人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

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自然と足は屋敷の端の部屋へと向かっていた。物置きになっている部屋だ。
掃除用具もない、本当に不要なものばかりが置きっぱなしのゴミの中。
僕の背丈では体を包むには届かないから、手だけをぎゅっと握って。

見えない腕を持ち上げて、手のひらを見た。ものさがしの占いをするときと同じように。
そこに
いる
ものが手のひらをつついて、近くに人はいないよって教えてくれる。


「ベリ兄、大丈夫だよ。近く、誰もいないから。
ゆくり、落ち着いて」

【人】 骨頭 クローディオ

「外で寝んのはよくないだろ。
虫に刺されんぞ」

ロマン溢れる提案に、現実的すぎる発言。
それでも星を見にいくという言葉には、窓から空を眺めたりなどして。

それから、ハグベリーを見た。
もし彼が本当に子守唄での寝かしつけをするなら、外へは自分がついていくべきかな、など。
(16) 2022/07/15(Fri) 1:44:41

【人】 骨頭 クローディオ

>>18 ノル
「俺がそんなこと言い出したら大変だよ。
天変地異の前触れレベル」
本当に全く想像つかない。自分でさえも。

>>20 ユングフラウ
「……談話室でならいいかな。
星見るところまでは付き合う」

夜の外は、一応危ないかもなので。
素っ気ない物言いだけど、最低限の心配はしている様子。
(23) 2022/07/15(Fri) 3:13:10
クローディオは、フィラメントとタンジーを見送った。おやすみ。
(a3) 2022/07/15(Fri) 3:13:32

埃だらけの部屋の中。
内側から鍵を掛ければ、ようやく緊張の糸が切れて。
ぐったり、力を抜けば体は上に上がっていく。
貴方が手を握ってくれるならきっと、風船のように。

「ごめん、俺、お兄ちゃんなのに……」

お世話をしなきゃいけない立場の自分が、お世話をされている。
そのことに謝罪を一つ、ぽつりと零して。
それから。
ぐっと体に力を入れて、少し沈み。
叶うなら、貴方を抱きしめる。

「……嘘……じゃないよね………
 どうしよう、ノル、俺、どうしたら……」

「どうしたら、皆を守れるのかな………」

ただ、ここに居る妹弟達に幸せになって欲しい。
それだけが願いなのに。

「……ちゃんとお兄ちゃんだよ。今も」
みんなのことばっかり考えてるんだもんね。

左手を君の背中に回して、ちょっと背伸びして応える。
どうしようか。

「……ねぇ、楽しかったね。アベル優しかったよね。みんなを連れてきてくれて、賑やかで……僕ここで暮らせてよかったな。
夢みたいだったよね、普通に暮らせるところがあるの」

最初から呼び捨てにしても怒らなかった。まだずっと感謝の方が大きいな。
ずいぶん長い間、いい夢を見せてくれた。


でも君がお兄ちゃんかぞくなこと、まだ夢じゃない。
それで、君以外のみんなはまだ夢の中で。
……あぁ、どうしたいかはもう決まっちゃったな。

右手も君の背へ回す。
肉体へは触れられないこの手は、それだけじゃあなたの服の上に軽く乗るだけ。
でも引き込もうと、服をほんの少し掴んで。

「ね、みんなで死んじゃおうか」

【人】 骨頭 クローディオ

>>星見時空

ハグベリーの視線には気付いているのかいないのか、視線を返しはしなかった。ユングフラウの調子のいい兄呼びにも、全く、と言わんばかりに肩を竦めるくらい。
明日の天気は少なくとも隕石にはならずにすんだ。素っ気なく、気楽で、気軽なクローディオのままであるので。

星を見るには骨がやや邪魔だが、外すことはしない。
空を見上げて、もしも流れ星を見つけたって、何を願う素振りもなかっただろう。

あまり遅くなりすぎないうちに屋敷に入るように皆を緩く促して、談話室で泊まる弟妹らがいたとしても、クローディオは自室へ戻っていった。
(30) 2022/07/15(Fri) 16:10:14
クローディオは、翌日は、畑と森の行き来。カモvilブルーベリーvilモモvilあたりを見つけるかも。
(a10) 2022/07/15(Fri) 16:11:39

【人】 骨頭 クローディオ

>>a10
「……カモだ」
罠に掛かっていたものを、締める。
森の中で羽をむしり、首を落として血を抜いてから屋敷に持っていくことにする。
流石に、みんなにその光景を見せるのも、丸ごと持っていくのも気が引けるから。

クローディオは、料理こそ焼くか煮るくらいしかしないものの、こういったことには慣れている。
肉はそりゃ、美味しいし。足が早いものでもあるから。する人はいたほうがいい。罠を張るのと捌くのくらいだが。

