人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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視点:


プロローグ

【人】   とある書物



   これは特別な力を持つ二人のお話。

   二人の思い出を巡る物語。

  
(0) 2023/07/16(Sun) 23:07:21
到着: 月影 帳

離脱: 月影 帳

到着:

到着: 月影 帳

【人】 月影 帳



   君は、僕にとって
   ヒーローみたいに輝いて見えたんだ。


   
(1) 2023/07/17(Mon) 2:14:37

【人】 月影 帳

   

   ……隣に居られたらいいって。
   幼い頃の僕は、思っていたのに。


  
(2) 2023/07/17(Mon) 2:14:57

【人】 月影 帳



[ 自分には特別な力があるんだ、って
  もしそんなことを身近な人に言われたら。

  普通ならどんな反応をするだろう。

  そんなわけない、って笑うか
  なにかの冗談だって流されるか。
 
  きっと普通なら、信じてもらえない。
  
でも、僕は違った。 ]


 
(3) 2023/07/17(Mon) 2:15:23

【人】 月影 帳



[ 僕にはW探し物Wの場所が分かる力がある。
  それは形あるものでも、ないものでも。

  僕が初めてその力を使ったのは
  君と初めて出会ったあの日、だったな。 ]**

  
(4) 2023/07/17(Mon) 2:15:52
到着: 緋彩

到着: 星川 緋彩

【人】 星川 緋彩


  だって、私は

     『ヒーロー』 になりたいんだから

 
(5) 2023/07/17(Mon) 8:01:45

【人】 星川 緋彩


  その隣に君が居てくれれば
  私は何者にでもなれると思ってた

 
(6) 2023/07/17(Mon) 8:01:57

【人】 星川 緋彩

 
[ 私には特別な力がある。
  それを言っても信じてくれた人はいなかったの

  それが普通で、当たり前


  普通の世界に普通じゃないものがある
  それが、私の普通なの。 ]
 
(7) 2023/07/17(Mon) 8:02:16

【人】 緋彩

  ***

[ まだ私が子供の頃のお話 ]   

 
(8) 2023/07/17(Mon) 8:02:45

【人】 緋彩

 
嘘つき
って言われた。

 私が起こせる特別は、ちっとも特別じゃない。
 凄い事じゃないの。

 ちょっと風がふく位”普通”にある事なの。]


 ……正義のヒーローの“魔法使い”の道は険しいのね


[それはテレビか、動画か、何かで見た物語。
 魔法使いの少女が戦って皆のヒーローになるお話。

 私は一瞬で夢中になった。
 キラキラして、可愛くて、
私もそうなりたいと思ったの。

 
(9) 2023/07/17(Mon) 8:02:59

【人】 緋彩

 

[ 私は本当に
魔法使い
なのよ? ]


 
(10) 2023/07/17(Mon) 8:03:09

【人】 緋彩

 
[ただ、その能力はささやかなもの。
 私も気付いたのは小学生になって暫くしてからなの。
 自分で切った指を治癒してわかるってささやかな出来事。

 なんで自分に魔法が使えるのか
 それは全く分からなかったわ。

 憧れた物語では、主人公は家族に隠して活躍していたわ。
 だから私もその力を黙って、練習したの。
 それで自分の力はたいして特別じゃないってわかったけどね
 夢を持つのは自由なのよ。]
 
(11) 2023/07/17(Mon) 8:03:18

【人】 緋彩

 
[その日はお兄ちゃんから家の鍵を預かっていたの。
 パパとママはお仕事で帰るのは夜。
 お兄ちゃんはお友達と遊んで帰るからだって。

 歩いていて見つけたのは張り紙で見た事がある猫。
 ヒーローは小さな困りごとも見逃さないものなのよ。
 
 嘘つきじゃないって証明したくて一生懸命だったの。]



 待って、待って、猫ちゃん!

 
(12) 2023/07/17(Mon) 8:03:27

【人】 緋彩

 
[立ち入り禁止の看板なんて猫には関係ない。
 私は勿論追いかけるの。
 入れないよう仕切ってるロープなんて
 魔法の力で高くじゃーんぷ! すれば問題ないの。

 気付いたら見覚えない高台にいて
 走り回ったのと、魔法を使った反動で眠くなって
 猫を見つける前に木に寄りかかって目を閉じちゃったの

 お兄ちゃんが私と家の鍵の行方を探すような時間に
 知らない間になっちゃっていたの。]**

 
(13) 2023/07/17(Mon) 8:05:25

【人】

  ***


[ まだ僕が子供の頃のお話 ]
   


 
(14) 2023/07/17(Mon) 20:19:25

【人】


[ 
噓つき
って言われると思っていた。
  僕自身も半信半疑だった。

  僕には探し物の場所が分かる
  特別な力があるって教えてくれた
  僕のおじいちゃんもきっとそれが分かっていたから
  誰にも言っちゃいけないよ、って。
  小さい僕に言って聞かせたんだと思う。
  
  僕のもつ特別な力なんて
  偶然で片付けられるくらい、凄いことじゃない。
  どうせ特別な力があるのなら
  風が吹いたり傷を治せたり。
  もっとわかりやすい魔法みたいな力が良かった。 ]

  
(15) 2023/07/17(Mon) 20:20:35

【人】



   
……つまんない。



[ 誰にも言えない、言えたって信じてもらえない。
  つまらないな、って思ってしまうのも
  仕方のないことだった。 ]

  
(16) 2023/07/17(Mon) 20:21:10

【人】



[ 信じてもらえる人に会いたい。 ]


  
(17) 2023/07/17(Mon) 20:21:33

【人】


[ たとえばそう、同じように特別な力がある人に。
  これって探し物、なのかな。
  でも、人は物とは違う。

 
  
それに、見つからなかったとき傷つくのは自分だ。


  
結局怖くて、人相手には力を使ってこなかった。 ]

  
(18) 2023/07/17(Mon) 20:23:05

【人】


[ その日は、外で友達と遊んでいた。
  夜になる前には帰っておいで、って
  お母さんには言われていたし、
  夜が危ないのも知ってたから
  暗くなる前には帰るつもりだった。 ]


   
……妹がいない?



