【独】 空虚 タチバナ/* 千早くんは千早くんらしく全然怖がらなくていいんですが タチバナは怖がらせようとはしますよね という じわじわタイプなのでじわじわ 快楽で全部忘れようね ヒルコくんの投げ方とても良き 縁故に反応も感謝 喜び (-4) 2022/08/11(Thu) 13:23:44 |
【人】 空虚 タチバナ[この病院に巣食う者たちについて、詳しく知らない。 深く関わろうともしてこなかったからだ。 ただ、長い間刷り込まれた常識が、 自身を無能たらしめている。 私は誰よりも愚かで、出来が悪くて。 みんなは私よりも優秀で、強くて、何でもできて。 ……いいなぁ。]* (25) 2022/08/11(Thu) 13:48:41 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a10) 2022/08/11(Thu) 13:50:39 |
【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナねえ、心を満たしてよ [生でも死でも構わない もっと知りたい 探究心が満たされる時だけが 「生きている」事を実感できる] (-11) 2022/08/11(Thu) 15:26:51 |
【人】 空虚 タチバナ[チハヤと名乗った青年>>26は、 後ずさった自身を宥めるように声をかける。 学生だろうか。 幼くは見えないが、彼の抱く好奇心は 己の知る大人のそれよりも鮮やかに見えた。] ……。 [いつ亡くなったの、なんて気軽に聞くくらいには、 無謀で、愚かで、鮮やかで、あるいは素直で。 こんな子ならきっと愛されるんだろう。 彼の事情を顧みることなく、勝手な感想を抱く。 己を見下ろした視線が彼に戻った時、 少しだけ呆れと羨むような色が混じっていた。] ……タチバナ。 [チハヤというのは名前だろうか。 ならばこちらも名前を口にすべきだと思ったのに、 自然と零れたのは家族と同じ響きを持つ音だった。 いつ、という問いは答えない。だって覚えてないの。 時間なんて死んでしまえば意味を失うのだから。] (35) 2022/08/11(Thu) 17:35:12 |
【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結[彼から零れた声が思考を引き戻す。 その瞳はこれまでのどこか冷静なものよりも、 くっきりと、色濃く見えた。 あぁ、それでいい。その方がずっと、] とっても、おいしそう。 [にぃ、と。唇が満たされた夜の月になる。 上手にできたご褒美に、 彼にだけ満足そうな笑みを贈った。だって――] (-16) 2022/08/11(Thu) 17:37:26 |
【人】 空虚 タチバナ[母が子どもにするように、彼の頭を撫でる。 彼が手を掴んだ時も、今も、真っ白な肌に温度はない。 いくら彼の手に温もりがあろうとも、 髪を透いた指先が耳の先を掠めたとしても、 逃れようのない冷たさが彼の肌を蝕むはずだ。] 苦しい? つらい? [狂うことすらできなくとも、 濃厚な死の温度と匂いは生者の不安を煽るのだろう。 怖がらなくてもいいの。驚かなくてもいいの。 真っ白な布に黒いインクが染み込んでいくように、 きっと、魂が勝手に怯えてくれるから。 頭を撫でる手を止め、今度はこちらから手を取って、 引き寄せるような動作で頭を抱き込もうとする。] (40) 2022/08/11(Thu) 17:40:34 |
【赤】 空虚 タチバナ[チハヤが拒もうとしない限り、 彼の頭は胸元に押しつけられることだろう。 温度はない。鼓動もない。死の甘い匂いがする。 そして何より命を刻むはずの場所は空っぽだ。 しかしそれ以外すべて人間の形をした柔らかさが、 彼の頬や鼻をくすぐることになる。] チハヤ、 [彼が教えてくれた名前を呼んだ。 これまで彼に対して示した態度とは一変して、 紡ぐ音は蕩けるように甘やかだ。] (*3) 2022/08/11(Thu) 17:41:09 |
