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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:



僕には、『塔』しか居なかった
君が関わりを持っている人が他にもいると知らなかった

君には僕以外にも居て、1人ではなかった
君の最期の言葉は、そこも関係しているのではないか
……分からない、想像するでしか分からない
君を見ているようで、結局自分の周囲以外を見ていなかった
独りよがりだった僕には分からない、分からなかった

僕が居なくとも1人ではない事への安心のような
僕が自分の事しか見えていなかった負い目のような

君を友として気にかけているのも嘘ではなかった
でも、自分が1人になりたくなくて縋っていた
そのくせ、助けなければ処刑されるというのに
君の願いを跳ね除けられず、見届けるに終わった
よりによって君の願いを聞き入れないなんて
自分が許さなくなりそうだったから

君に嫌われてしまうと思ったから

 



自分の事や周りしか見えていない
こんなにも独りよがりな情けない自分の姿

……気付いていたさ、自分の事だもの
『塔』という希望と共に在る為、蓋をしていただけだ
 
命ある間に、その蓋を開けられなかっただけ

 
 

 
 
   ――おおい! 『神様』

   今から『正義』と一手仕合うんだが
   立ち会ってくれないかい?

   見ているだけより楽しいかもしれない
   なーに、どうせ暇でしょ

      ホラ おいで。
 
 

 
 
  『神様』もやってみる?

  持ち方にもこう、コツがあってね
  気になるかい? 気になるだろう
  そうかそうか気になるか〜

  なら手取り足取り教えよう――『正義』が!
 
 


 
  実は向こうに新しい花が咲いてね。
  そこでのんびりしようと思うんだ――が

  お供に膝まくらが欲しい気分になった

  どうだい?
  『女帝』様も一緒に、あちらまで
 
 

 
 
  知っているかい『女帝』様
  この花、紫苑と名をつけたらしい


   ふーむ……

     へえ 少し甘―――いや? 
           なん だ これ

    苦 ……ぐ ぇ
  
 

 
 
   お前が平等を追い求める『正義』なら
   俺は不平等を司る『悪』にでもなろうか

   なんてね。
 
 

 
  
   お前なりの平等を俺は否定しない
   お前の平等は俺が保ってやる

   だから 自分を見失ってくれるな

        ――振り回されるなよ 『正義』
     
 

 
 
  不思議だな

  こうして空を見上げていると
  まるで全部 夢にさえ思える

  『女帝』様を横に転がすというのも
  風情があって 悪くない
                  ――ふふ
 
  

 
 
 
   ここがいつか崩れ去るとしても 
   俺は最期まで貴女の傍に居るよ

              ――― "約束" だ 
 
 

 
 
   ……。
   今ほどお前を哀れに思った事は無い

          ――…馬鹿だね、『正義』
 
 

 
 
 
      
――――…餓 鬼  



 
[ こんな所で 使ってやれる命ではなかったのに ]

 

 
 
    
  ご  めん、     な

 
  

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 夜更かししたくせに眠れなくて、>>3:424
 ぼんやりと意識が浮上する。

 無意識が目醒ましを欲して、
 ベッドサイドの鍵付きのチェスト。
 自分だけの時は開かれたままの引き出しに、
 収められた薬包をひとつ、水と飲み下した。

 回答は決まりきっていたから、
 元より順番が前後することに執着はなかった。
 人の見解で自分が左右されると思っていれば、
 そも今ではなく、昨晩と請うていただろう。

 思うより早く訪れた朝の気配に、
 鍵をかけて、ひとつ深呼吸をした。 ]

 
(92) 2022/12/23(Fri) 2:37:50

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:最後かもしれない朝




  おはようございます。


[ 耳慣れた声を聞く。>>50
 早かったですね、と事もなく。

 立ち話でも適当に座ってもらうにしても
 それを拒否する理由を私は持たないから、望むように ]
 
