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【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド「下手人が誰だかわからないんだって?」 表で振る舞っているふうよりも、ずっと落ち着いた声で男は言う。 昼を少し過ぎた辺り、男は貴方のもとを尋ねて取引を持ちかけていた。 もともと予定を取り付けていたのかもしれないし、勝手に訪ねたのかもしれない。 後者であれば、貴方にとってはずいぶんと迷惑な話だろう。 どちらにせよ、失礼しましたなんて回れ右するような素直な人間じゃなさそうだ。 「探ってきてやろうか、オレが。 アタリを見つけられるかは運次第ってとこだ。 ……なんて。堅物のアンタが応じる話じゃあないな」 内容はいつもと変わらない。弾薬を少しに、植物活力剤や生石灰。 見るものが見ればわざわざ相手に頼む必要もない、と感じるようなものばかりとはいえ、 相手方のボスが落ちたあとだというのに、豪胆なことだ。 話に上がるのは件の噂の渦中の話。 一体誰がやったのか。外に漏れることは当然無いだろうし、 内部ではどう処理されていてどこまでわかっているか……なんてのは男は知らない、筈だ。 つらつらと語る言葉をハッタリと見て無視するかどうかも含め、きっとそれは貴方の自由なのだろう。 (-12) 2022/08/08(Mon) 21:47:08 |
【秘】 情報屋 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド/* 御機嫌よう、運営です! 役職確認に参りました。 もったいないおばけ様のPCの役職は何になりましたか? 決闘者・死之商人の場合は、更新24h前の10日21時までに 一度は相手PLさんにお知らせしてあげてね! 運営への報告は、相手先が決定した2日目時点でお願いすることになります。 この秘話への返答は、PL発言のみで問題ありません。 なんなら「○○になりました〜!」だけでも大丈夫です。重く構えずどうぞ〜! (-18) 2022/08/08(Mon) 22:08:15 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「――……何だと?」 とある建物の中の一室。 部屋の主はぴくりと眉を動かした。 取引のブツの一覧を確認し、部下に準備を任せ煙草に火をつけて訝しげな目で貴方を見やった。 睨みを聞かせているが、その視線は取って食うようなものではなく、どちらかといえば貴方の真意を探るようなものだろう。 全く。 アポも取らずに勝手に訪ねてきておきながら随分と勝手なことを言う。 今のファミリーは内部分裂をするような状況にはない。 とするならば、下手人はファミリー外……その最有力候補は目の前に居る男が所属するファミリーの者ということになるだろうに。 「貴様、俺がそのような依頼などしないと分かっていてフザケたことを抜かしてるんだろう。 そのような事を貴様に持ちかけられるまでもない。 ―――下手人は必ずこの手で殺すと決めている」 生真面目で堅物な男だ。 我が主と言わんばかりに敬愛していたボスが亡くなったとあれば心中穏やかなはずがない。 努めて冷静ではいられなくなるだろう事を貴方が好機と見るかは定かではないが、確かにその表情にはありありと苛立ちが現れているだろう。 (-29) 2022/08/08(Mon) 22:46:44 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 情報屋 ロッシ/* ようこそいらっしゃい! もったいないおばけであります。 リカルドの役職は反魂師でありますよ! 誰を蘇生しようか今からワクワクッとしております。 (-31) 2022/08/08(Mon) 22:48:30 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【港倉庫】 「――ふむ、これは最新のクスリか」 運び込まれた密輸品の品々にチェックを入れ、男はクスリの効能の書かれた紙に目を通す。 部下に取り扱いについて指示を出し、倉庫内に鳴り響いた着信音にすばやく反応を示して応対を始めた。 