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![]() | 【独】 厨房担当 マシロ/* 瑞野さんメモへ むしろ大咲の方が推しカプ(なお複数存在する)の当て馬になりたいです ガンガンいこうぜのおせおせ高野さんの嫉妬心に火をつけたらどうなるかみたい(欲望の塊) (-83) 2023/03/10(Fri) 9:08:20 |
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![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 荒れていた頃の話は、特段面白いものでもない。>>+132 少し夜遅くまで行き場所も居場所もない者同士、 友人たちと他愛ない話を交わしていただけだ。 そんな誰かと過ごす夜も特に心震わせるなにかもなく、 ただ、ぼんやり生きているなあ、と思う程度の。 好意を寄せられたことがない、……と嘘は言えまい。 が、当時は「友達として好きだよ」だとか。 店員になってからは、お客様、と敢えて呼んだりとか そんな手段で回避してきた。 だから彼の内心の心配事は無用だったりするのだけれども 例えそれを知っても大咲は 彼が抱えてくれる独占欲に、擽ったそうに笑うだけだ。 ] (+166) 2023/03/10(Fri) 20:03:02 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 誕生日を祝うという習慣がない大咲でも、 これから先、彼の誕生日は忘れまい。>>+133 うさぎの穴で「ハッピーバースデー」もしっかり覚えた。 祝うなら。せっかくなら、二人きりがいい。 "特別な人"に祝われる未来は薄らとしか想像出来ないけど きっと泣きたいくらい素敵な日になるのだろう。 好きなものが少しずつ増えていく。 してみたいこと、知りたいこともそれ以上に溢れて 両腕だけじゃ抱えきれないかもしれない。 始まりたての今でさえ、そんな風に考えてしまって ──でも、生まれて初めて 誰かとの未来を考えるのが楽しくて、胸がきゅ、となる。 これが 恋 なんだなぁっていつかの日、投げられた問いへの答えを 大咲はようやく得られたような気がした。 ] (+167) 2023/03/10(Fri) 20:03:08 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 飛び込んだ先で零した拙い話を>>+134 彼は抱き締める腕に力を込めながら、ただ聞いてくれた。 そうして紡がれた「応援してる」という言葉へ うん、と確かに頷いて返す。 速崎を理解出来ていなかったなら、また知り直したい。 あの日どうして自分まで傷付いたのか。 きっとそれは、何てことはない出勤途中の雑談の最中 彼の親へ抱いた想いが大咲の本心だったからだ。>>1:104 お金が無くても子供がお腹を空かせることがないように、 そうやって大事にされてきたことを、知っていたから。 自分の目には些か眩しい、素敵な家族。 内心抱いた親への共感と 彼への羨望。 「かわいそう」が、羨ましがった自分への刃に聞こえて ] (+168) 2023/03/10(Fri) 20:03:12 |
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![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 無防備に見えるのならそれはきっと 向ける相手が貴方だからなのでは、ないだろうか。 二人して同じ角度に首を傾いでいることへ気付けば お揃いですね、と囁くように、仕草を示し。 それから── ケトルのお湯よりも先に熱くなった体温に 「不意打ち成功」とばかり、わらって ] 約束、しましたからね。 [ 夜綿さん。 ──と、もう一度、形を得るように名前を呼び。 ] (+171) 2023/03/10(Fri) 20:03:43 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ手、繋いでてくれるんですか? うれしい。 [ 断られる想定をしていないのに敢えて問いかけるのは、 ちょっとだけ狡かったかもしれないけれど。 目論見通り返ってきた了承へ、はにかんで。 それから、それから。 二人で食べた瑞野の杏仁マンゴータルトは美味しくて、 タルト生地はフィエのだな、と気付いたり。 艶を与えるナパージュがフルーツを傷めていないから そんな情報だけで、瑞野の掛けた手間が伝わってくる。 食べ終えれば、お風呂と──彼の服を貸してもらった。 薄付きのメイクを落とし、スキンケアと髪を乾かし終え 不意に はた 、と気付いたのは ] (+172) 2023/03/10(Fri) 20:03:53 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 約20cmの身長差、平均より華奢な骨格の大咲。 