あとは、見つけた果物をちょいちょい採って、屋敷まで戻ってきた。
(31) 2022/07/15(Fri) 16:17:43
短い呼吸を、腕の中、耳元で何度も吐く。
貴方の語る言葉の全てにうん、うんと頷いて。

ここでの生活は間違いなく幸せだった。
世間に出れば良くて村八分、悪ければ何をされるか
分からないような自分達が。
ここでだけは、『ただの子供』でいられた。
好きだった、この場所を。愛していた、皆を。

「どうしよう、どうしたら、皆を………」

助ける為に、どうすれば。
そう言葉にする前に、君からもたらされた提案は。
酷く冷たさを感じる、恐ろしい言葉で。

「な、なんでっ!」

思わず出てしまった大きな言葉。
はっとした顔で口を抑える。
大丈夫、周りには誰もいないって、さっき言ってた。
困惑の眼で君を見る。
また冷や汗が流れ出してきた、気持ち悪い。

「なんで……!ノル、皆の事嫌いか……?
 アベルは………アベルは、悪い奴だったけど……
 他の子は皆、良い子で……死んでいいような子じゃないんだ!
 もっと、もっと、幸せに………」

どこで?
世界で唯一安全だったこの館が無くなった時、
自分達の幸せはどこに存在するのだろう?


「………っ!
 幸せに……なって欲しいんだ………。」

どこか冷静な言葉が頭の中で響くのを、
必死に頭を振ってかき消して。
願望を、理想を、夢を、ついに隠せなくなった震えと共に言葉で吐いた。

そんな視線を向けられても、緩く笑っている。
「好きだよ」
言葉に淀みはない。長い付き合いの子も短い付き合いの子も。
みんな僕のことを透明いないものにしない。
みんないい子なことは知ってる。だから。

「でも、このままじゃ全員連れて行かれるんだよ。外。
ここじゃないところでみんながどんな目に遭うか、分かるよね」
みんながどうなって欲しいか、考えていることは同じだって信じている。
だからこれは考えたくないことだろうけど。

「みんなには内緒にしよう。このこと。
知らないままで――ここが安心して暮らせる場所だって信じたままでいくのが、みんなにとって、幸せだって、思わない?」

【人】 骨頭 クローディオ

さて、こちらキッチンにて。
持って帰ってきて部位ごとに切り分けたカモと、昨日採ってきたキノコを前にして、腕を組んでいる。

料理が得意なのは誰だっけ。
生憎、クローディオはこれらを目の前にして、全部汁物にするくらいしか思いつかないのだ。

「うーん」

唸りながら、カモと一緒にとってきたブルーベリーをぱくり。つまみ食い。
(37) 2022/07/15(Fri) 21:57:52
「そ、れは」

分かっている。この先の未来が。
待ち受ける現実が何なのか。
分からないわけがない。
この館に来るまでの生活に逆戻り?
そんなの耐えられない。耐えられない、耐えられない………

「そう、だけど………」

だからといって、皆が死ぬことを。
直ぐに受け入れられるほどの賢さが青年にはなかった。
何かほかに道はないのか、何か。
外の世界に行かなくてもいいように。
この屋敷に残るために。

誰のせいで出ていかなくちゃいけないんだ?
誰がいなくなれば、いいんだ?それは……


「…うん、うん……皆には、言わない………。
 ………ねぇ、ノル………。」

「…アベルがいなくなったら、解決しないのかな……。」

ふと漏れた言葉に、おもわず、口を塞いだ。

「……アベルを?」
君はいなくなったら、としか言わなかったけど。いなくなる方法なんて1つしか思いつかない。
僕らが生きていけないなら、アベルも一緒に、って思ってもいいのかな。
それくらいの我儘、いいのかな?
いい気がする。許してくれなくても。


「……そうだね?アベル、やっちゃおうか」
解決するとは言わないで、曖昧にした。
だってみんなで死んじゃうにしても、アベルがいたら邪魔するかもしれないから。
一番最初に……なら、丁度いいかも。
ベリ兄に、この屋敷で子供だけでどうやって暮らせるの、なんて、迎えに来るアベルのお客様をどう追い払うの、なんて、その後言えばいい。


「なるべく早く準備して……僕、頑張る。ベリ兄はみんなが起きてこないように見張ってて。
僕じゃ誰かが起きちゃった時、部屋に帰せないかもしれないし。明日……明後日の夜、がいいかな」
君にしか頼めないから、という風に頼む。でも様子を見ればわかる、きっと優しい兄には『そういうこと』はできない。

