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【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「意気地なしか……そうかもね。 でも、大事な人には幸せに生きて欲しいと、思ってるだけだよ」 当時の僕は、感情が歪むほど耐えられなかった。 大事な人を作ると、その人に不幸が訪れるから。 あなたも、ラーラもそうだったから…… これ以上そういう人が出来るのを避けてきた。それだけだった。 「……ふぅん」 あなたの情報を聞いて、なるほどねと頷く。 イレネオが強硬的な思考を持っていることはわかっていた。 上手く手綱を握れなかったのは、先輩である自分の責任かもしれない。 ニーノについても、あの性格でスラムから養育院という子供時代を送っていたと聞いたから、そういうこともあるだろうかと理解はできた。 納得はもちろん……できない。 「聞けば聞くほど法律が間違ってる。 そんなのが認められたままだと国が沈むね」 ▼ (_0) 2023/09/20(Wed) 21:55:14 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノふぅ、と息をついて、あなたをじっと見つめた。 「………夢の中で情報屋に会った……って言ったら、信じるかい?」 まことしやかに語られる都市伝説。 三回だけ聞くことができるその情報は、必ず真実で正確だというものだ。 給料4.5ヶ月分に匹敵するかはわからないが、貴重な情報であることは間違いあるまい。 「危険なことをしないのにプラスしただけ温情だろう? まぁ聞きなよ……信じる信じないは、キミに任せる」 「アリソン・カンパネッロは……」 「アレッサンドロ・ルカーニア…… 通称”黒眼鏡” ……キミの上司。そして、うちの後輩を逮捕した……張本人さ」 (_1) 2023/09/20(Wed) 21:57:05 |
【神】 花浅葱 エルヴィーノ「……うそ、だろ」 流石に、静かにしていることが出来なかった。 後輩に続いて、あの皮肉屋で生真面目で仕事が出来る同期が。 ちょっとしわくちゃな顔で書類と向き合っていても、問題行動を起こしたりはしなかったその幼馴染が。 逮捕されるなんて……ありえないじゃないか。 「これ以上、逮捕者を出し続けたら……街の治安維持だって難しくなりますよ」 どうすると言うんだ、本当に。 法律といいながら、ただの私刑でしかない。 #警察署_朝礼 (G2) 2023/09/20(Wed) 22:03:16 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「刑の決定までその効力が及ぶようじゃ、この国は本当に終わってしまうね。 マフィアにも人権があるのは当然だけど、これはあくまで取り調べ。諦めて真面目に受けろ」 わざとらしく肩をすくめて返した。 「確かに。キミの逮捕と取締法は関係はないね。 キミの逮捕については……僕の後輩が無理を押した結果だ。 ……ま、それで目をつけられて自分も逮捕されてるんだから世話ないけどね」 違わないけれど、そんな口車に乗せられてはやらない。 聖人君子でないことはとっくに解っているけれど、あなたは血の掟を交わしたカポ・レジームではなかったのか。 「法律は金の力はあるとは言え、正当に可決されてしまったものだね。 金自体違法献金だけど……キミだって、これが相当に異常な法律になってることはわかってるだろ。 しかも摘発チームに入ってまで……念入りじゃないか。 僕が聞きたいのは、そうまでしてどうして仲間を裏切る事にしたのかってことだよ」 納得がいく理由が知りたいだけだが、何を言ってもこの男はちゃんと語る気がないらしい。 だからといって、暴力で語らせるのは悪手。 そして牢の中に入ってしまうのは、約束に反することになる。 故に、語ってもらえぬ現状に、大きく息をついたことだろう。 (-23) 2023/09/20(Wed) 22:33:28 |
