【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「アタシは冒険者だし良い大人よ。 まだまだ夜はこれからよ!」 ふふん、と胸を張って見せるが如何せん154cmという身長の低さは幼く見られても仕方がないかもしれない。 「サダルは素敵な力が使えるのね! あっアタシはメサよ!"一番槍"のメサって覚えてね!」 自己紹介を終えるとふよふよ浮かぶ星に手を伸ばしてみた。 「ホント?もらえるのなら欲しいわ! だってすっごく綺麗だもの! でも、風邪で声が出ないって……筆談が必要なレベルなの? 会議なんて出てないで休んだ方が良いんじゃない?」 と、喜びつつもあなたの心配をする。 筆談に慣れていないのか読むスピードはあまり早くないかもしれない。 (-560) 2021/04/19(Mon) 20:46:11 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「ニアね!それから知り合いがケイプ・バーニー? うーん……どっちも聞いたことが無いなぁ」 それなりのスピードだが息を切らせることもなく会話を続ける。 少なくない時間を調査に費やしたがそういった個人名に繋がるような情報は皆無と言ってもいい。 「ごめんね!でも明日からまた探してみるから! その感じだとニアは狩猟ギルド所属なんだ? アタシは探検ギルドだからあんまりそっち方面に繋がり無いのよね」 路地の角をひとつ。またひとつと曲がっていく。 人通りがまた一段と少なくなった。 (-565) 2021/04/19(Mon) 20:55:08 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニアとぎれとぎれの返しに少しペースを落とそうか、などと考えている時。 「――ッ! 誰! 」突然目の前を塞ぐ3人の男。 見るからに敵対的な相手。上等では無いにしても人を死に至らしめるには十分な武器をそれぞれに持ってニタニタと気持ちの悪い笑みを浮かべている。 辺りを見回すと、ここは大通りから遠く離れた路地。 目的地に向かう順路で一番静かな場所。 嫌な事と言うのは起こって欲しくない時に起こるものだ。 「はぁ……だから嫌だったのよね! いい勉強になったでしょ? すぐ終わるから私の後ろに隠れてて!」 ハルバードを構える。 『重心を意識してください。 槍の感覚で持つと逆に振り回されます。』 つい先日教えてもらったばかりの構えだが、教え方が良かったのか様になっていた。 ざり、と足を引く。 振り回されない。手首に負荷も無い。 これなら問題なさそうだ。 (-609) 2021/04/19(Mon) 22:09:46 |
メサは、誰かの手を引いていた。 (t7) 2021/04/19(Mon) 22:10:21 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「そ?なら余計な心配だったね!」 お大事に、と続けて手の上の星をまじまじと観察する。 「やっぱり魔法なんだ。 アタシ、魔法は全然使えないから羨ましい〜」 キラキラと瞬く星を、目を輝かせながら見ている。 まるで小さな女の子ように。 「へぇ〜。そんな機能もあるんだ! サダルに届けたいもの……今は思いつかないけど会いに行くのにも使えるならそれでいいかな! 暗闇に迷うことも無いし、散歩も楽しくなりそうね」 その時を想像して、ふふっと笑った。 あまり夜中に出歩くことはないタイプなので明日から新しい楽しみが増えそうだ。 (-690) 2021/04/19(Mon) 23:53:00 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「オッケー!じゃあ行くよッ!」 駆ける。 まず一人だ。人数不利を覆すにはこれしかない。 「……ふっ!」 馬鹿正直に突っ込んだら一人が釣られてきた。 じゃあね。アンタに恨みは無いけど正当防衛よ。 そのまま真っすぐにハルバードの先端を押し出した。 ずぶりゅっ 金属が柔らかい肉を貫く音が響く。 向こうから小さな悲鳴が漏れるのが分かったのでもう一歩踏み込む。 槍なら無茶な動きだが、コレなら何の問題もない。 「うおりゃあああ!!!!」 大きく横に薙ぎ払う。 怯んでいたらしいもう一人の男を巻き込んで押し飛ばした。 ぐじゅ と何かが潰れたような音が聞こえた気がする。 ↓ (-712) 2021/04/20(Tue) 0:13:31 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「ふぅ……まだやる?」 そちらには目もくれず残った最後の一人を睨みつける。 今度は一際大きな悲鳴が拡散した。 腰を抜かして仲間には目もくれずになんとか手足を動かして後ずさりしているようだ。 「――終わりね。ニア、もう大丈夫よ」 視線を男に向けたまま背後に居るはずのあなたに声をかけた。 (-713) 2021/04/20(Tue) 0:14:03 |
メサは、武器を構えていた。 (t9) 2021/04/20(Tue) 0:16:05 |
メサは、目を疑っていた。 (t10) 2021/04/20(Tue) 0:33:22 |
メサは、倒れていた。 (t11) 2021/04/20(Tue) 0:34:33 |
