人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


―― むかしむかしのおもいで ――
[お菊、お菊、可愛い私の巫女。

 遠く昔、まだ私の神の力がもっと強かった頃。
 この里に私の神社があった頃。
 お前は甲斐甲斐しく私に尽くしてくれたね。

 時に星を詠み、時に雨を乞い、時に美しい祝詞を捧ぐ。

 でも、そんなお前とも最期の時だ。
 人間の生というのはなんと短いものだろうね。
 最期だというのに――、
 ああ、とても幸せそうな顔でお前は笑う]


 大丈夫だよ、お菊。私の可愛い子。
 眠りにつくまでそばにいよう。


[最期のその身に寄り添い頭を撫でよう。
 お菊の霊力なら私の姿もよく見えように]

 
 
 ……――――、うん……?
 今、なんと言ったかな?


[今わの際のお菊が何か言った気がしたが。
 よく聞こえずに首を傾げる。
 もう口を動かす事すらままならぬのだろう。
 
 せめてその動かぬ指先に手を触れよう。
 薄っすらと開く瞳に己の姿を映そう。
 そうして、次の言葉は聞き洩らす事がないように]


 ……ふふっ、お菊は心配性だな。


[よりにもよって、己ではなく神の心配とは!
 本当に面白い娘だと思った。
 だからこその、神に仕える巫女なのだとも]

[だからこそ、
 だからこそ、

 愛おしく、別れが惜しいと強く思った。
 
他の人間への普遍の庇護と慈愛とはまた違う。

 ”それ”がなんの想いか、よく分からなかったが]

[花を咲かせましょうと、お菊は言った。
 黄色くて愛らしい花を。
 自分の名前と同じ可憐な花を。
 私の周りに咲かせてくれるのだと言うのだ。

 きゅっとお菊の手を握り、最期の別れを]


 ありがとう、お菊。お前の事は忘れないよ。
 輪廻が巡ればまた会う日も来るかもしれない。
 
 姿形が変わろうと、
 私はお前の魂の輝きを覚えているよ。
 そうしてお前をきっと見守り続けていよう。


[いつか巡り合うその時まで、しばしの別れ。
 私は変わらずここにいよう。
 お前が咲かせた野菊と共に――。*]

【人】 かみさま 尊龍

[柔らかな日差しにごろりとねそべり]


 くあぁー……、っぶしっ!


[エリサの話す”昔話”をのんびり聞いて。>>0:116
 感想の代わりに欠伸を一つ。>>0:117
 ついでに、くしゃみも一つ。

 
よく似た話を私も知っているとも。
 噂をされればクシャミもでように。


 エリサにわしゃりと撫でられ満足げに目を細め。
 鼻をくんくんすれば空気に雨の匂い。

 早く帰ったほうがいいじゃないかと思いつつ、
 エリサが祠の横の石に腰かける隣にそっと寄り添う]
(17) 2020/09/12(Sat) 16:49:01

【人】 かみさま 尊龍

[紙に描かれているのはこの祠と黄色い、花?>>0:118
 
――うん、これは
野菊
だな!
]


 わんわんっ!


[尻尾をふりふり、絵を見て嬉しそうに鳴いてみせた。
 祠の周りには今も普通の野花に混じって野菊がちらほら。
 
 ”エニシダ”という海の向こうの花木は知らぬが。
 お前が黄色い花をここに咲かせるのを嬉しく思う。

 お前には霊力はないが、美しい魂の輝きがある。
 ”絵本作家”とやらになりたいと、
 よう分からぬが、私はお前を見守っているよ]
(18) 2020/09/12(Sat) 16:49:24

