人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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【秘】 いたかった ルヘナ → 一番星じゃなくても スピカ


「俺が救われるのがお前の救い、なら……
 お前もまずはひとつ、救われたことになるんだな。
 よかった、お前が救われてくれたのなら、本当によかった……」

 これは本心だ。散々傷付けておいて言えた話ではないが、
 あなたのことは大切に思っているし、
 あなたに幸多からんことを願ってもいる。

 ……居場所を失ったまま垂れ下がっていた何も掴めずにいた手が
 そっとあなたの背に回されて、優しく添えられる。
 抱きしめるというには力があまりにも入っていないそれが、
 今まで引いていた線をほんの少しだけ超えるものだと
 あなたにはわかるかもしれない。

「俺なんかを救い支えてくれるお前に、
 ひとつでもいいから報いたい。
 スピカ、俺からお前にできることは何かあるか?」

/*
 なうぷれ、『心做し』です。対戦よろしくお願いいたします。
(-114) 2021/05/31(Mon) 13:01:59

【秘】 臆病者 スピカ → いたかった ルヘナ

「そうよ。あなたが私の部屋に来て、
 手を引いてくれたその時から。
 あなたの救いが私の救いにっ……」

背中に回された手に、体が反応する。
予想外だったから。
でも、待っていたものだ。

そして、考える。
自分が報われる方法を。
わたしを一番にしてと言いたい。
あなたを地獄に落とした者よりも、
私の方がうまくやれると言いたい。
でも、それはきっと叶わないから。

「……じゃあ、もっとちゃんと抱きしめて。
 …………それでいいから」
耳まで真っ赤にしながら、そう言った。
(-126) 2021/05/31(Mon) 14:25:21
スピカは、自分の本音から逃げ出した。
(c42) 2021/05/31(Mon) 14:25:56

【墓】 臆病者 スピカ

>>+16
「こんにちは、イクリールさん」

まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。

「ねえ、私ずっと疑問だったの。
 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
 私だって、多少は変わってると思う。
 だけど、あなたは変わらない」

「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」

「みんな救いたい、なんていうけど、
 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」

これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。

「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」
(+21) 2021/05/31(Mon) 14:48:14

【秘】 いたかった ルヘナ → 臆病者 スピカ

「……わかった、それじゃあ」

 言葉とは裏腹に、一度身体は離れる。
 握り合っていた手もそっとほどいて一度向き合って、
 ……あなたの表情を見て、くす、と小さく笑う。

 
ああ、本当に俺は。

 
正しくお前に報いることができないみたいだ。


「――――スピカ」

 優しく名前を呼んで、今度は両手で抱きしめた。
 
首筋にある噛み跡、赤い鬱血痕があなたに見えるかは分からない。

 強く抱き締めているはずの腕はきっと苦しくなるには弱すぎて、
 服越しに触れ合う身体はとても細いものだ。

「お前のことだって、大切だよ」
(-128) 2021/05/31(Mon) 15:04:05

【墓】 臆病者 スピカ

>>+22 イクリール

「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
 手を施さなくてもいい病気だってある。
 それが病気かどうかすらわからない子も。
 ただ、大人から見たら異常というだけで、
 ここにいる子もいますものね」

自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。

「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
 いない子と向き合うのに、
 偏見を持っていたらどうしようもないわ」

「……あなたに余裕があるのなら。
 イクリールさんも手伝ってくれる?
 私に何ができるかなんてわからないけど、
 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
 人を受け入れられると示すだけで。
 助かる子たちがいるはずなのよ」

そう、ルヘナに教えてもらったから。
(+23) 2021/05/31(Mon) 15:51:41

【秘】 臆病者 スピカ → いたかった ルヘナ

「え……ちょっ……と、」

離れていくあなたに、困惑し、
顔を見られれば伏せようとして。
でも、きっと全部無駄な努力だったろう。
だって、もう隠せるような気持ちじゃないから。


「ーーぁ」

心臓が跳ね上がる。
目に入る、あなたの『治療』された後も。
抱かれる力も、細い体も。
全てから、あなたを感じる。

「ルヘナ…………」

自分が望んだものが、いま与えられたはずなのに。
少しだけ泣いている自分に、困惑した。
そんな涙に気づかれたくないなと思いながら、
あなたに身を委ねる……。
(-133) 2021/05/31(Mon) 16:13:59
スピカは、ルヘナに抱かれている。
(c43) 2021/05/31(Mon) 16:15:06

【秘】 いたかった ルヘナ → 臆病者 スピカ


 "愛された"痕も、それを蹂躙した痕も残った身体。
 まっさらになってしまうあなたとは対照的な身体。
 色んな意味で対照的なひとりとひとりで触れ合っている。

「……ああ。俺はここにいるよ、スピカ」


 それだけ優しく語る口調はひどく穏やかで、
 今だけはあなたを甘やかすように背を撫でた。

 あなたの盾にも剣にもなれない自分ができること。
 それはきっと、その涙に気付かないでいることだろう。
(-134) 2021/05/31(Mon) 16:54:17