【見】 一番槍 メサ〜とある路地裏のとある夜〜 ――音がしない。 まるで最初から誰もいなかったかのように嘘みたいな静寂だけがある。 起き上がろうと力を入れると喉を不快な鈍い赤が込みあがってきて眩暈がした。 それでも、なんとか取り落とした武器のところまで這いずり掌に収める。 これの、アイツのお陰で"向かうところ"に敵は無かったんだから。 「……ぁー。ごぼっ……ちくしょ。うごけよ」 掠れた血まじりの声は出せたようだ。 もはや何もしていなくても命が流れ出していくのがわかる。 この言の葉も身を千切って投げるようなもの。 けれど、もう助からない。 冒険者のプライドはそれを認めたがらなくても、 冒険者の勘ははその事実をはっきりと告げている。 このままじっとしていたところで何も変わらない。 どうせ死ぬのなら好きにまっすぐ進もう。 それが"一番槍"で…………。 ↓ (@5) 2021/04/20(Tue) 0:35:32 |
メサは、嘲っていた。 (t12) 2021/04/20(Tue) 0:35:53 |
【見】 一番槍 メサあぁ。 もう。 いいかな。 自嘲的な笑みが顔に張り付く。 熱も、覚悟も、アタシの中から零れていく。 さっ と暗闇に包まれていた路地裏で血溜まりに沈む姿が月に照らし出される。 (@6) 2021/04/20(Tue) 0:36:30 |
メサは、一人で月に照らされていた。 (t13) 2021/04/20(Tue) 0:36:58 |
【見】 一番槍 メサ薄れていく意識の中で思い浮かぶのは探検の思い出よりも人の顔だった。 「これじゃ……洞窟の財宝は先、越されちゃうわ」 止まらない―― 笑っちゃうね 「槍は、折れちゃうし」 溢れる―― 泣けるくらいに 「約束、したのに」 もう全てが手遅れだ。 月が雲に覆われていく。 ゆっくりと、けれど確実にその光を細らせていく。 ↓ (@7) 2021/04/20(Tue) 0:37:49 |
メサは、夜に埋もれていった。 (t14) 2021/04/20(Tue) 0:38:08 |
【見】 一番槍 メサ「アタシは………"一番槍"じゃない。 アタシはアタシ。メサだ。 メサ、なんだ。人間の女の子……よ」 吐き出すように声を絞り出す。 瞳に灯る火が揺れる。 「あぁーーーーー、ぐ、ぅぅぅぅ………」 顔はもう血なのか涙なのかよくわからないものでぐしゃぐしゃになっていた。 もう少しだけ。これくらいは許してよ! 「ゆ、め……夢があった、んだ」 ――その時。 一際強い風が攫って行くように吹き抜けた。 ↓ (@8) 2021/04/20(Tue) 0:39:15 |
メサは、夢を叶えられなかった。 (t15) 2021/04/20(Tue) 0:40:25 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル/* 突然失礼。 まだ会話終わってないのだけれど、最終的に流れ星を貰って帰ったことにしても大丈夫かしら? 会話の方はゆっくりで大丈夫よ!生を楽しみたいので………… (-752) 2021/04/20(Tue) 0:51:03 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル/* お返事ありがとう!どうしてもこのソロールで描写しておきたくて! レスは問題ないわ!まったり楽しみに待ってるわね kiss…… (-759) 2021/04/20(Tue) 1:02:50 |
【見】 一番槍 メサ… …… ……… 死体からふわりと光が舞う。 生命の消え去った暗闇の中に星が煌めく。 それは夜空を一筋の"流れ星"流れるように。 どこかを目指して飛んで行った。 (@10) 2021/04/20(Tue) 1:05:49 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「え゛っ!こわ」 思わず手を引いた。 「へぇー。そっちの会議ではシータの痕事件何て呼ばれてるのね! 実はアタシも今その事件について調査してるとこなの! とは言っても何にも情報は得られてないんだけど」 てへへ、と笑う。 しかし、あなたの質問を見れば表情を引き締めた。 「そんな断片的な情報だけでも、アタシは犯人を許したくないな。 許される"べき"かってのはわかんないけど……う〜ん難しいわよね。最終的な罰は偉い人達が決めればいいわ。 アタシはどんな決定になってもこんな悪趣味な奴を理解することも許す事も無いだろうし、罰というよりは個人的な喧嘩ね」 淀みなく言い切る。 ふぅ、と夜空を見上げてからあなたに視線を戻した。 「アタシも話したんだからせっかくだし。 サダルは犯人の事どう思うの?」 (-1145) 2021/04/20(Tue) 19:49:52 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「……冗談キツイわ」 数瞬息を忘れていた。 変わらずにふよふよと浮かぶ星が途端に恐ろしく感じる気がした。 「アンタ、あんな奴らに何を求めてるの? 理由なんて……一方的な暴力に求めるものじゃないわ。 他人から与えられる死は救済なんかじゃない」 ただ話をするだけだって? あなたが理由を聞いてどうするつもりなのかわからない。 目の前のダレカの"本当の声"がわからない。 「その口ぶりだとサダルは"こっち側"なんでしょ? ねぇ、やめてよ……」 あんな素敵な魔法を使う人を疑いたくも敵対したくも無い。 (-1175) 2021/04/20(Tue) 20:29:34 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新