【人】 かみさま 尊龍

[この道で狼藉を働こうと思う不届き者はいないだろう。
 弱ったとはいえ未だ神の身。
 己を信仰する信者の加護くらいはできる。>>0:119

 エリサの毎日の参拝も。
 無事に帰路につきますようにと常に加護をつけてある。
 だから安心して来て、話して、好きなだけいておくれ。

 
――もう昔のような力はないが。
   お前を幸せにしてやれるほどの加護も与えられぬが


 供えられた花を犬の鼻ですんすんして信心を貰う。>>0:120
 人の信心さえあれば供え物はなんでも好ましい。
 菓子に虫が集るのも、食えはしないが虫の信心が集まり良いものだ。
微々たるものだが。



 犬の姿の時にエリサの食い物の供え物を速攻で食った時もあっただろうか?
 だからか、最近は花の供え物が多い気がした]
(19) 2020/09/12(Sat) 16:50:22

【人】 かみさま 尊龍

[そうして聞くのは、エリサの”彼氏”の話だ。>>0:121]


 おんおんっ! ぐぅー…ぉんおんっ!
 
(*:犬語訳) 
 『まったく、エリサを無碍にするなど罰当たりな男だ。
  そんな男エリサから捨ててやるのがよかろう!
  安心しろ、
  お前はその”都会の女”よりよほど可愛らしいぞ』



[私は犬の身で鳴いて話を聞いてやり。
 私が好きだと言うエリサに「知っておる」とでも言いたげにわんこスマイルを見せた後。>>0:122]


 くぅーん……?
 
(*:犬語訳)
 『「かみさまを見た事ある?」なんて、面妖な!
  己で己に会うなど、できるわけもなかろう』



[質問には小首を傾げて唸って見せれば空はぽつぽつ雨模様]
(20) 2020/09/12(Sat) 16:51:23

【人】 かみさま 尊龍

[帰り支度を始めるエリサを見守り。
 どうか、エリサが帰るまで雨が本降りになりませんよう、と。
 空に祈りを送るが神様パワーが足りたか分からない。
 なんせ、エリサの家はここからかなり遠いのだ。>>0:124

 ”チャリンコ”とやらに乗る後姿を見送って]


 わんわんっ!


[またなと見送った後、エリサの忘れ物に気付く。
 赤い髪留め。
 確か、絵を描く時に髪を纏めていたものだ。
 大切なものだろうに、まったく]
(21) 2020/09/12(Sat) 16:51:51

【人】 かみさま 尊龍

[エリサが拾いに来るのを待ってもいい、が。
 この辺に偶に来る”お巡りさん”に拾われては大変だ。
 ――しょうがない、届けに行ってやろう。


 私は犬の姿で髪留めを咥え……、ようとして、
 いや、咥えてもいいが、
 そうすると犬の唾液でべたべたになるな。
 
べたべたなのは嫌だろう。


 と、そう思い――]


 ……少しなら問題なかろう。


[ぽふっと神様パワーを使い、人間の青年の姿に変わる。
 そうして赤い髪留めを拾い上げた]
(22) 2020/09/12(Sat) 16:52:33

【人】 かみさま 尊龍

―― 祠からエリサの家まで ――
[雨の中、久しぶりの人間の姿で私は歩く。
 
雨でも濡れぬ美しい私の羽衣。
 近寄れば違和感を感じても、ここに人は少なかろう。


 里は昔よりも変わってしまった。
 道は田畑の畦道ばかりではなく、灰色の硬い道もある。
 変な灰色の柱や黒い変な線も所々にある。
 たまにとても速い鉄の塊が道を走ってくる。


 
愛し子の縁を辿るかつて歩いた里の道。
 人間の世の移り変わりは雨雲よりも早いものだなぁ。



 そんなような和歌を一句読みつつ。
 空を見上げれば謎の鉄の鳥が一羽飛んで行った。
 まったくもって、不思議なものだ]
(23) 2020/09/12(Sat) 16:55:27

【人】 かみさま 尊龍

[そんな感想を抱きながら、
 ”チャリンコ”で79分の道をのんびり徒歩で歩く。
 家の場所など既に把握済みだ。
 なんせ、私は神様なのだから!当然なのだ!
 
”すとーかー”ではないぞ!”すとーかー”では!