【赤】 空虚 タチバナ何も怖ろしくないわ。 気持ち良くて、楽しくて、それだけでいい。 だから早く、いたいのなくしちゃおうね。 [言葉と同じ甘さを持つ指が彼の首筋へ伸びる。 明確な死の冷たさを持って、 少しずつ彼の体温を蝕もうとして。 蹲る彼の上に黒くて長い髪が垂れ下がって。 ――夜が満ちていく。]* (*4) 2022/08/11(Thu) 17:42:22 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a13) 2022/08/11(Thu) 17:51:53 |
【人】 空虚 タチバナ[チハヤ>>41が私の名前を呼ぶ。 怨霊の前で無防備な姿を晒す男が、 私が不幸にした家族の名前を呼ぶ>>42。 頭痛が酷くなって一瞬目の前が眩んだ。 大した抵抗もなく彼の頭を抱きしめられたなら、 きっとその動揺を見られることはなかっただろう。 唯一、彼の頭を掻き抱いた指先だけが ほんの僅か、震えただけだ。] あまいの、きらい? [この身により近づけば、死の甘さは一層香り立つ。 もったりした、喉に張りつくような匂いが 彼の身体の内へ、中へ、奥へ、入り込もうとする。 己の唇は彼の左の耳元へ滑り、 冷たい吐息と湿った問いを吹き入れた。] (54) 2022/08/11(Thu) 21:14:19 |
【人】 空虚 タチバナ[でも、それじゃあダメだ。 それじゃあ、わたしが満たされない。 自らの意思で死を望んで、求めて、選んで。 そうして、XXXの代わりに悔いて欲しい。 私は怨霊だ。恨みが私を留めている。 だから――彼の願いを叶えようとしているなんて、 ありえない。あってはいけないの。 だって、生まれた時から私は加害者で あなたは私に貪られる哀れな被害者なんだから。] (56) 2022/08/11(Thu) 21:15:50 |
【赤】 空虚 タチバナ……どうして。どうして笑うの。 [それなのに先程までの憔悴した様子は掻き消え、 その笑みは初めて声をかけられた時のような 気の抜けるものだった>>*6。] 必要ない。 だって……今から、 あなたがいっぱい注いでくれるんでしょう? [あなたのためだと優しくすれば、 彼は死の海に浸り続けてくれただろうか。 真実が必ずしも幸せを運ぶ訳じゃない。 望む噓を吐くことだって、意味があるのに。 なぜか、彼の問い>>*5に頷くことができなかった。 代わりに冷たい手が彼の頬を撫でて、 瞳孔が開いたままの瞳を大げさに細めて見せた。] (*10) 2022/08/11(Thu) 21:16:22 |
【赤】 空虚 タチバナ[分からないこと、言いたくないこと、 知らなくていいこと。 結局自身が彼の問いに返したのは半分くらいで、 残りのすべては己が腹の内に沈む。] チハヤ。 [彼の顔が上を向き、黒糸を下ろす己と視線が交わる。 唯一知る名を囁いて、こちらからも身を屈めた。 サマーカーディガンを手放した彼の白いシャツが、 黒々と染まっていく。] (*11) 2022/08/11(Thu) 21:16:53 |
【人】 空虚 タチバナ― 精神病棟廊下→ ― [階下に木霊する声>>13を聞いてどれくらい経ったか。 蹲った男>>29の上に、女の黒い髪が覆いかぶさる。 それは次第に周囲の闇と同化していき、 さながら彼を食らおうとしているかのようだった。] ……。 [もし、生者がその様を目にすることがあったなら、 闇に溶ける前の女と目が合うことだろう。 黒い髪の間から覗くずろりと蠢く眼球が、 相手を認識したと理解できてしまうかもしれない。 瞳に宿る怒りや悲しみ、憂い、迷い、 多くの感情を煮詰めてない交ぜにした色まで 捉える者がいるかは分からない。 それでも、女は今の獲物以外に手を伸ばすことなく、 彼を絡めとったまま廊下の影に消えていくだろう。 留めることができなかったのなら、 その先いくら闇の中に手を伸ばしたとしても、 探し人を捉えることはできない。]* (57) 2022/08/11(Thu) 21:17:48 |
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