
 個人宛メッセージ]


  入院したって聞いた。
  見舞いに行ってもいいか?


[メッセージはそれだけ。スタンプも何も無い]

 

── 三日後・病室にて ──


 あたしが意識を失っていたらしい三日間。
 多分いろんなひとからのメッセージが
 あたしのところに飛んできていて
 大木のメッセージも、そのひとつ。

 気づいたのは当然三日後のことで、
 片っ端からメッセージを返していく中に
 当然大木からのそれも、含まれていた。


 『 ごめん、意識失ってた
   いいよーもう大丈夫みたい 』


 あたしの返事はとても軽い。
 ごめん寝坊した、みたいなノリで、
 大変に深刻なことを、大木に告げる。
 病院の場所や面会時間も一緒に添えた。

 

 


 送ってから暫くして。
 あたしはもう一通だけ、大木にメッセージを送る


 『 見て、空めっちゃキレイ 』


 病室からの写真を添付する 
 その指は、一瞬だけ止まって、

 
         
…………。



           送信。


 

 
― to:あおちゃん ―


 わかった。じゃあ、上で待ってるから。

 

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目・朝 ―


  …………そま先輩
  ……おはよう、ございます


[ 己の探していた人声を掛けられたとき、>>149
 繕うことも出来ず、昨夜から心の中で幾度か呼んだ名が出た ]


   ……っ、


[ なんで、酷い状態だとバレてしまうんだろうなと思った>>150
 己が余程分かりやすいのか、
 それとも普段に比べ余程酷い顔をしているのか
 未早はともかく、工藤や秋月、己の周りの人間が鋭いのか

 目の前の先輩は平気そうに見えていて、
 それでも色々のあったのだろうと本人の言葉から思う
 だとしたら、そま先輩は強い人だな、とも
 ずっとそんな風に感じていたのは、
 やはり守られていた後輩だから、だろうか
 相手も不器用だということは、下から見ていると気付かない>>152
 ]
 
(490) 2022/10/23(Sun) 21:34:23

【人】 白瀬 秋緒

 

  そま、先、輩………

  ……あたしの話、聞いてくれませんか


[ 吐き出していいと、思いの内を話しても良いという言葉>>151
 そのために探していた人だけれど、先にそれを言われてしまった
 声が震えてしまう、情けなく表情が歪む
 縋るようにねがいごとをした ]


  …………


[ そま先輩、挨拶に出なくて良いのかな、とか、今更な事を考える
 人が居る方からは離れた所に連れてきてしまった
 でも、上手く話し出せない。何を言うべきか分からない
 黙って、俯いて、 ]
 
(491) 2022/10/23(Sun) 21:34:52

【人】 白瀬 秋緒

 

  はい?????


[ 秋月の言葉にぽかんとした顔をした>>153
 こんな状況で何言ってんだこの人……の意味であるけれど、
 同時に心が少しだけ軽くなったことに気付く

 大丈夫ですよそま先輩
 ふーふーするぐらい、エアなでなでよりは普通の事だと思うんで……
 情けないとは思わないけれど、恐らくそこまで夢も見ていなかった
]
 
(492) 2022/10/23(Sun) 21:35:24

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………………そま先輩って、不思議な人ですよね


[ 本当に不思議な人だな、と苦笑する
 そのままの勢いで、話し始めた ]


  そま先輩、あたし、やっぱり

 
(493) 2022/10/23(Sun) 21:35:58

【人】 白瀬 秋緒

 

『 
姉さんのこと嫌いになれない
 』


 
(494) 2022/10/23(Sun) 21:36:28

【人】 白瀬 秋緒

 
[ いつか聞かれて、今まで引き伸ばして来た答え>>0:420
 考えるまでもなかったこと>>1:170
 しかし素直に言葉になることはないもの ]
 
(495) 2022/10/23(Sun) 21:36:48

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 心の中、呟いている

 嘘だよ、本当は、>>1:353

 姉さんのこと好きなんだよ>>1:354 ]

 
(496) 2022/10/23(Sun) 21:37:13

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 本当は、上手く出来たお菓子を姉さんに食べてほしかった、とか
 素直になれずに空気まで壊してしまう己が憎い>>0:471 

 姉が両親に反発するたび、心を痛めているのを知っている>>1:348
 ……姉さん、今なんて受験生なのに
 あたしの心配までしないでよ
 こんなの、絶対良い環境な訳がない

