人狼物語 三日月国


176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】

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【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信

一人で発散するのは悲しい。
それは大体において、何気なく見てしまったテレビなどで興奮してしまって、手淫するという経緯になってしまっていたからだ。
AVとかならともかく、普通のテレビ番組に発情するなんて言われたら、普通の人ならドン引きだろう。
そんなんだから、終わった後の虚しさが酷く悲しくて、外に出て適当な人をひっかけて発散したりする人生だった。

――これまでは。

「ぁ……あっ、ふぁ、ゃ、ああッ」

腰を打ち付ける音と、その拍子に亀頭に掻き出されるローションから鳴る水音、それから自分たちの喘ぎ声と息遣いが、他に誰もいない部屋中に響いて、卑猥だ。
きっと廊下にも音は漏れ出ているだろうから、誰かが聞いていたっておかしくはない。
それでももう、そんなことを考える心の隙間なんてなくて、ただひたすらにその快楽を求めて、身体中で悦びに震えている。

「あ……ん、っ、っ、あ――――っ」

限界が近くなると更に大きく固くなったそれが奥を穿って、喘ぎ声とともに目の前の火花がパン、と弾けた気がした。
ゴム越しなのに、その勢いの良い白濁が出ているのがわかって、求めていたものが来たと、逃さぬようきゅうきゅうに締め付けて離さない。
何度目かももうわからない強い絶頂が身体を満たしたけれど、自分の先端からはやっぱりもう、白濁なんて出やしなかった。
(-47) 2022/10/02(Sun) 17:13:38

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

普通の恋人同士よりかはなんとも遠く、もどかしく、その癖肌の距離の近い関係性。
机を囲んで向こう側で、あなたが当たり前に過ごす様子を見ている。
銀に光を照り返すの食器が口に運ばれ、一口ずつを咀嚼する様子であったり。
顎が動く間隔、息をする合間。吸い込まれる酒の流れさえ、鮮明に視界に収める。
人からすれば奇妙な話だろうな。けれどもどうしようもなく目が惹かれるのだ。
それさえ、許容されている。……それが何より大事だ。

まだ己に向けられる言葉に遠慮というか抵抗の混じる様子を、仕方なさそうに眺めもする。
急になにか変転があるなんてのは難しい話だ。だからこそ、ゆっくり、これから。

部屋に入り、足元をスリッパに履き替える。あとはもう出立まで使わないだろう。
ここで過ごすにあたって必要になる場面はほとんどないような施設につくりだし、
かしこまらなきゃいけないような用事というのも、今きちんと終えてしまったわけで。

間仕切りを挟んで片側。自分と、彼が今日この日宿泊しているほうの空間。
ここまで歩いてくる間にはいつもどおりに会話があったのが、
扉を開けて部屋に入って以降、スイッチを切り替えたみたいにぱたりと止んだ。
ゆっくりとした足取り。多分、ほんの数歩のうちに相手に追い越されてしまった。

「信、」

引き止めるというにはなんとも抑揚の察しづらい声だった。呼気と紛うような小さな声。
振り返るより前に、後ろから手を伸ばして抱き竦めて両腕の中におさめてしまう。
背丈の違いを有利に働かせて肩をしっかりと抑えて、首を傾けて髪の中に鼻をうずめる。
朝よりかは時間が経って、同じシャンプーの匂いはだいぶん薄れてしまっているだろう。
夕方の余興のあとにひと風呂浴びたとしても、洗い晒してすぐではない人間の体温。
かすかに嗅覚をくすぐる人間の匂いがある。生きた人となりを思わせる匂い。
ぴったりと寄せた体温はじんわりと酒精の影響もあって暖かく、ごくかすかに汗ばんでいる。
それに、相手からすれば腰の上の辺りにあたる弾力のある固さは明らかに興奮を示すもので。
他の誰でもなくあなたにそれだけのものを感じているのだと、伝わってほしいところだ。
(-48) 2022/10/02(Sun) 17:23:11

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛

今あるものを吐き出して、もうとうに限界を越えているだろうキミに寄りかかるようにして、呼吸の乱れを整える。
散々慣れない器具で遊ばれて、挙句ベッドでも何でもない硬い床で致されたのだから体の負担は相当のものだろう。

「……、……あー……ごめんなあ。
大丈夫う?あんまり瑛ちゃんがかわいいもんだからちょいやりすぎちゃったなあ……」

「……よいしょ……っ、と。あー、ダメだ無理だこれ」

散々余韻に浸って、力を抜いて、しばし。
ようやくキミにまだ玩具を押し当てていることに気づいて、スイッチを切ってそこらに置いて。
ああ、何とかベッドにでも運んでやろうもするが、キミが自力で動けぬだろうと持ち上げようとして……。

健康的な成人男性、一人を持ち上げる腕力はこの不健康な細腕と腰には出来なかった。
仕方ない。壁や床よりはマシだろうと己の側に両手で抱き寄せて、今度は此方に寄り掛からせる番。

「しばらく休んどけえ」
(-53) 2022/10/02(Sun) 20:32:55

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信

ごめんなあと謝られて、まだ整わない息を肩でしながら、緩慢な手付きでその背を撫でる。
それは大丈夫と言っているのか、気にしないでと言っているのか、言葉にできないから伝わらないだろうけれど、どちらにせよ同じような意味だから気にすることもないだろう。

「……っは、んん……」

痩せ型とはいえ自分の方が身体も大きいのに、自分以上に細い腕のあなたが抱きかかえる何ていうのは無理だろう。
一瞬抱きかかえる気なのか? なんて思ったけれど、そうはならずに寄りかからせてくれたから、少しだけほっとしながら目を細めた。
正直、これはしばらく動けそうもないのだ。
急に扉を開けられても、何も隠せないくらいには。

それにしても……。

「おれ……なにも、かわいく、ないですよ……」


この旅行に来て、特にあなたには一生分の可愛いを言われた気がする。
女の子でもないのにどうしてと、両手で恥ずかしくなった顔を隠した。
(-55) 2022/10/02(Sun) 21:10:11

【秘】 広報さん 牧野瀬 幸 → 開発部 忌部 永信


「あっ、待っ、まって、……!
 僕そんな、ァ、耐えられ、なッ……あっあ」

そんな僅かどころでない葛藤があったとは露知らず、容赦のない手の動きに追い詰められる。抗議するように見開いた目を向け、けれどそれは一瞬でまた天井を仰がされて。性処理としては構わないけど、段取りが違う!

