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【妖】 黒崎柚樹あーア。 アーあ。 アーア。 ナんデ、コワしちャッた、ノ? [私がビール飲んでオムライス食べて、ココアを飲んでいた席で。 私と同じジャージ姿、同じ髪色、同じ背丈で。 けれど体型や表情や声の高さは異なる"それ"が、椅子に座ったままゆらゆらと身体を揺らしていた。 " ナんデ、コワしちャッた、ノ? "は、当然、武藤が殴り潰した"武藤もどき"の事を言ってるのだろう。ぐりん、と人ならざる不自然な動きでこちらに顔が向く。 武藤からは"押し退けただけ"とは聞いていたけれど。 手を伸ばせば触れる位置まで近づいた私は、顔の輪郭が不自然にズレている風に、質の悪い変装の皮膚のように顔の表面に皺が寄っていることに気付いて目を眇めた。] ($41) 2023/03/05(Sun) 16:38:37 |
【妖】 黒崎柚樹一つ、聞きたい。 あんた……いや、"あんた達"の目的って、何……? [問うたら、ケタケタと"それ"は笑い出す。] ワたシハ、あナタのりソうダよ? アナたでハ、かナエらレナい、ゆメ。 せッカく、ヤってアゲヨうト、おモッた、のニい? [なるほど?と首を傾げるも、納得できるものではなかった。 私の理想はそんなんじゃない。叶えられない夢でもない。 偽武藤にしたって、あんなの、ちっとも理想じゃない。 私の理想の恋人は、今ここにいる武藤だもの。] ($42) 2023/03/05(Sun) 16:39:12 |
【妖】 黒崎柚樹……そう。ありがと。 [" どウいタシましテ? "と笑いかけてきたことには、ほんのひと欠片くらいは躊躇する気持ちが沸いたけど。でもやっぱり、そんな厚意は要らないし、お呼びじゃないし、余計なお世話以上のなにものでもない。 私の武藤に何してくれたのよという怒りも上乗せして、私は"私"の髪を引っ掴み、引き寄せるようにしながら容赦なく右膝で顔面を砕きに行った。] ギャっ!!!!! あァアアぁああァあアアあぁァ ひドイ……ヒ、どォ、い……ィ、 [床に"それ"が崩れ落ちるるに任せ、私は一歩後ろに下がる。 ぶわりと部屋中に広がる腐敗臭はいっそ死臭にも似ていた気がした。] ($43) 2023/03/05(Sun) 16:40:26 |
【妖】 黒崎柚樹────さよなら。 [一言告げて、俯せになっていた後頭部をスニーカーで思い切りぐしゃりと踏みつけたところで、あ、そういえば武藤がずっと傍らで見てたんだっけ……なんて今更の事に気付いてしまったわけだけど。 あの、大丈夫だから。 武藤と喧嘩とかになったとしても、踏み潰すとか膝蹴りとかは、その、しないつもりなので。 あくまで相手が"これ"だから出来たこと、なので。 そんな風におかしな方向に焦りを感じているうちに、断末魔に似た言葉を漏らしていた"私もどき"は溶けた絵の具のようになった後、端から蒸発するように消えていった。 あの甘ったるい匂いはいくらかは残ったけれど、頭が痛くなるほどの気持ち悪さでは無くなっていたかな。] ($44) 2023/03/05(Sun) 16:42:17 |
【人】 黒崎柚樹終わった……、かな。 [傍らの武藤に視線を投げたら、頷いてくれるだろうか。 とりあえず私、めちゃめちゃお腹空いてるんだよね。 朝御飯……ていうか、もはやブランチの時間帯になるんだろうかこれは。 ホットサンド作ったら食べる?と問いかけて、あ、そういえば、と。] 武藤は、"あれ"に何かされた? [まあそのあたりの話も、ホットサンド食べながらかな。*] (50) 2023/03/05(Sun) 16:43:04 |
【独】 黒崎柚樹/* ちなみに、 1dのめあて:リアル月曜の朝までに偽物話に決着つけて、爽やかな気持ちで週の頭を迎えましょう なんて言い合ってる中身達でした。 なんとかなるものだなあ……と……。 さ、障害はお片付けしたり、武藤の記憶もめでたく戻ったし、いちゃいちゃしようー( ᐛ) (-60) 2023/03/05(Sun) 17:07:04 |
