人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


津崎 徹太3票

処刑対象:津崎 徹太、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:人狼の勝利


校長のお告げ(村建て人)

【業務連絡】

みなさんおつかれさまでした。
これにて、本編終了となり、あとはエピローグとなります。

ここから、中身発言も解禁となりますが、
中身発言は独り言で、そして、RPは表ログで楽しんでいただけますと嬉しいです。

延長2日もかけておきますので、
みなさま最後までお楽しみいただければと思います。
よろしくお願いします。**
(#0) 2022/09/16(Fri) 0:00:19

【人】 3年生 津崎 徹太

―病室―

[意識がくるり、鮮明になってくると、
 誰かの泣き声が聞こえた。
 
 (なにいってるの、病院の先生に大丈夫っていわれてたでしょ。)
 (でもね、この子、またこんな……)

ああ、母さんとねーちゃんの声が聞こえる。
しまった、また心配かけたな。


でも、もうちょっと寝る]**
(0) 2022/09/16(Fri) 0:01:24
松本志信は、津崎 徹太をはぐはぐしたぎゅむぎゅむ
(a0) 2022/09/16(Fri) 0:02:44

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

4年生 小泉義哉は、メモを貼った。
(a1) 2022/09/16(Fri) 0:12:52

津崎 徹太は、せっかくログ読んだ、と思ったら青ログ全消し設定のままだった
(a2) 2022/09/16(Fri) 6:27:24

【人】 3年生 津崎 徹太


(ご説明しますと、
あばら二本と、左腹部に小さな裂傷、
左腕部、足背部の骨にヒビが入ってて、
あとは、全身打撲と擦り傷。

ただ、検査の結果、脳は正常ですし、部位欠損もありませんので、
大人しくしておけば治るでしょう)


[それから、また、目を覚ませば、母親と姉と一緒にそんな説明を受けた。
で、そのあと、母親と姉が医師と一緒に部屋を出て行く。

二人とも青い目のあきらかに異国が入り混じった顔をしているので、多分家族ということはわかるだろう]*
(1) 2022/09/16(Fri) 7:00:20

【人】 3年生 津崎 徹太


いろいろどこもかしももいてぇ。
クソ天使め。
何が大事ない、だ。


[いや、でも、それは、一般的には、軽症なのです].*
(2) 2022/09/16(Fri) 7:03:32

【人】 3年生 武藤景虎

────自分の病室────

[屋上から紙吹雪の魔法が舞って。
太陽の光を浴びてきらきらと風に乗った其れ等が一層眩い光に包まれた気がした。

目を開くと、自分の病室の窓にかけられたカーテンの隙間から朝陽が差し込んでいる。

眦から零れ落ちた涙の痕を手の甲で拭って体を起こす。

何か狭いなと思い隣を見れば、手を繋いだまま眠っているくっきーの姿があって。
この世界から旅立つ"たった一人"を送る魔法を使うためにあの夢の中へ戻っていたことを思い出した。]

 ……、そっか、先輩は、もう────…。

[同じ夢が終わったからなのか此方が起きた気配に気付いたからかはわからないけど、傍らで眠っていた彼女が目を覚ましたのもそう変わらないタイミングだったろう。

何度目かの夢の終わりが来て。

もう、あの夢を見ることは、時の止まった美術館に行くことは、ないのだろうとどこかで確信していた。]
(3) 2022/09/16(Fri) 12:18:41

【人】 3年生 武藤景虎



 そうだ、徹っちん、

[夢が終わり、先輩が旅立ったというならば還って来ているはずだと気づいて。
徹っちんの病室まですぐにでも行こうとは思った、のだけど。

お見舞いに向かうまでには、朝の回診の看護師がやってくるまでにくっきーが一度部屋に戻ったりとかもあったと思うから、起きてすぐにとはいかなかったかもしれない。]
(4) 2022/09/16(Fri) 12:18:55

【人】 3年生 武藤景虎

────→徹っちんの病室────

[それでもきっと遅くはない時間、くっきーと二人で徹っちんの病室を訪れることにはなっただろう。

病室へ向かうまでの間の廊下でどこか覚えのある雰囲気をした女性二人の青い瞳を見つければ、すれ違い様会釈をする。>>1

おそらく徹っちんの家族、あるいは親族だろうか。

そういえばねーちゃんがいるとかくっきーへの遺言の時に言ってた気がするから母親と姉かなと。

病室につけば他に人がいないのを確認してから室内に入る。]

 よう、徹っちん、元気──…、じゃなさそうだな…。

[軽く手を挙げかけた手が半端に止まったのは想像以上に満身創痍っぽい様子に。

生還者は"大事ない"とはなんだったのか、とは思うけれど。

まあ、それでもこうして還ってきてくれたから。]
(5) 2022/09/16(Fri) 12:26:43

【人】 3年生 武藤景虎


 おかえり。
 徹っちんが生きててよかった。

[この台詞ニュアンスに覚えがあるなと言ってて思いつつ>>3:-78
一番大切な友人が過ごした見送りの時間のことを思って、銀色がかった髪をくしゃくしゃと撫でた。]*
(6) 2022/09/16(Fri) 12:28:01
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a3) 2022/09/16(Fri) 12:31:55

【人】 2年生 松本志信

─魔法が解ける時─

[これでもかってくらいみんなと一緒に作った魔法。
綺羅綺羅とくるくると、日中の空に溶けていく。
見えてなどいないと判っていても、残された二人に見えていればいいと願う。

夢から醒めて天に昇る時。
現実と混ざり合って、一瞬小泉くんと目が合った──気がした。
なんか満足した顔してた気がする。
その気持ちちょっとわかるから。
俺も最後、笑っといた。

やがて視界はどんどんと闇に飲み込まれて。
一緒にいたはずのみんなの姿も消えてしまって。
俺は俺自身の、本当の夢の中にいた。]
(7) 2022/09/16(Fri) 13:07:17

【人】 2年生 松本志信

─夢の中 >>5:89

[あの時とおんなじ夢を見ていた。
深い霧、黒い海、たった一つ浮かぶ墓。
まるで「お前はそこに入るべきだ」と手招きされているようで。

行くべきなのかな。
足を踏み出しかけた瞬間、輝く鳥が舞い降りた>>6:111
青い空にはらはら舞い散る辛夷の花。
春の初めに咲く花がその言葉を知らせるように舞っていく。
青の中に白を咲かせて。
出会いと、そして別れを示すように。

小泉くんの声が、聞こえた気がした>>6:107]

 全く、律儀だな小泉くん。

[俺が他人に甘えるの、壊滅的に下手なのなんとなくわかってるでしょ。
小泉くんがそう出来なかったみたいに。
もっと頼ってほしかったよ。
小泉くんの悩みも、話も、もっと聞きたかった。]
(8) 2022/09/16(Fri) 13:08:15

【人】 2年生 松本志信

─病院─

[優しい夢から醒めて喉に手を当てる。声はまだ出ない。
猫背でのそのそと病室を抜け出して歩き出す。

足取りは軽くない。
駆け出していきたい気持ちはあれど、色んな恐怖が残ってる。

今まで見ていた夢は、俺が都合よく見ただけの幻想かもしれない。
天使が嘘を吐いていて、実は重篤だったりするかもしれない。
あの夢が単なるつり橋効果で、目覚めたと同時に冷めているかもしれない。
言葉も、気持ちも、過ごした時間も。

全てなかったことにされてしまうかもしれない。

あの時みたいに。

津崎くんはそんなこと言わないって思いたいのに。

下らない過去の怨霊たちが心にとりつく。
化け物は化け物らしくあれと。
許されることも愛されることもないんだと。
幻聴に詰め寄られ、病室の前で足が止まって
その場で蹲ってしまった。]
(9) 2022/09/16(Fri) 13:10:57

【人】 2年生 松本志信

[同じ瞳の色の女性>>1 が俺の顔を覗き込む。
大丈夫かと問うてくれて、ご家族であろうことに気付く。
声が出ないことを何とか伝え、身振りで会いに来たことを伝えた。

大学の先輩だったとしても、年齢的におかしな歳で
見た目も爽やかとはかけ離れていたから
もしかしたら「また良くない仲間」とでも思われたかもしれない。
眉を下げ、申し訳なさそうに首を振る。

何とか面会を許されて。
夢を見たりもしてたからきっと、顔を合わせるのは最後になったんじゃねぇかな。
軽傷とはいいがたい状態の津崎くんの下に
俺はようやくたどり着いた]*
(10) 2022/09/16(Fri) 13:11:59
松本志信は、わあい撫でられる
(a4) 2022/09/16(Fri) 13:22:46

津崎 徹太は、松本志信の頬っぺたつん
(a5) 2022/09/16(Fri) 14:01:47

松本志信は、津崎 徹太ゆびもぐもぐちゅっちゅ、はいあーん。
(a6) 2022/09/16(Fri) 14:02:52

朝霞 純は、津崎 徹太指かぁ、指はちょっと思うところあるかもなぁ…。私も私も
(a7) 2022/09/16(Fri) 14:05:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 武藤の病室 ――


[あの世界で、二度目の魔法が青空と緑の木々を彩って。
そして、あの世界には飛ぶはずのない鳥が9羽、飛んで行くシルエットが見えた。]

 ………………さようなら、小泉さん。


[言いたくないと散々駄々こねていた言葉を小さく口にすると、それに応えるようにあの世界の全てが溶けるように砕けるように消えて行った。]

 ────………………。

 ……武藤?

[揺れるカーテン、低い場所から射してくる明るい日射し。

ああ、そうだった。
ここは、病院で、武藤の病室で。
繋いだ手の先には、共に生還できた好きな人が居る。

全部が"終わった"わけではないけれど、一つの区切りは確実に終わったのだと。
日常の歯車がカチカチと動き出す感覚があった。

武藤、また泣いてたでしょ、なんて言っている自分の側も涙の跡がばっちりで、お互いそれを誤魔化すように、少しばかり苦笑しながら口付けた。]
(11) 2022/09/16(Fri) 14:25:24

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 津崎の病室 ――


 ────…………うわ……。

[思わず剣呑な声が出てしまう。

回診の先生から聞いてはいたものの、その日のうちに見舞った津崎は、圧倒的軽症者(というかほぼ無傷)な私や武藤と違って、文字通りに"ぼろぼろ"だった。

なるほど、最後の最後まであの夢に残されていただけはある、と、納得したくもなる怪我人具合。

それでも青い瞳の輝きは、あの美術館の中でひととき見ていた昏い色のものではなかったから、"良く生きてたね"なんて軽口叩けるくらいには、私は安堵していた。

武藤も似た気持ちだったのかな、津崎の髪をわしゃわしゃとかき混ぜていて。 >>6

  ん………………?


私は、微かな違和感に首を傾げる。]
(12) 2022/09/16(Fri) 14:26:32

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 津崎って、……そんな顔してたっけ?

["そんな顔"とは甚だ不躾だけど、そうとしか言いようがない。

なんか、肌の色とか、瞼の線とか……あと睫毛や眉毛も?
というか、顔のパーツほぼ全部?
記憶のものとなんだか微妙に違っている。

羨ましい髪質だよね、なんて思っていた、サラツヤピカーな髪も、なんだかこう、くすんだ風になっていて。

聞けば、メイク、してたんだそうで。
髪はと言えば、毎朝30分かけて(!)の力作だったそうで。]

 ────え。…………まじ…?

[顔と髪の手入れになんて1日10分もかければ多い方だった私は絶句する。

とりあえずその髪、私も思う存分わしゃわしゃさせてもらってもいいかなぁ?
(わしゃわしゃしました)(それはもう)*]
(13) 2022/09/16(Fri) 14:28:06

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 黒崎さんは変わりたい・その1 ――


[武藤は服選び、いくらでも付き合ってくれると言ってくれたけれど、さすがに下着選びまで付き合わせるわけにはいかなくて。

それにトップス買うなら、先に下着をなんとかしなきゃとか……思うわけで。

意を決して大学最寄りのターミナル駅隣接のショッピングモールに一人足を向けてみたものの、早々に心折れそうになった。

やっぱりどこから見ても、若い男が女性もの下着を物色している風にしか見えないようで、店員さんやお客さんからの、訝しげな視線が突き刺さる。]

 通販に、しようかなあ……。

[でも正確なサイズとか解らないと買いようが無いんだよなあ……とぼやきつつ、元々多くは備わっていない気力を更にすり減らしながら居心地の悪い女性服売り場を歩いていたら、視界の端、目に留まる色があった。]
(14) 2022/09/16(Fri) 14:44:58

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[あの美術館で、一番に良いなと思った絵 >>0:178 のジャングルの緑のような、深い色合いの半袖シャツ。うっすらと、葉の陰影模様がついていて。

なんとなく近付いて眺めていたら、
 「ご試着してみます?」
と声がかかった。]

 あ、いえ、私、は。

[口籠もってしまい、逃げるように立ち去ろうとしたら、
 「お客様は暖色系もお似合いだと思いますよ」
と重ねて声がかかり、逃げかけた足がぴたりと止まる。]

 あの……。

["女に見えますか?"すら言い淀んでいる私に、
「お客様のようなモデル体型の方は、とろみツヤ系の素材がお似合いかなと思いますよー」
と、おそらくは母の年に近いだろう彼女はにっこりと微笑んだのだった。]
(15) 2022/09/16(Fri) 14:46:27

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[  は?モデル体型?
  っていうか、"とろみツヤ"って、料理の表現?
  角煮的な??

硬直して顔中にハテナを浮かべたまま状況を咀嚼する私に、でもその店員さんは色々と相談に乗ってくれた。

なんでも、彼女の娘さんはバスケットボールをしていて、私と似た悩みを抱えているのだそう。
だから、女の子だって見てすぐ解ったわと、微笑まれた。

 「せっかく肩や背中の線が綺麗で姿勢も良いんだから、
  堂々と見せれば良いのよ」

なんて言われ、それには苦笑しか返せなかったのだけど。

なにしろ知識の浅いファッション用語、何がなんだかだったけど、親身になって服を選んでくれたから、そこで1枚、シャツを買ってきた。

見惚れたシャツと同じ柄だけど違う型。
 「深めVネックかドレーピングシャツがおすすめ」
などと言われても、ほぼほぼ呪文だ。]
(16) 2022/09/16(Fri) 14:51:04

【人】 1年生 朝霞 純

【現実・津崎さんの病室前にて】

…痛い。

[心臓が痛い、強く脈打っているのが分かる。

津崎さんが生きてる。この扉の向こう側に居ると思うと。
心臓がうるさいくらいに脈打っている。血潮が巡る音がする。

津崎さんもこういう気持ちを感じていたのかな。

振られにきた、それと、怒られにきた。
夢の中で知ってはいけないことを知ったことを、ちゃんと伝えにきた。
小泉さんのことじゃない、松本さんのことでもない。

それは親友への頼みごとのこと。
あの時、聞いてはいけないことを聞いたと思った。
それでもそれが最期になるならと、足が踵を返すことを拒んで。

…津崎さんのお腹の傷のことは、聞けないかもしれないな。

秘密を覗き見たんだから、そこまで心を開かれる気はしない。
でも、万が一、聞かせてもらえるなら聞こう。

諸々の決意を改めて決め直して、私は病室の扉に手をかけた。]
(17) 2022/09/16(Fri) 14:51:16

【人】 1年生 朝霞 純

【現実・津崎さんの病室にて】
>>17

失礼します。

[松葉杖をついて、病室の中へと入る。
ちらとベッドの方を見ると、怪我だらけの津崎さんが見えた。

また傷痕が増えてしまうのだろうか。

そう思うと、凄く悲しくなった。]

色々、言いたいことがあってお邪魔しました。

[まずは何から話すべきなのか。
どう切り出すべきなのか、いつも迷っている気がする。]

…いつも、会いに来てくれたから。
今度は私が会いに来ました。
いつも津崎さんに歩いてもらうばかりで、私は全然、自分から歩かなかったから。

[いつも言葉の選択を、誤っている気がする。
それでも、いつも歩いてきてくれたこと、それが嬉しかったこと、伝わるかな。

小泉さんがいなくなった直後に、言うべきことじゃないのかもしれないけれど。
私はいつだって間違えるから、せめて後悔のないようにしようって何度も思ったから。
まずは伝えたいことを、ちゃんと伝えようと思う。]
(18) 2022/09/16(Fri) 14:53:10

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[嬉しいことに、サイズも測ってくれ、下着はこのサイズを買えば大丈夫と、そんな事も教えてくれた。娘はここのを愛用してるわね、と、通販サイトの情報も。

お店のタブレットで見せてくれたそのサイトにはおそろしく多様に、"寄せて上げて"を通り過ぎて"詰めて盛って"的なものが盛り沢山に並んでいた。]

 …………これは……詐欺では……?

[思わず呟いた私に、

 「これが詐欺なら、お化粧だって充分詐欺よ」

と店員さんは笑っていた。

ああ、確かに……って、別に津崎の顔を思い出したりはしてないけどね?*]
(19) 2022/09/16(Fri) 14:53:32

【人】 3年生 津崎 徹太

― 病室 ―

 うん、大丈夫。
 大人しくしてるっていうか
 動けないし。

[そして、戻ってきた母親と姉に、心配という名の説教をされている。
 つか、前のほうが何日も意識不明で目が覚めたあとも、入院生活長かっただろ、って、言おうと思ったが、
 そういう問題じゃないのは、すぐに姉から睨まれてホールドアップだ。

 そして、母親が帰る前に化粧室にいくといったタイミングで、姉がこちらを見て、ぽそり、呟く。


(アンタ、死ぬ瞬間見たんだって?
 怪我も心配だけど、そのこと心配だって、
 主治医の先生に言われたわ)


 それには、少し、目を逸らしてため息、
 でも大丈夫だと伝えた]*
(20) 2022/09/16(Fri) 14:55:51

【人】 1年生 朝霞 純

>>18
[…という、決意はともかく、挨拶をした後、暫くの間、私は言葉を失っていた。
津崎さんの顔がまともに見れなくて、頭が熱を持っているのが分かる。

これはどちらを先に話すべきなんだろう。

津崎さんのことを好きだって思うこと?
それとも、秘密を覗き見てしまったこと?

どちらも話さなければならないのに、どちらを先に話すべきかが分からない。]

…津崎さんのことが好きです。

[迷った末、自分の想いを優先した。

津崎さんの側にいたかったこと。
津崎さんに生きていてほしいと願ったこと。
逃げたことを後悔したこと。

私は津崎さんに対して誠実ではなかったけれど、私の胸に息づいたそれらの気持ちが、津崎さんのことが好きだと主張してくるから。]
(21) 2022/09/16(Fri) 14:56:09
津崎 徹太は、とりあえず、母と姉は必要なもの買ってもってくるわと出ていく。
(a8) 2022/09/16(Fri) 14:57:13

【人】 3年生 津崎 徹太

>>5

[母と姉が出て行ったあと、
 すぐにまた扉がゆっくり開いた。
 誰かがいないか、窺うように、そして、俺しかいないのがわかると、大きく開かれる]

 ――……トラちゃん、と黒崎か

[あのクソ天使のことは信じなくてはと思っても、
 実際見ると安心感が違うから、
 軽く手をあげたトラちゃんに応えようとして]

 ―――……ッてぇ

[とにかく身体中が痛い。
 薬で抑えてるとしても、緩く痛むんだ。
 と、いうことで、手をあげるのはあきらめて、
 弱弱しく頷いた]
(22) 2022/09/16(Fri) 15:12:52

【人】 3年生 津崎 徹太

>>6

 うん。

[そして、近寄ってきたトラちゃんが頭をぐしゃぐしゃ撫でてくるのには、だから、やめろ、よ…といいつつ、
 死んだ人の最後の姿が一瞬よぎったような気がして、

 一度強く目を瞑った]*
(23) 2022/09/16(Fri) 15:15:05
黒崎 柚樹は、津崎は多分、すっぴんだと多少男らしくなる(でも美形は美形)なんだと思っている……
(a9) 2022/09/16(Fri) 15:15:22

【人】 3年生 津崎 徹太

>>12
[そして、近寄っていたトラちゃんと黒崎、
 全くもってびっくりしたという黒崎の声。

 そりゃそうだ。
 顔には絆創膏。左腕にはギプス。
 左足もなんかがっつり固められて少し吊られた状態。
 そのほかも、身体中、ガーゼやら包帯やらが巻かれてて、
 本当、フランケンにでもなった感じだ。

 トイレに関しは聞くなよ?]

 まぁ、二人とも無事でよかったよ。
 ……って、???

[黒崎からの視線になんだ?と]
(24) 2022/09/16(Fri) 15:22:13

【人】 3年生 津崎 徹太

>>13

 はい?

[黒崎に指摘されて、あ、と気が付いた。
 しまった。ここじゃ、生顔じゃねぇか。
 やっべと、視線を逸らしても、
 そんなもんじゃ、誤魔化せない]

 あー、うー、
 ま、ぁ、いつもはちょっと作ってるからな。
 いや、本当にちょっとだけ。

[黒崎はともかく、トラちゃんは気づいていたよねぁ、とか思いつつ]

 こう、整えて、ちょっとだけBBクリーム使ったりとか、
 いや、ほら、配信とかしてるから、
 カメラ映りは気にしないといけないし!
 髪とか、一番リアルに映るから、
 朝から洗って30分かけて、こう、ね……。

[悪いことはしてないけれど、ちょっと恥ずかしいです]

 ってぇ!!だからぁ!!!

[黒崎にまでぼさぼさに名で繰り回された。
 夢の中でも散々だが、リアルでもこれかよ!と]*
(25) 2022/09/16(Fri) 15:27:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹

―― 黒崎さんは変わりたい・その2 ――


  『髪と顔の弄り方教えて欲しい』

[津崎はどこに出しても恥ずかしくない重傷人(医療的定義では軽傷の範疇らしいけど、とてもそうは見えない)筆頭だし、他にも骨折とか内障とか、あの事故の傷が皆なかなか癒えない中、私と武藤は拍子抜けするくらい簡単に"日常"に放流された。

まあ、意識が戻れば、切り傷掠り傷程度で入院している意味は全く無いものだしね。

そして数日後。

"マブダチ"とはいえ入院中の相手に頼むことでもないかなと多少は悩みつつ、まあいくらか暇にはしてるかなと、津崎にそんなLINEを送ってみたのだった。

そうしたら、"これ持ってこい"的なリストが返ってきて。]

 ……ストレートアイロンなんて、持ってないんだが……?

[などと困惑しつつ、更には生まれて初めて見る文字列("ビューラー"って、何!?)などもあって、あいつはどれだけ顔面改造しているのかと目眩がした。

────かくして。]
(26) 2022/09/16(Fri) 15:45:39

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ────ッッッッ!!!!!!
 いったいなあ!もう!!!


[え、なんなの、メイクってこんな地獄的行為なの。

津崎の病室で雄叫びを挙げてしまって、慌てて口を噤む私がいる。

眉を整えろ、と言われた。
どころか、こうするんだよと毛抜きで引っこ抜かれた。
瞼の上側の、とんでもなく痛いところを。

そんな荒療治ではあったものの、でも、ガチ女性的メイクじゃなく、とりあえず津崎みたいなところからはじめてみたいと教えを乞うた私に、津崎はちゃんと教えてくれたと思う。]

 ……このクリーム、さあ……。
 皮膚呼吸できなくなるみたいな感じで、きもちわるい……。

["BBクリーム"なるものに顰め面したら、お前は両生類かという視線が飛んできたけれど。

いっそ両生類になれたら、こんな努力しないで済むのになと深い深い溜息を吐いた。*]
(27) 2022/09/16(Fri) 15:46:26

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんのお見舞い────

[手をあげるだけでもきつそうな様子に、無理して動かんで良いからと手の平を向けて伝えて。>>22

近寄ってみると痛々しい怪我があちらこちらにできているだろうことがよくわかった。

いつもみたいにきっちりセットされてはない髪の毛を手でわしゃわしゃ乱すと、徹っちんは文句を言いつつもどこか切なそうに瞼を落とす。>>23]

 ありがとな。
 ……、先輩のこと送ってくれて。

[瞼の裏で誰のことを思い出していたかは知らなくても、自然と出たのはこうして目覚めるまでに徹っちんがいた、おいてきてしまった場所のことで。

最後に残った二人が何を話して、何を想ったのかはわからないことだけど。

徹っちんならきっと先輩の最後の時間をより有意義なものにしたって信頼してるから。

「先輩オレになんか言ってなかった?」って聞いてみたのは、バスの中で約束したバイト先教えてもらうこと、先輩のことだから覚えててくれてたんじゃないかと思って。]*
(28) 2022/09/16(Fri) 16:09:29

【人】 3年生 武藤景虎

[なんかくっきーが徹っちんの顔見て驚いてるけど、なんでだろうと思ったら化粧したりの身だしなみあれこれがされてないことが理由だったっぽい。>>13]

 徹っちんはすっぴんでもかわいいから問題ないぞ?

[とかなんとなく恥ずかしそうに説明してるとこに多分明後日なこと言ったけど、いろいろやってんだなとは感心した。

その後にくっきーが指導鞭撻受けることになるのは知らない話だけど。

髪のセットくらいはまあまあ時間かけるけど30分はさすがにかからんし。

髪の毛ぐしゃぐしゃにされるのは嫌かもしれないけど撫でられるの嫌いじゃなさそうなのは知ってるから、悪態つくのは笑って見てた。]*
(29) 2022/09/16(Fri) 16:10:58

【人】 3年生 津崎 徹太

>>28

小泉先輩、パン屋を紹介してくれって。
だから、紹介するな。

[そんな話をトラちゃんとしつつ、
 小泉先輩との話を詳しく聞かれなければ、それは話さない。
 むしろ、知らない。
 還ったものが、夢でつながり、こちらが見えているなんて]
>>13
 ……トラちゃんから可愛いと言われるのは喜ぶべきなのか。
 まぁ、問題ないけどな。

[そして、黒崎の顔チェックには、はいはい、と。
 のちほど、化粧を教えることになるとは思わなかったが
 で、そのうち、帰ろうとする、二人に、
 どうも、何か、不思議な感じがして……。


 というか、

 俺、結果きいてないやん。本人から]
(30) 2022/09/16(Fri) 18:47:13

【人】 3年生 津崎 徹太




 で、トラちゃんと黒崎は付き合うん?



[野暮なことをきいてみる]**
(31) 2022/09/16(Fri) 18:47:20

【人】 3年生 津崎 徹太

― 病室 ―
>>17
[トラちゃんと黒崎が病室から出て行ったあと、
 また、静かになった病室。
 テレビはつけない。
 ニュースしか流れないから。

 携帯を右手だけで弄って、曲を聞こうかとも思ったけれど、
 思っただけで、何も選べなかった]

 ――……

[扉の音に、ゆるく振り返る]

 ――……

[入ってきた姿に一瞬すっと息を多めに吸ってしまった。
 思い出したのは、消えた時の姿。

 でも、ちゃんと、今、いる]

 怪我はなかった…わけじゃないか。

[松葉杖をついた姿に眉を寄せる。
 といっても、自身のほうがすごいけど]
(32) 2022/09/16(Fri) 18:48:46

【人】 3年生 津崎 徹太

 歩き回って大丈夫?

[あの時、足が痛いのに、ひょこひょこと歩き始めた様子。
 まだ、鮮明に思い出せる]

 いろいろ言いたいことか。
 ――……何?
(33) 2022/09/16(Fri) 18:49:33

【人】 3年生 津崎 徹太

>>18>>19>>21
[いつも、会いにいってた。
 そういえばそうだったな、と思う。
 偶然出会った時もあったけれど、偽工藤の時とか]

 そんなことは構わない。
 というか、気分悪いのか。

[少し止まってしまっている朝霞に、どうしようか、と思案する。
 同時に、こちらも恐い気持ちあって。
 なんだかんだで、朝霞にはこう抉られることが多いから。


 でも]

 ――……

[出てきたのは好意の言葉でぱちくりした。
 同時に、松葉杖をついて、
 しっかり立つ朝霞の姿に、どうしても少し眩さは感じたけれど]

――……そう。
 気持ちはありがたく受け取っておくよ。
 いろいろあったが、

 無事でよかったな。

[最後の言葉は嘘じゃない。
 この女の子が無事なことは嬉しかった]**
(34) 2022/09/16(Fri) 18:50:31

【人】 1年生 朝霞 純

>>34
[“気持ちはありがたく受け取っておく”
それがどういう意味なのか、正確なところを理解できたのかは分からないけれど。

振られた、で合っているのかな?

寂しくないわけではないけど、私はやっぱりこの人が好きで。
好意を受け取ってもらえるなら、それだけで嬉しい。
そう、今度は勘違いだと否定されなかった。受け取ってもらえた。

それが嬉しくて、私は少しだけ笑った。]

ありがとうございます。

[そして、無事でよかったな、の言葉にはほんの少し、眼を伏せたと思う。]

私も、あなたが生きていてよかった。
無事ではないけれど、生きていてくれて嬉しい。

[私は自分の無事をよかったとは思わない。
津崎さんに願われて、工藤さんを犠牲にして、小泉さんの想いを背負うと決めたから、なんとか生きているだけ。

生きていこうと決めただけ。
でも、まだ私が誰かにとって頼れる人や友人になれたわけではないし。
それらの繋がりがなかったら、私は生きることをよかったなんて思わなかったと思う。

また、沈黙。ちらとそちらを見た。
痛そうな怪我の数々、でも彼は生きていて。]

…生きていてよかった。
(35) 2022/09/16(Fri) 19:11:00

【人】 1年生 朝霞 純

>>35
[それから少し、津崎さんの横たわっているベッドの横に歩いて、一言かける。]

手を握ってもいいですか?
痛かったら、触るだけでもいいけれど。
…最後に会おうとしてくれて、私は凄く嬉しかった。

今、会えて、本当に嬉しい。
でも、手を握りたいんです、津崎さんがここにいるって確かめたい。

[そして何より。]
(36) 2022/09/16(Fri) 19:14:28

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんのお見舞い>>30────
 
 そうそう、虎型のパンがある優秀な店なんだ。
 先輩に教えてもらう約束してたからさ。

 徹っちんにも買ってきてやろう。
 病院の飯って飽きるし。

[教えてもらう約束はパン屋の場所とシフト。

先輩からシフトが伝えられていない理由は明白で、その店にもう先輩は立つことがないからだ。

そんな事実ひとつひとつに胸が刺されるような思いはこれからも続いていくのだろう。

夢の中を覗けることを徹っちんが知らないことは失念していた。

少し考えればわかることなのだが、先に還った奴はおそらく皆夢の中に行けていたから何か当たり前のことのように思っていて。]

 そこは素直に喜んでおいていいぞ。
 褒めてる。

[かわいいへの感想には、絆創膏を避けて無事そうな部分を指先でつつくことで返す。

また見舞いに来るから等告げてくっきーと帰ろうとした時、問いかけに、あ、ってなった。]
(37) 2022/09/16(Fri) 19:31:00

【人】 3年生 武藤景虎

>>31

 そうだよオレ報告してないじゃん。
 なんか言った気になってたわ…。

 無事に落としたぞ。

[そういえば脈はないとか徹っちんには言ってあったなとあの時のことが随分前のことみたいに思える。

無事にと頭につけたのは、話した時の期待値が低かったことと、彼女つくれとか好きだけど無理とか言われた件のことだ。]

 徹っちんは──…、
 いいひとできたら教えてくれな。

[オレの記憶では徹っちんの好きな相手はじゅじゅのまま更新ができてないのだが、あの後何かいろいろありそうだったので、問いかけじゃなくて連絡待ちにしておいた。]*
(38) 2022/09/16(Fri) 19:32:54

【人】 3年生 黒崎 柚樹


>>37 >>38

[津崎を見舞った病室で、小泉さんのパン屋の話になって、私は静かに眼を伏せた。

猫ちゃんパン、美味しかった。
結局あれが、小泉さんのパンを口にした最初で最後になってしまったけれど。

あれと同じパンが売られているお店に行っても、それは、"小泉さんのあのパン"ではなくて、でも、お店には行かなきゃと思った。
虎型のパン、買わなきゃだしね。

だから津崎がその店を知っていたことは幸いだったし、それが最後の話題になって帰ろうとした……んだけど。]
(39) 2022/09/16(Fri) 19:46:52

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[別に、手を握ったりしていたわけじゃない。
普通に2人で部屋を出ようとしただけ。

ていうか、そも、津崎へは私がとうに報告していた >>4:251 はずなのに、わざわざ聞いてくる >>31 とか、本当、こういうところ、津崎は津崎だよね。]

 ………………。

[まあ、問われたのは私じゃないから口を噤んでいたんだけど。

隣の男ときたら、"無事に落とした"って。
私、射的の景品でもなければビリヤードの球でもないんだけど。

少し憮然としてしまう。]

 ……おかげさまで、無事に落とされたよ。

[だから口を尖らせながらそう被せてやった。*]
(40) 2022/09/16(Fri) 19:47:48

【人】 3年生 津崎 徹太

>>38>>40

そ、そう

[なんか、今、すごく、空気が凍ったぞ。
 余計なことを聞いてしまったのか]

あ、じゃ、うん。
あの、今度、ワイヤレスのイヤホン、頼んでいいか?
お金出すから。

[それだけ二人に頼んで、またな、と
手は振れないけれど、見送った]**
(41) 2022/09/16(Fri) 20:13:04

【人】 3年生 武藤景虎

[事前に告白することを伝えていた徹っちんへの"報告"の意味合いが大きいのもあったので、「脈はない」とか「ハードル高い」と言ってたし。

実際すんなりうまくいったわけでもないので、男友達とそういう話をする時の感覚とノリそのままで答えたのだが。

なんか怒らせたな…、とは口調とか表情から判断はできた。>>40

で、怒ってる原因を考えてみるとわざわざ被せてきた台詞がオレのさっき言ったものとまるで同じことから、オレの言い回しが気に入らなかったんだろうなとは。

物みたいな風に聞こえたのか、二人のことを聞かれたのにオレ中心の回答だったからか。

女心は難しい。

とか考えてたら徹っちんが気を回してきたのがわかって>>41、頼み事には了解してとりあえず病室から出た。]
(42) 2022/09/16(Fri) 20:30:39

【人】 3年生 武藤景虎

 えーと…、
 言い回しが悪かったなら謝る。

 くっきーの立場?というか気持ち?を無視してああ言ったわけではない、ので

 二人のことを報告するにはそぐわないことを言ったと思う。

 別にオレの力だけで手に入れたとは思ってない。

 が、傷つけたならごめん。

[まあ、オレの言葉が足りなくて傷ついたなら腹パンくらいは受けよう。]*
(43) 2022/09/16(Fri) 20:31:40

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>42 >>43

[まあ、割と、怒っていた。

私は武藤が落とそうとした結果の、"落ちた"なのか?って。

好きな人に好きと言われた。
それだけでもう充分と、それ以上は踏み出す勇気を持てなかった私に、踏み出させてくれたあの優しい言葉が、"落とす"手段だったってこと?

心の中に積もり積もってた怯えを全部押し退けて、それでもこの人の傍に居たいんだって、私が決めたのに、それを落とした落ちたの一言で片付けられたのは、悔しかったし、悲しかった。]
(44) 2022/09/16(Fri) 20:48:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[だから、津崎が気遣う風な視線と言葉をかけてくれたのに >>41 何も返せなかったし、病室を出て歩き出した武藤の言葉 >>43 にも背を向けて。]

 ……………………。

[まあ、頭ではわかってる。
男同士ならではの軽口みたいなものだって。

でも、やっぱり腹立たしくて、つい、拳に力が入る。
ビンタじゃ生温い。腹パンだ。鳩尾抉ってやる────なんて。

……でも、それじゃ何にも解決しないから。]

 ……うん。嫌だった。ああいう言い方されたの。

[何がどう嫌だったか話すから、聞いてくれるかな。

目縁を赤くして傍らの武藤を睨め付けたら、まあ、嫌とはいわないだろう、と思う。*]
(45) 2022/09/16(Fri) 20:49:55

【人】 3年生 津崎 徹太

>>35

[気持ちはわかったけれど、
 応えるとはもう言えない。
 だから、その気持ちはありがとう。
 そんな意味だ。

 そんな言葉に、
 朝霞は寂しそうに笑い、顔を伏せた。
 それを、ちゃんと、見守って、
 その続く声をきく]

 そうだな、ちょっと無事じゃないけど、
 傷は治るから。

[それよりも心に残るのは、未だ小泉先輩のことだけど、
 これを言ったら、きっと、小泉先輩は気にするだろうから]

 生きて、またみんなに会えて、嬉しいよ。
 もちろん、朝霞にもな。

 
(46) 2022/09/16(Fri) 20:54:56

【人】 3年生 津崎 徹太

>>36

[そして、ひょこりと、朝霞がベッドの横まで移動してくる。
 最後の場面、もちろん、覚えてて]

 ――……もう、生きてるって、確定してるけど、
 握りたい?

