人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:



僕には、『塔』しか居なかった
君が関わりを持っている人が他にもいると知らなかった

君には僕以外にも居て、1人ではなかった
君の最期の言葉は、そこも関係しているのではないか
……分からない、想像するでしか分からない
君を見ているようで、結局自分の周囲以外を見ていなかった
独りよがりだった僕には分からない、分からなかった

僕が居なくとも1人ではない事への安心のような
僕が自分の事しか見えていなかった負い目のような

君を友として気にかけているのも嘘ではなかった
でも、自分が1人になりたくなくて縋っていた
そのくせ、助けなければ処刑されるというのに
君の願いを跳ね除けられず、見届けるに終わった
よりによって君の願いを聞き入れないなんて
自分が許さなくなりそうだったから

君に嫌われてしまうと思ったから

 



自分の事や周りしか見えていない
こんなにも独りよがりな情けない自分の姿

……気付いていたさ、自分の事だもの
『塔』という希望と共に在る為、蓋をしていただけだ
 
命ある間に、その蓋を開けられなかっただけ

 
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――アリアの部屋



[ 朝、と呼ぶにはまだ少し早い頃合いか ]



     ハローアリア
     朝這いに来たよ♡



[ 部屋に入れてもらえずとも 文句を言うことは無い ]
 
 
(50) 2022/12/22(Thu) 17:40:14

【人】 [『 力 』 フォルス


 
   結論から言えば
   答えは『 Yes 』だよ、アリア
 
 
(51) 2022/12/22(Thu) 17:40:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  この先も世界が続いて行くなら
  今までの常識が一つ、否定される。

  人には 考える力がある
  その事実の上で繋ぐ未来には
  希望を見るだけの価値があると思う。

  声をあげる事を諦めなければ
  俺達が見る夢に 耳を傾ける人が絶対に居る

  そういう人達を俺は ――きっと、アリアも知ってる
 
 
(52) 2022/12/22(Thu) 17:40:49

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  ……。
  この世界がどう転がろうと
  みんなが一つになる事も
  みんなが幸せになる事も無い

  二十二人が揃っても崩壊しない現実に
  世界が出す答えもわからないし
  崩壊しかけた事実は、きっと変わらない。

  保たれていたものが崩れて
  思考停止の安寧まで取り上げられれば
  どうしたって失ったものへの痛みや混乱が先んじて
  お前達のせいだってまた唾を吐かれて
  今よりも風当たりが強くなるかもしれない


[ 一度、瞑目して ]
 
(53) 2022/12/22(Thu) 17:41:03

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  ……ただ
  何かを変えようと思う時
  必要なのは多分、きっかけじゃないかと思う

  俺達は今 その変化を手にする為の
  千載一遇のきっかけを手にしてる

  俺は、人の考える力を信じる。

  ――これが、俺の出した結論。


[ 彼女からの返事がどうであろうと
 元より今、そう長居をする気は無い。 ]
 
(54) 2022/12/22(Thu) 17:41:25

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ やがて話が終われば
 扉をしめようと――アリアを見て ]


  この世界が続くなら
  君とまた、話がしたいな


[ それじゃまたね♡ って笑って、扉をしめた ] *
 
(55) 2022/12/22(Thu) 17:41:49

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――ホール



[ 『力』は多分 神様が嫌いではなかった

 崩壊を止めなかったのだとしても
 きっと 受け入れていたのだろうと思う

 『正義』との最期を見ても。
 『力』は そういう在り方だったのだろう

 憎もうと 怒ろうと どんな事があろうと
 それでも最後はその有り様を受け入れる事で
 崩壊の中にあって 己を貫き保っていた

 だから痛みのようなものは感じていても
 耐えがたい何かに疼くような事はなく
 そっと静かに 行く末に耳を傾ける事が出来た ]
 
 
(56) 2022/12/22(Thu) 19:14:31

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 [ だから、その瞬間

  心臓を押さえた訳が
  痣を襲った痛苦の訳が

  "どちら"に在るのかわからなかった ]
 
 
(57) 2022/12/22(Thu) 19:14:41
 
 
   ――おおい! 『神様』

   今から『正義』と一手仕合うんだが
   立ち会ってくれないかい?