外側から強烈に擦り上げられながら、内側から中身を押し出される感覚が身を貫く。
既に及び腰なのに何処にも逃げ場がなくて一層シーツを掴む手に力が入って、切羽詰まった声で絶頂してしまうと何度も主張して。

「いく、も、……は、ぁ、あァ──ッ……!!」

そう経たないうちにはく、と後孔をうごめかせながら、勢いよく精液を吐き出す。緩んだ表情を浮か子種を奥へと、と腰を突き動かす様子が見て取れた。
(-57) 2022/10/02(Sun) 22:17:03

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

汚しい食べ方をしている事はないだろうが、見惚れるほど美しい所作をしてはいないだろう。
キミの目線に、がらにもなく不安がよぎる。こんな食い方でいいのだろうかなんて、全く馬鹿らしいことで悩むものだと、ビールの残りを煽って、ついでにもう一杯追加を頼む程度は許されるだろうか。
デザートだって、最後まで美味しかった。
キミにだって良いひとときを届けられただろうか、美味しかったねえ、なんてとりとめのない対話をしながら廊下を歩く。
いつも通りの猫背で、隣を歩くが背丈にも差がある、足の短さだって此方が相当だから、本来はキミと歩調を合わせるなら早足になる……のかと思ったら何やら小難しい顔をして、速度が落ちる。小難しくて面倒くさい事を考えているせい。
もしかしたらそこは、自然と合わせてくれるのかもしれないが、今この時ばかりは歩幅を調整出来ない。

部屋に入って、靴を、反対側の足に引っ掛けるような行儀の悪い脱ぎ方をして、キチンと揃えもせずに隅に寄せながらボタンをとめていた襟に一番近い場所を解く頃には、キミを追い越していて。

「── 、っと  っ」

また一歩前にというところで、くん、と後ろに引き寄せられた。
一度はキミの使う香で包まれた体も、夕暮れ時の風呂でまた元のシャンプーと石鹸、それに混ざる煙草の香。食後の一服はしていない。この旅行では人と過ごす事が多く、匂いのきつい煙草の愛煙者である自分は控えていたが今の理由は違う。

……早くと盛っているのは、何もキミだけじゃない。

「……おう」

まじまじと凝視するものじゃないが、それにしたって幾度か風呂場で見たキミのものの大きさを忘れたわけじゃない。日本人の感覚からしたら十分すぎる筈の大きさに、背筋を抜けるものがあった。
ああ、つい先日の妄想が頭をよぎれば、食事の最中は一度萎んだ筈の下半身に血が寄る。

「……ヤる?」

キミの顔は見えないが。
短く、問いかけを。
(-59) 2022/10/02(Sun) 22:32:34

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛

まったく肝心な時に様にならない男だ。
はめていたゴムを取って縛り、ゴミ箱にポイと捨てたのちは、乱れた髪を手櫛で整えたり、……ああ、散々搾り出してしまった精液は、腹の上に溜まっているだろうから、それを拭う為の物も欲しい。
カバンは近くにあるから、私物のタオルを取り出し、軽くキミの汗を拭ってから、腹部の白濁も吹いておこう。

「……んじゃ、次からは来世分の前借り分になるなあ」

多分、キミを可愛いと表現するのは今に限った話では終わらないのは予感するところ。

「……テスターとして、乱れる瑛ちゃんが見られるの、楽しみにしてるねえ?」

それはほぼ言いがかり、無理やりにこじつけた約束のせい。
キミに記憶はあるだろうか。
都合よく受け取ったと表明する、何とも意地の悪い大人気ない男の笑い顔がそこにはある。
(-60) 2022/10/02(Sun) 22:54:24

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

いつも、誰かの隣を歩く時は相手に歩幅を合わせるようにしている。
長い脚から繰るコンパスに合わせられる相手のあることなんてのは、ほとんどないからだ。
ただ、その日はほんの少しばかりいつもより合わせる足にはムラがあったかもしれない。
互いにうまく隣に並べずちぐはぐになりながら、やっと部屋までたどり着いたりしたんだろう。

ジャケットから腕も抜かず、部屋に入るより前とほぼ変わらない服装のままだ。
すう、と髪と皮膚の匂いを嗅いで、かすかに腕の力を強めた。言い様のない心地で満たされる。

くしゃりと潰すように頬ずりをして。髪の先にめがけてリップノイズを響かせる。
自身の指先を通じての口づけもそうだし、貴方の指へ落とした口づけも、そう。
顎元によく触れた手もそうだし、卓球の後にあなたの後頭部に触れた唇もそうだ。
何かと、これまでの関わり合いの中で己や他者の口元に係る動作が多かったのを覚えているだろうか。
それらもまた、先程明かした人には言えない性癖に由来するものの一つなんだろう。
あからさまにすることに、躊躇はだいぶんなくなったらしい。

