人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

[その男の口元は笑みを湛えていない。

それでも、貴方は確かに私を見ながら
私の音を咀嚼しながら、笑っているのだと理解する。
本能が。或いは、男の気配が、眼差しが伝えるものを
肌で、魂で感じ取っているかのように。]

 私の音が、私、自身。

[これから経験する全てのことが私の糧となり
さらなる美へと昇華する。嗚呼、ああ。それが
絶望であれ、慟哭であれ、憎悪であれ、愛慾であれ

全てがそうであるのなら、それ以上の悦びはあるのだろうか
いや、ないだろう
悦びながら満たされぬまま、我欲を孕みてそを喰らう
永遠に研ぎ澄まされるのならば、それこそが
私の望むべく、美なのだから。

渇望を美へと昇華し
尚も欲を湛えるを知る男によりまた1つ、女は花開く]
(-72) 2022/11/22(Tue) 0:44:51

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

 ―― …… 、

[演奏の合間。熱を帯びた呼気が薄っすらと口元から漏れる。
指は音を奏で。それに合わせた指の動きに心地よさや疼きを孕む。
実際には触れていないのに、
同時に様々な女の肢体に触れるという矛盾すらも、
今は心地良く感じて、それが旋律に甘さを齎す

首を撫でる指の優しさと、
内腿迄伸びながら大胆にまさぐるような
或いは堪能するかのような触れ方の背反する動きは
言いようもない快感を確かに、生まれさせ、

それでも。これが益々自分を高みに導くものなれば
女は悦んでそれを享受し、より音に反映させていく]
(-73) 2022/11/22(Tue) 0:45:26

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン


  、  ぁ  


[今は肉声は不要、とばかりに漏れた声をすぐに抑えて。
触れる指の感覚は、首や耳元を撫でつけながらも
段々と下へと下がっていき、ついに到達した場所
双丘の形は変わらぬのに、まるで
それを揉まれながら快楽の芽を育てられているかのよう
育つ途中の花の手入れをされているかの、よう

穏やかな水面を想像させるような戦慄が
セイレーンもかくやの艶やかな色合いに変わる
それでも、未だ濃厚とはいえずか

強くもまれるたびに、リュートの音は鮮やかに
与えられる快楽に導かれるようにより、深くへと

指が捏ねる頂きは、段々と芯と硬さを帯び
それと同時に音もまた、あでやかさを孕む]

 ―― 言われず、とも。


[官能に身悶えながらも、演奏は止まることはない
止めようとも、思わない
だって、嗚呼。こんなにも

私の音は貴方に嬲られるたびに、艶を増す*]
(-74) 2022/11/22(Tue) 0:45:53
村の設定が変更されました。

酒場のマスター(村建て人)は、メモを貼った。
2022/11/22(Tue) 5:05:58

【独】 「怪人」 ファントム

ちょっと冷静さを無くしてるところがあるかな
ゆっくり進めよう
(-75) 2022/11/22(Tue) 6:20:26

【独】 「怪人」 ファントム

ー『クリスティーヌ』ー

「もっと自由に歌ってもいいんじゃない?」

かつて、とある女性にそう言われた事がある。
身なりも言葉遣いも上等なもの、恐らく上流階級だったのだろう。
彼女の顔は右半分が焼け爛れ、誰もが気味悪がって、積極的に関わりを持とうとしなかった。
けれど一度歌声を響かせれば、あらゆる人が耳を傾けて立ち止まる。
まさに、天の使いが降りてきたかの如くだった。
彼女は「クリスティーヌ」と名乗った。

当時の私は、まだ十をいくつも過ぎていない子供で、見様見真似で彼女の真似をしていた。
そんな時に掛けられたのが、先の言葉であった。

彼女には、随分と多くを学んだ。
声の出し方ではなく、生きることを楽しみ、心に歌をのせる方法を。
段々と私は大人になり栄誉も金も手に入ったが、それでも彼女の元へ通い続けた。
そうしてあの日も私は彼女の元へ向かった、『彼ら』がつけてきているなど、気づくわけもなく。
(-76) 2022/11/22(Tue) 6:49:09

【人】 大富豪 シメオン

─ Bar passion ─

[斬り結ぶか。
それとも舞い踊るか。
交わされる視線は女の弾くリュートの音に乗せて。

変わる女の気配にバーの客たちも気付き始める。

ある者は、その美しさに目を奪われる。
ある者は、その気迫に圧倒され。
ある者は、その佇まいに情欲を揺さぶられた。

だが、それは本質ではない。
変わったのは女自身だけではなく音。

この場にいる幾人がそれを理解できただろうか。
それは恐らく最前列で聴くこの男以外には未だ。*]
(151) 2022/11/22(Tue) 7:21:46

【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト

[女が僅かに漏らした嬌声に男は感嘆する。
その感受性、与えられるイメージを余すことなく受け取ることができているのは、天性のものか、それとも。

激しいだけでは足りぬ。
穏やかなだけでは足りぬ。

薄らと孕み始めた甘さと艶やかさ。
バーに集う男たちが女へと視線を向ける。
その艶やかさに目を奪われながら、心揺さぶるものが『音』だとは気づかないままに、その世界に引き摺り込まれていく。]


