人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ

「例えばそうだなぁ……んんっ、あー、
あー……


男性の中では高めなハスキーボイスが、更に高くなっていく。

もしもこういう風な声なら喧騒の中でもある程度通るし……
あ、
あー……


次はどんどん低くなり、声が太くなる。

こんな声なら女性が入る服飾店では怖がられそうだよね。

 こほん、だから声も重要な情報だよ。店員を目当てに来る客だっているんだから」

なんて言ってから、あなたの化粧品選びを眺めている。
時折、この色なんてどう? と提案をしつつ。
……こうして化粧品を眺めて選ぶのはいつ振りだろう。

「はは、無理して大人っぽい感じにならなくてもいいんだよ。
 でも何事も経験だし、いいと思う。
 一番大事なのは、自分に似合うものを選ぶことだからね。
 あとは自分の気分を上げるようなのとか。
 お洒落って、自分のテンション上げるためにするようなところもあるしさ」

店員はすぐにやってくるだろう。
購入の時は当然のように財布を出して、改めて支払いはこちらが持つと言った。
これも経費に入れられる。簡単だ。
(-109) 2024/02/08(Thu) 2:47:48

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……ええ。そうね、できるだけ変わらずにいて欲しいと思っているわよ」

「シミュ……? 一応自分のことよ。
 ただ小さい頃ってどうしても世界がキラキラに見えていたから、今とギャップがあるのは否めないわね。
 ものの見方は変わったわ」

それこそ女の子は白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるだとか。危ない目にあったらヒーローが迎えに来てくれるだとか、そんな感じで夢を見るのをやめたのだと。
遅すぎているかもしれないけれど。

「あ、うん、色んな情報は集めてる方。
 そう、あんまり事情をわかったつもりになる気もないけど、今が楽に過ごせてるのが一番ね」
「ステータス? うーん……教えてあげてもいいけど。
 別にあなたの分は言わなくていいよ、代わりに私から聞いたランクは内緒にして頂戴」

あなたの質問の意図はすぐに思い当たらなかったが、困ることでもないので答えることにすれば、いつか教会から教えてもらった数値>>0:a1を教えただろう。
(-117) 2024/02/08(Thu) 15:20:21

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

「もう一度云々ってこの人の思い込みなだけだから知らね。
 俺ちゃんも現にお告げで一度きりとかどうとかは
 言われンかったしやっぱわかんなかったなって感じ」

「てか穢れた私とかすげェコト言うね、宗教上の理由?
 ああこの宗教って神様云々じゃなくて、こだわりとか、
 単純に信じているモノとか、そんなくらいのヤツね」

「あ、これ中身聞いているわけじゃなくて
 反射で口から出ただけの言葉だから全然流してていいよ」

 若干オーバーに両手を動かして、一呼吸の間が置かれた。

「…何 俺ちゃん知り合いが目の前で自傷行為していても
 結局止めンし事情も別に聞いてやらン薄情者だけどサァ、
 可能な限り望む通りになればいいとは思うワケ、
 聞こえた小さなコトくらいはね」

 すい、と右手を伸ばしつつ、そんなことを言う。何が言いたいのだろう、なんて思ったかもしれない。
 痣を削いでも試しても無駄だと思うとか、そうしたことは彼は言わない。どんなに見込みが低くても実際にするまでは分からないし、成果がなくてもその行いに意味はあると思うので。

(-120) 2024/02/08(Thu) 16:17:02

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー



「じゃ、おやすみエリー。コレで意識スキップできるといいね」

(-121) 2024/02/08(Thu) 16:19:11

【秘】 飄乎 シヴァ → 仕立て屋 エリー

/*
御機嫌よう、お付き合いありがとうございます。いけるかなと思ってやりました。PL文にて補足をさせていただきます。

銃弾は普通に急所狙いのダメージを与える弾だったことにしてサッと目覚めても構いません。
銃弾はマヒや睡眠の弾だったことにして、夢で意識を取り戻して情報を得てから改めて現実で目覚めても構いません。
この夢で得なくても、普通に起きた時に妙な光景を見たとか、そういうことをされてもOKです。
そもそも別に情報とかなくていいならスルーでいいですしね!