【人】 骨頭 クローディオ

>>39 ノル
キッチンにやってきたつまみ食い班に、初めは気付かなかった。
骨は、視野が狭いのだ。おまけに音も割と聞こえづらい。

が、悩み悩みしながらそれなりの頻度で摘んでいるので、ブルーベリーの方には意識が向く。

「………あっ」

君がブルーベリーに手を伸ばした頃に、気付いた!
(41) 2022/07/15(Fri) 23:11:17

【人】 骨頭 クローディオ

>>43 ノル
見つかって尚つまんで食べるその胆力!
クローディオは、君の口の中に旅立つブルーベリーを見送った。

「あー、あー。
あんまり食うなよ、みんなの分なくなるから」

自分はといえば、採ってきた張本人だからと結構食べてたわけだけど。
(45) 2022/07/16(Sat) 0:04:29

【人】 骨頭 クローディオ

>>46 ノル
「ならいい。ナイショな」
つまみ食いには目を瞑った。目を開いてるかすらわからない骨だが。

「どうすると思う?俺に任せたら焼くか煮るか汁になるかだよ」
ノープランで正解だ。
もしかしたら過去にも、採れたもの全部一緒に汁にしたことがあったかもしれない。
(47) 2022/07/16(Sat) 1:32:05

【人】 骨頭 クローディオ

>>48 ノル
「汁でいい?」
実際思いつけるものではあるので、作れる範囲。
ちゃんと果物を汁に入れないくらいのまともさはある。

いい?と聞きつつ、それ以上何も思いつかないので汁になるだろう。みんなが起きる頃には鍋いっぱいの汁が出来上がっているはず。
(49) 2022/07/16(Sat) 2:49:11
「そ、そう、アベルが…アベルがいなければ…」

いなくなったら、どうなる?
今まで担保されてた平和は、誰に守られてたんだ?


「そしたら、そしたらきっと、まだ、まだみんな一緒に…!」

アベルと、客人と、それだけが悪い奴なのか?
この人数を連れてこうと思うなら、もっとたくさんの人手があるはずじゃないか?
全部を消すことなんてできるのか?


「そうだ、そうだよ!それでいいんだ……それで……!」

それでいい。
訳がない事、分かってるだろ。お兄ちゃんなんだから。



どこか冷静に語り続ける心の声を、すべて無視して。
青年は憔悴した目でそう呟き続けた。
今は、もう。
理想を考え続けなければ、心が耐えきれなかった。

「見張り……うん、わかった。俺……
 俺、皆がアベルに近づかないよう、守るよ……」

殺すためではなく、守るために。
そんな詭弁を自分に言い聞かせて、頷いた。

クローディオは、カモキノコ汁を鍋いっぱいに拵えて、キッチンに置いてある。
(a27) 2022/07/16(Sat) 19:25:41

【人】 骨頭 クローディオ

>>35
いつもはあまり談話室にいない。ので、気付いたのはたまたまだったかもしれない。

星見の準備。暫くコルクボードの前で考え込み。

・獣避けの柵、または金網


どこまでもロマンのないものを書き加えた。
(53) 2022/07/16(Sat) 19:28:34
「うん、そう。それで大丈夫」
……あれを聞いたのが僕だけだったらよかったかも。
でも1人だとここから先、うまくできないかもしれない……。

そう思いながら、君がよくそうしてくれるみたいに、頭を撫でる。

「あとちょっと、いつも通りでいよう。一旦忘れて。
大丈夫だよ。きっとうまくいくから」
あとちょっとだけでもいつもの元気な兄の姿を見たくて、そう言った。
僕は全員殺せる方法、考えておかないと。
僕たちにはここ以外はないんだから。

頭を撫でられる。
あんまり、撫でられたことはない。
自分はいつだって撫でる側だったから。
撫でられるのって、こんなに安心するものなのか。

「うん……そう……聞き間違いかも、しれないしね。
 うん………普通に、過ごそう。」

そんなわけないけれど。

それでも今は、残された日常に没頭したかった。

「……じゃあ俺……今日は、寝るよ………」
「…………。」
「………ノル、今日だけ、一緒に寝ても良い……?」

こんなに弱ってる青年の姿はきっと、初めて見せる。
ほんの少しの甘え、我儘。
そうすれば、きっと明日から普通でいられるから。

「ん……じゃあ、ベリ兄の部屋行ってもいい?」
なんとなく自分の部屋よりも君の部屋のほうがいいな、と思った。
……今まで2人だけで寝たことってあったっけ?みんなで一緒、は覚えあるけど。