 エリサの家に着く頃にはもう夜も更けた頃か。
 人間達は寝静まっている時間だと思う。
 好都合と思えば、エリサの家の玄関ドアの前に赤い髪留めを置いていこう]


 …………。


[髪留めと共に、祠の周りに咲いていた野菊も添えて。
 そうして私はそのまま用事を済ませた、と。
 くるりと踵を返して祠へ帰ろうとまた長い夜道を歩き出すだろう。**]
(24) 2020/09/12(Sat) 16:56:19
かみさま 尊龍は、メモを貼った。
(a4) 2020/09/12(Sat) 17:05:43

 
[大の男がボクの目の前で膝を折り
 旋毛を見せる。
 光景だけでゾクゾクと背筋が震えてしまう。]


   ……ンッ、……クク、……良いぞ……


[温かくヌルヌルした擬似的な粘膜が
 指の一本一本に這わされれば
 創造主は恍惚と目を細め、被造物を褒める。]


   そう……はぁ、指と指の間も、丁寧にだ……
   ああ、あぁ、良い子……ん、は、ぁぅ……


[こうされるのは、存外、善いものだと知った。]
 

 

   クハハ、ボクも可愛がってやろう……そら、


[新たな発見をしながら――、
 甘く漏れてしまう吐息や
 独りでに踊ってしまう指先を誤魔化すように
 彼の口腔の中で指を動かし、舌に擦り付けた。

 彼はボディにも学習機能がついている。
 快楽として処理されるようになるまで
 どれ程かかるかわからぬものだが]


   ハァ……どうだ、嬉しいか?


[小さな足先全てを捻じ込んで仕舞えば
 足趾をバラバラと動かし
 思うがままに彼の口を犯した。

 返事ができぬと知りながらの質問は
 我ながら意地が悪い。]
 

 
[無理やりに動かすから
 上下の硬い歯列に指が触れる。

 ボクの骨など軽く砕けてしまう
 エナメル以上の硬度の歯たち。

 けれど牙を剥かれることはない。
 少なくとも、自我の芽生えたての今は。

 一層、ゾクゾクと震えが走って]
 

[…………いや、言えたら良かったんだけどさ。


 
笑われたら、すごい凹むじゃん。



  もっと、近くに感じたら……安心出来る?


[親指の腹でそっと由人の唇をなぞりながら
 アタシはまた質問を重ねる。
 恋人でもない人とキスするのは嫌って人
 結構多いから、そのつもりで。

 唇を重ねてもいいなら
 孤独を分かつ者同士、おっかなびっくり
 触れるだけのキスをするの。
 唇の形が分かったなら、もう少し深く。
 温もりを確かめるように
 舌先同士を擦り合わせて。

 ダメ、と言われたならそれはそれ。
 いつも通りハグをしながら
 狭いベッドで眠りにつくでしょう。]



[ 続けられた問いかけに揺れる。
いつだって触れられるのは、
体と髪だけだったのに。

親指が唇をなぞる。

ぞく、として、どくん、と打って。

そんな雰囲気になったことは
今までなかったし、彼がどっちなのか、
そんなことすら知らないのだとわかる。

その熱を識りたいと思う自分と
識るのが怖いと思う自分がいて

ただ、おずおずと重なった唇の
柔らかさは、とても好きだった。
絡んだ舌先の甘さも、同じ。
微かに歯磨き粉のミントが抜ける。]

 




   …ま、さ はる───、



[ 知ってはいたけれど、一度も
口にしたことのなかった本名を
その震える声に乗せる。


見上げた瞳に、灯るのは何色なのだろう。]

 





  わたくしは、とてもしあわせでございました。


 