 あたしは姉さんのこと、悲しませてばかりだ>>1:349
 そんな痛ましい顔を見るのが嫌だ>>1:431

 狂ってしまう、憎しみで、惨めさで、
 ……その優しさで>>2:313 ]

 
(497) 2022/10/23(Sun) 21:37:41

【人】 白瀬 秋緒

 
[ だから、

    あたし 姉さん
  ……
あいつ
あたし
の視界から居なくなるように、

  あたしが、ここから消えればいい
 >>1:615 ]
 
(498) 2022/10/23(Sun) 21:38:11

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 本当は、姉さんが居なくなれと願ったことなんて、ない>>2:312

 姉さんの方が世界に必要とされていて、
 姉さんはこの世界から居なくならない方が良い

 だからあたしが消えるのが最善なのだと、ずっと思っている>>3:17

 ただ死ぬだけならば
 周りの人のことなどどうでもいい、死んだら、何も感じないのだから

 でも姉さんは……姉さんは、悲しんで、心を痛めるだろう
 姉さんのそんな顔見たくない、から

 だから存在ごと消す事が出来るなら
 これはチャンスだと思った>>2:122

 絵音のように全てに忘れ去られたいからではなく、
 己はただ、姉に忘れてほしいがために、己の存在を消したがった
 ]

 
(499) 2022/10/23(Sun) 21:38:41

【人】 白瀬 秋緒

 
[ “姉さんには幸せになってほしいと願う”>>2:130

 “美しい人間はずっと知らずに幸せでいればいい”>>2:189

 だけどあたしが幸せにならないと、姉さんは幸せになれないから
 あたしが生きるだけなら彼にあげても良いと思ったけど
 姉さんの事を考えるなら、あたしはどうすればいいんだろう>>3:181>>3:316 ]

 
(500) 2022/10/23(Sun) 21:39:19

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 姉さんのことが嫌いだ
 あたしに優しくする姉さんが嫌いだ
 あたしが怒られるのは姉さんのせいじゃない
 勝手に折れたあたしが悪いし
 受け入れられないあたしが悪い

 それも全部受け止めて、そうじゃないと思うからこそ、
 あたしを励まして、家の中で唯一あたしの方を向いてくれている

 だから嫌いだ
 そんな美しい人間性が、本当に
 憎らしくて、憎らしくて、 ]

 
(501) 2022/10/23(Sun) 21:39:47

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 何でも優秀で、こちらを影に隠し、
 それでいて出来ない奴の気持ちなんて分からない

 姉さんの事を、嫌いだと思う、憎らしいと思う
 だけどそれでも、姉さんを嫌いになれない

 どうしたって、
している ]

 
(502) 2022/10/23(Sun) 21:41:05

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……姉さんのこと、好きだよ……

  でも、姉さんこと、嫌いで、憎らしいのも、本当で、
  だからあたし、姉さんのそばにいたくない、
  あたしなんか、いない方がいい……、

  でも、これからも生きなきゃいけないのなら、あたし、あたし…… っ、

 
(503) 2022/10/23(Sun) 21:41:53

【人】 白瀬 秋緒

 

  わからない、どうやって生きればいいのか、
  わからない、

  どうしたら生きられるのか、わからない


  わ、から、ない、 っ…………


[ 誰にも言うことのなかった思いを、
 その飴に甘えて吐き出す
 次々と溢れていく言葉は震え、涙声に濡れて、
 最後には泣き叫ぶようになってしまう ]
 
(504) 2022/10/23(Sun) 21:43:01

【人】 白瀬 秋緒

 

  姉さんには、しあわせていてほしい、

  だから、ねがうなら「姉さんの幸せ」、なのかな、……


[ 俯いて顔を覆う
 その間から、ぽつりと落ちた音 ]
 
(505) 2022/10/23(Sun) 21:43:22

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 保証のない未来は怖い>>3:437

 だから、
 あたしが何をしても姉さんが幸せで居られる確証が得られるのなら、
 ……あたしは、生きていくことが出来るかな ]
 
(506) 2022/10/23(Sun) 21:43:45

【人】 白瀬 秋緒

 

 [ あたしの声に、何か答えてくれますか、そま先輩* ]


 
(507) 2022/10/23(Sun) 21:44:44

【人】 白瀬 秋緒

― 三日目・放課後 ―


  青葉、先輩……


[ 頷く青葉先輩と目が合う
 この人は己と目線が近いのだと今更気付いた

 緩やかに、穏やかに微笑む天ヶ瀬は、何でもないことのように応える>>442
 己が調理室を飛び出した時も、何でもないように、あっけらかんと、お菓子を置きにきたことを思い出す
 今ならなんとなく分かる
 青葉先輩は何も考えていない訳ではなく、それが青葉先輩なりのやり方であるということ ]