「僕も一緒がいいな」
それで元気になってくれるなら。それに、安心できる君の側だから。

【人】 骨頭 クローディオ

>>54 モノオキ
書いて、ペンを置いてから、周りを掃除をする君に気が付いた。
それから、コルクボードを見ようとしているのにも気付いた。

「見る?」
簡素な一言。身長足りるかな、見えるかな、の問いでもある。
見えなさそうなら、抱っこくらいするつもり。

書かれていることの説明は、ノルに任せた。(>>55
(56) 2022/07/16(Sat) 20:57:07
「うん…いいよ。あんまり物、ないけどな。」

常に浮いている青年は、殆どの家具がまともに使えない。
椅子にも座れないし、机だって使えない。
高さを調整できないのだ。自力では。
あるのはせいぜい、一応置いてあるベッドだけ。
…というのは、部屋に一度でも来ていれば知ってる事だろう。

「初めてだな、一緒に寝るの。」

二人で、は初めてだ。
そもそも青年はこんな体質だから、
ぎゅっと抱きしめられでもしない限り、一緒に寝ることはできない。
皆で一緒に寝る時も、皆が寝静まるまで宙で子守唄を歌ってたものだ。



そうして君を連れて、部屋まで。
お風呂は済ませた、歯磨きも。きっと後は寝るだけ。

「ノル………抱きしめてくれる?」

両手を伸ばして。
君が受け入れてくれるなら、人肌の温もりを伝えて、
君と同じ高さにまで降りることができるだろう。

「僕の部屋は物ありすぎだよ。狭いかなって」
遊び道具とか置きっぱなしにしちゃうし。他の人用のクッションも転がしてるから。
これだって君はよく知ってるだろうけど。

「ね、初めて。僕のひとり占めなの」

寝る支度も、するならみんなで一緒にするほうが多かった気がする。それも好きだけど、これも好きかもしれない。

「ん、ちゃんと押さえとくからね。
今日は先に寝ちゃっていいよ?」

ぎゅっと受け入れて、掛け布団の中に引っ張り込む。
自分の体温はあまり高くないから、とてもあったかく感じる。
もっと早くこういうこと、しておけばよかったな。眠るまでずっとそこに起きてる人がいるの、いつも安心してた。一人きりじゃないってわかるから。
子守唄はうまく歌える気がしないから、かわりに背中を撫でる。今日は先に寝ちゃわないように。

「いいじゃないか、皆が来たがる部屋さ。」

他の人が来るから、他の人用のクッションがあるのだろう。
遊び道具だって、皆と遊べるタイプのものである事を知っている。
君は少し甘えん坊だけど、ちゃんと下の子達のお世話をしてくれる偉い子な事、青年はしっかり知っている。

「ふふ……今日だけだぞ。
 今日だけノルのものだ。」

くすくす、笑って、此方からも手を伸ばす。
抱きしめて、離れないように。
久々の掛布団は、二人分の体温ですぐに暖かくなった。
うと……とする。
色々な事があって、疲れた。
明日から、明日からはちゃんとするから、今だけは……

「…おやすみ、ノル…………」


小さく、呟いて、ひと際強く抱きしめて。
そして。
しばらくすれば、君の耳元で、すぅ、すぅと小さな寝息が聞こえてくることだろう。

「そうだったら、嬉しい。人気者みたい」
でも僕が特別人気者なわけじゃないのを知ってる。みんなが優しいんだ。誘ったら一緒に遊んでくれるんだから。

「おやすみ、ベリ兄」

今日だけ、の心地よさの中。
あなたの寝息を聞いて安心しながら、右手をあなたの背から離してベッドの外へ伸ばす。

透明な手の上にある、4つの小さな足の感触。そこに声をかける。
「チィ、チィ。助けてね。君の友達も……」

……いろんなこと、諦めるのは簡単だ。最初から期待してないから。
でも唯一諦められないのは、この先の不幸。みんながこの先ずっと冷たい場所に追い遣られることだ。もしかしたらバラバラになって。
「……ずっと一緒だよ」
兄の体に顔を埋める。

君を、君たちを早く、誰にも触れられない場所へ。

【人】 骨頭 クローディオ

>>57 モノオキ
「ん」

見れているようだとわかれば、同じような短い返事を返した。
少しずつ惜しい言葉たちを聞く。花丸も相まって、賛成なのは伝わった。


>>58 ノル
「俺、力はあるから」

こういう計画とかはてんでダメだけど。
抱きかかえるのとか、柵を立てるのとかにはうってつけなんじゃなかろか。


立てられた親指には動作を返しもしない。コルクボードをもう一度眺め。
満更でもなさそうにちょっと笑ってから、のんびりその場を去った。
(60) 2022/07/17(Sun) 1:30:31
クローディオは、冷蔵庫にモモやブルーベリーをしまってある。みんなの分。 鍋に汁も残ってるかもしれない。
(a31) 2022/07/17(Sun) 2:23:52

 




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