「――はい。 …………は、今すぐですか? 今何を……あぁ、はいはい、わかりました。 すぐ車を回しますから大人しく甘味でも食べていてくださいよ」 上司からの電話だろうか。 男はその場の責任者に抜ける旨を伝え、一つ息をつくと倉庫に背を向けて立ち去った。 今日も今日とてこの生真面目な男は、ずぼらな頼れる上司の世話を焼いているらしい。 (9) 2022/08/08(Mon) 23:02:55 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド「オレも一本いいかい、バンビーノ」 くゆる紫煙をふっと目で追って、懐に手を入れる。 1カートンに5本ほどしか入っていない、コーン型のフレンドシップシガー。 了解も得ずに火を着けたなら、カプチーノのような甘い香りが後を追った。 嗅ぎ慣れた煙草の葉の煙感を好むなら、強着香の甘さは厭味にさえ感じられるかもしれない。 「まあ聞けよ。別に返事だってしなくていいさ。 アンタはオレの独り言を聞いているだけ、そうだろう。 ……オレも"彼"にはちょっとした用事があったのさ。けれど今じゃこう。 どうしてこうなったのか、知りもせずに軽率に乗っかりたいわけじゃない……」 はっきりとは口にしないが、口ぶりから聡く悟ったならば。 此度のことを、男は詳しく聞かされていない――ようにも、見えるだろう。 真実は誰でもない誰かの手の中。どれくらい疑うかなんてのは、賢さばかりに由来しない。 己の立ち位置、そうあるべきと前提にして行動すべきは、単純な推理だけでは決められないものだ。 「仲間を売るなんてのはオレもまっぴらだ。 でも自らの仲間を出し抜いてさえ手柄に走ったやつがいたのだとしたら、 そいつは先に裏切った、仲間じゃない。そうは思わないか?」 言外に、間接的に。持って回ったような言い方をするのは、性分のためだけじゃない。 二人だけが聞いている会話ではないから、こうして想像させるのだろう。 自分からもちかけた話の結論を言わないのは、ひょっとすると怒りを買うかもしれないけども。 (-43) 2022/08/08(Mon) 23:04:17 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「然程年の変わらない大人を子ども扱いするな。 ―――は、許可も出さない内から貴様は………………」 調べた内容によれば、むしろこちらが年上だったはず。 この男にとってはただの軽口であることくらいは分かっているし、煙草を吸い始めたからといって咎める気は元々ないのだが。 それでもこの憎たらしい態度にはいちいち口を挟みながら、芳しいカプチーノの香りに「ほう……」と口端を上げた。 「フレンドシップシガーをここで一人で吸うなど良い趣味をしているじゃないか」 それだけ贅沢をしているということだろう。 とはいえこちらも手にしているのは、ロングサイズでスレンダーな黒いフォルムのシガローネ。 輸入業をやっているからこその他国の銘柄であり、高級品であることは伺えるだろう。 「…………」 ソニーは決して間違ったことは言っていない。 確かにこれが逆の立場であったなら、手柄を先走った者をファミリーは許しはしないだろう。 何の考えもなくただヘッドだけを落とすのは愚の骨頂であるのは間違いない。 今度は自分が命を狙われる番になってしまい、下手人は今頃何処かに隠れて震えているに違いないのだから。 もっともらしい話に簡単に乗るつもりはないが、この口ぶりからわかることもある。 それだけはしかと受け取っても良いはずだ。 この男もわざと悟られやすい言い回しを選んでることくらい承知であろう。 「相変わらず回りくどくていけ好かんな。 貴様らの事情と興味は理解をするが、我が家族がそちら側に頼って仇討ちするような事は決してありはしない」 フン、と息を鳴らし、煙草の紫煙が空中に霧散した。 つまるところ、此方側もまだこれと言った情報がないということは貴方も十分に理解できるはずだ。 (-61) 2022/08/09(Tue) 0:21:18 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>12 ヴェネリオ 【街中】 キキィ―――――――ッ ブレーキ音を鳴らし、1台の高級車が酒場近くの路地に停まった。 