「……セックスしようか」

例えばいつもであったなら、ジャケットはちゃんとハンガーに掛けて、
身だしなみの基盤であるものをさりげなく保持してから持ちかけることも出来たろうに。
今はそうした余裕もなくて、ただ愚直に余裕もなしに働きかけるのが精一杯だ。
そろそろと息を吐く。こみ上げる感情をなんと呼んだものか。
どきりと心臓の動きを早くするものをどうにか押さえつけて、腕の中から相手を解放する。

近い方のベッドに向けて、ほとんど寄り添うように連れ立って歩く。
相手にもやりたいこと、動く自由はあろうに、それを優先させてあげられるほどの余裕が無くて。
半ば、腕の力と歩いた時に軽く肩を推してしまうような動きで誘導してしまうようになるのだろう。
あんまり格好の良いものじゃない。いつもはこんな無様な導入はしない。
願わくばいつもこうじゃないとわかってもらえるのを祈るばかり、そう考えるのさえ後のこと。
近い方のベッドサイドに相手を座らせると、肩に手を掛けて背を丸める。
目の前の顔に近付いて、柔らかく唇を重ねた。ついばむような口づけは、徐々に深くなっていく。
(-61) 2022/10/02(Sun) 23:15:27

【秘】 開発部 忌部 永信 → 広報さん 牧野瀬 幸

「まあまあ、一回イったくらいでおさまったりしないからさあ、……まずはザーメンぶちまけてるとこ見せてよお」

へら、っと笑うその姿の、何と軽薄なことか。
抗議の声も何のその、扱く手には容赦がない。
イかせようとする単調な動きが、無事キミを絶頂へと追いやれば、尻穴に突っ込んだままの指が締め付ける感触を楽しんで、時折、くいくいと動かす戯れを。

一通り、絶頂がおさまれば、肌の上を汚してしまったものを、枕元にあるティッシュでそこだけ拭っておこう。

「きもちよかったかあ……?
んじゃ、ここからこっちに集中なあ。
こっちだけでヨくなってきたら、入れてやるからさあ」

体の力が緩んで、尚且つまだまだ敏感なうちに。
ぐに、と押し入れる指の数を増やした。
優しく入口から奥まで押し上げて、少しずつ許容量を広げていく。その間も丁寧にローションを全体に塗り込むことも忘れずに。
決して乾かぬようにとするから、二人の間から聞こえる水音は絶えない。
(-62) 2022/10/02(Sun) 23:16:29

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

先ほどまでいた場で、キミに手を預けていた時も、今だって、好きにさせている。腕の力が強まったとてちっともイヤではない。
多少まだそれを自分という存在が受け入れて良いのかという点で残る葛藤が僅かな積極性を奪って、いつもの調子が出ない。からかったり、煽ったり、誘ったり、キミにだけは上手くやれないんだからと、そんなものは黙ってしまうと伝わらないのだけど。

「おう。やろうかあ。
好きなだけ食ったらいいって、言ったもんなあ……」

「──……はは、やべえ。
口にしたら、めっちゃ興奮してきたあ。
ロビンちゃん、ヤりすぎてダメにさせたらごめんなあ」

この場に置いて、キミ以外に優先する事だなんてない。
誘導されているつもりもない、自らの意思で進む近いベッドの位置、腰掛けるところまで押されたなんて自覚もろくにないだろう。

もう、パンツが窮屈にする事も隠す必要もない。
取り繕う事もないから、唇を重ねて受け入れる側にばかり回る事なく、角度を変えて、唇が触れる位置を変えて、啄んで食んで吸って、口を開いて更に深く繋がりを求める。伸ばした舌がキミの唇を舐めて、キミの舌を誘い出そうと。
(-63) 2022/10/02(Sun) 23:37:21

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

「……そう?」

曖昧で対象のない言葉が何に向けられたのか、あなたの理解が追いつくのは後のことになるだろう。
望月当人としては、ヤリすぎて、と言う言葉が果たして相手の言うべき言葉であったかに尽きる。
そもそも単純な体力だって見た目通りの差があるのだ。別に、指摘したりはしない。

相手の唇を追うように口を動かしては、はふ、と息を吐いて唇を食む。
まだ遠慮がちなところのあったキスは、相手がついてきているのを理解すると徐々に奔り始める。
舌先を捩じ込んで、口腔の奥深くまで追い詰めて神経の走る箇所を舐め上げる。
唾液の落ちるのだって一切構ったふうではない。噛みつくみたいに粘膜を押し付ける。

目もくれないまま乱雑にジャケットを脱ぐと、ベッドの下に落とした。
同じように、ベルトの金具を指で弾くように外して抜き去る。しゅる、と音がした。
アクアブルーは間近にある相手の表情を追い、反応があるのを見逃さないように視界に収める。
息を大きく吐いて、次に相手の衣服に手を掛けた。シャツのボタンを手早く外していく。
そのまま、服の合わせから肌に触れた掌が首の付け根から臍まで辿るように下りていく。
触れる掌が熱い。まるで、同じくらい熱のある箇所を探しているみたいだ。

「ごめん、……大事に出来ないかも。
 無理はさせないつもりだけど。熱くて、苦しい」
(-64) 2022/10/03(Mon) 0:00:18

【秘】 研究員 鹿籠 吉弘 → 開発部 忌部 永信

「わ、悪い人だ!あなたは、もう……」

たぶんきっと、ずっとそう。
耐えられないほど好きになったとして、寂しくなって辛くなっても変わらない。
耳に感じる快感も、遠慮なく己の熱をまさぐってくるその手も、心を乱してくる最悪なままだ。