 [ 共に星を詠み、雨を乞い  
      あなた様の祝詞を皆へと伝え。

  命尽きた後はこの地を護る人柱として。 


  わたくしは正しくあなた様の巫女でした。
  強すぎた霊力は人には手に余るもの。

  神のものは神へ返さなくてはなりません。
  わたくしの命は 神のために。

  この日がやってくることは
  ずっと前から決まっていました。
  だから何も怖くはありません。
  
  霊薬を含み、生命が還ることを感じながら
  わたくしは幸せを告げるのです。 ]



[  ああ、――ああ。


   なのに、―――ああ。 ]



  ―私は、知ってしまったのです。

   髪に触れる手が、指先の優しさを。
   私の名を紡ぐ音に焦がれる心を。
   瞳に映るその姿に、揺さぶられる思いを。



  ひとの身でありながら、
  あなた様の巫女でありながら

  わたくしは
  私という女は

  あなた様と離れることを拒み、
  叫び、悲しんでいるこころを


 ―わたくしは、知ってしまったのです。 ]




[ ―ぽつ、と。

   暗闇の中に咲くのは 黄色の野菊 ]




  『 もしも里が 滅びてしまうような日がきて
    この地がなくなってしまっても

    誰もあなた様を 護れなくなることがないように 
    あなた様を 忘れないように 』
  

[そして私も、お前を忘れる事がないように。
 例えこの地がなくなろうとも、私はここに。

 お前の最期の祝いが欲しい。
 お前の最期の呪いが欲しい。

 私をこの地に留める……、愛が欲しい*]


 
お菊

 ―私という魂が、たとえ在り方を無くしたとしても。
  たとえ全てを失って、何もかもが消えてしまっても。



  ――それでも、




 いつかの私が、またあなたの元へ辿りつけるように。




 『 ここに 野菊の花を咲かせましょう


     あなたが ここにいると わかるように 』
 
 



[ ―私が永遠に、あなたの側にいられますように。


 祝いを。
 呪いを。


 祈りを。 ]


 

[重ねた唇は、多分同じ歯磨き粉の味。
 だけど、思ったよりも高い粘膜の温度とか、
 少しだけかさついた唇の感触とか、
 また知らない由人が見えてくるみたいで。

 腕の中に抱きすくめて、
 舌先で歯列を割ると、中はもっと柔らかくて熱い。
 ミントの清涼感なんかよりよっぽど強い、
 生々しい味蕾の粒の感触。

 ああ、この舌が「美味しい」と思ったもの
 アタシは毎日一緒に食べてるのかな、なんて。
 そう思ったら、もっと深く知りたくなった。]

[乾いた由人の声が、“俺”を呼んでくれた。
 初めて、呼んでくれた!]


  ゆうと。


[少しだけ甘えるみたいな口調で
 口の中で由人の名前を転がすと
 なんだかとっても安心する。
 ふと目があったから俺は「大丈夫だよ」って
 慈しむような目を向けただろう。

 由人の目の前にいるのは
 いつもの化粧もなく、
 ありのままの男の顔した俺。]

【人】 かみさま 尊龍

[赤い髪留めを届けた後は何事もなく祠へ帰り。
 また犬の体に戻ってごろんと明け方まで眠っていよう。

 そうしていれば、朝も早くからエリサがやって来た。
 私は犬の体を起こしてわんと挨拶]


 わんわんっ


[こんな朝早くからどうした?
 なんて犬語で聞きつつ、供え物をくれるなら喜んでばぐっといただこう。
 はぐはぐと咀嚼しているとエリサが眠そうな目で私をわしゃわしゃ撫でてくる。
 私は撫でられるままにエリサを見ていた]
(89) 2020/09/13(Sun) 14:42:04

【人】 かみさま 尊龍

[そうしていると、エリサが祠に向かって話しかけてくれる。
 何々、死ぬかも、だと!?]


 くぅーん……、くぉーん……?