【独】 臆病者 スピカ

大絹肌苫屋茸kinoko大絹肌苫屋茸kinoko豹紋黒湿地kinoko黄疣傘茸kinoko虎列剌茸kinoko鱒茸kinoko赤茸kinoko
(-137) 2021/05/31(Mon) 17:10:52

【墓】 臆病者 スピカ

>>+24 イクリール
「そうね……
 受け入れられなかった子を、
 受け入れられればいいんだけど」

スピカは裏切られても許したいと思っていて、
誰にだって隠し事はあるから、それも許したくて、
話したくないことを話さなくても
受け入れたいと思っていた。
止まり木になるべきだと言い聞かせてきたスピカには、
当然の道理だった。

「うん……やっぱり、イクリールさん、年上じゃない?」

精神的に勝てる気がしなかった。勝負するものでもないが。

「ま、毎日増える『いない』人を探すところからですかねえ」

解決すべき問題があろうとなかろうと。
孤独に完全に耐えられる子供は、きっといないだろうから。
(+28) 2021/05/31(Mon) 17:52:10

【秘】 乙女座 スピカ → いたかった ルヘナ

大切だって言ってくれたから。
ここにいると言ってくれたから。
スピカは頑張れる。
と自分に言い聞かせた。


それでも、今だけの権利を手放したくなくて、
背を撫でられるに委ねる。

「……ごめんね、我儘で。
 もう、大丈夫だから」
これ以上依存を見せてはいけない。
本命のいるであろう彼を失望させたら、取り返しがつかない。

ぽつりと言葉が漏れた。
(-139) 2021/05/31(Mon) 18:07:26
スピカは、スピカを鼓舞した。
(c45) 2021/05/31(Mon) 18:08:07

スピカは、スピカを鼓舞した。
(c46) 2021/05/31(Mon) 18:08:16

【秘】 いたかった ルヘナ → 乙女座 スピカ


「年下の立場かつ今まで散々振り回した俺がいうのもアレだが。
 いいじゃないか、我儘のひとつやふたつ。
 それにお前に『そっくりそのまま言葉を返』したはずだぞ、
 
お前はもっと人に甘えていい


 散々我儘を言って、散々取り乱したのは自分だ。
 自分ばかりが貰っているのに彼女に返さないのは義に反する。
 お安い御用だと言いたげに数度、ぽんぽんと背を叩いてから
 そっと腕の力を緩めた。

「俺達は独りから二人になったけど、
 これから俺達の周りの人はきっともっと増えていく。
 お前はどんどん『風紀委員』じゃなくて
『スピカ』だからこそ

 必要とされていく場面が増えるだろう。
 ……そういうスピカを見て俺は、誇らしくなって……
 ……そんな未来が来るかもしれないと思っているんだよ」
(-140) 2021/05/31(Mon) 18:39:42

【墓】 乙女座 スピカ

>>+29 イクリール

「っあー……駄目ね。全く。
 年齢とか、病気とか、
 そんなものに囚われる頭は、なかなか直らないわ」

自分の想い人だって、結構な年齢差だというのに。

――記憶の端にいるイクリールの姿が、
ようやく理解に及ぶ範囲にやってきた気がした。
ああ、なるほど。彼女は私なんかよりも、ずっと……
なんて強くて、立派なんだ。


「あ、それはイクリールさんも知らない感じなのね。
 なんとなく、なんでも知ってる感じかと思ったけど」

それじゃあ、一緒に探しましょう、
と微笑んだ。
一人より二人、そこにある意思は、
確かに何かを変えると信じているから。
(+35) 2021/05/31(Mon) 20:05:48

【秘】 乙女座 スピカ → いたかった ルヘナ

「うん……ちょっと、甘える決心がつかなくて」

だが、あなたの言葉を聞いていると、
その思いが揺らぐ。

「俺達……そうね、『二人』なのよね。
 私達なら、頑張れるはずだし、
 みんなの居場所も作れると思う」

そう言ってもらえる。
それが嬉しいし、あなたに誇らしく思ってもらえるのは、
喜びだった。
そして、もう我慢できそうになかった。


「ねえ、我儘を、思いついたわ。
 あなたはどうせ断るだろうけど。
 それでいいのよ。本当に我儘なんだから。
 これは、辛抱が足りない女の駄々と思ってほしいの」
(-146) 2021/05/31(Mon) 20:36:57
スピカは、イクリールの手を握った。未来へ、一歩ずつ進んでいこう。
(c50) 2021/05/31(Mon) 20:37:37