「ヴェネリオさん、帰りますよ」 尊敬する上司だが、何分ズボラなのが勿体ない。 運転席から出てきた男は、酒の匂いをプンプンさせている男に開口一番そう言い放った。 調子の良いツィオあたりが居れば話は別だが、まとめ役不在のアジトは今頃空気が悪い事この上ないだろう。 飲んだくれの上司を連れ帰ったところでまとまる話ではないが致し方ない……と、いうわけだ。 「全く。 ……甘味でも食べていてくださいと言ったじゃないですか」 まぁそれも。 この男からの命令一つで行き先は変わってしまうのだが。 (14) 2022/08/09(Tue) 0:51:24 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド年齢もひとつ下の童顔に、南部らしい小柄な体躯。 着ている服がいわゆる洒落たそれではないのも相まって、 男の印象というのは余計に幼く、ハイティーンめいて見えもするかもしれない。 「オレのトモダチなんてアンタくらいさ」 どこまで本心だか、それもあくまで自身が単独行動であることを表す示唆なのか。 なんにせよ相手の重んじるオメルタからは些か片足はみ出してそうな態度の男は、 本来もっとちゃんとした来客が腰を据えるのだろうソファに体を預けて仰ぎ見る。 対してこっちは大衆に出回っているフレーバーシガリロなのだから、 そういうところにさえギャングとしての格の違いが見えてしまいそうなものだ。 「余計な騒ぎを起こしたかったのか、何か狙いがあるのか…… そっちの仕業なら今頃もっと手早く火消しが走ってるはずだ。 アンタも言う通り下手人は不明なまま。 ……こっちで見つけたらそのままネズミは消されるだけ。 アンタも自分の身内のために、手柄を立てたいだろ?」 つまるところ、情報を回すからその分動きの補佐や道具なんかを融通しろという話なのだろう。 もちろんあなたがそれに伸るか反るかは自由な話。 脅す材料も何もなく、呑まなければいけないものなんてのはない話。 ソファの背に首を預け、傾ぐようにころりと相手のほうを見る。 敵陣だっていうのに、なんとも呑気な態度を取って見せる男だ。 (-70) 2022/08/09(Tue) 1:05:32 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「ファミリーの者たちは家族だから友人ではないとでも?」 対称的に質の良いスーツに身を包んだ高級感溢れる男は、年齢相応の北部の人間らしい体躯だろう。 ソファに腰掛けていようと、10cm以上も身長が違えば視線は違う。 向かいのソファから貴方を見下ろして、ふー……っと吸い込んでいた煙を吐いた。 案外友人と本当にそう思ってるのではないかと思えなくはない。 それなりに長く取引をしてる間柄であり互いの素性も割れているのだから、自分としても気遣いをしなくていいというのは楽だとは認識してるところだ。 だからといって、生真面目なこの男は血の掟に従い貴方を友人と認めることはしないのだが。 「俺は出しゃばった手柄は必要としていない。 ……が、今以上の力をつけて成したい事は確かにある」 眉間にシワを寄せ、頭の中で計算を繰り返す。 この男の誘いを鵜呑みにするわけではないが、これが”取引”であれば話は変わってくる。 それによって不利益を生じないのであれば、掟に反することはない。 全く。 本当に口のよく回る男だ。 「――――………欲しいものは簡潔に書け。 融通できるものは追加で用意しよう」 部下を顎で使い、用紙と筆記用具をあなたに差し出した。 (-78) 2022/08/09(Tue) 2:38:40 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルドどうかな、なんてごまかすような一言で流してしまう。 花屋としての顔に比べれば、ここで見せている顔のずいぶん飄々としていること。 配達車から下りてくるせわしない青年の姿と、こうして相手取る青年の姿を同じと見るものは少ない。 そういった意味であれば、確かに内面を曝け出してるなんて言えなくもない。 