(93) 2022/12/23(Fri) 2:38:11

【人】 IX『隠者』 アリア




  ―― それが聞けて良かったです。


[ 語り終えるまで、じっと耳を傾けて
 そう口にすれば、薬師はにわかに表情を綻ばせた ]
 
(94) 2022/12/23(Fri) 2:38:30

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… 本当のところ、

  私はこの世界、あまり好きではありません。
  生きてるだけで理不尽ですし。

  フォルの言う通りです。

  どちらに転んだところで、
  全員が幸せになれるということはきっとないし
  既に失われたものは戻ってこないし、
  世界はそう都合良くは転がらないと、思ってて


  …… でも、それでも、

  ひとつのきっかけくらいにはなるかもしれない。

 
(95) 2022/12/23(Fri) 2:38:52

【人】 IX『隠者』 アリア




      私は、

      そんな夢を見たいんだと思います。


   
[ それは他でもないこの人からの借り物で
         けれどそこにを見たのは、 ]

 
(96) 2022/12/23(Fri) 2:39:34

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ―― まさかそう言われるとは。>>55

 予想の外にあったから、
 一瞬、きょとりとした顔をしてしまったけれど ]


  …… はい 是非とも

  あれに祈るのは癪ですが、
  そんな未来があることを祈っておきます。


  お話、ありがとうございました。


[ ひとつ笑みを返して、扉が閉じるのを見送った。 **]
 
(97) 2022/12/23(Fri) 2:40:27

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 喉を通る冷たさで目が覚めた。

 そこに至るまでの記憶がない。
 ただ状況から概ね推察できるだけ。
 勝手に増やすなとか言ったのはどこの誰だっけ、
 自分がそれを守れないのだからとんだお笑い草。

 戻ろうと思って、ドアノブに手を掛けたところで
 体中の力が抜けて振り出しに戻る。

 意識がぼやけて、記憶ばかりが巡る。 ]

 
(152) 2022/12/23(Fri) 23:21:55

【人】 IX『隠者』 アリア


[     、と
 もっと早く口にしていれば何かが変わったのだろうか。
 そんなことはないと思考が否定する。

 謂れなき忌避感に阻まれることもなく
 もっとずっと早く手を伸ばされていたとしても、>>4:235
 きっと私が、それを取ることを自分に許せなかった。
 これは誰かに預けようとしたところで
 どうにもならないということを私は理解していたし、
 頼るべき毒薬ギフトははじめからこの手の内にあったから。

 …… ああ、でも、うれしかったな

 とっくに正しい息の仕方など忘れてしまったけれど、
 なくしたと思ったそれはやっぱりあたたかくて
 ほんの少し、憧れていたような気がする何かと似ていた *]

 
(153) 2022/12/23(Fri) 23:23:05

【人】 IX『隠者』 アリア




        
―――― なんで、



[ 揺蕩うように微睡むようにあった意識が
 扉向こうの声に引き戻されて、知らず声が落ちる。>>148

 違う。そうじゃない。そんな話をしたと思い出し。 ]
 
(154) 2022/12/23(Fri) 23:29:00

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 指先まで思い通りに動くことを確かめる。
 大丈夫そうだと安堵して、ドアを開けた。 ]


  はい、私はここに。

  …… 何のご用ですか?


[ 彼はあの時話がしたいと言っていたけれど>>55
 その真意には皆目見当が付かない。

 それに今は、
……皆それどころではないはずじゃ、
*]
 
(155) 2022/12/23(Fri) 23:30:02

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 言われて、トレーの上に視線を向けて>>159
 少しばかり目が輝いた かもしれない。

 … かもしれないけれど、すぐにしまった ]


  どうぞ、… あー…

  今、ちょっと散らかってますけど…


[ 水差しやらグラスやら調合器具やら
 色々出しっぱなしになっているな、とふと思う。

 思ったけれど、見せられないほどではないかと
 諦めるぐらいの気分ではあって、
 顔色が悪いという指摘も、やっぱりか、と感じて ]
 