  ……はい、そーですね
  ……ありがとうございます


[ 青葉先輩はきっと、いつも己の、関わる人の、心が軽くなるようにと望んでいて、それを現実にするために動いている
 だから……素直に、甘えようと思う
 その柔らかな救いに

 己に何があったかを、いずれ天ヶ瀬に話すことがあるかもしれないし、ないのかもしれない
 天ヶ瀬の願い事もいつか聞ける日は来るのだろうか。でもそれは、知らずとも良いことなのかもしれない

 だからこそ微笑んで、日常のまま、並んで歩いた ]
 
(559) 2022/10/24(Mon) 2:37:12

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 己の伝えたかった事を伝えて
 それは一方的なもの、というか、自己満足のようなものだったけれど
 あと、ハラハラさせてしまったけど

 驚いたような反応をしていた天ヶ瀬が口を開いて出た言葉が、
 それを受け取ってくれた言葉だったから>>443
 聞いて、内心少し泣きそうになった
 顔には出なかったけれど安堵の表情はしていたと思う

 あたし、この三日間で、泣きそうになってばっかだな
 ……心が泣きたくなることはずっとあったけれど、ここまで目まぐるしくはなかったと思う
 それだけ素直に、どこにも出せずに隠されていた心を、己で認められたのかもしれない
 でも今は、悲しみではなくて、嬉しい涙だな

 青葉先輩はやっぱり、人を笑顔にする天才なのかもしれない
 おどけたようなお辞儀に、笑みが溢れた ]
 
(560) 2022/10/24(Mon) 2:38:02

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……はい

  そーですね
  みんな、一緒に。あたしも、そうしたいです


[ “明日”と
 その約束に応えられることを、嬉しく思う>>444

 みんな、というのなら、己が考える手助けをしてくれた人たちを、呼ぶのも良いのかもしれない
 だって甘い匂いの漂うあの部屋は、誰もを受け入れているのだから

 そんな日常を想像出来る程に、未来を想うことに何の重苦しい気持ちもなかった ]
 
(561) 2022/10/24(Mon) 2:39:30

【人】 白瀬 秋緒

 
[ いつかまた道に迷って行き詰まった時
 その時は天ヶ瀬に頼るのかもしれなくて
 その時の青葉先輩は、もしかしたらいつもの青葉先輩とは雰囲気が違って見えるかもしれない
 あのメッセージのような

 だけど己は、それでもきちんと向き合おうと思う
 あのメッセージが、道標をくれた時のように

 代わりなんていない>>445
 そう、誰も己の代わりにはなりはしなくて
 ……この人のことも、哀しませずに済んだのだ

 青葉先輩の後輩であることを、捨てなくて良かった
 青葉先輩と、これからも放課後の日常を過ごすのだろう
 それは、生きているからこそ感じられる、幸せなこと* ]
 
(562) 2022/10/24(Mon) 2:40:15

【人】 白瀬 秋緒

 
[ また涙を、拭ってもらえたらと思う>>483
 いや、ちょっと恥ずかしいか、やっぱ

 沢山見える笑みに、幾度も安堵してしまう>>484
 でもこれからも、全てを含めて、沢山機会が訪れると良い

 ただ純粋な、「生きていてほしい」という祈り>>485
 最初は受け取れなかったそれ
 やっぱり今でも、身勝手だとは思うけれど
 あたしはそれに救われた ]
 
(572) 2022/10/24(Mon) 3:05:25

【人】 白瀬 秋緒

 
[ でもやっぱり、一時的じゃダメなんだよ>>2:124
 絵音くんがそれのひとりであっていてほしいと思うよ

 だからあたしは、確かな言葉が欲しかった
 だから彼に永久をねだった
 ……やっぱりあたしは、絵音くんの“妹”だ ]

 
(573) 2022/10/24(Mon) 3:07:11

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……うん


[ 受け入れた言葉に、どこか幼い少女のように応える
 望んでいたものが叶えられた、無邪気な音 ]
 
(574) 2022/10/24(Mon) 3:08:08

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……約束!