[なぜだエリサ、昨日まであんなに元気だったじゃないか。
 まさか、何かの呪いか?
 いや、そんな気配はない。なら、どうして……。

 犬の私は心配げにエリサの周りをくるくる回って鳴いてみせては、労るように手や頬を舐めてやったりもした。

 死ぬな、エリサ。お前はまだ若い。
 顔色だって良いし健康そうじゃないか。
 死ぬな死ぬな、死ぬと私はすごく悲しい!]
(90) 2020/09/13(Sun) 14:42:40

【人】 かみさま 尊龍

[やがてこてんと地面に横たわるエリサ。
 まさか、ここで死んでしまうのか?
 はらはらと近寄るも、どうやら眠るだけのよう。穏やかな寝息にほっと一安心。
 (寝る前になにやら妙なまじないを口にしていたが、昨今の人間の作法なのだろうか?)

 なんにせよ、ひとまず元気そうで良かった。
 私が昔ほどの力があれば、エリサの言うその心臓の患いも治せたやもしれぬのにと思うと、やはり、今の己の無力さを痛感する]


 ……せめて、夢見は安らかであるように。


[ぽふりと犬の姿から人の姿になり、眠るエリサに膝枕をしてやろう。
 さらさらと髪を撫でてその身の健やかなる事を祈ろう。
 これからもエリサが健やかであるように、幸せであるように祝いを授けよう]
(91) 2020/09/13(Sun) 14:43:09

【人】 かみさま 尊龍

[そうして、エリサが目を覚ますまで人の姿のままそばに……、
 と、思っていたが。
 人間の感覚で10分?くらいで、エリサの持つ謎の道具が大きな音を鳴らし始めた]


 っ……!?


[私はその音に驚いてぽふりと人から犬の姿に戻り、落ち着きなく妙な音がする謎の道具を犬の鼻でくんくんしたり、前脚でてしてししたりして音が止められないかと格闘しだした。**]
(92) 2020/09/13(Sun) 14:43:45


 [ 神にとって 名前とは

    とても大切なものだから。


  わたくしには あなた様の名を呼ぶことは 


  叶わなかった ]



【人】 かみさま 尊龍

[寝ぼけ眼のエリサが眠り。
 私は労わるように膝枕をして頭を撫でよう]


 
……エリサ。



[夢心地にこちらに伸ばされる手を振り払う事もなく。
 その手が髪に触れれば柔く目を細めて微笑もう。
 愛し気に名を呼んで、エリサの頭を撫でて――]
(131) 2020/09/13(Sun) 22:45:29

【人】 かみさま 尊龍

[と、思うが。
 謎の道具が出す音に驚き、人から犬へと姿を変える。
 慌てたせいでエリサが地面に勢いよく頭をぶつけた。
 すまぬ、すまぬと思いつつ]


 ぐうぅー……


[謎の道具の出す音をエリサが止めて一安心。
 しかし、謎の道具への警戒心で短く唸った。

 なんだこの道具は。
 安眠を妨げる妙な道具だ。
 エリサは何故こんなものを持っているのだろう?
 人間の考える事はよく分からんな]
(132) 2020/09/13(Sun) 22:45:54

【人】 かみさま 尊龍

[謎の道具に目を奪われていれば、
 エリサは一緒にいていいかと聞いてくる。

 もちろん!好きなだけいるといい。
 ……と、鳴きかけるがどうやらダメらしい]


 くぅーん……? ……おんっ!


[そういえば、エリサは”大学”に行っていたのだ。
 そこで”絵本作家”になる勉強をしているのだ。
 だからサボりはよくない。
 ――と、こういう事情なのだろう。

 名残惜しいがエリサにも人間の生活がある。
 むしろ、人として生きていく為には通らねばならぬ道だ]
(133) 2020/09/13(Sun) 22:46:12

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 ……おんっ!