【赤】 一匹狼 “楓”[彼女はこちらを見上げてきたかと思えば>>*12、不意にシャツの裾を掴んできた。>>*13 怯えるような表情も相まって抱き締めたい衝動に駆られつつ、それを抑え込んで彼女の言葉に耳を傾ける。 『いつも突然』……それは食人衝動のことなのだろうと、楓には自然と感じ取れた。 尋ねそびれた問いの答えが自然と得られた形である。 迷わず撃ってとリクエストはされたが>>*14、彼はそれを一笑に付した] 馬鹿言うな。オレが何だか忘れたか? 通らねェんだよ、おまえの可愛い牙や爪じゃ。 [楓は“堅狼”。牙や爪どころか、銀弾の銃撃を除くさまざまな物理攻撃を防ぐことができる。 かつて彼女と出会った場では、二人を含む大勢で遊戯に興じていたのだけれど──その中で狼を選んだ者たちの一部が本当に狼で、そのうえ彼の場合は種まで同じ……などという、冗談のような本当の話。] (*15) 2023/03/05(Sun) 17:17:14 |
【赤】 一匹狼 “楓”撃つまでもねェんだよ。 おまえにオレは殺せない。 [そう告げるとき、自然と視線は逸れた。 楓が意図的に伏せた事実があるのだ。 彼が鋼鉄の防御力を得られるのは人狼の姿に転じたときだけ。人間の姿でいる限り、負傷は防げない。 その上、姿を変えていられる時間は月齢に応じた。 満月の日なら半日程度だが、新月の日は1秒たりとも不可能。半月なら満月の更に半分ぐらいといったところ。 時間帯には不思議と制限は無いのだが。 彼の言動は、彼女を殺す気が無いという意思の現れではある。 一方で、もしそのような局面になったときには彼が一方的に殺す側になりえるということでもあった] (*16) 2023/03/05(Sun) 17:17:29 |
【赤】 一匹狼 “楓”[彼にはひとつ、長い間気になり続けていることがある。 “美味しそうに見えるものは、本当に美味しいのか” もしそれが見た目だけの話で、味に差異が無いのなら、美味しそうなヒトを襲う可能性を極端に恐れる必要は無くなる。 けれどもし、実際に美味しいのなら── 知ったが最後、二度と戻れない道に足を踏み入れることになるだろう。 確かめずにいることが幸福なのか、確かめてみたほうがいいのか。彼は前者と思い続けているが、果たして]** (*17) 2023/03/05(Sun) 17:18:10 |
【独】 一匹狼 “楓”/* >>*15 なんか赤チップも違うんだけど 通常はもっと違うし 墓は目を逸らしてるから違うし みたいな苦悩の選択(割とよくある) (-61) 2023/03/05(Sun) 17:20:04 |
【妖】 武藤景虎なんでって……、なんか腹立ったので。 いや、柚樹になんかしそうだったから……? [律儀に答える必要はないと思いながら、“それ“の言葉に返してしまう。 こうして偽物と並んでるところを見ると明らかに別物ではあるなとは思いつつ、それでもベースは同じだから不思議な感じはする。>>$41 近づいてみると、そういえば顔は叩いてしまったのだったと思い出して。 それは本人にもやったことがあるから、こんなことになるとは思ってなかったのはあるけど。 傍にはいたものの、近づいていく柚樹の邪魔はしなかった。 とどめを刺すとは聞いていたし、水に弱いらしいのは美術館の時に教えてもらってはいたが、どうするんだろうとは思って見ていた。] ($45) 2023/03/05(Sun) 17:49:31 |
【妖】 武藤景虎…………、 [柚樹の攻撃は思った以上に容赦なくて、傍らで一連の流れを眺めながら、喧嘩になったら大変そうだなとは思ってしまった。 そんな取っ組み合いの喧嘩にはならないと思っているけども。 おそらく表面的には絵画のそれで、内側は林檎のような何かが素材であることを差し引いても、元の柚樹より非力であろう“それ“は抵抗らしい抵抗をすることなく、膝で頭を砕かれる。>>$43 広がった腐臭に似たにおいに、胃酸が込み上げそうになりながらも、とどめに足が振り下ろされるところまでを見届けて。>>$44] うん……、柚樹も容赦ないとは、思うよ……? [オレと喧嘩になってもここまでしないのはありがたいのだけど、急所を思い切り蹴るのも遠慮はしたいかな。 床に広がっていたグロテスクな物体が消えて漸く、安堵の息を吐いて。] 今度はちゃんと、とどめさせてよかったな。 [“今度は“の意味は、偽物のオレの話じゃなくて、美術館の時に現れた柚樹の偽物のことだけど。] ($47) 2023/03/05(Sun) 17:50:22 |