【神】 花浅葱 エルヴィーノ「……警部まで捕まるなんて、本当に、どうしたらいいのかますますわからなくなってきたな……」 直属の上司。 現場指揮をする人ではないとはいえ、署内でまともに会話できる上層部に近い人間は、彼くらいのものだったのに。 「アリーチェとダニエラは……絶対に隙をみせたら駄目だよ」 何が起こるか、もう全くわからない。 #警察署_朝礼 (G6) 2023/09/20(Wed) 22:37:31 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「ぬ……がせろって、ことかい?」 勿論、服の上から撫でる趣味なんてあるわけがない。 やるなら直接やらないと、自分であったって果てることはできないだろう。 下穿きごとずらされたなら、固くなってしまっていたものが姿を表してしまう。 あなたより早く兆してしまったのは、首筋に刺激を与え続けられていたせいだ。 「う……」 固くなってきてる……のかな、と。 導かれたまま服の上から撫でたり軽く握ったりしていたが、揶揄われてしまっては乗らざるを得ない。 ちょっとだけ、むっとした顔をして、「そんなことない」と、同じように下穿きとスウェットに手をかけて、ゆっくりと下ろしていくだろう。 (-29) 2023/09/20(Wed) 22:49:25 |
【神】 花浅葱 エルヴィーノ (G10) 2023/09/20(Wed) 22:52:04 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれでもいいですけど。 言葉で伝えたかもしれないし、視線で伝えたかもしれない。 どちらにせよ直接触ってほしいな。それがもどかしいのは貴方も知っているはずだから。微弱な刺激に息を漏らして貴方の手つきを見守る。自分から動いてくれそうなら手を放して任せることにしたんだろう。着衣を下ろせば体格なりに質量のあるものが顕わになった。 男は半端に下りた衣服を一瞬だけ邪魔そうにしたが、脱ぎ捨てるよりもこちらを優先したいようだった。 貴方に反応があることに安堵する、よりはやはり高揚が勝る。 舌がちろりと覗いて唇を舐めた。 かわいい人だな。あれがよかったのか。 兆したものを可愛がるように包んで触れてやる。貴方はどこが好きだろう。自分に触れるのとはわけがちがうから、確かめるように撫で摩って。 (-61) 2023/09/20(Wed) 23:53:13 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ小さく呻いた。 だって、思ったより、大きい。 体格の差があるから、自分のよりは大きいだろうな。……くらいは考えていたものの、いざ見てみるとちょっと怖くなった。 まだまだ大きくなることを知っているし、これを受け入れることが可能なんだろうかと、考えてしまうのは仕方のない話だ。 「……ん、……っ」 今度は直接、勃ち上がり始めているそれを、やんわりと撫でてみた。大丈夫そうなら、握ってしまわないように手で包んで刺激を与えてみる。 子供ではないのだから、自分で自分のものに触れてみたことは勿論ある。自分でやってたように……やればいいのだけど。 思ったように刺激を与えてやれないのは、自分にも同じだけの刺激を与えられているからだ。 どこに触れても震えているから、良い場所を見つけるのは少しだけ難しかったかもしれなくて、それでも一番先の部分や裏側の筋張った部分に触れたなら、より大きく肩を揺らした。 それがなんとなく耐えられなくて、うつむいたまま。 頭をあなたの胸に預けながらも手を止めないように、あなたのそれを育てていくだろう。 (-72) 2023/09/21(Thu) 0:45:23 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ (1) 2023/09/21(Thu) 0:54:59 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ意識しているのが明らかな貴方の表情にまた苦笑する。 男の表情は随分柔らかく、分かりやすく、ころころと変わるようになった。それだけ楽しんでいる。それだけ打ち解けている。それだけ晒している。それだけ無防備でいる。 貴方の一挙手一投足がくすぐったくて、快かった。ひとつも零したくはない。 それでも顔を伏せたり、口を噤んだりするのを咎めることがないのは、そういうひとつひとつもまた貴方自身だろうから。それもまた、快かったから。 拙い刺激でさえ来るものがある。 耐えるように震える様子にそそられる。 このままでもいい。このままでもいいけれど。 ▽ (-85) 2023/09/21(Thu) 1:32:15 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ────やっぱり、少しじれったい。 「……先輩。」 呼んで、空いた手で貴方の頬を撫でた。 それでこちらを向いてくれると嬉しい。首を傷めてしまってはいけないから。 そうして思うようになってくれたなら、先程のように身を寄せて。 