[夢の中では、死んでいるかもしれないから、っていう
 そんな気持ちが伝わっていた。
 そう、命があるかどうか、それを探るような。
 生きているということで、何か縋るような。

 でも、今は違うんだろう。

 小さく囁かれた言葉に、
 首を傾け…]
(47) 2022/09/16(Fri) 20:58:53

【人】 1年生 朝霞 純

>>47

…はい。

[私はそっと、津崎さんの左手に触れた。
その男の人らしい質感をもった綺麗な指、少しだけ冷たい指先の温度。
ゆっくりと、津崎さんの手に触れる。

そして確かめた。

彼の命の音…ではなく。

私の恋の音を。

体温が上がるのを、体を巡る血潮の音を、強く鼓動する心臓のリズムを確かめる。

そして、ゆっくりと更新していく。
あの夢の中、私の胸の中に渦巻いていた恐怖を。
津崎さんが生きていないのではないかという不安を。

彼と触れあって心音を確かめたこと、脈拍を確かめたこと。
その時に速くなった私の心臓の鼓動、息苦しいほどの緊張、それと同時に感じた暖かさを。それらをもう一度感じて。

ああ、これが恋なんだと。

私の身の内に渦巻いていた恐怖は恐怖でなく、それこそが恋というものなんだと。

これが最後。勿論、これが最後。最後でいい。
私があなたを好きだと改めて感じられる機会を、それを確かめる機会をくれてありがとう。
誰かを好きだと思ったこと、その相手が津崎さんで幸せだと思った。]
(48) 2022/09/16(Fri) 21:22:23

【人】 1年生 朝霞 純

>>48
[暫く、そっと指先に触れて、彼の体温を感じて、私の鼓動に耳をすませて。

本当は、離したくないけれど。ずっとそうしていたいけど、そっと手を離して。

私にはまだ言わなければならないことがあるから。]

我儘に付き合ってくれてありがとう、とても幸せな気分でした。

[そう、一言感謝してから。]

…津崎さん、夢を覚えていますか。
私がいなくなった後も、津崎さんは夢を見ていましたよね。
その夢の話で、一つお話ししたいことがあります。

[本題を切り出す。]
(49) 2022/09/16(Fri) 21:33:36

【人】 3年生 津崎 徹太

>>49

[手が離れ、
 朝霞が口を開く。
 なんだろう?と不思議な顔を]

 夢、どうかした?
(50) 2022/09/16(Fri) 21:38:03

【人】 3年生 武藤景虎

[かけた言葉に無言で背を向ける様子に腹パンとは言わなくてもビンタくらいは飛んでくるかもしれない、とは思った。>>45

嫌だったと言ってこちらに向けた顔を見て、言葉に詰まる。

泣かせたくない等とはどの口が言ったのかと自分に思うし。
しかもあの時のように不可抗力ではなくて、泣かせたのはオレの言葉が原因なわけで。]

 ……、ほんとに悪かった。

 なんで嫌だったかはちゃんと知っときたいので、聞かせてほしい。
 今後のためにも。

[そうして、嫌だったという理由を話し終わるまでは黙って聞いていた。>>44

考えが似ているところがあっても認識の相違はどうしてもあるし、傷つくポイントもそれぞれあるのは当たり前の話で。

でもそれはこうして話さないとわからないことだから。]
(51) 2022/09/16(Fri) 21:42:13

【人】 3年生 武藤景虎


 んー…、まず、落としたという表現が傷ついたのはわかった。
 それはオレが悪い。ごめん。

 ここからはオレの思ってることなんだが、

 落とそうとした、というのは言い換えれば、オレを受け入れてほしかった、って感じになる。
 
 で、それでくっきーにかけた言葉が全部"落とす手段"と客観的に言われると、

 確かに傷つくな…、うん、今聞いてて普通に傷ついたわ。
 
 実際そんなつもりはないし、受け入れて信頼してほしかった、伸ばした手を掴んで欲しかった、というのが今できる言語化なんだが。

 そういういろいろがオレにもあるし、それを落としたの軽い一言で済ませるのが嫌なのは、言われて初めてやだなと思った。

 こうやって話さないとわからないくらいに想像力が足りなくてすまん。

 だから、嫌だと思うことはこれからも話してくれると助かる。

[話し終わってから、まだ泣いているだからろうかと顔を覗き込んで赤くなった眦を指で拭った。
泣かせたくはないこと、少しでも伝われば良いのだが。]*
(52) 2022/09/16(Fri) 21:46:40

【人】 1年生 工藤美郷

──小泉先輩のお葬式:IF──


『仏説阿弥陀経、観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空……』

[低くうねり上げるようなお経が、すすり泣きの指揮を取るように会場内に満ちていた。
 告別式には誰がいたか。
 葬式は湿っぽいものだが、若人のそれは年配者のものよりもはるかに陰惨な空気が立ち込める。
 参列者も、その多くが若い。研究室のメンバーの外、バイト先や内定先の人もいただろうか。
 年若い彼らは、人の死に慣れていない。同年齢の者との別れであれば尚更。黒々とした人影のそこここから、すすり泣きが漏れ聞こえてくる。

 工藤もまた、参列者の一人だった。
 大多数が泣きはらしている中で、彼女は全くの無表情だった。
 一滴の涙も、一言の泣き言も漏らさなかった。ただまっすぐに、会場を見下ろす小泉先輩の遺影を見つめていた。

 泣いていない者が、工藤以外にもいた。それはおそらく親族席で、初老と高齢者だったことだろう。>>-126。いかにも身の置き所が無さそうな様子は、鋭ければ不穏な家庭環境を感じ取ったかもしれないが、工藤には彼らの心も、参列者の心も理解できなかった。]
(53) 2022/09/16(Fri) 22:00:46

【人】 1年生 工藤美郷

[焼香の長い列を終えて、喪主が挨拶を述べる。
 不慮の事故でわが子を失った父親。涙で不明瞭なその声を聞いた時、工藤は遺影から視線をうつすと、じっと彼を見つめた。
 多くの人が沈鬱に頭を垂れる中、工藤はその真っ黒な両眼で、小泉先輩の父親を見つめ続けていた。]

 ……………………。

[やがて。
 会場から人が立ち去っても、工藤はその場所に居続けた。
 喪主には次々と人が訪れた。年若い息子を亡くした悲劇に、肩を抱いて慰める者や、沈鬱な顔で言葉少なにお悔やみを申し上げる者もいた。どこか冷めた目でそれを見つめる親族たちが不気味だった。
 その長い人の波が捌けて来たころ、工藤はまっすぐに彼に歩み寄った。]
(54) 2022/09/16(Fri) 22:01:35

【人】 1年生 朝霞 純

>>50
[歌、私は津崎さんの歌が好き。
彼の人生を表す歌が。彼の人生に寄り添う歌が。

口ずさむメロディに耳を傾けて、手を離して、そして切り出した。>>49

夢、どうかした?と聞く声。本当はとても怖い。

だって聞いてはいけないことを聞いてしまったから。
こうして向き合ったら、津崎さんは私のためにも歌ってくれるのに。

何を焦っていたんだろう。あのときは自分のことに精一杯で。
生き死にがかかっているときに決断できずに、彼がいなくなってしまうことを恐れて過ちを犯して。

でも逃げない、怖くても、大丈夫。
知るべきでなかったことは、ちゃんと本人に返す。]

あの夢、帰った後も続きが見れたんです。
私は津崎さんのことを、見ていました。
眠る度に、あの美術館に戻って、津崎さんのことを見ていました。
先に帰った人は、寝る度に、美術館の様子を知ることができたんです。
(55) 2022/09/16(Fri) 22:02:20

【人】 1年生 工藤美郷

[小泉先輩の面影がある、初老の男。
 彼はどこにでもいる、特徴の無い、ごく”普通”の男性に見えた。
 工藤は夢の中で、彼のものとは認識しないままに、その声を聞いていた。>>5:110 >>6:25
 近寄ってくる面識の無い小娘に、彼はどのような顔をしただろうか。
 その反応がどんなものであったにせよ、工藤はそっと両手で彼の頬を挟むと、真正面から受け止めながらも]

『神様が、あんたのこと
 “普通”の父親の役割から解放してやるってさ。

 まぁ、母さんに逃げられて、
 モラハラ夫の烙印押されないように、
 せいぜい良い夫アピールでも頑張れよ。』

[もう遅いかもしれないけど、と告げるその口調は、彼の息子と全く同じだった>>6:26。ボイスレコーダーで録音したものを、工藤の喉を通して再生したかのように。]
(56) 2022/09/16(Fri) 22:02:38

【人】 1年生 工藤美郷

『……さよなら、父さん。』

[工藤はじっと男を見上げた。
 目を赤く泣きはらした、憐れな、弱い男。
 年齢か、あるいは心労によるものか、彼は小泉先輩よりも小さく見えた。この縮んだような体で、ずっと小泉先輩を支配していた。]
(57) 2022/09/16(Fri) 22:03:41

【人】 1年生 工藤美郷

[小泉先輩はもっと早くに父親と衝突しておくべきだった。けれど彼の地頭の良さと人格は、不必要に大きすぎたのだ。いびつな愛情を受けてなお、鬱憤を晴らさず耐えられてしまうほどに。
 あるいは、工藤は何も父親に告げるべきではなかった。小泉先輩自身が、父親に告げずに果てたのだから。
 だが工藤は、小泉先輩の声を再生した。
 彼が直接父親に言えなかったことを。
 それでも心残りのままにはせず、ちょっと我の強い”林檎” >>4:221に伝えた言葉を。

 生きるも果てるも一つの命。
 息子を失った父親は、それでも生きていく。
 息子からのメッセージをどのように受け取るかは、彼次第。]*
(58) 2022/09/16(Fri) 22:03:54

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>51

[真剣な顔で謝ってくる武藤を見て、こんな顔させたいわけじゃないのにな……なんて、考える。

好きな人には笑っていて欲しい。
きっと武藤も私にそう望んでいてくれるのに違いなくて。

だからこのモヤモヤは蓋して笑って、はい元通りでも良かったのだけど、小泉さんの言葉が耳奥に蘇る。

────これからの人生の一瞬たりとも無駄にするな >>6:22


言葉にしなきゃ伝わらないことは、ちゃんと伝えなきゃ。

私はぽつぽつと、思ったところを口にした。

武藤が返してきた言葉 >>52 も、静かに聞いた。]
(59) 2022/09/16(Fri) 22:12:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………なんか、嫌、だった。

 武藤、だから。
 武藤の事が好きだから、
 嫌だったことに向き合おうと思ったし、
 変わろう、変わってみよう、って、努力してみることにした。

 そういう、思い……っていうか。

 私がどれだけ武藤のこと好きなのかとか、
 ちゃんとは伝わってないのかな、って。

[ぼろぼろ泣いていたわけじゃないけど。
薄く水膜が張っていたらしい眦を指で辿られながら私もぽつぽつ言葉を紡ぐ。

わかってるよ。
多分、お互い、色々必死で、まだあんまり余裕もなくて。

でも、おかしなすれ違いで終わらせることなんてしたくないから、伸ばした手の先がちゃんと相手の手に触れているのか、こうして確かめ続けるのが必要なんだって。]
(60) 2022/09/16(Fri) 22:13:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[許すとか、許さないじゃないって、わかっているけどね。]

 ────帰ったら、"スーパーモンブラン"。
 奢ってくれたら許す。

[濡れた犬みたいにしおしおになっている武藤に、あえてそんなことを告げながら、微かに笑ってみせた。

これで手打ちだよ、次に同じこと言ったら許さない、って言外に込めながら。

ちなみに1個4000円くらいするみたいだけど。
よろしくね。*]
(61) 2022/09/16(Fri) 22:15:20

【人】 1年生 朝霞 純

>>55
[それから私は、私が帰った後、松本さんと黒崎さんがお告げを受けたこと、津崎さんが展示を見ようと歩いていた後ろをついていったことを話した。]

松本さんが倒れて、二人にしてほしいと津崎さんがいったときは側を離れました。

…けど。

[言い淀む、その先を言うのが怖い。逃げてはいけないのに。
逃げないと決めたのに、怖い、どうしても怖い。

私は、強く強く、手の甲の皮膚をつねった。痕になるほど。

逃げたくない、逃げないで。心の中で繰り返す。

これが言えないのなら、私は一生裏切り者だ。
もう、津崎さんに幸せになってほしいと願うことすら出来なくなる。]

津崎さんが、黒崎さんにお願いをするときは、離れなかった。
そのあとを、ついていって、話を聞いてしまいました。

[ごめんなさい、とは口に出さなかった。]
(62) 2022/09/16(Fri) 22:16:04

【人】 3年生 津崎 徹太

>>55

 ――……そ、うなのか。

[それは初耳だった。
 でも、言われると、何かすとんと腑に落ちた気もする]

 で、俺を、みてたのか。

[朝霞の言葉に思案する。
 もちろん、見られてたことは、衝撃ではあるけれど、
 あのクソ天使が慈悲の続きをどうぞ、とかもやりかねない]
(63) 2022/09/16(Fri) 22:20:57

【人】 3年生 津崎 徹太

>>62

[朝霞が決意したように話だすのをきいて、
 自身の行動を示されれば、
 確かにそれは本当なのかと、感心する]

 ま、そうだな。
 でも、確かに、見れるとなれば、気になるし…

 ……朝霞?

[何かひどく怯えているようで……
 絞り出した、言葉、
 黒崎と話した内容も全部きいたこと告白される]

 ――……そっか。
 なんか、ちょっと今では恥ずかしい話だったな。
 俺、死ぬかもって真剣に思ってたし。

 でもまぁ、今は生きてるし……

[などと、言葉を発した時、
 され、朝霞はどんな風だったのか]]
(64) 2022/09/16(Fri) 22:27:59

【人】 3年生 津崎 徹太


 もしかして、覗き見を気にしてるんなら、
 別に気にしなくてもいいけど。

 俺、別に悪いことしてないし。
 昔はたくさんしてたけどなー。

[そして、自身の傷をぐるり見回して]

 腹の傷みただろう?
 あれ、昔の喧嘩のあと。
 結構悪かったからな。


 あ、あんまり人にいうなよ。
 かっこいい傷じゃないから。

[そう念を推して]
(65) 2022/09/16(Fri) 22:39:48

【人】 1年生 朝霞 純

>>64

私は、聞くべきじゃなかったと思う。
もし聞くなら、こうして向き合って、聞かせてもらうべきだったと思う。

黒崎さんに対しての歌もそう、最初は彼女に歌を歌うって話だったから、聞きたいと思ってついていってしまった。
でも、それは黒崎さんに対しての気持ちを歌で表したもので、私に対してのものじゃない。
黒崎さんに向けられた気持ちを、私は横取りしようとして。

約束もそう、私はマブダチじゃないし、何も出来ることはなかったのに、どうしてもその場を動けなくて聞いてしまった。

聞くべきじゃなかったって思ってる。
だって、それは二人にしか任せられないこと、だったから。

今、津崎さんが生きているのは、勿論私は凄く嬉しい。
でも、津崎さんが親友の二人に頼んだことを、私が勝手に聞いてしまったのは良くないことで…私が聞いてしまったことに対して、怒ったりしないのは、どうして?

[親友にしか言えなかったことを、盗み聞きされたのに、どうしてそんなに穏やかでいられるのか。
確かにこの先はあるけれど、聞かれたくないことを聞かれたのは事実なのに。]
(66) 2022/09/16(Fri) 22:41:14

【人】 3年生 津崎 徹太

>>66

 怒る?
 なんで?

[首を傾げて]

 だって、朝霞は俺を好いてくれたんだろう?
 だったら、俺のこと、知りたいって思うの当然だし。

 そんな状況にあったんだったら、
 そりゃ、聞きにいくんじゃない?



 人から好かれて怒る必要はないんじゃないかなぁ。*
(67) 2022/09/16(Fri) 22:47:35

【人】 3年生 津崎 徹太


 ああ、結局黒崎には歌えなかったんだよな。
 でも、あの時に思った曲、
 朝霞に教えようか?
 スウェーデンポップは女の子が似合うんだよなぁ。



 俺、俺も歌きいてくれる人がたくさんいればいるほど、嬉しいから。*
(68) 2022/09/16(Fri) 22:51:30

【人】 1年生 朝霞 純

>>67
[ああ、やっぱりこの人はまっすぐだなと思いながら。
怒るということがないわけではないと思うのだけど、全く怒らないなと感じる。

それは確かに、私は津崎さんのことが好き。
それは眼が覚めてずっと思っていたことで、後悔の原因でもあった。
もっと知ればよかったとも、一緒にいればよかったとも思った。
でもそれは、津崎さんの大切な人との時間を奪ってしかできないことなのか、といえばそうではなくて。
勿論、津崎さんが死ぬかもしれない状況で側を離れたくなかったのが大きな理由ではあるけれども。]

でも、津崎さんと親友二人の間には、私が入る余地がないと思う。思わない?
その二人に向けられた言葉はその二人だけのものだって分かっていて横合いから入ったら、それはよくないことだと思う。

もし、私が津崎さんを好きだと言っているのを、他の人に覗き見られていたら、私は少し複雑な気持ちになると思う。
多分、それと同じことなのだと思うんだけど。

[これなら伝わらないだろうか、多分津崎さんがよくても、横取りされた親友たちにとっては複雑な気分になるということが。]
(69) 2022/09/16(Fri) 23:04:42

【人】 3年生 津崎 徹太

>>69

それはそうかもしれないけど。
でも、そういうこともあるだろ。
いちいち気にしててもしょうがないし、

あと、その話をきいても
別に朝霞のこと責めるとか全く思わないしな。

ま、俺が思うようにやって、考えて、
で、それで複雑になって離れていく友達なら、
それはそこまでなんだと思う。


ちょっとしたことで、人は離れたり近づいたりするんだと思う。

[そんな考えだった]*
(70) 2022/09/16(Fri) 23:20:27

【人】 1年生 朝霞 純

>>65
[知りたいと思っていたことをするりと教えられてしまって。

喧嘩のあと、だと。
事故や事件に巻き込まれたものではなくて、喧嘩のあと。

…どんな喧嘩をすればお腹に刺し傷など出来るのか。

私は思い出す、あの夢の中で、古傷から溢れ出した大量の血のことを。
傷のことを言いふらす気は毛頭ないけれど。]

傷にかっこいいとか、かっこよくないとかがあるのかは分からないけれど。
傷はただ、痛いものだと思う。

刺されたとき、凄く痛かったでしょう?
今も、あちこち、痛そうだし。

[結構悪かった、か。その悪かったがなんなのか、私は知らないけれど。]

痛い思いは、あまりしないでね。
津崎さんに幸せに生きてほしいと、私は思ってる。
怪我をするのは仕方のないことだと思うけど、そうなるようなことは、なるべくしないでほしい。

なるべくね。怪我をしても仕方がないときはあると思うから、それは別にいいけど、でもやっぱりあんまり怪我はしてほしくないな。

[自分が悪いのか、相手が悪いのか、それとも他の何かが悪かったのか、分からないけれど。
痛い思いは、してほしくないと思う。]
(71) 2022/09/16(Fri) 23:24:43

【人】 1年生 朝霞 純

>>70
[津崎さんはどこまでもまっすぐで、そして自由なんだと思った。
凄く純粋で、綺麗な生き様だと思うけど。
隣に並ぶ人とか、後をついていきたい人は、ちょっと大変かもしれない。]

…うん、でも自然体でいれるのが、友達ってものなんだろうし。
ただ側にいてくれればいいんだね。なんか、そう思った。
無理して一緒にいても辛いだけだから、無理せず一緒にいられたら、疲れたときは少し離れたら、それでいいのかな。

いい考え方だね。

[人は複雑だから、ちょっとしたことで傷ついたり慰められたりする。
多分、その波長が合う人とお互い無理せず一緒にいられて、疲れたらお互い少し離れて休んだら、それが幸せに繋がるんだろう。]

私も、津崎さんの歌う歌は好き。知りたいとも思う。
でもそれは、先に黒崎さんに教えてあげてほしいな。
その後に、私に教えてほしい。

[彼女のための曲を最初に受けとるのは、やはり彼女だと思うから。>>68]
(72) 2022/09/16(Fri) 23:35:27

【人】 3年生 津崎 徹太

>>71

 まぁ、痛いな。
 本当、今も痛いわ。

[そして、痛い思いはするな、と姉と同じことを言われて、
 はい、と]

 努力というか、
 自ら首を突っ込むようなことはもうしないと思ってる。
 いろんな人から怒られてるからな。

 肝に命じておく。多分。

[そして、やっぱり朝霞から心配してもらうのは
 嬉しいんだな、って思った]
(73) 2022/09/16(Fri) 23:36:43

【人】 3年生 津崎 徹太

>>72

 そっか。じゃ、そうする。
 黒崎、聞いてくれるかなぁ。

[そして、少し、思案して]

 じゃ、朝霞にも改めて考えようかな。
 うん。



 友達のために。

[そう呟いてから。
 少し、眉を寄せた]

 ――……ッてぇ。

[少し、熱があがってきた気がする。]

 ちょっと、そろそろ休むな。
(74) 2022/09/16(Fri) 23:45:30

【人】 1年生 朝霞 純

>>73>>74
[肝に銘じておくという言葉に、うん、と頷いて。
まあ、本当、普段はあんまり無理しない方だと思うから。

続く言葉に、もう一度頷く。]

ありがとう。

[痛いと、休むといった彼に、少し心配になるけれど、無理はしないと思うので。]

辛くなったら、誰かに頼ってね。
家族でも、友達でも。
頼りないけど私も少しは力になるから、出来る限りのことはするから。

[最後にそう言って、お休みなさいとつけ足してから病室を出た。

言いたいことは、まあ、概ね言えた、かな。
思ったより悪い方向にいかなくて、私も少し浮かれていたと思う。
帰る途中で盛大にこけて、帰った後は暫く安静にすることになった。]
(75) 2022/09/16(Fri) 23:57:43

【人】 3年生 津崎 徹太

― 病室 ―
>>75
[朝霞が去ったあと、
 いや、途中でコケてまた部屋に家族から軟禁されることは知らないまま、
 傷が痛くなったので、素直に横になっていると、
 母と姉が戻ってくる。]

(えっと、水と梅しば、本当にこれだけでいいの?)
(何かあったら、電話しなさいよ)

[見た目とは違い、流暢な日本語を扱う、
 褐色ヘアの青目美魔女&美女の話をはいはいとききつつ、
 実は痛いと白状して、鎮痛剤を飲ませてもらう]

(また明日くるからね!)

[来るなといっても強引に来るだろうこと予想しつつ、
 母と姉が部屋を出ると、目を閉じた]
(76) 2022/09/17(Sat) 0:13:59

【人】 3年生 武藤景虎


 ん…、大丈夫だ。
 それはちゃんと伝わってるし、好きだと思ってくれてるからこそ嫌だったんだな、とも。

 こう、オレばっかが好きで頼み込んだと思ってるわけではないし、
 くっきーがオレのことを考えて、変わろうとしてくれた気持ちはすごく嬉しいと思ってる。

 だから、そういうの無視したみたいになったのは、ほんとに、

 あーー…、マジで、ごめん。

[項垂れる形から深く頭を下げる。

泣かせてる状態だし傷つけてしまったことにすごく自己嫌悪になっているのは本当だけど。

でも、こうしてぽつぽつ話される傷ついた理由が、オレのことを好きだと思ってくれてるからと伝えてくる言葉自体は嬉しいし、愛おしいなと思ってしまう。>>60]
(77) 2022/09/17(Sat) 0:14:29

【人】 3年生 武藤景虎

[あまり考えて話す方じゃないし、この先も意図せず傷つけたりすることはあるかもしれない。

それを恐れて口数少なくなるというのは、多分、嫌われたくないから距離を置くのと同じだ。

くっきー相手にそれはしたくないし、彼女の方もそう思ってるからこうして嫌なこともその理由も伝えてくれてるんだとわかるから。

その度に傷ついたり傷つけられたりしても、ひとつずつ解消していければ良いと思う。

「帰ったら」の言葉に顔を上げると、手打ちの品らしいケーキの名前を告げる顔は微かに笑っていたから]

 わかった、売ってるとこ教えて。

[少し眉を下げて笑ったのは値段を知ってて困ったわけではなくて。

安堵半分、あとは今回の反省の分が混ざったみたいな表情だったと思う。]**
(78) 2022/09/17(Sat) 0:14:45

【人】 3年生 武藤景虎

────後日・徹っちんのお見舞い────

[それから、あまり時間は経たずに退院した後、徹っちんのとこには頼まれてたワイヤレスのイヤホンを買って会いに行った。>>41

とりあえず早めに渡しときたいと思ったから虎型のパンはまだ買っていけなかったけど、きのことたけのこの形の菓子を1箱ずつ。]

 なるべく音良さそうなのにしといたわ。

[イヤホン取り出したりするのも大変かなと思って微妙に取り出しづらいパッケージをベリベリ開けてから中身を渡した。

手を上げるの大変そうだったから設定と耳に挿すとこまでしたけど、すぐ使わないなら余計な世話だったかもしれない。]
(79) 2022/09/17(Sat) 0:15:39

【人】 3年生 武藤景虎


 この前はなんか、悪かったな…。
 いや、あれはオレが全面的に悪かったので徹ちんが気にしてたら嫌だなと。

[気を使ってくれたのはわかってるので、それは伝えておきたくて。]

 あと、えーと…、そう、
 くっきーとは付き合ってるよ。

[なんでこないだ答えたことをもう一回言ってくるんだと思われただろうけど、改めて報告しておく。

この間のことで険悪とかなってないかも気にしてるかもしれないし。

いや、次3人で会う時は気にして欲しくないなというオレの勝手な希望なのだけど。]**
(80) 2022/09/17(Sat) 0:15:46

【人】 3年生 津崎 徹太

>>9>>10

[その病室の前でちょっとした出来事には気が付いてないけれど、きっと、その人が来た時には、
 薬が効いて、しばし、睡魔に襲われていた]*
(81) 2022/09/17(Sat) 0:18:37
3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a10) 2022/09/17(Sat) 0:26:21

【人】 2年生 松本志信

─津崎くんの病室─

[美魔女と美女に許された扉の先で津崎くんは眠ってるようだった>>81
大事ないなんて天使は言ってたが。
やっぱり最後まであの夢にいただけあってか、怪我が多くて。
夢の中でお腹に傷が出来てたのも、きっとリンクしてたんだろう。
痛々し気なその身体に、気付いたら駆け寄っていた。

寝息でただ寝ていることもわかる。
屋上で見つけたときほどの恐怖や衝撃はない。
それでも、たった数歩の距離を走っていた。]

 ──、…っ

[ベッドに横になっている姿を見つめて。
そっと、髪に触れる。
折角寝ているのに、起こさなければいいんだけど]*
(82) 2022/09/17(Sat) 0:57:50

【人】 4年生 小泉義哉

―― 夢の終わり ――

――?

[ それは天使の手を取る直前のこと。>>6:122

 義哉は不意に窓の外へと視線を向ける。

 魔法もこちらに呼び掛ける声も、>>6:+187>>6:+188>>6:+194>>6:+195>>6:+197>>6:+199
 義哉には見聞きすることはできなかったけれど。

 何となく、そこに温かな何かがあることを感じる。
 幻かもしれない。けれど、
 もしそれが自分の存在が生み出した結果ならば、
 少しは自分を誇らしいと思っていいのではないかと
 義哉は胸を張った。

 だから義哉は、津崎にもみんなにも、
 最期に会えて良かったと心から思う。>>6:+172]
(83) 2022/09/17(Sat) 3:08:26

【人】 4年生 小泉義哉

[ 義哉は今も自分の死を嘆き悲しむことはない]
(84) 2022/09/17(Sat) 3:08:48

【人】 4年生 小泉義哉

[ けれど、どこか別の世界線で、
 みんなが同じように成長して、
 自分もまた現実と向き合いながらも、
 誰も死なない未来があればいいというのも本心だった]
(85) 2022/09/17(Sat) 3:09:17

【人】 4年生 小泉義哉

[ さようなら、ありがとう、と心で呟きながら、
 義哉はまた一歩、前へと進んでいく。>>6:122]**
(86) 2022/09/17(Sat) 3:09:49

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 病室 ――


[夢の世界が壊れた後。

武藤の病室で目覚めた私は、自分の病室に戻って回診を受けたり、朝食のトレイを持って再び武藤の部屋を訪れたり、津崎の容体を知った後にじゃあ2人で見舞いに行こうとなったり、まあまあ慌ただしかった。

いつの間にか窓辺に置かれていた、空を切り取ったみたいな綺麗な色の封筒 >>6:106 に気付いたのは、だから、いくらか時間が経ってからのこと。

いかにも几帳面に並んだ文字は、小泉さんからのメッセージだった。]

 ……どこまでも丁寧語なところが、小泉さんらしいな……。

[思わず小さく笑ってしまう。

謝罪と感謝と祈り。
どこまでも真面目で誠実で、でも文中に"ずっと生きたいと思っていませんでした"の文字を認めて眼を伏せる。]

 全然、そんな事、言ってくれなかったじゃないですか。

[それはきっと方便ではなく、こちらの心を軽くしようという気遣いでもなく、本音なんだろうなとは思った。並ぶ文字はどこまでも淡々としていて、激情を思わせるものは何もなく。]
(87) 2022/09/17(Sat) 8:57:23

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 でも私、もう小泉さんからは"遺言"、貰ってましたよ?

[聞こうと思って聞いたわけではないけれど。

たまたま耳にしてしまった、小泉さんの独り言。 >>6:22

あれは自意識過剰などではなく、前日に吐露した私の思いへの返答に違いなくて、文字通りに"遺した言葉"で。

あの時の言葉をそのまま手紙にしてくれても良かったのになあ、なんて、思ってしまった。

私にとっては、この便箋に綺麗な並んだ言葉よりも、あの時の声の方が、ずっと小泉さんの真実に近かったと思うから。*]
(88) 2022/09/17(Sat) 8:57:47

【人】 3年生 武藤景虎


────退院から少し後────

[失言に対する手打ちの品として4000円のケーキは高いのか安いのか。

少なくとも一人暮らしの大学生には懐に優しい値段とは言えない。

それでも好きな女を泣かせて傷つけたお詫びになるなら多分安い物なんだろう。

それにあの場の話の落とし所として、手打ちという形をとったのは心底狼狽していたオレへの気遣いもあったんだと思うし。

そんなことを考えながら、普段まず立ち寄らないホテルのパティスリーという場違いな店に来ているわけで。

件のスーパーモンブランは店頭に並んだ普通のモンブランよりメインの栗から生地とかクリームに至るまで特別らしくて重量感も違っていた。

あとなんか上にいかにも特別な品ですよと主張したげな三日月を模した飾りが乗っていて。
それは普通のやつの4倍してもおかしくないですよって見た目だ。

美味そうだなとは思うけどこんな機会でもなかったら買うことなさそうだな、とか、ケーキひとつだけ買うのってどうなんだとは思いつつ。

他のものを買ったり、ましてや2個買うのはちょっと、いや、まあまあ財布に優しくないので、結局目的の品だけ入った箱を受け取った。]
(89) 2022/09/17(Sat) 9:24:41

【人】 3年生 武藤景虎


 崩れそうでこわいな…。

[小さく独り言をこぼしてなるべく揺らさないように持って帰る。

飲み物とかいろいろ買っときたいものがあったからコンビニに寄りたかったけどケーキの箱持ったままで店内物色するのも、どっかで傾いたりしそうだし。

一回家に帰って冷蔵庫にもそれなり慎重に入れてからまた出かけないといけなかった。

部屋を出る前にちょっと考えて、何度目か自室を見渡す。
学生の身に相応のワンルームはすごい整理整頓されてるとは言わないけど、それなりに片付けはしたので汚くはない、と思う。

壁側に寄せて配置されたベッドが部屋の面積をそこそこ潰してるし、レポート作業したり食事したりで雑多な使われ方をしている部屋中央の座卓は大きくないとはいえ、部屋を狭くする一端は担っていた。]

 変なもの落ちてない、大丈夫…。

[適当に積んだ雑誌とか目に見える範囲におかしなものはないし。多分。

見慣れすぎてて変なとこないかがいまいちわからない自室の確認作業は不毛な気がしてきたので、改めて再度玄関から外へ出た。]
(90) 2022/09/17(Sat) 9:25:01

【人】 3年生 武藤景虎


 ………、

[近くのコンビニで飲み物や菓子を籠に放って、しばらく小難しい顔をしたまま棚の一角で止まっていたと思う。

どれくらいか逡巡してから籠の中にあまり見ないようにしながら取った商品を紛れ込ませて、会計だけはさっさと済ませた。]
(91) 2022/09/17(Sat) 9:25:54

【人】 3年生 武藤景虎

[それから、スマホを取り出してくっきーに通話をかける。]

 スーパーモンブラン買った。
 とりあえず冷蔵庫に保管してあるんだが、持ち歩くと崩れそうなので食いに来てくれると助かる。

 日本酒一升は準備してないが、茶くらいは出す。

[最寄りの駅を伝えて通話を切れば、迎えに行くつもりで駅の方に向かった。

準備にやたら時間かかったとしても、ちゃんと待ってると思う。]*
(92) 2022/09/17(Sat) 9:26:04

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 退院から少し後 ――


[あれだけ一緒に居たのだから、いざ"日常"に戻って離れてしまうと寂しいもので。

今度いつ会えるかと尋ねてきた武藤からのLINEには、"日曜午後なら"と直近の週末を伝えてあった。
当然ながら、じゃあ会おう、ってなって。]

 …………なに、着ていく、べき……?

[午前中にトレーニング終えて、シャワー浴びて、そして私はベッドの上で2つの選択肢を睨み付けていた。

1つはいつものスポーツブラで、もう1つは、届いたばかりの、寄せてあげてのワイヤー入りの、でも詐欺的要素は皆無なもの。

うっかり出来心で詐欺的要素入りのも一緒に通販してみたものの、試着で「無理ぃ!」ってなってしまった。だって、この顔にそのパーツって、絶対、なんか、違う気しかしない。

一応、もそもそと、後者を身につけてみて、次なる睨み付けのターゲットは、これまた新品のシャツブラウスだったわけだけど。
ごめん、まだちょっと難易度高い……と、結局いつもの七分袖黒Tに腕を通したのだった。

結局、服はと言えば、いつもと変わったのはごくごく小さい布きれ(ただしワイヤー入り)だけ。]
(93) 2022/09/17(Sat) 10:39:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[それでも一応、髪と顔は、少しだけ、それなりに、病床の怪我人に教えを乞うた >>26 内容をいくらかは実践してみた。

髪、いくらか整えて耳の後ろに流してみたくらいだけど。

あと、眉抜いて(抜かれた、とも言う)、なんか、描いて、あと、リップも少しだけ色つきのにして、あと、なんだっけ、睫毛もなんちゃら……名前忘れた、まあいいや……とか、そんな感じ。

なんとかクリームとやらはほんとに皮膚呼吸無理以下略だったから、"せめてじゃあこういう粉はたいとけ"とかなんとか、言われたものをぱふぱふした。程度がわからなくて、盛大に咽せたけど。]
(94) 2022/09/17(Sat) 10:40:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ねえ。
 へん、じゃない…………?

[おずおずと家に居た弟に聞いてみたら、少し驚いた顔をされたけど、"全然変じゃない"とは言ってもらえたから、そのまま、出かけてみた。

だってさ。

会うとは言ってたけど、手打ちと言うには贅沢すぎると我ながら思っていた、あのケーキをきっちり早々買って来てるとか >>92 、さすがに思わないし。

なんか、こう、こっちもそれなりの成果……というか、努力を?見せないと、と、思って。

────ああもう。
武藤に会う前から顔が熱いよ。]
(95) 2022/09/17(Sat) 10:42:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………あ、の。
 やっぱり、へん……?

[教えてもらった、武藤の部屋の最寄り駅。
私の家からは私鉄1本、そんなに離れてはいなかった。

手の中、くしゃくしゃになっているのは、電車に乗る直前に手渡された、美容院のチラシ。
普段の格好で歩いている時には、そんなもの、渡されたこともなかった。

え、そんなに私、浮いてますかおかしい格好ですか、なんて狼狽えたまま、電車に乗ってる間中、その憐れなチラシは捨てられるタイミングも失して握られ続け、くしゃくしゃになっていっていた次第。

せっかく数日ぶりに会えたのに、武藤の顔をなんとなく見ていられなくて、俯きがちになってしまう。]

 津崎、に。

 顔面改造のやり方教えてもらって……。
 その、やってみた。

 少し、だけ。

["メイク"と言うのも気恥ずかしくて、ぽそもそと、そんな台詞を。*]
(96) 2022/09/17(Sat) 10:43:50

【人】 3年生 津崎 徹太

― 病室 ―
>>82
[鎮痛剤が効いて、深い眠りに落ちて、
 どれくらいの時間か、その間は髪に触れられても気づくことはない。

 髪に関しては、トラちゃんと黒崎にぐしゃぐしゃにされていたが、そのあと、母親が少しは撫でつけていたが、
 それでも、いつもどおりではないし、
 傷のため、絆創膏やガーゼを当てられた顔、さすがにマスクをつけるのは息苦しくてやめた。

 そして、チカさんがまだ来てくれてないのはちょっぴり寂しいなと思ってるのは口には出してはいない。
 というのも、小泉さんの最後の姿。

 さすがに、人が死ぬところを、しかも知っている人が死ぬのをあんなに間近で見ることはない。
 それをなんて、チカさんに言えばいいのか。


 一人になると考え込んでいる]
(97) 2022/09/17(Sat) 10:58:22

【人】 3年生 津崎 徹太

>>82
[それでも、チカさんが立ち去らなければ、
 そのうち目は覚ますだろう。


 青い眼がうっすら開かれた時、
 気配を感じて瞬いた。

 そして、間際にいる人の顔を見れば、
 小さく、よかった、とつぶやいて、また目を閉じる]

 ――……なんか、こんな姿、恥ずかしいな

[チカさんがしゃべれないことにはまだ気が付かず、
 その声を待っている]**
(98) 2022/09/17(Sat) 11:06:27
3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a11) 2022/09/17(Sat) 11:23:54

【人】 3年生 武藤景虎

[駅の改札前で待っていると、くっきーの姿が見えたので手を振って居場所を知らせる。

そこまで長い日数会わなかったわけじゃないのにすごく久々な気がするなと思いながら。

いや、実際会えない時間が何とも落ち着かないというか寂しいというのはあったので約束をとりつけたわけだけど。>>93

服装はそんな変わらないように見えたものの、何だかいつもと少し雰囲気が違うような気がして。]

 ん?
 へんって何が……、

[妙なことを問いかける顔を見ようとしたら俯いてて、よく顔が見えない。

続けて出てきた“顔面改造”って単語に目を瞬かせたけど、徹っちんに教えてもらったっていうのを合わせたらお見舞いの時に言ってたオシャレ男子の顔のお手入れ諸々を思い出した。

化粧とか無理と言ってたこともあったし、徹っちんに聞くのも勇気いるこただったんじゃないかなと思う。

それをしてきてくれたのは多分、いや多分じゃなくてオレに会うからオレのためなんだとわかって胸の辺りがぎゅっとなる感じがした。]
(99) 2022/09/17(Sat) 11:42:54

【人】 3年生 武藤景虎


 んー…、よく見えないから、
 ちゃんと見せて。

[メイクしてるならあんまり触らない方がよいのかなと思いつつ、指先だけで軽く頬に触れると顔を上げるように促して。

同じ目線、視線の先に映った顔に息を飲んだ。

元々端正だと思うけど、整えられた眉からどこか表情の印象が柔らかく見えて、薄く塗られた肌のためか全体的に明るく…、という諸々細かいところはすっ飛ばしても綺麗だと思った。

よく見たかったけど、薄く色づいた唇に目をやったところで気恥ずかしくなって視線の置き所に迷う。]

 変とかないし、かわいいが?
 あと、……綺麗だと、思うぞ。

[それを伝えるのは目を見て言えたと思うけど、すぐに目線を外して手を差し出した。]
(100) 2022/09/17(Sat) 11:43:19

【人】 3年生 武藤景虎


 あー…、どっか寄りたいとこある?
 うちまではそんな遠くないから、あれば。

[手を取って貰えたら繋いで歩き出そうと思うけど、念のため聞いておく。

家に呼んだのは自分だけどなんとなくどうしても緊張していた。]

[どこか寄るところがあるなら寄ったし、なければそのままアパートの部屋に案内して。

玄関の扉を開けると、散らかってるけどという定型文を言いつつ。
昨日の晩くらいから何度も確認した程度には片付けてはいるけど。]

 適当に座って。

[来客用座布団とかはさすがに持ってないから、普段使ってるクッションを渡して言うと、自分も適当に座卓の前に腰を下ろす。

何となく何を話すか迷って、なんか飲むとか最近どうだったとかそんな話題を振った。]*
(101) 2022/09/17(Sat) 11:43:37

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[これでいいのか、とか、これで良かったのか、とか、これ、やっぱり仮装レベルなんじゃないの、とか。

頭の中ぐるぐるしていて、"見せて"と乞われて >>100 ようやく上げた顔も、でも視線は泳いで一瞬絡ませるくらいしかできなかった。

"かわいい"も"きれい"も嬉しいけど。
それは私を過分に評価してくれる武藤だからそう思うのかもしれないし、あるいはいくらかの世辞も入っているのかもしれないし……と、どうしてもどうしても疑心暗鬼気味にはなってしまう。

口に出して「そんなことない」って言わなくなっただけ大前進なのだと思って欲しい。

だから、手を差し出されて素直に繋ぐのだって、相当に躊躇した。

男同士に見えたところで、大騒ぎする世の中でも、もうないけれど。
でも、大学からそう遠くないこの地域、特に"知り合い"の多い武藤はこの界隈に住んでいる人も居るだろうに、と。

困惑を心の隅に置いたままロータリーを歩き抜ける直前、また美容院のチラシを渡されてしまい、小さく首を傾げた。

なんだろう、新規開店のラッシュ時期なのかな。]
(102) 2022/09/17(Sat) 12:28:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……?
 ううん、大丈夫。

 あ、母さんの実家から梨届いたから持ってきた。
 包丁くらいはあるよね?

[寄りたいところはあるかと問われ、包丁とまな板があるなら、他に買うものはないなあとそのまま住宅街を歩いて──まさか包丁すら無いようだったら売っていそうな店に寄らせて貰ったけれど──、辿り着いたのは、いかにもな感じの学生御用達的造りのアパート。

玄関入ってすぐの廊下が小さなキッチンがくっついているみたいな、そんな感じの部屋。

あの美術館のレストランで、武藤は料理は全然しない風なことを言っていた >>2:27 けれど、なるほど、これは料理がしたくてもしづらい環境ではあるなあ、なんて思った。

鍋1個置いてお湯を沸かすのが精々って感じだもの。]
(103) 2022/09/17(Sat) 12:31:04

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 おじゃまします。

 …………ふふ、なんか、弟の部屋と似た匂いがする。

[正直なところ、私はさほど気負ってなくて。

なにしろ弟がいるし、漫画や雑誌の貸し借りだとか(なんなら服も一部貸し合っている)で互いの部屋に入るのは割と日常茶飯事のこと。

綺麗だよ?弟の部屋なんて堆積物が地層になってるよ、なんて示されるまま、クッション借りて座り込む。

ほら、今日の主目的はケーキ、ですので。

ぽつぽつと、大学に顔を出した時に周囲に言われたや事務手続きについてのことなどを報告し合いながら、待ちかねるのは4000円の、あれ。それしかないでしょ。]
(104) 2022/09/17(Sat) 12:32:45

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぅわ…………おい、し…………っ!

[ありがとうございます想像以上ですべらぼうにおいしいですなんだこれってくらいにおいしいです……と、悶える私。

栗が栗なのに栗じゃないみたいだ。甘さも香りも最高なのに口の中でほろりと解けていくようで。]

 武藤もどうぞ。

 一緒に食べよう?

[値段が値段だからサイズもそれなりだったわけで、野球ボールより大きいな?っていうくらいのケーキは、そもそもが2人で食べることを想定しているんじゃないかと思えるくらい。

最初から分けようとしたけど、それは強行に固辞されたから、まずは一人で抱え込んでいたわけだけど。]

 …………あーん、しようか……?

[津崎と3人でパフェ食べたり、おにぎり1個でぎこちなくなってしまったり、そんなこともあったなあとは密かに振り返りつつ、まあ、今は多分、こういうことしても許されるのじゃないかな?と、他意なく思った。

キスはしてしまったのだし、今更食べ物分け合うとか、武藤相手なら私の側に抵抗があるはずもなく。

御機嫌な私は、はいどうぞと一口分のスーパーなフォークを差し出したのだった。*]
(105) 2022/09/17(Sat) 12:34:31

【人】 3年生 武藤景虎

[本人曰く改造したらしい顔面への評価に対する反応は薄かった気がするけど、不服とか困惑はなさそうだった。>>102

前みたいに動揺が特にないのは既にかわいいと思ってることは知られているので慣れたのかな、くらいに思う。

手を繋ぎづらそうにしたのは人前だとそういうの嫌なタイプ…かはしれないけど屋上で言ってたようなことを気にしてるんだろうなとは察して。

歩きながら指を絡めると少し強く握った。

道中、休日なのもあり見知った顔を見かけたりもしたけど、普段通り空いてる方の手を軽く振って行き違う。
「デートか?」って軽口を言われても、そこに他意はないようにオレには聞こえたし、「そーだよ」くらいの反応を返した。]
(106) 2022/09/17(Sat) 13:56:58

【人】 3年生 武藤景虎


 梨良いな、秋っぽい。

[飾り切りするのかな、そも梨の皮でも飾り切りはできるのかもよくわからんが似たようなものだしと思いながら。>>103

包丁くらいはうちにもあるので(引っ越しの時にとりあえず持ってきたまま使ってないが)、買い物の必要もなければそのままアパートに着いた。]

 匂いは自分だとよくわからんが…

[ひとんちの匂いってなんか違うしなと言いつつ、短い廊下を抜けて部屋の方に入ると、汚いとは思われなかったみたいで安心した。

弟君の部屋の状態には、まあそんなもんだよ男子はと返して。>>104

近況報告はお互い似たようなもので、当たり前だけどまだ日常に戻りきれないよなと思う。]
(107) 2022/09/17(Sat) 13:57:14

【人】 3年生 武藤景虎


 はい、礼のやつ…、

[冷蔵庫から取り出してきたケーキの箱の中身を慎重に出して、皿に乗せると低いテーブルの上に差し出した。

美味そうだし食べては見たいけど、分けようというありがたい提案には頷くのが憚られる。

くっきーのために買ってきたものだし、手打ちの品ならオレが食うのはなんか違うと思って。

二本ペットボトルの紅茶を並べて、一本取るとそれを飲みながら食べてるとこを見てた。]

 美味いならよかった。
 そう頻繁には奢れない代物だから存分に味わってくれ。

[本当に美味しそうに食べるから、それだけで満足だったし、微笑ましくその様子を見ていたわけだけど。

差し出されたフォークと言葉に、え、と微妙に固まった。

くっきーの方は今更というのがあるかもしれないけど、忘れかけてた緊張が戻ってきてしまった。

いらないと言った手前とか、変な意地も少し。

食べさせるのは多分抵抗ないけど食べさせて貰うのはそれなり照れる、けど]

 ……ありがと、もらう。

[結局誘惑に負けて、フォークに乗った甘そうなやつに顔を寄せると口の中に入れた。]
(108) 2022/09/17(Sat) 13:58:34

【人】 3年生 武藤景虎


 やば、めっちゃ美味いな。

[さすがスーパーだとかなんとか頭悪そうな感想を言いつつ。

いくらか分けては貰ってしまったけど手打ちの品はちゃんと受け取って貰えたかな、と少しだけ安心はした。

食べ終われば食器だけキッチンに置くために立ち上がって。

戻って座る位置になんとなく迷う。
ケーキを食べる間は座卓を挟んで向いにいたけど、ちょっと逡巡してから隣に座った。

スーパーなモンブランを渡すのが目的で呼んだというのが名目にしても。

単純に会いたかったからがやはり大きいし、いろいろ話したいこともあった気がするんだけど。]

 ……もっかい顔ちゃんと見ても良い?