「なんの"代わり"にでも使いますよ」

戻れなくなる前に、その手を重ねてあなたの指を食い込ませるように擦れば嫌がおうにも感を得て。

「んっ、はぁ…っ、好きです、からね」

「好きだから勝手に妄想して、この手使って、……また。
 嫌って言われるまで抱いてやりますから」

「僕がおかしくなっても辞めようとしても、怒るか叱って、離れないでくださいよ!」

少し涙目になって、貴方の手で自慰をし始める姿はヤケクソな気持ちでいっぱいだった。それでもこんなに贅沢な思いで耽ることがあっていいのかわからない。
名前を読んで、唇を食んで喘ぎを噛み殺して、そのまま貴方に手を出さず耐えられただろうか。

それでも、揺らいで、心が不安定になったこの日。
何かに気づいてしまったこの日ぐらいは慰めてもらってもいいと思ったのだ。
(-65) 2022/10/03(Mon) 0:03:41

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信

「ら、来世の自分が可哀想ですね……」

当たり前に身を清めてもらうのに、少しばかり困惑した表情を。
だって相手は上司ですから。
これくらいは自分でと思うものの、どうにも寄り添ったまま動けそうもなく、結局あなたの世話になってしまっただろう。

それはそれとして、テスターの事を言われると……。

「…………?」

きょとり、とした表情を。
一瞬何の話かもわかってないが、覚えてないわけではない。
味わったものがあまりにも強烈だったから、言われたことをすぐに思い出せないだけのようだが。

「……ええと……あれ……」

それでも、なんとなくじわじわ思い出してきたのか。
なにか嫌な予感がしたのか、はわわ……と口に手を当てた。
(-68) 2022/10/03(Mon) 0:28:51

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

こちらの言葉への、応答にしては妙な一言。
あんまりにも短いものだから、そこがどこを示すのはやっぱり気づけなかった。
何を、と問うよりは、口付けを味わっていたかった。潜り込んでくる舌が己を探ってくる。多分、最後に飲んだビールの味がキミの舌にうつる筈。……キミの唇、舌も違うビールの味がするんだろうか。粘膜を絡めて、唾液を啜って飲み込んで垂らして、ああ、もっと欲しいなと両手でキミの髪をくしゃりと優しく押さえて、更に深く、深く。

両手はキミを捕らえるのに忙しいから、脱がしてくれるのはありがたい。一番下までボタンが外れて、何とも頼りない胴が現れる。もう見慣れただろう貧相な身体を、手のひらがなぞればまた印象は変わるのだろうか。

大きな手のひらが滑り落ちていく。
薄っぺらい胸板や肋骨が浮く体も触られるのは別にこれが初めてというわけではないのに今は、まるで、受ける印象が異なる。
粟立つ感覚は、どうしようもない。口付けの合間に、はあ、と零す息は酷く熱い。

「ガキじゃないんだから、遠慮すんな……、や。違うなあ。オレもさあ、今熱いし、苦しい。

でも、さあ。
オレ、ロビンちゃんがセックスんとき、どんなことしたいのかなんも知らなくて。

しゃぶられるの好きなら喉に突っ込まれたっていいし、突っ込んでほしいって言うなら喜んで突っ込むよお。
ロビンちゃんの一番好きな形でヤらせてやりたい、ヤりたいからさあ、大事にしなくても構わんから、そこだけ聞きたいなあ」

このまま流されて何となく抱かれて、それで満足は多分、出来ない。
ここばかりは性分。自分の邪な妄想はあれどそんなものよりずっと大事なものがあるから。
(-69) 2022/10/03(Mon) 0:32:06

【秘】 開発部 忌部 永信 → 研究員 鹿籠 吉弘

「こんな男が悪くないわけないだろお、今更気づいたかあ?」

キミは悪い上司に唆されているし、騙されているし、振り回されているのだと、抗議に笑うばかりだ。
己の手も使って扱きだせば、あくまでキミのペースに合わせながらも時折耳を食んだり、頬に口付けをしたり、ちょっかいをかけながら、もう片手で己のモノを、ジッパーを下げて取り出した。軽く扱いて被っている皮だけ剥いて、……ワンテンポ遅れてキミにもちゃんと見せてあげよう。可愛い後輩の願い、応えてあげたい。ちょっと意地悪はしたけれど。
目線は相変わらず自棄を起こしがちなキミに向けて、は、と息を少しずつ乱していく。

「オレ、抱かれるときにもう嫌って言ったことあったっけえ?
……叱れるかは自信ないけど、いつだって吉弘ちゃんの妄想を現実にしてやるよお」

上司としては多分、欠陥品だ。
だから嗜めたりだとか、叱咤だとか、されることはあっても、する方は苦手になる。
寄り添える部分といったら、キミの性癖など此方からしたら何て事もないものだと伝えることだけ。

だから、今だってキミが耐えきれなくなれば、それで後は他に誰もいない狭い部屋で情事に耽る事を咎めはしない。
この関係はおそらく、明日も明後日も。会社に戻ったって。キミが肉欲に溺れて欲しがる限りはかわりはしなかった、筈だ。
(-72) 2022/10/03(Mon) 0:51:10

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛

拭い終わったタオルも、何よりキミの身が最優先となるなら、やっぱり床に放るしかない。
キミの体液を拭ったタオル、キミを散々なぶった汚れた玩具が広がる光景は、誰かが入ってくるかもしれないこの部屋の中であんまりな光景だ。

「来世の自分に優しくする為に、今世の許容量増やしとけえ?」
「なんせ、終わった後でもそんな顔するんだあ、オレだけじゃなくて開発部のやつらに散々言われるぞお?」

何せこの男の悪ノリについてくる色々とお世話したりされたりする後輩も、諸々性癖を拗らせている事を自称する後輩もいるのだから、キミなんてきっと餌食になると、嫌な予言。
既に言われているのは知らないのだ。
(-75) 2022/10/03(Mon) 1:04:24