 
(575) 2022/10/24(Mon) 3:09:13

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 彼の提案に頷いて、そして絡まる小指
 それはあたしを繋ぎ止めて、>>488
 そして絵音くんを繋ぎ止める糸>>487
 言葉と共に、大切なものを貰っちゃったな

 幼き日、幾度も重ねたような形の誓い
 始まりを告げる約束を、今* ]
 
(576) 2022/10/24(Mon) 3:10:40

 ―― To:秋緒ちゃん


  生きてる?


[ それだけのメッセージが届いたのは、放課後。
 授業が終わって少ししたくらいの時間。 ]
 



  秋緒ちゃんなら、きっと、この三日間
  真剣に悩んだんじゃないかな…と思う

  願い事、あってもなくても、
  まだ迷ってるかもしれないけど
  その中で見つけられたものが、
  秋緒ちゃんが生きる上での
  お守りみたいなものになればいいなって

  お姉さんは勝手にそう思います

 



  誰かさんは後悔するなって言うけど
  願っても、願わないことにしても、
  後悔しないようなことって何もないと思う

  (絶対後悔しないって言い切れる
   そんな願いがあるんなら、
   それはそれでいいと思うけど)

  でも、考えたことは、その時間は
  秋緒ちゃんだけが持ってるものだから


  きっと意味があるよ


[ この部分だけはきっと、
 文章量以上に少し間を置いて届いたと思う ]

 



[ うさぎが「ファイト!」って立て札持ってる
 スタンプぺたり。メッセージはそこまで。 *]

 



  ボクはいつも受け取るばかりで
  せなちゃんにも
  学校の友達にも
  貰った勇気も、元気も、優しさも
  何も返せていません。

  今のままのボクは、
  やっぱりボクが好きになれないから
  ボクが誇れるボクになるために
  

 [ 消えてしまったメッセージのなか
   もっと好きになるかもしれないねが 
   ボクに今更許されるとも、思わないけれど ]

 



  ユメリンがいってた
  夢の向こう側へ ボクもいってきます。


[ 学年も違うからそんなに、
  色んな実感はないかもしれませんが。

  ボクはせなちゃんを傷つけました。
  許せなくても、許さなくても
  ……やっぱりそれも、せなちゃんへの
  甘えになるかも知れませんが 

  ちゃんとせなちゃんには伝えたかった。]
 

  

【人】 白瀬 秋緒

― 放課後 ―


  …………未早さん……?


[ そのメッセージが届いたのは、放課後と呼ぶべき時間だった
 何しろ己は教室に戻れるテンションではなく、
 泣いた赤い目を冷ますためにも、やはり中庭で秋風に吹かれていた
 日が傾いていく。風が涼しくなっていく
 月はまだ昇っていないけれど、やがて昇れば期限の夜が来る

 その前に料理部には行っておきたかったから
 ぼんやりとして随分と落ち着いた心と共に、日常に戻ろうとした時だった ]


  …………


[ 姉のようなメッセージ
 結局、二日目の朝に頭痛薬をもらったきり、未早には会っていなかった
 だけどずっと、心配させていたのかもしれないな、と思う
 やっぱり、未早にはお見通しなのかもしれない ]
 
(654) 2022/10/24(Mon) 14:33:42

【人】 白瀬 秋緒

 
[ そうだね、未早さん
 あたしはこの三日間本当に色々あって
 ……色々考えることが出来た
 現状に苛立ちを覚えることしか出来ずに立ち止まっていたあたしが、
 久しぶりに、頭の中がすっきりした気分な気がしている ]
 
(655) 2022/10/24(Mon) 14:33:56
― to 未早さん ―


  ありがとうございます

  未早さん、部活の後、会えませんか


[ メッセージでのやりとりは苦手で、単純な感謝の言葉のみになってしまうけど
 スタンプすらない、そっけない画面

 未早はもう生徒会もないし合唱部もない
 この申し出は未早を待ちぼうけさせることになるのだけど…… ]
 

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 部活の後、と言ったのは、料理部に行きたかったのがひとつ
 それから……己の作ったお菓子を、未早に渡したかったのが、ひとつ

 その日の料理部での己は、随分と真剣で、随分とテキパキと動いていたと思う
 でも変な目で見る人いねーんだよな、ここには

 作り上げたマシュマロを持って>>444
 例えメッセージの返事がなくとも、約束がなくとも、
 彼女を、探していた ]


  未早さん、


[ その姿を見つけたら、その指を取ろうとする>>606 ]
 
