人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 路地の花 フィオレ

「ニーノ、アレ、ヴィー……何で?」


連絡を受けて、新たに捕まった人間の名を聞いて。
震える声で、蚊の鳴くような声が呟く。

アジトへ向かっていた足を、止めたかと思うと。
全く別の方向へ駆け出した。

#街中
(0) 2023/09/17(Sun) 21:43:03
フィオレは、しばらくの間、アジトに顔を出せなかった。連絡は通じたり通じなかったりするだろう。
(a0) 2023/09/17(Sun) 22:16:38

【妖】 路地の花 フィオレ

「………」

あなたの部屋の前まで来て、インターフォンを鳴らす。
仕事に出ているのだろうから、返事はきっとない。

「(そういえば、開ける時は連絡してくれって)」

言ってたっけ。

扉の横に座り込んで、メッセージを送った。

『今日、家に居させてほしいの』
『時間がある時、開けに来てくれる?』
($0) 2023/09/17(Sun) 23:18:54
フィオレは、ルチアーノに少しだけ間を空けて。『だいじょうぶ』とだけ、返事を送った。
(a3) 2023/09/17(Sun) 23:20:34

【妖】 路地の花 フィオレ

『分かった』
『連絡、待ってるから』

メッセージを送って、小さく溜息。
一人になれる場所、探さないとな。

「……っ…」

とにもかくにも、立ち上がって。
しばらく時間を潰すために、歩き始める。このままここにいると、泣いてしまいそうだったから。

祈りでも捧げてこよう。もう、何も起こらないように。
($2) 2023/09/18(Mon) 0:25:59

【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ

「うん、分かってる」
「フレッドはいつだって、私のことを心配してくれる」

目の前にいたのなら、抱き締めていたんだろうなと思う。
明るくて優しい声色が、いつだって私を元気づけてくれたのだ。

「私もなるべく行くようにはするけど、出来ない時はお願い」
「ほんとうに、何もないのが一番なんだけどね」

警察の人間も捕まっているのだというし。
養育院の大人や、スラムの人たちだって手にかけられないとも限らない。
子供たちに罪はないのに、悲しい思いなんてさせられない。


「私?」
「今は……この間お話したお店の近くにいるわ。
 うん、時間はあるから会えるわよ。ここで待ってたらいい?」

何を渡してもらえるのかしら、楽しみにしてるわね。と、電話口から嬉しげな声が聞こえてきたはずだ。
(-89) 2023/09/18(Mon) 0:47:37

【人】 路地の花 フィオレ

静謐な教会。
いつもよりも少し静かなこの場所で、珍しく祈りを捧げる姿があった。

いつもは子供たちと遊んでばかりだから、1人手を組む姿は新鮮に映るかもしれない。

#教会
(5) 2023/09/18(Mon) 1:11:29
フィオレは、教会で祈りを捧げた。これ以上、自分の大切な人達が奪われてしまわないように。
(a4) 2023/09/18(Mon) 10:28:45

【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ

「ふふ、この間会ったばかりなのにね?」

お互い無事であることを目視で確認して、駆け寄ってきた弟分の体を優しく抱きしめる。私も会えてよかった、と言って。
体を離す。

そして袋の中身を見れば、秋の色をしたフルーツと手作りのクロスタータ。差し入れというにはあまりにも贅沢なそれに、瞬きをして。

「こんな立派なものがもらえるなんて思わなかったわ、クロスタータを作るのも大変だったでしょ」
「凝ったお菓子が作れるようになるなんて、フレッドは本当に頑張ったのね」

お菓子作りを習っていると言っていたから、その成果を目の当たりにして心の底から嬉しそうに笑う。

「ありがとうフレッド、大事に食べるわね」
(-153) 2023/09/18(Mon) 11:03:00

【人】 路地の花 フィオレ

教会を後にして、未だアジトへ向かう気になれない女はショッピング街をあてもなく歩いている。
自分に出来ることはないと分かっているから、気分はすぐ沈みそうになる。どうにか気を紛らわしたかったのだ。