【人】 武藤景虎ん……、終わったと思う。 [“あの時“も思ったけど、やっぱりオレの惚れた女はいい女だなと思ったよ、なんて。 問いかけには安堵の笑みを返した。] 起きてからずっと走り回ってたし、腹は減ったな……。 ホットサンド?食いたい。 [安心したら急に空腹感を思い出したのもあって、朝食には既に遅い時間だったし食事の提案には一も二もなく頷いた。] 何もされてないよ? オレの方が手を出してしまったくらいで……。 [あっ、変な意味じゃなく、とは付け足さなくてもわかると思うけど。 詳しくは飯食いながらというのには同意した。 なんか手伝うことある?とは聞きつつ、その前に手を洗ったり着替えたりしてくるとバタバタ荷物の方に移動して。] (52) 2023/03/05(Sun) 17:51:32 |
【人】 武藤景虎[洗面台の鏡の前、装飾品をひとつひとつ付けながら、左耳のヘリックスピアスの内側を覗き込んで、あ、と声を上げた。 柚樹から誕生日に貰った太陽みたいな石と刻印の入ったそれは、昨日とは違うものだ。 オレの記憶がおかしかったせいでこの辺の物も巻き戻っていたのだろうか。 左手を見下ろすと、いつの間にか戻っていた薬指の金色ベースの金属の輪の重みに目を細めた。 足早に台所の方へと戻れば、柚樹の元へ駆け寄って、まず先に耳元や左手を確認することにはなったかな。]* (53) 2023/03/05(Sun) 17:53:05 |
【独】 武藤景虎/* 思った以上に柚樹が容赦なくて笑ってしまった。 柚樹と殴り合いの喧嘩はさすがにしたくない……(しません) 漸くごはん食べられるね……。 (-63) 2023/03/05(Sun) 18:04:38 |
【赤】 片連理 “椿”まあ。 それなら、安心ですわね? [椿は“狼”どうしの争いには関知したことがない。ゆえに、自分以外の“狼”がどういうものであるのかについては無知だった。都市部では熾烈な縄張り争いがあるとも聞くが、それを避けるために椿らは田舎ばかりを選んで住処を転々とさせていた。 楓の言葉は、単純に「お前では勝てない」という意味に受け取った。確かに、小柄な女の力で楓ほどの大柄の男にまともに当たって勝てるとは思えない。殺すだけならいくらでも方法はありそうだが、彼を殺したいわけでは、決してない。 本当に彼を喰べたいと思ってしまったなら、その時には我を忘れているのだからそんなことにはお構いなしだろう。返り討ちにあうならば、それでも構わない。] (*18) 2023/03/05(Sun) 18:06:26 |
【赤】 片連理 “椿” であれば—— [椿はシャツの裾を掴んでいた手を離し、楓の頬へと差し伸べた。しかし触れることを迷って、その手は萎れるように自身の胸元へと帰っていった。一瞬だけ悲壮な表情を浮かべかけたが、すぐにまた笑みを取り戻した。] その時は、我らが王に牙を向けた罪を、償いましょう。 [冗談めかしはしたが、半ば事実で、椿は本気でもあった。 以前ともに過ごしたとき、彼はまさに王であった。 気高き王と、力ある王とに率いられ、椿はその気高さに、あるいは力に、素直に憧れを抱いたものだった。彼らのように生きられていたならば。そんな嫉妬に近いような感情すらも秘めていた。] (*19) 2023/03/05(Sun) 18:07:32 |
【人】 片連理 “椿” ふふ。安心できそうですし、 わたくし、少しお散歩に行ってきますわね。 [そう言って、椿は兎のように一歩後ろに跳ね、長い髪を揺らしながらくるりと回って、ぺたりぺたりと裸足の足音を残して駆けていった。]** (54) 2023/03/05(Sun) 18:07:57 |