[そう聞いて頬に片手を添えると改めていつもとは少し違う雰囲気でも覚える感想は同じ顔を見つめて。

さっきから顔を見てはいるのだが、そんなことをわざわざ聞いた理由は一個しかなくて。顔を寄せると軽く口付けた。]*
(109) 2022/09/17(Sat) 14:05:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そういえば、武藤の家に向かう途中、私は繋いだ手の方ばかりが気になってしまって、口数少なに、俯きがちに歩いていたのだけど。

なんとなく、武藤が片腕を上げてる気配とか……あと、なんか、声が。
「デートか」って。 >>106

いや、まさか、自分たち(というか武藤)にかけられた言葉とは思わなかったし──むしろそこに揶揄いの色があったなら、それを察してここからダッシュで逃げ出すくらいの事はしていたかもしれないけれど──、なんだかごく当たり前のような自然なやりとりをしている風な声音だったから、全然、自分とは無関係の事とばかり、思っていた。]
(110) 2022/09/17(Sat) 14:35:11

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[別に、例の"落とした落とされた"事件からずっとぎこちなかったわけじゃない。

けれど、"手打ちのケーキ"を目の当たりにすると居たたまれなさがあるものなのか、今日の武藤はなんとなく口数少なげで……というか、なんか、緊張している風な。

別にもう怒ってないよ、本当だよ?なんて、私は思っていた。]

 ……ね。

 すごく美味しい。

[それでも、差し出したフォークに顔を寄せてくれたから、安心してふにゃりと笑み崩れる。

手打ちの品じゃなかったら、4000円のケーキ1個食べるなら400円のケーキ10個食べた方が幸せと思ってしまうところだけれど、お高いケーキはお高いだけの理由があることを今日初めて思い知ったのだった。

武藤にもけっこうあげたよ?
恋人、なのだし。美味しいものは分かち合わなきゃ。]
(111) 2022/09/17(Sat) 14:36:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ………………ぇ?

[梨、剥こうか?さすがに早いか、なんて。

一度皿を下げに立ち上がった武藤に自問自答の声を掛けようとしたら、ベッドの縁を背もたれ代わりにさせてもらっていた私の隣に座ってきた。

うん、こっちの方が座りやすいもんね?なんて、思ってた……んだけど。]

 えー…………そんな、たいして、かわってな、

["もっかい"なんて、言われても。

世辞抜きで"かわいい"って思って貰えたなら、それは勿論嬉しいけれど、自信なんて全然ない。

津崎の顔面改造歴(なんて表現したら非常に嫌な顔されそうだけど)に比べれば、家で練習してみていたとはいえ、近くで見たらアラが目立つだけし……とか、困惑の文句を脳内で垂れ流しているうちに、当たり前の流れみたいにキスされた。

なんだかケーキの続きを食べてるみたいに、栗と、あと少しだけ、ケーキに入ってた洋酒の香りが吐息に混ざっているようで、くら、と世界が回る感じがする。]

 ぇ、と…………。

[嫌じゃない、少しも。けど。]

 私……"警戒"した方が良かった……?

[事ここに至って思い出したのは、あのレストランで、すごくすごく困った風に武藤が零していた一言 >>2:237 だった。*]
(112) 2022/09/17(Sat) 14:40:26
朝霞 純は、(犬は触れないからね、でも津崎さんは犬じゃないし。少しだけならいいかな。)(ちょっともふ)
(a12) 2022/09/17(Sat) 16:24:12

3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a13) 2022/09/17(Sat) 16:42:14

3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a14) 2022/09/17(Sat) 16:46:19

天使 ブルベエルは、メモを貼った。
(a15) 2022/09/17(Sat) 16:53:25

3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a16) 2022/09/17(Sat) 16:53:55

【人】 2年生 松本志信

[いつもみたいにつやつやサラサラ…ってわけじゃなくて>>97
マスクもなければ、絆創膏が貼られた頬。
薄いビニール素材越しに指先で少しだけ撫でたりもして。

お互い寂しいと思ってたと知れたら、くすぐったくもなったんだろうけど
今は眠る津崎くんの髪をただ撫でていたくて。
暫くしてうっすらと一度開かれる瞳に>>98
こちらも同じように息を吐いた。
津崎くんが帰って来て本当に「よかった」そう、思っている。
でも良かったわけじゃない、同じ天秤には乗せなくても。

しおらしさのある呟きに少しだけ笑みを溢し。]

 ………、…──。

[閉じられた瞼に、黙ってそっと唇を落とす]*
(113) 2022/09/17(Sat) 16:55:15
天使 ブルベエルは、メモを貼った。
(a17) 2022/09/17(Sat) 16:56:42

【人】 3年生 津崎 徹太

>>113

[目を閉じると、口づけ。
 病院だけどな、と思いながらも、
 薄く唇を開いた。

 タバコのにおいがするのが懐かしいなって思う。
 そして、離れたタイミングで眼をあけて、チカさんを見上げた]

 ――……血の味したでしょ。
 すみません。

[そして、また痛む箇所があるから、眉を顰めて、
 でも、上半身は起こそうとする]*
(114) 2022/09/17(Sat) 17:19:48

【人】 3年生 武藤景虎

[気まずさみたいなものはないにしても、傷付けたことを気にしてないわけはなかったし、緊張する理由はいろいろあったけど。

分けられたケーキを食べる間に向けられた笑みに救われてたのも本当だ。>>111

この表情好きだな、と崩したような柔らかい微笑みに思う。

楽しそうに笑ってるとこや爆笑してるとこもかわいいと思ってるけど、胸の辺りがじわっと熱くなる感じ。

スーパーなケーキがめちゃくちゃ美味かったのは、こんなこともなければ食べる機会のないお高いケーキだからってだけじゃないってことはわかるから。]
(115) 2022/09/17(Sat) 17:25:22

【人】 3年生 武藤景虎

[ベッドを背にして隣に座っても、特に気にした様子もなければ、居住まいを正すついでに場所開けるみたいなこともないのを視界の端で窺って。

見慣れた自分の部屋に好きな女がいて。
こうして隣に座ってると何だか知らない場所みたいな気がして変な感じがした。

顔を見合わせても気にしてるのはメイクの出来の方らしい反応に少し複雑な気持ちにはなる。

数瞬触れた甘い残り香のする唇から顔を離すと、少し困惑したような問いかけを投げられた。]

 警戒した方がよかったかは知らないが、注意喚起はした。

[されてたらされたで意識して余計に緊張してたかもしれないけど。

この警戒心のなさが謎の信頼の上に成り立ってるのだとしたら、裏切るのが病室の時と今回で2回目になるわけだが、とあの時のことを思い出して。

頬に添えたままの指で幾分明るいトーンになっている肌を撫でる。]
(116) 2022/09/17(Sat) 17:25:44

【人】 3年生 武藤景虎


 ……約束、もしかして忘れた?

[経緯を考えたら忘れてくれと思う部分がないとは言わないにしても、忘れてたら結構、いや、かなりショックなのだが。

あの時告げられた“今度は"に続く言葉はオレとしては忘れたことなかったし、思い返すだけで脈拍が上がるので結構しんどい話なわけで。

あれ買いに行くとか食べに行くとか約束はいろいろしたのでどれのことかわからない、とはさすがに今の話の流れで言わないと思うけど。

頬から首の後ろに手を回して抱き寄せると、首筋を軽く噛んだ。

万が一思い当たってなかったら思い出させる意図を込めて。]*
(117) 2022/09/17(Sat) 17:30:51

【人】 2年生 松本志信

[痛そうな体で起き上がろうとするから>>114
響かないようにそっと身体をベッドに押し戻す。
起きなくていいよ、の代わりに軽く首を振って。

血の味というより、消毒や薬の匂いの方が先には来るけど
俺の煙草の匂いもまあするよなってちょっと苦笑して。
謝る事じゃないし、それにも首を振る。]

 ぁ  …、たか った

[乾ききっていたはずの喉が、少しだけ音を発する。
「あいたかった」。
せめてこれだけは絶対に、声にしなければと。]

 おか、え  り、津崎く

[痛い思いはさせたくないのだけれど
可能な限り触れていたいと、優しく身を包み込む]*
(118) 2022/09/17(Sat) 17:32:25

【人】 3年生 津崎 徹太

>>118

[起きなくていい、と押し戻されて、
 それでもつきりと痛んだ胸に自由な右手を当てる。
 また枕に沈み込んだ時、小さな呻きをついあげてしまって、
 気にするかな、と息を一度止めた。
 そして、また開く眸に、会いたかった人の顔が映る]

 ――……俺は還れました。
 (でも……。)

[……二度と帰らない人の最期の姿がフラッシュバックする。
 同時に、目がすごく熱くなって、
 その顔が滲んだ]

 ――……

[ああ、それでも]

 会いたかったです……。

[そして、包まれるのを感じた時、
 頭を摺り寄せた]*

 

 
(119) 2022/09/17(Sat) 17:51:20

【人】 2年生 松本志信

[小さな呻き声>>119 に身体を離せばよかったけど
一度開いた瞼の奥に、空色が滲んで見えたから離すことは出来なくて。
痛くないように、壊さないように包み込んだ。

声を聞けるのも、触れることが出来るのも、生きているから。
あんなに疎ましかった命が今あることに感謝している。
夢に見た、二度と会えなくなってしまった友の満足そうな表情。
思い出せば張り裂けるくらい胸が痛いけれど

──だから]

 おかえ、り。
 待ってた。

 ありがとう。

[最期まで、小泉くんと向き合ってくれて。
しんどかったろう、今も辛いだろう。
柔らかく、後ろ頭に回した手で撫でる。]
(120) 2022/09/17(Sat) 18:20:15

【人】 2年生 松本志信

 
 
[抱き締めた、この愛しい人を “生きる意味” に。
喪った、たった一人の友人を “生きる理由” に。
助かった、沢山の命を “生きる力” に。]

 一緒に、生きよう。

[もう、死にたいとは言わないから──]**
 
 
(121) 2022/09/17(Sat) 18:21:34

【人】 3年生 武藤景虎

────先輩のお葬式の日────

[先輩のお葬式の日。

黒のスーツをクローゼットから出して準備をする間も、どういった心持ちで参列すべきかわからずにいた。

あの時、夢の中の美術館で先輩にはお別れをしたから。

届いたかはわからなくても、あれがオレにできる最後の見送りだと思っている。

あの夢が慈悲で、先輩の望んだ時間だったならば、此処に先輩はもういないと感じているから。

だって、まだこちらにいるのならこの世に未練があるってことになりそうだし。
もしそうだとしたらあの時間は、とか。

どう考えてもオレの勝手な願望と解釈にしかならないのはわかっているけど。]
(122) 2022/09/17(Sat) 18:25:30

【人】 3年生 武藤景虎

[自室の本棚に並べられた本の隙間、挟んだ橙色の封筒を取り出す。

これは、夢が終わった日、まだ病室にいたオレが受け取った手紙。
普通なら届くはずのない人からの、最期の言葉。>>6:103

封筒の中身を取り出して、目を落とした。]

 ………、

[赤い花の絵の上に綴られた先輩からのメッセージ。

「救われていた」の中に「もちろん俺も」と書かれているところに、先輩の気遣いとか優しさを感じる。

少しでもオレが居たこと、先輩にとって意味があったなら嬉しいから。

「人知れず涙を流すことも」って、今先輩に泣かされてるんだけどな。
でもやっぱり泣いたら困らせるかな、とか。

オレと彼女のことを祝福してくれる言葉と、それから、最後まで気遣ってもらうばかりで。]
(123) 2022/09/17(Sat) 18:25:53

【人】 3年生 武藤景虎

[目を擦って封筒を仕舞うと、便箋に描かれていた花の名前を調べた。

ポーチュラカという花らしい。
それを買って、先輩のお葬式に行く。

最期のお別れはもうしたから、これは贈り物のつもりで。

先輩が少しでもオレの存在で救われてくれてたなら、空の上にいる先輩に届けば良いと思った。]

 先輩が伝えてくれたような「いつも快活で真っ直ぐな」オレでいます、これからも。

[検索した花の名前に添えられた 花言葉いつも元気
それがそのままあの人への近況報告になれば良い。

そう思いながら笑顔を向ける。
棺でも遺影でもなく、最近随分高くなった空の上に向けて。]*
(124) 2022/09/17(Sat) 18:28:48
2年生 松本志信は、メモを貼った。
(a18) 2022/09/17(Sat) 18:32:04

3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a19) 2022/09/17(Sat) 18:32:22

【人】 1年生 朝霞 純

【現在・松本さんの病室にて】
[津崎さんと別れて、こけて、部屋に軟禁されて。
私に付き添っていた家族が帰ったタイミングで、私は松本さんの部屋を訪ねる。

盛大にこけたせいで、体も足も痛いけれど。
どうしても、顔を合わせて言いたいことがあったから。]

失礼します、朝霞です。

[そこに松本さんはいたろうか、いなかったら暫く帰ってくるのを待つ。]
(125) 2022/09/17(Sat) 18:34:32

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・友人というもの】
>>6:+162>>6:+163
[“仲良くなりたい人には事情を話しておくと、ある程度の事情を汲んでもらえると思うが”

その言葉をかけてくれたのは、恐らく小泉さんなんだろう。>>3:218

その言葉に続いて語られる彼女の事情に、私はただ耳を傾けた。>>3:106>>3:192
私と縁を結ぶために紡がれる言葉を必死に拾った。

そして、私は初めて、自分がアレルギー体質に生まれたこと、他人と好意の感覚がずれて生まれてきたことに意味があったのか、と感じた。

彼女の語る他人と一緒に食事ができないということ、それは私も経験してきたこと。

ルーティンを崩したくないから興味のない遊びに付き合えないということ、それは必要以上に私に気を遣わないということ。]
(126) 2022/09/17(Sat) 18:36:05

【人】 1年生 朝霞 純

>>126
[そして他人の思考の意図が汲めないということ、それは私もそうだった。
自分に向けられた好意を、その中身を知ることが出来なかった。

全てが同じではないけれど、彼女と私はよく似ているように思えた。

食事が一緒に出来ないのは仕方がない。
とりあえず小泉さんのパン屋を訪問する件はダメ元で相談してみればいいだろう。嫌だったら断るはずだから。

楽しいことがあるのなら、共有してもらえるように務めればいい。
趣味が合えばいいし、合わなければお互い好きなことをすればいい。

心遣いの嘘は迷惑。
私は素直な人が好きだ、嘘をつかない人が好きだ。
そうやってはっきりものを言う工藤さんは、私に決して嘘をつかない。

それはとても居心地がいい。]
(127) 2022/09/17(Sat) 18:38:16

【人】 1年生 朝霞 純

>>127
[そして工藤さんは話をまとめる。
私にやるべきことを教えてくれる。>>6:+164

私はゆっくりとそれを復唱した。]

気を回して嘘をつかない。
嫌なことは嫌だと言う。
工藤さんの行動に興味がないときは自分の時間を楽しむ。

[彼女の言葉は、真剣に私に向き合おうとしてくれている。
私の言葉を、行動を受け取り、彼女なりに寄り添おうとしてくれている。

私は頷いた。]

約束はできませんが、なるべくそうするように努力します。
あなたの人生に私を付き合わせてください。

[彼女は真摯で、そして思いやりのある女性だ。
その人生に、寄り添う機会がある。

上手くいくかは分からない、でも、彼女の隣に立たせてもらえるなら、私はその人生に付き合っていきたいと思う。]
(128) 2022/09/17(Sat) 18:39:49
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a20) 2022/09/17(Sat) 18:45:24

1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a21) 2022/09/17(Sat) 18:48:19

【人】 2年生 松本志信

─病室・朝霞ちゃんと─

[暫く津崎くんの部屋で過ごしてのそのそと帰ったあと。
松葉杖をついて朝霞ちゃんがやってきた>>125
俺より幾分重症にも思えるが─俺はもう声は出るようになってたし─
どうしたのかとドアを開けて。]

 ん、どした?

[とはいえまだ声はちょっとガラガラだ。
軽く首を傾げて、部屋の中へと促した]*
(129) 2022/09/17(Sat) 19:08:26

【人】 1年生 朝霞 純

>>129
[声を聞いて、私は驚いた。そして微笑む。]

松本さん。会えたんですね。

[会いたい人に。]

会えたのか、気になってきてしまいました。迷惑でしたね。
声が出せるようになってよかったです。
でも、まだちょっと辛そうなので、お話を聞かせてもらう約束はまた今度になりそうですね。

[津崎さんに会えなかったから、声が出なかったのか。
そして会えたから、声が出た。

いや、戻ってきたと言うべきか。

どちらにせよ、津崎さんと松本さんは会えたんだ。
松本さんから、今は話は聞けそうにないし、長居する理由もない。

彼らが幸せなら、私は嬉しい。]

急に訪問して、失礼しました。お休みなさい。

[私は一つ、頭を下げて、松本さんの病室から踵を返した。]
(130) 2022/09/17(Sat) 19:20:25
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a22) 2022/09/17(Sat) 19:23:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[言い訳させてもらえば、"回路がまっすぐに繋がってなかった"としか言いようがない。

警戒がとか注意喚起がとか、武藤への"謎の信頼"がとかじゃなくて、"ここでする"という頭が、そもそも、すっぽり抜けてしまっていた……というか。

今は取り戻した現実で、日常で。
傍らには好きな人が居て、その人も私を好きと言ってくれていて。

────までは理解できていても、どこか、あの夢の世界の一件と一直線には繋がってはいない感じがしていた。病院で過ごしたいくらかの時間もまた非日常に過ぎていて、"夢の世界の続き"のような区分に押し込められてしまっていた。

馴染みの通学路、見知った街並み、家族の顔。
太陽が沈んで月が天空に上る、あたりまえの日常。

細かな悩みはあれど、その悩みはむしろ現実みを加速させるばかりで、そしてもう、あの半ば腐ったような甘ったるい林檎の香が鼻に届くこともなくて。]
(131) 2022/09/17(Sat) 20:40:41

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ………………。

[なので。
"注意喚起はした"と言われても >>116 、いつしてもらったっけ?と首を傾げる始末で、そうしているうちに、怒るでもない声音で、"約束"を持ち出されて。

少しだけ熱っぽい、常より低い声で囁かれ抱き締められたら、心臓がやおらやかましく鳴り始めた。

首筋に当たる熱に、肩ごと背がひくりと跳ねてしまい、病室でのあの一件が全部、脳裏に流れていって。

忘れていたわけじゃないんだよ。
ただただ、"今"とちゃんと繋がってなかっただけで。
本当に。]
(132) 2022/09/17(Sat) 20:41:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ────約束、忘れて、ないよ。

 ……でも、今思い出した。

[それはずるい言い方だったかも。
でも本当に、私の中で、"あの時"と"今"とが繋がっていなかった。

繋げてみれば、"この日に会おう"と決めた早々、武藤があのケーキを買ってきてくれたこととか、元々の話だったサシ飲みじゃないのに武藤のアパートにお邪魔することになったこととか、全部全部、武藤が色々考えた(画策した?)結果なんだなあと解ってしまったわけだけど。

…………でもそれすら正直、嬉しいなと、思ってしまった。

それだけ武藤が私のこと、欲しいと思ってくれていたという事なのだろうし。]
(133) 2022/09/17(Sat) 20:42:46

【人】 3年生 津崎 徹太

>>120>>121
[そう、俺は平気なんだと。
 あんな(小泉先輩が死ぬ瞬間)場面を見ても、
 そんな(小泉先輩が天使に連れていかれる)場面を見ても、
 ああ、俺は強いから、大丈夫。
 そんな風に思っていた――……。

 実際、目が覚めて、
 身体は痛くてしょうがないけれど、
 やっぱり思ったより心は平穏で、
 TVのニュースはちらりと見て、消したけれど、
 だからといって、心揺さぶられることもない。
 場面は思い出しても、
 冷静に、それに対して声をあげることもない。
 ああ、やっぱり、俺は大丈夫なんだって

 母さんとねーちゃんと普通に話して、
 ごめんって謝って、梅しば買ってきてと頼んだり、

 トラちゃんと黒崎がきて、
 告白の結果をきいたり、二人が不穏になったのを逆に心配しつつも、イヤホン頼んでみたり、

 朝霞がきて、好きって言われて、
 落ちついて話ができて、自分を保てることもできてて、
 歌もほんのり歌える気もしたし、

 ああ、全然大丈夫なんだ、俺はって思って、

 思って……
 思って……]
(134) 2022/09/17(Sat) 20:53:34

【人】 3年生 津崎 徹太

 ――……小泉先輩が……

[でも、本当は大丈夫じゃなかったと、
 この人がきて、気づいた。
 他の誰と会っても大丈夫だったのに、
 この人の顔を見たら、


 大丈夫じゃないって
 こみ上げてくるわからない感情に、
 勝手に涙があふれてきて]


 ――……はい、一緒に生きてください。
 死なれるのは、本当に辛いから。

 本当に……もう、あんな経験はしたくない。
 お願いです。


[そして、できるだけの力で縋るように抱き着いて、
 ただ、泣いていた。
 泣いて泣いて泣いて……。

 どれだけ泣いたか、わからない。
 本当に、わからないうちに眠ってしまうまで]**
(135) 2022/09/17(Sat) 20:53:46

【人】 3年生 武藤景虎

[夢の中のこと、夢の終わりを待つ間。

それから今帰ってきた現実と。

繋がってなかった彼女とは違って>>131
自分はといえば、少しずつ取り戻しつつある日常に頭が追いついてないのかもしれない。

注意喚起のことは忘れてたらしい様子は>>132気にしないけど、いや、心配にはなるのだが、それはともかくとして、約束は忘れてたらやはりショックだな、とは。

オレばかりそういうことを考えていたみたいで恥ずかしいというのもある。

でもそれは仕方ないかもしれない、健全な男子と純粋で鈍感な女子ではその辺りに隔たりがあるものなんだろうと思うし。]
(136) 2022/09/17(Sat) 21:47:59

【人】 3年生 武藤景虎

[首筋に顔を埋めて待っていた返事は、忘れてないけど今思い出した、というどちらかわからないものだったけど。

明確な返事と意志を告げる声が耳のすぐ近くで聴こえて。>>133

耳朶にふれた熱とエナメル質の感触に、熱のこもった息を漏らして肌にあてた歯を微かに食い込ませた。]

 ……ん、

[返事の代わりに背に回した腕を上げて後ろ髪に触れてから、薄く残した歯列の痕に口付けてから顔を離す。]
(137) 2022/09/17(Sat) 21:48:37

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["オレばかりそういうことを考えていたみたい" >>136 は、正直なところ、否定できなかったかもしれない。

男の人と違って、こう……女の側は物理的な衝動に駆られるということはないし、自分としてはその行為がどれほどに幸福感だとか快感だとかを得られるものなのかというのも想像がつかないし。

抱き締められたり抱き締めたりキスしたりは心地良いと思うけれど、その先となると、多少なりとも怖さもあれば、消えない引け目も残っている。

だから、つい、無意識下で考えないようにしていたというのは、あったかもしれない。

…………でも、事ここに至れば、逃げようなんて気は、全然沸かなかった。]
(138) 2022/09/17(Sat) 22:30:11

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ────……?ん、

 …………ぁ、……っ。

[おいで、と仕草で乞われて腰をあげれば、先に輪を掛けて熱っぽい声と共に口付けられて。

まだ全然慣れてない深いキスに微かな目眩を覚えれば、そのまま世界ごとくるりと回って、私の背はどうやらベッドに着地したみたいだった。

驚きに息を飲み込もうとするのに、その呼気まで奪われてしまいそうな口付けが続くのに、緩く小さく首を振る。

それは別に拒否のつもりではなくて。
ごめん、息、できない、という風に、少し外れた唇のその合間に、小さくはふ、と息を吐いた。]

 ごめん、武藤、私。
 色々、どうしていいのかわからない……。
(139) 2022/09/17(Sat) 22:31:31

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[キスしてる間、どう息すれば良いのかすらわからないし、なんだか、ふとした隙に身体が跳ねてしまいそうな感覚が走るのも経験が無くて戸惑うばかり。

最後までしようと告げたのはそも自分の側だったくせして、これは、何というか、武藤に多大な手間をかけさせてしまう気しかしなくって。]

 あの、だ、から。
 全部まかせる、から。
 嫌とか、言わないから。

 好きにして、いいよ…………?

[耳まで赤くなりながら、そう呟いた。*]
(140) 2022/09/17(Sat) 22:32:34
天使 ブルベエルは、メモを貼った。
(a23) 2022/09/17(Sat) 22:44:36

【人】 3年生 津崎 徹太

― そして、退院へ ―

[病院から出るのは一番最後だった。
 実際、美術館の作りは頑強なものだったが、
 あの天使像の展示室のみ、半壊になったとのことだ。

 なんだか、偶然なのかもしれないけれど、
 あの天使、いや、もしかすると悪魔なのか?
 が、小泉先輩のみを連れていくために仕組んだみたいに。

 いや、そんなことはない、ただの偶然だ。
 そういえば、ぱんにぃ、と小泉先輩を追いかけた子も、
 途中で見舞いにきてくれた。
 彼女が小泉先輩の最期を目撃したかどうはわからない。
 ただ、小さいから、記憶が残らなければいいと思う。
 多分、大丈夫だろう]
(141) 2022/09/17(Sat) 23:33:46

【人】 3年生 武藤景虎

[慣れてないというか、意識してない(しないようにしているのかは知らないけれど)のは何となく理解はしている。>>138

別にオレも慣れてるわけではないのだけど、今この時に対しての心の準備期間とか心構えがあったというだけの話で。

瞼を下ろしたままに吐息と唾液を交換するようなキスは、いつかと同じでやめるタイミングがよくわからないくらいだし。

熱に浮かされるままの頭で、息継ぎの合間、首の下に敷いたままの手に髪の毛が擦れる感触に気づいてから漸く唇を少し離した。>>139]

 ……うん?

[苦しげに吐かれた吐息が至近の顔に触れて、目を開ける。

ダメだったらストップかけてとは今回言ってないけど、勿論ストップかかればやめるつもりはあった。

でも口塞がってたし言葉は発せられなかったよなとは今更気づいたりと、これでも結構テンパってるのだと思う。]
(142) 2022/09/17(Sat) 23:34:09

【人】 3年生 武藤景虎

[ごめんと告げられて、やっぱり今日はやめといた方が良いかなと思ったけど。

続けられた言葉に一瞬喉を詰まらせて、指先で緩く前髪を浚った。>>140]

 わかった。
 でも嫌だと思ったらそれは言ってくれ。

 一応言っておくと……、
 オレも緊張してるし、つか、慣れてるわけではないので…?

[うまく出来るかはわからん、けど]

 ……、うん、任された。

[好きにして良いというのは結構な煽り文句だと思うのでいろいろ自制の自信はないものの、不安にはさせないように「まかせる」の方にだけ返事をする。]
(143) 2022/09/17(Sat) 23:34:25

【人】 3年生 武藤景虎

[首の下から腕を抜いて、体を起こす。

膝の間にある彼女の片脚に体重がかからないように半身を膝で立つと、シャツを脱いだ。

下はちょっと、今は恥ずかしいのでそのままだけれど。
 
シャツを床の方に放ってから改めて枕の横に片腕を置くと、空いた手を柚樹の上着の中に滑り込ませた。

指先が触れた下の布の感触は前とは違っていて、あとなんか境目が固い?と指でなぞって確かめる。

疑問に思いながら上着をたくし上げると、腕で引っかかったので]

 脱げる?

[尋ねてみるのは、片腕だけだと脱がせるの難しいなと思って。
バンザイしてもらって脱がせてもいいのだけど、そこは任せることにしよう。

構造が不明な下着の正体が気になったのはある。
ああいうのって留め具が前にあったり後ろにあったりするらしいし。

あと単純に見たいと思ったのもある。
さすがにこの辺の事情は言うつもりはない。]*
(144) 2022/09/17(Sat) 23:35:23

【人】 3年生 津崎 徹太

>>141
[そして、母と姉に連れられて、
 病院を出る。

 姉が運転する車の帰り道、
 母が嬉しそうに、チカさんの話をしていた。
 最初はちょっと胡散臭いと思ったみたいだ。まぁ、無理もないか。
 でも、俺のことを真剣に心配してくれてることが母にはわかったらしい。
 だから、よかったね、と何度も言ってくれるので、

 なんだか照れた。


 そして、それから、
 母が真顔になって別の話を聞かされる。
 
 それに対しては、さほど長く考えることもなく、
 うん、と頷いた]
(145) 2022/09/17(Sat) 23:43:37

【人】 3年生 津崎 徹太





 完全に歩けるようになったら、
 ばあちゃんのところ、行ってくるよ。

[そう答えた]**
(146) 2022/09/17(Sat) 23:43:49

【人】 2年生 松本志信

─病室・朝霞ちゃんと>>130

 ん。

[驚きの後に微笑まれて「会えたんですね」なんて言われたら。
ちょっと照れくさそうにして、頬を掻く。
─そう、俺は津崎くんの気持ちも朝霞ちゃんの恋心も知らないから─]

 っと、用があったんじゃねぇのか?

[いいのか? と首を傾げて。
でもまあ、今すぐに話さなきゃならないことでもない気もする。
確かに、俺たちはこんな事故の後。
一分一秒後に何が起こるかはわからないと体感したばっかりではあるけれど。
後回しではなくて、未来のための約束があったっていい。
今は、そう思えるから。]

 んじゃあ、また今度。
 病院とかじゃなくて、ゆっくり話せる時に、話そうぜ。

[喉もしっかり元に戻ったらな]**
(147) 2022/09/18(Sun) 0:04:03

【人】 2年生 松本志信

─津崎くんの病室─

[自分でも知らない間に、気を張り詰めてたんだろう>>134
こんなこと言われたら津崎くんは拗ねちゃうかもしれないけど
“そう”じゃないかって、思ってた。

いつもドライで、適当にしていてそうで。
実はそんなことなんてなくて。
俺が知ってる津崎くんは意外に繊細で気にしいで
だからきっと小泉くんのこと
口や態度では軽く見せていても、重く、重く受け止めていると思う。

死に直面するのは、きっと二度だ。
小泉くんの時と、──俺が屋上から落ちた時。
ナイフで切りつけた時も入れれば三回かもしれない。
どんな気持ちで走って来てくれたのか。
今なら、わかる気がするから。

肩口に染みこむ涙に、縋り付く手に、ぎゅうと締め付けられる。]
(148) 2022/09/18(Sun) 0:39:25

【人】 2年生 松本志信

 うん。

[小泉くんは逝ってしまった。
もう二度と会うことは出来ない。悲しいね。
俺達は死に別たれたくないね。

ごめんね、辛い思いをさせて。
本当に今更だけど「生きたい」って思ってもいいかな。
この生き辛い、不条理な世界でも。
君がいれば生きていける気がするんだ。]

 約束する。
 約束は、破ったこたねぇだろ?

 一緒に生きよう。
 ずっと傍にいるから。
 きつい時も、しんどい時も、嬉しい時も、楽しい時も。

[まるでプロポーズみてぇだな。
泣き疲れて津崎くんが眠るまで、ずっとずっと抱き締めていた]*
(149) 2022/09/18(Sun) 0:40:49
2年生 松本志信は、メモを貼った。
(a24) 2022/09/18(Sun) 0:49:40

【人】 3年生 津崎 徹太

― 喫煙所 ―

[松葉杖をついて、ひょこりひょこり。
 また、タバコは吸わないくせに、そこに立ち寄る]

 ――……チカさん、やっぱりここっスね。

[いつもは立ちっぱなしだったけれど、
 退院してからは、ベンチに腰かけた。
 でも、ほどなく、杖は使わなくてもよくなるだろう]

 ちょっと話があるんですけど、



 俺、ちょっと休学してイギリスに行ってこようと思うんです。*
(150) 2022/09/18(Sun) 0:54:57

【人】 2年生 松本志信

─喫煙所─

[あれから少し経ってからのこと。
確かに一つ失った、けれど無常に流れていく時間の中で
いつも通り>>150 俺はそこにいた。
重いタールの煙を吐き出し、杖つく足音に振り返る。]

 ん、よっすよっす。

[ひらっと手を振るのもいつもの動作。
声ももうすっかり元に戻った、けど。
煙草の火を早めに消したのは、あれから少し変わったこと。

座る津崎くんから聞かされる言葉に、少し目を丸くして。
前に夢の中で聞いた国の名前。]

 ばーちゃんとこ、か。

[うーん、と軽く唸って傍による。
その異国交じりの瞳を覗き込んで]
(151) 2022/09/18(Sun) 1:35:01

【人】 3年生 津崎 徹太

>>151

 はい、ばーちゃんところです。

[そして、早めにタバコを消してくれるのを眺めつつ]
(152) 2022/09/18(Sun) 1:38:49

【人】 3年生 津崎 徹太

 ちょと長くなるかもなんで、
 チカさんにはお願いがあって。

 あの、俺の家、住んでくれませんか?
 ――……俺が帰ってくるまで。

[さすがに唐突かと思ったが、
 そう告げた。]

 つまり、一緒に行くけど、
 先に帰って、待っててほしいなぁって。
(153) 2022/09/18(Sun) 1:45:07

【人】 2年生 松本志信

 ん、え?

[一瞬さすがに理解できずに>>153
理解するのに数秒は使ったが、また一人で向き合うのかと
少しだけ押し黙って。]

 ………ん、わかった。
 こう見えて待つのは得意だからな。
 いくらでも待っててやる。

[腕を軽く広げたら、身体を預けてはくれるだろうか。]
(154) 2022/09/18(Sun) 2:13:15

【人】 3年生 津崎 徹太

>>154

はい、でも、
一緒には行きたいなって。
ばーちゃんにも紹介したいし。
あと、綺麗なんです。景色が

[腕を広げられたら、
 そのまま
 頭を預けた。
 それから、見えないかもだけど、
 少し、懐かしむように目を細め、
 また、目を閉じて、左右に軽く身体を揺らす。
 何かのリズムをとっているかのように]
(155) 2022/09/18(Sun) 2:27:14

【人】 3年生 津崎 徹太



 じゃ、うちに引っ越してきてくださいね。
 えっと、一週間以内。

[それから、
 そんな無茶ぶり?を言ってみるけれど、
 案外楽勝かな?]
(156) 2022/09/18(Sun) 2:31:50

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[直接そうと問うたことも聞かされたことも無かったけれど。

人に深く踏み込むのも踏み込まれるのも怖かった武藤に、恋人が居たとは思えなかったし、武藤の性格上、女の人をお金で買って云々ということも無かっただろうから、初めてなのは、きっとお互い様。

だから本当、主導権を全部渡したとしても"まかせた"と言ってしまうのはひどいお話だよねと思った。

でも今この時でさえ、腕の置き所さえ解らなくてキス一つ合わせるのがやっとの私にはそれが限界で。]

 …………うん。

 ごめん、ね?

[せめてもと、再び合わせた唇は、自分から寄せていった。

互いの吐息を1つにするみたいなこの行為、まだ片手の指に足りる回数くらいしかしていない気がするけれど、でも、気持ち良いなと思う。

なかなか、こう、上手く応えられないのが申し訳なくはあるけれど。]
(157) 2022/09/18(Sun) 6:47:56

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぇ、と…………。

 …………うん。

[身体が離れて、去って行った熱を追うように見やれば、武藤がシャツを脱いで、また私に近付いてきて。

身体の線を少し辿られた後、脱げる?と問われたから、身体を起こした。

もう、正直、この段階から羞恥の極みではあったんだけど。

この先どうなってしまうのか検討もつかないまま、でも逃げないと決めたから、黒いシャツは潔く脱いで、武藤と同じく床下へ落としてしまう。

甘い色は似合わないよなあと、悩んだ末に買った下着もやっぱり黒で。

少しばかりレースがついてて、こう、"寄せて上げる"(寄せるものも上げるものも無いだろうと思うのだけど)効果で、ぎりぎりぎりぎり胸の間に谷間──とは言い難い、線くらいは──形成されていたかもしれないくらいの、そんなもの。

自分で付けるのすら不慣れで手間取ったこの装備品。
武藤にさせてしまうのも申し訳なく(見たかったとか触りたかったとか、そんな彼の欲は全く知らない)、それも外してしまえと緩慢に腕を動かした。

背中に手を回して金具を外すと、"カチン"と、もう後戻りできない扉が開いて閉まったみたいな音が聞こえた、気がする。]
(158) 2022/09/18(Sun) 6:55:34

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[────でも、やっぱりやっぱり、恥ずかしくて、ですね。

"抱きたい"と言ってくれて、実際、思ってくれていることは重々承知だけれど、実際見たらそんな気持ち、飛んでしまうのではという思いは消えなくて。]

 ………………っ。

[自然、引き寄せるように立てていた膝に、上体を押しつけて抱え込むようにしてしまう。

こうして上げてる腕だって、伏せるように視線を落とした先に視界に入る肩だって。

女の子らしい甘やかさは全然無いものなあ……なんて、どこか冷静に考えてしまいながら、でも、脱いだよ、と告げるように、武藤の腕にそっと右手を伸ばしてみた。*]
(159) 2022/09/18(Sun) 6:57:42

【人】 3年生 武藤景虎

[こういうときに女の子に気を使わせてしまうのも男としてカッコ悪いので、謝ることはないし任せたで良い。>>157

彼女の方から寄せられた口付けに、無理をさせているわけではないことが伝わってくれば嬉しかったし、どこかぎこちなく応えてくれる唇が愛おしさで体の熱が上がる感覚がした。

体を起こすのにあわせて此方も身を引けば、膝をシーツに付けて腰を落とした。

脱ぎ捨てた上着の下の肌と、肌の白さと対称的な黒い下着にどうしても目が行ってしまう。>>158

服の上から抱きしめた時に存在はそこまで感じられたことのない胸の膨らみは、ささやかであっても確かに女性らしい形を形成していて、おそらく羞恥に苛まれているだろうことはわかっても視線を逸らすような気遣いをする余裕もなくて。

この間の直接目にしたわけじゃない面積の広そうな下着とは違って、正しく女性の下着らしいそれは、メイクの件同様に彼女がコンプレックスから踏み出そうとしていることの一環なのだと思えば嬉しい。

嬉しいと言うと何だか自惚れの様で気が引けるけど、そういう意味だけでなく、前に進もうとする姿が眩しいと思うし、その変化と努力の跡を知れるのが純粋に嬉しかった。]
(160) 2022/09/18(Sun) 9:25:39

【人】 3年生 武藤景虎

[緩く背中に手を回す仕草に伸ばしかけた手を止めて。

留め具を外すのを待つ間は妙な緊張感が伝わってきて、心臓がまたうるさくなるのを感じた。

露わになったその先が見えたのはほんの一瞬で、膝を抱える様子に半端に留めていた手の行き先に迷っているとあちらから伸ばされた手が触れる。>>159]

 ……ん、

[触れた指先を取って指を絡めると、立てた膝の間に片膝を割り込ませる形で体を寄せた。]
(161) 2022/09/18(Sun) 9:26:32

【人】 3年生 武藤景虎


 …柚樹、ちゃんと見たい。

[俯いた顔に右手を伸ばして耳元を撫でて、指先で首筋を辿ると鎖骨に落とした。

膝で隠されたその先に触れたいと、常みたいに回らない口の代わりに指先で示して留めた鎖骨から下へと滑らせる。

肌の熱が指先を焦がすような感覚に焦れる思いが積もるけど、枕の砦みたいに取り上げるより彼女自身に明け渡して欲しくて。]*
(162) 2022/09/18(Sun) 9:26:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[見られてるなあ >>160 、とは、気付いていた。
それに、見なければできるものもできないしと、頭でも解ってる。

けど、どうしても、"見られる"心理的ハードルは、高すぎて。

そこだけが日常の延長みたいな風な、ここに来た時そのままのデニムの膝。
そこに武藤の脚がゆるりと割り込んでくると、見える肌色の量が一気に増えて、また心臓が跳ねる気がした。

肩や背中、武藤の側に向いてない方はすうすうと頼りない心地なのに、身体の前半分は、どこをどうして良いものか、熱かったり、硬直してしまっていたり、で。]

 …………ん……っ、

[武藤の指先は耳だとか首筋だとか、鎖骨だとか、なんてことない場所に触れてきているだけなのに、そんなとこでさえも皮膚がちりちり焼け付くみたいな感じがした。]
(163) 2022/09/18(Sun) 9:59:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[どうせなら、無理矢理に開かれても私は抵抗しないのに、武藤はあくまで私から動いて欲しいみたいで、でも"ちゃんと見せる"のは、泣きたくなるくらい、恥ずかしい。]

 だ、め……。

[そう呟いたら武藤のことだから全部止めてしまうかなと思ったから、そうじゃなくてと伝えるように、絡んでいた手指を解いて両の手で武藤の背を引き寄せる。

そのまま勢いづいて共にシーツに倒れ込んでしまったのだけど、それでも構わず、正面から抱き寄せた。

身体がぴたりと触れあうと鼓動も重なる気がして、もう、どっちの心臓の音が喧しいのかなんてことも、わけわからなくなってきたけど。]
(164) 2022/09/18(Sun) 10:00:48

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 見るのは、まだ、だめ。

[今は全然、真っ昼間。
窓の向こうからは微かに響く通行人の声やバイクの音。

"暗くして欲しい"なんて到底無理な話だし、言ってはみるものの、見ずに進めろというのも、それも無茶だと解ってる。

でも、見られるにしても、"見ている武藤"を見るのが怖くて、私はぎゅうと眼を閉じた。*]
(165) 2022/09/18(Sun) 10:01:31

【人】 2年生 松本志信

 お、おう。
 なんか…いや、うん、緊張すんな。
 綺麗な景色はめちゃくちゃ見てぇけど。

[紹介したい>>155 なんて言われてしまうと途端に緊張してしまって。
左右に揺らすリズムより少しばかり鼓動も早くなってたかもしれない。
預けられた頭に指先を伸ばし、髪に絡めて]
(166) 2022/09/18(Sun) 10:05:46

【人】 2年生 松本志信

 
 っ、え、一週間以内…
 いやいやいや、え、
一緒に住むのか!!?