[ 帰ろうって思って公園を後にしようとしたら
  聞こえてきた会話。
  近くを探してもいない、どうしよう、って
  そんな焦った声が聞こえてくる。


  先に家に帰ってるとかそう言う事でもないらしい。 ]
  
(19) 2023/07/17(Mon) 20:24:40

【人】



   あの、その子ってどんな見た目ですか?
   

[ 初めて、この力が役に立つのかもって思った。
  感謝されるのかも、って。

  
後から思い返してみれば浅ましい。


  ヒーローからは程遠い理由で、
  僕は妹を探してるお兄さんに声をかけた。 ]
  
(20) 2023/07/17(Mon) 20:25:28

【人】



   僕も、手伝います。


[ あくまで、普通に手伝うふりをして
  探し人の特徴と、名前を聞いた。

  ちょっと渋られたくらいじゃ引かなかった。
  すんなり教えてもらえたかな。

  教えてもらえたなら。 ]
 
(21) 2023/07/17(Mon) 20:27:13

【人】



[ 目を閉じて、その子のイメージを
  心に描いて、どっちだろうって探す。

  まるでそう、糸を手繰るみたいに。 ]

  
(22) 2023/07/17(Mon) 20:27:39

【人】



   
―――こっち?



[ 感じるままに、歩いていると
  元の場所からは
  結構遠いところまで来ていた。

  本当にこんな場所まで、
  女の子が一人できたのかな。

  場所が場所なだけに、僕が僕自身の力を信じ切れずに
  立ち入り禁止の看板の前で暫く立ち尽くす。 ]
 
(23) 2023/07/17(Mon) 20:28:08

【人】



  
[ でも、この先だ、って。勘がそう言うから。 ]


  
(24) 2023/07/17(Mon) 20:30:00

【人】


[ 立ち入り禁止のロープをどうにか乗り越えると
  その先の高台へと歩いていった。

  辺りはもうすっかり暗い。
  早く帰らないといけない時間。

  猫の声が聞こえた気がして
  ふっと辺りを見回すと、木の根元に誰かいた。 ]
  
(25) 2023/07/17(Mon) 20:30:39

【人】



    ―――――……大丈夫?


[ 君はまだ、眠っていたかな。
  それとも、起きていた?
  
眠っていたなら、軽くゆすって起こしてから。


  僕は、君に向かって手を差し出しながら
  こう聞くんだ。 ]**
  
(26) 2023/07/17(Mon) 20:31:18

【人】



    もしかして……
    星川緋彩ちゃん…かな?

  
(27) 2023/07/17(Mon) 20:32:10

【人】 緋彩

 
[妹がいないのに気付いた兄は
 慌てて妹が居そうな場所を探し始めた。]


 「ヒーロが、妹がいないんだ。誰か知らないかな?」


[兄もまだ幼かった。
 その声を拾ってくれた相手に反射的にすがった。>>21

 兄はその少年に特徴を伝えた。
 自分と似た薄い髪の色に、赤い瞳の可愛い女の子だと。
 妹の名前も伝えて焦る気持ちのままによろしく、と
 他の場所を探しに走り出していった。]

 
(28) 2023/07/17(Mon) 21:06:16

【人】 緋彩

 

 すう、すう……


[なんて事が起こっていたなんて知らないまま。
 私はこの上なく
ぐっすり
、しっかりと眠っていたの。

 軽くゆすられる感覚に意識が浮上してきた。>>26
 
(29) 2023/07/17(Mon) 21:06:52

【人】 緋彩


[ 目を開いて見えたのは
      夜の帳が落ちてくる空と 男の子。 ]

 
(30) 2023/07/17(Mon) 21:06:58

【人】 緋彩

 

 ん〜……? うん。


[寝ぼけながらも大丈夫、の言葉に反射的にうん、と返す。
 外で寝てたからあまり疲れはとれてないみたい。

 ぼーとしてる寝ぼけた頭で無意識にその手を取ったの。]


 うん、私は…
星川緋彩



[この人知り合いだったかな?
 お兄ちゃんのお友達とかだったっけ?
 寝ぼけた頭がまだ回ってなくてぼけーと返答したの。]
 
(31) 2023/07/17(Mon) 21:07:23

【人】 緋彩

 

 お兄さんは……っくしゅ


[くしゃみをして思わずごめんねって謝る。
 そうしてやっと意識がはっきりしてきたの。]


 ───── あ


 ああああああああああああああああ!!

 え、今何時? どうしよう! 寝ちゃってた!

 え、あれ、私そうだ。猫追いかけて……


[そう、私は普通なら入り込まないような
 そんな場所に来ていたわ。]
 
(32) 2023/07/17(Mon) 21:07:37

【人】 緋彩

 

 ってあれ? どうしてお兄さんはこんな場所にいるの?
 私の事知ってるの?


