29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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蝶々は ひとと語れたものですから、
きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
今となっては、知るすべもありませんが。
彼は、妻がいっとう大切でしたから、
蝶々の言うとおりにしました。
祈るように、縋るように、
妻の亡骸の前で待っていました。
[ "どっち"に対してかも無い、
雑な こどもじみた落書き。 ]
**
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今日の自己紹介では 色々とありがとうございました。
すごく緊張して テンパってしまっていたので
とても助かりました。
去年、キーホルダーを落として
困っていた時のことも思い出して
渡辺先生はいつも頼りになるなぁと思っています。
そんな先生のクラスになれて嬉しいです。
1年間、どうかよろしくお願いする、ます…!
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[ そう、揶揄する響きなんて なくて。 本をそのまま預けたのだって、 そういうことだ。*]
(306) 2020/05/20(Wed) 21:57:41 |
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*
[ そりゃあもう、不機嫌を貼り付けている。 “捕まってしまった”というバツの悪さなんてない。 だって此方は悪くないもの!]
(307) 2020/05/20(Wed) 21:58:37 |
| [ 割合、屋敷の中であれば、男は温厚で、 怒ることだって、不機嫌を露わにすることだって ほとんどないのだ。 珍しいと言える。 貼り付けた笑みも、今回ばかりは剥がれ落ちている。
随分と“御行儀の良い”おひめさまだった。 ──折角おとうさまが直々に招待したのに! まあ、要約すればそう言った文脈だった。 知らん。 誠に遺憾である。 そんな態度を欠片も隠しもしない主人に、 物腰穏やかな執事も諦感を滲ませている。]
(308) 2020/05/20(Wed) 21:59:24 |
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それで今日は何を?
[ ──文句を言いにいらしたので? 冷え切った問いかけは、どうやら油だったらしい。]
(309) 2020/05/20(Wed) 22:00:04 |
| [ 部屋に戻ってきた頃には、脚がふらつく思いであった。 キィンとした耳鳴りが未だ抜けない。 耳が遠いような気もしている。
後ろ手にゆっくりと扉を閉め、 すぅ…と 音のするほど息を吸い、 ]
(311) 2020/05/20(Wed) 22:01:15 |
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これだから“きぞくさま”は!
[ …部屋に人がいるかも、全く確認せず、 扉を閉じた瞬間に恨み言だけを吐いた! 全てが忌々しいって顔だ。 鼻につく香水の匂いも、天気がいいことさえも!
曇った薔薇色が、 ようやっと私室を映した時、]
(313) 2020/05/20(Wed) 22:01:59 |
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──…おっと、 失礼。 全くうつくしすぎるのも問題だよ。
[ 執務机の卓上ミラーを覗き込み、表情の微調整。 すこぅし経てばいつも通り、 ──それでも何処か疲れたよな、 薄い笑み。]
(316) 2020/05/20(Wed) 22:03:25 |
| [ 男にとって、この屋敷は自分好みに出来ている そりゃあ面倒くさい書類は有れど── いざやり始めれば仕事と割り切れる。
使用人も、 家具も、 花も何もかも、 すべて思い通りの箱庭。
だからこそ、だろうか。 イレギュラーな“好まないもの”にとても弱い。 “匂い”を持ち込まれるなど、以ての外であった。 薔薇と 紅茶、 時折ミルクがあれば良い。]
(365) 2020/05/21(Thu) 0:33:11 |
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( 通常、来客がないわけではないが、 必ず先に連絡があるし、此方も準備をしている。 ──礼儀知らずは嫌いだ。 今日の日記には罵詈雑言が並べられるに違いない。)
(366) 2020/05/21(Thu) 0:34:12 |
| [ これでも、見知った顔を切欠に、 怒りの優先度はだいぶ下がっちゃいたのだ。 それよりはずっと、疲れていた。 どうにも引きこもりなので、人と会うと体力を使う。 おんな相手だと尚更だ。
真白の上に足を揃えたその姿は、 どうやら“他人”とも、“おんな”とも 呼ばないものであるらしいが──……]
(367) 2020/05/21(Thu) 0:34:51 |
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昼寝か、悪くないね。 ベッドに寝ちゃうと“寝過ぎる”し…
