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【秘】 流転 タマオ → 被虐 メイジ 何処かの廊下。ころん、あなたの足は何かを蹴って転がした。大きなびぃ玉よりも一回り二回り大きな球体が、ぽつぽつと赤い跡を床につけてゆき、そして見えなくなった。 ──それは、人間の眼球だった。 ほんの一瞬だけ視界に入った翡翠は、血に濡れてなお現実離れした鮮やかさを保っていた。誰のものかはすぐに思い当たるだろう。 何処を探しても翡翠を閉じ込めたそれは見つからない。血の跡も気付けば綺麗さっぱりなくなっていた。怪奇現象に遇ったか、狐に化かされでもしたかのようだ。 (-163) 2021/07/03(Sat) 22:51:08 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「……アキラって頼りになるんだね……ありがとう」 苦しい時お見舞いに来てくれたり、励ましてくれたりするのだろうか。 友達が自分を想って声をかけてくれる……きっとそれだけで気持ちが落ち着くに違いない。 「初めてできた友達が、アキラでよかった」 ニコリとほほ笑んで、握り返した。 「わかった……薬飲まないとゆっくりできないしね」 手を放して頷くと踵を返して 「セナハラさんのところいってくる。またあとでね」 ひらりと手を振って別れた。 (-172) 2021/07/03(Sat) 23:40:09 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「……メイジくん、丁度良かった」 手術室から出て、調剤室から睡眠薬を持ち出した帰り道。 手術室に向かっているであろう貴方を呼び止めた。 「今、ニエカワくんがいます。これを飲ませてください。 僕はもう少し強めの麻酔を持って来てから向かいます」 小さな包みに入った粉薬だった。 麻酔を打つにしても突然注射をさせてくれる人間はいない。 下準備ということらしい。 (-178) 2021/07/04(Sun) 0:27:08 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラぼんやりと廊下を歩いていたメイジは、はっと顔を上げた。 先ほどよりやや悪い顔色は、時間のせいか、場所のせいか。 言われるがまま、小さな包みを受け取った。 「……うん、わかった」 淡々とそれだけ返信をして、あなたの横を通り過ぎた。 (-189) 2021/07/04(Sun) 1:59:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ──メイジは、手術室にいるあなたの元へやってくる。 雨と風の音にかき消されるくらい、静かな足取りで。 先ほど別れてから、割かし時間が経っている。 上がった熱は大丈夫だろうか。 "友達"は今どんな表情をしていて どんな気持ちでいるのだろうか。 「リョウ」 あなたの姿を認めれば、どういう状態であれ つとめて、いつもの調子で声を掛ける。 けれど、少しその声に緊張が混じっていた。 (-195) 2021/07/04(Sun) 3:04:40 |
【秘】 被虐 メイジ → 流転 タマオ確かに、何かを蹴った気配がした。 まあるくて、ころころと転がっていったのも見た。 綺麗な翡翠色に、赤い染みがちらついた。 「…………………」 メイジは思わず見えている片目をこする。 自分の眼が落ちていったわけではないし ついにこっちの目もおかしくなったのかと思った。 「今の、なに?」 なぜ見えたのか、消えたのか、どうして、 さまざまな疑問が込められた問い。 きっと、その問いに答えてくれる者はいないのだろう。 そこにいたとしても、メイジには見えない、聞こえない。 (-198) 2021/07/04(Sun) 3:28:43 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ少年は手術台の前に置かれた椅子に座っていたが、ぐったりとした様子で背もたれに身を預けている。 あらかじめ病気の事を聞いていた貴方なら、熱が上がっていることと、胸を押さえていることから心臓に何か異常を感じていることぐらいはわかるかもしれない。 「……っはぁ……、は…ぁ………アキラ……?」 心音の速さに合わせるように呼吸が荒い。 しかし貴方に名を呼ばれれば僅かに顔を傾けてそちらを見ようとする。 (-199) 2021/07/04(Sun) 3:32:17 |
メイジは、ついに、幻覚でも見え始めたかと思った。 (a17) 2021/07/04(Sun) 3:35:54 |
【独】 被虐 メイジタマオさん、大人+警官だからという理由で(殺人したばっかだから……) タオルも受け取らず全く話さなかった侍になっちゃった どうやって死んだの? 実はもう死んでるパーティーン!? (-201) 2021/07/04(Sun) 3:46:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワあなたの様子がおかしい事に今しがた気づいたように はっとして、駆け寄り、目の前にしゃがみこむ。 揺れる緑の眼が、覗き込んだ。 「…………リョウ、……苦しいの?」 そんなもの、見ればわかるというのに、思わず、問う。 これからあなたを殺すというのに、心配をしている。 頬に手を伸ばして、その体温を確かめるように触れた。 セナハラから飲ませてほしいと頼まれた睡眠薬が 果たしてこの状態で効くのだろうかと 知識のないメイジは思考を巡らせた。 (-206) 2021/07/04(Sun) 4:19:17 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「"一時的"におおよそ、"すべて"です」 あなたに告げた効果は、満足してもらえただろうか。 冗談を言っているような表情でも、声色では無かった。 万能薬とはいわず、一時的というものが酷く引っかかる。 (-207) 2021/07/04(Sun) 5:00:20 |