 ……そうだ。
 全て『美』の餌だ。


[刻一刻と変化する音色に、男は未だ足りぬと求め続ける。]
(-77) 2022/11/22(Tue) 7:22:28

【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト

[刻みつけるような官能はより甘く、より深く。
女の肌に触れる指先の感触もまた旋律と共に変わりゆく、それはヌメりザラついた感触へと、まるで舌で舐められているようなものへと。

首筋に舌がなぞり、耳に舌が入り込んで、太腿を舌が這う。
硬さを得た双丘の頂きを舌が舐り、より一層強い快感を与える。


「演奏を止め、堕ちてしまえ」


と、そう男は告げるかのように。
演奏を邪魔するようにより強い刺激が女を襲う。
指が、舌が触れた箇所は熱を灯し、それらは決して消えようとしない。]
(-78) 2022/11/22(Tue) 7:23:01

【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト

[触れた、ついにその花唇に。
指先の感触は女の芯へと到達し、更に大きな官能を呼び起こそうとする。

芽を愛撫する。
ときに柔らかに、ときに強く、実際には触れてないからか痛みなど伴うことはなく、触れた強さはそのまま快感の強さへと変わる。

そして女の入り口へも触れる。
舌先が割り開けて、ヌメる感触はその中へと進む。
女の中が乾いていようとも関係なく、それは女を傷つけることなく奥へと進み、より敏感な場所を求めて探るように舐っていく。]


 ……さあ、聴かせてみろ、お前の『美』を。


[ 眠っていたものを無理矢理引き起こすように。
演奏が続き、音が鳴り止まぬうち、男は女の全身を犯し続ける。*]
(-79) 2022/11/22(Tue) 7:23:47
大富豪 シメオンは、メモを貼った。
(a31) 2022/11/22(Tue) 7:31:27

【人】 「怪人」 ファントム

ー追想 『クリスティーヌ』ー


「もっと自由に歌ってもいいんじゃない?」

かつて、とある女性にそう言われた事がある。
身なりも言葉遣いも上等なもの、恐らく上流階級だったのだろう。
けれど、どういうわけか彼女の顔は右半分が焼け爛れ、誰もが気味悪がって、積極的に関わりを持とうとしなかった。
だが、ひとたび彼女が歌声を響かせれば、あらゆる人が耳を傾けて立ち止まる。
まさに、天の使いが降りてきたかの如くだった。
彼女は「クリスティーヌ」と名乗った。

当時の私は、まだ十をいくつも過ぎていない子供で、見様見真似で彼女の真似をしていた。
そんな時に掛けられたのが、先の言葉であった。
(152) 2022/11/22(Tue) 7:33:14

【人】 「怪人」 ファントム

彼女には、随分と多くを学んだ。
声の出し方ではなく、生きることを楽しみ、心に歌をのせる方法を。
段々と私は大人になり栄誉も金も手に入ったが、それでも彼女の元へ通い続けた。
そうしてあの日も私は彼女の元へ向かった、『彼ら』がつけてきているなど、気づくわけもなく。
(153) 2022/11/22(Tue) 7:33:30

【人】 「怪人」 ファントム

そうして、あの日。
私は全てを奪われて、表舞台から姿を消した。

ーーけれど、あの日いなくなったのは私だけではなく、彼女も一緒だった。
誰にも顧みられることなく、私以外の記憶から忘れ去られた。
私一人であれば、魂を売り渡すこともなかったろうに。

かくして私は、復讐へと身を落とすことになったのだ。* *
(154) 2022/11/22(Tue) 7:38:56

【独】 画術師 リュディガー

/*
おはようございます。

ファントムさん、オペラ座の怪人だ……
(-80) 2022/11/22(Tue) 8:22:38

【独】 画術師 リュディガー

/*
>>107 聞こえてないけどニコニコしてしまったなどと。

行き着くのはKENZENか、FUKENZENか……
(-81) 2022/11/22(Tue) 8:25:32

【独】 画術師 リュディガー

/*
メモに入れてない設定部分メモ(入り切らなそうだった)
・イメージ的にはちゃらんぽらんなボンクラ娘(に近い)
・『綺麗』なモノやコトにややご執心ぎみ
・非道では無いけどドライ