表の顔と裏の顔、どちらが素顔なのかは不明だけれど。 「ボスの仇討ちが、出しゃばった手柄?」 互いに敵同士、言葉は選ぶもの。 己の考えを整理して出力しただろう説明を、わざわざ揚げ足を取るように拾って笑う。 ク、と喉の奥に押し留めたような吐息は怒りを買おうとしてるよう思えなくもない。 それが単純に激情が鈍らせるものを知っているからか、軽口なのか。 どちらにせよ続く言葉は返答に飲まれた。 コーン型のシガリロを灰皿に立てかけて、少し丸めた背の先にくっついた顔が、 ぱっと一瞬。顔つきに相応の、稚気の絡むような笑顔を向けて、また戻る。 「ありがとう、リカルド。 数の増えてアシのつきそうなやつは勝手に引いておいてよ。 商品が足りないからって、ぶうぶう言ったりはしない」 紙面に書き足されたものは、堅苦しい正式名称で書いてあれど、 要するに自白剤と安価なセックスドラッグ、それにありふれた自動式拳銃だ。 どんな手を使って探り出すつもりなのかはそれだけでピンと来そうなもの。 武力に相当するものを相手に頼むのは、これが初めて。 (-97) 2022/08/09(Tue) 7:32:51 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>19 ヴェネリオ 【街中】 「えぇ、そちらは滞りなく。 小言がお嫌ならもう少し幹部らしくしてください」 酒の匂いに混じった煙の残り香が、何処で何をしていたかを雄弁に物語っている。 幹部の中でも有数の力を持った人物だ。きっと手際良く目標を死体にしてしまったことだろう。 出会った頃はもう少し血の気があった気がするが、それは10年という年月を考えれば当然と言えば当然だ。 差し出された煙草を遠慮なく頂いて、こちらからは自分のジッポライターで火を差し出した。 世話焼きがここでもしっかり板についている。もう慣れだ。 「仕方ないですね……。 家族の死体は俺も見たくはないですから、それくらいはお供しましょう。 珈琲と甘味が美味い店を紹介しますよ」 そう言うと、後部座席の扉を開いて貴方に乗車を勧める。 いくらか時間を潰し、眠気と酔いが冷めたところでアジトへとエスコートをするのだろう。 (22) 2022/08/09(Tue) 9:02:40 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー「……あの方を敬愛しているのは俺だけではないと言うことだ」 花屋としての一面も、素性を調べてる内に当然見たことはある。 表向きの仕事がマフィアとしての顔と直結してる自分とは随分違う二面性だ。 もっとも、リカルドの場合は取り繕った顔をするのは大の苦手とするところだから、違って当たり前の部分なのだが。 相当女を食い物にしてるというし、付き合いきれんと思えば更に眉間に寄るシワが濃くなった気がする。 女づきあいの激しい同僚の顔をさらに思い出して、頭痛まで襲ってきたようだった。 「……貴様はいちいち癇に障る言い方をする奴だ。 取引相手でなければとっくに物を言わぬ姿にしているところだが……まぁ、俺も馬鹿ではないんでね」 接近戦に持ち込む力は当然持ち合わせているが、本職としては狙撃手であるがゆえに分が悪い。 それが分かっているから簡単に激情に身を任せることはしない。 「ほぉ、拳銃をご所望とは珍しい」 だから冷静に紙面の希望リストに目を通し、貴方に見えるよう出しても良いものにチェックを入れ部下に回す。 ドラッグ類は問題ない。他のアルバの人間にも出している物だし使い方もわかっていることだろう。 拳銃はありふれたものとは言え、調べれば足がつきやすいものの一つだから十分に経路を偽装できる物だけをしっかりと選んだ。 ――その間わずか数分。 仕事は早いのが信条だ。 一両日中に全てのものを揃え、きっちりと納品をしてくれることだろう。 (-105) 2022/08/09(Tue) 9:30:15 |