(169) 2022/12/24(Sat) 0:51:33

【人】 IX『隠者』 アリア



  そんなに顔に出てます?
  お恥ずかしい。

  少し、戸惑っている というか
  感情の整理がつかないというか

  …… なんといいますか


  困りものだとは思ってましたけど、
  そこにあるのが当たり前だったものだから
  なくなるなんて想像してなくて

  …… 今は、何も、考えたくなくて

  どうしたものかと。


[ 来客用の椅子に案内して、所在なく語る言葉が
 神とともに消えていったことを指すとは伝わるだろうか ]
 
(170) 2022/12/24(Sat) 0:53:53

【人】 IX『隠者』 アリア



  ――… フォルは、


[ 言い掛けた言葉が、どうにも消えてしまって
 紅茶を一口頂いて、すみません、と零す ]


  フォルは、どう、ですか


[ ひどく喉が乾いて もう一口、飲み込んだ *]
 
(171) 2022/12/24(Sat) 0:54:46
 
[ ――――
 『魔術師』が『恋人』の
 最期の表情を見ることはなかった
 目に入っていなかったというのが正しいのかもしれない。

 ――有り得ない、と否定して、
 『恋人』のことを見ようともしなかった。
 最初から理解などしようとしなかった。
 本質的な不快で遠ざけるのではなく、
 智慧者として、もっと深く突き詰めても良かったのだ。
 不快を我慢してでも、先に進むという手もあったはずだ。

 『魔術師』はその時に既に思考を止めていた。
 『魔術師』はそれに気付くこともなかった。]
 


 ………僕には分かる

 最期の言葉を告げた時の君の表情
 抵抗しない『塔』を見ていた時の僕の表情
 
 そういう時の表情に、それぞれ似ていた

 似ていて、同じ匂いを感じる
 そんな表情だって、それだけだったけど
 あまりにも、似ているように感じて

 『塔』、君はまさか
 また……
逝こうとしているのか?

 

[それは『箱庭』が平穏だった頃の記憶─]

 新しい花…?

 良いでしょう。
 付き合いましょう。

 …こう膝枕をしていたら、
 あなたは花を愛でられないのではないですか?

 ………別に嫌と言ってはおりません。

 紫苑…、良い名ですね。

 
………『力』!! 大丈夫ですか?

 無茶は、しないでください。

………横になるのも悪くはないですね。

 空が遠く、花が近くみえます。
そうして、あなたが近くに感じられます。


 夢…なら、誰の夢かしら?…神様?

 …あなたはいつも楽しそうね。
ふふ…もちろん私も……。



[ ずっとこんな日々が続くと信じていました。]


[ 神さまは私たちを愛してくださいました。
 私たちも神さまを愛していました。
 いえ、他の人のことはよくわかりませんが、
 少なくとも私は。

 与えられた幸せに満足していました。

 微かな不協和音に気づかない振りをして、
 小さな綻びがやがて崩壊へと広がっていくのを、
 為す術もなく見守るばかりで。

 諌めはしました。
 でも、私の声は届かなかったのです。]

不吉なことを言わないで。

 でも、ありがとう。……約束、ね。

[ どうして、どうして、どうして。
 あなたが死ななければならなかったの。

 誰かが『正義』を止めなくてはならなかったとしても、なぜあなたでなくてはならなかったの?]

 …約束、したのに。

[ 止められなかった、護れなかった、
 もう一緒にいられないなんて……!]






 ………『星』、あなた、なの?