一緒にできれば、どんなにいいだろう。 (-86) 2023/09/21(Thu) 1:33:10 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ「ん、な、……に……っ?」 刺激を与えられるたび、だんだんと熱を高めていく吐息を洩らして。 頬に触れた手に導かれてその顔を上げて。 上気した頬が隠しきれなくなってしまったが、どうしたのだろうと首を傾げた。 あなたに手を動かすのを止められたなら一旦刺激を与えるのをやめるだろうし、包み込むように一緒に握らせられたならその瞳を一瞬丸くさせて驚くだろう。 どちらにせよ、抵抗の意志はないようで、されるがままに受け入れるに違いない。 「ふ、ぁ……、ッッ」 思わず口をついて声が出てしまった。 2つを合わせたら少し流れ出てただろう先走りが合わさって、滑りがよくなったかもしれない。 一緒にすり合わせて感じる強い快感は、淡白だったはずの身体にも強い影響を齎した。 (-94) 2023/09/21(Thu) 1:56:16 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ貴方の従順なさまに、男は満足げにしたはずだ。まったく、いつも食事を嫌がる姿とは程遠い。 そういう差異だって、やっぱりこれは快く感じるのだろう。 目を丸くする顔も楽しくて、嫌がられないのも楽しい。この行為を男もまた、楽しんでいる。 ぬるつき始めた場所は微かに音を立てるだろうか。 互い自身が硬度を増していくのを感じただろうか。 それは貴方に更なる羞恥や影響を齎しただろうか。 もしかしたら、混乱した静止を声に出すかもしれない。待ってだとか、だめだとか、或いは単なる喘ぎを出そうとしたかもしれない。 けれどその前に、声は飲み込まれてしまうだろう。 押し付けるようになされる口づけが吐息を奪った。 性感を引き出そうと擦り上げる片手。もう片手が貴方の頭を支えて寄せる。 そうすればまた押さえつけるようになって、逃げ場はなくなってしまうだろう。 この男はずっと強引だ。 ずっと自分本位で、ずっと傲慢で、ずっと強欲で。 だから今だって、衝動的な欲に身を任せただけ。 朱の刺した頬とぱくり開いた唇が、おいしそうに見えただけ。 (-103) 2023/09/21(Thu) 2:36:49 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ「まあ、安心しな。そうそう長続きしねえよ、こんな法案。 これでも無駄な被害を出さないよう考慮したんだぜ? …ま、多少の犠牲はやむを得んが」 んん、と大きく伸びをすると、またゆっくりと上体を起こす。 かぎのように曲げた掌で前髪をかきあげて、ベッドの上で片膝をついた。 「刑の決定に効力が及ばないなら、俺の逮捕は不当逮捕。取り調べに答える必要はない。 及んでるなら何言っても無駄だ。いってもかわんねえんだもの。 取り調べを真面目に受けさせるために、法が正当に行使される必要があるんじゃないのかい。 不真面目なのはお前らだろ?」 ──あ、と思いついたように。 「俺はハナからファミリー以外をどうこうするつもりはなかったが、 大分いろいろと埃が出てるみたいじゃないか。 感謝状くらい貰ってもいいと思うがね、俺は。 代理所長殿は別に政治家でもなんでもないだろ? ああいうのの違法性は政治献金に絡む罪だから──……」 …そこまで行って、いやまて、なんて独り言ちる。 「…とはいったが素直な話、マフィアからの金はダメだな。 あのオッサンがそれを知らなかったと言い張れば、詐欺か。中身バレるとやっぱダメだな。 結構頑張って隠したつもりだったが、お前よくわかったな。うちの部下に欲しいわ」 「…あ、この件、お前まだ公表してないだろ? ちゃんとすれら俺を正当に逮捕できるぞ、良かったな」 ──なんだか本当に安心させるような顔で、そう言って笑った。 (1/2) (-118) 2023/09/21(Thu) 4:37:24 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ──そして不満そうな溜息に、どこか意外そうに肩を竦める。 「…なーんでそんなに知りたがるかね。 単なる求知心か? まぁ、お前の友人の内心よりは説明してやりやすいけども」 どこか本当に怪訝そうな様子を見せながら、 「ま、お得意様をガッカリさせて返すのはサービスがなってねえな。 聞いても納得するとは思えんし、お前みてえに賢けりゃそのうち分かることだが。 