いくつ保てるか。
(-82) 2022/11/22(Tue) 8:31:18

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

[実際には男はその場から動かず
女もまた、その場から動かずリュートの弦を掻き鳴らしている。

だが、男の指は確かに己に触れている
男の舌は確かに己を舐めている

激しいだけでも、穏やかなだけでも
狂う程に人を魅了することはできぬであろう
まだ、これだけではない。
もっとと貪欲に、私の音が深みを増さんとする

変化したのは体ではないのだ
私の、世界。私の音なのだ

誰かの添え物でも、誰かを輝かせる為の音ではない
私の美で、変わる世界
それに酩酊しながらも、一度自覚してしまった強い飢餓は
その空腹に耐えられぬのだと私の体を駆け巡る。

そこに、私を高める指があるのなら、尚のこと]
(-83) 2022/11/22(Tue) 11:06:51

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

 ―― 、 っ、 ぅ。

[時折、耐えきれず吐息にかすかに混じるノイズ
それは観客には聞こえぬものであろう。
この男には、聞こえたやもしれないが。

己の音が艶を混じらせ、男の他の観客をも
惹きつけるようになるたびに、淫さを引き出す様なものへ
指が舌に変化するように、触れる感覚も受け取る感覚も
私の中で変わっていく

これが、他者より与えられる快楽。
味わったことのないものを、体は悦びより知ろうとする。
鼓膜を犯す水音も、首筋や腿を這う舌が塗り込む唾液もないのに
胸飾りの2つを、苛むものはないはずなのに
それは服越しに難くぴん、と張り。触れられた肌は薄く色づき
セッションを奏でるように耳が幻の音を拾う
それでも

 ―――それ、を邪魔にはさせぬ

と。女は艶めいて笑う。

貴方にとって愛慾は剣先を鈍らせたか?否
貴方にとって憎悪はどうか?

全て喰らって糧とする。そうでしょうとばかりに。
強い刺激に身悶え、触れられぬ箇所が潤い始めても
体に灯った熱が、女の肉欲を煽ろうとも
逆に煽り返してしまえとばかりに眼差しと音は、ただ男に注がれる]
(-84) 2022/11/22(Tue) 11:07:28

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

[ずくりと、下腹部が疼く。
使われぬまま月に一度血を流すだけだった空胎の入り口が
幻の指先に触れられ、下穿きに愛液を零し始める

愛撫する動きは滑らかで、緩急も強弱もつけられて
ただ、快楽のみが与えられるそれに、演奏を行う女の内腿が
もじり。と摺りあわされる僅かな動き
しかしそれを受け入れる花弁は恥じらいとは無縁に蜜を湛えはじめ
濡らす指はないのに、ただ熟れ始めた個所を知らしめんと
夜露に濡れさせんと柔らかく蕩けさせていた

花弁を割り開き、触れられた入り口は
渇きはわずかにあれど濡れ始めたそこを痛みもなく、蹂躙していく
敏感な場所を探る動きが、奥へ、おくへ。
私も知らぬ、私を犯す]
(-85) 2022/11/22(Tue) 11:07:56

【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン

 ―― 、 ぁ、ふ。

[音は鳴りやまぬ。艶帯びながらいっそ蠱惑的に
深くなった音を、白魚の指は掻き鳴らす

嗚呼、これが快楽。
肉欲を認識すればより、甘く麗しく、淫らに
聞くもの全ての本能を刺激するように聴かせてみせましょう
眠っていた『美』を起こす男にも

――それを遠くより聞く観客にも

私自身が楽器となったようにして
貴方の指で、私を掻き鳴らして。

奥の、胎の裏あたりに触れられたなら。音の深さはより増して
艶めく声も耐え切れずに時折、唇より漏れるでしょう


ああ、ああ。膜は未だにあれど
男の指を知る

疼いて
、やまない*]
(-86) 2022/11/22(Tue) 11:08:23

【人】 奏者 イルムヒルト

─ Bar passion ─

[ある意味ではそれは仕合いでありましょう。

美を知り、未だ高まらせる男と
片鱗を掴んだ、女と。


匂いたつように、奏者の空気は変わる。
添え物の音を奏でていたはずなのに
開いた花を観客は見ることになるのだから。

――変化したのは音。それがわたしの、美。
女は眼差しで、音で観客を誘う
私の世界へ。私の音が紡ぐ、美へと。

それは今は、誰よりも近くで聞くこの男にしか
未だ本質を理解されず
他が気づくころには後戻りはできやしない程に
深くに溺れさせるルサールカの如くに

奏でる音はより、艶を増した*]
(155) 2022/11/22(Tue) 11:08:44
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a32) 2022/11/22(Tue) 11:25:50