[『力』が『正義』と相打ちをして果ててからは、
 打ちひしがれる日々を過ごした。
 
 眼の前で起こる出来事は何も目に入らず、
 俯いて、悲しみにくれるばかりで。

 そんなある日、後頭部に衝撃が走った
 不自然に跳ね、地に倒れ伏した。
 霞む視界に、見慣れた姿を認識した。]


( あなたが私を嫌っているのはわかっていました。
  ここまでするほど憎まれていたのですね…)

 ああ、でも、もう彼のいない世界で、
 泣いて暮らさなくていいのね。よかっ……**

【人】 IX『隠者』 アリア



    [ 駄目だ、全然効いてない

     思考のどこかでそう感じて焦りが滲んだ。 ]


 
(252) 2022/12/24(Sat) 15:03:38

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 痛くて苦しくて忘れたくて、
 忘れては思い出して、思い出しては忘れて
 息を吹き返すたびに殺して、
 そうしなければ息ができなくて。

 どうせ持っていくなら
 この私を持っていってくれればよかった。
 叶うわけがないもしもを空想して恨めしく思う。
 だってそれは『隠者』ではない、私でしかなく、

 私は、私が選んだことから逃げられない。 ]

 
(253) 2022/12/24(Sat) 15:04:15

【人】 IX『隠者』 アリア




  ああこれは、

  …… それとは関係ないんですけど


[ 適当に話を合わせればよかったのに、>>177
 どうしてか正直に物を言ってしまった。

 鍵を掛け損ねたのだと悟っても時既に遅し。 ]
 
(254) 2022/12/24(Sat) 15:04:43

【人】 IX『隠者』 アリア




  そう、ですよね


[ いつもと然程も変わらない居住まいを、>>178
 掴めないな、とただ思う。
 けれど彼はいつだってそうであったように思うし、
 掴もうと願って近付く真似は私にはできなかった ]
 
(255) 2022/12/24(Sat) 15:05:16

【人】 IX『隠者』 アリア



  全員が全員そうではないのかもしれないし
  私みたいに欠け落ちる感覚でなくて
  忘れるようにゆっくり抜け落ちていく人だって、
  いるかもしれません、けど

  解放されたといえば、そうなのかもしれません。
  謂れなき忌避感や
  込み上げる感情に振り回されることはないと、

  それは喜ぶべきことなのだと思います

  喜ぶべきことなのだと、……

 
(256) 2022/12/24(Sat) 15:05:34

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 全ては前世の因縁の上に築かれた砂上の楼閣なのか?

 そんなわけがない。そう信じていたい。

 前世の因縁の上に積み上がった想いでも
 重ねてきたものはすべて私の、私達のものだ。

 彼女を愛しているのだと叫ぶ誰かを失ったところで
 私にとって彼女は変わらず掛け替えなく親友であるし、

         
…… そうであるならば、きっと
]
 
(257) 2022/12/24(Sat) 15:06:06

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… それでも、

  すぐに受け入れられるかといえば、
  そうではない人だってきっと少なくなくて

  フォルだって、こうして気遣ってくれる裏では
  どうしたものか考えあぐねているかもしれなくて

  そもそもそれとは関係なく、
  あんなことがあって、世界が崩壊しかけた今
  外に繋がりがある人ほどきっと悩みの種は多くて

 
(258) 2022/12/24(Sat) 15:06:31

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… わかっているのに、

  最初から、私が引き止めていい手ではないのに


 
(259) 2022/12/24(Sat) 15:07:19

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 自分が夢を見ていたかったことを思い知っても
 そこに夢を見る余白なんて、もう残されてはいない。

 信じていたいのだと信念を貫けば、
 そうしてそれが真実になるならば
 不意に向けられた光に当てられた、
 あの日の自分を殺すことになるとわかっていた。

 今ここにその時が来た。ただ、それだけで。

            …… だから、大丈夫。 ]

 
(260) 2022/12/24(Sat) 15:08:31

【人】 IX『隠者』 アリア




    …… あなたが来てくれて、うれしかった


      
[ 私はちゃんと、私を殺さなきゃ ]

 
(261) 2022/12/24(Sat) 15:09:16

【人】 IX『隠者』 アリア




  …… ありがとうございます。

  少し、気分が落ち着きました。


[ 飲みかけのティーカップを、かたりと置いて *]
 