(656) 2022/10/24(Mon) 14:34:52

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 体温を分け合うことは叶っただろうか
 ……というか、己はさっきまで洗い物をしていたから、
 むしろ己の手が冷たいかもしれない ]


  未早さん、メッセージ、ありがとうございました

  あたし、ほんとにこの三日間、色々考えました
  だから……未早さんのメッセージ、嬉しかったです
  未早さんの言う通りだなって、思ったんで


[ 向き合う形になっているだろうか
 文字で伝えづらい思いを、素直に伝える ]
 
(657) 2022/10/24(Mon) 14:35:19

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……未早さん


  あたし、ずっと死にたかったんです



[ 敢えてこういう言い方をした
 眩しくて死にそうと言ったのを真似て……ではないけれど>>1:34
 それで姉が関係あると伝わるかもしれないし、
 むしろ眩しくて死にそうのように、軽い意味と捉えてもらっても構わない ]
 
(658) 2022/10/24(Mon) 14:35:54

【人】 白瀬 秋緒


[ これはきっと、この三日間だからこそ言える事
 もしも明日になったなら、絶対口に出すことはないもの

 吐き出すように言った消えたいという願い>>1:615
 投げやりに言ったいなくなりたいという願い>>2:315

 でもこれは、今までのそれではなくて、
 落ち着いた思考の末

 誰かに聞いてほしいではなくて、
 ただ、未早に知っておいて欲しかったから、で ]

 
(659) 2022/10/24(Mon) 14:36:34

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……だけど、色々、色々あって……

  ……あたし、生きてます>>=22
  これからも、生きていきます
  だから未早さんも、これからも、よろしくお願いします


[ もしかしたら何があったか、それを話す事もあるのかもしれない
 だけど、それは、己の願いの内容を知らないのならば、ない未来、だ ]
 
(660) 2022/10/24(Mon) 14:37:20

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……未早さんは、願い、決まりましたか?
  ……未早さんが考えたことも、無意味じゃないと、思います


[ ……それとも、未早自身にとっては無意味な三日間だったのかもしれない、と思う
 これは長い付き合いの勘、だけど

 未早に己の差異が分かるように、
 己も未早の考えていることが少しくらい分かってもおかしくない、という話
 あるいはなんとなく仲間意識を持っている故、なのかもしれはい>>1:530
 ]


  ………疲れたときは、甘いものを食べると良いそうです

  だから、一緒に食べませんか


[ 持ってきたマシュマロを差し出す
 彩葉とのプリンのように、青葉とのマカロンのように、
 分けて一緒に食べませんか、という

 ……実はあまり上手くは出来ていないそれ
 でもきっとこれから上手くなる予定なんで
 この出来も、覚えておいてもらえればと思う
 ]
 
(661) 2022/10/24(Mon) 14:37:58

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………………未早さん

  ……これは姉さんが言ってたんですけど……
  姉さん、未早がピアノ弾いてて良かった、って
  ……言ってたんですよね
  未早さんのピアノ、好きだって


[ 姉とまともな会話をしたのは遠い過去だから、これは姉が一方的に話し掛けてきたことだ
 自分の辞めたピアノを引き続ける姿が、眩しく見えたらしい
 ……こう言われても、もしかしたら、己と似た立場の未早は、嬉しくないかもしれないが
 でも、死にそうと思っても、今でも姉の隣にいる人だし
 姉のこと
嫌いではないのではないかと>>2:241 ]
 
(662) 2022/10/24(Mon) 14:39:04

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……あたしも、そう思います
  未早さんは、続けてて良かったなって


[ もし姉の言葉が受け取れないのなら、己の言葉ならどうだろう>>1:531
 コンクールに出てすごいね、と言ったのは昔の己だけれど>>1:530
 プロを目指さずとも、趣味だとしても、続けていく未早は眩しく思える ]


  ……続けるんですか? ピアノ


[ 部活はもう引退してしまったけれど、
 未早にも未来があるならば、ここで終えなくても良い話だ ]
 
(663) 2022/10/24(Mon) 14:39:18

【人】 白瀬 秋緒


[ マシュマロをかじる
 きっとずっと、何気ないトーンで話している
 それは己も色々と吹っ切れたから、で

 ……それから己にとっての未早は、
 姉というよりも、仲間意識と親近感を持った、友人のような人だから、と、そんな気持ちで* ]
 
(664) 2022/10/24(Mon) 14:40:44
 To.健人
 
 おはよー!
 助っ人の大地君です(・ω・´)
 
 ご注文ありがとう
 まぁ、『今だけ』ってのは無理だけど

 でも、心配しないで?
 俺の運って、減るタイプの運じゃないからさ
 君に分けたって、俺の運は変わらないよ

 それから俺の運は、使いこなすのにコツが要ります
 『25%』の時が最強です
 うまく使いこなしてね★

[……『それ』を受け取った時、
 俺はまだ、学校にいた。]

 To.慎ちゃん

 今、逢いに行きます(。・ω´・。)

[メッセージに脈絡があったかどうかは……?]


