情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
柏倉陸玖は、呟いた。「随分趣味の悪い異能でしょう?」 (a23) 2021/11/03(Wed) 18:13:50 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+33 >>c7 神谷 「ありがとうございます。 ええ、大丈夫。俺はその言葉を信じますとも。」 言葉を失う様子を見て、そうだろうな、と思う。 異能戦闘の場でも、この異能の評判は芳しくないもので。 物騒も物騒、趣味の悪い異能。 お上品な使い方をしようとすれば、面白みの無い展開になる。 自分だってそう思うのだから、仕方ない事ではあるけれど。 まあ、それは一度置いておくとして。 柏倉だって、その意地を解さないほど物分りの悪い男ではない。 だから誠意を以て応えよう。 常に身に着けている手袋から、片手をするりと抜き取って。 差し出された手に対して、こちらもその手を差し出した。 それを握るのはあなたの意思。 右手での握手は、敵意が無い事の証明だ。 (45) 2021/11/03(Wed) 18:45:38 |
【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 神谷 恵太だから、仮に今、あなたにどのような傷があったとしても。 柏倉の異能が、あなたに影響を及ぼす事は無い。 そうなってしまわないように細心の注意を払っている。 (-195) 2021/11/03(Wed) 18:46:23 |
柏倉陸玖は、神谷 恵太の握手に応える。 (a25) 2021/11/03(Wed) 18:47:12 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+34 神谷 「ははは。まあ、強ち違わないかもしれません。 俺にとっても、君達は遠いものですよ。」 今はこうして、すぐ近くにあるとしても。 自身の異能を未だ扱いかねているだとか。 詳細な性質がまだ明らかになっていない、という事は。 裏を返せばそれだけ成長の余地があるという事にもなる。 自分は、いつかはあなた達の背を見送る側になるのだと。 柏倉はそう思っている。きっとそれで良いのだろうとも。 「さあ、どうでしょうね? 俺はただ、君が勇気を出した事に応えただけですし。 そもそもの話になりますが。 俺みたいな人間に入れ揚げるような人は願い下げ、です。」 へらっと冗談めかしてそう笑う。 手を解こうとすれば、握った手は呆気無く離れて行った。 柏倉は、元は選手側に立っていた人間だ。 それ故に、その手は存外に硬くて大きなものだっただろう。 (46) 2021/11/03(Wed) 20:08:30 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+39 神谷 「何、と言われましても。」 いつも通り、穏やかで飄々とした態度。 少々食って掛かられた所でそれは変わらない。 何も、歯牙にも掛けていないという事は無いのだけど。 「まあ、こう言っては何ですが。 俺も決して品行方正なだけの人間ではありません。 寧ろさっきのように、立場は最大限利用する方です。」 つい先ほどの事。いつも通りに笑みを浮かべる副会長の姿が 少しだけ恐ろしげに思えたのは、何も間違いではない。 今のあなたは、少しだけそれに相対する勇気が出ただけ。 「その事をどうかお忘れなく、というだけの話ですよ。 人の一側面だけを見てのめり込んでしまうというのは。 少しだけ、気の早い話だとは思いませんか?」 腕でも首根っこでも、掴もうと思えば掴めるのだろうけど。 こちらの距離感は付かず離れずのままだ。 とはいえ、相手は三年生で、あなたは一年生。 そして季節は秋を過ぎ、冬になろうとしている。 こちらの勝ち逃げとなってしまうのは見え透いているのだけど。 (58) 2021/11/03(Wed) 23:36:21 |
【独】 綴り手 柏倉陸玖/* これ振る必要あったらどうしよう? 普通にあの……こう……ねえ?恩人への感情ですよね? 大丈夫ですよね?慢心していいですよね? (-266) 2021/11/03(Wed) 23:38:57 |
柏倉陸玖は、あのクリオネはどうなったのだろう、とふと思った。 (a54) 2021/11/03(Wed) 23:39:50 |
柏倉陸玖は、上手く怒られないようサボるなら目を瞑ります。 (a61) 2021/11/04(Thu) 0:07:42 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖時刻は昼下がりを過ぎて。 いつものように、投げ掛けられた生徒の声に応じる。 そんないつも通りの道すがら。 ──今朝の放送、変じゃなかったですか? 「ああ、恐らくは機材の不調でしょうかね。 放送部からの要望も、検討し直すべきかもしれません」 ──放送室で何かあったみたいですけど…。 「いえ、特別何かがあったとは聞いておりませんよ。 その事は風紀委員が対応にあたっていたようですから。 そちらから、特に連絡が無いという事は きっと大きな問題は無かったのでしょう。」 柏倉陸玖の両親は、異能の研究を手掛けている。 少々耳聡い生徒であれば、そんな噂を聞く事もあるだろう。 だから異能に関する相談にも自ら応じるのだと。 そして、良くも悪くも。 だからこそ、生徒会副会長なのだろう、とも。 (83) 2021/11/04(Thu) 19:21:46 |
柏倉陸玖は、窓の外を見ている。 (a93) 2021/11/04(Thu) 20:11:44 |
柏倉陸玖は、いつも遠くを眺めている。 (a94) 2021/11/04(Thu) 20:12:33 |
【置】 綴り手 柏倉陸玖いつも遠く及ばないものを眺めている。 生まれ持ったものも、それ以外も。 決して比べるようなものではないとわかっていても。 仮に全ては平等で、誰にも何も差が無いのだとしたら。 そうなればきっと、自身と他者を隔てる境界線も無い。 であれば、見ないふりをするのも、きっと違う。 いつも遠い誰かの背中を眺めている。 今は近くにあるものも、いつか必ずそうなるのだと。 自分はそれでいいのだと思っていた。 (L4) 2021/11/04(Thu) 20:45:15 公開: 2021/11/04(Thu) 20:55:00 |
柏倉陸玖は、これからは、それも改めなければならないのだろうな、と思う。 (a95) 2021/11/04(Thu) 20:47:36 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新