[私の方に覚えがなくて、首を傾げて貴方をじっと見た。
 手は無意識にぎゅうっと、頼るように握ったまま。]**

 
(33) 2023/07/17(Mon) 21:07:48

【人】


[ 焦って走り出していくお兄さんを
  呼び止めることはしなかった。

  一人の方が、好都合だったし。

  明らかに普通に探してるように見えない
  適当に歩いてるようにしか見えない僕を
  お兄さんに見られるのは良くないと思って。 ]

 
(34) 2023/07/18(Tue) 0:21:25

【人】


[ お兄さんの心配なんてどこ吹く風、
  君は、それはそれはぐっすりと眠っていた。

  規則正しい寝息だったから
  倒れたとかそんなんじゃなさそう、って
  ちょっと安心したんだ。 ]
  
(35) 2023/07/18(Tue) 0:21:43

【人】



[ この時までは。
  僕にとって、君はただの他人だったからこそ
  ここまで冷静だったんだろう。 ]


 
(36) 2023/07/18(Tue) 0:22:02

【人】


[ 目が開いて見えたのは

      
緋色に彩られた瞳の、女の子。 ]

 
(37) 2023/07/18(Tue) 0:22:43

【人】


[ まだ少し寝ぼけてる様子の君は
  差し出した手を取ってくれて。
  握った手は自分より小さくて、温もりが伝わってくる。

  手は握ったまま、目線を合わせようと屈む。 ]
  
(38) 2023/07/18(Tue) 0:23:11

【人】



   そっか、やっと見つけた。


[ 聞いていた特徴のままだったから
  間違ってるとはあまり思っていなかったけれど。
  本当に自分の力で探し出せたことに
  僕は舞い上がってしまっていた。

  だから、自分のことを聞かれて
  自己紹介、しようと思ったんだけど。

  くしゃみをした君は
  急に慌てだして。その様子がおかしくて
  思わず吹き出してしまったんだ。 ]
  
(39) 2023/07/18(Tue) 0:23:40

【人】



   っふふ…もしかして、やっと起きた?

   今は……何時、だろうね。
   多分、お父さんお母さんに怒られるくらいには
   遅い時間だと思うよ。


[ 時計なんて持ってきてなかったから。
  そんな曖昧な答えを返す。
 
  猫、と言われれば
  そういえば声はしたな、と思ったけれど。
  こう暗くては何処にいるかはわからなくて。 ]
 
(40) 2023/07/18(Tue) 0:24:31

【人】



    ―――僕?

    僕は
月影帳

    君のこと、迎えに来たんだよ。   


[ お兄さんに頼まれて、ね。
  そう付け加えると、微笑んで見せた。 ]
  
(41) 2023/07/18(Tue) 0:25:09

【人】


[ 特別な力がある、って
  そのまま言うことはできなかったけど。
  こんなこと言ったことは今までなかった。
 
  頼られてるみたいで嬉しかった僕は初めて、
  力のことを仄めかしてしまったんだ。 ]


   帰ろっか。
   君のこと、お兄さんがすごく心配してたよ。


[ そう言って立ち上がると。
  君の手を引いて、
  家まで送っていこうとするんだ。 ]**
 
(42) 2023/07/18(Tue) 0:26:23

【人】 緋彩

 
[目が合えば>>38寝ぼけ眼のままじーっと相手を見るの。]


 ん〜……。みつかった…


[目をこすりつつ体をもぞりと軽く動かすの。
 固い木がベッドだったから少し痛い。

 やっとで目が覚めて慌てれば
 笑われて>>39顔が赤くなったのよ。]
 
(43) 2023/07/18(Tue) 5:57:28

【人】 緋彩

 

 笑いごとじゃないのっ
 起きたわ、起きた。寝てたぁ〜……

 ええええええ、やっぱそうよね…
怒られる……



[空の色を見ればそれは明白。
 私は結局猫を見失ったし
近くにまだいるのも分からない

 お兄ちゃんは家の鍵がなくて困ってるだろうし>>12
 パパとママにはきっと叱られる。

 踏んだり蹴ったりな結末に見てわかる程しょぼくれたの。]
 
(44) 2023/07/18(Tue) 5:57:41

【人】 緋彩

 

 ……月影君?
 お兄ちゃんのお友達なの?


[頼まれてという言葉にそういう事なのかな、と考えたの。
 月と町の灯りに照らされた笑った顔は>>41
              凄く綺麗に見えたの。]

 
(45) 2023/07/18(Tue) 5:58:07

【人】 緋彩

 

 あ、あのね
見つけてくれてありがとう



[にっこり笑って手を握ったの。
 こんな場所まで探しに来てくれた。
 その事が嬉しかったの。]


 うん、帰らないとね。
 お兄ちゃんにもごめんなさいしなきゃ……
うぅ…怒られる…



[私もつられるように立ち上がったわ
 手は引かれるまま
 家はこっちって、素直に送られる事になったの。]
 
(46) 2023/07/18(Tue) 5:59:26

【人】 緋彩


[ 一人の
魔法使い
をこの夜
  一人の
男の子
が探しだした。

  特別を持つ二人の出会いと、最初の思い出 ]**

 
(47) 2023/07/18(Tue) 5:59:31

【人】


[ 顔を赤くしたと思えば、
  怒られるってつぶやいて落ち込んだ様子の
  君を見て、
可愛いな、
なんて
  吞気に思ってしまっていた。
  
まあ、怒られるのは他人事ではないんだけどね。


  友達なのかって言葉には少し詰まった。
  だって、僕はその場に居合わせただけだし。

  結局、本当のことと嘘を織り交ぜて ]
 