【神】 銀の弾丸 リカルド【ノッテアジト】 ”酒を飲むのに忙しい” その最後の一言だけが勿体ない。 そう思いながらも、上司に続いて会議室へ入っていた男は、馴染みであるマウロの隣に腰を落ち着けている。 表情を見たまま荒れているのを悟ったからだろうか。 常日頃からぐちぐちと宣う小言を言うこともなく、静かに会議の流れに耳を傾けていた。 「下手人を見つけたら直ぐにでも殺して良いのですか。 となれば、手柄は争奪戦ということになりますね」 ク、と口端を上げて笑みを浮かべ。 周りに発破をかけるような言い回しを選んだ。 勿論自分が仇をみつければ、必ずこの手で始末してやるとは心に決めているのだが。 それはそれとして、この場で場を乱す行為は慎みたい。 ボスが不在になったという大きすぎる傷を、混乱という名で広げるのだけはしてはならない事だと、男はちゃんと理解していた。 (G10) 2022/08/09(Tue) 9:45:33 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド>>22 二つ並んだ煙の糸。ほとんど上司のために使われてしまっている贈り物のジッポ。もう買い換えたかは知らない。 いつもの光景にいつもの仕草、それに終わりが来ようとしている。 「リック。酔っ払いの戯れ事だ、耳かっぽじってよおく聞けよ」 酔い醒ましと言われ走らされている車の中。 車内でも窓の外から視線ははずさず、ヴェネリオは口を開いた。 「お前はノッテに永遠の忠誠を誓っているな?」 冗談でいっている口ぶりでは無い。 張り詰めたノッテファミリーの現状で溢した、僅かな弱味。 これまで培ってきた縁への絶対的な拒絶と信頼の文言を唱える。 「酔っぱらいだから都合悪いことは聞こえねえ。 リカルド・フェリーニ、お前の命は誰のものだ」 「良いから、言え。お前からの言葉がねえとイライラする」 (-106) 2022/08/09(Tue) 9:57:42 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ長年オイルを継ぎ足し使っている貴方からもらったジッポ。 大事に使っているんだろう、質が良いで新しい物で揃えた身の回りの物の中にあれば古臭く見えるかもしれないが、この男はこれだけは変える気がないようだ。 「―――はい」 運転をしなあがらもその耳は貴方の一言一言を漏らさぬよう集中して、その”忠誠”の二文字を胸に刻む。 ノッテの忠犬と言われるほど忠義に厚い男である事は貴方も知っているはずで、だからこそ、それはきっと言われずとも答えはわかっていることだろう。 だから真に答えるべきは、弱みとも取れそうな最後の問い。 今までであれば少しだけ迷ったかもしれない。 リカルドは貴方につくとともに、最上に位置するボスも正しく敬愛していた。 だけどボスはもう居ない。 信号が変わり、ブレーキを踏んで静かに停車すると小さくその口は開かれる。 これから始まるであろう跡目の奪い合いには辟易するが、リカルドにとってのボスはもう、一人しか存在しないのだ。 「俺の命は、デッドヘッド……貴方だけのものですよ」 ミラー越しに貴方を見つめる瞳には、僅かたりとも笑みはなかった。 (-120) 2022/08/09(Tue) 12:48:49 |
【秘】 情報屋 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド/* 確認しました、ありがとうございます〜! 反魂師さんは、能力行使の際は更新の24h前までに 運営に能力行使先をお知らせください。 0時を過ぎる前には問題ないかの運営判断をお知らせします。 PLさんへの連絡に関しての運営の方針はDiscord鯖のルールタブの 上の方にある「能力行使先について」の項目の通り任意です。 改めてご確認くださいませ。 役職に関してはこのくらいかな。 誰を生き返ることになるか、一緒にワクワクしています…! 海辺のフチラータ、どうぞおたのしみくださいませ〜〜Ciao! (-121) 2022/08/09(Tue) 12:49:33 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「ははっ ……、はははは!! Ti amoリック、これから始まるのは 最高のフェスティバル だ」額を押さえながら豪快に笑って。愉快そうに、これからの未来が見えているかのような言葉を吐けば後ろから体を乗り出してハンドルに手を伸ばす。 