 ―― To:秋緒ちゃん


  いいよ、終わったらまた連絡して


[ 私も大概そっけない文面を
 スタンプでごまかすことが多いのでね、
 そこはまあお互い様だと思うよ? ]
 



 ─ 支えとなったメッセージ(慎之介)─


  ─ >>慎之介() ─


  連絡ありがとう
  君からのこのメッセージがあったから

  俺は自由に動くことが出来たよ


  終わったよ、俺の三日間
  慎之介はどう?
  今までにないくらい
  頭使っただろ?

  願いがあっても願わずとも
  きっと明日から俺たちの世界は
  同じで、違う。

  また明日、ね。

           この言葉が言えることが
           今は嬉しく思うよ


 

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 話を聞いてくれませんか、というねがいごとキーワード
 受け入れられて、己の心も開かれる>>596

 秋月の問い掛けた質問は、最初、どのような意図で聞かれたものだったのか
 己には分かりはしないけれど
 受け入れられれば、安堵する>>597

 嫌いなのもまた真実であり、>>598
 姉が己を愛しているのも知っている>>2:420
 ……だからこそこれが、正しい己の本心なのだろう

 相手に聞かせるというよりは、空に叫んでいたようなものだったのかもしれない>>599
 だけどそれは目の前の彼に届いてしまうから
 けれど彼は空とは違って、優しい言葉を降らせるから
 分からなくていいのだと、答えがないという答えを渡す ]
 
(756) 2022/10/24(Mon) 21:35:42

【人】 白瀬 秋緒

 

  っ、


[ その手が晒した後頭部に触れるから>>602
 少々驚いて身体を跳ねさせたけど
 だけどそれが優しくて、暖かいから
 どうしようもなく、安心してしまう ]


  ……ありがとう、ございます


[ ハンカチを素直に受け取って、涙を拭く
 俯いて、借りたハンカチを握りしめた ]


  ………………


[ “あたしに”幸せにしてほしいのではないか、という言葉>>601
 ……今は黙って、その言葉の意味を、考えている ]
 
(757) 2022/10/24(Mon) 21:36:08

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――己の思い出す姉は、
 悲しそうな顔か、心配そうな顔か、
 繕ったぎこちない笑顔>>604
 皆の前で笑う姉からは、ずっと目を逸していたから
 姉の美しい笑顔は、常に他人の物
 だから、あたし以外が姉を幸せにするというのは、>>603
 あたしにとっては当然のことだった ]


  ……幸せ

  ………………


[ ……確かに、幸せという言葉はひどく漠然としている>>605
 実を言うと、願うとするならば、幸せの定義は全て、幽霊に投げるつもりだった
 だけどそう言われてしまったら
 考えなればならないのだと思う ]
 
(758) 2022/10/24(Mon) 21:37:11

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………え?

  …………


[ 答えはまだ、己には分からない>>606
 けれど、その提案は、
 ……そうすれば、何か、変わることが出来るだろうか

 秋月は、己の存在が姉の幸せだと言った>>608
 ……そう言われるのは、嬉しいことではある
 本当にそうであるのかは、まだ、「  分からない」 ]
 
(759) 2022/10/24(Mon) 21:37:29

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………………………はい


[ 秋月のたくさんの言葉
 言葉少なにしか返せなかったけれど、
 最後の言葉にだけは、はっきりと返す
 それで、受け取ったということは、伝わるだろうか ]


  ……ありがとうございます、そま先輩


[ 秋月壮真という人は、やはり分からない人だ
 だけどこんな己にも、しっかりと、寄り添ってくれる人だと思う

 秋月の己に対する扱いを、勘違いするなと言い聞かせていたことを思い出す>>1:167
 それは、愛の欲しかった己の望むものを与えてくれていたかもしれない……とは、また、気付けないけれど
 ]
 