(48) 2023/07/19(Wed) 1:03:50

【人】



   
友達…の友達、みたいな感じ、かな。


   困ってるみたいだったから。
   それだけだよ。


[ 可愛い女の子の前で格好つけたくて
  何でもないような顔をして言う。

  
本当はそんなかっこいい理由じゃないのにね。 ]

  
(49) 2023/07/19(Wed) 1:04:19

【人】



   
……どういたしまして。



[ 改めて言われるとなんか気恥ずかしくなって
  ふっと目を逸らす。
  多分恥ずかしいだけじゃなくて。
  君の笑顔が眩しくて直視できなかったんだ。


  それに、嬉しかった。
  自分の力だって役に立つんだ
  必要だって言ってもらえてるみたいで。 ]
  
(50) 2023/07/19(Wed) 1:10:32

【人】



   そうだね、でもお兄さんは
   怒るより先に安心するんじゃないかな。
   君に何もなくてよかった、って。


[ この時間になっても帰ってないなんて
  お咎めなしとはいかないだろうから
  怒られないと思うよ、
  なんて気休めは言えなかったけど。
  
  家の方向を教えてもらいながら
  僕たちは家に無事に帰ることになるんだ。 ]
  
(51) 2023/07/19(Wed) 1:11:06

【人】



[ 特別な二人が出会った日で。
  僕たちの最初の思い出は、この日だったね。 ]**

  
(52) 2023/07/19(Wed) 1:12:05

【人】

  ***


[ 最初の出会いから少し経って。
  再開したのは小学校の中、だったかな。

  放課後、帽子が風で飛ばされて。
  校庭の隅に植えてある木に引っかかってしまって
  途方に暮れていた。

  登って取ればいいんだけど。
  ずっと前からある木、だとかで
  木登り禁止、って言われてる木だった。

  先生を呼ぶ間に
  またどこかに飛んでいったりしたら困るし
  どうしよう、って僕は木の下で悩んでたんだ。 ]
  
(53) 2023/07/19(Wed) 1:14:16

【人】



[ この日はそんな僕の元に君が来てくれた日。
  君が僕にとっての
ヒーロー
になった日。 ]**

 
(54) 2023/07/19(Wed) 1:14:45

【人】 緋彩

 
[この場にいるこの子も暗くなって出歩いているから>>48
 怒られちゃうだろうって事は全然気付いてなかったの。
 自分で精一杯ってヒーロー志望にあるまじきね。


 そんな君が言葉につまる様子に首をこてん、としたの。]
 
(55) 2023/07/19(Wed) 6:44:37

【人】 緋彩

 

 そうなのね。

 困ってるから? 
それは素敵ねっ

 優しいのね。おかげで助かったわ。


[本当の事を悟ったり読心の魔法はないから>>49
 言葉通りに受け取って
 それはまるでヒーローみたいな行動だって思ったの。

 物語のヒーローは困ってる人を助けるものなのよ。]
 
(56) 2023/07/19(Wed) 6:44:58

【人】 緋彩

 
[そらされた視線にどうしたんだろうって>>50
 恥ずかしいとかそういうの全然わからなくって
 鈍いって言われるよ

 その視線の先に移動してみたの。]

 
 そうかな、そうかも。
 お兄ちゃんはね、優しいからぎゅってしてくれると思う


[そんな取り留めない話をしながら家路を歩く。>>51
 空は夜の帳がすっかり降りて、星が見える。

 今の時期だと蛇使い座は見えないかな
 そうぼんやり考えたの。]

 
(57) 2023/07/19(Wed) 6:46:58

【人】 緋彩

 
[家の前にはお兄ちゃんがいて
 心配したってぎゅーっとしてもらって
 月影君に本当にありがとうってお礼を言ってたわ。

 帰ってきたパパとママにはやっぱり怒られたの。
 お昼寝しちゃってたって言えば呆れられて
 次から気を付けるようにいーっぱいお説教されたわ。


 結果は散々なのに不思議とそう落ち込んでなかったの
 また月影君に会えないかな。
 反省もしてるけど、
そんな事ばっかり考えたのよ。]
  
(58) 2023/07/19(Wed) 6:47:31

【人】 緋彩

 ***

[それから。
 私は改めて月影君にお礼が言いたくて
 それと単純に会いたくて。

 同じ学校の子かなって放課後校舎をうろうろ探していたの。

 自然の風がぴゅう、と吹いて
 スカートを抑えて見上げれば
 空飛ぶ帽子が目に入ったのよ。>>53


 あっ



[見つけた! 反射的に飛び出そうとして
 その前に髪の毛をせっせと手櫛で整えたの。

 そこでピン、と一つ閃いたのよ。]
 
(59) 2023/07/19(Wed) 6:47:59

【人】 緋彩

 

 月影君、月影君つーきかげくんっ


[てててと小走りで駆け寄るの。
 隣に立ったらにっこり笑顔を向けるの。]


 この前はありがとう。

 今度は私が助ける番よっ!
 見ててね


[意識を集中する。
 特に体が光ったりとかそういうのは何もないわ。
 地味なのよね。]

 
(60) 2023/07/19(Wed) 6:48:11

【人】 緋彩

 

 それっ!