(262) 2022/12/24(Sat) 15:09:48

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ―― ふと、我に返れば

 思うより時が流れていて、ひとりでに苦笑する。
 また待たせてしまったと、ひとつ息を吐いて
 端末を見れば、私には見慣れたものかもしれない名>>64

 珍しいな、と思って ふと笑みが浮かんだ。

 そんな些細な事が、彼女には大きな一歩なのだと
 勝手に知ったつもりでいる。
 怯えた様子で泣いていたあの日の少女が
 今はこんなに成長して、前へ進んでいこうとしている。

 世界が本当に変わっていくかは未知数。
 けれど私達、証持ちにとっては間違いなく
 これは何かが変わるひとつのきっかけだった。

 それがどう転ぶかはわからない。
 二度と会えなくなる人とかも、いるかもしれないけど

       …… きみが前を向けることが
          私は、ちゃんと嬉しいんだよ ]
 
(263) 2022/12/24(Sat) 18:23:00

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 結論から言ってしまえば。

 自分自身をとっくに投げ捨てていた私は、彼女に、
 自分の分まで幸せになってほしかったのだと思う。

 その礎になれるというのであれば本望で、
 壊れても世界と運命を共にするというのであれば
 投げ出すことに躊躇いはなかった。

 私はもはや惜しむものを持ち合わせないのだから。

 
…… 無論できれば、生きてはほしいけど。
]
 
(264) 2022/12/24(Sat) 18:23:27

【人】 IX『隠者』 アリア


[ この才も想いも夢さえも借り物で、
 本当の私が持つものなんて、ひどく少ない。

 どうにもならない天命をとうに悟っていて
 虚ろを飼い続ける私がかろうじて息を繋げたのは、
 そんな私でも必要としてくれる、
 私が諦めたものを願って、祈ってくれる、>>4:78
 シトラがずっと、そばにいてくれたからに他ならず

 だからこそ、何も言えなかった。

 きっと私より心を砕いてしまうんだろうと思った。
 それは嫌だと思ったのは私だ。
 私が、私なりに、大切にしたかったからなのだと
 …… 伝わらないかもしれないけど、そう思っている ]
 
(265) 2022/12/24(Sat) 18:23:49

【人】 IX『隠者』 アリア




      「私の分、とっておいてね」


[ 一言のメッセージは、相当時間が経ってからで
 残ってなかったらどうしようかなと少しだけ思った *]
 
(266) 2022/12/24(Sat) 18:24:02
 
  きみが深刻な時はだいたい深刻なほどおかしくって
  堪え切れずに笑いだすわたしにきみが拗ねて怒って
  おさまらない笑いに滲む涙を拭いながら
  心にもない「ごめん」をくりかえせば
  余計怒ったきみがつかみかかってきて
  よろけて一緒に転げて、いつの間にか一緒に笑って

  わたしたちの過ごした時間は
  話せない秘密を抱えた苦悩の時や
  別れの瞬間だけじゃない。
  そんな風に二人笑いあった時間の方が圧倒的に多かった。
  そんな暖かで幸せでなんでもない記憶を
  ふたり、幾つも積み重ねた。

  お互いに言葉にした事は無かったけれど
  わたしたちはきっと親友だったから。
 

 
  きみにだけは知られたくなかった。
  知られる訳にはいかなかった。

  けどほんとうは

  無理矢理にでも問い詰めて欲しかった。
  きみになら暴かれたってよかったんだ。

  そんなの甘えた我儘だってわかってたから
  きみに甘え過ぎだったわたしがこれ以上、って
  最期まで言えなかったけど。
 

 

  『神様』に向かって、暇でしょなんて、
   なんてことを言うんだ『力』……

   って、ちょっと待って、
   僕?僕なの???
   僕が『神様』に教えるの??

   あ、こら、逃げるなって、
   あ〜〜〜〜もう。

   ……すみません、『神様』、
   『力』に逃げられましたので……

   お付き合い願えますか?