[またねと走り出すその背に送り出すように一声鳴く。
 寂しいと思う、とてもとても。幾星霜ほども。

 やがてお前は私を忘れ、
 人の世を生きる道を選ぶやもしれぬ。
 祠への参拝もいずれ無くなるかもしれぬ。

 だがそれでも――、
 エリセには自由に生きて、選んで欲しいのだ。
 だから私は常にここからお前を見守り護り続けよう]
(134) 2020/09/13(Sun) 22:46:40
[お菊はずっと巫女として私に仕えていてくれたからね。
 その強い霊力ゆえ、
 神子以外の生き方が出来ない子だった。

 もしかしたら、
 外の世界に、人の世に、憧れた日もあったやもしれぬ。
 
ついぞ聞き出す事もできなかったが。


 ならば今のエリサは自由なのだ。
 人の生活も、神との縁も持つ稀有な子。
 そんなエリサからまた私が人の世の自由を奪う、など。

 
 嫁にするのだと、
 神域に連れ去り人としての生を捨てさせるのと同じ事。

 それが――、今の。
 しかも、力も弱まった私がしていい所業なのか。
 分からなかった]

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 くおーん……?


[走っていく背を見守っていたが、その歩みが止まる。
 どうしたのかと小首を傾げ。

 再び足を踏み出そうとした、その時]


 
うおぉん! うぉん!



[私は引き留めるように大きな声で鳴いてみせた。
 振り返ったなら満面の笑みで尻尾を振ろう。
 振り返らずとも、構わない。

 くるりとエリセに背を向け、
 「ついてこい」と言わんばかり一度振り返り視線を送った後、
 エリセの向かうべき”人の道”と逆の方向に走り出した]
(135) 2020/09/13(Sun) 22:47:18

【人】 かみさま 尊龍

[てしてしと、田舎の山道を歩いて行く。
 整備もされていない細い小道。
 時折後ろを気にして止まりつつ、歩く。
 
もしエリサがいなくとも、やはり歩くだろう。
 なんとなく、今日はそんな気分だ。


 やがて山の奥、
 苔むして原型を留めていない石段を登り、
 やって来たのは見晴らしのいい小高い丘だ]


 ……わんっ!


[辺りには一面に野菊の咲く、里を一望できる場所。
 到着すれば満足げに一声鳴いた]
(136) 2020/09/13(Sun) 22:47:41

【人】 かみさま 尊龍

[エリサがどんな道を選ぼうとも、私は見守ろう。

 お前はもう充分に私を想ってくれた。
 弱った私が今までこの里に在り続けたのも、
 お前が残した祈りのお陰だ。

 
ほら、その証拠に――、
 この場所はこんなに美しい!


 ありがとう、エリサ。 ありがとう。
 幸せになりなさい。
 ――それを、伝えたかったんだよ]


 ふぅぅー……ん


[野菊の丘に寝そべり日差しを浴びてごろんごろん。**]
(137) 2020/09/13(Sun) 22:48:36
[「龍神さま」「おりゅうさま」「里神様」――、
 様々に人々から呼ばれ、信仰された。
 だが、真の名をついぞ人に明かす事などなかった。

 それは私に生涯尽くしてくれたお菊とて例外でなく、
 
呼んでほしいと乞うた時にはもういない。


 そう、例外ではないと――、
 ・・・・・・
 思われている、が]

かみさま 尊龍は、メモを貼った。
(a7) 2020/09/13(Sun) 22:53:18

【人】 かみさま 尊龍

[見晴らしの良い丘はかつて私の神社があった場所。
 今は特に野菊以外見どころも無いが、
 昼寝をするには絶好の場所なのだ。


 ごろごろごろりん、わんころりん。**]
(138) 2020/09/13(Sun) 23:03:47
 
[一度深く沈んだ意識が浮上していく。
 それと共に、むくりと反応するものがある。

 半ズボンの前立てを押し上げ
 窮屈さを訴えてくる其れは
 ごく一般的な女性にはないモノだ。]


   (ああ、……処理するか……)


[目を閉じたままもぞもぞ、
 自分で掛けた記憶のないシーツの下で身動ぎ
 下衣を寛げ、小さな掌でそっと握り込む。

 溜まるものはいつかは出さなくてはならない。
 生理現象で反応した時に
 処理してしまうのが合理的だとして
 ルーチンワークに取り入れたのはいつの事だったか。]
 