[木の上にあった帽子にピンポイントで風を起こす。
 ふわり、と浮遊したそれは木から飛んで
 そのままふわりと落下したの。

 それをキャッチ出来たのは私よ。 ]**


 ……とーっても地味なんだけどね

 今のが私の魔法
   
 
 
(61) 2023/07/19(Wed) 6:48:27

【人】


[ 僕はヒーローなんて大層なものになれない。
  なれないってわかってるのに。


  そんなことないんじゃないかって
  勘違いをしてしまったんだ。
  
それに気づいてしまったのはもっと後の話。 ]

 
(62) 2023/07/20(Thu) 0:49:17

【人】


[ 逸らした視線の先に移動してくるのを見て
  少しびっくりして、困ったように笑う。
  見られちゃったかな、頬が赤くなってるのとか。
  目が少し泳いでるのとか。
  出来たら格好つけたかったんだけど。 ]

  
(63) 2023/07/20(Thu) 0:50:42

【人】


[ いいお兄さんだね、とか相づちを打ちながら
  家までたどり着いたら
  お兄さんにはお礼を言ってもらえた。
  見つかってよかったです、っていい子みたいな
  返事をしながら、内心嬉しかった。
  役に立てたんだって舞い上がってた。
  
  じゃあ、僕も帰らなきゃって
  そのあとは走って家まで帰ったんだけど。
  遅すぎる、って怒られたのは僕も同じ。
  そういう事は自分たちだけで解決しようとしない事
  って釘を刺されてしまったんだ。

  舞い上がってた僕は
  その忠告を聞き流してしまったんだけど、ね。 ]

  
(64) 2023/07/20(Thu) 0:51:26

【人】

 ***

[ 同じ学校にいるって
  最初は思っていなかったんだ。
  だから。君の声が聞こえたときはびっくりした。 ]


   え、ひいろ……ちゃん?

   助ける、って、どういう……

  
(65) 2023/07/20(Thu) 0:51:50

【人】


[ 木に登るつもりなら止めようかなって
  ちらりと思ってたことはすぐに消えた。
  そういう様子じゃなかったから。
  何か集中している様子の彼女を見ていたら
  帽子を狙いすましたように風が吹いた。

  
いや、風が吹いたんじゃなくて、これは……。


  落ちてくる帽子を見事にキャッチした
  彼女を見ていると、答え合わせみたいに
  今の現象が何だったのか教えてくれた。 ]
  
(66) 2023/07/20(Thu) 0:52:16

【人】


[ 打ち明けた言葉への反応がどうであれ
  お礼を言い忘れてたことに気づくと。 ]


   
ありがとう、帽子を取ってくれて。


   
ヒーロー
みたいだね。


[ 君から帽子を受け取ると、笑顔でお礼を言ったんだ。
  この日、僕にとっての
ヒーロー
は、君になった。 ]**
  
(67) 2023/07/20(Thu) 0:59:13

【人】 緋彩

 
[私はヒーローになりたい。
 魔法なんて特別を持ってるから絶対出来るんだって

 この時の私は子供だから
 疑いもせずそう信じていたのよ。

 自分の力が大したことないって知っているのに
 きっと理解は出来ていなかったの。
 それがわかるのはもっと後の話。]

 
(68) 2023/07/20(Thu) 7:16:30

【人】 緋彩

 
[好奇心の行動はビックリされて>>63
 困った顔にダメだったかな、と首を傾げるの。

 顔が赤いのは暗くてあまりわからない。
 目が泳いでいるのはどうしたのかなって心配したの。]

 
(69) 2023/07/20(Thu) 7:17:18

【人】 緋彩

 
[家族を褒められればそうでしょうって笑ったの。>>64
 お兄ちゃんは何度も頭を下げていたわ。
 帰る時には二人で気を付けてねってバイバイして
 その背が見えなくなるまで見送ったの。

 ちなみに迷い猫は見かけた場所を報告して
 その後も探していたけど
 数日後に自分で家に戻ったんですって。
 猫って気ままな生き物ね……。]

 
(70) 2023/07/20(Thu) 7:17:44

【人】 緋彩

 ***

[名前を呼ばれればぱぁっと、気分が明るくなるの。
 覚えていてくれたんだって。]>>65


 そう、緋彩。
 言いにくかったらヒーロがお勧めよ


[それはお兄ちゃんがつけてくれた呼び方。
 ヒーローみたいな響きで気に入っているの。]
 
(71) 2023/07/20(Thu) 7:18:02

【人】 緋彩

 
 
 へぁっ!?
 え、えと……うん。
どう致しまして。


 へへ、そ、そうかしら。へへ……


[私が出来たのは本当にささやかな事。
 でも私がなりたい存在に例えて貰えれば>>67
 やっぱりすごく嬉しいのよ。

 そうして帽子をはい、と差し出したわ。]
 
(72) 2023/07/20(Thu) 7:24:30

【人】 緋彩

 

 あ、あのね、急な話なんだけどね
 ね、ねぇ……月影君
 私と……お友達になってくれないかしら?



[おずおずと、勇気を出して言葉にしてみるの。
 本当はね、正義のヒーローの仲間とか憧れるけど
 急に言っても困るだろうしそれはあくまで憧れ。


 私の魔法を褒めてくれたこの人と繋がりが欲しい。
 ただその一心だったの。]** 
 
(73) 2023/07/20(Thu) 7:24:35

【人】

 ***

[ 忘れるわけなかった。
  あんな特別な出会い方をしたんだから。
  それに、会いたいと思ってたのは
  僕だって同じだった。 ]


   ヒーロちゃん……


[ 言いにくい、って思ってたわけじゃないけど
  本人が気に入ってるみたいだったし
  そういえばお兄さんもそう呼んでたっけ、って
  思い出したから、なぞるように繰り返して。 ]
 
(74) 2023/07/21(Fri) 2:16:58

【人】



   そうだよ?
   僕が困ってるところに現れて助けてくれたんだから。

   
もうヒーロちゃんはヒーローだよ!



