【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生[ 距離を置くべき、と 俺の中の理性が、警鐘を鳴らす 遠い昔に、勉強を教えてもらっていた 懐かしい兄弟のやり取りを思い起こさせる声色で 紡がれる言葉は、不健全な内容だ] まッ…… [ マジで、言ってる? そう続けようとして、重ねられた手が 手のひらに感じる鼓動の速さが、 それが、嘘ではないと告げていた――] (-86) 2021/07/03(Sat) 18:27:30 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生―― 嫌い、じゃ、ねーし [ 嫌われようと思っていただけだ 嫌っていると思っても仕方がない行動をしていた だから、訂正する言葉は小さく、ぼそりと じりじりと、焦げそうなほどの視線を感じながら 真正面から受ける勇気がなくて、視線は逸らしたまま 落とされる言葉の一つ一つに、耳を傾けていた その言葉は、ずっと求めていたもので その言葉は、ずっと否定しつづけていたもので] (-87) 2021/07/03(Sat) 18:27:32 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生ほんと、ばか……じゃ、ねーの 弟に、そんなこと言うなんて、さ [ 額に触れる固い感触 同時に、より近くに感じる兄貴の気配に 心臓が痛いくらいに、高鳴った 反射的に、気恥ずかしさを誤魔化すために また、小生意気な言葉が口か出てしまったが 嬉しさと、後ろめたさが綯交ぜになって いろんな感情が、せめぎ合うが、 最後は、もう理性じゃなくて―― 欲望をとった ふぅと、軽く息を吐く] (-88) 2021/07/03(Sat) 18:27:35 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生しょーがねーな 俺のこと大好きすぎる兄貴を、もらってやるよ [ へへ、と悪戯っ子のような無邪気な笑みを浮かべれば 次の瞬間には、こちらを窺う瞳を、 熱を帯びた瞳で見つめ返せば、少しだけ背伸びをして こちらから唇を重ねた。啄むように一瞬だけ――] (-89) 2021/07/03(Sat) 18:27:37 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生…… とりあえず、立ち話も疲れるし あっち、いかね? [ あと、心臓がそろそろ限界だ というのは、さすがに口には出さない ソファの方を視線で、示して、 もぞもぞと、腕の中で身動ぎすれば、 解放してくれただろうか**] (-90) 2021/07/03(Sat) 18:27:38 |
【独】 木峰 海斗/* 確実にころしにくるじゃん! 兄貴、可愛いな、もらってやるよー 既にツンツンの壁が崩壊している まぁ、もともと甘え予定だったし? (-91) 2021/07/03(Sat) 18:39:56 |
【独】 木峰 海斗/* なるほど、スタンリーさんは富裕層? エリートだもんな 三日月ウサギくんは、全部肩書きに名前入ってるから きっとどこかで本名が判明するんだろ? と勝手に楽しみにしていよう (-96) 2021/07/03(Sat) 19:26:29 |
【独】 木峰 海斗/* ラブリーナイトは、趣味に忠実にした結果 どっちも薔薇になったが、いつか女の子もやってみたい気もする シリーズかするなら……いつか。 (-105) 2021/07/03(Sat) 22:26:44 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生[ 不意打ちに、一瞬、啄む それだけのつもりだったけれど、 放そうとした唇を追いかけられて、 何度も、繰り返し啄まれる その度、小さく息を飲む 気を抜くと、甘えた鼻に抜けるような声が出そうで キスの仕方なんて、良く知らない あるのはネットの海で見た光景や ドラマのワンシーンで交わされるもの 時折、ふざけて頬にされるような 子どもの戯れみたいなものばかり でも、それを悟られたくなくて、 こちらからも、真似するように啄んで 最後にちゅ、と可愛らしいリップ音が響く ―― 唇を、食まれた なるほど、そういうキスもあるのか などと、思っている余裕はなかったのだけど] (-144) 2021/07/04(Sun) 8:20:41 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生 そーそー、せっかくなん、……ッ、わ おい、ちょッ、なッ…… [ よし、これで一度、心を落ち着ける そんな俺の目論見は、見事に外れて 流れるような手つきで、この兄は俺を抱き上げた しかも―― お姫様抱っこで、 やめろ、と暴れようとしたが、 先回りするように、落とすぞ、と笑われれば チッと、小さく拗ねたように舌打ちをして] (-145) 2021/07/04(Sun) 8:20:43 |
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