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【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+17 /* 了解です! 先んじて処理的な話だけ改めてさせていただきます。 まず蘇生については行わせていただきますのでその方向にてご了承下さい。 蘇生の仕方についてなのですが、チラと運営様に確認した時点での話では、 脳から死んだ/死ぬほどの損害が与えられた という情報を消すことによって、 死ぬほどだった(システム上の死)を除去するような形になります。 その上で痛みや傷をそのままにする場合、蘇生(システム上)された瞬間、 痛覚等も生前(システム上)の健常さを取り戻すため、爆痛になるかもしれません。 "普通であれば死に至るほどだった"という事実だけを体と頭が忘れる形になると、 齟齬なく蘇生することができるのかな……と。 うまく説明できている気がしないのでいい感じに解釈していただきつつ、 細々質問がありましたら引き続きお受けいたしますので、お気軽にどうぞ……! (L25) 2022/06/06(Mon) 19:28:26 公開: 2022/06/06(Mon) 19:30:00 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ>>+15 >>+16 伊縫 「……そうか」 釈然としないような、腑に落ちないような。 相容れない溝を挟んで立つような隔絶を感じながら。 これほど近くにあっても、本質的に交わることは、ないのだろう。 薄雲色の一角獣が、目を閉じた乙女を運ぶが如く、過ぎ去ったものへの悲哀だけがある。 「お前は強い。強い人間らしい。 お前のことは何も知らないけれど、きっとそうなんだろうさ」 他者とどんなやり取りがあり、何をうちに秘めているのかさえ知れず。 自分勝手なことばかりを言うのは、果たしてどちらのほうだったろう。 薄靄に隠れた遠くの景色を見るように目を細めて、爛れた顔に指を触れた。 「忘れることは寂しいことじゃない。神から与えられた恩恵だ、慈愛だ。 人は何もかもを頭のうちに収めておくことに耐えられないから、忘れるんだ。 だが、それでも。お前が抱えたままに在るというのなら、僕はそれを奪うことは出来ない。 お前から剥ぎ取るのは、ただ一つだけだ。 お前がそれで、いいっていったんだから」 ひどく、ひどく残念そうな面持ちをしながら。落胆を確かにしながら。 穢れのない生き物の頭は下がり、腹部の傷を押さえる腕をどけて。 人の精神の零れ落ちる隙間に介入するように、赤く開いた傷へと口づけた。 それを貴方が望むのならば。 化学の理解を超えて活性化した力は、人間という生き物を形作る情報へと介入を始める。 辛苦をそのままに、痛事を神経の上に置き去りにして。 ただ、"死"というひとつきりを、脳の中から吸い上げる。 それが、成ったならば。貴方は耐え難い痛みを感じながらも、指先まで血の漲るのを感じるだろう。 細胞は息を吹き返し、危険信号を体中に走らせ。生きている、と、貴方自身に訴えるのだ。 (L26) 2022/06/06(Mon) 19:56:14 公開: 2022/06/06(Mon) 19:30:00 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ>>30 >>31 >>32 深和 叶 貴方がたが逃げ去ろうと決めるまでの短い時間のうち、どれほど足止めが出来たか。 おそらくは叶がそうと決めて深和の腕をとりかけた時、 青年もまた考慮すべき材料が減ることに少しの安堵と、油断があったのだろう。 「っ、糞、」 振り抜いたパイプを引き戻したその隙だ。 獣は横をすり抜け、己よりも深和に腕を振り上げることを優先したのだろう。 追い越されることを止められなかった、それに焦燥を覚えながら。 反転、捻った体は獣を追いかけ、半ば突撃するような形でその背中を追う。 深和の雄叫びに呼応したか、どうか。追うものもそれこそ、獣のように。 青年はその体すべてをぶつけるように、溶け崩れた命の残骸へと、全体重と勢いを乗せた。 青年は尖ったパイプを人獣の心臓に突き刺し、歪んだ切っ先でぐるりと抉った。 果たして血の流れによって動き生きるものであるか、というのは定かではないが、 深々と体を縫い止めたそれは、生死はどうあれ動きを止めるには貢献したと思いたい。 「貴様の相手はっ、僕だ!」 血を浴びて、溶けた肉に体を食い込ませながら。 すんでのところで動きを止められたか、一撃が誰かに当たったかはわからない。 それでも、それ以上は進ませないという意思は確かにあった。 (33) 2022/06/06(Mon) 20:08:33 |
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