(760) 2022/10/24(Mon) 21:38:12

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ハンカチ、借りといても良いですか
  
また
、返すので


[ もしも己に未来がないなら、またなんて言わない方が良い
 けれど、……けれど、そうやって未来への言葉を言いたくなった
 秋月の側もどうなるか分からない、とは、無意識に


 あるかもしれない未来をひとつ作って、秋月を解放する
 己はしばらくそこで動かなかったから、いつまで秋月が居たかは分からないけれど ]
 
(761) 2022/10/24(Mon) 21:38:38

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ……あたし、そま先輩のこと、好きですよ、先輩として

 動き出した心が答えを弾く
 ……きっと最後まで、口には、出せないけれど* ]


 
(762) 2022/10/24(Mon) 21:39:39

【人】 白瀬 秋緒

― 願いの前に ―

[ その夜、帰宅したのは学校帰りの高校生として常識的な時間だったと思う
 最近散々家の食事を無視してきたから、己の夕飯は用意されておらず、
 けれど頼めば用意してくれるのだから恵まれている
 結局己は、親の庇護の下で生きていくことしかできない

 今更両親の変化なんて願わない>>2:130
 あたしに優しくするこの人たちなんて今更気持ち悪いし、
 今までのことなかったことにして、あるいは謝られて、
 それでチャラとか、反吐が出る


 久しぶりに温かい手料理を食べた
 料理に罪はないからな
 食卓を囲む家族が談笑するのを、透明になれればいいのにと思いながら、聞き流していた ]
 
(766) 2022/10/24(Mon) 21:49:12

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 穏やかな夜の時間
 あたしは姉の部屋の前にいた
 朝とは逆に、今度は己が扉を叩く ]


  「秋緒……?」


[ 不思議そうな顔をする姉は、恐らく勉強をしていたのだろう
 邪魔して、ごめん。だけど、少しだけ時間をちょうだい
 秋月に借りたハンカチの収まるポケットの辺り、
 勇気をもらうように、手を、握りしめて
 ]
 
(767) 2022/10/24(Mon) 21:49:34

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ 黙って、その指に触れる>>606
   その手を取って、それから指を絡めた ]

 
(768) 2022/10/24(Mon) 21:50:01

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 自然、姉との距離が縮まる
 己よりやや低いところにある目を、じっと見下ろした
 ……憎らしいくらい、可愛らしい人だ
 この人と比べられるのが、ずっと嫌だった
 それはきっと、これからもそうだ ]


  「秋緒、」


[ 何も言わない己に対し、不思議そうにしていた姉が、
 あたしの名前を零す
 ふわりと美しく、
幸せそうに、
笑って、
 繋がっていない方の手をあたしの背中に回す ]
 
(769) 2022/10/24(Mon) 21:50:30

【人】 白瀬 秋緒

 

 [ ――それだけで色々と伝わってしまうのだから、
  血の繋がりとは怖いものだなと思う>>607 ]

  [ ずっと離れない繋がりは
   楔であるし、枷でもある ]


 
(770) 2022/10/24(Mon) 21:51:10

【人】 白瀬 秋緒

 
[ やっぱりあたしは、この人の運命を、
 願いで歪めたくない、と、思った
 ……その笑顔は、なんの作為もない、
 心からの笑顔であってほしい

 あたしがいることで姉さんが笑ってくれるなら
 ……きっとそれが良くて
 あたしが生まれてきただけで、
 姉さんが幸せって、思ってくれるなら

 ……あたしからも、姉さんが幸せになるように、
 自分自身で動かなければいけないのだと思う ]

 
(771) 2022/10/24(Mon) 21:51:37

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ごめん、姉さん

  ……帰ってきたら、話、聞いてほしい


[ 姉の腕の中で俯いてようやく姉へのねがいごとを吐いた
 うん、と優しい肯定が聞こえるから、あたしは繋いでいた手を放す ]
 
(772) 2022/10/24(Mon) 21:51:57

【人】 白瀬 秋緒

 

大好きだよ、姉さん


 
(773) 2022/10/24(Mon) 21:52:14

【人】 白瀬 秋緒

 

  いってきます


[ この遅い時間に家を出ることを、姉は咎めはしない
 ……万一親に見つかっても、この人はあたしを庇うために何かするんだろうな、と思う
 …分かるよ、姉妹きょうだいだから

 指に残る温かさを握りしめて、学校への道を行く* ]
 
(774) 2022/10/24(Mon) 21:52:36
─ 秋月 個人宛 ─


  悔いなく動けたみたいでよかった。
  お前が明日を迎えられることも。

  こんなにいろいろ悩んだり考えたりしたの
  初めてだったな。

  結局オレは本当に何も願わなかったけど、
  この3日間があってよかったと思ってる。

  また明日、昼休みにでも。


  お前今から昨日の昼の記憶失くさないか?