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

混じり合った唾液がどことなく甘いように感じる。滑らかに互いの体液が混紡する。
その中にホップの苦味がごく薄く混じることで余計に、生々しい粘膜の味を感じる。
髪の間を梳く指の感触にぞわりと震えて細く息を吸い、鼻の奥で掠れたような声を上げた。
僅かに細められた目が恨めしそうに相手の顔を見て、唇が外れる。

代わりに、口づけは耳元に落とされた。耳を食み、ごくわずかに歯を立てる。
耳の形をなぞって濡れた唇が点々と触れて、舌先が耳朶の起伏に差し込まれた。
十分唾液で濡れた舌は耳の孔を舐ってさすり、水音を立てながら繊細な器官を犯す。
その合間に問われる言葉に、ふ、と考えて。

「僕は、……、
 ……"どっち"でもいいつもりだったけど、こうして対面するとダメだな。
 キミのこと抱き潰して細い体にペニスを突っ込んで、メチャクチャにしたい。
 外聞もなく乱れて、僕の名前を呼んで欲しい。死にそうなほど欲しがってほしい。
 キスしたいよ、どこもかしこも。歯を立てて齧る代わりに、痕をつけてもいい?」

聴覚へ、吐息混じりの声が回答を告げる。まるで口説き文句だ。
肌を撫で回していた手が再度腹の上で止まった。皮膚と肉の下には腸がある。
肛門から遠慮もなしに突き込んだならどこまで入ることになるのだろう。
卑猥な想像に喉を鳴らして、臍を指の腹で浅く穿った。かり、と爪が立てられる。

「信は? 僕もキミのお願いを聞きたい、聞かせてよ。
 遠慮じゃない、僕のエゴとして、キミの願いを満たす権利を僕にちょうだい。
 ……スパの後、シャワーブースでどんな想像をして満たしてたか、僕に教えて?」

指はもう少しばかり下りて、相手のベルトに。
これまた見えもしないのに、ベルトの金具を外していく。先よりかは少し落ち着いた動きだ。
ベルトを引き剥がして、チノパンツの合わせを解いてジッパーを下ろす。
その下で膨れたものがあるなら、開放するのは些か苦労したかもしれない。
下着の上から、手を触れる。ひとなでしたところで、腰を浮かせてチノパンツごと腿の半ばまで下ろさせ下着に手を掛けた。
(-76) 2022/10/03(Mon) 1:34:00

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信

「かっ……開発の人に……関わると……本当にろくなことにならない……」

前日にあなたの後輩にも散々言われたことを思い出して頭を抱えた。
それでなくても、同期の加賀山のプレゼン練習に付き合った時はそれを聞いてるだけで死にそうになったから、開発だけには異動させないでくれと人事に頼んだほど。

それでも、その言葉で最中にテスターをOKした、ようなことを言った気がする事を思い出せば、喉からひゅ……と息を呑んだ音がした。

「や……あれは、その……ええ……」

本気ですか?
と困惑の表情を浮かべたものの、改めて拒否みたいなことは決して言わない。
あまりに強い快感がまだ、甘い疼きとなって残っているから、断れるはずもない。
何処からこの事を知ったのか社長から辞令を出されても、拒否どころか期待の色を浮かべてしまうくらいには、もう既に快楽の海に落とされてしまっていた。
(-79) 2022/10/03(Mon) 2:12:19

【秘】 広報さん 牧野瀬 幸 → 開発部 忌部 永信


「はーッ……見ないで、欲し、……」

呼吸と共に吐き出されたそれは、最早消え入りそうな声で。
ただ顔を腕で覆ったり、声を抑えようとする意思は見せていても、脚を閉じて今正に責められてる部分を隠すことは言葉と裏腹に殆どない。
寧ろ、控えめながらそこは見られていたいと伝えているようでもあった。

「ん、お、そんな、
 やっぱ……まだ、やるんっすか……!?」

尻穴が更に押し広げられ面食らって。とはいえその“やること”を望んだのは自分の方だというのに。この会社の開発の人間、それも課長に対して頼み事をする見通しの甘さというべきか。

度重なったスライムやローションに含まれる効能のおかげか欲望が収まり切る様子もなく。陰茎は玩具の輪っか部分を取り付けるには未だ十分な堅さを帯びている。

「は、ッ……浅いとこ、すき、っす……
 !?、や、奥なんか、う、ぉ──」

入口側を穿られれば無意識のうちに尻を降ろして掻き回してもらうことを望み、奥の方を抉られれば柔軟に指全体を呑み込んでだらしのない喘ぎ声を垂れ流す。

先ほどの雄としての絶頂とはまた違う腰骨に響くような感覚を味わい始めたようで、ものの一晩と立たずに、快感を得られど排泄器官にしかすぎなかった所が性器に等しい状態に作り替えられてしまった。
(-82) 2022/10/03(Mon) 8:52:56

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

いつも、会う時はこの青い瞳が己を捉えていたなと。
気づくのが本当に今更、その瞳が細められて何やら訴える眼差しを向けられるが、咎められるようなことはしているつもりはないから、首を捻ったところでキミの唇は他所へとうつる。耳のそばで、つい先ほど散々味わった舌が這いずり回る音が響いて、うぁ、と思わず声が出た。
キミが言う、食うという行為を聴覚と触覚で思い知らされるよう、ああ、きっとこうして全部、五感でキミを覚えて、離れ難くなってしまうのだろうなと、ふと笑う。
頭の高さが同じにきて、ようやくキミの髪に己の顔を沈めた。長い髪の中で呼吸をして、朝に散々嗅いだ香を吸い込む。キミ自身のものと混ざって……やっぱり自分なんかよりキミが纏わせている方がいいなと、笑った。

「──そ、っ、……そっかあ。
いくらでも食えよお。そう言ったろお?