答えはそう、お前の言った通り、"そうまでして裏切る"理由があるから裏切った。 血の掟は破ればオワリだ。少なくとも、もう元の場所じゃやっていけねえ。 で、警察官さんよ。そんなん3つくらいしか理由ねえだろ? 金、怨恨、女。…まああと頭パーになってたり脅迫されてるパターンもあるが、そういうのは調べりゃ大体何かでてくるから今回はナシとして」 手の腹を見せながら、指折り数えて。 「金は今回のケースでは該当しなさそうだ。金巻いてるもんな。 となると、女か怨恨だ。 …な?」 つまらん答えだろ、と。折っていた指を開く。 「まあつまり、"アリソン"だ。女の復讐。そんでその女のコトなんかにゃ、お前は興味ねえンだろ? 俺にとって大事なだけで、お前はそんなんどーでもいいんだから。 だからこうして語るだに、俺はちょっぴり寂しく不快な思いをする。それがイヤだからあんまり語らない。 はい終わり。以上かい?」 言いたくなさそうなわりにべらべらと喋り、勝手に終わらせようとしたりした。 (2/2) (-119) 2023/09/21(Thu) 4:43:31 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ一度許したことを反故にはしない。 強引とは言え、快楽を与えられる側になるというのは初めてのことで戸惑いは大きいけれど。 むしろ戸惑いがあるからこそ、その間にあなたはその強引さで事を進めている。 抵抗など、やってる間もなく波が押し寄せている気さえしている。 「〜〜〜〜〜っ」 最初に首筋に噛みつかれた時から、口づけなんてしてこないのだと思っていた。 驚いて漏れ出た吐息も全部飲み込まれてしまって、脳から酸素を奪っていく。 擦り合わされる強い快楽が、脳から思考を奪っていく。 身動きすらとれず、苦しさも相まって目尻に生理的な涙を浮かべた。 別に、優しく女のように扱ってもらおうなんて思っていない。 華奢だとはいえこの身体は男で、警察ゆえに最低限は鍛えてあるのだから、そんなに軟ではない。 ただ、なんでも”待て”をして伺いを立てる、あなたの性格をそれなりに知っていると思っていたからこそ、その強引さに少しの驚きを感じているだけだ。 そうなってしまうくらい、好意をもたれているということなのか それとも本当はそれほど好感はなく、優しく扱う必要はないと思われているのか、それはよくわからないけれど。 でも、そのどちらであっても、男はその強引さを最後まで受け入れるだろう。 男はどうあっても、自分の身よりも相手の幸を優先して考える人間だった。 (-131) 2023/09/21(Thu) 7:42:08 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「そう願いたいよ。 僕は早く、罪もなく逮捕された仲間たちについては……早く出してやりたいし」 僕に関わる人間には不幸が訪れて、いつか僕を一人にすると、本気で思っている。 この逮捕もまた、彼らに少しでも心を預けてしまった、そのせいかもしれないと、怯えて。 「本当に……理屈を並べるのは上手いことだ。 その手腕で所長代理に甘い言葉をかけたんだろ、キミは。 ……ま、過激な思想を持ってた上に、所長の椅子が空けば調子に乗るのは必然か。 これは調べてみれば所長が倒れた原因にも絡んでる証拠がとれるかもしれないな」 こんな法案は早くなくしてしまいたいからこそ、調べるべき案件を一つ、記憶にメモを残した。 これは重要な証言だ。 ▼ (-139) 2023/09/21(Thu) 8:13:34 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「……まぁ。 この取り調べは、僕が知りたいことを秘密裏に聞かせてもらってるものだから……。 その点においてだけはキミに謝らなければならないかもね。 キミの部下になる気はないけど、優秀な情報屋を使わせてもらったのさ。 なにせアリソンの情報はどれだけネットを駆使して探してもなんの痕跡もでなかったし……。 あぁ、でも情報屋に聞いたのは、うちの大型犬に手を出した人物を聞いたんだよ? そしたらたまたま。アリソンであってキミが浮上してしまったと言うだけの話さ。 恨むなら、彼が僕に懐いていた不幸にしておいてくれよ」 ごめんね、と小さく謝る様子は全く悪びれていない。 とはいえ正当に逮捕してしまうかは、確かにこちらのさじ加減。 そういうのを判断したいという大義名分はあれど、本当の所は聞きたい理由は別の話だ。 手をかけていた格子から、静かに離れて、ひとつ。息をついた。 「……ノッテを恨んでいたのか。 