[ にこにこしながら言い切った。
  だって、帽子を取ってくれたとき
  格好いいなって思ったし、
  困ってるところを魔法で助けてくれるなんて
  すごいことでしょう? ]
 
(75) 2023/07/21(Fri) 2:21:40

【人】



   勿論、いいよ。
   僕からもそう言おうと思ってたんだ。


  
(76) 2023/07/21(Fri) 2:22:02

【人】



   ねぇ、月影くんじゃなくて、さ。
   
とばり
、でいいよ。

   その方が今よりもっと友達って感じするでしょ?


[ 帽子を受け取った後に耳に届いた言葉に
  間を開けずに即答するくらいに
  僕は嬉しかった。
  僕だって君と友達になりたいって
  そう思ってたんだから。 ]
  
(77) 2023/07/21(Fri) 2:23:01

【人】



   ね、早速遊びに行かない?
   

[ そう言って、君の手を引いて
  近くの公園にでも、行こうと。
  遊びに行きたいって言ったんだ。

  遊ぶことはこの日を境に増えていって。
  少しずつ、季節は巡っていく。 ]**
 
(78) 2023/07/21(Fri) 2:24:07

【人】 緋彩

 
[お気に入りの呼ばれ方をすれば>>74
 そうそう、ってにこにこするの。

 名前を呼んでもらえるだけで嬉しいと感じる。
 特別を分け合える相手だからなのか
 それとも相手が特別だからなのか


 この時はまだ全然わかってなかったの。]
 
(79) 2023/07/21(Fri) 6:48:17

【人】 緋彩

 

 そんなに褒めてもらえるとね
 嬉しいのよ、すごく
すっごーく
嬉しいの。
 でもちょっと……
照れるわ。



[顔を赤くして、頬に手を添えてちょっと俯いたの。
 慣れてないのよ。
 信じてもらう事がそもそも初めてだもの。]
 
(80) 2023/07/21(Fri) 6:50:40

【人】 緋彩

 

 本当!?
 わぁ、それは嬉しいわ!!

 
 とばり君? とばり君、とばりくん……
 いい響きね。
とばり君っ!

 今日から私達お友達ねっ



[お名前を呼ぶのが気に入って、何度も何度も口にするの。
 用事はないんだけど、呼びたいのよ。]
 
(81) 2023/07/21(Fri) 6:51:35

【人】 緋彩

 

 うんっ、行くわっ


[素直に手を引かれるまま公園に向かうの。>>78

 その日はでも、私が早くに体力切れしちゃうのよ。
 体育があったからって嘘じゃない事を言ったけど

 本当は魔法を使って
 ちょっと疲れ気味だったの隠しちゃったの。
 一緒に遊んで一緒にいたかったから
 気にさせたくなかったから。
 そんな小さな我儘で、私は魔法の代償を内緒にしたの。]

 
(82) 2023/07/21(Fri) 6:52:09

【人】 緋彩

 ***

[それから私たちは仲良しになったと私は思ってるわ。

 折り紙の鶴を折って、魔法でちょっとだけ
 ふわりと飛んでもらってどう? とか
 褒めてもらいたくて見せびらかした事もあったわ

 魔法を見せるのは一日一回まで。
 それ以上をもし願われるなら難しいって濁したの。
 でも使った後は疲れていたの
 誤魔化しはきかなかったと思うの。


 とばり君が将来お店持つならどんな感じがいいかなって
 そんなお話もしたわ。

 魔法も何も関係なく普通に遊んだり
 学校のお勉強教えて貰ったり

 一緒にいる内に
 とばり君の存在が大きくなっていったの。]

 
(83) 2023/07/21(Fri) 6:52:30

【人】 緋彩

 ***

 ねえねえとばり君
 探し物の依頼をしたいの!
 

[ある日遊んでいる時そんな提案をしたのよ。
 単にとばり君の魔法を傍で見たいなって思ったから。]


 これから宝物を隠すから見つけてほしいの
 ……そういうの、いいかしら?


[失くしたから困ってるじゃなくて自作自演宣言。
 そういうのに力使うのはどう思うかしらって
 心配げに私は相手を見たの。]**
 
(84) 2023/07/21(Fri) 6:52:36

【人】


[ 照れるって言って俯く君を見て
  そうだね、なんて呑気な言葉に隠して
  
可愛いな
、って思ってたのは内緒。

  
だって、それこそ恥ずかしくて言えない。 ]

  
(85) 2023/07/22(Sat) 1:59:33

【人】



   
そ、んなに何回も呼ばれると……


   ううん、なんでもない。


[ なんとなく落ち着かなくて
  露骨に顔を背けてしまったけど
  でも、嫌なわけじゃなかったし。
  緩んだ顔を見られたくなかっただけ。 ]


   じゃあ、いこっか、ヒーロちゃん。


[ 元気のいい返事だったのに
  思ったより早く疲れた君の隠し事、  
  この時すぐに気づけるほどは鋭くなかったから
  その日は、体育があったって言葉に納得して
  また次の日遊べばいいから、と
  家まで送ったんだ。 ]
 
(86) 2023/07/22(Sat) 2:01:33

【人】


 ***

[ それから僕たちは一緒に過ごすことが多くなった。
  仲良くなった……と僕は思ってるよ。

  折り鶴がふわりと飛ぶ所を見ればすごいって
  目を輝かせて見入ったし、
  あれ動かせたりするの?とか言って
  ぬいぐるみを指さしたこともあったっけ。

  魔法を見せてもらって
  もう一回見てみたいな、
  なんて言ったことも勿論あったよ。
  だって魔法だよ?何度だって見たいに決まってる。

  でも、難しいって濁されたら
  無理強いなんて出来なかったから。
  じゃあ、明日見せて欲しい、って。
  最初のうちはそう言ってたんだ。 ]