シヴァの方はエリー嬢を撃った後に自分を撃ってさっさと目覚めました。(別に可能性を消し切れるわけではないけど、)女の子だと思ったエリー嬢の意識がない間に何かをした時間なんてなかったという事実を自分の中で作りたくて。

そんなところでしょうか。ぶん投げが過ぎる点は申し訳なく思いますが、どうぞ良きように調理してくだされば幸いです。
(-122) 2024/02/08(Thu) 16:20:58

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「でしょ?
 だから僕がそういう男なら、カリナのことずっと大切にするのになって。
 あ、もちろん何か特別な事情がない限りね。
 ……まぁ、わかるよ。普通はそうなんだろうなって。僕はほら、生まれがアレだから夢も何もだけど」

目を一瞬細めて、先程までと変わらない表情に。
見方が変わったのは、別の理由なのだろうと思ったのは顔に出さない。
きっと彼女も仲間なのだろう。勝手に思っておく。


「うん、今はかなり楽だよ。楽しいしね。
 こうしてカリナと仲良く話せてるし」

「……普通そうだよね。もちろん内緒にするよ、二人だけの秘密っていうには教会も知ってるけど。
 で、言わなくていいって言ってくれたけど、僕のは……まぁふたつだけでいいか。
AGIがA、DEXがS
なんだ。
 ほんとはあそこ、女子供は出られないように色々細工があるんだけど、全部バラして、見つかっても逃げきれた。
 ……で、何もできない金も持ってない子供が一人で生き残るには、このステータスを悪用するしかなくて。
 言ってる意味、わかる?」

酒を飲んでいるわけではない。
ただ、恐らく仲間であろう人を見つけた喜びで口が軽くなっている。
……全員、同じ境遇だろうとは勝手に推察していたけれど。
(-124) 2024/02/08(Thu) 16:33:29

【秘】 仕立て屋 エリー → 飄乎 シヴァ

銃声が聞こえた。
普段なら避けることなど他愛もない。
銃口と指の動きさえ見ていれば弾をナイフで弾くこともできる。

けれど、これで楽になれるなら。
そう思ってしまった。夢の世界で撃たれても、楽になるはずがないのに。
寧ろ、ここが安息の地だったのかもしれない。
曖昧になっていく意識の中、このまま全ての夢が覚めればいいのに。そんな都合のいいことを思っていた。
(-127) 2024/02/08(Thu) 17:23:32

【独】 仕立て屋 エリー

夢から覚めた後、最初に見たのは周りの景色だった。
日本に帰れていたら。そんな都合のいい夢を望みながら。
当然、そんなことはなく、今となっては見慣れた部屋だ。

「……そんな都合よくはないか。
 ナイフ、どこにあったっけ」

就寝時にまでナイフは携帯しない。
針さえあれば身は守れるし。

起き上がり、ナイトスタンドから適当なナイフを取り出す。
こだわりはないが、中でも切れ味の良さそうなものを。
服を脱いで、窮屈なサラシを解いて。

品質の悪いタオルを噛んで、左胸に浮かぶ光った痣を睨みつけた。
(-129) 2024/02/08(Thu) 18:39:11
エリーは、胸にナイフを突き立てた。
(c2) 2024/02/08(Thu) 18:49:33

【独】 仕立て屋 エリー

ナイフで痣を抉る。抉る。抉る。
血が流れ、皮膚が、脂肪が剥ぎ取られていく。

痣が取れるまで。見えなくなるまで。
ぐちゃり。ぐちゃり。

鮮血で紅く染まっても、痣は光り続ける。
皮膚も、肉も、削ぎ落としたのに、そこに痣は"ある"のだ。
どうしようもない。これは呪いだ。
解呪のできない呪い。そんなものが物理的に剥がせるはずがない。
流れる血もそのままに再びベッドへ倒れ込んだ。

願わくば、このまま夢へと落ちて……二度と覚めませんように。
(-130) 2024/02/08(Thu) 19:18:04