[荷物なんて対してないし引越しはまあ出来るけど…じゃなくて
まさか一緒に住むなんて所までは頭が回ってなかったわけで。
それはもうつまり同棲になるわけで。
いくら俺が魔法使い候補生でも無防備過ぎやしませんかね]*
(167) 2022/09/18(Sun) 10:07:33

【人】 3年生 津崎 徹太

>>166>>167

[髪を触られるのは、もう、嫌がらない。
そして、囁かれた言葉に、小さく返事しつつ]

そうですよ

[さっき言ったよね、って顔]

え、嫌?なんスか?**
(168) 2022/09/18(Sun) 10:12:13

【人】 2年生 松本志信

 
 えっ、嫌とかではなくてだねぇ!?
 そりゃ嬉しいんだけども…よ…?

[誰かとお付き合いなんてした事さえないんだぞ。
くっつく身体はドコドコ鼓動を速くしてる。
まあ伝わっちゃうだろう、情けないっつか恥ずかしいっつか。]

 いいのか?
 寝顔とかも見ちゃうし、同じ飯一緒に食うし
 同じシャンプーの匂いとかしちゃうんだぞ?
 …そんなん…ちゅーとかじゃ終われんかもしれんぞ?

[とか言ってる顔はまあ赤いわけだけれども]*
(169) 2022/09/18(Sun) 10:28:42

【人】 3年生 津崎 徹太

>>169

[くっつきつつ、
 また、頭が擦り寄せられたのは、
少しはてな、とも思ったわけで]

つか、シャンプーは、高いので使ってるんで、使わせないですが、他は別に。

[否定はシャンプーだけでした]*
(170) 2022/09/18(Sun) 10:34:58

【人】 2年生 松本志信

[シャンプーはダメなのね、把握。
じゃなくて、ああ、もう。]

 わかった、一週間以内に引っ越しね。
 津崎くん。

[珍しく真面目な表情で顔を覗き込み。]
(171) 2022/09/18(Sun) 10:45:41

【人】 3年生 武藤景虎

[見てないよとはさすがに取り繕えない自覚はあるので言わないにしても、俯いて言葉少なになる様子はいたたまれなくもあって。>>163

指先で触れた先で微かに漏れた声すら脈拍を上げさせるのに加担するから、いたたまれなさを無視して自分の欲求を告げていた。

だめと返された声>>164に下らせようとした指先を止めても手を引くことは出来ずにいたら、不意に背中に回った腕に引き倒される。

胸とか腹の下に熱くて柔らかい感触に思考が追いつかなくて、押し潰してしまわないかと自重を少しでも浮かせようとした身が抱き寄せられて留まった。]
(172) 2022/09/18(Sun) 11:07:39

【人】 3年生 武藤景虎

[触れ合った肌がどこもかしこも熱くて。
頭を抱えるように抱きしめると、少しの間重なる心音を聞いていた。

抱き寄せる腕の力が緩めば、少しだけ体を浮かせて体の間に僅かできた空間に片手を滑り込ませた。]

 ……、わかった、

 見てないから、

[まあ嘘なんだが、体の方は今はよく見えないし嘘でもない。
どちらにせよ固く閉じられている瞼にはわからないことだと唇を落として。

引き締まった腹筋を撫で上げると、先程は速攻で隠された胸元に触れた。

膨らみこそ感じられなくても、直接触れたそこは自分の胸板より幾分柔らかいと思える。

手の動きは揉むというより弄るに近かったけど、硬くなった突起に掌が触れるとまたひとつ体が熱くなる気がして、指先で形を確かめるように摘んだ。]
(173) 2022/09/18(Sun) 11:08:14

【人】 3年生 武藤景虎


 ……、は、

[体の熱を逃そうとして熱い吐息を吐いても、どうにも頭すら冷えてくれそうにはなく。

頬に口付けを落とせば見てると気にするかなと今更のように思い、首筋に顔を埋める。

安心させるつもりで唇を幾度も落としても、体に触れる手は止められなくて。

"見ない"の希望には応えられたけど、見たいと同じくらい触りたいもあったから、自分の方にばかり都合が良いなと心の片隅で謝った。]*
(174) 2022/09/18(Sun) 11:08:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["見てないから" >>173 は、きっと優しい嘘なんだろうなとは思ったものの。

けれど、武藤の頭が自分のすぐ傍らにあるままだったのは疑いようもなかったし、まじまじ見られるくらいなら、いっそ触ってくれた方が居たたまれなさも薄いんじゃないかな、なんて、思っていた。]

 ……っ、……ふ…、

 ………………ッ。

[そして私は、触って楽しいような身体でもないのだから、触られたところで、こちらもどうということはないのでは……なんて、至極甘く、考えていたわけだけど。

腹や脇腹を辿っていった手の平も、その後胸に触れてきた指も、全部が一つ一つ、痺れるような熱いような感覚が走って膝や背がひくりと跳ねてしまう。

胸先の尖りを弄られてしまうと、本格的に声が殺せなくなってしまいそうで、慌てて右の手の甲を口に押し当てた。

────だって、集合住宅、だし。昼間だし。
部屋のすぐ外、誰が歩くとも知れないし。]
(175) 2022/09/18(Sun) 11:42:16

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[覆い被さっている武藤の脚を除けるように自分の脚が緩く開いてしまっていることにも気付いてしまい、そんな事にも赤面する。

いずれは、その、そっちの服も脱がなきゃいけないわけで。
今どころじゃない場所に触れられたりしなきゃいけない、わけで。

正直、怖いし、緊張もしている。
居たたまれなさも、いや増すばかりでは、あるけれど。

全然お返しにもなってないとは思いつつ、背に回っていた左手で、武藤の髪をくしゃりと撫でた。

身体が跳ねて吐息が熱くなるのが止まらないのは、武藤が首筋の、くすぐったいのか何なのかわからない、ぞくぞくするところに唇を何度も落としてくるからでもあったから。]

 む、と……。

 キス、したい。

[おかしな声を漏らさないためにはこうするのが一番なんじゃと思ったのだけど、今度は跳ねる吐息を逃がせなくなって、ひくりと震える舌先までまるで愛撫されてるみたいになってしまい、視界が薄く水膜を張ったみたいになっていく。

でも、見られてはいないにせよ、私に触れても武藤は変わらず私のこと、欲しいと思ってくれてるんだなと、それは全然疑いようもなかったから、嬉しかった。*]
(176) 2022/09/18(Sun) 11:44:16

【人】 3年生 津崎 徹太

>>171 >>-773

じゃ、合鍵作っときますんで。
それと、母さんねーちゃんにはもう言ってるんで、
気にしなくていいス。

[真剣な顔にはそう繕いつつ、
 流石にちょっと目を泳がせたけど]

・・・・・ッ

[囁かれた言葉と、感覚には、
明らかに動揺を見せ、
急いで、自身のマスクが外れてないかどうか、
紐を確認する。
熱が篭ったことは、間違いなかったから、
ふうっと大きく息を吐き、身を離して、
赤らんだ顔で松葉杖をついて立ち上がる]

じゃ、そういうことで

[と、歩こうとして、ややよろけた]*
(177) 2022/09/18(Sun) 12:25:43

【人】 3年生 武藤景虎

[肌に触れる度、体の下に敷いた肢体が小さく跳ねるのを感じて、そんな些細な反応ひとつひとつに理性にかけてた箍が外れていく気がした。>>175

押し殺したような吐息が耳元で聞こえて、首筋に当てた唇から熱い吐息が漏れる。

胸の先を捏ねる指先に応えて身じろぎする気配と籠ったような響きに、口元を押さえてるんだろうなと察すれば、何度か見た手の甲で顔を隠す仕草を思い出していた。]

 ……ん、

[途切れがちに名前を呼ぶ声に首元から顔を上げると、求められたことに>>176心臓がぎゅ、と締め付けられる。

軽く触れるだけのキスじゃないのが当たり前みたいに、顔を寄せると同時、口内に舌を挿し入れていた。]
(178) 2022/09/18(Sun) 13:59:21

【人】 3年生 武藤景虎

[酸素を求めて唇を離すと、視界の先、薄く開いた瞳が濡れているのが見えて、背に痺れるような感覚が走る。]

 ──……、
 
[胸元を弄っていた手を止めて、数秒眉を顰めて目を瞑った。

緩く開いた脚にずらされた自分の片脚の付け根の先に血が巡って…、とか、まあ、有り体にいうといろいろきつくなってきている。]

……ごめ、
 
むり、かわいくて
 

[肩の後ろに手を回して抱きしめると、絞り出すように心の声が漏れた。

ジーンズでも履いていたら悲惨だったと思うけど、比較的空間に余裕のあるスラックスではさすがに隠しきれないだろうそれを密着した体に押し付ける。

急くつもりはないけど、とかストップかかったら止める、とかは頭の片隅にかなりおいやられていて、抱きしめていた手を解くと、腹部をなぞってジーンズの留め具に手をかけた。]*
(179) 2022/09/18(Sun) 14:02:13

【人】 2年生 松本志信

[ご家族公認。
なんだかんだ最初は胡散臭がられたけど、お母様には伝わってたみたいだし。
嫌悪の目で見られなかったのは本当にありがたかった。]

 んおっ、つ。

[よろけるの>>177 を見ればそりゃあ駆け寄るのは必然で。
天使が「大事ない」とはいえど、相当な大事なわけで。
駆け寄って支えるように腰に手を回せば、赤い顔も見えて。]

 ん? 津崎くん、熱ない?

[大丈夫か確かめるのに、額に手を伸ばして確かめる]*
(180) 2022/09/18(Sun) 14:12:23

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[自分でも、呼吸が上擦ってきているのが、わかった。

この先、どういう事がどのくらい続くのか、細かなところまでは解らないのに、心の中、"もっと"という欲はせり上がってきて、でも、どうして良いのかは、よくわからなくて。

だからせめて、目の前に与えられたものを素直に欲しがろうと、武藤がしてくれるみたいに、震えそうになる舌をつたなく動かしたりはした。]

 ………………?

[ずっとしていても良いくらいの気分だったのに唇は離れていってしまい、動きを止めた武藤に、数度瞬く。

ふ、と小さく深く漏らす呼吸が自分のものなのか武藤のものなのかもわからないくらいには、ふわふわした心持ちだったのだけど、低めの囁き声と共に、ごり、と下腹に当てられたそれは、記憶に遠くないもの、で。]
(181) 2022/09/18(Sun) 14:37:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[緊張も羞恥も全部が消え去ってるとは到底言えないのに、武藤の熱に呼応して自分の下半身にも熱が伝染してしまったみたいな、そんな気がした。

 …………あやまらなくて、だいじょうぶ。

 "ちゃんと"、する、んだもんね……?

[私だって、したいんだと告げるように、ジーンズの釦に指先がかかったのを察し、ごく緩く腰を浮かす。

短距離走のトラックの上では足を晒すのは常だけど、好きな人に触れられるためにというのは初めてだから、なんだか心許なくて。

それでも、膝や足首に引っかかった布地は自分から落とす勢いで、露わになった脚をシーツに下ろした。

ここ、武藤が普段使ってるベッドなんだよなあ……なんて、今更ながらに思い出し、滑るシーツの感触を足裏でゆるりとなぞるようにして。

今日はサンダル履きで来たから、靴下は、そも、履いてなかった。……のだけど。]
(182) 2022/09/18(Sun) 14:39:07

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 あの…………。

 ぜんぶ、脱いだほうが、いいの、かな……。

[こういう場合のお作法なんて知らない。

でも、"する"からには、履いたままではいけないのだろうし、脱がせたいとか触りたいとかそんな男の浪漫らしきものの存在なんて、なお知らない。

恥ずかしさに鼻下を手の甲で隠してしまいながら、ぽそもそと、告げた。*]
(183) 2022/09/18(Sun) 14:39:56

【人】 3年生 津崎 徹太

>>180

・・・・・

[よろけて個人的から支えられて、
 急いで体重をバランスかけ直して、
 チカさんから離れようとしたけど、

 なんだか、子供の熱をみるように額に手を当てられて、
 かき分けられた前髪、少し敏感になって、
 拒絶するように頭を振り、その手から逃れる]

熱とか、ない、ですし、

[多分ない。すごく熱いけど、ない。
 むしろなんで熱いんだ。

 ということで、
 少しだけ恨めしそうにチカさんを見た]

やっぱり、撤回です。
熱あります。
だから、もう、帰ります。

[なんか、悔しくなって、そう宣言すると、
 ひょこひょこと今度こそちゃんと歩き出した]*


 
(184) 2022/09/18(Sun) 15:38:44

【人】 3年生 武藤景虎

[羞恥がないといえば嘘にはなるが、わかりやすく迫り上がってしまった劣情を以前のように隠したりとする気はなくて。

抱きしめて、押し付ける形で伝えたのは改めての意思表示というだけでもなく。
ただ、反応とか仕草、微かな声と表情を目の当たりにして、許容範囲を超えそうな素直な欲求を隠さず伝えておきたいと思ったから。

だから、気まずいとか居心地の悪さを今は感じてはいなかった。

謝らなくていい>>182という言葉には小さく頷いて]

 ……うん、
 “ちゃんと”、優しく…、
 んー…、いや、大事にする。

[そう安心させるように小さく笑みを浮かべた。

不安はないわけないと思うけど。
下肢が緩く上がるのを同意と取れば、ジーンズの釦を片手で外して体を起こす。

手をかけたそれを下にずり下げると、無駄な肉のない細い脚が露わになった。

普段から晒しているとは何となくの認識だが、競技用のウェアで走っているところを見る場合とでは抱く感想は違うとだろうし、目の前に晒された脚にはやはりドキッとはしてしまう。
それは状況的に仕方ないので許してほしい。]
(185) 2022/09/18(Sun) 15:56:48

【人】 3年生 武藤景虎


 ん、大丈夫、
 立て続けだとこう、オレの心臓がもたないので、

[全部脱いだ方がとの問いにはそう答えて、再び体を被せて唇にキスを落とした。

手探りで緩く太腿をなぞり、指を内股の方に移動させる間にはどうしても緊張が走って。

付け根の境目にある布地にたどり着くと、微かに指が震える。

一瞬の躊躇の間に喉仏が上下した音をやけにうるさく感じながら、熱の籠った脚の間布地の中心を指先でなぞった。]*
(186) 2022/09/18(Sun) 15:57:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[────すごく。
すごく優しくされてるし、大事にされていると思う。

今更口にしてくれなくても >>185 知っているのに、宣言するように言ってくれるのも、きっと武藤の優しさなんだと思う。]

 …………うん。

 知ってる。

[だから大丈夫、と笑ってみせた。]
(187) 2022/09/18(Sun) 16:27:33

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[けれど、まあ、恥ずかしいことには違いなく。

胸を晒すのと同等程度には下着全部取り去るのはかなりな勇気が必要で。

だからジーンズを脱いだ勢いで、もういっそ全部脱いでしまえと、覚悟を決めたところだったのに。]

 …………心臓?

[立て続けって、でもジーンズ脱いだだけだよ?

と思ってしまう私は、自分の脚を出すことには全く抵抗がないという感覚は自覚の外。

それでも、再び身体を寄せ合うのは心地良いと思ったし、中断してしまったキスが再開したのもまた嬉しくて、深く唇を合わせようとしたところで、ぶわ、と身体中が総毛立つ気がした。]
(188) 2022/09/18(Sun) 16:28:49

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぁ…………っ、ゃ、な、に……?

[間に武藤の身体を挟んで緩く開いていた足の間。
布越しに、伺うような戸惑うような気配を感じた後、撫でるように指が滑り降りていき、そしてまた戻る方向に、つう、と撫で上げられた。

さすがに、"そこ"を使うことくらいは知っているし、何を挿れるのかだって当然知ってはいるけれど、正直なところ、私は自慰すらしたことがなく。

そも、女ではなく男でもないという宙ぶらりんな年月が長すぎて、自分の性的対象がどこに向いているのかも迷子になっていた期間が長すぎた。

"男の人に抱かれる自分"なんて想像の遥か遥か彼方だったから。
だから、そういう欲すら沸いた事がなかった。

さすがに、構造くらいは知ってるけど、知ってる、というだけで。

ますますおかしな声が出てしまいそうだし、今度は背中どころか腰から震えてしまいそうだし、そんな"工程"が控えてたとか、知る由もなかったし。]
(189) 2022/09/18(Sun) 16:31:04

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぅ……。

 むとー、も、脱いで、よ……。

[私ばかり、こんなに切羽詰まって、ずるい。

睨んだつもりだった顔がどんな風だったのかは自覚なく、行儀悪く足先で武藤のスラックスを引っ張ったのだった。*]
(190) 2022/09/18(Sun) 16:31:47

【人】 3年生 武藤景虎

[大丈夫と笑った顔に少し安堵して>>187、存外あっさり取り払われたジーンズの後に残った布一枚まですぐに取り払うのはキャパオーバーしそうだったので断ったのだが。

心臓?と聞き返す顔は此方の事情はあまり把握していないみたいだ。>>188

上半身はあれだけ恥ずかしがっていたのに不思議に思ってしまうのはオレが男だからだろうか。

それでも羞恥とか諸々がなくなったわけではなさそうなのは、指先を脚の間に這わせた折に戸惑ったような声が返ってきたことでわかった。>>189

いきなり直接その先に触れるのは心の準備が必要で。
触れる方も緊張するくらいなのだから本人は尚更とは思った末の行動だった。]

 大丈夫、爪なら切ってる。

[然程安心材料としては明後日かもしれないことを告げたのは、布ごしの形を指先で確認している間も冷静だったとは言えないからだろうけど。]
(191) 2022/09/18(Sun) 17:15:29

【人】 3年生 武藤景虎


 ……、ぇ、

[スラックスの脛の方が引っ張られて脚に布が擦れたのと同時、告げられた要求はストップとかじゃなかったけど>>190、ちょっと固まる。

確かに敢えて脱いでなかったけど、こっちのことは気にしてないと思っていたし。

見たいものでもないんじゃねえかな…とは思っていたのでその時が来たらさっさと脱いで見られる時間は短縮しようとか、わざわざ見ないだろうという可能性も考えていたくらいだ。]

 ……わかった、
 でもあんまり見ない方が良い、と思う、

[結構渋々だったけど、最後残った布を剥いだ後に自分だけ下は完全防御してるのは不公平かもしれないと体を起こしてスラックスに手をかけた。

潔く下着ごといくべきかとは数秒迷ったけど、下着だけ残しても割と形がわかるとか諸々恥ずかしいのは変わりないし、あとそろそろ布に包まれてるだけでもきついし。

ボクサーじゃなくてトランクスにしときゃよかったとかどうでも良いことを考えつつ。

結局潔く全部下ろしてベッドの下に放った。]
(192) 2022/09/18(Sun) 17:16:41

【人】 3年生 武藤景虎


 とりあえず恥ずかしいので…、
 脱がして良い?

[理論は多分同じだから良いかなと、彼女の方に残った下着一枚に手をかけて下へと取り払った。

下着できつかった熱が外気に触れて、それなり開放感はあるものの、単純に恥ずかしいというのもあって許容量は結構超えてしまったのもある。

初体験で恋人の下着を脱がせるにしては、あまり情緒がなかったかもしれない、とかはあまり考えてる余裕はなかった。]*
(193) 2022/09/18(Sun) 17:20:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 つ、め…………? >>191

[爪は、まあ。

魔女の爪みたいなのに突かれるのはさすがに怖いけど、武藤の指がそんなんじゃないことは、知ってるし……と至極真面目に考えてしまう私もまた、相当に混乱していたし、色々と限界が近くはあった。

別に、武藤の足を見たいとか、足じゃない別の何かを確認しておきたいとか、そんな気持ちがあったわけでもなく。

私ばかり限界値ぎりぎりまで追い詰められている中、武藤だけ平静な顔をしているというのはずるいような気がしてしまったのだった。

実のところは、武藤の側も限界ぎりぎりだったわけだけど。]
(194) 2022/09/18(Sun) 17:42:17

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ………………ッ。

["見ない方が良い"と言われても、見えてはしまう、もので。

こちらに頭を向けるような屈み気味の姿勢だったから、目の前にぼろりと出されたわけではなかったけれど────まあ、見えてしまって、顔がぽふんと熱くなったし、瞬間、息が詰まってしまった。

"それ"を見たのは、小学生の頃、幼稚園児の弟を風呂に入れていた頃のが最後の記憶くらいなもの。
当然ながら、色々……全部が、違うわけで。

怖くはなかったけれど、正直なところ、"あれ"を受け入れなきゃいけないのか……と、少しばかり、目眩がした。

大きくないですか?平均値とか、私は全然、知りませんけども。
いや、平均以下でも平均以上でも何がどうなれば安心というものではないし、ああもう何考えてるのかな私。

仰向けに横たわる私は、もはや、あれだけ隠したがっていた自分の胸も曝け出している事にも全く頓着できないまま、武藤の問いかけ >>193 には、無言でこくこくと頷くしかできなくて。

ねえ、なんで、こんなに恥ずかしいことばかりなのかな。

好きな人と、気持ちいいこと、したいっていう、それだけなのに。*]
(195) 2022/09/18(Sun) 17:46:49
天使 ブルベエルは、メモを貼った。
(a25) 2022/09/18(Sun) 17:51:48

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 17:51:58

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 17:55:40

【人】 3年生 武藤景虎

[視線の先を追ったわけじゃないけど、面食らったような顔が瞬時に朱に染まったのを見て>>195、いたたまれない気持ちにはなる。

大小については言及しないが別に普通だとは思っている、多分。

お互い恥ずかしいばかりで、こういうのはやっぱり夜の方がよかったのかと思ったりもするけど。

オレとしては彼女の方は見たいと思ってしまうので。

何度目か、離れた体を寄せると触れるだけのキスを数度落として、両の頬に手を当てて額を合わせる。]

 ──…、すげぇ恥ずかしい、けど、
 柚樹の全部、知らないとこも見れたから、チャラかな。
 
[オレの方は脱がした下着の下はちらっとしか見ていないけど、小さく笑って告げれば少しは気楽になるだろうか。

唇を重ねて胸元をなでてから、先程中断した下肢の方に手を下ろして。

臍の下、布ごしに触れていた箇所に中指が触れた。]
(196) 2022/09/18(Sun) 18:28:38

【人】 3年生 武藤景虎


 あつ…、

[閉じた裂け目に指を這わせると一際高い熱が伝わってきて、小さく声を漏らす。

間に沈めた指先が溶けそうな感覚に軽く眩暈を覚えながら動かすと音が響いて、下肢の熱が増す気がした。]

 ……痛かったりしたら言って。

[声を出したくないからキスしたいと言ったことは知らない話だけど、塞がってたら伝えられないから唇を離して告げて。

代わりに耳元に口を寄せて、耳の形に沿って舌を這わせる。

この先にある行為の方が痛かったりつらかったりするんだろうなと思って、少しでも和らげられるように指を動かした。]*
(197) 2022/09/18(Sun) 18:29:17
/*

みなさまがた〜〜
ブルベエルでございますですのよ〜〜〜。

この村は月曜日の24時に終了するのですわよ〜〜。
そして、村内で出てきた曲をピックアップさせていただき貼らせておりますが、
出てないわよ〜〜って場合は教えていただきますと、嬉しいのですわよ〜〜〜〜。

/*

あと、とくになにをされても構いませんので、
裸族以外のログもどうぞ、積極的に落としてくださいましね〜〜。

小泉様は幽霊になってもよいのざますよ〜〜。
また美術館建物修繕のちに訪問してもいいのですわよ〜〜。
ぜひ、いろいろ不思議話もしていただいて構わないのですわ〜〜。
よろしくお願いいたします〜〜。

/*

ということで、百万天使ブルベエルでしたー。

わたくしとお話されたい方も呼び出していただき構いませんわよ〜。
小泉様も無茶ぶり現世にかけてもいいんざますのよ〜。**

【人】 2年生 松本志信

[手のひらは弱く拒否される>>184
熱は無い…って言う割には顔は赤いし。
そこそこ熱かったと思うけど。]

 んん?

 ………はぁーん。

[恨めしそうな目と撤回の言葉に一度首を傾げるも。
「さては照れてんなこれ」って気が付いてしまった。
ひょこひょこ歩き出す姿に少し笑むと、近寄って]

 肩ぐらい貸すぜ?
 あと、ほら。
 津崎くんち知らねぇから教えてよ。

[荷物の運び先、今日にでも知っとかねぇとな?]*
(198) 2022/09/18(Sun) 18:53:41

【人】 3年生 津崎 徹太

>>198

[ひょこひょこしてたから、
 そりゃ、簡単に追いつかれた。
 なんだかにやにやしてる雰囲気に、口を尖らせる]

 ――……教えますよ。
 でも、かえって歩きにくいんで、肩はいいです。

[左足の甲のみもう少しでおそらく大丈夫になるだろう。
 腕とあばらのひびはだいぶ治癒して、時々、気になる程度になっていたし]
(199) 2022/09/18(Sun) 19:05:39

【人】 2年生 松本志信

[肩を貸すのは断られてしまったが>>199
歩いてそんなに離れてないと思いたい。
じゃなけりゃこの距離歩いたの買って心配の方が勝るから。

歩いてる間はたまに津崎くんを見たり。
たまに「手貸す?」って言って断られたり。
そんなこんなしてたら家に着いた。]

 ここ?

[さて、ついたはいいが。
中まで招かれるや否や。
じっと見つめてみる]*
(200) 2022/09/18(Sun) 19:18:45

【人】 3年生 津崎 徹太

―見た目は綺麗なマンション(8)1d8階―

 えっと、ちなみに狭いです。
 家賃はちょと高めだけど。

[マンションにつくと、広さは2DKである。
ただ、一つの部屋は完全に機材で埋もれてい
もう一つの部屋は床と小さな机が一つ、布団が一組のみ。
クローゼットに服とかカバンとかは最小限に入っている。

台所は、一応、ガスコンロは二つ、冷蔵庫だけは大きめ。その代わり、冷蔵しなくていいものも含め、食料は全部そこに突っ込んであった。カウンター式の台の横に本箱があって、教科書とか、なにやら最低限の者だけが詰め込まれている]

 チカさん、荷物って多いですか?

[いや、お前、ベッドないんかい。ないです]**
(201) 2022/09/18(Sun) 19:22:47

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[きっと、暗い中、この行為をしていても、不安だったり恥ずかしかったりは大差無くて。

だったら、武藤の恥ずかしそうな顔だったり、安心してよ優しくするよと告げてきてくれる照れくさそうな顔だったりを見ていられるほうが、きっと、幸せだったと思う。

そして、全然知らない場所でするよりは、なんとなく武藤の匂いがするこの部屋での方が安心感もあったのだから、ぜんぶ、結果オーライ、だったと思うよ?]

 …………うん。

 恥ずかしい、のは、お互いさま……ってこと、で。 >>196

[笑顔、作れてたかな。
多分作れてたと思う。

恥ずかしかったけど、それでも"怖い"は無かったから。

でも、ぎりぎりの余裕があったのは、ここまでのこと。]
(202) 2022/09/18(Sun) 19:36:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ふぁ……っ!?ぁ、……っ、ぅ

[ゆび、が。

自分でもそういう意図では触れた事のない箇所を、武藤の指が辿っていって、と同時に、濡れた音が響いてきたものだから耳を疑った。

話には聞いていたけれど。
"濡れる"なんて状態が、まさか自分の身体に訪れていたなんて、ちっとも、検討もついてなくて。

自覚してしまったら、あとはもう、いたたまれなさは加速する一方だった。]

 む、と…………ぅ、と、ら……っ。

[痛くはないけど。

でも、自分ばかり、異物感だとか微かな快感だとかばかりに苛まれて、武藤の側は別に心地良くもない行為というのが、どうにも、申し訳ない……というか、まさに、いたたまれなくて。

耳を辿っていく舌の疼きもあって、身体がばらばらになりそうな気がした。]
(203) 2022/09/18(Sun) 19:38:19

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 も、だい、じょぶ……だから。

 挿れて、いいから…………っ!

[もういっそ、2人で溶けてしまえるなら、その方がどれだけましかと、思ってしまった。

あんなに苦しいものだったなんて、思いもせずに。*]
(204) 2022/09/18(Sun) 19:38:39

【人】 2年生 松本志信

 別に狭いのは……っていや、広いよ。

[マンションの最上階>>201
ちょっと高いななんて、すっかり高い所は怖くなっちゃったけど。
招かれた部屋は世間ではどう評価される広さか知らないが
四畳半の住人にとっては幾分快適な広さだと思う。
まあ、二人で暮らすとしてもちょい狭いくらいが俺は嬉しい。]

 んや、ほとんど捨てて平気。
 大事なのは箱一つくらいで事足りるさ。

[その箱の中には知らぬうちに辛夷の花の書かれた緑色のペン>>6:107 が入っていることになるのだが
まあ、その話は後日詳しく語るとして。]

 ベッドないの意外。

[美容のためにふかふかのベッドで〜…とかはないようだ。
招かれたので床に座るとして。]
(205) 2022/09/18(Sun) 19:50:36

【人】 3年生 津崎 徹太

>>205
 なら、よかったです。
 とりま、この部屋にチカさんの荷物おいてもらえれば、あと、ベランダも荷物置けるけど、風強いんで、飛ばないもので。

[と説明しつつ、
 ベッドの件に関しては]

 最初、軍資金で買おうと思ったんですが、
 気が付いたら……

[機材を買って、結局床で寝てるとのこと]

 いや、今から買ったほうがいいかな?

[……といってから、
 なんか、余計なこと言った気がする]
(206) 2022/09/18(Sun) 20:03:15

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者からの便り】
[津崎さんが目覚めた日、小泉さんが亡くなった日の夜。私は夢を見た。

美術館の夢ではない、緑色の羽を持った綺麗な小鳥が、私のもとへと飛んでくる夢。

何だろうと思って手を伸ばして、小鳥は私の手の中へと収まった。

全然、気づかなかったけど、動物に触って平気だった、その時点で当たり前に現実ではなくて。
でも、その時の私は気づかずに、そっと小鳥の羽を撫でて、暫くその小鳥が私の手の中で寛ぐのを眺めて。

小鳥は私の手の中で、薄く輝いて、その形を失って、そうして私の手の中には、一通の緑色の封筒が残された。

そして私は、目を覚ました。]
(207) 2022/09/18(Sun) 20:03:16

【人】 1年生 朝霞 純

>>207
[ゆるく首を振って、意識の覚醒を促して。

不思議な印象の夢だったな、なんて思いながら、入院している間にすっかり習慣になった、目覚めたときにスケッチブックに描いた林檎の絵と津崎さんからもらった絵葉書を眺めるということを、いつも通りやろうとして。

スケッチブックを手にとって、ページを捲って、そこに緑色の封筒を見つけた。]

…。

[得体の知れない封筒に対して、然程恐怖感はなく。

私は封筒を開いて、便箋を取り出した。

綴られていたのは、小泉さんの言葉。>>6:105

記憶を喪っていたときのこと、私への印象、これからのこと。

私は何も小泉さんに返せなかったのに。

小泉さんは死の間際に、私に手紙を遺してくれた。

私は思い出す、あの時、最期の表情を看取ったことを。

あの笑顔を。>>6:122

私は、深く息を吸って、吐いた。]
(208) 2022/09/18(Sun) 20:05:22

【人】 1年生 朝霞 純

>>208
[絞り出す、自信のない、それでも決意を込めた言葉。]

…生きようと思います。不器用でも。自分なりに。

[やっぱり、私が生きててよかったとは思わないけれど。
やりたいこと、やれること、色々あると思うから。]

きっと、小泉さんのいたパン屋にも行きます。
香坂さんと、断られるかもしれないけれど、工藤さんも誘って。だから。

見ていてくださいね。小泉さん。

[死者は生者を見守ることが出来るのか、分からないけれど。
もし見守ることが出来るのなら、きっと見ていてくれるだろう。]
(209) 2022/09/18(Sun) 20:08:03

【人】 2年生 松本志信

 一週間以内はすげぇ無茶振りだと思ったけど
 まあ、数日で荷物は何とかなるな。

[棲んでるとこの解約とか、その辺もまあ何とかなるっしょ。
機材優先の話には、配信してたらそうなっちゃうかもねと頷くも]

 俺一人なら別に床でごろ寝でもいいけど。
 あった方がそりゃあ、身体に悪くはなさそう。
 まあ、……そうねぇ。

[“余計な”一言と憮然な態度に、ちょっと腕とか広げてみて]
(210) 2022/09/18(Sun) 20:13:33

【人】 3年生 津崎 徹太

>>210

 確かに、前は大丈夫だったんですけど、
 怪我してからは、正直、きついかも…。

[ガチだった。そうかベッド買うか。
 と見た先、両手を広げるチカさんに、
 数秒考えたあと]
(211) 2022/09/18(Sun) 20:21:17
津崎 徹太は、松本志信をハリセンで殴った。
(a26) 2022/09/18(Sun) 20:26:46

【人】 1年生 朝霞 純

【現在・パン屋への訪問】
[退院したからといって、そうそう骨折した足が治るわけがなく。
むしろ、歩き回っていたせいで完治するのが遅くなっているのかと思わなくもないが、リハビリでも勿論歩くため、恐らく関係ないだろう。多分、ちょっと酷く折れてしまっただけなのだ。

どちらにせよ、退院したあと、歩けはするけれど松葉杖がまだ手放せないという状況。

そんな状況だけど、とりあえずは日常生活が出来るようになって、外出すると他の人に迷惑かも、と考えなくもないけれど、それなりに日常生活を送れるようにはなったので。

私は香坂さんと工藤さんを誘って、小泉さんのいたパン屋に赴くことにした。

香坂さんと、工藤さんにLINEを送る。

“小泉さんの働いていたパン屋に行こうと思うんですが、香坂さん、工藤さんも一緒に行きませんか?”

もし一緒に行けたら、きっと売り出されているだろう甘夏みかんクリームパンを一緒に食べれたらいい。]
(212) 2022/09/18(Sun) 20:33:21
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a27) 2022/09/18(Sun) 20:37:34

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・友人と言うもの──

[それから、工藤は朝霞さんとは一見ドライな関係を築いたか。
 ごく普通の友人らしいことはしない。例えばそれは、一緒に研究室のメンバーの色恋沙汰について噂話をしたり、テレビやSNSの話題をを楽しむなどのことだ。
 しかし何をする時でも、彼女がそばに居ることを拒絶しなかった。]

朝霞さんが居たいならここに居ればいい。

 [そのようなスタンスで、朝霞さんが病室を訪れれば必ず受け入れた。それは工藤が退院して、訪れる場所が自宅になろうとも変わらなかっただろう。
 
 工藤から進んで話しかけることはほとんど無く、朝霞さんが話しだせばじっと目を見つめた。沈黙が二人の間に落ちれば、無理に話題を探さずに、ただ二人で静かな時間を共有した。工藤は大抵の時間、何かを描くか書くかして過ごしていたから、筆記具の走るサリサリという音だけが二人の間に落ちていた。]
(213) 2022/09/18(Sun) 20:39:54

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は軽症だった。無傷と表現した方が正しい。だからすぐに退院させられた。おそらくは朝霞さんよりも早く。

工藤は退院した後、毎日のように朝霞さんの病室を訪れようとした。家族に阻まれれば「そうですか」とあっさり踵を返し、面会できたとしても、]

……………………。

[特に何も話し出すことなく、朝霞さんの目を見つめた。何も話さないくせ、時折、唐突に脈を取ったり、朝霞さんの下瞼を押し下げて『あっかんべー』をさせたり、舌の色を確認したりした。そのようして健康状態を確認し、満足すると背を向けて帰っただろう。
 そのように、朝霞さんとの時間を重ねた。]

[何度かの病室への侵入が叶ったならば、やがては一冊のスケッチブックを見つけただろうか。>>5:+30
 あまり上手ではない、林檎の絵。もしもそれが見れたならば、]

 あまり上手い絵とは言えません。

[失礼なことを言って、それから]

 ですが、何か心が引き寄せられます。
 私には描けない引力が宿っています。

[そのように付け加えて、スケッチブックを返した。]
(214) 2022/09/18(Sun) 20:41:51

【人】 3年生 武藤景虎

[服ひとつ(ふたつ?)脱ぐのに大分苦労した気はするけど、その間の諸々もいろんな顔が見れたから良いかなと思う。

そんな想いが自分だけじゃなくて、結果オーライと思ってくれているなら救われる。

だから、お互い様と向けられた笑顔に心底安堵できた。>>202

その後の方が大変だということはオレはわかってたからまだよかったのかもとは、すぐに思うことにはなったが。]

 ん……、柚樹、

[熱く濡れた内壁を掠めて指を動かす間、途切れた吐息混じりの声で呼ばれて>>203耳元で囁きを返す。

痛そうな声ではなさそうだから、多分いろいろ戸惑ってるだけかなとは思って。

挿し入れた指には薄い粘り気のあるものが絡むけど、指ひとつ動かすのももどかしいくらいにひどく狭いのも確かで。

本当にこの後が大丈夫なのだろうかとは心配になる。]
(215) 2022/09/18(Sun) 20:48:52

【人】 3年生 武藤景虎


 ほんと、だいじょぶ…?

[ストップらしき声がかかって、顔を覗き込んだ。

根拠はよくわからないけど、本人が言うなら大丈夫なのだろうかと疑問符が浮かぶけど、いたたまれなくなって出た言葉っぽさは多少感じていて。>>204

確かめるように薬指を足して中に押し込んでみるけど、きつさに眉を顰める。

だから、大丈夫と言われてから多少執拗に掻き回してしまったかもしれないけど、「挿れていい」って言葉が脳裏に残ってて限界に拍車をかけてて割と必死だった。]
(216) 2022/09/18(Sun) 20:49:08

【人】 3年生 武藤景虎

[その間も制止の声はあったかもしれないが、反応とか指を苛む熱や感触に堪えきれなくなってから漸く指を引き抜いて、ハ、と息をひとつ吐いた。]

 ……、オレも、もう、挿れたいから、

[準備的なものが足りてなかったらごめんとは言外に、体を起こすと枕の下に手を突っ込んだから何かと思われたかもしれない。

めちゃくちゃ買うのに躊躇ってレジまで行くの時間かかったけど>>91、さすがに配慮しない程考えなしではないので。

なんか付けてるとこ見られるのは恥ずかしいので、見ないどいて、って声かけてから自分の方の準備をした。

避妊具をつける間の微妙に気まずい時間を経てから、両脚を開くように体を割り入らせて。

脚の間に目線を向けるとまともに直視した其処に、何度目か唾を飲んだ。]
(217) 2022/09/18(Sun) 20:49:27

【人】 3年生 武藤景虎


 ……っ、

[先端を当てただけで頭が眩む感じがして息を飲んで、ぐ、と腰を押し進める。

わかってはいたけど、すんなり挿入るものではないらしく、収まりきるには結構苦労しそうだ。

前傾して顔を覗き込むけど彼女の方が自分以上に相当しんどそうで申し訳なさが募って。

大丈夫じゃないだろうに大丈夫?とは聞けない代わり、伸ばした手で頬に触れた。]*
(218) 2022/09/18(Sun) 20:50:36

【人】 1年生 工藤美郷

──退院後の日常・追悼の日々──

[やがて退院し、小泉先輩の葬式も終わった後。
 結局工藤は一滴の涙も流すこと無く、小泉先輩との別れを終えた。
 工藤は一人暮らしの家に戻った。部屋はシンと静まりかえっていた。その静けさは、一人暮らしだからと言うのもあるが、やけに少ない家電のせいでもあった。
 カロリーバーと水だけで生きる彼女は、料理をしない。だから冷蔵庫のブーンという低い唸りも無かった。
退院してまず、冷蔵庫とオーブン、それに仏壇を買った。

 工藤は毎日決まった時間に起き、決まった順番に行動した。
 朝、まず寝床を几帳面に整え、街中が起き出して騒がしくなる前に、窓を開けて家中の空気を変えた。柔らかく吹き込む朝の匂いがカーテンを揺らし、解いた髪を撫で去るのを楽しんだ。風の勢いや香りや、鳥の鳴き声を聞きながら、一日の天気を予測した。]
(219) 2022/09/18(Sun) 21:18:25

【人】 1年生 工藤美郷


[そのルーティーンの中に、工藤はもう一つの行動を入れ込んだ。一日の始まりに、必ず小泉先輩への挨拶をするという行動を。]

 ………………………………。

[骨も写真も納まっていない仏壇に向かって、静かに手を合わせる時間。それは続けるうちに、生活の中に一定の心地よいリズムを生み出した。
 工藤は胸の内だけで、明け行く雲の色づきや、風の湿り気や渡り鳥の声から感じた季節の移り変わりを報告した。

 小泉先輩がこの世に引っ張り出してくれたから、今此処に在るのは工藤だ。絵の中の彼女では無く。そうして引っ張り出された世界から感じ取った好ましいものを全て、仏壇に伝えた。]
(220) 2022/09/18(Sun) 21:19:48

【人】 1年生 工藤美郷

[休日になれば、工藤はパンを焼いた。
 武藤先輩からもらった気に食わないレポート用紙は、夢から目覚めた時白紙になっていた。その真っ白なレポート用紙をじっと睨み付けると、あのツルツルとした、ペン先がやけに滑る感触が思い起こされた。それと同時に脳内に焼き付けたメモの内容も。

 粉を量る。水温を測る。生地を捏ねる回数も数える。発酵時間もオーブンの温度も夢の中と同じように作った。猫型に整形した時も同じ形になった。
 しかし出来上がりは、工藤の舌には小泉先輩のクリームパンとは違って感じられた。全く同じレシピのはずなのに、膨らみ具合も不思議と違った。
 おそらくは捏ねる力の入れ具合や、卵や強力粉の水分量や、微妙な室温やオーブンの違いが、そういった味の差異を生み出すのかもしれなかった。]

 作りたいものと違う味になりました。

[そう言いながら、工藤は自分では食べきれぬそれらを朝霞さんに分けた。あるいは墓前や仏壇に供えた。研究室のメンバーに振る舞うことを自分では思いつかなかったが、誰かに促されれば分け与えたかもしれない。]
(221) 2022/09/18(Sun) 21:21:26

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は何度作っても出来栄えに満足しなかった。だから休日が来るたびに全く同じレシピに挑戦した。
 朝霞さんからLINEが>>212来たのは、そんな挑戦を幾度か繰り返した後だろうか。]

『行きます。』

[絵文字もなく、それだけを伝えた。]*
(222) 2022/09/18(Sun) 21:22:07

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[正直なところ、指1本でも異物感はそこそこのものだったし、もう1本増やされたところで、大差は無かったのかなと思う。

でも耳元に落とされる、自分の名を呼ぶ掠れた声 >>215 一つ取っても、武藤の限界も透けて見えて。

だったら多少痛くても苦しくても、繋がってしまいたい……と、心から思った。

だって、この"準備"とやらが、多分、一番に恥ずかしいものだったから。

とりわけその後、武藤が避妊具をつけているらしい、そのほんの十数秒だか数十秒だかは、もうこの世からこの間の記憶だけ消えてくれて良いと思ってしまうくらいの、いたたまれなさだった。]

 …………だいじょう、ぶ。

[大丈夫だよ。相手は武藤なのだし。

気付けば、武藤の腰を挟み込むような姿勢になってしまっていたから、はしたないほどに両足は開いていて、それはつまり、誰にも見せたことのない部分を武藤に向けて差し出すような体勢になっていたわけだけど、それも見て見ぬ振りをして。

現実を直視してしまったら、頭が沸騰して倒れそうだもの、こんなの。

────でも、やっぱり、"初めて"の者同士、そう簡単には、お話は進まなかった。]
(223) 2022/09/18(Sun) 21:39:34

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ぃ、……ッ!!