   見ているだけより楽しいかもしれない
   なーに、どうせ暇でしょ

      ホラ おいで。
 
 

 
 
  『神様』もやってみる?

  持ち方にもこう、コツがあってね
  気になるかい? 気になるだろう
  そうかそうか気になるか〜

  なら手取り足取り教えよう――『正義』が!
 
 


 
  実は向こうに新しい花が咲いてね。
  そこでのんびりしようと思うんだ――が

  お供に膝まくらが欲しい気分になった

  どうだい?
  『女帝』様も一緒に、あちらまで
 
 

 
 
  知っているかい『女帝』様
  この花、紫苑と名をつけたらしい


   ふーむ……

     へえ 少し甘―――いや? 
           なん だ これ

    苦 ……ぐ ぇ
  
 

 
 
   お前が平等を追い求める『正義』なら
   俺は不平等を司る『悪』にでもなろうか

   なんてね。
 
 

 
  
   お前なりの平等を俺は否定しない
   お前の平等は俺が保ってやる

   だから 自分を見失ってくれるな

        ――振り回されるなよ 『正義』
     
 

 
 
  不思議だな

  こうして空を見上げていると
  まるで全部 夢にさえ思える

  『女帝』様を横に転がすというのも
  風情があって 悪くない
                  ――ふふ
 
  

 
 
 
   ここがいつか崩れ去るとしても 
   俺は最期まで貴女の傍に居るよ

              ――― "約束" だ 
 
 

 
 
   ……。
   今ほどお前を哀れに思った事は無い

          ――…馬鹿だね、『正義』
 
 

 
 
 
      
――――…餓 鬼  



 
[ こんな所で 使ってやれる命ではなかったのに ]

 

 
 
    
  ご  めん、     な

 
  

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 
      
 [  消えた  ]

 
 
 
(58) 2022/12/22(Thu) 19:21:52

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 [ 消えた
   何かが消えた

   それはあまりにも
   小さく 大きく
   誰よりも身近で己たらしめていた

   忽然と根幹から失われた
   あまりにも得難く耐え難い消失 ]
 
 
(59) 2022/12/22(Thu) 19:22:05

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 遠く 目の前
 起きた一つの現実に>>4:8
 ガリと 唇を噛んだのは本能
 もたらした血の味で己を取り戻した ]


    …………。


[ 倒れたヴェルトに駆け寄るのは
 傍らの存在に微笑みかけてから ] *
 
(60) 2022/12/22(Thu) 19:23:08

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――とある部屋の前



[ 戻ろうと思ったのは ヴェルトが心配だった
 それ以上に気にかかった事があったから。

 ……部屋に残るシンの様子が気にかかった
 ただ、それだけ。 ]


   ――――…


[ 扉越し 漏れて来る微かな声>>18>>4:263
 足音を立てないように 立ち去ろう ] *
 
(73) 2022/12/22(Thu) 23:35:53

【人】 [『 力 』 フォルス

 
   
―――這い寄る死神



[ 漏れ聞こえて来る声はよく知る二人の声
 扉を叩く前に気付けて良かったと

 盗み聞きをしたい訳では無いのに
 少しの間、そこから動けないまま――開く扉>>79 ]



   
!?




[ 遠くに居た筈の 目の前に居る男には
 びくりと震えたのがバレてしまったかな ]
 
(90) 2022/12/23(Fri) 1:12:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  ………。
  タナトスはさ
  死神ってか、シノビじゃない?


[ びっくりしたー♡って戯けて>>80
 ちらりと奥を見れど シンの姿を見る事はないまま ]



  ――ヴェルトは、どう?



[ しまったままでいい
 相も変わらずな諦念めいた傍観者面
 わっと開けてくれたのは 親友だった。

 ずるいなあって 言葉はしまったけれど
 笑いながら ちょっと胸が熱くなった * ]
  
(91) 2022/12/23(Fri) 1:13:34

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
―――アリアの部屋



[ 訪れたばかりのようにも思うその部屋
 物音一つしない部屋の扉をノックしようとして ]



    ―――…アリア
             居る?



