![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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![](./img/madparty/242.png) | [ ……ぼくは思い止まった。]
……あ、ごめん、 ちょっと待ってて
[ 少しだけ、キュリアちゃんから離れる。] (45) 2022/12/16(Fri) 2:50:51 |
![](./img/madparty/242.png) | [ ……もしもきみがそこに居たなら、 ぼくは手を取る。] タナトス [ ヴェル兄さんの付けた名前を呼ぶ。 ヴェル兄さんに付けてもらう、って話を聞けば >>1:43、 「それ、とってもすてき!」と同意した、いつかの夜、 大切な思い出。 最近はあんまり、こうやって手を繋ぐこともなかったかな。 いや、もしかしたらまだしてたかもしれない >>1:36。 手を引くのは、昔からの癖みたいなもので、 ヴェル兄さんの手をねだる子どもだったから、 自然とヴェル兄さんに手を引かれることも多くて、 だからぼくも、誰かを明るくしたい時、 手を引いてしまう、という話。 ……裏を返すと、自分が寂しい時、 繋ぐ手を求めてしまうということ、なんだけど。 ] (46) 2022/12/16(Fri) 2:51:33 |
![](./img/madparty/242.png) | [ あの時、ぼんやりしていたきみに >>1:37、 ぼくは普段通りに話し掛けた。 何かがあったこと、察するぐらいはしたけれど、 追求することはなかった。 その時からきみはぼくの友達だし、 それから、初めて会った年下の証持ち、 いわば――弟みたいな思いもある。] 何か話したいことがあったら聞くからね! [ ここには年下の証持ちも結構多いし、 まして、タナトスは"先生"だし。 ぼくみたいな友達にしか、話せないこともあるかなって。 きみが力になりたいと思ってくれてるみたいに >>1:41、 ぼくも、きみの力になりたいと、思ってるよ? もしかしたら、ぼくには話してくれないかもしれないけど。 むかし、タナトスとヴェル兄さんが どこにもいなくて >>1:88、 ひとりで寂しくしてたこともある。 その後ふたりでいるところを見かけたら、 「ぼくもまぜてー!」って言って、 ふたりの間に割り込んでいったこともあったね。 ] (47) 2022/12/16(Fri) 2:52:24 |
![](./img/madparty/242.png) | [ タナトスと繋いだ手、 ぼくの手が、なんだか震えてる気がして、 気付かれたくなくて、離した。]
じゃあね!
[ それでもいつも通りに笑ったら、 キュリアちゃんのところに行こうか。]
行こっか、キュリアちゃん
[ 今度はキュリアちゃんの手を取って、 部屋へと一緒に行く。
キュリアちゃんとお茶すること、 たまにあることだったかな。 お茶を入れるのは、キュリアちゃん任せだったかなー。 だってキュリアちゃんの方が、きっと上手いし!** ] (48) 2022/12/16(Fri) 2:53:06 |
| (a10) 2022/12/16(Fri) 2:59:42 |
[ ──これは
わたしたちを愛してくださる神様なりの『救済』で
かつて『節制』が貰い受け損なった『罰』だ。
『運命の輪』から全てを奪い取った罪
みんなで幸せにを裏切った罪
結果的に箱庭の崩壊を加速させる引き金を引いた罪
神様から与えられた命をこの手で終わらせた罪
それらすべての咎を償う為の罰。
悠久の時を経て与えられる贈り物
であればこの身は、
謹んで享受し拝領する以外の選択肢を持ってはいけない
それ以外の身勝手な意志など
指先ひとつ分も抱いてはならない ]
[ けれど、けれど神様。
罰せられるのは
わたしひとりで十分ではありませんか? ]
[ わたしさえ居なければきっと神様の希望は叶った
わたしさえ居なければ、彼は死ななかった
あのひとの未来を奪っておいて
わたしだけ幸せに生き延びるなど
そんな都合の良い話 許される筈がなかった。
この世界に生きる数多のひとの未来を奪って
わたしだけ幸せに生きようなど、
たとえ神様がお許しになろうと
わたし自身がそれを許せない
だから、
もし世界が崩壊する日が来るならば
わたしは、
命運を共にしよう この世界と
]
[ ──また、わたしは同じ過ちを
繰り返してしまうのだろうか ]
[とはいえ、『月』から何かを取り上げて、
「お前のものはボクのもの、ボクのものはボクのもの」という、
理不尽な理論を振りかざしたとまでは教典に書かれてないし、
そんなに悪いやつではなかったのでは……?
真相は『箱庭の子』らのみぞ知る。あと神なる存在もか]
『 ごめんなさい……ごめんなさい……。
もしも“次”があるのなら、恨んでくれて構わないから 』
| (a68) 2022/12/17(Sat) 12:09:03 |
やぁ、『力』
[その日、『力』の元を訪れた『正義』の手には、
刀身に曇り一つない剣が、
抜き身で引っさげられていた。**]
[ はこにわのなかでわたしはうまれました。
しあわせで、やすらかなはこにわのゆりかご。
わたしがかみさまにもらったものは、
『 死 』という名前と
傷を再生できるちからでした。
かみさまはわたしに、『死』がなにかを
おしえてくれることはありませんでした。 ]
わたしはどうすれば
あなたたちをしあわせにできるとおもいますか?