キミ、本当は別のマフィアの人間だったりするのかい? でもそうか……怨恨と女と聞けば、少しだけ親近感が湧いたよ。 僕もね、大事なものを奪っていたマフィアが、大嫌いだから」 「もういい加減……アイツを、ルチアを返してほしいな」 ――なんて言っても、 それを判断するのはルチアーノ本人であって、あなたではない。 (-140) 2023/09/21(Thu) 8:14:53 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノぬるり。開いた隙から入り込むのは舌。 男の口は大きい。その舌は厚い。それでもって貴方に、まさに噛み付くような口付けを。 おそらくは縮まってしまっただろう貴方の舌をつつき、表面をなぞる。自分と違う歯の形を確かめるようにする。きっとそんなに上手いキスではない。味わうような、本能的な動作だった。 それで貴方がもっと萎縮してしまうなら、一度離れるんだろう。じい、と金色がそのかんばせを観察し、目尻の涙に気づけば舐め取る。一度。二度。 確認を取るのは、その方が正しく選べると思っているからだ。 人の心を読み取るのが苦手な男は、他者に道を示されたがる。 気遣いが下手な男にも、他者を害したくない気持ちはあった。 だから、今。男がこうなっているのは、 この行動によって貴方が傷つくことはないと思っているから。 貴方はこの行いを受け取って許してくれると思っているから。 それだけ貴方に好かれていると思っているから。故の甘えだ。 この感情や衝動をなんと呼ぶべきなのか、男自身も知らない。 けれど名付けるのならやはり、好意であって、欲望であって、 それを隠して遠回りに撫でる道を奪ったのは、貴方の許可だ。 その合間にも手は刺激を与えるのを止めず。 さて、そろそろ耐えるにも苦しいものがあるかもしれない。確認するならば、男はきっと眉根を寄せている。 貴方はどうだろうか。貴方も同様に辛いなら、それを認めたなら、男はもう一度だけ甘えるような口付けをひとつ落として。 「……、 は 」熱い息を吐いて。 またその首元に顔を埋めて、一度果てようと性急にする。 (-167) 2023/09/21(Thu) 11:21:35 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ「頑張って捕まったやつの弁護をするんだな。 摘発チームが今何やろうとしてんのかは俺も知らんし」 あなたの内心の機微にはまるで気がついた様子もなく─あるいは気にした様子もなく─がんばれよ、なんて軽い言葉。 「人をスパイかファム・ファタルみたいに言うね、お前は…。 金振り込んで耳打ちしただけだよ。 何度も言うが、警察サンの人事が悪いわ。今回は」 呆れたように手をひらり。 (1/2) (-168) 2023/09/21(Thu) 11:23:06 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノそりゃ”取り調べ“じゃなくて”質問コーナー“だろうが。 マフィアの取り調べも可視化法の範疇だぞ? …ま、おまえんとこの駄犬はそれでハメてやったわけだが」 マフィアといえど例外ではない、という基本理念の声明はあれど、 例外もあれば担当者の裁量次第なこともある。 ただ、その時の取り調べ室がそうではなかった“だけ”だ。 「マ、おしなべてマフィアがガラ取られるのは不幸なときだ。 お前の運が良かったと褒めとくさ」 負け惜しみめいた言葉。 だが恨みがましい様子もなく、からからと笑いが交じる。 そしてあなたの言葉には、格子に身を乗り出すよう、背中を曲げて。 「俺は根っからノッテの男だよ。マアそんなことはどーでもいい。 マフィアを嫌いなことに、理由なんて本来いらねえけどな」 ─あのなあ、なんてため息交じり。 「2回目だぞ。本人に言え。 オマエのことがマフィアより大事ならそれで辞めるだろうし、 できないならできない理由がある」 「いい大人なんだからよ。自分で決めてんだから、いいじゃねえか」 放任主義きわまる男は、そんなことを適当に。 「………つか俺、もうあいつの上司じゃねえから、マジでどうしようもねえぞ。 俺が言ってもきかねえだろしな」 (2/2) (-169) 2023/09/21(Thu) 11:23:52 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ自分からやるのと、人からやられるのとでは、こうも感覚が違うものだということを、初めて知った。 口内を弄る舌を追いかけるので精一杯で、呼吸をする余裕がない。 