【秘】 諦観 スピカ → いたかった ルヘナ

「私をあなたの一番星にしてほしい……の」

ああ、ついにやった!でもいいのだ。
これは、例えばこの施設の仕組みを変えられる、と嘯くような。
そういう類のものだ、ただ、自分が我慢できなかっただけ。


「……ほら、我儘も我儘でしょう?
 だから、言わなかったの。忘れて」

私はさっきので満足しているから、とフォローを入れた。
(-147) 2021/05/31(Mon) 20:40:27

【独】 諦観 スピカ

口に出せばお互いに苦しむだけなのに。馬鹿ね。
(-148) 2021/05/31(Mon) 20:41:04
スピカは、答えに期待していない。
(c51) 2021/05/31(Mon) 20:41:19

【秘】 いたかった ルヘナ → 諦観 スピカ


「我儘?」

 そう、尋ねた時にはもう予感はしていた。
 あなたに大切にされていることは分かっていたし、
 先程あなたが求めたことの時点で、
 抱きしめる前、耳まで真っ赤だった時点で、
 ……肩口をほんの少し濡らした、涙の時点で。
 分かっていた。予感はしていた。

 その言葉を本当に受け取ってしまうと、やはり、
 こころがいたんでしまうのだが。


「……お前の言う『一番星』の意味が『恋人』であるのなら、
 俺はその我儘だけはきいてやれない。

 
あいつから俺が『見え』なくなったとしても、

 
俺はあいつのモノだから


 届かないものに手を伸ばす苦痛は自分も知っている。
 苦痛から逃れるために更なる苦痛を重ねたから、ここにいる。
(-153) 2021/05/31(Mon) 21:13:09

【秘】 いたかった ルヘナ → 諦観 スピカ


「でも、『いなくなった』子供になって感じた苦痛の中で、
 真っ暗になった世界の中で、……幸福な思い出の残骸の中で。
 俺が『ここ』で仰いだ一番星は、
お前
だ」

 あなたが輝いた時、目標を取り戻した時。
 自分は確かに、このギムナジウムで
を仰いだ。
 スピカの元に大切な星々が集う未来を想像することができた。
 一番星を掴めはしなくても、
 
その輝きに思いをはせることはできる。


「それだけは忘れないで。
俺の一番星
(-154) 2021/05/31(Mon) 21:14:32

【秘】 諦観 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「うん、わかってた、わかってたの。
 ……ごめんね、そんなこと言わせて」

自然に笑おうとした。
笑えただろうか?自分では、わからなかった。

だから言ったのに、バカな女。


これで諦めがつく、そのはずだったのに。
(-160) 2021/05/31(Mon) 21:49:59

【秘】 諦観 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「何よ、何よ、もう……一番星って……
 そういうのじゃないのに……
 もう……バカ……」

自分で
を夜空に浮かべて、それを仰いで、
一番星だなんて。
そんな狡い言葉をかけられたから。

「えぅ……あはは……ほらもう、涙が、ほら、ねぇ」

もう、喜んでいいのか、素直に悲しんでいいのか、
わからなくなって、頭の中がぐしゃぐしゃで、
きっとひどい顔になってると思いながら、
泣き笑いのような表情を浮かべた。
(-163) 2021/05/31(Mon) 21:54:32

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 一番星 スピカ

「……ごめん。ずるいことを言っているのは分かってる」

 自分より年上で、自分より小さくて、
 自分と同じくらい弱いあなた。
 何か少しでも違っていたのなら
 あなたの望む『一番星』を胸に抱けたはずだった。
 こんなに泣かさずに済む、はずだった。

 ――――全ては夢物語だ。
     星はこの手に掴めない。




自分の愛の向く先に幸せがないのだとしても。
地獄しかないのだと分かっていても。
自分は、彼のことを許し続けると決めたのだ。



 再度、今度はあなたに願われたからではなく、
自分の意志で抱きしめる。
 きっとそんな顔は見られたくない、だろうから。

「泣かせた側の言えたことじゃないのは理解しているんだが、
 ……苦しみは、吐き出せるなら吐き出したほうがいい。
 お前が教えてくれたことだ」
(-170) 2021/05/31(Mon) 22:30:38

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「本当よ……本当にずるい。
 そんな、ただ断られただけなら、
 私だってすっぱり諦めたのに」

あなたの腕の中で、体を震わせて、
泣き続ける。

「うう〜〜……
 こうやって、ぐす、あなたに抱きしめられてるのも苦しいの。
 だって、ルヘナが欲しくなっちゃうから……」

堰を切ったように、あなたへの想いを吐露し続ける。
ずっと、叶わないとわかっていて押し込めていた心を、
たった今、吐き出してしまったから、
もう感情を止めることはできなかった。