【念】 大学生 要 薫[動けなくなったら困るなあ。やなんて分かっていて言う。 苦笑する彼も分かっているのだろう。だから、今度するな。と軽く転がして、彼がスマートフォンの中身に気づけば、何も気づかぬふりをするだろう。 別に彼の不実を疑っている訳じゃない、彼が自分にメロメロなのはよく知っているし、そうやってモテる彼が恋人だというのも誇らしい。ただ、好きなものを好きと態度に出せるその素直さが自分にはない。今さら素直で無邪気な自分。など想像できないが、それでも少し思う処はある。 ちょっと待ってくださいと言われ 膝の上に頭を乗せたまま、彼が返信を打つのを眺めて] (!9) 2023/03/05(Sun) 18:27:11 |
【念】 大学生 要 薫……ん。面倒見いいやん? [いい子やね。と髪の毛を撫でる手に目を細めた。 面倒見の良さも彼の美点だ。後輩は可愛がるものだ。思うところはあるにせよ、彼が可愛がっているのを見るのは微笑ましい。自分だって、こうなる前だって寿のことを可愛がっていたのだから。…可愛がられていた方がどんな気持ちを抱いていたかは詳しくは知らないが。あの頃の関係も悪くなかったと自分は思うのだ。それに、寿は特別だった。 彼が後輩の面倒を見る事は自然な事だし。 良い事だ。だから、まさか悪い虫がつかぬようにと行動しているなんて思いもよらぬ事だ。もしそれを知ったら、笑うだろうし、僕は自分で自分の身は守れるで。と言っただろうし、それなら自分の身を案じるべきだと、鼻を突いただろう。 もっとも、そうやって独占欲を見せてくれるのはきっと嬉しいことなのだろうけど。用事をすませた彼が、此方にと視線を戻せば、微笑みを向けてそのまま手を伸ばし頬を撫で。 おかえり。と迎えようか] (!10) 2023/03/05(Sun) 18:27:28 |
【念】 大学生 要 薫そうやね。 やー楽しみやわ。 [どんなお風呂やろか。 なんて、言い。彼に運んでもらっただろう。思ったよりも広い浴槽につかり彼を待つ。その間に少しばかりばしゃりと湯を波だたせる遊びも忘れずに。服を脱がずに抱いていた彼の裸体を見れば、少し目を細め。やぁ、いい男やな。ところころ笑いかけた。彼がこっそりと筋トレをしているとはしらないが、というか自分は彼のことで知らないことだらけなのだが。 それもこれも、自分との繋がりに直結することなのだとしたら、隠す姿をあえて暴くことはしない。暴かなくても良いと思う。やって、こうして彼は男前の、自分だけの寿達也を見せてくれるのだから。当たり前のように上に乗り上げれば、抱きしめてくれる。その腕の太さに甘えるように寄り添い] (!11) 2023/03/05(Sun) 18:27:45 |
【念】 大学生 要 薫風情ええし、ほかほかするし気持ちええし って、なんやここでも写真撮りたいん? …綺麗にとってや? [赤味の強い光の下。 両手でお湯を掬い、落とす。首筋には汗を流し、見上げる彼を見る目を彩る睫毛は湯気で濡れている。彼が見る事を好んでいるのは知っていたから唇に浮かべるのは艶めく笑みで。 囁く声には、少しばかり低く啼く声で頷き] ……やぁ そこ、今日は…… まだ飲んでないで [食べはしたけど。と甘く。 突かれた箇所ではくり息をして、指先は彼の顎をなぞった。細い指は輪郭を確かめて、下唇に触れる。彼の指が中にと入り込み、洗い始めるのなら此方は指で下唇をそっと捲り。歯列をなぞって] (!12) 2023/03/05(Sun) 18:31:04 |
【念】 大学生 要 薫……ぁ んっ こっちでは飲んだけどな? [甘い声で身を少しばかり震わせて。 舌を覗かせる唇を近づけ、背のびするような姿勢で彼にキスをした。そうして、そのまま猥ら花を開くように足を、動かせば指を奥に奥にと誘っていこうか*] (!13) 2023/03/05(Sun) 18:32:25 |
【人】 大学生 要 薫- コテージ内 - [寝室のベッドの上で目を覚ませば、スマホの時計を見たうえで後一時間。とまた眠ろうとした。やって、折角の休みやし、彼以外誰もおれへんやもん。時計なんて気にせずゆっくりまったりしたいやん。とばかりうとうと二度寝。**] (55) 2023/03/05(Sun) 18:34:37 |