 
[黒のマニキュアを塗った伍本の指が
 熱を育て、硬く反り返らせる。

 こうして自分で弄っていると
 IQが200ほど落ちている気がして
 余り好きではないのだが
 溜めてしまうと知的活動に集中出来なくなるから
 もっと嫌だった。]


   
……ぁ、ン……、ふ……ッ



[何でボクはかわいい女の子なのに
 こんなモノが生えているんだろう――、
 そう思いもするから、処理に伴う快楽は認めがたい。
 故に、目を閉じたままの顔には
 不本意、と太字で大きく書かれていた。

 表情が苦しげだったからであろうか、
 見ていたものが起こそうという思考になったのは]
 

 
[それから青褪めた。
 赤くなったらう青くなったり忙しい。

 そうだよ、彼が居たんだよ。
 なのにボクったら、オナニーなんかして……]


   〜〜っ、つ、次の仕事だよ
   ホラ、これ処理して……っ


[シーツを捲って、
 フツウの女の子にはないモノを見せた。

 やけくそだった。

 ……それにいまの彼なら
 フツウじゃないものを見せられても
 変だと罵る声を持たないから。**]
 

【人】 かみさま 尊龍

[見晴らしの良い丘にエリサを案内すれば、喜んでくれたよう。
 撫でられ、抱き締められて満足げに尻尾を振る]


 わんわんっ! ……くぅー? おんっ!


[かみさまの使いかと言われて小首を傾げる。
 そうと言われればそうだし、
 私がかみさまと言われれば、そうだし。
 まあ細かいことはいい! エリサの自由に思うがよい。

 並んで座って、しばらく一緒に景色を眺める。

 
様々なものが移り変わっていく。
 だがそれでも、
 一番大切なものは今も隣にあった。

 それがとても嬉しかった]
(168) 2020/09/14(Mon) 13:50:57

【人】 かみさま 尊龍

[名前をつけてもいいかと言われ、わんと鳴く。
 さてさて、私はどんな名前をつけられるのやら。

 楽しみにエリサを見ていれば――、
 呼ばれた私の
真名
に、犬の身がざわつく。
 

 
ああ、ああ――、お前は、覚えていてくれたんだね。
 私とお前を結ぶ、呪いをその魂深くに]



 ……おん。


[ぎゅっと抱き締められ、短く鳴いて。
 昼寝でもしようにも気が削がれてしまった]
(169) 2020/09/14(Mon) 13:52:04

【人】 かみさま 尊龍

[寝転びかけた身を起こし、エリサからやや離れる。
 そうして景色が一等映えるだろう場所に立つ。

 ここなら、私の姿を”すけっち”しやすかろう。
 そう思い、
 スケッチを取り出し下を向くエリサが顔を上げるその刹那。

 ぽふん!

 
私の姿が犬から人間の青年の姿に変わる。


 
「たける!」

 そう真名を呼ばれれば、姿を見せぬわけにもいくまい。
 柔らかな日差しの中、
 野菊に囲まれエリサを見つめ、私は柔く微笑んだ]
(170) 2020/09/14(Mon) 13:53:00

【人】 かみさま 尊龍

 
 
 ……どうだ?
 これなら犬の姿より”すけっち”しやすかろう。
 絵が完成したら私にも見せておくれ。


[羽衣を陽に透かし、戯れにくるり舞う。
 エリサはどんな反応だったか?

 しばしその様子を見守っていよう。**]
(171) 2020/09/14(Mon) 13:53:14
[バターを手渡した時、ちょっと思っちゃった。


 「これ食べて、由人、なんて言うのかな」なんて。

 この先、生きていく気もなかったくせにね。]

[また来たいわ。


 ……なんて、言ったら笑われちゃうかしら。
 いいえ、アタシ自分で笑っちゃうわね。]


[ ひとに何か作ってもらうって
いつぶりだったんだろう。

まだ口に入れてないし、
ココットの中身はきちんと成形されてもいない、
不格好なただの白い塊だったけど、
それでもそれが、たまらなく嬉しかった。]
 



[ また来たいな、と

口から出かかったのを止めた。
……笑えそうにはなかった。]

 




    尊龍様……!





