【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [熱狂冷めやらぬバーに佇む女は、 足音と声に、我にかえったようにして男を視界に捉え。 この積み上げられた金貨でも足りぬという貴方に、 私は一礼をしたあと、真っ直ぐに黄昏で見つめて] ……次を、望んで宜しいのですか。 なら、私は、もっと奏でたい。 私の音は。もっと高みに昇れる。 [その道の一片を、見せてくれたのはあなた。] (230) 2022/11/22(Tue) 23:51:31 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[頬を、髪を撫でる指は、幻ではない その事に、私の中の女が餓えを訴えてやみません。 ああ、それが。 あなたの指が、舌が、その熱が。 あの続きを求めてしまうのは、はしたなくあるでしょうか。 いいえ、それをはしたないではなく あなたなら。喰らいたい欲すらも 私の糧とするを喜んでくださるでしょう? だから] 私をもとめて下さるのなら。 貴方の元でもっと。私を高めさせて。 [囁きには諾を。欲に濡れた目とともに。 貴方も餓えを感じてくださるでしょうか。 私の美に、対して] (-132) 2022/11/22(Tue) 23:51:50 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン……訊ねるのは、フェスの時間でも宜しいのですか? [貴方のまだ見ぬ美を探し求めるための時間でも。 私に、頂けますかと。強欲に。*] (-134) 2022/11/22(Tue) 23:56:03 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a51) 2022/11/23(Wed) 0:07:03 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a52) 2022/11/23(Wed) 0:08:55 |
【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [女は、待っている。の一言を残して去り行く男を見つめる 腕の中に持っている、使い古したリュートは普段よりも重く そして一等腕に馴染むような心地を覚え。 その男の背がバーの扉を開き、外へと消えるまで 見送って、いた**] (245) 2022/11/23(Wed) 7:09:56 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[決して満たされぬ欲は、自覚してよりこの身を苛む 其れすら心地よく感じるのは、貴方もそうなのであろうか 男が去ってから。 戯れのように、いえ、惜しむように指でなぞられた 己の唇に、己の指で、触れる。 ―――自分のものより大きく、太く、熱く。 演奏中触れられた熱、そのものの。] ……ああ、 [疼いて、止まぬ。とばかりに零れた吐息は甘やかなもので 己が内に芽生えた”雌”のものであることは、自覚していた*] (-143) 2022/11/23(Wed) 7:10:35 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a56) 2022/11/23(Wed) 7:12:22 |
【人】 奏者 イルムヒルト[「passione」での演奏を終え、 一先ず報酬の金貨はマスターへと預けて。 女はリュートと魚の絵を抱え、 中央広場の端の店より中央へと足を、進めていた。 金貨をマスターへ預けたのは至極簡単な事。 若い女が大金を所持していれば、 直ぐにならず者に目をつけられる。 与えられた名刺はあるものの、それを悪戯に見せるというのは 己の「美」を追求すること以外に使うということ。 それは女の矜持に反していた。故の判断であった。] ……。 中央は何やら騒がしい。 どうやら、何か演目>>203があったのだろう。 其方から流れてくる人らは皆一様に楽しそうな顔をしている。 其れを見遣る女の顔は優れない。 先の演奏の余韻に浸りながらも同時。乾く様な飢えを覚え。 それを消化するのには今暫くの時が必要なためであった。 花壇の煉瓦に腰を下ろし、暫し休息をと目を閉じて。 未だ燻るものを抑えるように。*] (293) 2022/11/23(Wed) 19:05:42 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a67) 2022/11/23(Wed) 19:14:02 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場で>>294 ― ……貴方は、何時も。 いつの間にか傍にいらっしゃるの、ですね。 [隣からの声にフードを被った顔を上げ、声の主を見る。 彼はあの日にバーにて歌を披露した時と変わらず。 ただ、彼という存在そのものが其処に、在った。 弾いてみれば良い、と彼は言う。 あの日披露した歌ではなく、拙くもどこか楽しそうなステップを踏んで 同時に、派手にしりもちをつきながらも その姿は楽しそうに、女には映る。 彼女ほど――リリーの、ことだろうと女は思う。 軽やかなそれはどこか、彼女のステップに似ていた。] それでも、とても楽しそうに踊っているわ。 自分の持てるものでは、ないのに。 ああでも、とてもそれは良い美しさ。 ――迷い、と、いうのかしら。 飢えてしまうの、加速して、止まなくて。 でも、貴方の魅せるものを見たら。また、 奏でてしまいたく。なる。 [その刺激をも取り込んでしまいたいとばかりに。と 女は黄昏を彼へと向けて――] (303) 2022/11/23(Wed) 19:44:33 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a69) 2022/11/23(Wed) 20:21:22 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場で、怪人と>>314>>315 ― [飢えて、うえて。そのまま情動に任せて狂おしい程に 掻き鳴らしてしまいたい衝動を孕みながら、 平静のように曲目を受け付ける、というた女の内面も この怪人は見通していたのであろうか。 ――願われた曲は、まるで未だ殻で眠っている雛の頃 星の娘と語らった時のような歌。 或いは。語らいの中でこの怪人のことを話題に出した時の 2人だけのテーブルでの内緒話の、ような。] ――……。 [ぽろん、と リュートが掻き鳴らす弦は。 官能的で、華さえあるようなものではなく。 その時は凪いで、されど深く、広く。 もうすぐ夜になるこの世界を遍く降り注ぐ星の光を 映したように、柔らかな音。 ―――星へと捧げる歌 星を見る人々への、歌。 貴方は何処までも、軽やかに歌っている。] (319) 2022/11/23(Wed) 21:18:56 |
【人】 奏者 イルムヒルト[悪かった顔色は、少しだけ赤みが戻り 狂おしい程の情動は少しだけ鳴りを潜めて 音に混ざっていた僅かな艶も、どこか母が子を慈しむような 静かであれど家路を思い描くようなものへ変わる。 これもまた、私が触れる。貴方の”美”なのでしょうか。 ただ、燃え上がらせるのではない、 眠らせ穏やかにさせるもの。] (320) 2022/11/23(Wed) 21:19:17 |
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