[漏らすまいと思ったのに、歯の隙間から苦鳴が漏れてしまい、慌てて片手で口を塞ごうとする。

ひた、と頬に触れてきてくれる手に、擦り寄せるように顔を揺らし、大丈夫だよって言いたいのに、異物に怯えた身体が勝手に内側へ内側へと閉じていってしまう感覚が走る。

それは絶対に恐怖ではなく、緊張と羞恥が絡み合ったものだったのだろうと思うけど。

無意識に締め付けてしまうと武藤の形も熱もありありと解ってしまい、その感覚にまだ身悶えるという悪循環で、気付けばぼろぼろと涙が零れだしていた。

これ、きっと、武藤の側だって、痛いに違いないのに。]

 ごめ……っ、
 力、抜けない……ど、うしよ。

[でも、止めてほしくない。

"続きはまた今度"じゃなくて、今、ちゃんと繋がりたい。

欲しいと思ったのは武藤だけじゃなく私もだし、痛くても苦しくても構わないと思ったのは、私の方。]

 む、とう……おねがい。

 やめちゃ、やだ。

[離さないでという風に、武藤の背に両腕を回し、必死でしがみついた。*]
(224) 2022/09/18(Sun) 21:40:33

【人】 3年生 武藤景虎

───徹っちんの退院後───

[徹っちんには入院中も幾度か会いには行ってたけど、退院したらいつも通り遊んだりできるかなと思ってた。

あの美術館に行った時、確か駐車場でカラオケ行く時は適当に誘ってとは受け身で告げてたけど。

いつ会えなくなるかはわからないとは、今回の夢の件で学んだことだ。

実際、徹っちんがいなくなったらを最後の天使のお告げの前心のどこかで想定しては、もっとこうしておけばとか話しておけばと後悔したから、オレの方から予定を聞くためにLINEを投げた。

その時初めて、イギリスに1ヶ月後くらいあとには旅立つことを教えてもらえただろうか。]

 『いつ空いてる?』
 『とりあえずオレとカラオケ行くのと』
 『くっきーと3人でパフェ食う日の分は空けといて』

[あとそれからなんかある?と、一緒にいたくっきーに尋ねてみた。]

 『まつもっちゃんてどうしてる?』
 『と、くっきーが心配してたので』

[めちゃくちゃ連投してしまったのはすごく焦ってたのがあるからだろう。

また戻ってくるとは言ってもいつのことかわからないから。]*
(225) 2022/09/18(Sun) 21:52:37

【人】 2年生 松本志信

 そりゃなぁ、医者に言ったら怒られるぜ?
 なるべく無理はしてほしかねぇんだけども。

[広げた両手には寄せられてはくれなくて。
ちょっと虚しく誤魔化すように頬をぽりぽり掻いてはみたけども。

手を伸ばして引き寄せれば、さすがに腕の中には来てくれるだろうか。]
(226) 2022/09/18(Sun) 21:59:16

【人】 3年生 津崎 徹太

>>226

 無理はしないですよ。
 そこんところはわかってるんで。

[広げた両手、しまいどころがなく、
 下がるけれど、
 また手が伸びれば
 のそり近づいて、そこに収まろうか。
 体格は似たようなものかな]

 
(227) 2022/09/18(Sun) 22:06:17

【人】 3年生 武藤景虎

[明らかに痛そうというか苦しそうなのは表情から見てとれて>>224、やっぱやめといた方がいいかなとは頭をよぎるけど。

その方がきっと良いとは理性ではわかっていても腰を引けずにいた。

溢れてきた涙の粒が頬に当てた掌を濡らして、もうやめとこうって喉から出かかった。

けど、悲痛に求める声と共、腕が背に回れば体を離すことなんて到底できるわけなくて。>>224]

 ……、っ、柚樹、っ、

[此処で留まっていても苦しいだけだから、半ば無理矢理身体を倒すと唇を食んだ。

熱い息を交わして慰めるように舌を吸って。

溶け合ってしまいそうなキスに集中することで、繋がってる部分のきつさとか締め付ける痛みは意識の外にいっていた。]
(228) 2022/09/18(Sun) 22:38:57

【人】 3年生 武藤景虎

[どれくらいかそうしてる間に、自分の恥骨が拡げて持ち上がった脚の付け根近くに当たっていることに気づく。]

 ……、はいっ、た、…、っぽい。

[唇を離して荒い息の合間で告げると、涙で濡れた眦に口付けを落として。

柚樹の方は大丈夫だろうかと落ち着くまで呼吸を整えながら待った。

ちぎれそうな痛みは今のところもうなくなっていて、落ち着いてしまうと別の感覚が迫り上がってきているのを感じる。

腰のあたりに感じる痺れとひくりと脈打つ自身に、小さく身じろぎして。
動かしたくなる衝動を抑えようと、整えたはずの息を一つ吐いた。]*
(229) 2022/09/18(Sun) 22:39:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 黒崎さんは変わりたい・その3 ――


[顔面改造の師匠(=津崎)に及第点を貰えるレベルに至っているのか否かは解らないけれど。

いくらか自己流加えつつ、髪や顔を弄るのにも慣れてきた。

練習がある日はどうしてもスポーツブラにせざるを得ないものの、それ以外の日はワイヤー入りだの詐欺要素入りだのも、それなり身につけるようになって。

そうしたら、大学への行き帰り、毎日のように美容院のチラシを手渡されるようになった。

どこかのお店(?)で働かないか(?)という、不思議なバイトの誘いも、男じみた格好の時は一度だって無かったのに、時折、そんな声もかかるようになった。

どうやら今の世の中は、美容院が供給過多で、女性が働く接客業業界は需要過多なのであるらしい。
────そしてまだ、スカートは買えていない。]
(230) 2022/09/18(Sun) 22:54:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[その日は昼過ぎに津崎と待ち合わせしていて、3人でパフェを食べに行こうって話になっていて。

なら午前中に付き合ってくれるかな、スカート買いたい、それ履いて待ち合わせ行きたい、と私は武藤にお願いをした。
"スカート探しの旅"に付き合ってもらう権利、今使わせてください、って。

あまり足を向けた事のない、繁華街のファッションビル。

武藤が日々あまりにも「かわいい」「かわいい」と私に言い続けるもので、その執念の擦り込み効果もあってか、スカートを履くこと自体には、もうあまり拒否感を抱かなくてはなっていた。

ただ、どうも膝丈は絶望に似合わなそうだし、ミニは恥ずかしいし、ファッション雑誌を開いてもあまりピンと来るものはなく。
そもそも着てみないことには実際似合うかどうかはわからないのが洋服というもので。

まあ、1時間くらいはうろうろしたと思う。
服って、あんまり見ると最後は何が良いんだか元々何が欲しかったのか解らなくなってくるもので、今日はもうダメかなあ、なんて思ってたんだけど。]
(231) 2022/09/18(Sun) 22:55:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………これ、いいな。

[とある店のマネキンに引き寄せられた。
店員さん曰く、落ち感のある綺麗めラインの大人プリーツ、マキシ丈……とか、なんとか。呪文かな。

お客様でしたらトールサイズのマキシ丈を絶対綺麗に着こなせると思います、と彼女に断言され、そういうものなのかなと私は武藤を顔を見合わせた。]
(232) 2022/09/18(Sun) 22:55:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 どう、かな。
 変じゃない……?

[試着室からおずおずと抜け出て、ゆらりと足を揺らしてみせる。
すとんと落ちるシンプルなシルエットだけど足さばきと風でふわりと揺れて、でもあまり甘ったるい感じもなくて。

チャコールグレーのそれは、今日着ているVネックのカットソーにも違和感なく合いそうで、このくらいなら抵抗なく着て歩けるかなあ、と。

お客様のようなスレンダーな方にこそ着ていただきたいアイテムですとか本当にお似合いですとか、世辞を山ほど貰ってしまい。

そして更にはそのセレクトショップで、このスカートなら絶対絶対このブーツがお似合いですとすごい勢いで推されたブーツも買うことになり。

元々着てきたジーンズとスニーカーをショッパーに入れてもらって、津崎との待ち合わせ場所に向かうことになったのだった。

私は武藤より1cm身長が低いのだけど、このブーツは3cmヒール。
武藤より2cmオーバーしてしまうけれど、武藤はきっと、全然気にしないんだろうなと思う。*]
(233) 2022/09/18(Sun) 22:56:54

【人】 1年生 朝霞 純

>>213>>214
[退院する前から、工藤さんは私の病室にしばしば訪れてくれていた。
私はもっと距離を置いて、たまに二人でいるような関係に落ち着くと思っていたのだけど、彼女が訪問してきてくれるのは、そして健康診断を行うのは、私と時間を過ごしたいと、私の体調を気にしてくれているのだと理解しているつもりだったから別に嫌ではなかった。

好意のある人と一緒にいたくなったり、その人の無事が気になるのは、今の私には何となく理解できるような気がした。
そういう行動を、実際していたからだ。

私の好意と工藤さんの好意の内容は違うだろうけど、その好意の内容がなんであれ、好意を抱いている相手のことはやっぱり気になるものなんだと思う。

私は彼女に好かれることが、ちょっと嬉しかった。
人と交わることが苦痛に感じやすい彼女が、私の手を取ろうとしてくれることが嬉しかった。]
(234) 2022/09/18(Sun) 23:01:36

【人】 1年生 朝霞 純

>>234
[何度か工藤さんが病室に訪れる中で、一度私が眠りから目覚めて間もない頃にやってきたことがあった。

私はいつもみたいに自分の描いた林檎の絵と赤い道化の絵葉書を眺める習慣の最中で、工藤さんが横合いからスケッチブックを覗いていたことには気づけなかった。

やがて、工藤さんの方を見ると、工藤さんはぽつりと言った。

“あまり上手い絵とは言えません。”

私は笑ってしまった、いつも隣で何かを描いている工藤さんの絵はとても写実的だったからだ。
私の絵は、確かに上手くないだろう。

でも、それでいい。

そう思ったとき、続いた一言。

“ですが、何か心が引き寄せられます。
私には描けない引力が宿っています。”

私は瞬いた。

ああ、私の想いは、彼女の思い出は、確かに生きている。

生きている。生きていくんだ。私の描いた絵の中で。

私は工藤さんの方を向いて、一言告げた。]

ありがとう。

[彼女の生きた証を残せたのは、下手な絵でも、誰かに想いを伝えていけるのは嬉しかったから。]
(235) 2022/09/18(Sun) 23:05:19
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 23:16:05

/*

きゃ!-1000とっちゃったwww

/*

きゃ、みんな優しいのですわ〜〜〜〜

【人】 3年生 津崎 徹太

― トラちゃん ―
>>225
[退院したあと、
 それでもまだ足はもうちょっと用心するとのことで、
 松葉杖生活となっていた。

 家に戻って、母からは、どうせ休学するのだから、
 実家に一旦戻ってこいと言われたけれど、
 いや、することあるし、とそれは断って、
 大学には来ている。


 そして、ちょうど教授と話しているときに、
 トラちゃんからのLINEが届く]

 ――……

[続けざまに送られてくる内容に、
 くす、と笑いが零れるが]

 ってことで、休学届けに印鑑お願いします。

[教授に書類を預け、研究室を出る。
 ともすると、教授が他のメンツにも報告はするかもしれない。
 ああ、彼は一旦休学して、また戻ってくるよ、と]

 
(236) 2022/09/18(Sun) 23:37:06

【人】 2年生 松本志信

 
 津崎くん自覚無いと思うけど、結構無理しいだかんな。

[夢の中でも幾分と無理をしていたと思ってる。
あの日、入院していた部屋で散々泣いたのもきっと
俺だけしかしらない津崎くんの姿なのだろうし。

おさまってくれた身体をしっかり抱いて気付く。
身長は津崎くんの方が少し高く見えるけど
体格は俺の方がちったぁ線が太そうだ。
別の国の血は多少華奢になるもんなんだろうか。]
(237) 2022/09/18(Sun) 23:43:15

【人】 3年生 津崎 徹太

>>237

 今回は特殊ケースだと思うんですけど、
 でも、

 怖かったです。

[唇を離してからぽつり、
 この人にしか言えない本音を、
 そして、またその顔に頭摺り寄せる]
(238) 2022/09/18(Sun) 23:54:05

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ 不幸になって初めて、自分が何者であるかわかるのです]
(239) 2022/09/19(Mon) 0:12:50

【人】 母親から見た 小泉義哉

―― 小泉家の後日譚 ――

[ それは義哉のお葬式の日のこと。
 あの子の後輩らしい女の子が>>56>>57
 夫に言い放った言葉に心当たりがあって、
 夫の一声で葬儀場スタッフに追い出された女の子を
 追って、私は話を聞きに追いかけました。

 「……さっきのはあの子の遺言なの?」と震える声で
 尋ねたら、あの女の子は何と答えたかしら。>>-386
 いずれにせよ、私にはそれが
 あの子の本音と分かったから、
 女の子がその場を去った後も、
 私は茫然とその場に立ち尽くしていたのです]
(240) 2022/09/19(Mon) 0:13:10

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ たまには義哉の部屋を掃除しなければ、と
 お葬式からしばらくしてあの子の部屋に入りました。

 泣き濡らしたのでしょうか。
 表紙がよれた数冊のノートが机の上に
 出しっぱなしとなっていました。

 本来なら、母親である私にも見てはいけないような
 あの子のプライベートなもの。
 けれど、私はもう直接本人からは
 教えてもらうことの叶わない、
 あの子の本当の気持ちを知りたいという気持ちを
 抑えることができなくて、
 そのノートを開いてしまったのです]
(241) 2022/09/19(Mon) 0:13:29

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ そこに書かれていたのは、
 夫から言われて嫌だったこと、>>1:43>>3:9
 夫が私を責めるのをやめてほしいという願い、>>3:10
 憧れていたパン屋になれないことへの憤り、>>3:12
 自立したら父親には絶対に会わないという強い意思、

 義哉が幼かった頃、夫の躾が厳し過ぎることは
 分かっていました。夫には苦言を言っても、
 私の出来が悪いからと返されてしまうから、>>3:10
 私には義哉の涙を拭ってやって
 あの子を抱きしめることしかできないと
 思っていたのです。

 離婚という選択肢は頭に浮かんだけれど、
 専業主婦で頼れる身内もいない私が、
 離婚後にあの子を幸せにしてあげることは
 できない気がして……。
 私が夫の暴言を我慢すれば幸せだと、
 本気で信じていたのです]
(242) 2022/09/19(Mon) 0:13:45

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ パン屋のことも夫には何度も説得しました。
 けれど、ずっと折れてくれませんでした。

 義哉にもパン屋になりたいのならなってほしい、
 好きなように生きてほしいと、何度も言いました。
 けれど、あの子は大学に行くからいいと
 いつもやんわりと断って――

 きっと私に気を使っていたのでしょう。
 と、このノートを読めばわかるのですが、
 あの頃の私は、あの子の気持ちを
 きちんと汲んであげることができませんでした。

 そんな思いに耽っていれば、泣き腫らしたのかしら
 とても文字が滲んだページに行きつきました。
 そこに書かれていたのは、]
(243) 2022/09/19(Mon) 0:14:02

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ 「父さんは可哀そうだ」]
(244) 2022/09/19(Mon) 0:14:23

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ そこにあったのはその一文だけでした。
 しかし、次のページを読めば、
 あの日のことを経験して>>5:112>>5:113
 それを書いたのだと察することができました。

 それから綴られているのは、
 夫が求める“普通”と、あの子がなりたい自分との
 ギャップについての悩みと、
 あの子が思い通りに生きたら、私が夫に
 どう扱われてしまうのかに対する不安。

 最後のページに綴られた「逃げたい」の文字に、
 私の瞳からは堪え切れず、涙の雫が流れ落ちました。

 どれだけあの子はこの家にいて苦しかったでしょう。
 どれだけ私はあの子の逃げたいというサインを
 見逃したのでしょう。
 今更、後悔しても遅いのに、
 母親としてあの子に対してできなかったことだけが
 頭に浮かんでは、悔いる気持ちを抑えることが
 できませんでした]
(245) 2022/09/19(Mon) 0:14:37

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ それから、また数日が過ぎ、

 義哉が亡くなってから、
 すっかり意気阻喪といった様子の夫に
 あの子と私の涙で濡れたノートを見せることにしました。

 あの子はきっと夫に見られることは
 嫌がるとは思いました。
 
 けれど、私は夫にも知ってほしかったのです。
 あの子がどれだけ私たちを思いやっていたのか、
 そして、私たちは親としてあの子に
 本当は何を与えるべきだったのか、を

 ノートを読んだ後、夫は子供のように号泣しました。
 彼が何を思ったのかは分かりません。
 ですが、彼もまた自分がどんな父親であったのかを
 わかることがあればいいと、そう私は願うのです]
(246) 2022/09/19(Mon) 0:14:52

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ それから、私は「もう“普通”に縛られなくていいの」
 と囁いて、夫を抱きしめました。
 そして、私の胸の中でわんわんと泣き叫ぶ彼を
 見つめながら、その背をトントンと優しく叩きました。

 夫が息子にした行いが罪ならば、
 それをうまく止められずに助長させた私にも
 罪があるのです。

 いくら反省したところで、私たち夫婦に
 幸せや生きやすい人生が待っているかは分かりません。>>6:27
 もしかしたら、夫と別れる未来もあるかもしれないので、
 色々と準備は怠らないようにはしようとも思います。

 ですが、今はただ、罪を共有できるこの人の側で、
 お互いに支え合いたいというのが
 私の本音ではありました]**
(247) 2022/09/19(Mon) 0:15:08

【人】 2年生 松本志信

 だろな、俺も怖かった。
 だからもう、怖い思いはしてほしかねぇよ。

[守る、なんて大それたこと言うつもりはねぇけど。
せめて一緒にその気持ちを背負ったり分け合ったりしたい。
多分、先に逝ってしまった人もそうやって“生きる”ことを望んでるだろうから。
摺り寄せられた頭に瞳を細めて。]
(248) 2022/09/19(Mon) 0:20:47

【人】 1年生 朝霞 純

【日常を分かち合う】
>>213
[退院して、まだ松葉杖が取れないままに日常へと戻って、私はたまに工藤さんを行動を共にするようになった。

というのも、病室に度々顔を出してくれた、その延長線上のようなもので、人気のないスペースで一緒に課題に取り組んだり、カロリーメイトを食べてる横で野菜メインのお弁当を食べたり、時にはただぼうっと二人で何もせず虚空を見つめて時間を過ごしたり、そんな感じだ。

そのうちに工藤さんが、家に来てもいいと言ってくれて、流石に工藤さんの家の中を全部平常通りに保つ自信はなかったので最初はお断りしたのだけど。

私の家に招いても、工藤さんと私の家族の相性はすこぶる悪く、察するということが出来ない工藤さんと遠回しな表現を多用する家族とですれ違いが起き、私の部屋で休んでもらおうにも私の部屋にまで両親はやってくるわけで。

そも、アジアン系の小物や、中華系の瑞獣などの置物、小説や図鑑などが納められた本棚のある情報量の多い自室が居心地の悪いものだったかもしれないとも後で気づいて。

それらの要因が重なったこともあって、私は工藤さんの家の合鍵を受け取って、彼女の家に赴くようになった。]
(249) 2022/09/19(Mon) 0:22:42

【人】 1年生 朝霞 純

>>249
[工藤さんは度々猫のクリームパンを作っているようだった。>>221
クリームパンはアレルギーに引っ掛からずに食べられるので、私は何度かご相伴に預り、クリームパンを食べた。

正直に言って、美味しかったと思う。

でも彼女は食べる度に、表情には出ないけれど、何度も何度も咀嚼して飲み込んで、少し間を置いて、また食べてを繰り返していて、何となく、出来に納得してないのかなとは思った。

“作りたいのと違う味になりました”

言葉を聞いて、頷いた。
そんな風に彼女が拘るのは珍しい。
上手くやれないことを繰り返すイメージがなかった。
彼女が何度も悩みながら、クリームパンを休みの度に作るのを見守って、食べて、やっぱり納得しない様子で作り直して。

その様子を見て、小泉さんのことを思い出す。
工藤さんは毎回クリームパンを猫の形に成型して、顔を描いて完成させる。
それは彼女が自分からは決してやらないことのように思えたから。

きっかけがあったんだと思う。

猫のクリームパンに拘るきっかけが。
どうしても再現したいという味を知ったきっかけが。

そして、それはもう自分で再現するしか触れる方法がないのだ。

その思い出の味には。]
(250) 2022/09/19(Mon) 0:24:54

【人】 3年生 津崎 徹太

>>248

 はい、
 あ……その
 チカさんに死にたいって言われるのが、
 今は一番こわいかも。

 だから、
 絶対、死なないでください。

[そんなお願い、昔だったら考えられなくて]
(251) 2022/09/19(Mon) 0:44:39

【人】 1年生 朝霞 純

【いつかの約束を】
[松本さんには、退院してからずっと、話しかけるタイミングを見失っていて。

松本さんだけじゃない、みこさんも、今泉さんも、黒崎さんも、トラくんも…津崎さんも。

香坂さんと工藤さんとはたまに話したり、工藤さんに至っては合鍵まで持っているけれど、親しいと言えるのは辛うじて工藤さんくらいで。

どうしたらいいのか、どうすればいいのか。

小泉さんから受け取った手紙の文章をふと思い出す。>>6:105

“やりたいことや言いたいことを我慢しているなら、遠慮なく口にするといい。”

どうやって口に出したらいいのか、それが分からない。

でも、このままずっと先延ばしにして聞けないまま卒業なんてことになれば後悔するのだけは分かる。後悔だけはしたくない。絶対に。

そんな矢先、教授から報告があった。>>7:236]
(252) 2022/09/19(Mon) 0:55:48

【人】 1年生 朝霞 純

>>252

休学…

[理由は聞けないんだろうな、と思うけれど、気になって。

津崎さんがどうして休学するのかが気になって。
松本さんがどうするのかが気になって。

津崎さんの事情に、そこに関係する人の事情に踏み込めないのは重々承知だけど、ずっと話したかった松本さんと話すきっかけになるには十分で。

そう、そのことを聞けなくても、ずっと聞きたいことがあったんだから。

松本さんに聞きたいことがあるんだから。

それをちゃんと、聞こうと思うから。

私は松本さんに電話をかけた。]
(253) 2022/09/19(Mon) 0:57:07
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a28) 2022/09/19(Mon) 1:02:22

【人】 2年生 松本志信

 あー……、…
 なんかちょっと間の抜けたこと言うかも知んねぇんだけど。
 なんか、そう思ってもらえんのって嬉しいもんだな。

[それこそ昔だったら考えられるはずのないことで。]

 一緒に生きるって約束なんだから。
 死なねぇよ。約束。

[ちょっと照れくさそうに笑った]
(254) 2022/09/19(Mon) 1:13:37

【人】 2年生 松本志信

─電話はバイトの途中で─

[それは津崎くんと暮らすのも少しだけ経った頃。
もうそろそろ、イギリスに行くって話も現実味を帯びだしたころで。
街の小さな定食屋のアルバイトの休憩時間。
煙草も禁煙をはじめて吸えないし、飴玉一つ口に放り込もうとした瞬間だった。]

 あいはい? あー、朝霞ちゃん?

[電話を取れば朝霞ちゃんの声。
なんかあったっけと思いつつ。]

 なんだどしたー?
(255) 2022/09/19(Mon) 1:22:02
津崎 徹太は、松本志信に照れた。
(a29) 2022/09/19(Mon) 1:27:11

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんとのLINEのこと────

[徹っちんからの返信、イギリスへ急遽渡る理由に表情を曇らせる。>>-1010

前にばーちゃんのお世話をするために第二の故郷的なその場所へ行くとは聞いていたから。

その時は、ばーちゃん子なんだなと単純に思った記憶が蘇った。

一年以内くらいにと言っていた少し前までは、共に過ごす時間の猶予はもっとあると想定していたはずで。

人はいつどうなるかわからないってことを自覚したばかりだったけど、会えなくなる人を見送る気持ちを一番強く感じたのはあの時最後に残った徹っちんだと思うし。

そういうこと考えると、やっぱり少し、心配になった。]
(256) 2022/09/19(Mon) 1:38:25

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

―― とあるお盆の日のこと ――

[ 美術館の災害から>>n0、数か月後のお盆のこと。
 義哉は初めて現世の地へ下ることを神様から許された。

 胡瓜の精霊馬に乗りながら、
 久しぶりの現世の空気を味わっていると、
 やがて精霊馬は、その地上へと降り立った。
 霊体のまま、ふわふわと浮かんで、
 まずは自分のお墓へと向かうことにする。

 そこに見えるのは、両親が2人揃った状態で
 墓前で佇んでいる姿で、
 父親の顔は自分の生前とは違い、
 どこか憑き物の落ちたような穏やかな顔だった。>>247

 両親はうまくいっているのか、と
 少々意外な顔をした義哉だったが、
 幸せで生きやすい人生を送っているのならそれでいい、
 と、穏やかに微笑んで、その場をあとにした]
(257) 2022/09/19(Mon) 1:38:39

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ それから、義哉にはどうしても挨拶したい人がいた。

 天国には毎日挨拶をしてくれる心の声も届いていたし、>>220
 たまにお供えされるクリームパンもいただいていた。>>221
 だから、彼女にはこちらの姿が見えず、
 声も聞こえないとは分かっていても、
 きちんと自分の思いを伝えたいと思ったのだ。

 このお盆の時期まで彼女がクリームパンを
 作り続けていたのかや、
 まだ、出来栄えに満足していなかったのかは
 分からないが、
 いずれにせよ、義哉はお供えがあれば美味い美味いと
 満足そうにいただいていたのは確かである]
(258) 2022/09/19(Mon) 1:39:06

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ ふわふわと漂いながら、
 もし工藤の姿を見つけることができたなら、
 そっと彼女の耳元へ近づいて、内緒話でもするように
 手をあてながら囁いただろう]
(259) 2022/09/19(Mon) 1:39:43

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ それから、工藤から離れて、
 再び現世の空気の中をふわふわと漂う。

 茄子の精霊馬に乗って天国へ戻るまでに、
 もし見ることが可能であったなら、

 デートしている恋人達の姿や、
 いずれ帰ってくる恋人のために
 料理を頑張っている友人の姿、
 仲良く連れ立って遊びに行く後輩達の姿を
 微笑みながら眺めていたかもしれない]**
(260) 2022/09/19(Mon) 1:40:16

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんとカラオケのこと────

[それから、約束を取り付けた日に徹っちんとカラオケに行った。

歌を歌いに来たので菓子は割に合わないので我慢する。

徹っちんが歌うのが聴きたいから、オレは別にと思ったんだけど、せっかくだから何曲かは歌った。

(機械の採点は平均90点くらいだった。
声量のポイントだけやたら高かったのは特に意外性はない。
音割れはマイナス換算されてた。)

好きだと伝えた曲は勿論リクエストして、あとは何を歌ってくれたっけ。

どの曲もやっぱり聴いてて心地良い歌声だと思ったのは確かだけど。]
(261) 2022/09/19(Mon) 1:44:57
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。
(a30) 2022/09/19(Mon) 1:48:14

【人】 3年生 武藤景虎

[カラオケの時間は歌う以外はもったいないらしいので、時間いっぱい歌った。

いつもだったらそのまま別れてもよかったけど、しばらく会えないかもしれないし。

何か雑談というか、話しときたかったから適当な喫茶店辺りに寄って。

雑談はオリジナルの曲は動画アップすんのとか、とりとめない話が大半。

でも「心配はかけてごめん」のこと思い出して。
あといつだったか、「もっと素直に自分出していい」>>3:-10と言ってたので余計な世話かもだが素直な意見を言った。]

 徹っちんが目の届かないとこ行くのは心配だけど、イギリスはばーちゃんいるからそんな心配してない。

[ばーちゃんとお別れの時が来て、その時一人なら心配になる、とは言えなかった。

代わりに、]
(262) 2022/09/19(Mon) 1:48:54

【人】 3年生 武藤景虎


 オレは徹っちんのこと放っておけないと思うし、
 それはこれからも変わらんけど。

 呼ばれたらいつでも行くし。

 でも常に見張っではおけないのも事実なので、
 徹っちんに寄り添う人…、
 というか、徹っちんが寄り添いたいと思う人が、
 そばにいると安心だなって思う。

[見張っておかないと一人になる性質らしいので、どうしても常には無理がある「見張る人」より徹っちんから見て「放っておけない相手」がいれば一人になることないんじゃないかな、とは安置かもしれないけど。]*
(263) 2022/09/19(Mon) 1:50:18
武藤景虎は、>>263 見張っで→見張って (なんだこの変換ミス
(a31) 2022/09/19(Mon) 1:53:34

武藤景虎は、>>263 安置→安直 もうだめだ寝よ…
(a32) 2022/09/19(Mon) 1:55:05

3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a33) 2022/09/19(Mon) 2:00:59

【人】 1年生 工藤美郷

──後日談・小泉先輩のお母さんと>>240──

[葬式から追い出された工藤は、不満そうな顔をするわけでもなくふらふらと外に出た。
 そして柱に額をぶつけてしばらくの間フリーズした。]

 ……………………。

[小泉先輩の母親が追いついてきた>>240のはその時か。
 平素通りの顔を彼女に向けて、「さっきとはいつのことですか。あの子とは誰の事ですか」と尋ねた後に、やがて聞かれていることを理解すれば]
 
 私が男性に言った言葉は、小泉先輩のものです。

[おでこをヒリヒリさせながら答え、話が終わったならばその場を後にした。
 立ち去った後にも、女性は立ち尽くしていた。
 彼女たちがどのような道を歩むのかは、工藤には知れぬこと。]*
(264) 2022/09/19(Mon) 5:39:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 約束のパフェ ――


 ……久しぶり。
 …………女子力、上げてきました、が…………。

[どうかなあ、と問う声は自信なさげに萎んでいく。

あまりにも久しぶりなスカートは素足が空気に触れてすうすうと心許ない(下にスパッツ履いてくれば良かったと心から思った)し、なんだか、津崎とは微妙に気不味いままで。

あの美術館で、ろくに詳細も知らぬまま朝霞さんとの事に首つっこんで返り討ちにあったり、美術品を壊しまくって自棄になっていた彼を止めたい一心で、結局、津崎を傷つけるような言葉しかかけられなかったり。

しまいには、病院での一件 >>41 でも、心配させてしまったし。]
(265) 2022/09/19(Mon) 5:56:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[
  "マブダチ"って言ってもらえた、けど。
  いつ見限られても仕方ないんだよね…………。


臆病は加速するばかりで、せっかく交換したLINEもこちらからはメッセージを出せないまま。

松本さんがあれからどうしているのかすら直接問えず、武藤に頼んでしまった >>225 くらいには。

でも──というか、だから、というか──、津崎がイギリスに行ってしまう前にパフェの約束に応じてくれたのは、純粋に嬉しかった。

嬉しかったからこそ、努力の跡を見てもらおうと、思ったわけで。]
(266) 2022/09/19(Mon) 5:56:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[せっかくだから、果物専門店のお高いパフェ。
もちろん、武藤も好みそうな"チョコレート"の文字もメニューのそこそこに見える。]

 津崎は、シャインマスカット、なんでしょう?

["シャインマスカットは俺のモン"と言っていた >>4:292 くらいだから、初志貫徹するのだろうし。]

 ……なら、別のにする。
 マスカット、少しちょうだい。

[ピオーネかなあ、黒い葡萄も美味しいよね。でも私、いちじくも好きなんだ……と悩んだ末に私は、マロンといちじくのパフェにして。
武藤はきっと(絶対)チョコ系だよね。知ってた。

私の気不味さとはまた違う方向で、津崎が"前と同じ距離は、どう考えても難しい" >>-535 なんて及び腰になっていたなんて、私は知らない。

武藤は恋人だけどそれ以前に友人でもあって。

友人としての思い入れなら、私にとっては武藤も津崎も全く同じ感じなのだけど、それは口で伝えても伝わるものか、言葉を尽くしても理解して貰えるかどうかは、そこはちくちくとした不安がある。]
(267) 2022/09/19(Mon) 5:58:29

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[でも、言葉が伝わらないからって、諦めたくない。

津崎の事、大好きなんだよ。
結局、私に似合う歌っていうのを聞かせて貰えてないのは未だに残念だけれど、いつか聞かせてもらえる機会は訪れると思っていたい。

イギリスに行ってる間、動画配信の未編集データが日本に置きっぱなしと言うなら、それ整理しに行く(津崎の代わりにアップロードする)くらいのことは喜んでするつもりだし。

だから、ここで少しだけ憮然とした顔になってしまうくらいは、許して欲しい。]

 ……え?松本さんと暮らしてるの?津崎の家で?
 ────早く教えてよ……。

[松本さんの事、私がすごく心配していた事は知ってたでしょうに。
ほんと、津崎は、言葉が足りない。*]
(268) 2022/09/19(Mon) 6:01:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[優しい武藤には、酷なことを頼んじゃったな、と思う。
泣いている相手に、もっと酷くしろって言ってるようなものだったし。

でも、欲しかったんだもの。
武藤の全部、私にちょうだい、って伝えたかった。
私の全部も、武藤にあげるからさ。]

 …………とら。

[苦しそうに名を呼んでくる武藤 >>228 に、大丈夫だから、って笑おうとしたけど、やっぱり見上げた顔は、水膜の向こうに滲んで見えた。

抱き締めて抱き締められた勢い、またずくりと胎内に熱いものがねじ込まれた感覚が走ったけれど、それでいいよと、震える舌を武藤の元へと差し出した。]
(269) 2022/09/19(Mon) 6:44:28

【人】 3年生 黒崎 柚樹

 …………?

 は、い…………った……?

[多分、そこそこの時間は経っていたのだと思う。

背や腹が強張るくらいの緊張状態はそう長く続くものでもなかったようで、中途半端に浮いていた足も、力無げにゆらりと揺れて。

頭に靄がかかったみたいになっていた中、鸚鵡返しにして緩慢にぱちぱちと瞬いたら、宥めるような唇が眦にも落とされた。

正直、まだ、痛くないと言えば嘘になる。

ずきずきと脈打ってるのが、自分の裡なのか、武藤のものなのか、それすら判然としないけれど。
でももう、自分の身体は、武藤を追い出そういう方向には働かなくなっていた。]
(270) 2022/09/19(Mon) 6:45:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 い、いよ…………?

[武藤、ずっと待っていてくれたんだろうなと思う。

"これ"で終わらないことくらいは、さすがの私も、知ってるし。
この、待つという行為も、少なからず苦しいものだったのだろうし。]

 動いて、いいよ。

 …………ちょうだい……?

[囁いたら、したいこと、してくれるかな。

多少乱暴に扱われたって、私はそのへんの女の子よりは余程に頑丈なんだから構いやしないのに、どこまでも武藤は優しいから。

身体の奥の奥、熱く脈打つものは、かけてくれる言葉以上に"柚樹が欲しい"って言ってくれている風で。
私は小さく微笑みながら、武藤をぎゅうと抱き締めたのだった。*]
(271) 2022/09/19(Mon) 6:46:17

【人】 1年生 朝霞 純

>>255
[松本さんにかけた電話は、ちゃんと繋がって、どうした?という声が聞こえる。

その声に、少しだけ身体が強ばった。緊張する。

私は知らない、松本さんが今どうしているのか。
津崎さんとどんな関係を築いているのか。

松本さんの教えてくれると言ったこと、聞きたいけれど。
大切な人には、教えたい人には、もう教えているはずのことで。
聞かせてくれると言ったけれど、その言葉を覚えてくれているのかとか、わざわざ私が聞いていいのかとかそんな気持ちがまだあって。

あの時、先延ばしにしたことを、今更聞けるのか、分からないけど。
聞いていいのか、分からないけれど。

でも、やっぱり聞きたいから。]

こんにちは、松本さん。
対面じゃなくて電話で話すのは初めてですね。
私、大切なことはなるべく対面で話すようにしているんですけど、松本さんも忙しいと思うし、電話口で失礼します。

いつか聞かせてくれるといった、松本さんの文字が読めない理由。教えてくれますか?

…忙しかったら、用事を済ませた後ででも。

[言葉を紡ぐ、まずは最初に聞きたかったことを。
津崎さんのことを聞くかは、松本さんの返事の後、かな。]
(272) 2022/09/19(Mon) 7:57:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 王子様デートしたっていいじゃない ――


[高校生の頃は、選択肢が限られていたし、その選択肢が、そも自分に合うものではなかったんだなと、つくづく思う。

お化粧覚えて年相応の服を自分で買えるようになれば、悩んでいたことが馬鹿らしくなるくらいにはあっけなく、私は"女の子"になることができた。

すれ違い様、「でけー」なんて言われることは時々あるも、でも同時に「あの人、モデルかな」なんて声も聞こえてくる。そして「女装」と言われることはもう無くなっていた。

……となると、一周回って、してみたいことが出てくるもので。]
(273) 2022/09/19(Mon) 7:57:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ねえ武藤、服貸して。

 "男装"するからデートしよう。
 いや、デートじゃないか。普通に、遊びに。

[どうせならユニセックスものとかじゃなくてごりごりに男の格好したらどうなるか試してみたい、なんて。

こういう時、背丈がほぼ同じというのはとても便利で、こうでもないああでもないと武藤と2人、2人分のコーディネートを考えた。1人の持ち服なのだから、当然、似た感じになったわけだけど。

そのつんつん髪ってどうやってるの?と、髪は武藤にやってもらって。

化粧も落とせば、うん、充分男に見えるんじゃないかな。]
(274) 2022/09/19(Mon) 7:58:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ふふ、はは、あの声かけって、水商売の、だったんだ。
 知らなかった。

[今日の目的地であるところの映画館を目指し歩く道すがら。
通りのすぐ向こうには猥雑な空気の歓楽街が広がっている。

私と武藤はホストクラブのキャッチにやたら絡まれた。2人セットで、ホストになりませんか、って。

なるほど、女の格好で歩いている時の"うちの店で働きませんか"はつまりホステス的な(更にはもっといかがわしいもの的な)仕事の斡旋だったんだなあと今更気付いてくすくす笑う。

どっちが多く声をかけられるか競争する?なんて言いかけたけど、10中10、2人セットでスカウトされるから、その競争は全く意味がないと気付く事になった。

常よりはいくらか"チャラ男"度が増して見える武藤は、でもいつも通りに精悍だし、こっちに向ける笑顔はどこまでも優しいし、かっこいいな畜生、って思ったな。それはもう、何度も。]
(275) 2022/09/19(Mon) 7:59:49

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[────まあ、かっこよかったのは、お互い、ここまでで。]

 ……………………。

[ねえ、泣いてる?と繋いだ指で会話するように軽く力を入れると、直後、握り返される。

それは肯定なのかな。否定なのかな。
ちらりと傍らに視線を送っても、その真偽まではわからない。

眼前のスクリーンには大ヒット中の新作映画が流れていた。
"めちゃめちゃ泣ける"と評判のもの。

泣かずに耐えられるか競争ね、なんて気安く観に来たのだけど、上映開始30分にして涙腺が崩壊しかけた。

恋人が死に別れる未来が確定している悲恋ものなんて、どうしたって、感情移入しないわけがないわけで。
誰だよ見に行こうって言ったの。私だな。

  ああ。生きてて、良かった。
  武藤とまた会えて、良かった。


そう思ってしまったらますます泣けてきて。
私の側が降参で良いですとばかり、湿った音で鼻を小さくすすり上げたのだった。*]
(276) 2022/09/19(Mon) 8:01:39

【人】 3年生 武藤景虎

 ────3人でパフェの話────

[徹っちんとカラオケ行ったより後かな、3人でパフェ食いに行く約束した日。

待ち合わせの前にくっきーの服探しの旅につきあった。>>230>>231

なんでもかわいいと言いかねないのでオレの意見はあまり参考にならなかったかもしれんが、気になったのが見つかったようでよかったなと思っていたら店の人も絶賛してたし、脚がほぼほぼ隠れるプリーツは実際似合っていたと思う。>>232>>233

それからヒールでオレより若干背の高くなったくっきーと、徹っちんとの待ち合わせ場所に着いたのだった。

徹っちんはくっきーがちゃんと女の子らしくすればモデルいけたと言ってた>>3:169し、そもスカートとか見たいと最初言ってたのも徹っちんだし、スカート姿見せられたのはよかったのではないかと思う。]
(277) 2022/09/19(Mon) 8:02:26

【人】 3年生 武藤景虎

[パフェはなんかフルーツ的なものが売りっぽい店だったので、バナナか苺か迷ってバナナの方にした。チョコパフェ(確定情報)に混ざってる具材の話だ。

あのレストランの昼飯の時と同じように、食べてるやつ貰ったり、スプーン差し出したりしたと思う。]

 前は義兄弟の盃だったがー、
 今回はなんだろ、桃園の誓い?