あーーー……どうすっかなあ、改めて言われると、……ああ、イヤじゃないよお、むしろ、その」

一瞬、声が上擦るようにつまった。

元々興奮して腫れていた衣服の中のモノが、キミの言葉を聞いて一層膨らんで硬くなってしまったものだから、脱がすには些かの苦労があった筈だ。
今更になって本当にこんな事があっていいのかなんて葛藤が腹の中で渦を巻く。

今、キミの指が触れる場のずっとずっと奥が満たされると想像しただけで、ぶるりと震えた。

「いや……丁度いいかあ。あーあ言わされる日がくるとは思ってなかったよお。
……ロビンちゃんのデカチン、オレのケツの穴に突っ込んで散々ヨガってんの想像して、っ、……あんときも、部屋で別れた後もずっとオナってたんだよおこっちは。くそ。言っちまったあ……。
がつがつに突かれて、オレは情けなく鳴いてヨガって……っ。
──きっと、そうされるのが、一番だよ……っ、ああもう情けないなあ」

下着に手をかけるのなら、ゴム地の部分を下ろした途端、触れずにそのままであった為に半ばまで皮が被ったままの、苦しいほどに勃起して先走りの汁を垂らす男根を晒す。
(-83) 2022/10/03(Mon) 9:13:03

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛

「うはは、気づいたときにはもう遅いってなあ。ロビンちゃんに後輩を誑かしたって怒られちゃうかねえ……」

からからと上がる笑い声。
情事の後とは思えぬ質のものを向ければ、その後に伸ばす手のひら。筋張った男の手にしちゃ細い指を持つ手が、キミの頭をわしゃわしゃっと撫でようと目論む。
多分、勝手な想像ではあるけれど、キミは同期の大切な後輩だろうし、遊びになんて聞こえはいいけれど、唆したには違いない。

悪いことしたかなあとほんのりと浮かぶ罪悪感は、まあ、本人が嫌なら来ないだろうという極論で流された。いつだって行き当たりばったりだ。

「おう。マジのマジ。
楽しみだなあ、…今回は尻ばっか使ったから次はちんこもいじめてやんないとなあ。オナホでいいのがあるんだよお」

情事が終わったってセクハラは止まるわけない。常に発言が下品寄りの男は、着衣の乱れを、自分もキミも直しながら、そんな未来の事を楽しそうに語った。
キミの性癖なんて、ちっとも大した問題じゃないのだ。自分にとっては。
(-86) 2022/10/03(Mon) 12:12:01

【秘】 開発部 忌部 永信 → 広報さん 牧野瀬 幸

「ここでやめたら、玩具の良さもわからないだろお、広報ちゃん。
今出したばっかりなのにさあ、まだちんこデカくして、尻穴いじられて喘いでんの、やらしくて最高にいいなあ」

わざわざ言葉に出して伝えることが、どれだけ相手の羞恥を煽るかわかっているだろうに、今、眼下に広がる景色が、君という存在が如何に人を煽るのかを伝えておく。

くいくい、と指を内側に曲げるよう前立腺を一度押し上げた後に……その指のまま、ずるりと抜いて。
ローションまみれの指が玩具へと。
付け足せばいいだけだろうに、わざわざキミの中に入れた指で濡らし、それでも足りないだろうからキミに垂らしたローションを塗す為に、尻の肉にぐりぐりと押し付けたのち。

「……じゃ、お楽しみの弊社開発玩具のお披露目だあ。ゆっくり味わえよお……?」

もう、十分ほぐして、排泄口ではなく性器として仕立てた菊座へと。
ゆっくり、焦らすようにまずは、プラグ部分を沈めて、根元に当たるようにと。
すぐにリングにも勃起した竿を通して、暫し、とは言ってもほんの僅かな時間様子を見よう。

へら、っと一層締まりのない笑顔を向けた瞬間に……玩具のスイッチを、押す。
リングとその根本、
陰嚢の裏側に当たる位置、そして穴を犯すプラグがそれぞれに別振動をはじめよう。
(-89) 2022/10/03(Mon) 13:13:10

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 忌部 永信

「おかしいですね……俺は、課長達の仲のために助言に来たはずが……」

どうしてこういうことになったのか。
……なんて、そんなものいつもの自分の性癖のせいなのだけれど。
ぐったりとした身体では、そもそも伸びてきた手を避けることもできないがそんな気も起きず。
わしわしと乱れた頭をさらに乱されるように撫でられた。

「えっ。オ、ナホ、とか使ったことないです………」

こうしてきっと流されていくんだろう。
あなたが天使と称する同期にテスターをやることがバレたら、流石の彼女もドン引きしてしまうかもしれない。
喜んでテストするものを持ってきそうなやつも居そうだ。
衣服を整えてもらいながら、楽しそうにしているあなたの顔を見上げて思う。
性癖を知っていてこんなに歓迎される事なんて今まで無かったから、とても不思議な感覚だ、と。
(-91) 2022/10/03(Mon) 16:10:27

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

耳元に寄せた唇は、問うた声が終わるとともに熱い息を吐いて、耳朶を柔く食んで。
代わりに己の聴覚へかえる回答に、溜息めいた声がこぼれ、さらさらの唾液が糸を引く。
頬に触れるだけの口づけをするのは、あなたの言葉と態度に愛らしさを覚えたから。
急には動かない。丁寧に、慎重に。あなたの手付きや行動を阻害しないよう、感じ取って。