[ 代わりに言葉を。
 中には誰か居ただろうか?>>4:186 * ]
 
(148) 2022/12/23(Fri) 22:38:51

【人】 [『 力 』 フォルス

[ 顔を見せたアリアに いつものように笑う>>155 ]


  もちろん、
  アリアと話がしたいと思って!

  紅茶も淹れてきたよ♡


[ トレーの上 未だ湯気の立つカップを見せて ]


  お邪魔してもいいかな?


[ 中に入る事が叶ったなら――
 「 顔色悪いね 」とは 流石に言ったかな * ]
(159) 2022/12/23(Fri) 23:58:43

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 普段と呼べる程に入り浸る訳ではなくとも
 この部屋に訪れる機会は比較的多い身
 たまたまだったか そうではないかは知らずとも
 珍しいものを見ている気がするとは片隅>>169 ]


  あ、やっぱり?
  気のせいかなーとも思ったんだけどさ

  ホラ アリアってあまり表に出さないから
  もしかしてーと思って!


[ 笑っておいた>>170 ]
 
(176) 2022/12/24(Sat) 1:57:25

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ この喪失に 穏やかで居られる人間がどれだけ居るのだろう
 大なり小なり 誰もが。
 誰よりも冷静に 或いは神にさえ物申す心を持つ彼女もまた

 だから、そんな彼女が考えたくないと
 そういうのならなおさら ]


  あー なるほど
  それで調合ってコト……?


[ 紅茶をアリアの前に置きながら
 部屋の状況に 「アリアはすごいねえ」なんて
 なんとなくの得心を置いて ]
 
(177) 2022/12/24(Sat) 1:59:23

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 彼女に倣って 紅茶に一つ口をつける>>171 ]


  そうだなあ――…
  不思議な気分、かな?

  ぽっかり穴が空いたような 自分じゃないみたいな
  変な感じ。


[ いつもと然程も変わらない居住まいは
 言葉より 余程軽い声に聞こえただろうか ]


  ただ まあ
  在るべき形に戻ったとも言えるなら
  解放されたって喜ぶべきものなのかもね


[ そう言って もう一口 * ]
 
(178) 2022/12/24(Sat) 1:59:51
 
[ ――――
 『魔術師』が『恋人』の
 最期の表情を見ることはなかった
 目に入っていなかったというのが正しいのかもしれない。

 ――有り得ない、と否定して、
 『恋人』のことを見ようともしなかった。
 最初から理解などしようとしなかった。
 本質的な不快で遠ざけるのではなく、
 智慧者として、もっと深く突き詰めても良かったのだ。
 不快を我慢してでも、先に進むという手もあったはずだ。

 『魔術師』はその時に既に思考を止めていた。
 『魔術師』はそれに気付くこともなかった。]
 


 ………僕には分かる

 最期の言葉を告げた時の君の表情
 抵抗しない『塔』を見ていた時の僕の表情
 
 そういう時の表情に、それぞれ似ていた

 似ていて、同じ匂いを感じる
 そんな表情だって、それだけだったけど
 あまりにも、似ているように感じて

 『塔』、君はまさか
 また……
逝こうとしているのか?

 

[それは『箱庭』が平穏だった頃の記憶─]

 新しい花…?

 良いでしょう。
 付き合いましょう。

 …こう膝枕をしていたら、
 あなたは花を愛でられないのではないですか?

 ………別に嫌と言ってはおりません。

 紫苑…、良い名ですね。

 
………『力』!! 大丈夫ですか?

 無茶は、しないでください。

………横になるのも悪くはないですね。

 空が遠く、花が近くみえます。
そうして、あなたが近くに感じられます。


 夢…なら、誰の夢かしら?…神様?