[徹っちんがイギリス行くこと考えてそんなことを言った。

桃のやつ頼んどきゃよかっただろうか。

二人の仲のことは実際特に心配してないんだが、しばらく会えなくなる前になんか心残りがはないと良いなと思うので、なんか真面目な話始めたら余計な口挟まずに見てた。

いや、ちょっと挟んだりはしたかもしんないけど。]*
(278) 2022/09/19(Mon) 8:02:51
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a34) 2022/09/19(Mon) 8:19:09

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者への便り】
[退院してまだそんなに経たない頃、松葉杖をつきながら、何とか大学生活に復帰した頃。

工藤さんの家に招かれて、たまにお邪魔して、そっと課題を進めるのを見守ったり、工藤さんの作ったクリームパンを持って小泉さんのお墓参りに一緒に行ったくらいの頃。

私はお墓にクリームパンを供える工藤さんを見ながら、小泉さんのお葬式に行けなかったことを考えていた。

そう、私はまだ、小泉さんにちゃんと挨拶をしていない。

自分なりに最期は看取ったし、見守っていて、とは病室で手紙を受け取ったときに言ったけれど。

ちゃんとした挨拶も、お礼も、まだ出来ていない。
お別れの言葉は、何だかちょっと寂しいし、見守っていてほしいなら違うかな、なんて思っていたわけだけど。

小泉さんはやっぱり旅立ってしまったから。

せめて手紙くらい送りたい。
お礼と挨拶と、ちゃんとしたお別れの言葉を。
様々なものを遺してくれた感謝を、旅の無事を祈る言葉を書こうと思う。

工藤さんと一緒に、そして出来るなら…]
(279) 2022/09/19(Mon) 8:52:33

【人】 3年生 津崎 徹太

― カラオケ ―
>>261
[めっちゃ、うきうきしてます。
 これまでになくうきうきです]

 よし!いく!

[いつもヒトカラなので、
 少し照れはあったけど、
 部屋に入ると、さっそく機器をとって、
 選曲はえーっと、と、
 菓子なんぞ眼中にはない]

 あ、これがいい、これこれ、
 最初の部分、俺、うまいから、
 ドラゲナイとこ、一緒に歌おうぜ。

[いきなり選んだのは、国内アーティストだったとさ]
(280) 2022/09/19(Mon) 8:53:44

【人】 3年生 津崎 徹太

>>262

[目が青くても、育ちは日本なので、
 日本に関しても古のものから(?)
 今のボカロまで、実によく聴いてるのだった]

 トラちゃん、何か歌ってほしーのある?

[そんなこといいながら、
 神っぽいな、フォニィとかも普通に歌ってしまうという、
 歌に関してはものすごく奔放であることを知るだろう。
 それでも、時間はすぎ、よし、出よっかと
 トラちゃんもめっちゃうまいやん、とか話しながら]

 そだな、寄ってくか。

[話をしないと死んじゃう系のトラちゃんが話したそうだったから、それは了承する]
(281) 2022/09/19(Mon) 9:02:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― ペットシッター ――


[心底死にたいと思っていた人に、首に縄つけて見張っておきたい >>5:198 とか、首輪つけておきたい >>6:+59 とか、本気で思っていた私は、多分優しくもなんともなくて、自分の正義を押しつけたいだけの子供だったのだと思う。

もしも津崎がこの世を去っていたら本当にそれを実行するつもりだったのだけど、その未来は来なかった。

逆に、想像だにしていなかった、"渡英中の津崎のマンションで松本さんが一人留守番をする"なんて状況になっていて、初めて聞いた私は「……は?」と暫く固まっていた記憶がある。

同居、いや、同棲しているというところまでは聞いていたけど、そこまで、何というか……情熱的な?親密な?関係に至っていたのか。と。

なので、元々予定していた"ペットシッター"の見守り行動の行き先は、主不在の津崎の家になった。]
(282) 2022/09/19(Mon) 9:10:41

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[月に1度……いや、最初はもう少し頻度が高かったかな。

松本さんは料理をしない人だったから、ちゃんと食べているのか心配になって、実家のおかずを多めに作ってそれを届けに行ったりしていた。

愛の力とは偉大なもので、定食屋でのアルバイト >>255 を始めていた松本さんは、自らもぽつぽつと料理をするようになっていて。

そこにはもう全然、"死にたがり"の影なんて見えなくなっていたから、"見守る"意味も既に無くなってはいたのだけれど。

でもきっと、"自分のための料理"には腰が重いに違いないと踏んで、何かと理由をつけて、"ハッピーセット"でお邪魔していた。]
(283) 2022/09/19(Mon) 9:12:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 唐揚げ、作ってきました。
 津崎、この家で揚げ物するの嫌がるかなと思って。

 あ、あと、野菜も色々。

[松本さんと一緒にこの家で夕食作って食べてもいい?と津崎に問い合わせたら、返事の冒頭がまず"焼肉厳禁"だったから、これは私が思う以上に津崎は潔癖……というか綺麗好き?なんだなと察して。

松本さんが覚えた料理、私が普段作っている料理、あれこれ持ち寄って、武藤と3人で宴会するのがなんとなくの定例会になっていた。

ついでに皆の顔と料理とを自撮りして津崎に送りつけるまでがセットになっていて。]

 『今日は焼売!』
 『私のは海老入り、松本さんのは干し貝柱入り!』
 『あ、唐揚げはここで揚げてないよ、』

[そんなメッセージつきで、ビール缶掲げてウェーイな私たちの写真を見た津崎がどんな顔してたのかは、知らないけど。*]
(284) 2022/09/19(Mon) 9:14:30

【人】 3年生 武藤景虎

[やっとの思いで繋がった体が自分の体の下でいくらか弛緩したのに気づいても、胎の中に異物がある状態で苦しかったりはするんだろうなと思う。>>270

抱き合う形で其処は見えてないけど、血とか出てるのだろうし。

それでも目標達成したような満足感はあったから、入った?と確かめる言葉に小さく笑って返す。

満足感はあるといってもある意味ひとつのゴールに辿り着いたつもりでも、この状態では本来の欲求が擡げてしまうのは仕方ないこととはいえ心苦しくは思った。

自身の脈動なのか包んでいる肉の方の収縮なのかはわからないが、焦れるような緩慢な刺激のせいでこのままじっとしてたら治まるとも思えず。

ガチで素数でも数えるべきかと思ったけど頭は回らなかった。]

 ……、うん?

[何かを承諾してるらしい囁きが聞こえて、堪えるように瞑っていた目を開ける。>>271

オレの自分本意な苦しみよりは余程苦しいだろうに、動いて良いと続けられていじらしさに胸が締め付けられた。

それから、求める声と抱き寄せる腕に、最後ギリギリで繋がってた箍がブツリと切れる音がした気がする。]
(285) 2022/09/19(Mon) 9:15:25

【人】 3年生 武藤景虎


 あーー…、もう…、
  ばか、っ…、

[彼女に対して初めてついた悪態と共、抱きしめ返して腰を引くと、張り詰めた熱を一息で深くまで貫いて中に返した。

堪えてた分とかあるかもしれないけど、脊髄からビリビリ痺れる感覚が全身に伝わる。

初めて感じるくらいの快感に歯止めが効きそうになく、熱く締め付けてくる内壁を抉るように腰を打ち付けた。

中は元より繰り返し当たる恥骨が痛いかもしれないとか思いやる余裕はなくて。]

 ……、っ、は、…、
 ゆず、…っ、ゆずき、っ…、

[確かめるみたいに何度も名前を呼んで。

薄膜の下、先端にじわりと漏れ出してる劣情を感じながら唇に噛み付くように食めば、熱い吐息を飲ませた。]*
(286) 2022/09/19(Mon) 9:16:49

【人】 1年生 朝霞 純

>>279
[工藤さんと一緒に小泉さんへのお手紙を書いて、研究室の皆へとグループLINEを送る。

小泉さんがいなくなってしまってから、何となく使うのが憚られた研究室のグループLINE。
そこに小泉さんからの返信が届くことは、もうない。

胸に切ないものを感じながら、私は文章を打ち込んでいった。

“失礼します。

私と工藤さんで、小泉さんにお手紙を書いて手紙参りというものをしようかと検討しています。

お葬式からまだ一月も経っていませんし、伝えたいことは直接伝えたという人もいるかもしれませんが、小泉さんにお手紙を渡したいという方は書き上がり次第、私に渡してもらえれば、手紙参りに持っていこうと考えています。

ですので、お手紙を渡したいという方は私に連絡をください。
特に期限はありませんが、お焚き上げのタイミングが月末なので、一週間以内にお返事くださると助かります。”

そう、送信した。]
(287) 2022/09/19(Mon) 9:17:16

【人】 1年生 朝霞 純

>>287
[出来ることなら全員の手紙を小泉さんに渡したい。

けれど、機会は一つではないから。
とりあえず今回は急なことだし、月末までに間に合いそうな人の分だけ送ろうと思う。

手紙はいつでも送れる、遅いか早いかなんて問題にはならない。
そこに込められた気持ちが大切だと思う。

でも私は出来なかったお別れを込めて書くから、なるべく早く送りたい。

だから、皆の分、今回は集まらなくても構わない。
でも、もし集まったなら、小泉さんに研究室の面々は今もあなたのことを想っていると伝わるかもしれないから。

集まってくれたら、それは嬉しい。]
(288) 2022/09/19(Mon) 9:20:01
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a35) 2022/09/19(Mon) 9:23:09

【人】 3年生 津崎 徹太

>>262>>263

 オリジナルは出すよ。
 で、もう、顔隠すのはやめよーかなって思ってる。
 別に悪いことしてるわけでもないし。
 あと、せっかく向こうにいくんだし。

[そんな雑談。イギリスに言ったらどーすんの?には、
 とりあえず、そんなシリーズとして、収録してみようかなって。音質とかは落ちるけれど、景色綺麗なんだよ、本当にって]

 呼ぶっていうか、
 俺がいる間、来いよ、っていいたいけど、
 まぁ、金かかるもんな。
 新婚旅行になったら、笑うけど。

[イギリスでは心配しないとか、放っておけない、とかには、
 そんなこといってみたり]

 ――……

[寄り添う人、には、苦笑いをこぼす]

 ――……トラちゃん、やっぱいいやつだなぁ。
 それと、黒崎とはうまくいったん?
 あ、いや、うまくいってるか。
 だから、こっちを心配してくれてるんだろうし。
 
[頼んだ紅茶は、おかわりポットがあって、
 それを足しつつ、肘をついて考え込んだ]
(289) 2022/09/19(Mon) 9:23:42

【人】 3年生 津崎 徹太



 寄り添えるか相手がいるのは、
 本当に幸せだと思う。
 でも、俺は一人でないと見れない景色も大事にしたい。
 いや、一人でいたいわけじゃないけど、

 一人で、頑張ってた人を知ってるから、
 その気持ちもわかる自分でありたいんだ。
 で、その人が願ってくれたことは、やっていきたい。
 そのためだったら、ちょっとぐらい我儘してもいいと思う。>>6:108

[ポットを戻すと、
テーブルに飾られたフロスフラワーにそっと触れてみたりして]

 まぁ、トラちゃんが心配するような一人にはならないよ。
 ………チカさんも、死なないっていってくれたし。

[そして、付け足しのようにこう言うけれど、
 それは照れてるだけです。]**
(290) 2022/09/19(Mon) 9:24:49
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a36) 2022/09/19(Mon) 9:31:44

【人】 1年生 工藤美郷

──朝霞さんとの日常>>249──

[病院にとっても、食物アレルギーの多い朝霞さんに食事を提供するのは難しかったのだろう。施設側の気持ちよく分かる。朝霞さんは病院食ではなく、お弁当を食べていた。
 野菜メインのおかずを見れば>>249

 たんぱく質と脂質が不足しやすい食事です。動物性食品の不足はビタミンB12欠乏による悪性貧血も招きます。
 朝霞さんはもっと卵や牛乳を摂取した方が良い。

[と、永遠に同じカロリーバーを食べながら説得力の無い発言をした。
 さらには、]

 昆虫もたんぱく源になりますが、トロポミオシンを持ちます。
 つまり甲殻類アレルギーと抗原交差性があるのでお勧めしません。
 
[「エビと昆虫は共通のタンパク質構造を持っている」という嫌な知識も植え付けた。甲殻類好きよ苦しめ。]
(291) 2022/09/19(Mon) 9:49:00

【人】 1年生 工藤美郷

[もちろん朝霞さんのご両親との相性は悪かった。
 病室にお見舞いに行けば、
「私たちはこれから純と話がありますから(家族水入らずにしてくれ)」と言われれば
「そうですか。では好きに話せばいい。」と答えるものの石のように動こうとせず
「お忙しい学生さんにわざわざ何度も来ていただかなくても、プロのお医者様が診てくださっているから大丈夫ですよ(もう来るな)」と言われれば
「私が見たいから見ています。」と足繁く病室に通い続け
 朝霞さんの退院後、自宅に伺った時も、「暗くなってきましたね。お嬢さんの夜道の一人歩きは危険ですよ(はよ帰れ)」と言われれば
「そうですか。(なんでこの人は急に話を変えるんだろう)」という無表情で眺め続けた。

 何をどうあがいても、最終的にはっきりと「帰れ」と言うまで動こうとしない工藤は、それはもう嫌われたことだろう。
 帰れと言われれば特に気を悪くするでもなく帰るのだが、遠回しな表現で無為な衝突を避ける技法を好む人にとって、はっきり言わなければ伝わらないというのはそれだけでストレスだ。]
(292) 2022/09/19(Mon) 9:51:05

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤が朝霞さんを家に招くと、最初は丁重にお断りされた。
 神経質な工藤の部屋に上がるのは緊張するだろう、ということまでは気が回らない。だが断られたなら、「そうですか」と特に何も気負いせず引っ込んだ。
 だが工藤とご両親とに挟まれる朝霞さんはたまったものではないだろう。やがて家にやってくるようになるか。

 朝霞さんが家にやってきたときも、工藤はルーティンを崩さなかった。彼女の好ましいもので溢れた、女の子然とした部屋とは正反対の、殺風景な、必要最低限のものだけが置かれた、白い部屋。
 その中で工藤はパンを焼き続けた。]
(293) 2022/09/19(Mon) 9:52:52

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["ばか"だなんて武藤から言われた >>286 のは、これが初めてだったと思う。

一体、何がばかなんだろ、と、常だったら声も出すしなんなら軽く睨むくらいはするところだけど、今はともかく、色々と、いっぱいいっぱいで。

ばか……なのかなあ。

これだけ痛くて、つらくて、で、涙まで零している私を前にしている武藤に「でもいいから先へ進めろ」と乞うのは、それは確かにばかなのかもしれなかった。

撤回なんてする気はないけど、ごめんね、と口を開きかけた瞬間、身体がふわりと浮く気がした。]
(294) 2022/09/19(Mon) 9:53:58

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は料理ができない。器用さの問題ではなく、同じ食材を使っても全く違って感じられるからだ。
 同じ一つの林檎でも、昨日と今日では違う林檎に見える。それは林檎の放つ香りであったり、色つやであったり、光の加減であったり。
 そういった差異や、その時々の状態に合わせた細やかな調整がストレスになってしまう。

 だから、パン作りの方が工藤にとって易しかった。
 味を見ながら好ましい味に調整していく料理と違い>>5:139、きっちりと計量し、きっちりと決められた手順通りに作り上げる。まるで化学実験のようだ。使う食材がメーカー努力によって限りなく均一化されているのも、工藤にとっては好ましかった。
 だがあの時の小泉先輩の味にはならなかった。
 工藤が目指すのは、より艶が良く、より香り高く、より美味しいパンではない。
 いつも求めるのは、あの日と同じ味。けれど出来上がるのは違う味。
 同じレシピである以上、もしかしたら他の人には似通った味に感じられたかもしれない。
 けれど工藤の五感は、ほんの少しでも発酵が進みすぎれば、例えば手でちぎった時の弾力に、酸味に、アルコール臭に、違和を捉えた。逆もまた同じだった。]
(295) 2022/09/19(Mon) 9:54:38

【人】 3年生 津崎 徹太

―― 約束のパフェ ―
>>265>>266>>267>>268
[女子力を上げてきたという黒崎がきたときは、
 なるほど、と頭の上から足の先まで、まじまじと見た。
 自信なさげな声に、いや、普通にいいじゃん、と軽く返す]

 ――……前よか今のほうが可愛いな。

[さらっと、そういって。
 眉毛はちゃんと抜けよ、と念押し]

 つか、ここ、女子ばっかじゃん。
 黒崎、モテモテポジションいただきだな。

[目の前にきたパフェに夢中かもしれないけれど、
 やや、周りからの視線が痛い。
 そりゃそうだ。ナチュラルメイク風のマキシスカート女子と、金銀頭の男での三人。
 また前とは違う感じで目立つわな]
(296) 2022/09/19(Mon) 9:55:02

【人】 3年生 津崎 徹太

 [で、メニューはシャインマスカット、と確定気味に言われたので、うん、それでいーかなと答える。
 ま、チョコ系よりフルーツ系が好きなのは正解だし。

 少し頂戴にはどぞどぞと好きに食べさせるだろう。
 ただ、ちょっと無理してるよーな明るさではあるが。

 その心中にあるいろいろは聞かれなければ答えることもない。


 そしたら、そのうち、また憮然とした表情になっていく。
 そう話題がチカさんとうちに住み始めたってこと]

 ――……引っ越しとかあって、
 まだ本当に住み始めたばっかりだから。
 ま、今日教えればいいかなって。

[っていうことで、報告な?と、黒崎、トラちゃんの顔をみた]**

 
(297) 2022/09/19(Mon) 9:55:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぇ、あ……っ!……んぁ……ッ!

[ずるりと裡から怒張が抜け出ていって、戸惑うより前に奥深くを貫かれた。

ひゅ、と喉が鳴ると共に、両足がびくりと跳ねる。
押し出されるように、一度は止まっていた涙がまた目縁を伝っていく感覚があった。

泣くほどの痛みではなかったはず。
なのに、押し出されていくかのように、突き上げに呼応するように水滴が散っていく。

これまでとは比較にならない、全身がばらばらになりそうな感覚だった。なんだろう、内臓、かき回されて、武藤と1つ混ざろうとしている、みたいな。

尖痛だった痛みはじわ、とずっと低層音になったみたいに続いていて、まだ、気持ち良いとまで思えるものではなかったけれど。]
(298) 2022/09/19(Mon) 9:55:14

【人】 1年生 工藤美郷

[きっかけは、小泉先輩が与えた。
 工藤がやっていることは、工藤個人で考えたやり方ではなく、小泉先輩から引き継いだものだ。>>3:221彼に認識されていなかったとしても。
 けれどどうしても完璧には再現できない。工藤の手で育てた生地は、工藤の形に焼き上がる。
 だから何度でも繰り返す。
 その様子を、朝霞さんは静かに見守っていた。>>250
 痛みを表現できぬ工藤が、流せない涙の代わりにパンを焼く姿を。

 やがて工藤のパン作りは、徐々にあの日の小泉先輩と同化していった。
 例えば手の洗い方。粉を振るう時の手首の返し方。オーブンを覗き込む角度。
 レシピに関係ない仕草まで模倣していれば、いつかは同じ味に出会えるのではないかと信じて。

 パン屋に行こうというLINEが来たのは、再現できない日々が続いた後のことだった。
 工藤は食べられるものが無い。だから食事の誘いは悉く断ってきた。

 だが、その日は行くと答えた。]
(299) 2022/09/19(Mon) 9:55:37

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 む、とぅ…………ぅ、

 ……っ…………と、ら。

[ああ。これが欲しかったんだ。

武藤の初めて見る顔。
お前が欲しいって、笑顔じゃなく、どこか必死な顔で、でも、とても綺麗だと思った。

私は泣いてばっかりで全然かっこよくもかわいくもないなあ、これ……なんて思いながら、重なり軽く噛まれる唇には、こちらから舌を差し出して。

武藤、きもちいい、かな。
いいと良いな。

そう思いを馳せた時、胎内を抉ってきた一ヶ所が、びり、と。]

 ……ん、……ぁ、ん……ッッ!?

[苦痛とも快楽ともつかない不思議な感覚を残していって、背中を大きく震わせたのだった。]
(300) 2022/09/19(Mon) 9:55:58

【人】 1年生 工藤美郷

──パン屋へGO──


[それから、朝霞さんとパン屋に行った時、香坂さんは居ただろうか。
 二人が話すならば工藤は何も言うことはなく、ただかつてのバイト先へとたどり着いた。喧嘩別れした元バイト先への訪問が気まずいとかそういう発想は無い。結果としてとっても図々しく見える。

 同伴者がどれだけ多くのパンを取ろうとも、工藤がトレーに乗せたのは一つだけ。猫の形のクリームパン。
 その中から、比較的小泉先輩が作った顔に近いものを──全く同じものはもちろん見つからなかったが──取って、無表情でレジに並び、会計の際には]

 そのように乱暴なトングの使い方ではパンがつぶれます。
もっと丁寧に扱ってください。

[元同僚にめちゃくちゃ嫌な顔をさせた。]
(301) 2022/09/19(Mon) 9:57:29

【人】 1年生 工藤美郷

[カフェの中は、人々のぞめきが反響していた。その中で工藤は音も無くパンを咀嚼すると、しばらくの間沈黙した。]

 ……これも違う。
 ここなら、同じものが食べられるかと思ったのですが。

[半分の耳が欠けた猫パンを前にして、工藤はじっと考え込んだ。]

 もう二度と小泉先輩のパンの味には出会えないのかもしれません。

[事実を確認するような、淡々とした言葉だった。]*
(302) 2022/09/19(Mon) 9:57:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹

―― 約束のパフェ ――


[…………ん?]

 え、待って。

 "前よか今のほうが"って、 >>296
 津崎、私のこと、可愛いと思ってた……の?

[いやいやいや、それは無いでしょう、と、思わずこっちも負けじと津崎の顔を見つめ返してしまう。

武藤は──今から思い返せば──割と早い段階から私のことを可愛い可愛い言い始めていて、私は結果的にはそれをガン無視していたわけだけど、津崎は全然、そんなこと欠片も無かったし。

ああ、今日は知ってる津崎の顔だ。
サラツヤピカーの髪に、今ならわかる、あれこれ"盛っている"美容男子の顔。
病院での痛々しい姿も記憶に遠くなかったから、それには素直に安堵した。

眉毛抜くのはね。相変わらず難易度高いんですけれども。
でも、やってるよ。涙目になりながら。

────で。]
(303) 2022/09/19(Mon) 10:20:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 もて……もて。

[ソウデスネー、と苦笑い。
いや、実際、武藤も津崎もやたら目立つ。

若干圧はあるものの、基本的にはイケメンなのだし。
ましてはここは妙齢の女子含有率8割強な空間なのだし。

目立つ彼らとタメ語で話し、躊躇なくパフェグラスにスプーン突っ込むでかい女も、彼らほどではないにせよ、目立ってはいたのだろうと思う。

あえて今日は重い話をぐだぐだと持ち出すことはしなかった。

"桃園の誓い"の場だし? >>278

こんな場でやいやい話し合いしたら、余計な口は挟むまいなんて気遣ってくれている武藤 >>278 の心労が増してしまいそうだし。]
(304) 2022/09/19(Mon) 10:21:46

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……うん。

 今日教えてくれたから、いい。

 別に怒ってはいないよ?ほんとに。

[この日にと、ちゃんと報告してくれた津崎には素直にありがとうと言って、]

 良かったね、津崎。

[そう言ったところで、"何が?"不思議そうな顔をされてしまうかもしれないけれど。*]s
(305) 2022/09/19(Mon) 10:22:03
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a37) 2022/09/19(Mon) 10:24:13

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんと────

[徹っちんとのカラオケは、言わずもがなすごい楽しかった。

洋楽ばっかなんかなと思ってた歌の趣味は存外広いらしくて>>280、一緒に歌うのも楽しいと知れた。

オレの声がデカすぎて徹っちんの声が聞こえないのはやだから、オレのマイク音量はちょっと下げたけど。

今までほとんどまともに歌わずにただの社交場くらいに思ってた場所だけど、今度からはちゃんと歌いにこよう。

そして、いろいろレパートリーも増やして、また徹っちんと此処に来たいなと思った。]
(306) 2022/09/19(Mon) 10:38:36

【人】 3年生 武藤景虎

[それから雑談の中で、オリジナルの曲もアップすると聞けば楽しみにしとくと笑って。]

 そうだな、せっかくかわいい顔なんだから出していくといいぞ。

[なんて、隠さないことにするらしい顔の件に答えておく。>>289

それからちょっと真面目な話。]

 オレがいい奴かはしらんが、
 ああ、くっきーとはうまくいってる。
 恋人だけど友達でもあるからな、多分この先も大丈夫だろ。

 で、徹っちんは…、

[若干照れたからというわけじゃなくて、徹っちんの話の方に戻すのは趣旨が逸れそうだったからだ。]
(307) 2022/09/19(Mon) 10:38:52

【人】 3年生 武藤景虎


 ん、やっぱ徹っちんはいい奴だよ。

 人に寄り添う気持ち、めっちゃ持ってるし。

 一人になりたい時、その人に寄り添うことになるなら。
 一人でも、一人じゃないのかもな。

[わかってるようなわかってないような言い回しになったかもだが、ちゃんとわかるよ。>>290

オレを安心させるように言った「心配するような一人にならない』には目を瞬かせて。

付け加えられた人の名前と、聞いた時苦しくなったその人の願望が叶えられないことを聞いて。

ああ、って。

よかったな、まつもっちゃんも、徹っちんも。
二人分の心配、減ったかもって。

口には出さず、マスクの下で照れてそうな顔に微笑んだ顔は多分、嬉しさが隠せてなかったと思う。]**
(308) 2022/09/19(Mon) 10:39:11
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/19(Mon) 11:01:07

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/19(Mon) 11:03:04

【人】 2年生 松本志信

─朝霞ちゃんとの電話─

[電話に投げた声に朝霞ちゃんの声が返るまで、多分暫くかかったと思う。
妙な間で何を考えていたのか>>272 は知らないが
そのかかった時間と声のトーンで、何かとても重要なことなのだろうと理解した。]

 ん? ああ〜……。

[そういえば約束してたことがあったな、と。
忘れていたとかそういうわけではなくて
あれからそんなに深く話す機会もなかったな、と。]

 朝霞ちゃんはさ、よく本読んでんじゃん?
 本読む時ってどんな感じ? 楽しい?

[その問いにはどんな答えが返ってきたのか。
どんなものであれ、うんうんと頷きゆっくりと口を開く。]

 俺には、その世界がわかんねぇのよな。
 わかりてぇなと思うんだけど。

 色字共感覚、っつってな。
 文字に色がついて見えてんだ、俺。

[外の室外機の音と混ざる声で語られるのは
其れにより淘汰された幼いころの記憶と
それ故に文字を見ることが苦痛になってしまったという傷の話。]*
(309) 2022/09/19(Mon) 12:50:06

【人】 2年生 松本志信

─犬ではないんだがな?─

[心底死にたいと思っていた松本志信はもういない。
自殺であれ事故死であれ、予定されていた未来は夢によって書き換えられ
普通にアルバイトまで初めて料理の腕を磨くまでに。

何なら“大切な家族”にご挨拶まで済ませて
今や愛しき人の帰りを待つ日々。
なんてことは話したんだかどうだったか。

月に一度かそれ以上か、まるで様子を確認に来るような訪問は
正直有り難いものがあった。
だってバイトでさんざん料理の練習した後に、疲れて帰って自分に飯作るなんて
毎日は無理よしんどいしんどい、俺しか食わんし。
だから運ばれてくるお裾分けには感謝した。]

 あ、ちょっと、津崎くんに送るなら
 ちったぁいい写りのやつにしてくれよ?

[写真が送信されるのなら少しでもいいものを、なんて。
そんなハッピーセットとの定例会。

長く続けばいい。
それだけ、津崎くんの大切な人が生きているという証だ。
俺は割りと平気だ、長いこと独りだったから。
そう思うことにしてる。

「寂しい」なんて弱音は、仲睦まじい二人に微笑む裏に隠して]*
(310) 2022/09/19(Mon) 13:10:32

【人】 1年生 朝霞 純

>>309
[本を読む感じ、それが楽しいか。
問いかけられた質問に、私は答えられなかった。

本を読むのは楽しい。
私には経験できない風景や体験や感情がある。

アレルギーで諦めるしかなかったもの。生まれつき理解出来なかった感情の規格。
それらを文章を通して仮想体験させてくれるものが、私にとっての本だった。

でも、楽しいの言葉に、素直に肯定することは出来なくて。
だってそこにあるのは純粋な楽しさではないから。
憧れや切なさをどうしても孕むものだから。

だから私は語られる言葉をただ聞いていた。

色文字共感覚、文字に色が見えるというそれ。
それは工藤さんと同じように、世界が人とは異なって見えるだろう特徴だった。]
(311) 2022/09/19(Mon) 13:21:15

【人】 1年生 朝霞 純

>>311
[人と違うことは、とても辛い。
普通になりたいのに、普通の感覚が理解できないのは辛い。
自分にとっての普通が他者と異なること、ただそれだけで世の中は異なる方に牙を向いて、容赦なく襲いかかってくる。

松本さんの苦しみを聞いて、何を言えばいいのか分からなかった。
傷を見せて、辛いことを教えてくれて、何を言えば正解なのかは分からなかった。
だから私は、ただ思ったことを言った。]

とても辛かったと思います。
分からないのは、仕方がないことです。
分かりたくても分からないのは、仕方のないこと。
それで苦しむのは、とても辛かったと思います。

だから、苦しいことはしなくていいと思う。
出来ないことを無理にやろうとしなくていいと思う。
本が苦手って教えてもらえてよかった。
松本さんをいたずらに苦しめることにならなくて、私はよかったと思います。

分かり合えることだけ、分かり合える人と経験すればいいのかも、そう思います。

…私の話も、聞いてもらえませんか?
松本さんと私の抱えてる辛さは、また別物だと分かっているけど。

[私は話した、本を読む理由を。
人と同じ経験が出来ない、感情が同じように理解できなかった苦しさを
(312) 2022/09/19(Mon) 13:29:57

【人】 2年生 松本志信

 おう、俺もそう思う。
 ……──いや、“そう思ってた”かな。

[朝霞ちゃんの本に対する気持ちや感情の苦しさ>>312 を聞いて
俺も苦しいことはしなくていいと思ってた、って過去形で話し始めた。]

 でもさ、俺今ちっとだけ本読んでんだ。
 まあ、レシピ本なんだけどさ。
 ずっとは見てらんねぇし、ほとんどオーディオブックとか動画に頼るけど
 ほんと極々たまにな。

 しんどいけど。
 思い出さないわけじゃねえけど。
 過去と闘ってでも、文字読みてぇって思ってさ。

[電話口の声は暗くない。
ただただ明るく、軽く、笑って。]

 やりてえこと出来たのよ、小泉くんの夢やみんなのおかげで。
 だから、ちょっとだけ無理しても頑張ってる。
 分ってもらえなくても。
(313) 2022/09/19(Mon) 13:58:19

【人】 2年生 松本志信

 どこまで知ってるか判んねぇけど
 これから、好きな人ともしばらくの間会えなくなっちゃうんだ。
 長い海外旅行行くんだと。

 …待ってなきゃいけねぇから。


[わざわざ名前は出さなかったけど、そう伝えて。]

 辛いし苦しいししんどいし、やな事いっぱいあるし
 “普通”じゃない俺には生き難い世の中だけど。
 わかってくれねぇ奴なんてごまんといるけど。

 ちっと無理しながらでも、俺ぁ頑張るよ。

[それが“生きる”なんだなって、思ってる]*
(314) 2022/09/19(Mon) 13:58:55

【人】 1年生 朝霞 純

>>313
[松本さんの口から語られる言葉に、私は耳を傾けて。
やりたいことのために頑張るという言葉を聞いて。

いいな、とそう思った。]

松本さんがそうしたいと思ったなら、どうしても辛くなったり、苦しくなったりするときに、無理をしなければ。
それもいいかも、とは思います。

正直、他人としては苦しい思いや辛い思いはあまりしてほしくないけど、やりたいことに向き合うのも大切なことだと思うし。

その夢が何かは分からないけれど、松本さんが幸せになってほしいと私は思ってるから。
夢が叶えばいい、なんて自分勝手にそう思ってます。

[続く言葉に、空気を呑み込んだ。>>314]

待ってる、んですね。一緒に行かないんですね。

[意外だった、ずっと一緒にいるものだと思っていたから。
でも、待ってると。それなら津崎さんの居場所になると、そういう意味の発言のはずで。
無理しながらでも頑張ると、そうしてまで待っていたいんだと、そう感じることは出来たから。]

はい、頑張ってください。
きっと、松本さんがそうして待っていてくれたら、その好きな人も安心だと思うから。

[自分のことを頑張りながら待ってくれる人がいるのは心強いと思うから。]
(315) 2022/09/19(Mon) 14:17:51

【人】 3年生 武藤景虎

───手紙送り───

[じゅじゅから研究室LINEがきていて、何かなと思ったら先輩への手紙送りをしたいという話だった。>>287

葬式には行ってメッセージ代わりの花は供えたけど。

先輩からは手紙貰っていたし、オレも手紙を書きたいなと思ったから、『オレも手紙書く』とLINEを返した。]
(316) 2022/09/19(Mon) 14:35:21

【人】 3年生 武藤景虎

[レターセットのようなものは持っていないので、先輩のくれた便箋を思い出しつつ買いに行く。

花言葉とかはよくわからないので、いろいろなパンの絵が描いてあるやつを買った。

若干ファンシーすぎるかとも思ったが、先輩も許してくれるだろう。]
(317) 2022/09/19(Mon) 14:35:40

【人】 3年生 武藤景虎


 小泉善哉様

 よっしー先輩、お手紙ありがとうございました。

 それから、パン屋の場所も。
 くっきーと一緒に虎型のパンを買いに行こうと思います。

 先輩にはいつも頼りきりで、何も返せてないと思ったけど、返せているものが少しでもあったなら嬉しいです。

 先輩がくれたあの夢の中の時間の中で、オレが何より欲しかったものを得ることが出来ました。

 それから、先輩がくれた手紙を読んで、オレがどうありたいかもわかった気がします。

 オレのこと、研究室の皆のこと、最後まで気にかけてくださりありがとうございました。

 これから先も、先輩が思ってくれたような人間でいられるように真っ直ぐ生きていきたいです。

 さようなら。どうか、安らかに。

                    武藤景虎
(318) 2022/09/19(Mon) 14:37:00

【人】 3年生 武藤景虎

[手紙は封筒に入れて封をすると、じゅじゅに渡しに行った。

会うのはどれくらいぶりだったろう。

徹っちんがイギリス行くけど、3人の関係はこれからも変わらないだろうこととか、そんな話をしたと思う。
話し出すと(オレが)長いので、良いとこで切り上げはしたはず。

よろしく頼んだと、ありがとうを告げて、手紙を託した。]**
(319) 2022/09/19(Mon) 14:37:41

【人】 3年生 武藤景虎

["ばか"と告げたのは、苦しくても承諾して促したことの方じゃなくて。>>294
歯止めが効かなくなる合図を送った求める声に対してだ。

求めてるのが自分ばかりだなんて思ってはいないけど、ことこの件に関しては、彼女の方は応えている比重が大きいと思うし。

「いいよ」だったらいくらか残ってたかもしれない理性を「ちょうだい」という一言で薙ぎ払われてしまった。

でもそのことを申し訳ないとは思えず、柚樹もオレを求めてくれることを嬉しいと思ったから、ごめんは必要ない。]
(320) 2022/09/19(Mon) 14:42:27

【人】 3年生 武藤景虎

[衝動的な深い挿入にあげた声は嬌声には程遠く、悲鳴に近く響いて聞こえた。>>298

見下ろした先、顔を詰まらせた顔にまた新しく涙の道筋ができているのに、ぐ、と息を飲む。

泣かせたくないといつも思っているけど、泣かせてしまった時のような罪悪感は今は湧かなく、涙に濡れた顔を愛おしいと思った。

掻き抱いてる身体が壊れてしまいそうに思えても、灼けるような快感に突き動かされるがままにがくがくと腰を揺らして。

苦しげに呼ぶ声は制止ではなく求めるものに思えたから、差し出された舌先に絡めた舌で口内をこじ開けるように押した。]
(321) 2022/09/19(Mon) 14:43:36

【人】 3年生 武藤景虎

[幾度めかの抽挿か、数えてないからわからないし、動かし続けてる先が何処に当たるとかも定まらない中で、不意に敷いた先の肢体がびくりと跳ねる。>>300

鼓膜に響いた声は先程までとは違う色を孕んでいたように思えて、至近の顔を覗き込もうとした時、]

 ……、んっ…、

[微かに引き攣るような内壁の震えに喉奥から音が漏れた。

埋まった熱に伝わる感覚に小さく肩を震わせ、数秒、動きが止まる。]

 ……、は、
 っ、…すげ、きもちい、…よ、

[譫言めいた言葉を荒い吐息と共に吐いて、律動を再開した。

反応見ながらなんて器用な真似は出来そうにないが、痺れるような収縮を感じた箇所を探すのは本能的に。]
(322) 2022/09/19(Mon) 14:43:56

【人】 3年生 武藤景虎

[闇雲に動いていた時より幾分、返される反応が如何あっても、中の方の反応に促されて頭が白んできて。]

 っ……、ぁ、
 ゆずき、…、

[迫り上がる吐精感に任せて深く腰を沈めると、一際体を強く抱いて、首筋に歯を立てる。

血管がどくどくと脈打つ感覚と共、薄膜の隔たりに吐き出した迸りの熱を、微かに肩を震わせて感じた。]*
(323) 2022/09/19(Mon) 14:44:29

【人】 1年生 朝霞 純

【受け継がれていくもの】
>>299
[工藤さんは繰り返す。

何度もパンを焼く。パンを食べる。そしてまたパンを焼く。

繰り返される単調な日常の中で、工藤さんのパン作りも、また日常の一部のように。

でも、多分、彼女にとってのそれは、ただの日常の一風景などではなくて。

意識しなければ、無為に過ぎていくこともある、そんなありふれた時間などではなくて。

彼女にとっては、大切なこと。
同じように見えても、一つ一つに意味のある時間。

私はそっと側で彼女のパン作りを見守った。
手の洗い方が変わるのも、粉のふるい方が変わるのも、オーブンを覗くときの仕草が変わるのも。
一見、大した差異に見えない全ての変化が、彼女にとっては大きな違いだと知っていたから。

工藤さんは小泉さんのいたパン屋に来てくれるという。
恐らく、自分のパンに足りないピースを探しに来るのだろう。>>301>>302

私は香坂さんと甘夏みかんクリームパンを食べながら、猫の形のクリームパンを食べる工藤さんを眺めた。]
(324) 2022/09/19(Mon) 14:47:24

【人】 1年生 朝霞 純

>>324
[そして、猫のパンを一口齧り、咀嚼して、そうして事実を確認するような言葉を零した。>>302

“もう二度と小泉先輩のパンの味には出会えないのかもしれません。”

淡々としたそれが、私には酷く悲壮感を含んだものに感じられた。

彼女はやっぱり小泉さんの味を探していたんだ。

私は暫く沈黙して、彼女の言葉を肯定した。]

はい、小泉さんのパンの味にはもう二度と出会えません。

[そして、でも、と言葉を継いだ。]
(325) 2022/09/19(Mon) 14:49:40

【人】 1年生 朝霞 純

>>325
小泉さんのパンは、このお店のパンと製造過程は同じだと思います。

小泉さんはこのお店のパンを作ろうとして、そうして小泉さんの味を持つパンが出来ました。
そして工藤さんは小泉さんのパンを作ろうとして、工藤さんの味を持つパンを作っています。

それは小泉さんと同じことです。
小泉さんの味は再現できないけれど、小泉さんと同じことを繰り返して、自分なりに小泉さんのパンを解釈することは出来る。

そもそも、全く同じパンは、誰であっても多分作れません。
工藤さんならもしかしたら作れるかもしれないけれど、私には出来ない。
多分、小泉さんも作る度に味が変わったと思う。

だから、同じ味はそもそも存在しないはずで。
それでも工藤さんは小泉さんのパンを自己解釈した。
小泉さんがこのお店のパンを自己解釈したのと同じように。

…それではダメですか?

[彼女の行いは決して無駄ではない。
たとえ同じものが作れなくても、小泉さんのパンは、その味は形を変えて工藤さんへと受け継がれていくから。

それは紛れもなく小泉さんが工藤さんに遺してくれたものだから。それを大切にしてほしい。]
(326) 2022/09/19(Mon) 14:53:20
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a38) 2022/09/19(Mon) 14:53:57

【人】 3年生 津崎 徹太

>>287

[小泉先輩への手紙は、したためて、
 朝霞に渡すつもりでいる。




 書くことは、
 ひとりよがりなひとつだけ]


『俺は大丈夫です。』**
(327) 2022/09/19(Mon) 15:22:11

【人】 3年生 津崎 徹太

[そして、パフェの終わりに]

もう、トラちゃんから聞いてるとおもうけど、
俺、大学休学して、
イギリスに行くことにした。

[そして、トラちゃんと黒崎の前でそれも報告した]

期限は、ちょっとわからない。
でも、うちのばーちゃんの側に俺いてやりたりたいんで。
それ、しなかったら、多分!
後悔しか残らないから。

[そして、うちのことは、チカさんが守ってくれることを告げ、
時々、顔を出してほしいと頼んだだろう]**
(328) 2022/09/19(Mon) 15:39:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 な、ん…………っこ…れ、…ぁ

[脳がその感覚を拾うより早く、背と足がびくりと跳ねて、直後、無意識に武藤をぎゅうと締め付けてしまった。

滲む視界、間近に見える武藤の顔 >>322 も少し苦しそうに歪んで見えて。

ごめんね、痛かった……?なんて思ったのだけど、むしろ、逆だったみたい?