「……かわいいひとだな、キミは。
 そんなふうに告白されて嬉しくないはずがないだろ。もっと情けなくなってくれたっていい。
 姿勢は、どんなふうだった? 前から、それとも、後ろから?」

口にするつもりのなかったのだろう言葉が、どれだけ己の欲情をそそることだろう。
下着の内側から姿を表した性器の、皮と幹の間に人差し指を添えてゆるゆると刺激する。
鈴口から外側に向けて指で線を引いて、けれどきちんと手で扱いてやったりはしてくれない。
代わりに足の付根に落ちた掌は、恥骨の形を浮かび上がらせるように撫でて、ゆっくりと腰に回る。
一度は発散して使い古した妄想を再度呼び起こして、それを再現させようとする。
頭の中に思い描くほどの望みであるなら、叶えてやりたいと思うのが普通じゃないか?

「余裕があったらで、いいんだけど。
 僕のことも脱がせて。触れられたいんだ、キミに。
 タイミングだとか順番だとかはなんでもいいよ。したいように、して」

乗り出した上体は、肩で肩を押すように近付いて。相手の腿の外側に片膝を置く。
脱がして欲しい、というのだから相手の腕の稼働が悪くならないようにはしないといけない。
けれどもこれだけ近くにあなたの匂いが、肌の温度があって耐えられるわけがない。もどかしい。
僅かな時間さえ離れているのが惜しいように、首筋に埋めた面は顎の下に口づけた。
舌を這わせ、吸い付いて痕をつける。浮いた筋や骨に歯を立てれば、浅い傷がつくだろう。
浴衣の袂から見えそうかどうかなんてのは、今は配慮さえ出来やしない。
ただ、目の前にある肌を苦しめない程度に口先で味わいたいだけだ。
獣みたいに上がった息が、シャツと皮膚の間で溜まってほんの少しだけ湿気を増す。
(-103) 2022/10/03(Mon) 20:34:40

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 富武 瑛

「……」

「そういやそうだったねえ……」

すっかり思考が偏ってしまっていた事を、キミの言葉で思い出す。
一体どうしてそうなったのか。同じことを考えてはいるのだけど、答えらしい答えは出ることはないだろう。
触れ心地の良い髪を存分に撫でたのち、その手を頬にやって、緩く撫でて。

「おし、これでとりあえずは誰か来ても言い訳は思いつく感じには出来たかねえ。
肩くらいなら貸せるけど、オレのベッド使ってちょっと休んでくう?添い寝してやるよお?」

言い訳、する気がまるでない顔と声かけ。

「……お、初体験かあ?
寝てる間に、電動のやつ仕掛けといてやるよお?」

最後の最後まで、キミへの余計なちょっかいはやめるつもりはなさそうだった。
(-107) 2022/10/03(Mon) 21:34:57

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

自分はどちらかというと性急で、堪え性がなくて、いつだって何事にもがっつきがちだ。
キミの唇も、指先も、何処までも焦らすような仕草で、些細な変化を受けるたび、指の腹が滾ったものの繊細な箇所を撫でてくる。
ふ、と息を漏らし、眉に深い皺を寄せて、下唇を噛んだ。
ひく、とやけに素直に性器が揺れて、鈴口から滲む先走りの量が増え。

「ッ ……あんま、いじめんな、よお。
触るなら、ちゃんと扱いてくれ、ッ 、……っ。
ッ 、まだ言わせるのかよお、ロビンちゃん性格悪いなあ、もう……っ」

軽く捻くれ口を叩くくらいなら許されるだろうか。
近づいて、キミの香りに包まれて、こっちは興奮しっぱなしだというのに。じんわりと汗が滲む。アルコールだって入っているのだからいつもより体温はきっと高い。

勝手にこぼれる吐息の中で、呻き声に混じらせ。

「後ろからさあ、ッ 四つん這いに、っ、されて尻穴壊れるんじゃないかってぐらい、ガンガンに突きまくられてさあ……っ。
ロビンちゃんのちんこ、ぱんぱんに膨れて、オレん中でいっぱいになってよお……っ。
……っ、一度も抜かないまま、一晩、中ぅ、…っ、…」

勿論、性癖の問題がある。
自慰に耽る時には欠かせないくらいにはもうどっぷり自己開発に嵌って、それ自体に躊躇なんてもう無い。
それでも、その対象がキミであり、その妄想で如何に都合良く使っているかを語るには、罪悪感がどうしても頭をよぎるから、とうとう最後には声を詰まらせた。
丁度、キミが噛み付く先、喉がひくりと動き。

「っ、したい、ようにしていいなら、それなら……」

迷うことはない。
直球に手を伸ばすのはキミの下腹部、履き物の留め具やジッパーを外して、パンツごとずり下ろそうと。余裕がまるでない。一刻も早くキミのが見たい。触りたい。
(-108) 2022/10/03(Mon) 22:14:59

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

抗議されている声をよそに、頷きながらあなたの声に耳を傾ける。
聞きようによれば可笑しく思えそうな妄想を聞かされて、けれどそれが相手の望む姿なら。
聞かされた側だって、それを想像しないわけではない。吐いた息に、震えた声が混じる。
既に斑な模様の描かれた首筋にいっそう強く吸い付いて、黒ずんだ点を刻みつけた。