 …あなたはいつも楽しそうね。
ふふ…もちろん私も……。



[ ずっとこんな日々が続くと信じていました。]


[ 神さまは私たちを愛してくださいました。
 私たちも神さまを愛していました。
 いえ、他の人のことはよくわかりませんが、
 少なくとも私は。

 与えられた幸せに満足していました。

 微かな不協和音に気づかない振りをして、
 小さな綻びがやがて崩壊へと広がっていくのを、
 為す術もなく見守るばかりで。

 諌めはしました。
 でも、私の声は届かなかったのです。]

不吉なことを言わないで。

 でも、ありがとう。……約束、ね。

[ どうして、どうして、どうして。
 あなたが死ななければならなかったの。

 誰かが『正義』を止めなくてはならなかったとしても、なぜあなたでなくてはならなかったの?]

 …約束、したのに。

[ 止められなかった、護れなかった、
 もう一緒にいられないなんて……!]






 ………『星』、あなた、なの?

[『力』が『正義』と相打ちをして果ててからは、
 打ちひしがれる日々を過ごした。
 
 眼の前で起こる出来事は何も目に入らず、
 俯いて、悲しみにくれるばかりで。

 そんなある日、後頭部に衝撃が走った
 不自然に跳ね、地に倒れ伏した。
 霞む視界に、見慣れた姿を認識した。]


( あなたが私を嫌っているのはわかっていました。
  ここまでするほど憎まれていたのですね…)

 ああ、でも、もう彼のいない世界で、
 泣いて暮らさなくていいのね。よかっ……**

 
  きみが深刻な時はだいたい深刻なほどおかしくって
  堪え切れずに笑いだすわたしにきみが拗ねて怒って
  おさまらない笑いに滲む涙を拭いながら
  心にもない「ごめん」をくりかえせば
  余計怒ったきみがつかみかかってきて
  よろけて一緒に転げて、いつの間にか一緒に笑って

  わたしたちの過ごした時間は
  話せない秘密を抱えた苦悩の時や
  別れの瞬間だけじゃない。
  そんな風に二人笑いあった時間の方が圧倒的に多かった。
  そんな暖かで幸せでなんでもない記憶を
  ふたり、幾つも積み重ねた。

  お互いに言葉にした事は無かったけれど
  わたしたちはきっと親友だったから。
 

 
  きみにだけは知られたくなかった。
  知られる訳にはいかなかった。

  けどほんとうは

  無理矢理にでも問い詰めて欲しかった。
  きみになら暴かれたってよかったんだ。

  そんなの甘えた我儘だってわかってたから
  きみに甘え過ぎだったわたしがこれ以上、って
  最期まで言えなかったけど。
 

 

  『神様』に向かって、暇でしょなんて、
   なんてことを言うんだ『力』……

   って、ちょっと待って、
   僕?僕なの???
   僕が『神様』に教えるの??

   あ、こら、逃げるなって、
   あ〜〜〜〜もう。

   ……すみません、『神様』、
   『力』に逃げられましたので……

   お付き合い願えますか?

 
   ねぇ、『運命の輪』。
   頼むから、あんまり危険なことはしないで。

   予定通りにいかない、
   運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
   それを司る君が居るんでしょう?

   ……心配なんだ、君のことが。
   
   せめて、何かあったら
   僕のことを呼ぶんだよ……

   手遅れになる前に。
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
   [ 踏み込むか
     踏み込まないか
     いつだって後者を選んで来た ]
 
(314) 2022/12/25(Sun) 0:16:40

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ その返答に異質さを覚えようと>>254
 しがみつくような事も無く流されるまま
 通された椅子へと移り変わる状況を良しとした

 あんな事があった後だ
 己とていつも通りとは言えないかもしれない
 この世の言葉のどれとも違う感覚を
 今、言葉にする事はどうしたって出来ない

 けれど、これはきっと
 大なり小なり証持ち全員が直面しているだろう違和
 ならばいつもと多少様子が違っていたとして
 それは当然の範疇でしかなく

 だからたとえ誰の前であっても
 いつも通りは容易かった ]
 
(315) 2022/12/25(Sun) 0:17:50

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ぽつぽつと
 紡がれる声に耳を傾けるひととき

 彼女がティーカップを置くまで
 特段に口を差し挟む事も無く耳に留めて

 「 それなら良かった 」 と微笑んだ ]
 