 
   ねぇ、『運命の輪』。
   頼むから、あんまり危険なことはしないで。

   予定通りにいかない、
   運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
   それを司る君が居るんでしょう?

   ……心配なんだ、君のことが。
   
   せめて、何かあったら
   僕のことを呼ぶんだよ……

   手遅れになる前に。
 

【人】 IX『隠者』 アリア



     [ ああ、あの時みたいだ と、思った ]

 
(334) 2022/12/25(Sun) 3:10:21

【人】 IX『隠者』 アリア


[ こんな借り物の才能でも誰かを救えて、
 こんな私に預けてもらえた夢の欠片が、
 遠い思い出が、記憶の中で光っていた。

 同じだった。

 何もかもを諦めた虚ろに投じられる
 あなたのくれる言葉が、きらきら光って、眩しくて ]
 
(335) 2022/12/25(Sun) 3:10:42

【人】 IX『隠者』 アリア



  嬉しいと、
  素直に捉えられれば良かったんですけど


  …… そうですね

  怖がっているのは、その通りです。

  私達は脆弱で、前世の因縁に縛られる。
  それは私には、ひとつの防波堤だったのだと
  失ったことで、気が付いてしまったので。


[ 紅色の水面に視線を落とす。
 瞳の緑も腕の痣もそのまま、何も変わりないのに ]
 
(336) 2022/12/25(Sun) 3:11:01

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 私はあの時、全てを悟ってしまった。>>4:25

 この身はあくまで魔女で、姫にはなりえない。

 借り物の因縁が崩れた真実のもとで
 他でもない私自身が信じると決めた、
 ありきたりなハッピーエンドの陰で

 あとはもう、息を止めるだけでしかないことに ]
 
(337) 2022/12/25(Sun) 3:11:30

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それが魂に刻まれた宿命なのだと
 せめて世界を恨んでいられればよかった。

 そういうものなのだと受け入れて、
 ずっとあの子の王子様でいられればよかった。

 痛くて苦しくて忘れたくて、
 忘れては思い出して、思い出しては忘れて
 息を吹き返すたびに殺して、

 投薬の上に作り上げた水底に
 狂おしいほどの恋を、何度だって沈めて ]

 
(338) 2022/12/25(Sun) 3:12:24

【人】 IX『隠者』 アリア




       ―― でも、大丈夫です。


 [ 本当は、本当の私は、
  この世でただひとつ、あなたの眼差しが欲しかった ]

 
(339) 2022/12/25(Sun) 3:13:00

【人】 IX『隠者』 アリア




  私にはその言葉だけでも充分で、
  それ以上を望むべくもない。

  
あなたに
そう言ってもらえただけで
  もう、身に余るくらいなんです


[ 終わりにしよう。
 わざわざ煩わせることなどせず、
 その手をあるべき場所へ返そう。 ]
 
(340) 2022/12/25(Sun) 3:14:02

【人】 IX『隠者』 アリア



       …… 紅茶、美味しいですね

 
(341) 2022/12/25(Sun) 3:15:15

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 好きです、と もっと早く口にしていれば

 私はきっとこの世界で、
 息ができないまま生きていくことになる
 そんな瞬間が、もっと早く訪れていたんだろう。

 だからきっと、間違ってはいなかったでしょう? *]

 
(342) 2022/12/25(Sun) 3:16:03


……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。

喋れなくなってから、気づくなんて……

  

 

 
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]

 
 



[『太陽』は動かない。

 空にある限り、地を照らし続ける。
 その場にあり続ける。

 道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
 時に迷えば、日が時を刻むように。

 いつも、空から見届け続ける。
 まっすぐに進む、それぞれの道を、
 『太陽』が照らし続けるから。]

 

 
  きっと、
  誰より早く
  誰より正しく
  始まりの兆候を理解していた。

  突然起こった変化は避けようがなく
  けれど悪い事ばかりでも無い。

  破壊は新たな創造に必要なもの。

  一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
  ただそれだけのことだった。
 

 