頭が少しくらりとしたところで、離れていってしまったから、ヒュウ、とか細く息を繋いだだろう。 涙を舐め取る仕草が思いの外優しくて、強引さとのギャップを感じて、きゅう、と心臓が掴まれてしまった気がする。 「……っは、ぅ、ん」 「も、だっ、」 苦しくないわけがない。 こんな、ひどく卑猥で、暴力的な快楽を与えられるのは初めてのことだから、同じように眉をしかめて耐えている。 もう、いつ限界が来てもおかしくないところに、手の動きの勢いが増したから、ぶんぶんと頭を振った。 あなたがそのまま、果てさせようとするなら。 程なくして互いの白濁が、スウェットをたくし上げられた下にある腹に吐き出されてしまうのだろう。 は、はっ……と肩で息をすると、支えられてるとはいえ膝立ちのままでいられなくて、ふらりとした身体はそのままあなたに凭れかかってしまった。 (-186) 2023/09/21(Thu) 12:42:38 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「それは否定しない。 なんであんな人物を据えたんだというのは誰もが思ってるはずだよ」 所長代理に同調している一部の上層部以外は、だが。 ジト目をあなたに向けながら、どっちもどっちだと頭を振った。 「とはいってもキミがやったことも、所長代理がやったことも立派な犯罪だからね。流されないよ。 うちの忠犬もよくキミを相打ちに持っていったことだ。しつけはともかくその強さは褒めてあげないといけないかな」 ふん、と鼻を鳴らして。 ▼ (-190) 2023/09/21(Thu) 13:03:28 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「ノッテも一枚岩ではなかった……ということか。 この法が撤回され外に出れたとしたら、キミはどうする気だい? まぁ、違法献金の罪でキミは釈放されないかもしれないが……少なくとも、ノッテは裏切り者を殺しにくるんだろうね」 ――そのため息を聞いて、口元は弧を描く。 わかってるんだよ、そんなこと。 「おや。常連客の可愛いお願いじゃないか」 それくらい素直に聞いてくれてもいいだろう? と、くつくつ嗤う。 「本人には何度もその意志は伝えてるさ。 ただ……ルチアにも家族を捨てられない情があるし……キミが気に入った部下だけは連れて行ってしまう可能性はないわけじゃないだろ?」 釘くらい差したくなるものだよとと言って、手を伸ばす。 身を乗り出したその顔に届くなら、腫れ上がった顔を、ひと撫でして。 「まぁ……キミが聞かないというんなら、信じておくことにしようかな」 (-191) 2023/09/21(Thu) 13:04:25 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノもっと取り乱したような反応を見せるんじゃないかと思っていたのに。 それでも、ひどく落胆したような、血の気が抜けたような顔をしてもたれこんできたあなたを、倒れないように背に腕を回して支えた。 食事を録に取らぬ身体とは体格の差があるけれど、警察として全く鍛えてないわけじゃないから、危なげなく抱きとめることは出来ただろう。 「うん……わかった」 「それなら僕の部屋にくるかい?」 「今は僕よりキミが眠ったほうが良さそうだから……頭を撫でていていてあげようか」 僕になにか、キミのために出来る役割があるのだとしたら。 それはきっと、止まり木になることなのかもしれない……と、ふと思い至った。 休みたくなったら訪れて休める場所。 安心して素を出せる場所。 力が戻ってきたなら、その背を押してあげられる場所。 そんな、実家のような役割だ。 断るわけがない。 大事な人のためにあるこの両の腕が、あなたを抱きしめていていたいとせがんでいるかのようだ。 どんなに立場が違っても、この人だけは絶対に自分を裏切らないという確信めいたものが、僕の中にも確実に存在している。 だからあなたが頷くなら、手を引くように連れて行くんだろう。 ――殆ど、無理やり寝ることにしか使ってない、自分の部屋へ。 (_3) 2023/09/21(Thu) 13:45:59 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノあなたに言うことを聞かせようとか、そんな意図はなかったけど。 驚くほど従順に手を引かれてくれたのに、口には出さずに少しだけ、内心驚いた。 「必要ないよ、部屋に合わなすぎるでしょ……。 珈琲でも飲む?」 現代的でシンプルなデザインの部屋だ。 