身体の奥に埋まる熱が、強く脈打つような感覚が走った。]

 ぁ、ゃ……これ、おか、し…………ぅあ!

[快感とは、違うと思う。

それは温かで、穏やかで、安らぎを覚えるものだと思っているのに、今、電流でも走るみたいに身体をひくつかせてくるのは、意識も理性も全部攫っていくみたいな、暴力の波のようなもの。

知らない感覚に困惑しながら、それから逃げるように頭を何度か緩慢に振ったのだけど、顔を少し歪めた武藤が"きもちいい"と言ってくれたから、その困惑もいくらかは薄らいでいった。]
(329) 2022/09/19(Mon) 15:49:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ふ、ぅ……っ……っ

[いよいよ喉からはとんでもない声が出てきそうだし、意識が白く焼き切れていくよう。

手の甲でおかしく跳ねそうになる吐息を殺していたのだけど、最後は、私の名を呼ぶ声に応えるように、武藤にしがみついていた。

その頃には、身体が勝手に浮かんでしまいそうな不思議な浮遊感と焦燥感ばかりが身体を満たしていて、もう痛みは遠いものに感じられて。]

 ……ッ………………ぁ、

[首筋にごく微かに走る痛みと、熱と、それよりももっと熱いものが胎内で弾ける感覚と。

最後の最後は、忙しない呼吸が武藤のものか私のものかも、判然としなかった。]
(330) 2022/09/19(Mon) 15:50:35

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 む、と…………?

[私もなかなか酷い顔になっている気がするけど、武藤の髪も、くしゃりと水を刷いたみたいになっていて。

常には滅多に見せない眉間の皺も、今日は怒り顔ではない風のを沢山見た気がする。

今日はなんだか知らない武藤をたくさん見ているなあと、ちょっと笑えてきてしまった。]

 …………"ちゃんと"出来たね。

[よかった。うれしい。
私の初めてが武藤で良かったし、武藤の初めてが私なのも嬉しい。

武藤が離れていってしまう前に、そう囁いて、抱き締めた。*]
(331) 2022/09/19(Mon) 15:52:41
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a39) 2022/09/19(Mon) 15:52:46

【人】 3年生 武藤景虎

───先輩のバイト先───

[徹っちんから伝えてもらった先輩のバイト先に、くっきーと足を運んだのは退院してからいくらか経った頃。

大学の帰りだと売り切れてるかもしれんとか朝のが焼き立てが出てるはずとかって思って、休日の早い時間に行った。

見覚えのある猫のパン、犬のパン、うさぎのパン…、動物を模ってないパンもそこそこあるけど動物のラインナップは豊富だった。
何しろ虎型があるくらいなので、店長の趣味とかだろうか。

女性や子どもに人気が高いのかもしれない。

虎のパンは丸っこいフォルムに虎だとわかりやすい縞模様が額部分にあって、顔は猫とそんな変わらないかも。

でもやはり虎が一番かわいいなとオレは思った。

可愛らしいパンの並びにくっきーが目を輝かせているのを見つつ、オレは虎型のパンを3個買った。

1個は自分用、1個はくっきーにあげる分、1個はまだこの時は入院していた徹っちんの見舞い用だ。

レジの店員からパンの入った袋を受けとり、並んでいる人がいないことを確認して声をかける。]
(332) 2022/09/19(Mon) 16:02:11

【人】 3年生 武藤景虎

 この店に小泉って男の人働いてたッスよね。

[目を丸くしてこちらを見た店員が、すぐに顔を曇らせる。

「ああ、小泉さんは…、」と言いかけたのを、あ、大丈夫です、と片手で制止した。]

 オレたち、よっしー先輩…、小泉先輩の後輩で、はい、知ってるので…、

[そう告げれば、ああ、と頷かれた。]

 先輩にはほんとお世話になって、
 それでここの店も先輩に教えて貰って。

 先輩はほんとパン好きだったし、この店のこともすごいオススメしてて。

 それで、先輩の好きだった居場所見ときたいなと思ったのもあって。

[「そういうことでしたか」と少し悲しそうに店員の女性が言うと、要領を得ない説明をしたにも関わらず、店長を呼んできてくれた。

営業中だしそんなに長い時間居座りはしなかったけど。

バイト先での先輩の様子を聞いたり、研究室での先輩の話をしたりして、先輩のことを偲んだ。

バイト先での先輩の印象は何も変わらず、やはり頼りにされてる存在だったということ。

「就職決まらなければうちで雇ってもいいって言ってたくらいで」と思い出話に出てきた言葉に、就職先の話をした時の少しの間を思い出し>>0:393、何だか胸が痛くなった。]
(333) 2022/09/19(Mon) 16:04:12

【人】 3年生 武藤景虎

[それから、晴れていたし外で食おうということで、公園のベンチで二人でパンを食べた。

初めてこの動物のクリームパンを食べたが、ふわふわしていて美味かったし、あと顔がチョコで書いてあるのが良いなと思う。

でも、先輩の焼いたパンも食べてみたかったなー、とは零したけど。]

 ああ、くっきーが顔描いた目が異様にでかい謎の生き物ぽいパンも美味そうだったよ。

[チョコが多いという意味で。

どこまで見てたんだとまた言及されそうだけど、その辺りは濁しつつ。

またあのパン屋行こうなと約束した。
先輩の好きだった場所に。]**
(334) 2022/09/19(Mon) 16:04:49

【人】 3年生 津崎 徹太

[どうでもいいパフェ中間話]
>>296>>303

 何を待つんだよ、は?

[黒崎の私を可愛い思っていたの?と顔を見返されて、
 そこまで深い意味でいったわけじゃないんだけど、
 いちいち敏感だなぁ、と思いつつ]

 男にしては可愛いほうだっただろうってこと。
 まぁ、今は女としては……。

 俺のタイプではない。

[言葉は選んだつもり]**
(335) 2022/09/19(Mon) 16:16:20
津崎 徹太は、>>-1186 工藤が解説してくれた、それよそれ
(a40) 2022/09/19(Mon) 16:55:44

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 送らなかった、死者への手紙 ――


[朝霞さんからのグループLINE。 >>287
"手紙参り"なるものの誘いで、朝霞さんが代表してお焚き上げに行ってくれる、と。]

 …………うーん…。

[多分、朝霞さんのことだから、皆の分を集めたいとか思ってるんじゃないかな……と思ってしまう。]

 …………でも、私の貰った小泉さんからの遺言は、
 手紙じゃなくてあの時の言葉 >>6:22 なんだよね。

[どう考えても、最後はその考えに辿り着いてしまう。

どこか他人行儀な、綺麗な言葉が並んでいたあの手紙。

それもきっと小泉さんの素顔の一面だったのだろうけど、美術館での最後の日に独り言のように落とされたあの言葉とあの表情の方が、私にとっては一番の真実だった。

ああいう風に返事をしてくれた、元の私の言葉も脈絡なくてぐちゃぐちゃで大概酷いものだったわけだけど、でもあの言葉もまた、あの時の私の一番の本音で。

あのやりとりとこの思いは、私が一人で抱えていけば良いことで、今更手紙という形で整えた文字にして小泉さんに送る意味も、無い気がした。]
(336) 2022/09/19(Mon) 16:58:31

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 『朝霞さん』

 『手紙送りの連絡ありがとう』

 『黒崎は手紙は送りません ごめんね』

 『何か手伝えることあったら言ってください』

[そう個別LINEに文字を打ち込んで送信アイコンをタップした。

きっとマメな武藤あたりはわざわざレターセット買ったりして手紙書いたりしてるんだろうなあと思いながら。*]
(337) 2022/09/19(Mon) 16:58:50

【人】 3年生 武藤景虎

[首筋に立てた歯間から息を漏らして。
断続的な脈動を終えて、ふる、と肩を一度震わせると、口を離して深く息を吐いた。

髪を撫でる感触に身じろぎして少し体を浮かそうとする。>>331

見下ろした先の顔と目線が合えば、穏やかに見えたから、微かに笑んで返す。]

 ……うん、よかった。

[言ってから、なんか気持ちよかったの意と思われたらあれかなと思ったけどそれはそうでもあるから訂正すんのもあれだな?と思う。

だから、]

 柚樹と結ばれて嬉しい。

[少し気恥ずかしい言い回しだけど、そう言い換えた。

抱き寄せる手に体を預けて、軽く口付けを返す。]
(338) 2022/09/19(Mon) 16:59:52

【人】 3年生 武藤景虎


 好きだよ。

[緩く抱きしめ返して囁いて。

あ、と、今更のように大丈夫だろうかと思って。]

 オレはめちゃくちゃ気持ちよかったけど、
 柚樹は……、

[もう痛いのとか、って聞きかけて言葉に詰まる。

かなり必死だったので頭が良く回ってなかったけど、果てるまでの後押しだった艶を帯びた声や表情のことを思い出して>>329

もう大分硬さを失った自身がひくりと震えるのを感じた。]


 ……、ごめん、ちょっと…、

[抜いておかないと危ないので、配慮の意味がなくなるし、と身体を起こす。

ズル、と引き抜く感覚に微妙な刺激を得るのは無視して。]

 見ないでね、

[って準備した時と同じように声をかけた。

準備してる時も気まずいけど、初見が臨戦態勢だと通常状態の方がなんか逆に恥ずかしい気もするので。

さっさと処分したら抱きしめに戻ると思う。]*
(339) 2022/09/19(Mon) 17:01:28

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そういえば、武藤にはよく噛みつかれるなあ、と思う。

しかも大概首筋。
多分だけど、人間の急所に近い場所。

正直、ぞくりとした快感が走ってしまう気がして、その動物的に求められる様が、私は嫌いじゃなかった。
なんだろう、動物が、つがい相手にするような行為。

"結ばれて嬉しい"と言われれば >>338 勿論嬉しいし、]

 ……うん。
 好き。大好き。

 ………………う、ん…?

[簡潔な"好き"には、私もそうだよと微笑んで。
続く言葉に返そうとしたところで、武藤がもたもたと動き出した。]
(340) 2022/09/19(Mon) 17:21:29

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[…………ああ、そ、っか。

武藤の体温が遠ざかっていくのは残念だったけど、そういう"後始末"的なものが必要なのはうっすら察し、男の人は大変だなあと思ったものの、私の今の姿勢も大概で。

はしたなく開いていた足をゆるりと閉じようとしたら、シーツに薄紅色が散っているのが見えてしまった。

季節はずれの桜の花びらにしては、生々しい、淫靡な色。]

 ごめん武藤、シーツ、よごし……、

[視線を上げてしまったものだから、その、うっかり、見て、しまった。

その、外したそれ、を、結んだ……り?ティッシュにくるんだ、り??]
(341) 2022/09/19(Mon) 17:23:42

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………っ。

[今までとは別の意味で顔を赤くしてしまいつつ、でも、まあ、見えてしまったものは仕方がないとばかりにそのままそこからの全工程、観察してしまった。ごめん、武藤。]

 …………男の人って、たいへんなんだね。

[戻ってきてくれた武藤を抱き締めながら、ついそう言ってしまったことに、特段の他意は無いし、ちゃんとお返事もしたよ。]

 めちゃくちゃというのと違うけど……、
 気持ちいいなって思ったし、またしたい。

 武藤となら、いっぱいしたい。

[って。*]
(342) 2022/09/19(Mon) 17:24:11

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者への便り2】
>>287
[グループLINEへと手紙参りのメッセージを投下した後、私は松本さんに電話をかけた。
そもそも文字を読むのが辛いのだから、手紙を書けるかは分からないけれど。

何かしら小泉さんに伝えたいことがあるのなら、方法があるかもしれないから。]

松本さん、失礼します。
手紙参りといって、小泉さん宛の手紙を書いてそれをお焚き上げしてもらおうと考えているんですが、松本さん、

[そこで言葉が途切れる。
果たして人に伝言のように伝えてほしいものだろうか。
想いは自分で伝えたいものではないのか。]

何か小泉さんに贈りたいものはありますか?
強制ではないので、もしあったら預かります。

[そう伝えて、電話を切った。
手紙でなくとも、何か贈りたいものがあるならば、確かそういうものも受けつけてくれる場所があったはずだ。

でも、やはり。

全員強制ではないけれど。
皆が参加しやすいものにしておけばよかったとも思う。

もともと、お葬式に参列出来なかった自分のために始めたことなのだから、配慮が足りなかったのも考えれば分かることだったのだけれど。]
(343) 2022/09/19(Mon) 17:24:57
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a41) 2022/09/19(Mon) 17:28:03

【人】 3年生 津崎 徹太

【旅立ちの準備に向けて】
 よし

[病院から出る。松葉杖は卒業。無事に返却してきた。
 一緒に連れてきてくれた姉の車にやっと自分の足だけで乗り込んだ]

(チケット、とっておいたから、
 パスポートちゃんと確認しておきなさいね)

[もう、結婚している姉はもちろん、行くことはできない。
 父母はやはり仕事上、日本を長期離れることはできない。
 祖母を何度も日本に呼び寄せることも考えたらしい。
 だけど、祖母はそれでも自身の生まれた土地から離れることを拒否した。
 俺も大学がある、が、
 いや、行くよ、と迷わず言った。

 母は心底喜んでくれた。
 自分も時間があれば行くと。
 ただ、祖母は本当に徹太のことを心配していたし、
 貴方のことが大好きだったから、と。

 それはよく知っている。
 だから、俺は、祖母のところには絶対に行くと。]


 ――……ごめんね、チカさん


[わかってくれるだろうけれど、
 寂しがらせることは十分に承知しているんだ]*
(344) 2022/09/19(Mon) 17:45:49

【人】 1年生 朝霞 純

[松本さんとの電話が終わって、私は少し迷っていた。

津崎さんに電話をかけるか否か。

知りたかったことは、松本さんから意図せず聞いてしまったから。

長い海外旅行。そのための休学。
休学の具体的な期間は聞いていないから、帰りもいつになるかは分からないのだろう。

松本さんは津崎さんの帰りを待つと言っていた。
その間、夢のために努力しながら頑張って待つと決意している。

私はどうする?]

…暫く会えないなら、会いたい、けど。

[そうはいっても、そもそも私は普段から彼と度々会っているわけじゃない。
ここで会えなくても、多分、今までとそんなに変わらない。

でも、会いたい。
暫く会えないって分かると、構内で目にすることもないんだと思うと、無性に会いたい。
会って話をしたい。でも話の内容までは思いつかない。

話すことがなくて困るかもしれないけれど、やっぱり会いたくて、せめて顔を見ておきたくて。

携帯を取り出して、悩んで、津崎さんに電話をかけた。]
(345) 2022/09/19(Mon) 17:48:46

【人】 3年生 津崎 徹太

(入院もね、拒否したのよ、おばあちゃん。
 最後まで、自分のうちにいたいんだって。
 近所の人にも頼んでいるけど、
 やっぱりね
 介護は大変だけど、頑張ってね)

 うん、でも、俺は1年いたから、周りの人も知ってるし、
 なにより、あそこ好きだったし。
 大丈夫。恩返ししないと。

[それでも、今の学友とは離れて、
 中には卒業してしまう人もいるだろう。
 それきりの人だっているかもしれない。

 俺がチカさんに俺の家に住んでくださいっていったのは、
 その中でもつながりを消したくないっていう我儘だったんだから]

 俺のやりたいことは、
 あっちでもできるしさ。

[それに対しては姉は苦笑いだけど、
 ありがたいことに、
 応援してるよ、と言ってくれてる。

 ありがたいと思う。

 あと、父母も、大学卒業だけは条件で助けてもらえることになっている。
 まだまだ甘えるしかできないけれど、
 でも、いろいろ後悔はしたくないので、やることをやるんだ、と]**
(346) 2022/09/19(Mon) 17:53:56
津崎 徹太は、電話には出るよ。いつのタイミングでもOK
(a42) 2022/09/19(Mon) 17:54:37

【人】 3年生 武藤景虎

[よく噛み付くというのは殆ど無意識にやってしまっているので、指摘されなかったら気づかないと思う。>>340

そう考えたら本能的なもので動物的というのは否定できないかもしれなかった。

痕とか残ったら申し訳なさは感じると思うにしても。
嫌じゃないと思われていることを知ることがあるなら、嬉しく思ってしまいそうだ。

抱き合ったまま、好きと言い合って。
幸せだなと思うんだけど、そのまま余韻に浸るわけにいかないことをもどかしく思った。

行為の後の甘い時間、所謂ピロートーク的なものはこんなに慌しいものなのか、普通もっとスマートにやるものなのかと経験不足を恨みたくもなるけど。

初めてが柚樹でよかったと思うから、まあ良いかと思いつつ。

体を離してなんか情けねえな…、と後処理してたら、声をかけられて視線を向ける。>>341]

 ん?いや、いーよ。
 替えならある…、し、

[既に見えてたシーツに落ちた情交の痕に対しても顔が熱くなる思いだったけど、今忙しいので、作業の手を止めずに視線を移さずに返事をした。]
(347) 2022/09/19(Mon) 18:02:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 小泉さんのバイト先 ――


[恋人がコミュ強で本当に良かったと心から思いながら、つらつらと滑らかに口上を述べてくれている武藤の傍ら、私もぺこりとお辞儀をする。

小泉さんが長く働いていた、パン屋さん。

店内に漂う香りは、美術館のキッチンで嗅いだものとほぼ同じ。。
小麦の生地が焼ける匂い、クリームが炊ける甘い空気。

死にたいと思っていたらしい小泉さんの、ここは大切だっただろう場所。

同僚さんらに慕われ、店長さんからも"ここで働け"と言って貰えていたくらいであるらしいのに、それでも全てを捨てて"死にたい"と思っていた小泉さんの絶望はいかばかりのものだったのかなと、心の端の方がつきんと痛くなった気がした。]
(348) 2022/09/19(Mon) 18:02:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……え?私の分もあるの?

 ありがとう。

[うららかな秋晴れの公園、外でパン食べるなんて遠足みたいだねと、せめて缶コーヒー(松本さんご推薦のものじゃないけれど甘さのあるカフェオレ)は私が買って。

私もパンを買ったけれど、それは家に持って帰るつもりでの、今日の午後のおやつと明日の朝食分。

かわいいなあかわいいなあと、つい、買いすぎかな?というくらいに買ってしまった。

まあ、多少多くても、大食らいの弟が問題なく平らげてしまうだろうし、と。]

 こっちのパン、中はチョコクリームだって。

 半分食べる?

[くまさんパンだよなんて、袋から1個取り出しつつ、どうしても会話の途切れ目には小泉さんを思い出してしまう。]
(349) 2022/09/19(Mon) 18:03:00

【人】 3年生 武藤景虎

[抱きしめに戻ると、開口一番告げられた言葉に>>342]

 女の子の方が大変では…?

[と返してから、意味を理解して、苦い顔をした。
柚樹さん?見ないでねと言ったはずだが…?という文句はとりあえず飲み込んで、なんとなく肩口に顔を沈める。]

 ……うん、

[気持ちよかったと言われれば、その程度の差こそあれ素直に嬉しい。

でも、続けられた言葉に肩が揺れる。]

 ───……、あー…、もう、

 そういうこと言ったらまたしたくなるから、

[既になってる、と抱き合って重ねた体の間で下半身の方に血が集まるのを感じて。

今って意味じゃないかもしれないけど、とは聞かずに唇を重ねれば、燻る熱を擦りつけた。]*
(350) 2022/09/19(Mon) 18:03:01

【人】 3年生 津崎 徹太

>>345
[それは、学内の図書館で、
 祖母の病状とか調べていた時だっただろう。
 電話が鳴ったので、本を戻し、図書室から出ながらとった]

 ――……ひさしぶり

[朝霞からの電話に、
 そうだ。彼女にも報告しておかないとと、思ってはいたから]*
(351) 2022/09/19(Mon) 18:03:43

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……うん。美味しかった。
 小泉さんのパン。

 すごくかわいかったよ。

[そうぽつりと告げれば、一体本当、何をどこからどこまで見ていたのか、あの目玉ぐるぐる猫パンにも言及されてしまい、言葉を詰まらせる。]

 …………武藤は、
 私のこと、心配だったんだよね。

[ただ見ているだけなのはつらいことだと、私も最後の1日だけとはいえ、意図せず見てしまった小泉さんの姿に歯噛みしたことを思い出す。

あれがもしも武藤の姿だったらと思うと、平静ではいられない自信しかなくて、そんな中、武藤は私を見ていてくれたんだなあ、って。
あのレストランの場では、私は還れることが決まってはいたわけだけど、それでもね。]

 うん。
 食パンとかフランスパンも美味しそうだった。

[今度、ガチの遠足……というかピクニックでもしてみる?
あそこのパン使ってサンドイッチ弁当とか作るよ、と、交わす約束に、戻った"日常"を噛み締めた。*]
(352) 2022/09/19(Mon) 18:04:46

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[1回してみて、なるほど、と、思った。

漫画だとか小説だとかドラマだとかの世界とは大違いで、どうにも恥ずかしいし、どうしても居たたまれない時間もあるし。

……でも、身体を合わせないとわからない、この満たされた気持ちは、してみなければ味わえないことで。

きっと、その……もう少し慣れたら、武藤の言う"めちゃくちゃ気持ちよかった"に私も至れるのかもしれないし。

ぼんやりとそんな事を思いながら…………まあ、見てた、という次第。]
(353) 2022/09/19(Mon) 18:25:13

【人】 3年生 黒崎 柚樹


  うん。

[言葉にならない言葉を飲み込んだらしい"うん" >>350 に、私も鸚鵡返し。

見ようと思って見たわけじゃないよという言い訳は飲み込んで、でも別に気にしないのになあと言葉を紡ぐ。

自覚はしていなかったけれど、噛みついてくる武藤同様、私も大概動物的なのかもしれない。

一度身体を開いて受け入れてしまえば、武藤に対する羞恥心とか居たたまれなさとか行為への警戒心だとかが、一気に薄くなった感覚があった。

何ていうか……そのへん全部が自分のテリトリーになった……という感じ?]
(354) 2022/09/19(Mon) 18:27:03

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………?

 したかったら、していいよ…………?

[もう全然痛くないと言ったら嘘になるけれど、先よりはきっと負担なく受け入れられる気がしているし。

でも、男の人の側は、そう何度もできるものなのかな、と、そのあたりも全然検討つかないまま、したいならしよう?と首を傾げる。

足の付け根に当たる固い熱も、もうなんだか見知ったもののように思われて、唇が重なれば、こちらも負けじと身体を擦り寄せた。*]
(355) 2022/09/19(Mon) 18:28:10

【人】 1年生 朝霞 純

>>351
[“失礼します、朝霞です。”なんて電話をかけたときの定型文を言うまでもなく、相手側から“ひさしぶり”と声をかけられて。

心臓が跳ねた。

電話をかけて、タイミングが合わずに出ない可能性だってあるわけで。
それなのに、いつもかけた電話に出てくれるのが嬉しくて。

ただのタイミングの問題なのかもしれないけれど、とてもとても嬉しくて。

ゆっくりと呼吸を繰り返した。
心臓の鼓動も、巡る血潮の音も、上がる体温も、全てが思考を邪魔してくるから。
言葉が紡げるように、その余裕を作るために、ゆっくりと息を吸って、吐いた。]

はい、お久しぶりですね。もう、怪我は大丈夫ですか?

[お見舞いは一回きりだったというわけでは別にない、たまに様子を見に行ったことくらいはあった。
けれど、やっぱり退院後に話したことなんて、なくはないけど多くもなかったから。

退院したって完治したわけでないのは知っているから、それが少し心配だった。]
(356) 2022/09/19(Mon) 18:32:39

【人】 3年生 津崎 徹太

>>356

 怪我はやっと自力で歩くことを許された。
 朝霞はどうだ?

[呼び方はすっかり朝霞、に戻っている。
 入院中も、何度か来てくれて、わりといろんな話をしただろう。
 もちろん、配信してるとかも告げている。
 ただ、退院してからは、確かにちょっと連絡は途切れていた]

 そう、ちょうどよかった。
 今学校?

[チカさんのこともあり、
 ちゃんと会って話したいと思っている]*
(357) 2022/09/19(Mon) 18:42:09

【人】 1年生 朝霞 純

>>357

やっと自力で…ということはやっぱりまだ辛いですか。
私はちょっと杖をついていますけど、でも日常生活に支障がないくらい歩けるようにはなりました。

[生きて戻ってきて、初めて会えたときにちゃんと元の呼び方に戻っていたのは、後からその時のことを思い返して気づいた。>>46

取られていた距離が、多少は元に戻ったみたいで、気づいたときはそれはもう嬉しかったのだ。

ただ、病院で怪我の具合が同程度という接点がなくなってしまうと、どうしても接触するタイミングが分からなくて。
ああ、今喋れているのが、それこそ夢みたいだ、なんて思う。

問いかけられた言葉には、少し考えて。]

はい、構内にいます。場所を教えてもらえれば、歩きます。
居場所を聞くのは、多分、そういうことですよね?

[何か話したいと思ってくれているのだろうか。
電話をかけたはいいものの、どうしたらいいのか迷っていた自分にとっては嬉しい話だ。

もうすぐ休学するから、という話だったとしてもやっぱり顔を見て話せるならその方が嬉しいわけで。]

私が会いに行きます。どこにいるか教えてください。

[これで呼ばれたわけでないなら恥ずかしいな、なんて苦笑しながら。]
(358) 2022/09/19(Mon) 18:55:59

【人】 3年生 津崎 徹太

>>358

 まぁ、まだ違和感はあるけれど、
 足の甲、ひびだけだったんで、
 走るのはまだ様子を見てからって言われてるけど。

[心配してくれる声にはこちらも事情を知っているから、
 杖をついているときけば、
 心配をしたが、

 歩く、としっかり言う声に、うん、と頷いた]

 ん、話できればなって思って。
 そうだな。今図書館にいるんだけど、
 小さな声なら話しても怒られないだろ。
 これる?

[チカさんにとっては地獄の場所だな、とは
 さすがに事情は本人から聞いただろう。
 そして、朝霞との電話が終われば、
 また図書館に戻る]*
(359) 2022/09/19(Mon) 19:03:08

【人】 3年生 武藤景虎


 ん……、じゃあする、

[随分あっさりした承諾>>355は、緊張感がだいぶ抜けているようで。

勿論好きでいてくれて、全部明け渡してくれるつもりだったことも、全部受け入れてくれることも知ってたけど。

先程の繋がりで、それが肉体的にだけじゃなく、別の目に見えない部分でも本当になった気がした。

ほんの数刻も経ってないと思う時間で、戸惑いとか躊躇いがなくなっているのがなんだかかわいいし、愛おしいと思う。]
(360) 2022/09/19(Mon) 19:14:24

【人】 3年生 武藤景虎

[口付けを交わしたまま、もう隠されなくなった胸元に触れて。

擦り合わされた体に下肢をもどかしげに擦りつけて熱を持った慾を育てた。

体の線をなぞって脚に至れば少し体をずらして、少し前まで繋がっていた場所に指を触れる。

最初触れた時よりもだいぶ湿り気を帯びた其処は、情交の名残がありありと感じられて、指先を押し込む抵抗感は幾分減っている気がした。]

 ……、痛くない?

[挿し入れた指腹で内壁を掻いて問いかけて。深く潜り込ませた拍子、被せた掌が触れた陰核を押した。]*
(361) 2022/09/19(Mon) 19:14:43

【人】 1年生 朝霞 純

>>359
[ちゃんと立って歩けているらしい様子には、少しだけほっとする。
流石に身体に負担をかけるようなことは、余程のことがなければしないはずだから、走るとかはあまり心配していない。

図書館にいる、との言葉には調べものをしていたのだろうかとか、電話は邪魔ではなかったかとか、気になりはしたけれど。

それでも津崎さんは図書館で待ってくれていて、話したいと思ってくれているようだから、それをちゃんと聞きに行こうと思って。]

はい、今から行きます。
ちょっとだけ時間かかっちゃうかもしれないけれど。
待っててくれますか?
…なるべく、急いでいきますから。少しだけ待っててください。

[そんな風に言ってから、私はこけないように気をつけて、出来る限り早くつけるように歩いた。
走れないから、ほんの少しだけ早歩き、その程度の速度だったけど。

物凄くお待たせした、なんてことはないんじゃないかな。]
(362) 2022/09/19(Mon) 19:18:46

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ 少年の朝は、いつも焼き立てのパンの匂いで目を覚ます]
(363) 2022/09/19(Mon) 19:21:54

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

―― とある夏の日、どこかにあるパン屋にて ――

[ とある街の駅前にある、自宅に併設されたパン屋にて、
 少年は夏休みの間、お店でお手伝いすることになった。

 お手伝いを頑張ったら、お父さんとお母さんが
 次のお休みに美術館に連れて行ってくれるのだ。

 少年の生まれるより前になる、
 十数年前に地震で倒壊したその場所に、>>n0
 少年は一度も訪れたことはない。

 けれど、写真で建物を見ると、
 なぜか胸が締め付けられるような思いになって、
 少年は「行きたい行きたい!」と駄々をこねた。

 その結果、両親による
 「働かざる者、我儘言うべからず」の方針のもと、
 こうしてパン屋で少年は作業をすることとなる]
(364) 2022/09/19(Mon) 19:22:08

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ お手伝いといっても、
 小学生の少年にできることは限られた。

 開店前や空いている時間に店の前の掃除をしたり、
 夕方の割引きセールとなったパンを
 いくつかにまとめて袋詰めをしたり、
 閉店後の後片付けを手伝ったり。

 それでも、パン屋にいればいつもパンの匂いが漂い、
 その匂いが大好きだった少年は、
 ずっとお店にいたかった。
 まあ、忙しい時間になれば邪魔になるから、
 やれることが終われば、とっとと退散したのだが]
(365) 2022/09/19(Mon) 19:22:27

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ パン屋のお手伝い以外は、少年は夏休みの宿題をしたり
 友達と遊んだりして過ごした。
 
 客商売に向いてそうな性格の両親のもとで育った少年は、
 それはそれは大らかでしっかり者の性格になったもので。
 友達もなかなかに多く、
 話題に乗れないくらいで離れる友人もいなかった。>>1:44

 お父さんとお母さんからは、
 泥だらけになって帰ってきたり、
 部屋を散らかしたままにしたりしていると、
 たまに叱られることはあるけれど、

 友達と喧嘩すれば、両親は慰めてくれて、
 友達と仲直りすれば、自分のことのように喜んでくれて、
 小さなことでも何かお手伝いをすると褒めてくれて、
 そういったことがある度にぎゅっと抱きしめてくれた。

 少しだけ気恥ずかしい思いはあったけれど、
 両親から向けられる一つ一つの愛情表現が、
 少年にはやはり嬉しいものだった]
(366) 2022/09/19(Mon) 19:22:48

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ そんなこんなで過ごす長い夏の日。
 もし少年がお店にいて、
 見知ったお客様が来店したなら、

 「いらっしゃいませ!」と楽しそうな笑顔で
 元気よく挨拶することもあるだろう]
(367) 2022/09/19(Mon) 19:23:14

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ 夏の輝かしい太陽のもとで、
 少年の人生はこれからもずっと続いていく]**
(368) 2022/09/19(Mon) 19:23:44

【人】 3年生 津崎 徹太

>>362

 大丈夫。とくに用があるわけじゃないし。
 それよりも転ばないように。

[と、心配になる気持ちは押さえて、
朝霞の到着を待つだろう。

 到着したのならば、
 座るところを探して
 なるべく司書のおばさんに怒られないような隅っこの席、
 まずは朝霞を座らせてから、
 自分もゆっくりかけた]

 教授からきいたかもしれないけど、
 俺、休学することになって。

 朝霞にも直接伝えておきたかったんだ。

[世間話といっても怪我の具合だろうから、
 まずはそれを報告する]*
(369) 2022/09/19(Mon) 19:48:16

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["していいよ"は、多分、自分の本心を隠したずるい言い方だったと思う。
本音のところは、"していいよ"じゃなくて……もっと、で。

なので、武藤に"する" >>360 と言われて、正直嬉しかった。

なんだっけ……どっかで見た本だか何かだと、"賢者タイム"というのが男の人にはあるらしかったのに、武藤には無いのかな?……なんて思いつつ、うっとりと唇を合わせる。

キスも、したのは武藤が初めて。
ねえ、こんなに気持ち良いものだとは、知らなかったよ。

ぽやぽやとそんな気分に浸ってるうちに、武藤の手指が色々なところを辿っていって。

私の知らない部分にまで触れようとすることにも、もうあんまり抵抗はなかった。

だって、先刻まで武藤が"居た"ところだったのだし。

────けれど。]
(370) 2022/09/19(Mon) 20:01:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ひゃ、ぁ……ッッッッ!?!?

[両足が引き攣るほど跳ね、どころか、背から肩からびくりと跳ねた。

全身の毛穴が閉じたのか開いたのかもわからない感じに、唐突に心臓の鼓動がやかましくなりはじめて。]

 む、と…………今、何、した……の?

[呆然と、緩く開いた足の間に居る武藤を見つめる。

こんなの、知らない。
全然、知らない。

快感のようなそうじゃないような、鮮烈な何かが身体中を痺れさせながら駆け抜けていくような。

不快ではなかったけれど、でも、"怖い"と思ってしまった。

だって、こんなの、自分がどうにかなってしまうとしか思えなくて。

なけなしの理性をかき集められる自信もないまま、呆然とした心持ちで武藤を見つめてしまった。*]
(371) 2022/09/19(Mon) 20:02:42
はー−い、みなさまがたー−−。
村建ての人に天使動かす余力がないようですわよー−−。
ヘタレですわねー−−。

なので、今、天使はお別れしておきますのー−−。

村としてのエンディングはとくに打たないらしいですのよー−。
なので、みなさま方、私のことは気にせず時間いっぱいまで楽しんでくださいましねー。


それじゃ、また会う日まで、ごきげんよう**

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― この秋の終わりに ――


[400m走は、トラック1周。
だから、顔を上げたところで、フィニッシュ地点が視認できるわけじゃない。

けれど、く、と顎を引いた私は、眼前、見えぬそれを睨みつけるように集中する。

欲しいのは、未来。

"死んでもいい"なんて二度と思わないための。
愛する人の傍ら、胸を張って立ち続けているための。
これからの人生、一瞬も無駄にしないための。

きっと武藤は客席に居てくれているのだろうけど、あえてそちらの方に視線を送ることはしなかった。次に会う時は、笑顔で戦果を報告する時だと、決めていたから。

On your marks、Set、の声に応じ、身体を無意識に前傾させ、呼吸を詰めて。

今日は青空。
まるで、あの美術館で見た時のような空の色だった。

────そして、結果は、
  『インカレ陸上女子400m (2)1d3位 黒崎柚樹』
]
(372) 2022/09/19(Mon) 20:17:59

【人】 1年生 朝霞 純

>>369
[転ばないように、何度も聞いたような気がする、その心配の言葉。

苦笑して、気をつけながら、それでも少し早足に図書館へと向かう。
用があるわけじゃないというけれど、私は少しでも早く、少しでも長く津崎さんと一緒に居たくて。

そうそう転ぶものじゃない、頭はふわふわ、何度も転んだときみたいに浮わついていたけれど。
足はその時よりもしっかりと地を踏んでいられたから。]

失礼します。

[一声かけて、図書館の中へと足を踏み入れれば、座るところを探して、そこへ促してくれた。

優しさに、ほんの少し体温が上がるけど、それは落ち着かせて。津崎さんの言葉に耳を傾けて。
休学するということを直接聞かせておきたかったと聞いた。

なんだろう、切ないような感じ。
松本さんに聞いて、知っていたのにな。
直接言われると、胸に空洞が空いたような、そんな気持ち。
でも、直接言われた方がいいことだと思う。
いずれ来る寂しさに少しだけ構えてられるから。]

はい、聞きました。
直接教えてくれて、すこし…

[嬉しくはない。でも寂しいとは言ってはいけない気がする。]

心構えができた、かな。

[すこし目を伏せた、やっぱり寂しい。]
(373) 2022/09/19(Mon) 20:21:00

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ああ、もう。また2位だった。
 残念。

 ごめんね、せっかく観に来てくれたのに。

[武藤へそうぼやきつつ、でも案外と心中はさっぱりしていた。

入賞なんて望めないくらい、ここ2年弱はスランプだったから、この結果は充分すぎるほどに上々で。]

 良いとこ就職して。
 何かあっても武藤を食べさせていけるようにするからさ。

[ふ、と笑った私は、もう、"次の大会ではもっと良い結果を残すから"というしか考えていなかった。*]
(374) 2022/09/19(Mon) 20:22:02

【人】 3年生 津崎 徹太

>>373

[大丈夫なんだけど、それでも、
 まだ少し、駆け寄りたくなる。
 でも、あえて、待って。


 休学のこと伝えれば、寂しそうな返し声。
 ちょっと、さすがにこちらもしんみりとするけれど]

 で、理由言っておこうと思って。
 実は……

[お世話になった祖母がイギリスで一人暮らしていて、
 その余命が長くないという宣告を受けたこと。
 その最期までの介護をかってでたこと。

 だから、戻りはわからないこと]

 多分途中で戻ってくる、というのもない。
 ――……

[朝霞の様子はどうだっただろう]

 大学は辞めないつもりなんで、
 もしかして、かえってきたら、同学年かもしれないな。

[そんな風にもいってみたけど]*
(375) 2022/09/19(Mon) 20:29:32

【人】 2年生 松本志信

 夢は叶えるもんだぜ!
 ……なんてな?

[叶うといいと言ってくれた声に>>315 そう笑って返す。
背後から厨房裏口のドアがあいて「休憩終わりだぞ」なんて声があって。]

 ああーっ、すまんそろそろ行かにゃだわ。
 ごめんね、たいして時間取れなくて。

[電話先、美術館でもそうしたように顔の前に片手で“ごめん”を作る。
そして病院での時みたいに、あえて未来の約束を置く]**

 んじゃ、また話そうぜ。
(376) 2022/09/19(Mon) 20:31:47

【人】 3年生 武藤景虎

[体に触れられるのは既にあまり抵抗ないみたいで、どこか惚けたような表情を見詰めた。>>370

先刻酷使してしまった場所に身体を辿る指先が向かっても、開いたままの脚が閉じる様子もなかったから、痛みも和らいだかと思って。

確かめるように指先を深く挿れた瞬間、掌が何かを押し潰す感触はしたけれど、体の下で柚樹が高い声をあげて大きく跳ねる。>>371]

 悪い、痛かった…?、

[そういうわけでもなさそうなのは、此方を見つめる呆けたような顔からわかって。

指挿れただけだが、と思ったけど、さっきまでもっと質量のあるものが入っていたわけだし、と逡巡する。]
(377) 2022/09/19(Mon) 20:32:27

【人】 3年生 武藤景虎


 んー……、ぁ、
 此処?

[指を挿れたまま掌を浮かせて、掌の下にあった突起を親指で触れて。

そういえばそういう器官はあったなとはさっきは繋がることばかり考えていたので忘れていて。

返事は返らなくても、反応が返れば当たりはつけられるので。

挿れたままの指先に絡む液が増えるのに締め付けられる感覚に息を吐いて。

感じる姿が見たいと思えば、ぐり、と指腹で圧迫すると大きさが増している気のする其処を執拗に捏ねた。]*
(378) 2022/09/19(Mon) 20:32:43

【人】 3年生 武藤景虎

>>374

[ごめんねと謝る彼女に首を振る。]

 残念だったけどかっこよかったぞ。
 次は1位だな。

 まあ、オレもなるべく良いとこ就職するので、

 金貯まったらイギリス行かん?
 徹っちんが新婚旅行に来いっつってた。


[「新婚旅行になったら、笑うけど」と言われただけだが。>>289

まあ、新婚旅行にはならずとも。

さすがに養ってもらうつもりはないので、お互い支えていければいいと思うよ。

  あまり無理はし過ぎない程度に
  二人でお互いに支え合うような関係を
  築いていけること>>6:103

を祈るって先輩も言ってたし、オレもそうしたい。

と、多分もう後は振り返らずに先を見てるだろう笑顔に告げた。]**
(379) 2022/09/19(Mon) 20:40:23

【人】 1年生 工藤美郷

──イチネンズとパン屋にて──

[工藤が何でもないことのようにつぶやいた言葉を朝霞さんは繰り返した>>7:325
 工藤は、耳以外の何かも欠けたクリームパンから視線を上げて、朝霞さんのことをじっと見つめる。]

 私は小泉先輩のパンを自己解釈した。
 小泉先輩がこのお店のパンを自己解釈したのと同じように。

[彼女は工藤に付き合おうとしてくれた。苦痛を表すことなく、ただ淡々と日常を送る工藤に。
 そうして、工藤には無い視点を与えた。>>7:326
 死者は動かない。動かないままに影響を遺し、生きた人間を変容させていく。]
(380) 2022/09/19(Mon) 20:45:40

【人】 1年生 工藤美郷


 私は……

[問いかけに一瞬口を開き、それから言葉が見つからずにしばらくの間沈黙した。
 それから、食べかけのクリームパンに視線を落とした。]

 ……私のではなく、小泉先輩が焼いたパンが食べたかったんです。

[きっと彼のパンであれば、味が変化したとしてもそういうものとして受け入れられたのだろう。
 けれど過ぎ去った時間はどうにもならない。全く同じ味は受け継がれない。そんなものは存在しないから。
 工藤はまだ諦めきれない。たとえ朝霞さんから言われたとしても。
 細やかな五感があるがゆえに。手先が器用であるが故に。優れた記憶力が故に。
 だからまた、きっとパンを焼く。]
(381) 2022/09/19(Mon) 20:46:22

【人】 1年生 工藤美郷

[パンの香ばしい香りが、三人を包んでいた。
 忙しそうに動き回る店員たちの中に、小泉先輩は居ない。
 先輩が抜けたとしても、パン屋は少しずつ形を変えて回っていく。
 今このパン屋で食べられるのは、今の従業員が焼いたものだけ。

 工藤は長い沈黙の後に、工藤は再び朝霞さんを見つめると、淡々と言葉を続けた。]

 朝霞さんの豆カレーが食べたいです。作ってください。

[得られるのは、いつだってこれからの時間だけ。
 生きている彼女が作ったものならば、どのような味であっても受け入れられるだろう。]*
(382) 2022/09/19(Mon) 20:46:51

【人】 1年生 朝霞 純

>>375
[告げられた理由に、胸が痛くなる。
大切な人がいなくなる。津崎さんの大切な人が。

私は津崎さんの顔を見た。とても切ない気分だった。

あの夢の中で、私はとんでもないことを言った。願った。津崎さんが生きていてよかったと思った。でも。

この人は命の重みとずっと戦っている。

大切な人の生と、その死を背負おうと、今、必死になっている。
そんな人の前で、私は何を考えていたのだろう。

私はゆっくりと息をついて、そして言葉を紡ぐ。
言うべきでないかもしれないけれど、言うべきだと思うことを。]

…最期まで一緒にいたいと思っているんですよね。
途中で戻るなんて、考えなくていいと思います。
一緒にいれば良かったと、きっと思うから。

大切な人とは出来る限り、一緒にいれば良かったと思うから。

[重みは違うかもしれない、でもこれは、自分が感じたことだ。
…なぜ、途中で戻ってくることがないといったのか、私が寂しいと思っているのを悟られたのかは分からないけれど。]

帰ってきたら同学年ですか…

[何を言えばいいのか迷う、いつもそうだ。]

…津崎さんよりも先輩になってたら、いいかも。なんて。そう思います。
(383) 2022/09/19(Mon) 20:48:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ッ、いた、くは、ない…………けどっ

[武藤の問いかけ >>377 にはそれを返すのが精々で。

でもとりあえずは、あのおかしな感覚は去ったから、気のせいだったのかなと流してしまおうとも思った。]

 ……ぇ?