「行き先変更しろ!! お前に 俺と同じ景色 を見せてやる。俺の家、…女っけのある方に寄っていけ!」 隠れ家もとい、いくつかの寝床を持っているヴェネリオだがここまで乗り気で招いたこともない。 何かを今日にすると決めていたのか、家の中にいた時間は約五分。 その間だけで彼はひとつのUSBを持ってきてあなたに渡した。 「失くしたりしたら殺す。 そこには俺が築いてきた全てが収まってるんだ」 まだ中を覗ける媒体も準備もない。 だがその一つが相当なものであることは、冗談だらけの上司の態度でも一目瞭然であった。 (-132) 2022/08/09(Tue) 14:39:29 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド/* ロール中に失礼します。 対象を伴う役職の通知をしに参りました。 こちらの職業が死之商人の為、絆先にリカルドさんを指名する予定です。 RPは変更はありませんが、役職に伴うものになっており何か不都合があれば気兼ねなくお知らせください。 (-134) 2022/08/09(Tue) 14:43:26 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ「……っちょ、 行き先が正反対じゃないですか! 」車を走らせた拍子にハンドルを取られ、急な路線変更にUターンを重ねれば流石のマフィアも一瞬ひやりとしてしまう。 「全く。死ぬなと言いながら殺す気ですか? 向かいますから大人しくしててくださいよ」 数ある寝床も全て頭の中に叩き込んであるから迷うことはないだろう。 興奮冷めやらぬ様子を見ているのは嫌な気分はしない。ましてや、敬愛する上司に同じ景色を見せてもらえるというのであればこちらも嬉しくなるというものだ。 貴方ほど態度には出さないが、逸る気持ちは胸に秘め差し出されたUSBを受け取った。 「ハハッ……! これは貴方の 相当大事な物 という訳で……。託していただけるのは有り難く、えぇ、墓場まで死守いたしますとも」 一体中に何が隠されているというのやら。 築いてきたもの全てというのであれば、言葉以上の重みを持つのは確かだろう。 生憎今は端末を持ってきてはいないし、見るには何か特別な準備が必要のように聞こえるが、元より一蓮托生の上司である。 何が隠されていようとその恩義に反することをするつもりは全く無かった。 (-138) 2022/08/09(Tue) 16:03:52 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ/* 死之商人さんでしたか。 なるほど、初日から命を握ってくるわけですね。 役職上の問題は色々調べてみましたが全く問題ありません。 イエス、ボス。どこまでも貴方について行きますよ。 (-139) 2022/08/09(Tue) 16:06:20 |
【神】 銀の弾丸 リカルド【ノッテアジト】 「遅いぞ、ツィオ」 自分も上司の迎えで遅刻をしてきたわけだが、更に遅れて来るとは何事(>>G14)だと、眉間にシワを寄せて貴方を隣の席……マウロとは反対側の方を指し示した。 3人は何かと共にいることが自然に多いのか、癖になっているかのような仕草だ。 何か顔についていたようだが、ここで指摘することはすまい。 会議の進行の邪魔をする気は毛頭なく、指摘したところでイライラして小言になるのがオチだからだ。 「最新鋭の武器やクスリはご要望とあらばいくらでも。 とはいえ……間違った者を殺してしまえば我々の威信にも繋がるからな。 事は慎重に調査をし、正しい対処を心がけろ」 足りない言葉を補うのも部下の務め。 生真面目な正確そのままに細かなことを言えば、数人はきっと嫌な顔をしてしまったことだろう。 (G15) 2022/08/09(Tue) 16:45:34 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ――これは会議が一段落した時間帯。 「マウロ、……機嫌は直ったか」 椅子から立ち上がり、スーツを整えながら未だ座ったままだろう貴方にそう声をかけた。 案外面倒見が良いのは子供の頃からのことだ。 もっとも、その頃は正義感にあふれていたものの子供故にうまくいかないことも多く、よく泣きべそをかいていた事だろうが。 (-164) 2022/08/09(Tue) 22:42:31 |