[ 君を守れなかった過去。

 選択を誤った結果
 君も、私も、全てが消失してしまった。

 だから、もし、次があるなら

 
やり直せるならば────……。
]

 
 

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 「わかった、そっちに行く」と返して>>299
 ひとつ息を吐いて、ゆるゆると動き出す。

 廊下を渡って食堂のある棟へ。
 客足が落ち着いたといえど近付くだけで漂う
 心弾むようなチョコレートの甘い香り。 ]


  ごめん、待たせたね。

  ちょっと、… 色々、思うところあって


[ 本当のことは、まだ口から出てきてくれなかった。
 封殺することに慣れすぎて、
 それがもう癖になってしまっているらしかった。 ]


  …… でも、いつか話すよ。


[ いつか、話せる時が来るんだろうか。

 彼女の背が大きくなるのはきっと
 私が想像するよりずっと早いから、
 どうしても躊躇ってしまうこの思いは
 本当は全部、私自身の問題にすぎなくて。 ]
 
(543) 2022/12/25(Sun) 23:55:17

【人】 IX『隠者』 アリア




  この感じだと――
  チョコレート屋さんは盛況だったのかな

  お話はできた?


[ 随分と中身が減った様子の大鍋をちらと見遣る
 椅子に座って一息つけば、手ずから作ってくれた
 ホットチョコレートが目の前に出されるかな。

 かつて薬草園で同じ言葉を掛けた時は、
 そこにクロがいたけれど――
 今はその口から語られる、
 ホットチョコレートを訪った人々との話を

 彼女の得たたくさんの、
 掛け替えのないやりとりの一端を聞いて ]
 
(544) 2022/12/25(Sun) 23:55:27

【人】 IX『隠者』 アリア




  …… シトラはすごいな


  たくさん悩んで、考えて、

  …… ちゃんと前に進んでる


[ 少し、所在なく笑みを浮かべた。 ]
 
(545) 2022/12/25(Sun) 23:55:38

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… どう説明すればいいかな
  うまく言葉にならないんだけど

  私はあまり、
  自分を出来た人間だとは思ってないんだよね。

  本当は、シトラにそこまで思ってもらえるほど
  あそこまで言ってもらえるほど、
  私は大した人間ではないと思っていて、

  もちろん本当に嬉しくて、
  嬉しいんだけど、本当は、

  シトラがそう言ってくれることに、ずっと頼ってた。

 
(546) 2022/12/25(Sun) 23:55:50

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… きっと、これから世界は変わっていく


  私達もさ、違う人間だから

  その中で、一番良いと思う道が、
  重ならなくなる瞬間が訪れるかもしれない。


  いつか言えるようになりたいけど、
  私は弱くて、自分自身に向き合えなくて
  言えないことばかりで、本当に申し訳なくて、
  身勝手だなって自分でも思ってて

  だけど、

  シトラには幸せでいてほしい。
  少しでも永く、生きてほしい。

  …… そう思う気持ちは、本物なんだ

  どうか、それだけは信じていてほしい。

 
(547) 2022/12/25(Sun) 23:56:05

【人】 IX『隠者』 アリア



  私にとって一番大切な友達は、
  後にも先にも、シトラしかいない。

 
(548) 2022/12/25(Sun) 23:56:17

【人】 IX『隠者』 アリア



           大好きだよ。 *

 
(549) 2022/12/25(Sun) 23:56:45
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜


 神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
 一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
 あまねく艱難を穿つ贈り物です

 『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
 傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
 刀を握る拳へと変えました

 愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
 刀を振るう仲間と研鑽にはげみます

 刀は大地に穴をあけることはできません
 開いた拳は、何をも穿つことはできません

 『力』は不自由を愛しみました
 『力』は不完全を愛しみました

 『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
 『女帝』との安寧を愛しみ
 『正義』と最期を共にしました

 『力』は とうとう狂うことはありませんでした *


〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 


『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり

なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
 


本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった

だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
 

 




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