「……あ」

小さな花を模ったシルバーネックレスを目に留めて。
アクセサリーにはそれほどこだわりがあるわけではないけれど、目を引いたそれをいくつか見て。

「そうだ、」

何かを思いついたような声を上げて、暫く吟味を重ねていたかと思えば。
2つのネックレスを手に取って、会計に向かうのだった。

#街中
(7) 2023/09/18(Mon) 14:46:17

【妖】 路地の花 フィオレ

『ありがとう』
『ちょっと出掛けてたから、今から行く』

『今日は、家にいる?』
($4) 2023/09/18(Mon) 17:56:28

【妖】 路地の花 フィオレ

遅れて、メッセージがもう一つ。
文章を考えるのが苦手なのかもしれない。

『罠があるって分かってるなら』
『あなたを先に行かせればいいわね』
($5) 2023/09/18(Mon) 17:58:31

【妖】 路地の花 フィオレ

メッセージに返事はない。
代わりに暫くして、部屋の扉がノックされた。

開いているのだから勝手に入っても構いやしないのだろうけど。
家主がいるのであれば、一応の礼儀は示しておきたかった。

『着いた』

さまざまな可能性を考えて、屋外だから名乗るのもと思い 一言メッセージに代えた。
($7) 2023/09/18(Mon) 20:59:29

【妖】 路地の花 フィオレ

「そう、なら安心してお邪魔出来るわね」

かちゃり。控えめな音を立てて、扉を開ける。
他人の家だからと見て回ったりはせず。物音でもする方へと向かって歩いていく。

「ごめんなさいね、テオ」
「どうしても一人でいる気になれなくて」

とはいえ、アジトに行く気にもなれなかったのだけれど。
($9) 2023/09/18(Mon) 23:00:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

「時間が許すならいつだって」
「姉さんは、フレッドが会いに来るのを待ってるわ」

自分よりもよっぽど忙しくなったはずの弟分が、いつまでも慕ってくれる。かわいいかわいい存在。

……私が今どういう立場なのか知っても。受け入れてくれるのだろうな。それでも、万が一のことを考えて話すことは出来ないでいるのだ。

「姉さんはクロスタータも作ったことがないもの、褒めちゃうわよ」
「お菓子とか料理とかからっきしだから…フレッドが色々作れるようになったら嬉しいな。次に会う時は何を持ってきてくれるんだろうって、楽しみになっちゃう」

あなたにつられて目尻を下げて笑うのも、昔からのクセ。

「アレ、ああ見えて自分の事で手一杯だったりするのよ?
 遊びに行ってみれば、全然外に出てなかったりして」
「今は何か起きたりもしていないから、その時が来たらきっと頼るわ。アレがびっくりするくらい、立派に解決する姿見せてあげましょっ」

いたずらっぽくわらって。人にちょっかいを掛ける時はいつもこんな顔をしていたなあなんて。
(-270) 2023/09/19(Tue) 0:46:07

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

夜。
アジトに結局顔を見せなかった部下の女は、あなたに一つのメッセージを送っていた。

『あの日、逃げる場所の話をしていたでしょう』
『何が起きるか、知っていたの?ルチアーノ』
(-271) 2023/09/19(Tue) 0:47:28

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

メッセージは、ゆっくり間を置いて返ってくる。
表現が合っているのかわからなかったから。

『選ばれる理由とか』『基準?とか』
『そういうのは』
『わからない、のよね?』

『私の家族が、捕まったの』
(-277) 2023/09/19(Tue) 1:16:55
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a9) 2023/09/19(Tue) 3:50:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

髪触るの、好きなの?と聞いたことがあったような気がする。
だから、あなたがそうやって触る時。自分から髪を巻きつけたりしたものだ。
さらさらとした髪質は、そうしたってすぐ解けて広がったから。

「っん……あ、ぁっ…」


断続的な甘い声が、あなたの傍で響いている。
指の沈んだ秘部をしばらくそうしていると、包み込むような柔らかさに変化していく。
かといって緩いわけでもなく、中に入ったものを抜こうとすれば吸い付くような。

「ん……うん」


はあ、と息を吐いて。
少し呼吸を整えた後、押し付けられた性器に手を伸ばす。
自分の手できもちよくなってもらうのも、好きだから。
下着の上から、あなたのそれを指先で責めていく。

あなたがまだ、自分でも責めたいのなら。
好きなように体勢を変えてもいいと。
口付けの合間に、また囁くのだ。
(-292) 2023/09/19(Tue) 4:18:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