(316) 2022/12/25(Sun) 0:18:03

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 置かれたティーカップと アリアとを見れば ]


  嬉しくない?
  自分の中の……自分が消えたこと。


  ――あ、いや

  ごめんね!
  なんだか怖がっているように見えて、つい


[ 少しぬるくなった紅茶で喉を湿らせた ]
 
(317) 2022/12/25(Sun) 0:18:19

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  アリアはさー しっかりしてるよね

  ホラ、神様を前にしても物怖じしないし
  死体蹴りの如くにずけずけと毒も吐けるし?


[ 小さく笑って ]
  

  だからきっと 辛い事があっても
  一人でどうにかできるんだろうって思うし

  たとえば俺がここに来なくても
  部屋を出る頃には 冷静沈着で頼りになる
  いつものアリアになるんだろうって、そう思うよ
 
 
(318) 2022/12/25(Sun) 0:19:02

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  ――でもさ
  人って、見てないようで案外見てたりする

  俺が君の事なんとなく気付いたように
  無理してるかもって気付く人は居るんじゃないかな
  普段からアリアの事見てる人なら尚更。

  アリアが何に怯えているのか
  何をしまおうとしているのかはわからないけど

  ……。
  しんどい時は しんどいって言った方がいいよ


[ 沈黙が続くなら 楽しい話でもしようか * ]
 
(319) 2022/12/25(Sun) 0:19:39

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――ヴェルトの部屋



[ ふと、思い出した
 今尚忘れる事のないあの表情を>>0:367

 ここに来た頃の事を逐一覚えている訳では無い
 少しずつ薄れるものはどうしたってあって

 その中に在って色褪せずに
 こびりついたように心に残っている記憶

 いつも笑っているからだろうか
 呆けたような ただそれだけの表情
 それでも俺が見た、シンの笑顔ではない数少ない表情

 だからきっと、今という状況に過ぎった ]
 
 
(327) 2022/12/25(Sun) 1:23:50

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ いつか ぷつりと糸が切れて
 壊れてしまいそうな笑顔だと思っていた

 だから 泣ける場所があったこと
 縋りたいと思えるものがあったこと
 そうして縋れる手があったこと
 それが他でもないタナトスであること

 閉められた扉の向こうに見たのは
 消えた証の中の 消えないものの象徴

 良かった
 安心した

 それだけの自分で在りたかった ]
 
(328) 2022/12/25(Sun) 1:25:04

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 開かれた扉の向こうに見たのは
 ベッドで眠る男と 傍ら顔を伏せた男>>160

 向くことの無い顔
 埋まることのない距離 ]



        ――――――…



[ 蓋をしてしまおうか
 いつものようになんてことのないように

 ――簡単だ

 この隙を淋しいと思う
 そんな過ぎた心、無かった事に ]
 
(329) 2022/12/25(Sun) 1:27:04

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
      俺も ずっとここに居るよ
 
 
(330) 2022/12/25(Sun) 1:27:19

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ シンの頭上 こぼした声 ]


   ――…って言ったら
      喜んでくれる? なんてね


[ 撫でるとするには少し雑な手つきで
 顔の合わないシンの頭にわしゃりと手を置いた ]
 
(331) 2022/12/25(Sun) 1:28:08

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 見られたくないんだろう
 知ってるよ。だから見なくていい ]


  俺、行くよ
  ちょっと行きたいところがあってさ


[ タナトスが居て ヴェルトが居る
 それなら尚更必要ない ]


  ――ヴェルトも戻ってきたなら
  またいつだって、皆で話せるだろうしね。


[ 部屋を出る前にタナトスに微笑んだ。
 ありがとうって気持ちが せめて伝わったらいい ] *
 
(332) 2022/12/25(Sun) 1:30:07


……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。

喋れなくなってから、気づくなんて……

  

 

 
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]

 
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 踏み込んだところで
 何も得られない事など知っていた
 そういう存在である事などとうに自覚している