【独】 奏者 イルムヒルト

えあえっちが大変美味しゅうございます……

もうプロで堪能した感ある。
おじさますてき。
(-87) 2022/11/22(Tue) 11:26:58

【独】 「怪人」 ファントム

リリーさんと夜空の下でしらきら星とか
ユスターシュさんとストリートセッション的な何かとか
(-88) 2022/11/22(Tue) 12:26:30

【独】 画術師 リュディガー

/*
イルムヒルトさん、お美しい……
(-89) 2022/11/22(Tue) 12:32:49

【独】 「怪人」 ファントム

――現在/中央広場 ユスターシャと――

靴底で石床を叩いて、リズムをとる。
そうやって彼の歌をリードし、自分は彼のあとを半拍ほど遅らせて歌い上げる。
今の自分は、彼のフォロワー。
彼の歌を支えて、より歌に込められた想いを強調する。

「その調子。
大丈夫、一人じゃない。」

伴奏も、歌詞も、楽譜もない。
けれど、ここには彼がいる。
そして、私がいる。
歌うのにこれ以上のものは必要ない。
(-90) 2022/11/22(Tue) 12:36:06

【人】 影街の魔女 ブランシュ

―影街「ヴンダーカマー」―

「ふうん……」

求めに応じて薬を渡したつもりだったが、すんでのところで吐き出した>>127仮面の男を見て、軽くため息をついた。
少々の呆れと、本当に飲まなかったことを些か残念がる気持ちと。

「やれやれ。この薬もタダじゃないんですが…
ま、いいです。まだ半分くらい残ってるみたいだし。

で……子供騙しですか?…

そうね、……ああ。捨てようと思ってたのがあるんでした。
はいこれ。」

言って、脇に無造作にどけられた細長い桃色の薬瓶をコトリとテーブルの上に置いた。

「まあ…本来自分の寿命をかけない方にお売りするものはないのですけれど。
気を悪くしないでくださいよ…私なりのルール、あるいは道理というものです。

これなら売り物でもないですし。

飲むと頭部が一日だけカラスになります。
変化役の失敗作で、他には何もありません。どうぞ。」

と言って、小瓶をコトリと置いた**
(156) 2022/11/22(Tue) 12:54:23

【独】 「怪人」 ファントム

通り過ぎる足音が、少しずつ減っていく。
行き交う人々の目線が、自分達に集まり始める。
少しずつ周囲に人が集まり始めて、やがて一つの塊になっていく。

ーーふいに、どこからか別の声が歌に混ざり始めた。
小さな、子供の声。
どこにいるかはわからないが、確かに彼の声に合わせて歌い上げている。
どこかで、誰かがリズムに合わせて指を鳴らし始める。
どこからか、リュートの音が歌に重ねられる。
靴で石床を叩く音が、男性の声が、女性の声がーー。
彼の歌を中心に、多くの人の歌が一つに重なっていく。
それは、彼が歌う事をとめるまで響き続くだろう。
(-91) 2022/11/22(Tue) 12:57:13

【人】 大富豪 シメオン

─ Bar passion ─

[男は驚嘆する。
女のその才覚に、その変わりように。
可能性の芽は確かにあった。
いつか『美』へと至る芯が確かに音の中にあった。

だが、それは今日明日に花開くものではない。
そのはずだった。]


(その歳でその境地に至るのか)


[そのとき男が抱いた感情は嫉妬であった。
同じ頃の自分はどこにいたのか、女のいる場所の遥か手前で燻っていてのではないか。それでいて女の音は『未熟』なのだ。
それは女の『美』が無限の可能性を孕んでいるという証左。
もしも女の才覚が音ではなく剣であれば、それはきっと己をも越えることさえあり得るだろう。]
(157) 2022/11/22(Tue) 13:07:49

【人】 大富豪 シメオン

[そう、それは女の世界に飲まれていくように。
その心象、感情が音を艶やかに彩る。

まるで蜘蛛の糸に絡みとられるように。
気づいた時にはもう虜になっているのかもしれない。
今の女の音にはそれだけ人を魅せる力が宿っている。

それは男とて例外ではないのだ。
音が耳の奥に響く。
それはいつしか胸の奥へと届いていく。

次の音を求め、さらに次の音を望むように女の演奏に魅入られていく。*]
(158) 2022/11/22(Tue) 13:08:04

【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト

[『美』の根源が渇望ならば、与えられるもの全て、手にしたもの全てがその輝きを増すための材料となる。喜楽も怒哀も何もかも。

悦びもまたその一つと男は知ってた。
悦とは『美』に欠かせぬもの。
人が人である限り、それは変わらない。

男の舌先が女の胎の奥へと入り込む。
何人も触れたことのない柔らかな肉を舐りながら未踏の地へ快楽を刻みつけていく。そしてそれは舌だけでなく無数の指先となって蹂躙を始めた。

その感触は、疼きはじめた女の悦楽を鎮めるどころか昂らせるのみ。]
(-92) 2022/11/22(Tue) 13:08:24