【独】 被虐 メイジところでニエカワくん殺さなくても死にそうなんやけど セナハラなんかした? 干しアユミさんですよした? いや、オレが苦しい時助けてあげるってロールしたから 苦しむロールしてくれてんのかも……さすがことりかも…… (-212) 2021/07/04(Sun) 5:29:05 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「あるんですよ」 そう言いながら二人で廊下を歩き。空き病室へ。 扉を閉めて、電灯がつくのかわからないが部屋に灯りを灯せば、 鞄の中身からお茶の缶詰のような物を取り出した。 「正しい効能をお伝えします。 私は医者でも無ければ、専門家でもありませんので ……商品として確認されている事柄のみしかお伝えすることしか出来ませんが」 お約束をしてください。 「お医者さまの方々にはどうか知らせないでくださいね」 そんな前置きを置いた。 (-213) 2021/07/04(Sun) 5:48:21 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「身体の痛みやだるさが軽減される薬のようです。 服用直後、正気を一時的に失うことになります。 正気を失うという効果にいくらか症例があります。 快楽を得る方も、心地よい眠気におそわれて そのまま意識を落とす方もいます。 振れ幅の大きなある"薬"ですね。 成分的に症状が治るとされています。 ですが長続きしないらしく、完治するまで定期的に接種をしなければならないでしょう」 男が取り出すのは、ちまたでいう【阿片】だった。 もっともそれを田舎の少年が知っていると思わない。 それを使うことが正しいか正しくないか、"治療"であるかなんて考えていない。 一時の気の楽を与える薬として適している事を男は知っていただけだ。 (-214) 2021/07/04(Sun) 5:50:17 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「う、ん……苦し………」 体温が高いからか、頬に触れた手が冷たい。 その心地よさと、友達が心配してくれてることがうれしくて、苦しいながらも僅かに表情が和らぐ。 「ありがと……でも、……大丈、夫……薬、飲めば……」 自分が苦しい時、何とかするといった言葉を守ってくれた彼に礼を述べた。 「はぁ………はぁ……」 荒い呼吸を繰り返し、ぼんやりと貴方の瞳を見つめるた。 体調が悪化しているが、こんな風になったことは初めてではない。 むしろ、夜にはよくこんな風に体調を崩していた。 そんな時はセナハラさんか先生が薬を持ってきてくれて、それで…… 「……セナハラ、さん……は……?」 薬を取りに行くといってここを去ったまま帰ってこない。 早く帰ってきてくれるといいのだが (-222) 2021/07/04(Sun) 11:16:15 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……………」 「…………………ああ、」 ふいに、手が離れた。 メイジは、おもむろに小さな包みを取り出す。 中身は、粉薬。あなたにはいつもの薬に見えるのだろうか。 「さっき、セナさんとすれ違って…… これ、飲ませてくれ……って、頼まれてたんだ」 ところどころ、言葉が、詰まる。 「きっと、これを飲めば──」 声が、震える。 「苦しくなくなるよ」 つとめて、優しい友達を演じる。 「飲める?」と薬を差し出す。中身は、睡眠薬だ。 飲めないと言っても、きっと、飲ませる。 メイジは、もう後には引けなかった。 (-225) 2021/07/04(Sun) 12:37:11 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「そう、なんだ……」 いつもなら直接手渡してくれるのに、やはり忙しいのだろうか。 背もたれに預けていた体をゆっくりと起こす。 「………ありがとう、アキラ……」 友達の貴方を信用しきっているので疑いもせずに薬を受け取った。 ふらふらしながらもゆっくりと包みを開けて慣れた様子で口の中へ。 セナハラさんがおいて行ってくれた白湯を手に取り薬を飲み込んだ。 「ふう……、……」 息をついて、再び背もたれに体重を預けた。 きっとこれで、ましになってくるはず。 「なんか……ごめん。……みんな忙しそう、なのに……俺……」 本当は自分も、食料を探したりして手助けをしたいというのに、役立たずの体は自分の意思に反して人に迷惑をかけるばかり。 (-227) 2021/07/04(Sun) 13:08:00 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワあなたが薬を飲み終わるまで、真っすぐ見つめていた。 伸ばしかけた手に、密かに拳をつくる。 ごめんと謝るあなたに、ぶんぶんと首を横に振る。 「君は何も悪くないよ」 ここに悪がいるとするならきっと、自分だ。 「だから、謝らなくていいんだ」 薬が効くまでまだ時間はある。 その間に何が話せるだろうか。 「なんか、楽しい話しよっか。 一緒にトーキョー言ったら何するかとか!」 メイジは、笑った。 (-229) 2021/07/04(Sun) 14:15:35 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロク灯りをともしても、部屋は薄暗い気がした。 ぴょんと病室のベッドの上に乗り、膝を抱える。 ぼんやりと照らされた缶詰を首を傾げて眺めた。 「……お医者さまに話しちゃだめな薬って あぶない薬なんじゃないの?」 その言葉は、知恵があるから出たものではなかった。 メイジは田舎で生まれ育ったが、数年、都会に出ている。 しかし稼ぐことに忙しくて、他人よりは知らないことが多い。 その効能を、メイジは黙って聞いていた。 どうやら、万能薬でも、妖しい術でも どちらでもないことは、理解ができた。 「ああ、でも。それずっと飲んでたら どんなに苦しいことがあっても辛くても 大丈夫になれるってことだよね」 いいかもね、と。薄く笑う。 「おじさんってそういうのたくさん売ってるの?」 (-230) 2021/07/04(Sun) 14:40:18 |
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