下からいくんだ、というのはさすがに虚を突かれたらしく、物申したそうに唇を引く。
けれどもその性急さに愛らしさを感じるくらいには今は夢中になってしまっているのだ。
焦らすように腰の横を抱えていた指に力が入り、薄い身体に食い込む。
今すぐにだってひっくり返してしまいたいのを耐えながらに、臀部を大きな掌が抱え持つ。
さんざ撫で回してから、足回りにまとわりついた着衣をちゃんと膝まで下ろしてやる。
あとは自分で足を振るってどうとでも振り落とせるはずだ。

「そんなに、欲しいんだ。焦らなくていいよ、取り上げたりしないから。
 ……わかる? 僕だって、信に触れられる前から、もうこんなになってる」

元より体型にフィットして窮屈そうな下着は、脱がすにはちょっと物理的な抵抗もあるだろう。
黒い布地の中に収納されていた性器が、薄い布の中からはずみをつけて現れる。
張り詰めて上を向いたペニスは、自重で揺れながら目の前のあなたに向かって振れる。
規格外というほどではないまでも、何度も風呂場で見たときのそれよりかはずっとグロテスクだ。
腹筋に力が籠もる度に大げさに揺れる血管の浮いた肉棒は、ちょっと穏当でさえないくらい。
そう遠くないところにあるだろう相手の性器と隣り合って、違いがよく見える。

(-113) 2022/10/04(Tue) 6:43:48

【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信

下衣を全て脱がして、シャツだけ残っている腕を一度万歳でもさせるみたいに上げさせる。
その際にシーツの上に押し倒すように力を掛けて、ベッドの上に痩せた身体を横たえる。
あまりやたらに皺にならないように肘まで少しずつ腕を抜いて、背側を引いて。
顕になった脇を見下ろして、赤い舌を潜り込ませた。唾液の滴る肉が皮膚をぞりぞりと舐める。
下がそうなのだからこちらもすっかり整えて、なんてことはないだろうに、構うことはない。
その間にもシャツをすっかり引いたなら、上半身も無防備にさせてしまう。
先んじて丸裸にしてしまった身体はちょっとずつ位置を変えて、シーツの中心に移動する。

「……存外いい眺めだな。すごく唆る。さして変わらない、見慣れた身体なのに。
 これから抱き潰してさんざんにファックするんだって考えるとたまらなく愛らしく思えるよ」

顔を上げて。白いシーツの中に横たわる相手を見て、小さく感嘆の声をあげた。
部屋に帰ってきた後に、間仕切りの向こうに気を使って明かりは弱めただろうけど、
光がもれない程度にベッドサイドの明かりはあるだろうし、カーテンを透かす月光はあるはずだ。
弱い光を受けた身体は、言いようもなく扇情的に見える。
覆いかぶさって下肢の上に座り込むようにしたなら、腹の上で己の性器が揺れているのだろうから、
余計にこの先を想像させられてしまって胸が苦しい。やっとのことで息をしたような気分だ。
(-114) 2022/10/04(Tue) 6:44:08

【秘】 広報さん 牧野瀬 幸 → 開発部 忌部 永信


「っ、もう、忌部さん……!
 そっちが散々色々してきてるせい、でしょう、が」

望んでなかった言葉かといえば、それは嘘になるけど。
状況も相まって認めたくないと嬉しいは共存するもので、悩まし気に眉根を寄せる。

指が引き抜かれる感触にえもいわれぬ恍惚を覚え、一目向けたときに何だかわざと猥らに準備をしているように見えたものだから、文句の一つでも言ってやろうとしたら玩具が押し当てられ、やがて呑みこまされていく。
少し前じゃ考えられないくらいすんなり入っていった気がして内心びっくりしていたり。

緩んだ笑みを訝し気に見つめて、なんだかこっちの気も緩んだようで何か声を掛けようとした瞬間に───重たい快楽が胸の方まで響き渡ってきた。

「あ、ヤバ───あ゛、へぁ!?」

僅かに喉で喘ぎが溜まって、肺を使って絞り出したと同時に腰を逸らして下腹部を跳ね上げる。指で穿くられるのとは違って遊びのない、あり得ない無機質な動きが尻の中全体で暴れ始めて。

玩具が直腸内に収まったのだと理解すれば、ぐる、と蹲って、頭をベッドにつけたまま四つん這いになって。どうにか身を起こそうとしているのが伝わるだろうか。
(-116) 2022/10/04(Tue) 8:20:41

【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン

夕方の湯浴みでは髭なんて剃ってはいない。
日々石鹸をシェーバーがわりに使う顎から喉は特に皮膚が荒れる箇所に、剃刀負けに混じってキミの与えた痕が増えていく。キミのものだといういう証。

脱がしてと強請られ、真っ先に伸ばす箇所が下肢であるぐらいには盛った犬のような有様で、尚も皮膚の上を大きな手が這うのだ、もどかしくて抱えられる腰を揺らす。何かにこの滾った肉棒を擦り付けたい、扱きたい。

「欲しいに決まってんだろお。
ズリネタにする、ぐらい、だぞお。
……ッ 、ぁーーー…… はは、やっぱでけえやあ。これ入れんのかあ……」

性急に求めた結果、下着と衣服を一気にズラすようにして剥いでも、精々腿までといったところ。
多少の苦労、引っかかり等があったとしてもそこでもう怯む様子は見せれない。散々解釈違いを起こして拗らせていた男も、一皮剥けばこんなものだ。
目下のキミの性器は、別に初めて見たわけではないのに、今は生唾を飲むくらいには視線が奪われる。比較対象が半端な皮被りの自分のだ。剥いてしまえば多少はマシだろうが色も太さも長さも何もかもが違う。
より一層、感じたい。触れたい衝動は迷わず手のひらでキミの逸物を包むよう掴もうとするけれど。

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(-117) 2022/10/04(Tue) 11:48:58