 何も望まれていない事などわかっていた
 己のする事に何一つの価値のない事なんてわかっていた
 生まれてから死ぬまで それだけが不変の存在価値

 両親の跡を継げば迷惑をかけるのは必定で
 どれだけ立派で在ろうと 大切な人まで指をさされる世界で
 結局、何一つだってうまく行かない人生だった

 踏み込むたび
 得られるものは諦念
 また一つと積もり行く絶望

 それどころか
 踏み込むだけ傷つけていく
 傷つける事でしか過去も清算できない

 それが己という存在の根幹でしかない事
 とうに、わかりきっていたのに。 ]

 
(479) 2022/12/25(Sun) 22:28:18

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ "紅茶、美味しいですね">>341 ]


   ――うん、美味しいね


[ 今この瞬間も きっと傷つけながら
 なんて事無い顔で微笑んだ ]
 
(480) 2022/12/25(Sun) 22:28:24

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 少し 沈黙が続いた気がした。

 だから 残っていた紅茶を
 話題を変えるように飲み干せば

 カップを置いて立ち上がった ]
 
(481) 2022/12/25(Sun) 22:28:33

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 名を呼べば 視線は向いただろうか ]


  この世界が続いたら
  話がしたいと思ってたんだ>>55

  ――これからのことを、君と。


[ 聴いてくれる?って
 アリアの座る椅子の傍らで膝をついたら
 少し、見上げる形になったかな ]  
 
(482) 2022/12/25(Sun) 22:28:47

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
     夢を、見てみようと思って。
 
 
(483) 2022/12/25(Sun) 22:28:57

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 楽しい話をしよう ]


  店を出すんだ
  ここから通える場所にさ
  証持ちが外で働く事の出来る店を。

  みんなに協力してもらいながら
  証持ちも そうでない人達も交わる
  そんな場所を作りたいと思ってる


[ 甘くて優しい茶菓子のような
 美味しい紅茶に合う そんな話を ]
 
(484) 2022/12/25(Sun) 22:29:09

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  そうだなー
  まずは各地の特産品を取り寄せて
  あ! もちろんメルロンは置くでしょ。

  シトラの編んだ作品や
  シンの発案した面白い雑貨も置いて

  お茶を楽しめるスペースを作るのもいいな?
  タナトスの育てた作物を使ったメニューに
  カルクドラがそれに併せた茶葉を合わせたりして
 
  ……。
  ユグはそこに居てもらった方がいいかな……?

  カフェスペースの接客はエーリクがやるから
  会いに来れるヒナギクも押し出して
  二人で看板になってもらったら百人力だね

  ちょっとしたステージを作ったら
  たまにチェレスタに歌ってもらえるかなー
  お客さんも歌えるようにするのもいいね 
 
(485) 2022/12/25(Sun) 22:29:21

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 楽しいだけの 途方も無い夢物語。

 一度は諦めた>>0:234
 諦めた筈のものにぶら下がった>>0:618
 そうして今尚繋いでいる一筋の夢>>0:236
 いつの間にか重なり 広がりを見せた夢の道4:77

 ――なあに。
 アイデア倒れになったとしても
 口にしないと出来るかどうかも考えられない

 シンユウが言ってた言葉だ ]
 
(486) 2022/12/25(Sun) 22:29:45

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 そういう夢をさ
 これからも続いていくこの世界で

 いつかの証持ちの時代じゃ無い
 俺達の代で叶えたい。


[ ふ、と笑えば ]


 アリアのおかげで楽になったよって
 店先で笑い合えるような場所を作りたいんだ

 そしてそんな景色を アリアと一緒に見たい

 あの日、
 君が繋いでくれた夢だから。
 
 
(487) 2022/12/25(Sun) 22:30:01

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 立ち上がれば 空になったカップを携えて ]