普段好んでいるだぼついた袖も今だけは気恥ずかしく、 何食わぬ顔でお風呂を借りた礼を言おうとしたのに いざ対面した時の大咲は、 風呂上がりとは言い訳出来ない顔の赤さ。 ] …………ぁ、あの、…… まだあります、か。 ……したごころ…… [ 声は紡ぐにつれか細くなっていく。 いやでは、ない。こわいとも思わない。 ほんとに自分と「そういうコト」がしたいと考えているのか 窺うようにちら、と見上げて。 ] (+174) 2023/03/10(Fri) 20:04:16 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ……その。 なんだろう、えっと、…夜綿さんになら わたし 別に、どんなことされても、いいんですけど。 [ 寧ろそんな欲を抱くくらい好きでいてくれているなら、 うれしいとも、思うのだけど。 せっかくなら 最高に可愛い自分でデートして その思い出のまま、とかは、贅沢でしょうか。 そんな風に言葉を途切れ途切れ、続けてから。 ] (+175) 2023/03/10(Fri) 20:04:25 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 近寄って、くい、と控え目に彼の指先を引いた。 乾かしたばかりの髪がさらりと肩から流れて 微かにシャンプーの甘いにおいがする。 ] …… "すこしだけ"、は、だめですか。 [ キスしたいですと、明け透けに言えない代わり。 リップが落ちてもなお薄桃に色付くくちびるを、 そ と貴方へ指し示したけれど。 ……果たして、結果は。* ] (+176) 2023/03/10(Fri) 20:07:52 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 ![]() (c22) 2023/03/10(Fri) 20:09:43 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ ― そして、朝 ― [ 仕事柄、朝には強い──つもりだったのだけれども。 急遽の休日出勤や速崎への蟠りへの疲労ゆえか それとも好きな人と手を繋いで眠ることへの、安心感か。 今日も夜シフトだということもあって 結論を言えば、大咲は盛大に体内時計が狂っていた。 起こしてくれる声がする。>>+152 夢心地の中──というか実際に夢だと思い込みながら 寝ぼけた顔でのんびりと起き上がった。 ] ……ん、む……? [ 無意識に繋いで寝たはずの手の温もりを探し、 数瞬だけ指先を彷徨わせ。 あれ、私今起こされた? と思い至った瞬間 大咲の意識はすぐさま覚醒した。 ] (+183) 2023/03/10(Fri) 21:01:54 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ── … お、はよ、ございます ぇと もう起きます……。 [ お願いしてお泊りしたことは覚えている。 だから思わず声に滲んだ戸惑いは、この状況にではなく 誰かが一緒にいる朝の慣れなさへ。 顔を洗い、まだ眠りたいと訴える頭も起こし 朝食が並べられたテーブルを見ては、ぽかん、と。 ] …………作ってくれたんですか? 私のために、……一緒に食べるために……? [ 結んだ約束がまたひとつ、叶えられていく。 朝起きた時、ひとりじゃなくて。 昨日作ったままの状態で残されたご飯ではない、 特別な人が、自分の為に用意してくれた、温かいご飯。 ] (+184) 2023/03/10(Fri) 21:02:13 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロはじめて、です 朝起きた時ひとりじゃないのも、朝ごはんがあるのも 一緒に食べてくれる人がいるのも。 ……それが、夜綿さんで、うれしい……。 ありがとうございます、夜綿さん。 [ 気付けば目元が熱くなって、頬が濡れていた。 揃いではない食器が何故か逆に愛おしく映って そこからは少しだけ、泣き止むのを待ってもらう時間。 彼の家、彼のスウェット、彼が作ってくれたご飯。 程無くして泣き止んだ大咲は照れたようにはにかみ いただきます、と一緒に手を合わせた。 ] (+185) 2023/03/10(Fri) 21:02:25 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ─────── …おいしい、 [ いつもの、静寂で空虚な味ではない。 玉ねぎと新じゃがという素材に、春、を感じたり。 ……それに、いつか聞いた速崎の スターゲイジーパイ伝説が頭を過るお味噌汁。 敏い彼にはきっと何かしら悟られている、と分かっては けれど"料理"で示すことへの心遣いも理解っている。 