『まさか』
『幻滅なんてしないわ』

『ただ、ちょっと拗ねてるだけ』

それほど気にしているわけでもない。あなたが隠していたことについては。


『警察側の…ニーノって子。それから、カポ・レジームも』
(-293) 2023/09/19(Tue) 4:20:16

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

『ニーノは可愛い弟みたいな存在で、アレは私たちのお兄さんだったから』
『逮捕される謂れなんて、アレはともかくニーノには』
『ないはずなのに』

ずいぶん長い付き合いがあるようだ。強い思い入れがあるように感じるだろう。

『いくら?』
『これ以上、大事な人を奪われたくないの』
『ルチアーノのことも、そうよ』

『知ってることがあるなら、知りたい』

ちゃんと教えてくれるなら、機嫌を直してあげる。というのはちょっとずるいかな。
(-355) 2023/09/19(Tue) 12:11:48

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

アジトに顔を出さなかった日。
あなたにひとつのメッセージ。

『食事会、ありがとう』
『あの時はゆっくりお礼も言えなかったから』

『ラスクもパスタも、すごく美味しかった』
『ロメオさえよかったら、作り方を教えて欲しいくらい』

こんな状況下で送られた他愛もないそれは、いつもの彼女らしくもあったかもしれない。
(-371) 2023/09/19(Tue) 12:52:06

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「……良かった…」

返信を見て、身体から力が抜ける。
保護されたのなら、あの子が理不尽な目に遭っていないのなら、それ以上のことはない。

『本当に安心した』
『悪意に晒されたわけじゃないことが分かったから、それで十分』
『アレには、自分から聞きに行ってみるわ』

自業自得、だなんて。心当たりがないわけじゃないし。

ちゃんと揃えて払うわ、と打ち込んだのち。
最後のメッセージで手が少し止まって。

『……出来るなら、ちゃんと逃げてね。私、ルチアーノがいなくなったら泣いちゃうかもしれないわ』

約束はしてくれないだろうから、見えないところで祈るだけ。
(-378) 2023/09/19(Tue) 13:30:12

【置】 路地の花 フィオレ

「私の周りは……優しい人ばっかりね」

メッセージを返す手を一度止めて、様々な相手から送られてきた文章を読み返している。
気を遣ってくれて。甘やかしてくれて。
家族みたいに扱ってくれる。

「私は何か返せてるのかしら」

学もないから、人の助けが必要で。
前線で戦う事も出来ないから、皆が傷付いてる間留守番役で。
料理も殆ど出来ないのに。

頼ってもいいって言ってくれる人ばっかり。

だけどそれに甘えてばかりいてはだめだ。こんな状況なら特に。

「出来る事、増やさないとね」
(L4) 2023/09/19(Tue) 19:12:58
公開: 2023/09/19(Tue) 19:30:00
フィオレは、ソファに座って、メッセージに向き直った。
(a16) 2023/09/19(Tue) 19:13:31

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『じゃあ、明日にでも』
『今日はいくところがあるから、アジトには戻らないと思うし』

本当にこの人も、私に甘い気がするなあ。
頼る先があるのは、本当に安心する。

『わかった、何かあったら頼る』
『ロメオも、何かあったら言って。言ってもらえる分、私も返したいから』
(-439) 2023/09/19(Tue) 20:12:56

【妖】 路地の花 フィオレ

「今はテオの近くが一番落ち着くと思ったから。
 誰かの邪魔になるのも嫌だったの。上司の前で泣くわけにもいかないしね」

少しおどけたような言い方。大分落ち着いてはいるようだった。
あなたの言葉にも、前向きな感情を込めた頷きと笑みを返す。少なからず信用があることはやはりうれしいものだ。

「お気遣いなく〜。押しかけたのは私の方だもの」
「それにあなたが帰ってくるまでの間も、じっとしてたらダメになりそうだったから。
 ぐるっと街を歩いてきたんだけど……」

こんなに色々買っちゃったから、と手提げ2つ分の荷物を軽く持ち上げる。
焼いたチーズのいい香り。
翌日の妨げにならないくらいのミニサイズワインを添えて。

あなたの隣にスペースがあるのなら、ソファに腰を下ろして。
いつもの調子ならここで寄りかかってやっても良かったのだけど。流石に理性が働いたようだった。

「あんまり、家に物置いてないのね」
($11) 2023/09/19(Tue) 20:23:58

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「ん、ッ、んん……っ、ぁ…!」


ひく、と太ももが震える。
その手であなたの下着の中に手を入れて。昂ったそれを撫で上げ、湿った先を指の腹で擦る。
奥を刺激されていくにつれて、その手も時折動きを止めて。
ぎゅうと身体をあなたに押し付ける。空いていた片腕で強くしがみついたから、指の痕が残ってしまったかも。

「は、っ、……アレ……」


口付けと口付けの間には、息継ぎをするのが精一杯。
きっと、あなたを絶頂までは持っていけなかった。それでも、ぐちゅと水音が立つくらいには性器も掌も濡れそぼっていて。
自分を組み敷くあなたを見上げて、熱い息混じりに名前を呼んだ。

