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【秘】 ユスティ → エウロパエウロパには言えない。 理事達になぜ君がそこまでするのかと そう詰め寄られた時になんの躊躇いもなく 「エウロパのいない学園に なんの未練もありませんから。」 などと言ってしまったなんて。 当然隣にいたモモイ先生も言葉を失い 理事達も呆然としてしていたのは言うまでもない。 (-0) 2023/10/12(Thu) 19:47:50 |
【秘】 ユスティ → エウロパエウロパに促されるまま職員室を後にする。 そして今更かも知れないが 思えばあれからエウロパとは 手すら繋いでいない。 一度拒んでしまったこともあるその手を また繋がせて欲しいとお願いしてもいいのか 部屋へと向かいながらユスティは思い悩んでいた。 (-2) 2023/10/12(Thu) 19:52:07 |
【人】 ユスティ*** 「ただの煽り文句だよ。 学園の不手際を指摘された上でそこまで言われたら 向こうだってやってみせろとしか言えないでしょ。」 (1) 2023/10/12(Thu) 19:55:16 |
【人】 ユスティ冷静に話せばエウロパは退学にすると 話がまとまってしまう。 そこを打開するには痛いところを突いて 相手を引けなくさせるしかない。 そのやり方はエウロパにとっては 好ましくはなかったかもしれないけれど。 首の皮が一枚繋がれば あとは努力で何とかできる話だ。 (2) 2023/10/12(Thu) 19:55:45 |
【独】 ユスティモモイの指導により エウロパにトラウマが残ったなど露知らず 肝心のユスティはひとつも怯えてはいない。 いつかエウロパの隣に立てるようにと 必要な努力を欠かさなかったのだから 努力に裏付けされた自信があった。 (-5) 2023/10/12(Thu) 19:57:00 |
【墓】 ユスティ部屋の前に着くとエウロパからも妙な緊張感が走る。 得意では無い分野に挑戦しようとするのだから 緊張するのは当然だが、それだけではないような… モモイの意図を汲んで エウロパが鍵を開けるのを見守っていると その部屋は静かに扉を開けた。 エウロパに必要な素質が備わっている そのことを証明するその第一歩だ。 (+1) 2023/10/12(Thu) 19:57:24 |
【墓】 ユスティ扉をくぐるとそこには 練習用の模型だけでなく 参考書や小道具まで揃っていた。 これほど練習に適した環境も中々ない。 自分も後でモモイ先生に貸出願を出そうかと 密かに迷うほどにはとても良い。 エウロパも何かを考えているのだろうか 彼女もまた真剣だとわかるからこそ 投げられた相談にはユスティもまた真剣に模索する。 (+2) 2023/10/12(Thu) 19:57:43 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「これは例え話だけど。 手を洗う時とお風呂場を掃除する時で 出そうとする水の強さや量は違うでしょ? 魔力も同じで、やることに合わせて その出力を変えるのが一般的なんだ。 けど今のエウロパは蛇口がいつも全開に なっちゃっているって言えば伝わる?」 (-6) 2023/10/12(Thu) 19:58:47 |
【人】 ユスティユスティはまず理屈を説明するのだが エウロパが知りたいのは その蛇口のひねり方と程度を選ぶコツだろう。 けど物事は習うより慣れろという。 実際にやってもらう方がいいのだからと ユスティはエウロパの手を取る。 これを実現するために どれだけの努力を重ねたことか。 (3) 2023/10/12(Thu) 20:00:46 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 恋人だってどうしてバレてたんだろう。 私はシトゥラにしか話していないのに。 シトゥラはやっと素直になったんだ、って 笑いながら、よかったねってお祝いしてくれた。 ………シトゥラが誰かに言うわけないし どうしてモモイ先生が知ってたのかは ユスティが言わないなら分からないまま。 (-9) 2023/10/13(Fri) 0:15:04 |
【秘】 エウロパ → ユスティ でも、もし知ることが出来たら 嬉しいって言っちゃうと思うんだ。 君のいない学園に未練はない。 私も同じことを思うから。 (-10) 2023/10/13(Fri) 0:15:43 |
【秘】 エウロパ → ユスティ特にモモイ先生から引き止められることもなく 職員室を後にして二人で歩く。 恋人なんだから手を繋いでたって おかしくはないはずだけど繋ぐことはない。 触れたいって想いはあっても それが君を危険にさらすことにつながるなら 自分から手を繋ぎたいってなかなか言い出せない。 まさか、君も手を繋ぎたいって思ってるとは 察することは出来ないんだ。 前に手を離されたのも覚えてるから、余計に。** (-11) 2023/10/13(Fri) 0:16:16 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「うん、すごくわかりやすい。 前に水を出し過ぎちゃったときなんて まさしく蛇口が全開だったってことだよね。 普通なら、全力を出しても あそこまでひどいことにならないんだろうけど。」 (-15) 2023/10/13(Fri) 0:20:41 |
【人】 ユスティ「これだけで問題児扱いされるほど 普段の素行まで悪くないよ。 だからびっくりしたんだろうね。 あのユスティがそこまで言うなんて、って。」 (6) 2023/10/13(Fri) 21:30:45 |
【独】 ユスティ死に追いやられないために 死ぬほどの努力を積み重ねて そんな自分にしか言えない 死ぬまでという言い回しは、 死なないのだからいつまでも付き合うという 決意の裏返しだ。 (-17) 2023/10/13(Fri) 21:31:29 |
【人】 ユスティだけどエウロパはその言い方が嫌だったようで、 言い方が悪かったと謝ろうとも考えたのだが 今はそれよりも不安を拭う方が先だ。 秀才をなめてもらったら困ると 口ではなく行動で証明してみせよう。 部屋に入るとエウロパが蝋燭に手を伸ばす。 火をつける練習かと思えばそうではなく どうやらつけた火を消すための練習だと知れば ユスティは観察するようにその様子を見守っていた。 (7) 2023/10/13(Fri) 21:31:47 |
【独】 ユスティ魔法の得手、不得手と精神は密接な関係だ。 どれだけ優秀な魔法使いだったとしても 幼少期に母に捨てられたという過去の痛みから 愛の魔法を感知できなくなることさえある。 エウロパにとって火とは そういうものになってしまうのだろうか。 (-18) 2023/10/13(Fri) 21:32:22 |
【人】 ユスティ蝋燭を立てて火を灯しながら ユスティはそれとなく尋ねてみる たとえ繊細になるべき話題でも 話してもらえるならヒントがあるかもしれない。 それなら聞かない後悔より聞く後悔を選ぶべきだ。 それはともかくとして エウロパが選んだ特訓は 彼女を象徴する風の制御。 かなり難しい部類のものを選ぶのも意外だけど それだけ信頼されているということなのか。 真剣なエウロパをよそに 顔が綻びそうになるのを必死に抑えていた。 (8) 2023/10/13(Fri) 21:34:25 |
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