ふわふわの、真っ白な卵白も用意されているとなれば。 ──導かれた脳内での答えに、また滲みかけた涙を さっぱりとした味付けのきゅうりを噛んで、 どうにか泣かないよう努め また「おいしい」と咲った ] (+186) 2023/03/10(Fri) 21:02:45 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ 彼のように豊富な語彙も、表現する言葉もない。 何せ自分の感じていたことさえ碌に形作れない体たらくだ。 代わりに、彼の想いとこころと温もり 全てを受け取るように、愛おしさを声音に込めて。 今日の更新されたSNSのことは知らずとも>>+153 目に見える今が、大咲にとっての全てだ。 ] ……好きな人がいて、美味しいご飯を作ってくれて。 なんか、そんなの一度経験しちゃったら、 帰りたくなくなっちゃいそうです。 [ なんて。 でも、いつか、帰る場所が同じになればいいだとか。 そんな話は気が早いと思われてしまうでしょうか。 ] (+187) 2023/03/10(Fri) 21:02:54 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ けれども今日は夜からシフトがあるし、 フリーのライターとはいえ彼にも納期やらがあるのでは? 突然我儘で泊まらせて貰ったのもあって あんまり長居するのも気が引けた。 ] 夜綿さん、あの 一着だけ……スウェットとか、貸してくれませんか。 家で、ひとりで寂しくなった時とかに ……夜綿さんを感じられたら、いいな、とか…… その あの 思っちゃった、というか…… [ もちろん、余裕があればで良いんですけど!! ……そんな必死の補足は 照れ隠しなのは、多分、もうきっとバレてしまうかも。* ] (+188) 2023/03/10(Fri) 21:07:34 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ ― ところでうさぎのじゃれ合いは続く ― [ アリスブルーの新人うさぎと事故物件(疑惑)の話は横目。 すみません白状します、混ぜてほしかったです。 だって私、そんな風に言われたことないもん! とは、問われない限り出て来ない本音だが。>>+75 時折スタッフ同士で飲みに行くことも、 グループチャットで会話することもあった三年間の中。 茶化さず、素直に心情を吐露したのは そういえばこれが初めてのような気がした。 数度瞬いて自分を見つめる瑞野に返す視線は、 完全に兄を取られた妹気分の拗ねた色。 じきにその対象はひとり増えることになる。 ] (+197) 2023/03/10(Fri) 21:24:27 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 ![]() (c24) 2023/03/10(Fri) 21:29:12 |
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![]() | 【墓】 厨房担当 マシロやだ、……って言ったら、どうします? [ 少し遠くに、まだ終電を迎えていない電車が走る音>>+189 帰れない時間ではないことを今更実感したけれど その時はまだ お泊りへの情緒は中学生より下だった。 だからかもしれない。 早鐘を打つ心臓に気付いていながら、 差し出されたお願いへ、そんな意地悪を言えたのは。 杏仁マンゴータルトの味もしっかり記憶でき、 お風呂を上がるまでは至って普通の顔で過ごしていたが。 恋と女心というものを知れても、 彼の理性を己が危ぶませていることは分からなかった。 何せこちらは初恋で、初めてのお付き合いなので。 ] (+214) 2023/03/10(Fri) 22:43:01 |
![]() | 【墓】 厨房担当 マシロ[ でも、彼からの言葉は、きちんと聞き続けた。>>+191>>+192 いやじゃない。こわくもない。 そういうコトを、したくないってわけでも、ない。 自分から据え膳のお皿へ乗っかりに行ったようなものなのに 彼は肝心なところで鈍感な自分の、 我儘を「嬉しい」と言ってくれる。 他の誰でもない、"大咲真白"を幸せにしたいから、と。 ] ……ううん。私の方こそ、ありがとうございます。 その……全然、気付いてなくて 本当に脈無しだと思ってた分、夜綿さんが 私をそう見てくれる実感がなかった、と、いうか…… [ 寧ろ、恋にケリをつけるくらいの気持ちだったから。 うさぎのクッキーを「美味しい」とさえ言って貰えれば この恋が結ばれなくても、前を向いて生きていけるって。 いつの間にか心に住んでいた、特別な人 ──ああ、恋ってほんとうに私をばかにするのかも。 ] (+216) 2023/03/10(Fri) 22:43:32 |
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