(368) 2020/05/21(Thu) 0:35:17 |
| (369) 2020/05/21(Thu) 0:35:43 |
| [ 見上げるよな、 伺う視線に、 男は心底不思議そうに、ぽつんと 呟いた。 卓上の鏡に映るのは、すこぅし白いくらいの、 “いつも”の 美貌──と 思っている。
自分の何が違うのか、よく分かっていない。 もにもにと頬を揉み回す動きさえ見せていた。]
(370) 2020/05/21(Thu) 0:36:43 |
| ( ──己のことは、好きだ。 寧ろ、何よりも優先している。 …その 割に“微差”を察し難い節はあるが “何の”── “だれ” の せいか、 ) (371) 2020/05/21(Thu) 0:37:24 |
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…またブランデーが必要かな…
[ 特に否定はしなかった。 疲れていることは確かだし、 “においけし”が必要なのも、確かだ。
差された先、ソファに沈みつつ、 手近な窓を 薄く開けた。**]
(372) 2020/05/21(Thu) 0:38:16 |
[ おんならしく整えた茶髪に、
歩きづらいヒールを纏って、
腰を締め上げるよなドレスで身を守る、
危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
そういう わたし であるならば、 ]
[ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。
それに、そこまで考えて、思うのは、
" だったら此処には居ないのだろう "だけ。
今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
ひとつのパンをずぅっと
食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]
( ……何で此処にいるんだっけ、 )
[ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
そんなこと どうせ、察せよう。 ]
[またノートには、五ページ目が追加されていた。
律儀に、日付から始まるあたりで。
今回も、タブレットの所有者の日記から
記述は始まるのだと予想できただろう。
兎は、自分がこの日記を書いているとばれないよう
細心の注意を払っていたつもりではあった。
でも、確定的ではないにせよ―――少しずつ。
書き手に迫る手掛かりが、零れている。
]
〇月□日
誰かが後で見るのだと思うと
少し気恥ずかしい気もするが、
僕の残した記録を誰かが見てくれるのなら
僕は、とても嬉しい。
また、昨日、不思議な夢を見た。
そこは、真っ白な大地だった。
白い何かが天から降ってくる。
伸ばした右手の上に落ちたそれに目を近づける。
粒は小さく、一見わかりにくいが
よく見たら、それは六角形の精巧な結晶だった。
左手で触ったら、熱に弱いのか消えてしまった。
僕は、どこかへ向かって歩いていた。
真っ白に見える大地は、白い物が積もっているようで
ふかぶかと足跡をつけながら、進んでいるようだった。
やがて、前に何かが見えてくる。
白いものに半分以上埋もれていたもの。
見たこともない材質の、不思議な、建築物だった。
窓だったらしい個所は割れ、
中まで、白い物で満たされていた。
覗いてみれば、夢特有の靄が晴れて、
中が良く見えるようになっていく。
中にある家具らしいものは、
見たこともない物も多かったけれど
本や、机など。僕の知る物も多かった。
見たこともないものの、ほとんどは
僕が想像もしたことのない、
遺失技術ぐらい精巧な、機械類だった。
僕は、建築物の中にある白い物から
人の腕らしきものが突き出たまま
動かなくなっているのを確認した後。
腰に下げていた機械に映る数値を見て、
持っていた"何か"を口元に当て。
「地点B243、―――汚染は僅か。
以前の記録よりも極寒。生物の生存不可能。」
誰かへ、報告をしたみたいだった。
[日記の後に、間を空けて。
前と同じように、日記に比べ丁寧な文章が綴られている。]
僕の日記を読んでくれている誰かへ。
お返事、ありがとうございます。
ご両親の話も、色々想像しながら読みました。
お母上に苦労を掛けてばかりだったそうですが
あなたがこのタブレットを開いてくれて
僕の話を読んでもらうことができたのは、
あなたのお父上のおかげです。
僕が本当に優しい人かは、僕にはわかりません。
僕は、僕に、遺失技術のことやこの端末のことなど
色々と教えてくれて、これからも使っていいと
言ってくれるあなたの方が、優しいと思います。
こんな場所を保管場所にしておいて
何か言える立場ではないかもしれませんが
せめて大事に、使っていきたいです。
ずっと、変な夢を見続けているもので。
今回も変な日記になってしまい、すみません。
誰かから聞いた話、伝えられた話、と言われても
お恥ずかしながら、僕は自分から
遺失技術を学ぼうと思ったことはなく
夢の心当たりは、どこにもないのです。
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