[ わたしはだれかのとなりにすわります。
わかりません。
わたしは『 死 』です。
いきものがたどりつく おわりの名です。
みなのように だれかをしあわせに
できるひは あるのでしょうか。
ふあんげにみあげました。
となりにすわったのは『 吊るされた男 』です。
どうしてあなたのとなりにすわったのか
なんとなく、といえばそうです。
けれどあなたのこえを ききたい、
わたしはそうおもいました。
あなたはいつも なにかを かんがえて
すごくすごくかんがえているように
みえていたから。
こたえをくれることはあったでしょうか、
それとも。 ]*
[ ――――
箱庭の『魔術師』は、その名の通り、
"魔法"を使うものだった。
杖から火を生まれさせ
杯から水を溢れさせ
剣で風を起こし
硬貨は土へと姿を行き来させた
箱庭の『魔術師』は生み出すものだった
自らの考えを元に、その魔法で、
新たなものを創り出す子だった ]
[ だからこそ『魔術師』は――『恋人』が気に入らなかった。
二人でひとりの完璧な存在、完成された世界
。
それが世界の全てなのだと言わんばかり。
――そんなものは、有り得ない。
世界は未完成であることが正しく現実だ。
だからこそ、より良くする価値がある。
新しいものによって変えることが出来る。
『魔術師』はそう思っていた。
だから『恋人』の存在そのものが、嫌いで、
有り得ない
のだと、思っていた。]
![](./img/madparty/242b.png) | ―― ただ、ひとりの彼女 ―― [ ベルちゃん……クリスタベルちゃんに会ったのは、 5年前のことだ。 もうひとりの男の子とやってきた、 その、男女どちらにでも見えるような姿に湧いたのは、 嫌悪 、 憎しみ 、そして 殺意 。 思わず笑顔が凍った。 クリスタベルちゃんの反応がどうだったかな。 だけどどこかで、その自己紹介を 聞くことがあった時 >>0:27、 ――何を言っているのか、ぼくは全く理解が出来なかった。] (369) 2022/12/17(Sat) 22:40:35 |
![](./img/madparty/242b.png) | [ その子は女の子だと、誰かから聞いた。 彼女の過去はともかく、 元は双子だという情報ぐらいは知っていたかな。 というのを聞けたのも、 ぼくが職員さんに近い人間で あったからかもしれないね。 >>0:490 ――可哀想だな、と思った。 いつかの箱庭の在り方に縛られる、可哀想な女の子。 ぼくらはあの子たちとは違うのに、 「証持ち」だからって、狂ってしまうことはないのにね? 殺意より何より、それが一番、思ったことだった。 彼女が散々苦しんだことなんて、 ぼくは知る訳がないから、それは置き去りにされたまま。 ] (370) 2022/12/17(Sat) 22:41:52 |
![](./img/madparty/242.png) | (371) 2022/12/17(Sat) 22:42:13 |
![](./img/madparty/242.png) | [ ある日ぼくはそう声を掛けた。 ベルちゃんとは、初めて会った時、 ろくに話せなかったからね! "彼女の名前"を呼ぶのも初めてだっただろう。 ぼくにはもうひとりの姿なんて見えない。 ただひとりの女の子として、きみを呼んだ。 "そちら"が彼女の名前だと知っていたのか、 それとも偶々愛称として選んだのがそちらだったのか、 どちらにせよ、きみには判断のつかないことだろうね。 ] (372) 2022/12/17(Sat) 22:42:47 |
![](./img/madparty/242.png) | [ ベルちゃんとは仲良くしたいなって思ったよ! 例えきみがぼくを嫌いでも、 『 魔術師』が『 恋人』を憎んでいても、 ぼくはそれを 必死に抑えて 、普通に接しようとした。 だから、きみの反応がどうであれ、 みんなの前ではきみのこと、「クリスタベルちゃん」って 呼んでいただろうね。 ……"女の子"への呼称を付けて。] (373) 2022/12/17(Sat) 22:44:05 |
![](./img/madparty/242r.png) | [ だけど、きみしかいないとき、 「ベルちゃん」と、その呼び方が顔を出す。 それは意地が悪いかな? でも、 ――ぼく、何か間違ったこと言ってるかな? ] (374) 2022/12/17(Sat) 22:44:33 |
![](./img/madparty/242b.png) | [ ぼくの考えを、きみに話したことはない。 だから、きみはぼくが何を考えてるか、 知らないままだっただろうね。 それこそ歩み寄りを止めているということで、 きみの嫌がることをしているのだと、 ぼくは気付かない。 きみ相手には、普通に接しようとして出来てないこと、 あんまり自覚がなかった。 だから3年前まで余程平穏であったのは >>0:485、 愛が殺意より恐ろしいと思うのは >>0:489、 ぼく自身への欺瞞の末なのだと、気付きもしない。 きみたちもぼくに近付いてこないし、 ゼロくんがきみを遠ざけていた。 それも余程平穏であったことの一端なのだとも、 知らないんだよ。] (375) 2022/12/17(Sat) 22:45:29 |
![](./img/madparty/242b.png) | [ もしもきみが、ぼくのことを 知ろうとしていると知っていたら >>65。 自分自身の思い込み――思考停止にも、 気付けたかもしれないのに。] (376) 2022/12/17(Sat) 22:46:04 |
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。
『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
こんな変化は望んでいなかったからだ。]
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
向かっていった。
壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。
けれど神は、何もしてはくれなかった。
身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり、
それから箱庭もぼろぼろで、
もう修復も出来なくなってしまった。
そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
生み出すものである『魔術師』は、
この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
[ それと同じくらいの時だろう。
『恋人』がこちらに敵意を向けたのも。
どちらが先であったか、
それは些細な問題かもしれない。
どちらかが手を出さずとも、
もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
[ 『魔術師』にとって、この殺意を向けるのに、
『恋人』は非常に適した相手だった。
その完璧な世界を壊して終わらせてやる、と思っていた。
そうして『魔術師』と『恋人』は、
殺し合いを始めるのだった――* ]
| (a89) 2022/12/17(Sat) 22:57:05 |
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