 ゃ、ん────ッッッ!ぁ、…………ぁ

["此処?" >>378 じゃなくて!

おそらくは何の気なしに触れて来た指ひとつに、どうしようもなく翻弄された。

じんじん、というか、ずきずき、というか。

でもそれ以上に形容し難い、身体中を麻痺させるような、言葉を操る理性すら奪うような刺激が駆け抜けていく。]
(384) 2022/09/19(Mon) 20:53:44

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ゃ、それ、ゃだ、ぁ…………!

[言葉では抵抗を告げるのに、全く思うままにならない下肢がどんな様になっていたかなんて、想像だにつかない。

本気で嫌だと告げればきっと武藤は止めてくれた筈はずなのに、そうはしなかった、その理由。

言わせて貰えれば、そんな意図は本当に、少しも無かった。

跳ね続ける両膝はとうに宙に浮き続けていて、だから、見られたくはなかったはずの秘所も、武藤を前に曝け出してしまっている状態で。

言葉と裏腹、"もっと触って"とばかりに、未練がましく内部が収縮を繰り返していて、それは完全に"雄"を誘う仕草だった────なんてこと。

本当に欠片も、全く、自覚は無かったことなのに。*]
(385) 2022/09/19(Mon) 20:55:03

【人】 3年生 津崎 徹太

>>383

 そ、そうだな。朝霞先輩になってるかもな。

[苦笑い]

 うん、後悔しないために。
 あと、俺がやりたいことは、あっちでもできるから。
 あと、イギリスの様子とかも、配信落とせればいいかな、とも思っているから。

 良かったら、観て、そして、
 多分寂しいから、
 なんでもいいから、メッセージくれると嬉しいな。
 朝霞のこととか、大学のこととか。
 教えてくれるといい。

[それは本当に思っていることで。
 そして、チカさんのことも、といおうかと思ったけれど、
 この想いを伝えてくれた後輩に、
 それはさすがに伝えられない]
(386) 2022/09/19(Mon) 21:02:33

【人】 3年生 津崎 徹太

 でも、朝霞、
 ちょっとの間に、なんだか、強くなった?

[彼女は気が付いているだろうか。
 なんとなく、はじめにあったあの時より、
 あきらかに、芯があるようにみえた]*
(387) 2022/09/19(Mon) 21:04:10

【人】 1年生 朝霞 純

>>386
[その人が長生きするか、なんて分からないから。
私なりに長生きしてほしいと思った言葉だったのだけれど、少し苦笑をされてしまった。

後悔しないため。うん。津崎さんが後悔しなければいいと思う。
なるべく長く、イギリスに居てほしい。]

勿論、津崎さんの配信、楽しみにしています。
寂しいと、やっぱり思いますか。

[津崎さんは大切な人のために、日本を離れる。
でも、日本にも大切な人をおいていく。
きっと辛いと思う。とても辛いと思う。

早く帰って来てほしいとは思わない、出来る限り長くイギリスにいてほしい。
でも津崎さんは寂しいと思うのか。
私に何が出来るだろう、メッセージを送るくらいしか、やっぱり出来ることはないだろうか。]

…もし、嫌でなければ、たまに電話をしていいですか?
そうして、直接…動画を見て思ったことを伝えたいです。
私は、何も出来ないけれど、津崎さんのために出来ることをしたいです。
とりあえず、津崎さんの寂しい気持ちが、少しでもましになってくれたらいいと思う。
まあ、メッセージでも出来ることかもしれないけれど…

[とにかく、少しでも力になりたかった。]
(388) 2022/09/19(Mon) 21:17:01

【人】 1年生 朝霞 純

>>387
[告げられた言葉には、こてりと首を傾けて。]

強くなったように見えますか?

[強くなっているのだろうか、前よりも、もっと悩むことは増えているような気がするけれど。]

強くなっているなら、いいな。

[そう、強くなっているならいい。
津崎さんに幸せに生きてほしいと、悲しみが迫っているかもしれない今は言えないから。
もし辛いと頼られたら、側で支えられるような、そんな強さが身についていればいい。]
(389) 2022/09/19(Mon) 21:23:33

【人】 3年生 武藤景虎


 ん…、大丈夫だから、

[痛くないと言っていたし>>384、とは、やだと言われても思ってしまったので。

というか、嫌がってないなとは反応からわかっていたし。

浮いた腰が指から逃げる気配もなく、響いてくる嬌声に下肢が熱くなるのを感じた。

締め付けてくる内壁から水音を立てる指を抜いて、一度其処を押し潰す親指を退ける。]

 柚樹のかわいいとこ、もっと見たいな。

[体を離してから、開かれた脚の間に顔を寄せて、痛々しく見える程赤く熟れた尖りに唇を付けた。]
(390) 2022/09/19(Mon) 21:29:12

【人】 3年生 武藤景虎

[舌先で触れると、核を覆う皮を押し退けるように小さく音を立てて吸って。

跳ねる脚を抑えながら舐め上げれば、垂れた唾液が内股に落ちる。

幾度めかの嬌声が上がれば、自身の張り詰めた熱が痛いくらいになって漸く、唇を離して顔を上げた。]

 ……、柚樹、

[彼女の様子はどうだったか。
怒ったり泣いたりはしてないと思いたい。

シーツに沈んだ身体に覆い被さると、顔を覗き込んで頬に口付けた。]

 もう、結構きつい、

[手を取って、反り上がった熱を触れさせると、彼女の痴態で育った慾を伝えた。]*
(391) 2022/09/19(Mon) 21:29:30

【人】 3年生 津崎 徹太

>>388

 ありがとう。
 いや、寂しいのは、自分かな。

[この美術館の出来事はとても大きくて。
 だから、絆ができたような気がする、のに、
 その人たちとの時間もあまりなくて]

 俺ももっと強くならなくちゃ……。

[と、その時、
 ふと、電話、と言われ、瞬いた]

 うん、もちろん、構わない。
 多分、日本語ききたいし。

[朝霞の一生懸命に言ってくれる言葉に、
 今回は甘えさせてもらいたくて、

 うん、自分もわりと精一杯で、
 少しでも、って]

 ありがとう。
 えーっとじゃ、

[なんとなく、小指を指しだしてみる。
 子供ように]
(392) 2022/09/19(Mon) 21:34:58

【人】 1年生 朝霞 純

【小泉さんへの手紙】
小泉義哉様へ

記憶喪失の折は本当にご迷惑をおかけしました。
集合写真のときに行き場をなくしていた私に声をかけてくださったこと。それよりも以前、パンの試食をさせてもらったときのこと。そのときのことを思い出して、夢の中で帰る私のために食べられる料理を作ってくださったこと。

あなたの心遣いに、いつも助けられて、その度に心が少し楽になりました。

最後に食べたフルーツポンチ、食べれてよかったと思います。
小泉さんの焼いたパンも食べてみたかったけれど。
きっとあなたの味は、形が変わって工藤さんに受け継がれているから。

私は工藤さんのパンを食べて、小泉さんの味に想いを馳せようと思います。
同じ味ではないけれど、小泉さんから受け継がれた味は作る人が変わっても伝わっていくものがあると思うから。

手紙も含めて、私はあなたから沢山のものを受け取りました。
そして、それらを抱えて生きていきます。

ありがとう。そしてさようなら。
あなたの天国への旅路が、平穏無事であることを切に願っています。
そして出来るなら、天国から私たちのことを見守っていてください。

朝霞純より
(393) 2022/09/19(Mon) 21:36:19

【人】 1年生 朝霞 純

>>393
[そう、手紙をしたためて、私は数枚の預かった封筒を保管して、月末を待った。]
(394) 2022/09/19(Mon) 21:38:17

【人】 1年生 朝霞 純

【月末・手紙参り】
[預かった封筒がお焚き上げされる今日、手紙は一枚一枚、宛名を読み上げられてから火の中へと焚かれていく。

知らない誰かの名前のあとに、続く小泉さんの名前。

そして、小泉さんに宛てられた手紙が、火の中へと投じられて、煙になって、空へと消えていく。>>318>>327>>393

私の預かった手紙は、手紙に込められたその人たちの想いは、ちゃんと小泉さんに届くだろうか。

いや、この空の向こう、天国にいるであろう小泉さんに、きっと届いてほしいと願う。]
(395) 2022/09/19(Mon) 21:40:50

【人】 3年生 津崎 徹太

>>389

 うん、見えたかな。
 朝霞の事情をそこまではしらないけれど、

[小さな約束、してもらえたなら、自然にほほ笑むことができたかもしれない]

 強くなってるし、これからもなるだろうけど、
 それ以上に多分優しい。

[最初に薬を配っていた姿、
 うん、あの一生懸命な女の子について、囁いた言葉は、
 嘘じゃないよ]**
(396) 2022/09/19(Mon) 21:42:36

【人】 1年生? 工藤美郷

──それからの日々──

[生きている限り、日常は続く。
 工藤は朝霞さんに言われても納得しないまま、小泉先輩のパンを求め続けた。
 そうして目的は叶わぬまま季節は廻り、暑い夏がやってくる。

 太陽が、アスファルトに濃い影を焼き付けていた。どこに居ても聞こえてくる蝉の鳴き声が、窓を超えて工藤の部屋にも染み入った。
 茹だる様な猛暑の日は、生地がダルダルになるうえ、発酵が早く進みすぎる。だからこんな日はパン作りに向いていない。工藤は早々に今回のパンの期待値を下げていた。]

 ……………………。

[仏前には、既にキュウリとナスの精霊馬が置かれていた。その横にいつものように焼き上がったパンを並べ、いつものように自分の分を一口食む。
 その時、窓も開けていないのにカーテンが靡くと、耳元に風を感じた>>259

 工藤はクリームパンに口づけたまま、しばらくの間停止した。]
(397) 2022/09/19(Mon) 21:43:21

【人】 1年生? 工藤美郷


 ………………………………。

[それは彼女が求めてやまなかった、あの日と同じ味だった。
 こんなに暑い日なのに。発酵の過程も違ったはずなのに。]
(398) 2022/09/19(Mon) 21:44:57

【人】 1年生? 工藤美郷

[不意にツンと鼻の奥が痛くなり、喉の奥がせり上がる。きっと吐くのだと思った。次の瞬間には視界も不明瞭になっていた。
 嘔吐物はいつまでもこみ上げなかった。それが涙だと気づいたのは、頬を滑り落ちた熱量が膝を濡らしてからだった。
 ぼろぼろとこぼれる邪魔な雫を、手の甲でぐいと拭う。大きく口を開けて、はふ、と齧りつく。弾力も、甘さも、香りも、何もかもがあの日と同じ。割った生地の裂け方まで同じ。
 工藤には小泉先輩が、自分の手を借りてこのパンを焼き上げたかのように感じられた。]

 ウ……う、ゥ、

[ぐずぐずと鼻をすすり上げながら、工藤は口いっぱいにパンを頬張った。嚥下して再びかぶりつく僅かな隙間に、おいしい、と漏れた。口の端から溢れかけたカスタードクリームも、あの日と同じ味だった。
 あっという間に口の中に収めると、工藤は声を上げて泣いた。数か月分の哀情が決壊したように、涙が後から後から溢れて止まらなかった。体のどこにも異常はないはずなのに、胸の奥が締め付けられて痛んだ。
 工藤は両手で顔を覆ったまま囁いた。]
(399) 2022/09/19(Mon) 21:45:31

【人】 1年生? 工藤美郷

[穏やかな微笑み>>260が、瞼の裏にありありと浮かび上がった。]*
(400) 2022/09/19(Mon) 21:46:44

【人】 1年生 朝霞 純

>>392
[寂しいのは自分という言葉に、すれ違いがあったのだなと感じて、津崎さんを見て言葉を足す。]

津崎さんが寂しいのかなって、聞きたかったんです。
それから、私も、寂しいです。

でも、津崎さんには後悔してほしくないから。
イギリスで精一杯過ごしてほしいと思ってます。

だから、寂しくても、今は我慢ですね。
でも、津崎さんが寂しいときは教えてください。
少しでも寂しさが和らぐなら、そのために出来ることを教えてください。

[強くならなきゃの言葉には、少し首を傾けて。]

私は自分が強くなったと思いませんでした。
津崎さんも強くなるときは、きっと自然と強くなるんだと思いますよ。
焦らなくても、きっと大丈夫。

[それから差し出された小指に、そっと小指を重ねて。]

約束します。
私が出来る限りで、津崎さんの寂しさを、ちょっとだけましにするって。

[最後に付け足された優しいという言葉は不意打ちで、耳が赤くなってしまっただろうけど。
彼のために私が出来ることがあるなら、それはとても嬉しいこと。
彼に優しいと言われたなら、もっと優しくなりたいと、そう思った。]
(401) 2022/09/19(Mon) 21:52:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["1回してみて"云々とか、甘かった。ごめんなさい。

ぜんぜん、あの"1回"は"1回"ではなくて。
まだ全然、私の知らない色々があって。

しようと言ったのはどの口か、もう私は、刺激を受け流すのだけでいっぱいいっぱいになっていた。

なん、で。この場所、ばかり。

指先で触られるだけでなんで身体ぜんぶがばらばらになってしまいそうになってしまうのか、理屈も理由もわからなくて。]

 か、わ…………?

[もはや、武藤が何を口走ってるのか >>390 もわからず、とりあえずは武藤の指が去って行ったことに安堵していた。のに。]
(402) 2022/09/19(Mon) 21:52:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ゃ、あ!や、やだ、やめッ…………あ、ぁん……ッ…!

[これまでにない、とんでもない声が出てきてしまいそうで、慌てて口を噤んだ。

熱くぬめった何かが先から執拗に触れられていたところに触れ、ざらりと撫でられる。

得体のしれない何かが、足の間をとぷ、と伝っていき、その刺激だけでも身の置き所が無くなってしまった。]

 だめ……むと……それ、だめ、ぇ…………ッ。

[止めて欲しくて武藤の頭を探るように手を伸ばすのに、結局できることは、拒否ではなくて、縋るように、金の髪端をにぎることくらいでしかなくて。]
(403) 2022/09/19(Mon) 21:54:23

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そして漸く、与えられる刺激が無くなったときには、呆然と、緩慢に瞬くことくらいしかできなくなっていた。

頬に当たる武藤の唇も、導かれた手指が触れた何かも、どこか他人事のよう。

────ああ、でも。

私が欲しかったのは。]

 ん…………挿れ、る……?

[それに触れるのは始めての行為だったのに。
まだどこか夢の世界のような心持ちで、抵抗することもなく。
柔く、きゅ、と握ってみてしまった。

私の手より余程に熱くて、これを"きつい"と言っている武藤も、なんだか愛おしくて。]

 挿れて、いいよ……?

 …………ううん、挿れてほしい。

[だって、先刻から身体の中が切ないような、何かが足りていないような、そんな気持ちしかしないんだもの。

だったら、"これ"で、埋めて欲しいなと、思ってしまった。*]
(404) 2022/09/19(Mon) 21:56:58

【人】 1年生? 工藤美郷

[それ以来、二度と同じ味は再現できなかった。

 けれど工藤は、同じ味への執着を手放した。声を上げて泣いたあの日から、工藤が自己解釈したパンを、そういうものとして受け入れた。
 パンを作る際、無理に小泉先輩を憑依させる癖も自然と抜けていった。体格も力も違う小泉先輩を無理に真似るのではなく、工藤の体に合った方法で焼くようになった。
 工藤のパン作りの技量は、依然と変わらない。けれど、それではダメですか、という朝霞さんの言葉>>7:326に、初盆を終えてからやっと頷けるようになった。
 彼女の言葉が届くまでに、ずいぶんと時間がかかったしまったけれど。

 工藤は休日になると、穏やかな心でパンを焼いた。仏壇に供えるのは、工藤の解釈に変容したクリームパン。
 あの日と違う味に仕上がっても、「作りたいものと違う>>221」と表現することは、もう無い。]*
(405) 2022/09/19(Mon) 22:13:49

【人】 3年生 武藤景虎

[脚の間に顔を埋めている間、舌と唇を使って敏感な箇所を責め立てる間、聞こえる声はその行為を促しているようにしか思えず。>>403

髪の端が引かれる感覚は熱に浮かされた頭では遠く感じた。

かわいいとこが見たいと言ったけど、これでは顔は見えないなとぼんやり思う。

それでも全身で示してる反応は触れた肌や響く音で感じるから、熱を上げる要因には事欠かなかった。

その状況をいつまでも愉しめるほどとっくに冷静ではなくて、自分の欲求を露わにしている処へ彼女の手を触れさせる。]
(406) 2022/09/19(Mon) 22:34:42

【人】 3年生 武藤景虎


 ……、ん、っ

[柔く包むような掌の感触に、ひくりと自身が震えて。

挿れる?との問いかけには少し反応が遅れた。

次いで告げられた欲求は同じ答えだったから]

 ….、うん、いいよ。

 オレも、柚樹の中に入れたい。

[軽くノイズを立てて口付けをすると、そのまま抱き寄せそうになったけど。

避妊具を取ると、急く気持ちと共に包装を歯で咬み切って片手で開けて。

今度は見ないでねとは言わなかった。]

 柚樹、手伝って?

[薄いゴムを先端に被せると、竿の中間引き下ろす途中、再度導いた手を触れさせる。

手を重ねて根元まで引き下ろせば、気まずい間にはならなかったと、思う。]
(407) 2022/09/19(Mon) 22:34:58

【人】 3年生 武藤景虎


 ……、っ、
 
[開いた脚の間、既に内股まで濡れた中心にあてがった先端が侵入するのに、一度目程の苦労はなかった。

それでもすんなりとはいかないけど、中を圧し広げるように腰を進めて。

深く繋がると、口付けを落としてから緩く腰を揺らした。]*
(408) 2022/09/19(Mon) 22:36:01

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[正直、"それ"も要らないよ、と思った。

そんな十数秒?数十秒?すら待つのがもどかしくて、早く……と思ったのだけど。]

 ………………?

[手伝ってと囁くように告げてきた武藤は、手伝う手伝わないを申し出る前に、既に動き出していて。

導かれて伸ばした指先は、すべすべした薄膜を通して熱く固いものに触れていった。

……今度、見せてよ。
なんて言いたかったけれど。

さすがに今は、諸々、許容量がいっぱいすぎたかな。]
(409) 2022/09/19(Mon) 23:05:31

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………っ……ふ、

[────ああ、欲しかったのは、これだ。

と、思った。

ほんの数刻前には全然知らなかった感覚なのに。
最初はただひたすらに痛くて苦しかっただけなのに。

なのに今、ひたすらに欲しいのは、武藤の熱でしか、なくて。]

 もっと……もっと、強くして、だいじょ、ぶ…………。

[それでも気遣うように緩い抽挿を繰り返す武藤に、さっきみたいな、あの、神経が焼き切れるみたいな感じが欲しいのだと、ねだってみせた。]

 きもち、いい、から…………。

[それは半分嘘で、半分本当。

どうしても無視はできない痛みは残っているのだけれど、でも快楽らしきものも、遠くの方にほの見えて。

少しでもそれを手繰り寄せてみたいのだと、私も武藤に合わせるように緩く、腰を揺らしてみたのだった。*]
(410) 2022/09/19(Mon) 23:06:53
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a43) 2022/09/19(Mon) 23:12:11

【人】 3年生 津崎 徹太


[旅立つ日は、特に誰にも知らせなかった。
 いや、チカさんは一旦一緒にいくから、
 渡英して、祖母に紹介しただろう。


 今、とても大切にしたい人です。
 おばあちゃんに会わせたかったと]
(411) 2022/09/19(Mon) 23:19:41

【人】 3年生 津崎 徹太

[すると、祖母は喜んでくれる。
 でも、同時に申し訳なさそうにするかもしれない。

 寂しくないからと。

 でも、俺は、祖母のために今の時間を使いたいって、
 もうチカさんにもいってるから。]


 ごめんね。チカさん。
 帰ったら、本当にもう傍は離れないから。


[許してくれるって、
 待ってくれるって、
 信じている……。]
(412) 2022/09/19(Mon) 23:23:28

【人】 3年生 津崎 徹太


[でも、またそこで、チカさんと別れる時は、
 多分、泣いた……。


 どうしてかな。
 どうしてかな。

 なんで、俺の身体は二つじゃないんだろう。
 どうして、心の一部だけを持ち帰ってもらったりできないのかな。
 大切なものを護りたいのに、
 その人が泣いてる時間に自分は寝てるかもしれないし、
 その人が笑ってる時に、自分はただ疲れ切ってるかもしれない。
 チカさんが寂しい時に寄り添えないし、
 俺が転んでも、チカさんは知らない


 本当に、ごめんなさい]
(413) 2022/09/19(Mon) 23:27:28

【人】 1年生 朝霞 純

>>380>>381
[告げられた言葉に、そっと視線を落とした。
故人を悼む気持ち、その思い出に触れたい気持ちは分かる。

でも、もう喪われてしまったものは戻らないから。

続く言葉に私は目を見開いた。>>382
工藤さんが私に何かしてほしいということは殆どなかったからだ。

工藤さんは工藤さんなりに小泉さんを悼み、そして一歩ずつ、前に進んでいくのだろう。

私は頷いた。]

分かりました。豆カレーを作ります。
そして一緒に食べましょう。

[そこに香坂さんがいたのなら、香坂さんにも振る舞いたいのだけど、彼女は私の作った豆カレーを一度は食べているから、二度目も食事の誘いに応じてくれたかは分からない。

それでも工藤さんの家で、豆カレーを作るだろう。

工藤さんと一緒に過ごす時間の、少しの変化。
それが工藤さんが私と共に過ごす時間を大切に思ってくれている証だと知っていたから。]
(414) 2022/09/19(Mon) 23:27:31

【人】 3年生 津崎 徹太




[きっとその別れの時、
 俺は懇願するんだ。


 どうか、どうか死なないでください。
 どうか、どうか


 ――……]**
(415) 2022/09/19(Mon) 23:29:31

【人】 3年生 武藤景虎

[さすがに要らないと言われてしまったら困る。
場合によってはそうなりかねないけど。

とりあえず卒業したりするまでは、とか。

今は考えてる余裕ないけど。

今度はつけてもらいたいかな、と手伝う指先に思う。>>409]
(416) 2022/09/19(Mon) 23:32:39

【人】 3年生 武藤景虎

[緩く動かした腰の先でも充分快感は拾えたのだけど、もどかしさがどうにも先に立つ。

一度目よりは苦しくはなさそうでも、中のきつさはあまり変わらず。

優しくする等言ったことは頭をよぎるけど。

もっと強くして良いとの言葉に乗ってしまったのは、彼女を求める気持ちの強さに負けて。>>410]

 っ、ん…、っ

[徐々に速めた律動に、下から揺らされた動きが重なれば、結局歯止めなどは効かなった。

気持ちいいと伝える声に安堵して、打ち付けた腰から乾いた肌の音と粘質の水音が鼓膜に響くのに興奮が増して。

腕の中の身体が揺れるのを強く抱いて抑える。]
(417) 2022/09/19(Mon) 23:32:55

【人】 2年生 松本志信

─書き換えられた未来─

[津崎くんがイギリスにいって>>344 暫くしてから
掃除ついでに自分の荷物も改めて片付けていた。
引っ越しの荷物の中に、少し古ぼけたおもちゃがはいっていて
その緑色のペン型ボイスレコーダー>>6:107 は、小さい頃使っていた覚えがあった。
早くに亡くした両親が買ってくれたもので
色字共感覚のことを気にして、録音できるおもちゃを選んでくれていたらしい。

再生のボタンを押す。
玩具はもう壊れていて、正しく音を再生することはなかったけど
「ありがとうな。」
ノイズに塗れた誰のものかわからない音声でも、その部分だけは何とか聞き取れた。

ある晴れた日の午後。
そいつをペン立てに片付けると背伸びを一つして
すっかり慣れたように合鍵を持ち、マンションを後にした。]
(418) 2022/09/19(Mon) 23:33:01

【人】 3年生 武藤景虎


 っ…、は、っ…、
 ごめ、ん、止まらなさそ…、っ

[揺らす腰の動きは宣言通り止まることなく。

それで良いと答えてくれるのはわかってるから、昇りつめてく感覚を頼りに腰を突き動かした。]

 ぁ、っ…、く、
 ゆず、き、…もう、 ……、っ

  ─────……ッ、

[達する瞬間、同じ位置に歯を立てたのは無意識で。
でも、薄く歯型を残すように噛んだのは意識的だったかもしれない。

彼女の肌に自分の印を刻んで、二度目の精を吐き出した。]*
(419) 2022/09/19(Mon) 23:33:15

【人】 2年生 松本志信

[自転車に乗って颯爽と風を切り、街を行き交う人々とすれ違う。
毎日見る光景は、あの日を境に変化があった。
世界は色褪せたものだと思い込んでいたのに
今はこんなにも、鮮やかに見える。
気持ち一つで変わるものだと、自嘲さえ毀れる。

あんなに単調だったのに、今は目まぐるしい。

煙草はやめて数カ月たったし。
部屋を掃除するなんてのも定期的にやってるし。
切り刻む事しか知らなかった包丁さばきも
ちゃんと切り方を覚えるくらいにはなったから、成長してるんだろうと思う。
レシピ本も数ページなら読めるようにはなった。

そんなことをいちいち子供みたいに誰かに報告なんてしないけど
イギリスの時間に合わせて、夜津崎くんが寝る前にメールを打つのは毎日続けてる。]
(420) 2022/09/19(Mon) 23:33:41

【人】 2年生 松本志信

[信号が赤になり、自転車を止めて足をつく。]

 ………、…?

[心の端を突くような、既視感があった。

一匹の猫が走っていく。
赤信号の道路めがけて、車が往来する中に。

思うよりも先に身体が動いていた。
自転車を投げ捨てて、車道に飛び込んでいく猫を追いかけて。
飛び降りるのも怖いと思ってた俺が、だぜ?]
(421) 2022/09/19(Mon) 23:34:07

【人】 2年生 松本志信

[死ぬのってあっけないんだなぁって思った。
痛いとか苦しいとか怖いとか、そういうの感じる暇もなくて。

おもいきり車にぶつかった俺の身体は天使みたいに宙を舞って
道路に落ちた後、どんどん真っ赤に染まっていった。
その熱が自分の皮膚に伝わっていって
あの時屋上で抱き締めた、津崎くんのことを思いだしてた。

ああ、俺が死んだら泣いてくれるのかな。
悲しいって言ってくれんのかな。
寂しいって思ってくれんのかな。

ごめんね、ってそればっかりが頭を占拠して──]
(422) 2022/09/19(Mon) 23:34:55

【人】 2年生 松本志信

 「     ──!!!!」


[引っ張られた、気がした。
猫を腕に抱えて道路に転がった、けど車に撥ねられることはなくて。
かわりに俺は擦り傷と切り傷に塗れることにはなったが
幸い、どこも対した怪我じゃない。
歩道の端に座り込んで、上がった息を繰り返し
ばかみてぇにうるさい心臓を何とか落ち着けようと。

死ぬんじゃないかと思った。
実際きっと本当は死ぬはずだった。
]

 ……、…はは。

[死ぬのが怖いと思った。
生きていたいと、思った。
書き換えられたこの未来を
一緒に歩みたい人の貌が浮かんで、目の奥が熱くなった。]
(423) 2022/09/19(Mon) 23:36:07

【人】 2年生 松本志信

 
 
[今、向こうは何時だろう。
わからないけどたまには遠慮せずに送ってみよう。
つかまえた猫と、ボロボロの写真。
ちょっと心配させるかも知んねぇけど。

遠い国の愛しい人のスマホが、震える**]
 
 
(424) 2022/09/19(Mon) 23:37:00

【人】 1年生 朝霞 純

【お盆を過ぎて】
>>397
[工藤さんは、食事のレパートリーにクリームパンと豆カレーが加わったこと以外は、特に代わり映えのしない生活を送っていたように見えた。

“小泉先輩の焼いたパンが食べたかった”という願いは叶えられることなく、それでも彼女は諦めずにパンを作り続けていた。>>381

きっと、彼女は死を悼んでいて、その苦しみに押し潰されそうで、だから小泉さんのパンが食べたいのだと、どうしても諦められないのだと分かってからは、私も工藤さんのパンではダメかとは言わないようにしていた。>>326

月日は巡って、お盆が過ぎて、工藤さんの家に訪れたとき。
工藤さんの癖が変わっていた。>>405

力を入れ方も、粉の振るい方も、焼き加減の確認の方法も、ほんの僅かな差異ではあるけれど、でも確実に違っていた。

その日焼き上がったのは、ふんわりと優しい味わいのするクリームパンで。

工藤さんはもう納得していない様子を見せることなく、それを仏壇に供えて、私に食べさせてくれた。

目の前でパンを咀嚼する工藤さんに、もう迷いはなく。

彼女の中で、一区切りついたのだと、小泉さんは形を変えて工藤さんの中でいきていくのだと、ただそう感じた。]
(425) 2022/09/19(Mon) 23:39:37

【人】 3年生 津崎 徹太

>>424

[電話が震えたのは、朝の5時。
でも、実は介護のために起きていた。
そして、届いたメールを見て、画面を見て]



[急いで、電話をかける]
(426) 2022/09/19(Mon) 23:41:48

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[────ああ、好き、だ、な。

過るのは、そんな思いばかり。

私の名を呼んでくれる声が好き。
苦しそうな吐息も好き。
どこまでも、乱暴にはしてこないところも好き。

ねえ、その"噛み癖" >>419 も好きなんだと伝えたら、武藤はどんな顔になるのかな。]

 …………ッ。

[前の時よりも、少しだけ深く、少しだけ鋭く。
食い込んだ歯がちりりと皮膚を焼いていくようで。

言葉にはならない、"俺のものだ"が伝わってくるようで、私はうっとりと眼を閉じた。]
(427) 2022/09/19(Mon) 23:46:28

【人】 3年生 武藤景虎

───道程───

[日常は少しずつ戻ってきている。

それでも戻らない日常は確かにあって。
研究室に顔を出しても会えない顔が一人いることを思い出しては悲しみが胸を浚うことだったり。

変わっていく日常もあって。
徹っちんがイギリスに経ち、まつもっちゃんの様子を見にくっきーと徹っちんの家に行くようになったことだったり。

後輩女子たちも少しずつ変わってきているなと並ぶ姿を見て思ったりする。


オレはといえば、多分周りから見たらそんな変わってなかったと思うけど。

胸に抱えてた空虚はもう感じてなかったし、何かを残すことに急くこともなくなっていた。

歩んだ後に道は続いてて、其処に足跡は残ってる。

あの時経験した多くのこと、関わった人たちがオレの中に残ってるように。
 
オレの足跡も、誰かの心に残っていくのだと思うから。

そしてこれから先にはきっと、隣に一人分、大切な人の足跡が加わるのだと思えば、*心細くはなかった。*]
(428) 2022/09/19(Mon) 23:46:52

【人】 3年生 津崎 徹太

【そして、イギリスから帰る日】

(1)1d3年後
〜♪For you will bend
and tell me that you love me
And I will sleep in peace
until you come to me.〜♪


[風が穏やかで、日差しもそんなに強くない日。
 丘で最期に祖母に歌を捧げた。
 ここで暮らした日々が思い起こされる]


 [祖母は亡くなる数日前からは少女になっていた。
 だから、孫のことは忘れ、俺のことをなぜか兄だといっていた。
 実際、兄がいたらしいが、戦争で亡くなっている。

 名前もいつのまにかダニーと呼ばれていたのは、
 こちらのでお話。
 ただ、それでも、毎日を大切に過ごし、
 毎日お茶の時間に、スマホをあけて、
 学友たちの写真やメッセージをみる日々、
 それも、もう終わるんだと]
(429) 2022/09/19(Mon) 23:48:49
3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a44) 2022/09/19(Mon) 23:52:27

【人】 1年生 朝霞 純

【翌月末、手紙参り】
[松本さんが手紙を書き終えたのは、皆よりも少しあと。
一緒にお焚き上げするのには間に合わなかったので、一枚だけ、別で持ってきた。

小泉さんの名前が読み上げられて、そうして文字を見るのが苦手な松本さんが、友人のために書いた手紙が火の中へと投じられる。>>-1346

薄く上がる火の粉、それよりも遥か高いところへ昇っていく煙。

死にたがった人は、大切な人と、今、精一杯に生きている。
自分の夢や未来を大切にしながら。

最期、小泉さんの最期に紙吹雪の魔法を使おうと提案してくれた、優しい人の友人宛の手紙が、薄い煙と共に天国へと運ばれていく。

小泉さんは見てくれるだろうか、今の状況を知ったら、きっと喜んでくれるだろう。

松本さんと小泉さんは周囲から頼られる人同士、何かと話してもいたようだったから。

そっと天国から、たまに見守っていてほしい。
大切な友人のことを、放っておけない人のことを。
これからを生きていく私たちのことを見守っていてほしい。]
(430) 2022/09/19(Mon) 23:53:59

【人】 4年生 小泉義哉

―― 天国にてお手紙開封 ――

[ 天国に着いてから
 体感でどれくらいの時間が経った頃だろうか。

 何通かの手紙が届いたため、>>395>>430
 一つ一つ封を開いて読むことにする。

 義哉の傍らにある雲で出来た花瓶の中には、
 白いカスミソウの中に
 一輪のポーチュラカが混ざっていた。>>124]
(431) 2022/09/19(Mon) 23:54:59

【人】 4年生 小泉義哉

[ パンの絵が描いてある手紙を読む。>>317>>318

 まずは、パン屋の伝言がうまく伝わったようで
 安心するとともに、恋人と向かうのかと思うと、
 どこか微笑ましい気持ちになる。

 後輩が夢の世界の中で、かけがえのないものに
 出会うことができ、今もきっと共にあるのだろうと
 思うと、夢の世界へ連れてくることになって良かった、
 と安堵した。

 そして、安らかな気持ちになりながらも、
 いつまでも彼が幸せであるよう、心から祈った]
(432) 2022/09/19(Mon) 23:55:11

【人】 4年生 小泉義哉

[ 一言だけ書かれた手紙に、義哉は思わず苦笑した。>>327

 イギリスに行くことを知っていたら、
 「そういうことかも?」と
 何となくの理解は出来たのかもしれないけれど、
 何も聞いていなかった義哉には察することは難しく、
 さすがに死人には弱音を吐いてくれないかと思った。
 
 もし次に手紙が来ることがあれば、
 同じ一言でも、そのときは「幸せです」と
 彼が書くことができればいいな、と考えながらも、
 いつか現世に還るときがあれば、
 幸せそうな姿を見ることができればいいと
 義哉は心から願った]
(433) 2022/09/19(Mon) 23:55:23

【人】 工藤美郷

── 十数年後 とある夏の日 ──

[ドアが開いた途端、忘れていた熱気がむわっと美郷を包み込んだ。一瞬にして全身から汗が噴き出す。改札を出れば、目の前を子供が駆け抜けていった。彼らは移動するとき、当然のように走る。
 電車は予定通り到着した。ターミナルの時計は、純さんとの約束にはまだ時間があることを示していた。
 アスファルトがゆらゆらと空気を歪めていた。熱せられた上昇気流に乗って、香ばしい香りが空へと昇っていく。美郷は紫外線に肌を焼かれる感覚を味わうと、ほんの少しの時間たりとも外で待つのを速攻で断念した。純さんに『駅前のパン屋7:364に居ます』とメッセージを送り、足を向けた。
 相変わらず食べられるものは少なかったが、パン屋を見つければ店内に入るようにはなっていた。それは若い日に食べたあの味を求めてというよりは、小泉先輩へのお供え物を探す感覚だ。]
(434) 2022/09/19(Mon) 23:55:26

【人】 工藤美郷

[美郷はすっかり大人になった。食生活が変わって、代謝も落ちて、体格も幾分か丸くなった。小泉先輩の享年など、随分前に追い越した。
 小泉先輩の時間は止まったままなのに、今の自分の方が人生経験も積んだはずなのに、いつまでも彼の方が年上のような気がした。
 胸の内に思い起こす小泉先輩も、少しずつ変容しているからだろうか。]
(435) 2022/09/19(Mon) 23:55:40

【人】 4年生 小泉義哉

[ 記憶喪失だった時のことにも触れた手紙には、>>393
 夢の中でも謝ってもらったのに律儀だなと思いながら。

 彼女の心が少しでも楽になったのなら、
 自分の生きた時間も無駄ではなかったのだなと思う。

 この手紙で工藤もパンを作っているのを知ったときは、
 すでにお供えが来ていただろうか。
 いずれにせよ、美味いといただいていたのは
 変わらないが。>>258

 きっと朝霞と工藤は仲良くなったのだろうと、
 文面からも分かるから、そのことも嬉しい。

 天国から姿形を見守ることは難しく、
 現世に還るときに見つけられたら、にはなりそうだが、
 転生するまでは、ずっとこの場所から、
 みんなの幸せを祈ることは続けようと思う]
(436) 2022/09/19(Mon) 23:55:42

【人】 4年生 小泉義哉

[ それは手紙の形で届いたかは分からないけれど、>>-1346

 約束、自分は守る気なかったくせに、と
 思わず義哉は小さく苦笑した。

 けれど、彼も生きたいと思えるようになったのかと、
 そう思うと嬉しさで胸がいっぱいになる。

 彼のこれからの人生に幸せがあるといいと
 心から思った]
(437) 2022/09/19(Mon) 23:55:57

【人】 4年生 小泉義哉

[ もしかしたら、
 その他にも手紙は届いていたかもしれないが、
 いずれにせよ――

 みんな、ありがとうな。と心の中で呟きながら、
 目を閉じて、届いた手紙を胸に抱える。

 みんなと出会えて本当によかった。

 次にもしまた会うことが叶うのなら、
 みんなのことをもっと大切に思えるような
 人間として出会い、
 自分が死ぬことに決して満足しないような
 そんな人間でありたいと義哉は願う]**
(438) 2022/09/19(Mon) 23:56:11

【人】 工藤美郷

[ご飯時だからか、パン屋は繁盛しているようだった。窓越しに人影が見える。
 ドアを開けようとした途端、中から子供が飛び出してきて、誰かの名前を呼びながら走っていった。友達がいるのだろう。]

 ………………。

[美郷は呆けたようにその子供を見送る。後ろの客から声をかけられて、やっと我に返って店内に入った。]
(439) 2022/09/19(Mon) 23:56:19

【人】 工藤美郷

[混雑していて、総菜系の甘くないパンはほとんど売り切れていた。しかし美郷の目的とするクリームパンはまだ売ってあった。
 イートインコーナーに行く頃には、純さんも合流していただろうか。
 美郷はパンを一口食むと、じっと考え込んだ。それから窓の外で遊ぶ子供たちに目をやった。
 ちょうど隣の席を整えるためにやってきた店員に、]

 このパンはあなたが作ったのですか。

[確認すると、その通りだと言われた。少しだけ息子が手伝ったとも。
 工藤は頷くと、]

 遠い昔に、同じ味を食べた気がしました。
 ……また来ます。

[そのように伝えて、再び窓の外に目を向けた。店員もまた同じ方向を見つめていた。
 少年は太陽の光を受けて、力いっぱい遊んでいた。見ている間にも転んだ友達を励まし、あるいは喧嘩し、泣きながら仲直りをして、幼い感情を自由に放出しながら、空へ空へと成長していた。]
(440) 2022/09/19(Mon) 23:57:25

【人】 工藤美郷

[美郷は目を閉じて瞼の裏に小泉先輩を描く。小泉先輩は、美郷が見たことの無い、屈託のない笑顔を浮かべていた。

 美郷は願った。彼の永遠の幸せを。]
(441) 2022/09/19(Mon) 23:58:19

【人】 2年生 松本志信

[電話がかかってきたのは、あの夢みたいに晴れた遅い夏の日で。
綺麗な青空が広がる、風の穏やかな日だった。

突然かかってきたものだったから驚いたけど。
丁度、そろそろオムライスもマシなものが作れるようになってきてて
今度の電話でそんな話でもしようかな、って思ってたところだったから。

泣き虫な彼の報告に、柔らかく微笑んで]
(442) 2022/09/19(Mon) 23:59:56
 




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