  [  わたくしは 巫女でした。
       わたくしは 生まれて、死ぬまで巫女でした。

    けれど 最期に望んだものは

    “この地の栄華でもなく、繁栄でも安寧でもなく”


   ― あなた様に 再び出会う こと でした ―



    それが 里の衰退を呼び 
    信仰の力を失ったあなた様の力が 
    弱まる事に繋がると知って なお  


    どうしようもないくらい 
    なりたかった “女の子”の願いを 込めました。

    あなた様は 嘘つきのわたくしを、私を
    どう思いましょうか ]




   [  輪廻の果てに
      わたくしの巫女の力を失っても
      
お菊

      私という存在の全てを喪ったとしても ]




  [   それでも 

           それでも 

わたくしは

                 私は 



あなた様に 再び出会えることを 






             望みました 

 
 




  [  ―――ここはわたくしと、あなた様にとって
        とてもとても繋がりの深い地。
 
    だから ひとつだけ 私の罪を 

             貴方へ聞いてほしいのです ]




   [  これは お菊の意思では なく  ]

【人】 かみさま 尊龍

[ざあぁと強い風が吹く。
 私を包むように、愛おしむように――、

 花弁が涙のようにはらはら舞っては空に昇る]


  
ああ………、



[私はその風に心奪われしばし風の吹く先を見つめた。

 エリサが戸惑う様子を横目に見つつ。
 幸せを胸に抱き、安堵したように微笑んで、
 その風に口付けるよう目を閉じた。

 目元を掠めた花弁が私の涙のように流れゆく]
(219) 2020/09/14(Mon) 21:44:06
[お菊、お前はいつも他人の幸福の為に生きすぎたのだ。
 最期くらい己の願いを言っても罰は当たるまい。

 その願い。
 他ならぬ私も願った事。

 里の繁栄も、安寧も、案外と神抜きでもなんとかなるものだ。
 人とはそうした強かなもの。
 私の力が弱まったとて、世に在り続けられるなら構わない。


 本当に幸せにしたいと願う人間はただ一人。
 ならば、私はその人間の事だけ考え生きればいいのだ。
 ――そう、最初から簡単な事だったのだ]

【人】 かみさま 尊龍

[――、幾重もの輪廻の果てのように永く短い一時。
 過ぎ去った風を遠く見送り、
 視線を私を見つめるエリサへと向ける。

 他人行儀に慌てるエリサがおかしくてクスと笑み。
 混乱し、口走るその言葉――、


  「連れ去ってくれるのですか?」


 耳にすれば、稚児を見守る笑みはふっと消え、
 エリサのほうへと一歩、歩を進め]


 ……ああ、そうだよ。 月森 瑛莉咲。
 私はお前を遥か昔からずっと待っていた。
 会いたかったよ、私の愛しい子。


[ふっと万感の想いを込め愛し気に微笑み目を細め]
(220) 2020/09/14(Mon) 21:46:33

【人】 かみさま 尊龍

[今すぐにでも駆け寄り抱きしめたい。
 だが、混乱しているエリサを怯えさせてもいけない。

 だから、私からはそれ以上歩を進めず。
 代わりにエリサへ手を伸ばし、エリサを乞う]


 おいで、一緒に神域へ行こう。
 そうして夫婦となり共に過ごそう。
 これからはずっと一緒だ。


[”エリサ”には性急すぎる話だったか、とも思うが。
 答えは彼女の”魂”が知る事だ、と。
 涼やかな目を優しく細め、与えた謎かけを稚児がどう解こうとするか――、見守る大人のような風情で見守っている。**]
(221) 2020/09/14(Mon) 21:47:45
 




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