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【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「………………」 咲花には他人をじっと観察する癖がある。 長い前髪で目元が隠れて、目線を誤魔化すには丁度いい。 一緒にコーヒーを飲む二人の挙動を見つめていた、それだけのつもりだった。 気付いてしまった、覚えてしまった違和感。 その場で触れることはしないけれど、疑問と興味は少女の中で膨らんでいく。 知りたい、その正体を。 欲求が抑えきれなくなり、その日の晩─── 「水銀さん。ちょっといいかしら」 あなたが一人でいるタイミングを見計らって、声をかけた。 (-365) 2022/01/29(Sat) 17:03:30 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜じっ……と、その翡翠の瞳を正視しながら歩み寄る。 お互いの息が掛かるほどの距離まで近付いても感じない息遣い。 そして喋り方の違和感……これだけ揃えば、確信を持って問い質すことができる。 「───あなた、どうして呼吸をしていないの?」 アメジスト 長い前髪の隙間から、紫水晶の瞳があなたを射抜いた。 (-374) 2022/01/29(Sat) 17:36:50 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「私は『占い師』、『狼』じゃないわ。 ただ、観ていて気になったから訊いてみただけ。 その反応を見るに、思い違いではなかったようね」 ほら、と自分に配られた役職カードを見せる。 こんな紙切れ一枚で安心できるとも思わないけれど。 知ってどうしようという気は一切なかった。 「他の誰にも言っていないし、話すつもりもないわ。 たぶん、あの場にいた戸森さんも気付いてないんじゃあないかしら。 他に気付いた事と言えば……熱さに鈍感なのかしら、という事くらい」 かと思えば寒がりな様子もあり、疑問に思っていた。 (-395) 2022/01/29(Sat) 19:14:17 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「水銀さん、あなた……」 前髪の下の瞳が僅かに見開かれる。 何もかも、まるで精巧な作り物のような少女の身体。 その手触りを確かめるように、頬へと手を伸ばした。 あなたはこれを払いのけてもいい。 (-416) 2022/01/29(Sat) 20:58:07 |
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