やがて、紡ぐ言葉も浮かばなくなったころ、
スピカの涙も止まった。
(-175) 2021/05/31(Mon) 22:56:16
スピカは、ルヘナの腕の中で泣いている。
(c60) 2021/05/31(Mon) 22:58:30

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 『一番星』 スピカ

「うん、」

 相槌以上の言葉は何一つ口にできなかった。
 自分には、自分にだけは、あなたを慰める言葉を投げる資格はない。
 あなたが自分に抱いてくれていた想いを、
 あなたが押し込めていた愛を聞いている最中。
 一度だけ、あなたを抱きしめる腕の力が強くなった、気がした。

 あなたの嗚咽が収まった頃、
 そっと身体を話して二歩だけ下がる。

 『仲間』と話す距離にしては近く、
 『恋人』と話す距離にしては遠い、
 『あなた』との距離。

「俺が言えたことではないが、ってこれ何度言うつもりだ……
 ともかく、吐き出すことも覚えたようでよかったよ。
 ……あまり顔見られたくないよな。このまま席外そうか?」
(-183) 2021/05/31(Mon) 23:18:34

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

あなたが、相槌だけでいてくれて助かった、と感じた。
これ以上優しい言葉をかけられたら、きっと。
強引にでもあなたを手に入れるために動いてしまうから。


「……うん、ずっと此処にいるわけにもいかないしね。
 もともとはあなたを助けるために探してて、
 ここにきたわけだし。
 なんてざま……ってカンジ」

ハンカチで顔を拭いても、それでも多分ひどい顔だ。

「うん、そうね。もっと美人な私を見たほうがいいと思う。
 あ、でもね、その前に一つだけ聞いて」
(-188) 2021/05/31(Mon) 23:37:32

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「私、結構執念深いのよ。
 こんなことになっても、人を救いたいと思うぐらいにね。
 つまり、あなたを諦めちゃいないってこと。
 ああ、でも、あなたを傷つけるつもりは勿論ないわ。
 そんなことをしたら意味がないもの」

そういうと、パン、パンと手を叩き、
ま、話はこんなところね、と言った。
そういう態度を取らなければ、
永遠に引き止めてしまいそうだったから。
(-192) 2021/05/31(Mon) 23:41:06
スピカは、決心をしたようだ。
(c63) 2021/05/31(Mon) 23:42:00

『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(c64) 2021/05/31(Mon) 23:42:39

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 『一番星』 スピカ


「……ああ、そうか。ありがとう、スピカ」

 救いたい、諦めない、と告げてくれるあなたの優しさが。
 散々傷付けた自分に対して
 傷付けるつもりはないと言ってくれるあなたの優しさが。
 本当に、眩しくて。

「それじゃあ俺は行く。しっかり顔を洗っておいてくれ」

 それだけ告げて、去っていく。
 ここにいつまでもいてしまったら、
 いつ『彼』が来るかも分からないから。
(-194) 2021/06/01(Tue) 0:09:21
スピカは、ルヘナを笑顔で見送った。
(c66) 2021/06/01(Tue) 0:13:53

スピカは、誰もいない図書室で、もう一度泣いた。
(c68) 2021/06/01(Tue) 0:15:25

【独】 『一番星』 スピカ

「ばか。ばか。ばか。ばか。ばか。
 なんてことをしたの。
 なんてことを言ってるの。
 叶わないってわかってるのに!
 一時の感情で!
 そうやって言いたいことを言っちゃ駄目なの!」
(-196) 2021/06/01(Tue) 0:18:23

【独】 『一番星』 スピカ

「ううっ……うう〜〜〜〜〜〜……
 叶わない夢って理解してても。
 私の初恋は叶わないって理解してても。
 諦められないの。諦められないじゃない。
 うう〜〜〜〜〜…………
 ルヘナぁ……好きなの……好きよ……」

彼を思うと、心が暖かくなるのがわかる。
体も、熱くなるような。
(-197) 2021/06/01(Tue) 0:22:23

【独】 『一番星』 スピカ

自らの体に、そんなことを思いながら触れようとして。

「っ……」

もう、何やってるの?
最低よ。
本当に最低。
みっともないったらありゃしない。
惨めになるだけなんだから、やめなさい。
(-198) 2021/06/01(Tue) 0:24:58

【独】 『一番星』 スピカ

「大丈夫よ。
 私は諦めないって言ったじゃない。
 ルヘナ。私は諦めないんだから。
 たまには私だって欲しい物に向かって走り続けるのよ」
(-199) 2021/06/01(Tue) 0:25:36
スピカは、図書室から立ち去った。
(c70) 2021/06/01(Tue) 0:25:48

【独】 『一番星』 スピカ

/*
もうキノコ食うことしかやることないわ
(-205) 2021/06/01(Tue) 0:33:50