  時間はたくさんあるし
  答えは急がなくていいから。

  シトラとも話してみて
  やってもいいかなって思ったら
  声かけて。

  あの時みたいにさ


[ ぽふりと――撫ぜるように
 彼女の頭に手を置いたのは ほんの少しの間のこと。
 「 ありがとう 」って笑って 部屋を後にした ] *
 
(488) 2022/12/25(Sun) 22:30:24


[『太陽』は動かない。

 空にある限り、地を照らし続ける。
 その場にあり続ける。

 道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
 時に迷えば、日が時を刻むように。

 いつも、空から見届け続ける。
 まっすぐに進む、それぞれの道を、
 『太陽』が照らし続けるから。]

 

 
  きっと、
  誰より早く
  誰より正しく
  始まりの兆候を理解していた。

  突然起こった変化は避けようがなく
  けれど悪い事ばかりでも無い。

  破壊は新たな創造に必要なもの。

  一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
  ただそれだけのことだった。
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――それから



[ どんな大言壮語を吐いたところで
 大きくなんて変わらない日々だ。

 ただ、特等席で惰眠を貪る事が少なくなったこと
 以前より外に出る事が多くなったこと
 外に出る時 手袋をしなくなったこと
 売店に居る間 棚に羊を置くようになったこと

 まあ 他にも無いことは無いけれど
 目に見える変化といえば きっとそれぐらい ]
 
 
(515) 2022/12/25(Sun) 23:07:12

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ゼロから話を受けた時には>>396 ]


  そっか
  淋しくなるね…… 元気でね……
  えぇーーんゼロー!
  手紙待ってるからーー! えーんえーん


[ ハンカチを目元にあてながら見送る予行演習をして
 それから走り書いたメモを一枚渡した ]


  もしも困った事があったら
  そこに行くといいよ。

  俺の友人だって言えば必ず力になってくれるし
  大抵のものは用意してくれる。

  外のツテは いくらあっても損は無いと思う
  ベルも居る事だし?


[ 実家の住所と地図が書かれたメモ
 何かと訊かれれば隠すことも無く伝えて。

 ――いつか、二人が洋館を出る時はきちんと見送ろう
 「 いってらっしゃい 」の言葉と共に 笑顔で ] *
 
(516) 2022/12/25(Sun) 23:07:51
 

[ 君を守れなかった過去。

 選択を誤った結果
 君も、私も、全てが消失してしまった。

 だから、もし、次があるなら

 
やり直せるならば────……。
]

 
 

【人】 [『 力 』 フォルス


 
  
――ヴェルトの部屋



[ 別に 良かったんだ
 これからもここに居て
 変わらない日々がきっとあって

 これ以上を望めば
 見せかけですら 理想で居られなくなる

 始まらなくていい
 そうすれば終わりも無い

 ――そう、思っているのに。

 その檻は どうして
 どうしようも無く効くんだろう>>450 ]
 
 
(530) 2022/12/25(Sun) 23:49:25

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 踏み込んだ見せかけの一歩

  たまたまなのか
  気付かれていたのか
  後者なら――困ったな>>451 ]
 
(531) 2022/12/25(Sun) 23:49:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ シンのことが大切だ
 タナトスのことが大切だ
 ヴェルトのことだって大切だ

 でも そこに俺は居なくていいと
 どうしたって思ってしまう。

 なのに 最後の一歩を
 容易く振り払えるはずの手を
 繋ぎ止めるものを振り払えないのは

 ―――…
 振り払いたくないと 心が軋むから ]

 
(532) 2022/12/25(Sun) 23:49:32

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 何も言えなくて ごめん

  心の中呟いて
  ヴェルトと シンと タナトスと
  ただ、四人だけが居るそこで

  世界が止まらずに 進んでいく ] *
 
(534) 2022/12/25(Sun) 23:49:35
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜


 神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
 一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
 あまねく艱難を穿つ贈り物です

 『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
 傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
 刀を握る拳へと変えました

 愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
 刀を振るう仲間と研鑽にはげみます

 刀は大地に穴をあけることはできません
 開いた拳は、何をも穿つことはできません

 『力』は不自由を愛しみました
 『力』は不完全を愛しみました

 『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
 『女帝』との安寧を愛しみ
 『正義』と最期を共にしました

 『力』は とうとう狂うことはありませんでした *


〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 


『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり

なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
 


本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった

だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
 

 




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