呼んで。
また、首に腕を回して。いつでも来て、と蕩けたような顔がそう告げていたのに。

「……今…?」

何で先に確認しなかったの、と。じとりとあなたを見て、額をぶつけた。ごつん。
(-463) 2023/09/19(Tue) 21:24:26

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

あまり要領がよくないものだから、時間はかかってしまったけれど。
昼頃の時間。あなたの元に面会に来る姿があっただろう。

立場を誤魔化せるよう眼鏡をかけて、髪を緩く後ろにまとめている。

「……アレ?」

あなたの姿が見えたのなら、そっと声を掛けるのだろう。
殆ど情報を仕入れていないから、今どんな姿なのかもわからず不安そうな顔。
(-469) 2023/09/19(Tue) 21:55:51

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『なるべく一市民としていられるようにしておく』
『変装の腕ばっかり上がっちゃうかも』

Grazieと書かれた猫のスタンプを送った。
警察の人間と懇意にしていることもあって、嫌味には気が付かなかったかもしれない。

『うん、私たちはファミリーだもの』
『いつだって、助け合いましょうね。頼りにしてるわ、ロメオ』

元々、ノッテファミリーの人間を家族のように思っていた。ずっと長い付き合いのある弟みたいな子や、兄のような人とはまた別に。
だから甘えられたし、上下の関係を気にしたこともなくて。
それがあなたと同じ重さであったかは、分からないけれど。

「……本当に、このままじゃ」
「際限なくなっちゃうわよ、私」


ぽつりと、呟くのだ。
(-481) 2023/09/19(Tue) 22:44:30

【妖】 路地の花 フィオレ

「あとは置くなら私くらい?」

当然、冗談。話しながら、ローテーブルにチーズとろけるパニーニやサラダ。ローストポークにチーズや生ハムの切り落とし。デザートにはカットフルーツのパックを並べている。
それぞれ、食べきれるよう量は抑えられているようで。ワインも多くて1人2杯くらいといったところ。
ワイングラス、ある?なんて聞きながら。

「まあ、私の部屋も同じくらいね。殆ど使ってないし……
 あとは貰ったものが置かれてるくらいで」

視線を追って、秋の花が目に入ると。ふふ、と小さく笑う。
家でも育ててるんだなあ。

「……兄弟同然で育ったひとがね、捕まったんですって」
「弟の方はあなたも知ってる顔かもしれないわ、警察の子だから」

だから、どうしてもね。と、一つだけ小さな紙袋をソファにのこして。
眉を下げて笑う。
($13) 2023/09/19(Tue) 23:53:58

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『もっといい女になってみせるわ』
『道端に咲く花は、強かに生きるものだからね』

手を振る猫のスタンプを送って。
ここでこちらも返事を止めた。

「……いなくならないでね」
「みんな、私を置いていくなんて……本当に、嫌だから」


祈りを捧げる。女には、そのくらいしか出来なかった。
自分を支えてくれる人達に、理不尽が襲い掛かりませんように。
(-509) 2023/09/19(Tue) 23:57:45
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a19) 2023/09/20(Wed) 0:16:29

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

落ち着いた頃。あなたに面会に来た女が1人。
赤縁の細フレームメガネに、髪を緩く後ろで結んで。
立場を悟られないような姿で。

あなたの現状を知らないから、ただ不安そうな顔であなたの姿を見ている。

「ヴィー…?」
(-518) 2023/09/20(Wed) 1:31:59

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

汗ばんだ肌に、上がっている息。
ここまで来たのに、と恨みがましい目を向けつつ。
あなたが避妊具なしで抱いてくれないのは知っていたから、今日はここまでかなと思っていると。

腕から体が抜かれたので、起き上がろうかと肘をついたのだが。
そのままずるっと滑るように、背中が再びベッドについた。
抱え込まれたような恰好は、秘部を高い位置へと曝け出す形になる。

「あ、え……っ、んん…!」

それほど回数をこなしたことがあるわけでもない。まして、身内にはこういったコトをさせることの方が少なかっただろう。
止める間もなく、舌先がそこをなぞる。ぞくぞくとまた、背筋を快楽が駆けのぼって。
とろりと、奥から込み上げた体液が舌の上に流れるほど溢れた。
流し込み切らなかった分は横へ流れて、いやらしくシーツを濡らす。

口元にあてた手の甲の隙間から、高い声が漏れて。濡れた瞳があなたの方を見ていた。
(-540) 2023/09/20(Wed) 3:00:53

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

寝ているだけなのがわかったのなら、不安そうだった顔は少しばかり和らいで。
しゃがみこんでその寝顔を眺める。

その顔の傷は気になるが、むしろ昔を思い出すようで懐かしさすら覚えて。

「自業自得だって聞いてたけど、……らしい顔してるわ」
「アレ、可愛い妹が来たのに起きてくれないのかしら?」

気付かないかもな、と思いつつ。冗談めかして声を投げている。
(-541) 2023/09/20(Wed) 3:03:20