リカルドは、祭の喧騒を注意深く眺め、煙草に火をつけた。 (a10) 2022/08/09(Tue) 23:33:13 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【街中】 祭りで賑わう街中にはおよそ似つかわしくない、質の良いスーツを着込んだ男が、煙草を吹かせて歩いている。 街の様子を見ておくことも調査の一環と思ってはいるが、どいつもこいつも浮かれていて内心嘆息を漏らした。 「……ふむ、これは悪目立ちをしているか」 しかし流石にあまりにもきっちりスーツを着込んでいるせいかもしれない。 ネクタイを緩めてボタンを2つほど外したほうが溶け込めるかもなどと思考し、早速ネクタイに手をかけた。 (39) 2022/08/09(Tue) 23:44:56 |
【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド「ガキ相手みたいな言い方すんな」 「別に、機嫌悪かったわけじゃねえよ」 座って煙草を吹かしたままの男は、同僚の言葉に子供のような答えを返す。 君の声の掛け方は間違っていなかったということだ。 「……落ち着いてんな、お前は」 (-172) 2022/08/10(Wed) 0:11:37 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ「全員で取り乱したところで何も解決しないからな。 お前がそうなら俺は落ち着いておかなければならんだろう」 あぁ見えて、ツィオも腹の底では穏やかではないはずだ。 自分とて―――― 「俺も腸は煮えくり返っている。 仇は必ずこの手でと、思うくらいにはな」 忠犬が、主を失って平静でいられるわけがない。 ただ、密輸業として多数の人と接しなければならない分、ただ荒れるわけにはいかないのがわかっているのだろう。 「…………。 必要なものはいつでも言え。融通はしてやる」 (-176) 2022/08/10(Wed) 0:28:24 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>43 ツィオ 「あ”? 大の男を女扱いするな、ツィオ」 深く眉間にシワを寄せ、声をかけられた先を振り返ると想像した通りの顔がそこにある。 10代の頃からマフィア入りをして、拾ってくれた上司に常について回っていたのだから遊び慣れしてなくても仕方ないだろう。 もうすっかり板についているとはいえ、あのズボラな上司の世話をするのは少年にはそれなりには大変だったのだ。 寄せたシワも仏頂面も、これが殆どノーマルの状態なのだから変えるのは難しい。 隣に立った男と足して2で割ればちょうど良いくらいかもしれないが、この軽薄な表情を自分が浮かべれば、何人の人間が震え上がってしまうか見ものだ。 ……まぁ、土台無理な話なのだが。 「それは自分でもわかっている。 視察に来てみたはいいが、このような場所はどうにも落ち着かん」 紫煙を漂わせながら、居心地悪そうに身じろいだ。 周りを見てみれば、確かに酒を持っているものが多い。 確かに準備不足だったかもしれないと息をつくが、決して呼び方について嫌な顔をしているわけではない。 「そんな者は居ないし、遊び慣れたお前じゃないんだから楽しみ方など知るはずもないだろう。 まぁ……いつ何時、あの方に呼び出されるかはわからんがな」 こんなところで上司の名前は出さない。 差し出された水を受け取って、続く言葉にはしっかり首を横に振った。 (45) 2022/08/10(Wed) 0:57:15 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>48 ツィオ 「ほぉ? 俺が田舎上がりならお前も田舎上がりだろうが」 馬鹿め。とそう悪態をつき、強請られれば持っていじるジッポで火をつけてやる。 質の良いもので揃えた身の回り品の中では唯一古びたそれは、ファミリーに入って暫くした頃に上司のヴェネリオにもらったと言って大事に使っているものだ。 