  
(87) 2023/07/22(Sat) 2:01:54

【人】


[ たまたま魔法を使わずに遊んだ日。
  そんな日はいつもより長く遊べた気がして
  それに気づいてからは、
  自分から魔法を見せてっていう事を減らした。
  魔法、って疲れるのかな。
  わからなかったけど、君と長く遊べる方が
  魔法を見るより僕にとっては大事だったから。 ]

 
(88) 2023/07/22(Sat) 2:02:13

【人】


[ お店の話になった時は ]


   お店を持つならさ、
   たとえば、夜だけ開店してるとか
   昼間は違うお店になってるとか
   そんなお店だったらかっこいいなって。
   ヒーロちゃんはどんなお店がいいと思う?


[ なんて、聞いたりもしたな。
  君なら真剣に考えてくれそうだなって思ったから。
  それに、僕たちは一緒なんだって
  疑いもしてなかったからね。 ]
  
(89) 2023/07/22(Sat) 2:02:55

【人】


[ 屋内でも屋外でも。
  僕たちは沢山遊んだと思うし
  僕の方が年上だったから、 
  頼まれたなら学校の勉強を教えることだってした。
  
どれほど役に立ててたのかは分からないけど。


  長く過ごせば過ごすほど。
  君のことが大切だって想いは強くなっていく。 ]

  
(90) 2023/07/22(Sat) 2:03:16

【人】

 ***

  
   探し物の、依頼?


[ ある日遊んでいた時にされた提案に
  何かなくしたのかな?って
  最初は首をかしげてた。 ]


   ……つまり、宝探しみたいなこと?

   うん、いいよ。
   でも……その探すものが何なのか
   ヒントがないと、難しいかな……

 
(91) 2023/07/22(Sat) 2:03:49

【人】



   ヒーロちゃんを探したときはね
   見た目とか名前とか教えてもらったんだけど…
   あ、お宝探し、なら
   名前まで言うのはびみょー、なのかな…?

   どんな色なのかとか、教えてもらえる?

 
(92) 2023/07/22(Sat) 2:04:04

【人】


[ 君がいない所で何度か力の使い方を
  練習してたことがあって。
  その時に分かったのは
  探すものがそもそも何か分からないと
  探しようがないってこと。
  つまり普通の人が探し物をするときと一緒。

  でも、探す物のイメージさえわかれば
  なんとなくその気配を感じ取れるような。
  きっと説明してって言われたら困るような
  僕のもつ力はそんなものだった。 ]
   

   あと、
魔法っぽくない、かもしれないけど…

   
それでも、大丈夫、なら……



[ だから、君のお願いへの返事は
  少し心配そうになってしまったかな。 ]**
  
(93) 2023/07/22(Sat) 2:04:34
村の設定が変更されました。

【人】 緋彩

 
[何でもない、って言われるなら>>86
 顔を背けられても何度もまたとばり君って
 繰り返しちゃったの。

 今度は視線の先にいったりはしなかったわ。
 呼び続けたらこっち向いてくれないかなって思ったから。


 その日、沢山遊び尽くせなかったのは
 ちょーっと残念だったけど
 また次があるわよねって我慢したの。]
 
(94) 2023/07/22(Sat) 8:56:19

【人】 緋彩

 ***

[とばり君はちょっとした魔法でも喜んでくれた。>>87
 ぬいぐるみを指さされてば
 調子乗って試したけど軽く揺らいだくらい。
 それで大分疲れちゃったのは秘密。


 もう一回と言われても力が強くない私には難しくて
 すぐ疲れてしまうのが体に負担なのは隠して
 濁した言葉を素直に受け入れて貰えるのにほっとして
 明日ねって笑っていたの。

 本当はね、とばり君のお願いだから
 何度だって見せたかったしやりたかったわ。
 もっと体力つけなきゃって密かに決心していたの。]

 
(95) 2023/07/22(Sat) 8:56:49

【人】 緋彩

 
[魔法を使わなかった日は体力が余る位。>>88
 いっぱい夕方まではしゃぎ切ってもう終わり?
 なんて暮れるお日様にむくれたくらいなの。

 それ以来魔法のお願いが減ったのに気付いたのは
 一杯遊んだー! て日が増えたなって思った時。
 今日はいいの? って問いかけることもあったけど
 一杯遊べる方が楽しいのは私も同じだったの。]

 
(96) 2023/07/22(Sat) 8:57:07

【人】 緋彩

 
[お店の話は勿論真剣に>>89
 楽しいって感情を隠さず言葉を返すのよ。]


 わぁっ! 素敵ね、ロマンチック!
 夜だけってお星さま見える時だけなのよね。大人みたい。
 昼間は違うのも よをしのぶかりのすがた みたいで素敵ね

 え、そうね……
 私ならお昼はカフェをやりたいわっ
 お茶とケーキとか出てきて、可愛いエプロンつけて
 いらっしゃいませって言ってみたいわ。


[魔法使いの女の子が昼間は喫茶店で働く
 そういうのも見た事あるからそれに憧れてたの。
 夜に違う顔をするお店って秘密基地みたいで
 楽しそうってわくわくしたの。

 
一緒にそれが出来るんだって、疑わなかったわ。]

 
(97) 2023/07/22(Sat) 8:57:33

【人】 緋彩

 ***

[依頼にいいよって返答を貰えれば>>91
 ぱあっと顔を明るくしたの。]


 そう、宝探しかしら。ありがとうっ!
 じゃあ私はとばり君のお店のお客様第一号よね?