[メッセージはその日の夜遅く、いつもなら
 大木からは返信が無い時間帯に送信されていた]

【人】 白瀬 秋緒

― 願いの時 ―

[ 清けき月影に照らされる旧校舎
 草木の中、浮かび上がるその前に、あたしは立っていた

 ――この状態でここに来るまでに、何人の力を借りたんだろうか
 絵音くん、そま先輩、青葉先輩、未早さん、大木先輩、小鳥遊先輩、千葉先輩、聖奈先輩、彩葉先輩……

 ……“あたし”を気にしてくれる人がこんなに居たんだな、と思う
 この人たちは、あたしが消えたら悲しんでくれたかな、と思う  
 それは、姉さんとは比べて少ないのだと、切り捨ててはいけなかったもので、>>499
 ……やっぱり、チャラにしない方がいい、と思う

 それも、幽霊に会わなければ知らなかったことで、
 だとしたら……やはり「旧校舎の幽霊」とは“神様”なのかもしれない ]
 
(891) 2022/10/24(Mon) 23:54:27

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 最初の願い存在を消したいは彼の祈りに溶けてしまった
 次の願い姉さんの幸せは姉の体温に溶けてしまった

 それでもあたしは、
 ……あたしはやっぱり、もう一度だけ、あれに縋りたいと思う ]
 
(892) 2022/10/24(Mon) 23:54:45

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――目の前には、もう一度会いたいと願った幽霊神様がいる

 相変わらず優しい声で
 あたしに甘い誘いを掛ける

 それは天使の囁き?>>1:226 
――――NO

 それとも悪魔の呼び声? 
――――NO
 ]
 
(893) 2022/10/24(Mon) 23:55:07

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……あたしは、

  “ 嫌な事があっても、
    少しは大丈夫だと思える人間になりたい ”

 
(895) 2022/10/24(Mon) 23:55:39

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 『大切なのは、願った先でどう生きていくか』>>253
 『「それでも生きていく」という意志が大事』>>725

 それならば、

 『大きく何かを変えるより、小さな幸福を願って、
  それによって己自身で変わっていき、
  己自身で未来を変えていく方がいい』
 それがあたしの答えだから>>379

 だから、
 これは願いではなくて、ただの宣言だ
 誰かに聞いてほしくて、証人が欲しかっただけの ]
 
(896) 2022/10/24(Mon) 23:56:02

【人】 白瀬 秋緒

 
  だから、

 
(898) 2022/10/24(Mon) 23:56:36

【人】 白瀬 秋緒

 

“それをいつでも思い出せるような物をあたしにください”


 
(900) 2022/10/24(Mon) 23:57:14

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ―――――― ]


 
(901) 2022/10/24(Mon) 23:57:33

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………あれ


[ あの日のように
 気が付いたら、あたしは旧校舎の校庭にいた
 それから、手の中に何かあることに気付く ]
 
(902) 2022/10/24(Mon) 23:58:08

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………これ……ロケット?


[ 月影に照らされるのは、白金色のロケット……と言われるものだと思う
 恐らくこれが、願いの結果だ

 それが、誰かさんが幽霊に渡したのとよく似ていること、
 それが幽霊にとっての“お守り”の形になったのだ、とは、
 あたしには、知らないこと
 ]


  ……ありがとう、かみさま


[ 優しいかみさまからの贈り物と共に、旧校舎を後にした ]
 
(903) 2022/10/24(Mon) 23:58:21

【人】 白瀬 秋緒

 
[ あの夜から四日目が来る、日々は続いていく

 その中いつか、誰かに、姉と比べられるようなことを言われるなら、 ]


  ――っ、


[ 胸の辺り、首に掛けたそれを握って ]
 
(905) 2022/10/24(Mon) 23:58:46

【人】 白瀬 秋緒

 

  はあ? おい、
ぶっ殺すぞ



[ ……まあ、笑えてる分だけ、成長したと思ってほしい
 これからだよこれから ]
 
(906) 2022/10/24(Mon) 23:59:08

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ あの三日間を時折振り返りながら、
   あたしは未来へ歩いていく** ]

 
(907) 2022/10/24(Mon) 23:59:38
 




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