「全くだ。 今回の件がなければこんな所に来ようとは思わん。 ……酒は多少は呑むが、役に立たん女など居て何になる。俺には不要だな」 無論、ファミリーで働く女性の話ではない。 女性でも強い者は強いし、働きがわかる人間であれば敬意を評してるつもりだ。 だからこそ、力を持たぬ女子供をどうこうするつもりはなく、抗争の際にはこっそり逃したりすることがあるのだが。 「……女の尻の話など俺に聞かせるな」 続く問には苛立ちを隠さず言葉を噤んだ。 「…………、」 上には腐った者が居るのは間違いはない。 能力重視のファミリーにおいて、腐敗したお上は不要だが……だからこそ、ボスに取って代わろうとする愚か者が居ないとは言い切れない。 「もしそうであれば、証拠を掴み次第海の藻屑にしてやるに決まってる」 ぎちり、と。 歯が根を鳴らし、殺意の滲んだ目であなたを睨んだ。 (50) 2022/08/10(Wed) 2:29:48 |
【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド仰ぎ見る言葉を聞いて、フ、と笑った声に混じるのは何も嘲弄ではない。 ジェイドの虹彩にチカと光ったのは、ずっと剣呑な色の感情だ。 それだって目につくのは星の瞬きほどに一瞬のことだが、相手ほどの人物なら見咎められよう。 「オレもアンタが飽きずに会ってくれて嬉しいよ、リック。 誰でもいいワケじゃない、聡く判断してくれるからさ、わかるだろ? アンタが思ってるよりもずうっと、オレはアンタじゃなきゃダメなのさ」 命までの距離を測られているのを知ってか知らずか。つねに値踏みされる側とは感じているだろう。 血の掟から一分もはみ出すことのなく振る舞う相手には常に目があり、手先がある。 目の前にある彼が余計な動きをしなくとも、合図すれば代わりがすぐに牙を剥く。 それを理解している上で男はこうして振る舞うのだから、たしかに始末に負えないかもしれない。 「たまにはオレも浮気をするんだぜ。 なんて。予想もつかない手品は、身につけておくに限る」 軽口は叩きつつ。理由があっての仕込みなのは明らかだ。誰にとって予想もつかないものかも。 先よりの話からして、男が相手取ろうとしているのは敵ばかりではない。 身内の想定外のものをこうして手にする必要があったわけだ。 取引を終えたなら、灰皿で燻るシガリロもそのままにソファから立ち上がる。 相手の手腕を信用しているからにこそ、余計に長居はしたりしない。 テーブルから離れる頃に、一度くるりと振り返って声を掛ける。 「見送りはしてくれないのかい、gattina」 (-195) 2022/08/10(Wed) 5:14:09 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド「誰かに知られるぐらいなら壊せ 死んでも広めるなよ」 「ロッシを中心に、各国の情報屋と手を組んで かきこんだ情報網だ。 ここら一帯の店を盗聴ができて、張ってれば情勢を知れる。 適当なパソコンで開くな、あとで用意してやるから」 「……大抵誰かの声がする。 俺はそれを頼りに――争いを殺してきた」 都合のいいものではないが、ある程度の情報を頼りに絞れば重役の会話は聞ける。黒だったのか、白だったのか。もうそれさえわかれば詳細など要らない。 火種を見つければ、中身は本職に暴かせることがこの街では可能だ。 平和な世を望んでいるかって? そんな大層な願いを持っているわけじゃない。 もう既に、この魂が争いに魅いられている。 欲しいのだ、血を血で洗う醜い抗争と汚職と、それを裁く馬鹿げた機会が。 俺は早死にするだろう、ファミリーの敵は誰でも殺す。 きっと、死ぬまでネズミを食い荒らすのだ。 「毎日でも殺めないと俺は」 復讐と似通った執着の色、すっかり酔いも冷めた顔は貴方の目を見ていない。 「帰るぞ」 後部座席で目を閉じた男は、また何処かの人間の名を浮かべている。 次に始末するのは、誰にしよう、と。 (-202) 2022/08/10(Wed) 13:08:04 |
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