[そう言って目を輝かせたわ。
 お店はまだ開いてもいないけど
 第一号は譲れなかったのよ。]
 
(98) 2023/07/22(Sat) 8:58:30

【人】 緋彩

 

 ヒント……成程そうなのね。
 何もないところからは難しいのね。ふむふむ


[そういえば私を見つけてくれた時名前を知っていたわ>>27
 当時はお兄ちゃんに頼まれて、で探すならで
 疑問に思わなかったけどちゃんと意味があったのね。>>92



 ……あ。
 私とばり君の魔法について、全然知らなかったわ……



[今更すぎるわ。
 頭を思わず抱えてうなったの。
 これだけ一緒にいるのに……と項垂れたの。]
 
(99) 2023/07/22(Sat) 8:58:46

【人】 緋彩

 

 うーん。じゃあうちにある一点ものなら特徴あるし
 それの他にもおまけを入れればビックリになるかしら

 あのね、金色の丸い……冠みたいなもの
 星がね、象られいている綺麗なのだけど
 あ、私の好きに使っていいのだから大丈夫よ。

 ずーっと前からおうちにあるんだけどね
 傷一つついてないとっておきの謎の物よ!


[それが何かって子供の私はそこまで疑問に思ってないの。
 ただ丈夫だなーって思うくらい。
 正体を知ることは自分から願わない限りきっとない。
 それは今は大事な事じゃないからおいておくわ。


 それより私は他にどんな宝物を入れるか考えていたの。]
 
(100) 2023/07/22(Sat) 8:59:18

【人】 緋彩

 

 そんな事気にしないでいいわよっ!
 私はただ、とばり君の魔法を一番近くで見てみたいの



[派手じゃないのはお互い様。>>93
 とばり君の能力だって魔法と呼んでいいのか分からないの。
 でも私は同じがいいから魔法って呼ぶのよ。

 じゃあ約束ねって半ば強引にでも押し切るつもりなのよ。]
 
(101) 2023/07/22(Sat) 8:59:26

【人】 緋彩

 
[おうちに帰ってからの私は大忙し。
 おもちゃにしていた金の冠を出して大き目の箱に詰める。
 他には何を入れれば宝物っぽいかしら。

 うんうん悩んで、昔拾った私の目の色に似た石や
 大事にしている小さなアシカanimalのぬいぐるみを入れてみた。
 私の宝物を探してもらう。それにわくわくしていたの。]


 あとは……そうだ、お手紙書こうかしら


[日頃のお礼をお手紙で伝えるのは
 十分サプライズのプレゼントになるわよね。

 そうと決まれば、とレターセットを取り出すの。]
 
(102) 2023/07/22(Sat) 9:00:07

【人】 緋彩

 
 えーと、とばり君……
 とばりってどういう字だったかしら……


[スマホはまだ持たせて貰えてないから辞典を開いて探すの。
 あら、二つ字があるわ。確か上の方だった気がするわ。
 お勉強教わった時に字を見た覚えがあるもの。


 へー、部屋のしきりにする布って意味なのね。
 例文:夜の帳がおりる…綺麗な言い回しね。
 私はその文字に
カラーペン
で印をつけたの。目印って。]
 
(103) 2023/07/22(Sat) 9:00:41

【人】 緋彩

 

 これでよしっと。
 

[お手紙にシールで封をして
 濡れないようにビニールの袋に入れて
 大事に箱の中にしまってそれを閉じたの。

 それから向かったのは私たちが出会った場所。
 眠っちゃっていた木の下に頑張って……
 大きめの箱になっちゃたからそりゃあもうわりと頑張って

 穴を掘って埋めたの。
 何かあるってわかり切った隠し方だけどもういいわって
 最後は葉っぱをのせてごまかしたの。

 明日が楽しみで仕方なかった。
 明日で何もかも変わってしまうなんて知らなかったから。]

 
(104) 2023/07/22(Sat) 9:01:28

【人】 緋彩

 ***

 帳君帳君とばり君っ


[その日は放課後が待ち遠しくて仕方なかったわ。
 放課後になれば待ち合わせをしていた場所に。

 帳君が来れば
 なんでだか私の心臓がどきって大きな音を立てたの。]



 あのねあのね、宝物隠してきたから。
 早速探してみようっ


[わくわくと、ドキドキ。
 必要そうなら箱の特徴とかも伝えるわ。
 自分が書いたお手紙をふと思い出す。]
 
(105) 2023/07/22(Sat) 9:02:07

【人】 緋彩

 
[ぽぽぽぽ、と顔が一気に赤くなったの。
 帳君には唐突に思えたでしょうね。]


 い、い、行こうかー。うん。
 

[帳君がどっちを指さすかろくに見ないまま
 見切りで歩き出そうとするの。

 ど、ど、どうしよう? 書いた言葉に今頃焦るの。
 パパやママやお兄ちゃんへのそれと同じじゃない。
 それに気付いたのが今頃で

 お手紙見せるかどうかパニックになったの

 明らかに挙動不審のまま動き出すのよ。
 何を言われても何でもない、大丈夫を口にして

 自分の目の前で一杯で
 前をろくに見ないまま歩いてしまう
 その結果は予知できないまま。]**

 
(106) 2023/07/22(Sat) 9:02:22
 




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