アンティークを好まないわけではないが、手入れが面倒なものを置いておくのは億劫だ。 ひとまずあなたをソファに座るよう勧めて、インスタントの珈琲を淹れた。 特に何もこだわりが無いから申し訳ないなと思いはするが、急に色々は準備出来ないから仕方ない。 これ以外には酒しかないし、昼間から飲むものでもないだろう。 「何もない部屋で悪いね。寝るか本読むくらいしかすることもないから」 必需品の家具や電化製品のほかは、ノートパソコンと本棚に推理小説とチェスの本くらいしか存在していない。 ただ、ノートパソコンを置いたデスク上に、折りたたみの写真立てが一つおかれている。 (_5) 2023/09/21(Thu) 15:56:13 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ「俺はいい上司だと評判だぜ〜? ま、裏切ったわけだが」 ワハハ、なんて笑う。 反省の色はないように見える。 「そりゃいいけどさ、あいつが暴れる前に止めてやった俺等も褒めろよ。 俺に関してはあちこち止めてるが、他のマフィアにあれやったら怖いのに囲まれて海に浮かぶぞ。 この件終わってもあいつは生きてるし若ぇんだからさ、ほんとどうにかしてやってくれ?」 …またもや、本当に心配しているみたいな顔でいう。 若者に余計なアドバイスをしたがるオッサンのようだ。 ここが牢獄でなければだが。 (1/2) (-208) 2023/09/21(Thu) 16:39:39 |
【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ「オマエがバラさなきゃだ〜れも殺しには来ないぜ?」 ワハハ。2回目。 「ま、その通り、俺は出れないだろうから。 となるとここが一番安全だな。 俺はここで優雅なスイートルーム暮らしと洒落込むわ」 とんとん、と“豪華な”ベッドを叩いて。 「本人に言ってだめならダメだろ。 お前、つまりは舐められてんだよ。 お前の意思はあいつの中で優先順位が低いの。 ついでに、お前もあいつを舐めてんだよな。 家族の情ってわかってんのに、そんなもんはやくなくなればいいのになあって思ってるワケ? そんなん、何度も言われるの辛かろうなあ。 オマエがあのドラ猫の”情“をどーでもいいと思うなら続けりゃいいが…」 「いい方法あるぜ。マジで効果的。お得意様に教えちゃう」 ─頬を撫でる手に、トントン、と指を当てた。 「マフィア続けられなくすんだよ。物理的に。 膝か目、耳のどれかがオススメだぞ。 動けなくなるかやり取りめんどくさくなると、一気に立場悪くなるから」 「肉体的に無事じゃないと嫌なら“掟”破らせて海外に逃がす方だな。こっちもオススメ。楽だから」 どうよ? …なんて、本気かどうかわからない調子で”提案“してくる。 (2/2) (-209) 2023/09/21(Thu) 16:41:04 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「寝るために酒飲んでるんだから……仕方ないでしょ」 「寝れたら楽になるんだろうけど……寝てもすぐ起きてしまうんだ、夢を見るから」 最終的には諦めて本を読んで過ごしたりしているが、そこは特に語ることはない。 あなたがデスクの写真立てにある写真まで認識したならば、そこには幼い頃のあなたとの写真と、ラーラと三人で撮った写真が入っているのがわかるだろう。 「ごめん。 でも、キミの情報との対価なんてそれくらいしかなかったし……ノッテにとっては重要な情報だろう?」 彼との間に上司と部下の絆があることは知っている。 どれほどの信頼関係を築いてたかまでは知らないが、悪い関係ではなかったことは想像に難くない。 それでも、マフィアには血の掟がある。 それを破った人間はノッテには居られないし、命を狙われる。 警察は犯罪者をみすみす逃がすようなことはしないが、彼はこれからずっと、自分が育てたファミリーに命を狙われることになるんだろう。 「そうだよ。 イレネオとの関係、組織を裏切って、名を騙ってまであんな法律を作らせた理由。 それはちゃんと、知っておきたいからね」 あなたとの約束のおかげで、さんざん悪態をつき続けられることになろうとは、この時の自分はあまり良く考えてはなかったが。 大丈夫、決して牢の中には入らないし距離を取って話すよと、苦笑した。 (_7) 2023/09/21(Thu) 17:40:53 |
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